ワールドカップ予選

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ワールドカップ予選 - (2020/06/14 (日) 16:18:23) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/12(月) 13:48:42
更新日:2024/02/03 Sat 08:52:13
所要時間:約 6 分で読めます





絶対に負けられない戦いがそこにはある



世界中のフットボールファンの4年に1度の楽しみFIFAワールドカップ。
この大会に出るには厳しい予選を勝ち抜いた国だけのみ、この項目はそんなワールドカップ予選についての内容です。


〇ルール
6大陸に分けられた大陸でそれぞれリーグ戦を行い各グループの順位が高いチームが出場権を獲得することができ、地区によってはプレーオフの勝者が出場権を獲得。

各大陸の出場枠は前大会のワールドカップの成績によって決まるためワールドカップ本選の同大陸の成績は地味に注目しなくてはいけないポイント。
また、開催国と同大陸の場合は必然的に出場枠を1つ失う。

その後FIFAランキングの高い国からシード権が与えられる仕組み(大体最終予選か1つ前の予選から参加)。
逆にランキングが低い国はリーグ戦成績上位から次のステップに行くシステム。

●各大陸

〇ヨーロッパ
サッカーの本場ヨーロッパだけにレベルは高い。
最終予選のルールは8~9グループに分かれて1位は予選通過。
残ったグループ2位同士でプレーオフをホーム&アウェイを行い勝者が予選通過(過去には2位の成績上位が自動進出だったこともある)。

国内リーグが欧州5大リーグと呼ばれるスペイン・イタリア・イングランド・ドイツ・フランスそこにオランダを加えた6国が伝統のある強国だが、
イタリア・オランダは最近国際大会で成績が奮わず…
伝統国ほど成績が安定してないが、実績を残したことのあるクロアチア*1・ベルギー*2・ポルトガル*3・ギリシャ*4・トルコ*5・チェコ*6・スウェーデン*7・デンマーク*8あたりが中堅、
近年は目立った成績を上げてないが、かつて強豪だったこともあるポーランド*9・ハンガリー*10あたりは古豪、
次にスロバキア・スロベニア・オーストリアなどちゃっかりワールドカップ・EUROに出たことのある国、
その下はアイスランド・ジョージア(グルジア)・ベラルーシ・北マケドニア・イスラエルなど。
下といってもチームに1人は欧州5大リーグのクラブで主力をはる選手がいる。


〇南米
ヨーロッパに次ぐ大陸。
本選は1リーグを8チームほどで戦うシステムのため開催期間が長く過去には2年くらいかかったこともある。
大体4位までが自動で本大会進出。
5位は大陸間プレーオフになる。

なんといってもブラジル・アルゼンチンの2強。
だが両国とも何度かギリギリで予選通過したことがあった(最近だとマラドーナ監督、サンパオリ監督のアルゼンチン)。
次いでパラグアイが長らくNo.3だったが、古豪ウルグアイが復活し入れ替わった。
最近では、元アルゼンチン代表監督のペケルマン体制のコロンビアが目覚ましい復活を見せている。
現状はこの5チームが飛び抜けて強い。
次のランクはエクアドル・チリ・ペルー、
下のクラスにボリビア・ベネズエラ、
といった感じ。

ただでさえ強豪がひしめきあっている上に、ボリビアやエクアドルなどのホームは標高3000mを超す高地というアドバンテージがあるので、
最も過酷と言っても過言ではないだろう。

ちなみに、ガイアナ・スリナム・フランス領ギアナ*11は南米大陸北端に位置するが、カテゴリは下記の北中米カリブ扱い。

〇北中米カリブ
予備予選の上位チームとFIFAランキングの高いチームがリーグ戦で戦うシステム。

大体は3位までが自動で予選通過。
4位は大陸間プレーオフ。




実質はアメリカ・メキシコが自動進出確定の地区であり、
メキシコ>アメリカ>>>越えられない壁>その他の状態が続いていた。
……が、ロシア大会予選にてアメリカがまさかの敗退、パナマが初出場を決めるという波乱が起きた。

この次にくる国はコスタリカ・ホンジュラスあたりで次にトリニダート・トバゴといった感じである。
ちなみに、以前ワールドカップで日本に勝ったジャマイカはそれより下のレベル。



〇オセアニア
ルールは他の大陸と変わらないがレベルが低いため1位通過→大陸間プレーオフというかなり高い壁が立ちふさがっている。

現在はニュージーランドの1強。
とはいえそのニュージーランドも久しぶりに出た南アフリカ大会ではメンバーに銀行員が本職の方がいたりと他の国と比べレベルは大きく劣る。
その南アフリカ大会ではグループリーグで敗退したものの、出場32カ国中唯一の無敗で、勝ち点はイタリアより上だった。


〇アフリカ
こちらも順位の低い国から予選を戦い高い国がシードのルール。
違いは5グループに分かれて1位のみ本大会進出、場合によっては大陸間プレーオフというルール。

治安の悪さやギャラ問題と別の意味で過酷な地区であるが勢力図はコロコロ変わる。
00年代前半まではカメルーン、ナイジェリアの2強だったが、現在はコートジボワール。
そして、ニャホニャホタマクローがお偉いさんだったガーナが強い(両国ともビッグクラブの主力が多数いる)。

次に来るのがチュニジア、南アフリカ、トーゴ、セネガルなど、
他にはアンゴラ、エジプト、モロッコなど。

ワールドカップ出場国もコロコロ変わりドイツ大会ではチュニジア以外全て本大会初出場の国ということもあった。
2012年に行われたネイションズカップでは、W杯に出場した経験がないザンビアが優勝したことも。

余談だが、ネイションズカップの予選も兼ねているため、南アフリカ大会予選には開催国の南アフリカが参加していた。


〇アジア
我らが日本がいる地区。
ルールは他と変わらず順位の低い国から予選を戦うシステム。
アジアは2グループの2位以内…4チームが自動進出。
3位同士でプレーオフを行い勝者が大陸間プレーオフになる。

実力では日本、韓国、オーストラリアの3強、
次いでイラン、
その下はイラク、ウズベキスタン、カタール、サウジアラビア、バーレーン、北朝鮮など。

中東勢を筆頭に異様な雰囲気のアウェイ、審判買収などの八百長、遅延行為など汚いプレーが多く他地区と比べてプレー以外のレベルが低い。
ラフプレーに関しては中国なんかが有名(当の中国人も自国のレベルの低さにはうんざりしてるとか…)。
他にもフセイン体制だった時のイラク、北朝鮮は負けたら体罰というある意味狂っている国も…(北朝鮮は在日組=Jリーガーは除外)

そういった面から日・韓・豪の3強の時代はまだまだ続くだろう…
ちなみに、オーストラリアがアジアにいるのは大陸間プレーオフで涙したのと、相手がアジアより格下しかいなかったから(31対0で勝ったこともある)。



各大陸のことを書いたがたかがサッカー、されどサッカー。
各大陸でサポーター・選手が暴徒と化し大問題になることは多々ある。
サポーターがスタジアムに乱入する例もあれば火炎瓶を投げてしまうなど危ないことは日常茶飯事。
その結果何らかの制裁が加えられるが中にはカメルーンのユニフォームの作りが原因で制裁を加えるかどうか議論になったことがある。



機会があれば他の国の映像や情報を調べてみるのも良いだろう。

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