奴隷

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奴隷 - (2017/03/01 (水) 22:18:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/11(水) 12:46:06
更新日:2024/04/27 Sat 14:07:42NEW!
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【どれい】
人間でありながら物や財産、家畜のように所持、売買、譲渡され、人権や人格を無視した扱いを受ける立場にある人物、またはそのような階級や身分を指す言葉。
日本の奴卑も同様のものとされる。

また奴隷を許容し労働力とする国家体制を奴隷制と呼び、奴隷は主に家事や農業、工業等に従事していた。
奴隷は主に戦争の敗戦国民や囚人、借金の片等でなる場合が多いが、時には他国や他地域から拉致、誘拐する場合もある。

奴隷は基本家畜と同等の扱いだが、古代ローマ等では高い教養を持つ奴隷は重宝され大切にされていたり、その活躍によっては市民権を得る事も出来たり、
イスラムでは奴隷から宗教的指導者にまで上り詰める者もいた。(そもそも古代ローマにおける奴隷は「市民権を持たぬ者」という意味合いが強い)
旧約聖書によるとイスラエルでは7年ごとに徳政令が出て奴隷は必ず自由にされた記述がある。
(ただし主人や主人から与えられた妻子等に愛着があって自由を望まなければ一生奴隷として仕えることも可能)

また、敵を殺し尽すより捕虜を獲得し奴隷として売った方が利益になる為、古代の戦争において過剰な殺戮を抑える役割を果たしていたりもする。

奴隷=酷い扱いを受けるという印象を与えたのは15~19世紀のアメリカの黒人奴隷によるものが大きいとされる。
これは身分差別+人種差別の為より陰惨なものとなったと言われる。

もっとも、美貌や特殊技能が無いとブラック企業以下の生活は間違いない。

有史以来世界中あらゆる国がこの奴隷制を取っており国によっては他国への重要な輸出品として重宝されていたが、
18~19世紀の英国による欧州での国際的奴隷制度禁止運動、
1948年に国連により採択された世界人権宣言により奴隷制や人身売買は国際的に一切禁止されている。

だが一部の発展途上国や紛争地域等では未だに不正に奴隷とされる人物もおり、
またそれ以外の場所でも個人を拉致監禁し暴力等によって奴隷化させる等の犯罪も多数存在している。
世界にはそのような非合法な奴隷がまだ2700万人もいると言われている。


奴隷の仕事は主に家事や農業等の普通の労働なのは前述した通りだが、場所や場合によっては無理矢理な性行為を強要される場合もあり、
性行為目的で所持される奴隷を性的奴隷と言う。
上記の非合法な奴隷の殆どはこれだと思われる。

アダルトゲームや漫画等でも度々使われる表現であり肉便器とほぼ同義の言葉とされる。

奴隷は基本的に人権を無視された存在なので主人が望めばどんな時でも場所でも体を提供しなければならない。
よくあるメイドもの等とは違い、性奴隷には自主的に望んで奉仕するよりは嫌々だったり精神崩壊しておねだりするようになったりする表現が多い。
またサディストな主人だと拷問レイプ等の鬼畜系やスカトロ等の変態的なものになることが多い。
場合によっては手足を切り落とされたり……


もちろんこれらは犯罪なのでみんなは真似しないように。



石ノ森章太郎原作の漫画『サイボーグ009』の008/ピュンマは奴隷商人に奴隷として連れていかれそうになった所を脱走したという過去がある。

アニメ版では当然このくだりは改変されている。

可哀相だからといって奴隷商人から奴隷を買ってはいけません。
その資金で奴隷商人はより多くの人を誘拐し、売り飛ばされます。
海外に行っても買ってはいけません。






「奴隷は持たざる者……猶予の無い……虐げられし者……、
 しかし……その何も持たない……どうしようもない奴隷だからこそ……追記・修正ができる……と……!」

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