登録日:2011/09/15(木) 02:13:47
更新日:2023/03/05 Sun 17:55:02
所要時間:約 4 分で読めます
砂漠の惑星ロザ。その住人であるジェスターが主人公。
ひょんなことから宇宙海賊ドルゲンゴアの仲間となり、財宝求めて宇宙をさ迷う旅に付き合うことになってしまったジェスター。
ジェスターの明日はどっちだ。
宇宙をまたにかける海賊達の大航海ロマン……と思っていたのか?
実際は大後悔ロマン(笑)である。詳細は後述。
ジェスター・ローグ(CV:玉木宏)
砂漠の惑星ロザに住む17歳の青年。宇宙を旅することに憧れており、妄想の日々を生きている。
キサラ(CV:上戸彩)
宇宙海賊ドルゲンゴアの娘。
ヘソ出しルックでさばさばした性格。
サイモン・ワッカード(CV:小野坂昌也)
ドルゲンゴアの手下。人間。
とある事故により人に見せられない姿になり、宇宙服とマスクがかかせなくなったとか。
スティーブ(CV:梅津秀行)
ドルゲンゴアの手下。ロボット。
常に丁寧語の真面目キャラ。アトムっぽい。
ゼグラム(CV:山路和弘)
ドルゲンゴアの仲間。眼帯。
チョイ悪オヤジである。
ルルカ・ライザ(CV:井上喜久子(17歳))
密林の惑星ジュライカ出身のアマゾネス。
露出が高い。あとおっぱい。
ドルゲンゴア(CV:飯塚昭三)
宇宙海賊。ドルゲンアーク号のキャプテン。
ピザ。
モンシャ(CV:西脇保)
ドルゲンゴアのペットの猫。喋れる。
ジュピス・トゥーキー・マクガネル
銀河の天才ハッカーといわれている世渡り上手な蜥蜴。ライブトークがウザい。
全てにおいてウザい。
このゲームは
クソゲーオブザイヤー2005年大賞である。
当時の大賞の名に恥じないクソゲー要素をいくつも持っている。
主役の声優に俳優を起用(ミスキャスト)とか、特定の敵を倒すのに装備の切り替えが必要なのに面倒だったり(メニュー→アイテムor仲間→装備→変更)などがある。
が、このゲームを最もクソゲーたらしめているのはとにかく『ダンジョンが長い』ということだと思われる。
その最たるものがグラディウスタワーというダンジョンである。
クリアする為には二つの塔を行き来しなければならないのだが、これが苦行以外の何物でもない。
似たような、というか使い回しの風景・マップ構成、先へ進める為に必要なアイテムを取る為マップの隅から隅へ走らされる、実質的な面倒さ・疲労は二倍〜数倍。
この塔に対してジェスターは「二つの塔で苦労も二倍だな」という名言を残した。二倍じゃ済まん。
そしてクリア後にできる幽霊船というダンジョンは、配置以外全く同じマップを100階まで踏破しろという鬼畜っぷり。クリアのご褒美がこれではドMでも無理なのではないか。
また、日野シナリオも微妙どころではなく、業界きってのゲーオタである宮部みゆきをマジギレさせたことでも有名。
お口直しに買った
バイオハザードDSと
テイルズ オブ ジアビスで一応満足はしたが。
そんなクソゲー要素がふんだんに詰め込まれたローグギャラクシーは、誇大広告な宣伝と共にゲーム業界に現れた。
ある者はローゼンカスター刑務所で諦め、ある者はグラディウスタワーで諦め、ある者はミニゲームへと逃避した。
多くの者を苦しめたこのゲームが大賞に選ばれたのは当然の結果であると言えよう。
…と言いたい所だが、2005年は「グランディア3」や「一年戦争」などガチのクソゲーがひしめく中でネームバリューの一点のみが目立った本作が大賞に決定された感が少なくなく、
また評価点もそれなりにあり完全版も発売しているので、
ヨンパチショック後に現れたまともに遊ぶことすらままならぬ後年のKOTY受賞作よりはいくらかマシ。というか現在の基準だと話題にすらならない。
追記・修正お願いします。