努力値調整(ポケモン)

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努力値調整(ポケモン) - (2015/03/15 (日) 18:28:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/08/24(水) 00:21:58
更新日:2024/01/10 Wed 19:04:15
所要時間:約 4 分で読めます




ポケモンのガチな対戦において種族値・努力値・個体値の通称「三大値」がとても重要なのは皆も知っての通りだろう。

その中でも努力値はプレーヤー側がある程度自由に弄くれる数値であり特にプレーヤーの個性が表れる部分である。

基本的に努力値の振り分けは252・252・6の構成がスタンダードだが、中には何らかの理由のためにあえてこのスタンダード崩し努力値の微調整を行う事がある。
これを「努力値調整」と言う。

努力値調整を行う理由は様々だが、多くの場合「特定のメジャーな相手に対するメタ」や 「対応範囲の増加」を目的としている。

ある程度の上級者のポケモンは努力値調整が施してある場合がほとんど。
廃人達は常に最適な調整例を模索しており、時には個体値厳選以上の労力を使う事も。
ある意味腕の見せどころである。

しかし耐久調整には非常に綿密なダメージ計算や努力値や種族値等に対する深く突っ込んだ知識が必須であるため初心者や数学が苦手な人にはとても敷居が高いのが難点。
また、基本的に調整はある程度理想の個体値も求められるため厳選難易度も高い。

ただ調整例に関してはググれば先人達に立証されたサンプルがちらほら出てくるので面倒なら参考にしてみよう。

個体値に関しても理想個体より多少低くても誤差の範囲だと思えば気が楽。
ただし素早さ、テメーは駄目だ。



※主な調整
  • 火力調整
特定の相手を特定の技で確定or高乱数○発で 落とせるように努力値を確保する調整。
拘り系等の火力アップアイテムを用いて必要な努力値を低めに抑える等のテクニックがある。

  • 耐久調整
特定の相手からの特定の技を確定or高乱数○発で耐えるように努力値を確保する調整。
HPと防御・特防のバランスによって無駄が出る場合があり、火力アップ系と比べて耐久アップのアイテムは少な目なため火力調整と比べるとやや難しい。
というかポケモンによっては耐久調整の努力値を確保するために火力調整を行ってる節も。

  • 素早さ調整
特定のポケモンの素早さをギリギリ抜けるようにする調整。
素早さは1でも高いほうが優位なるため地味 に重要。しかしある程度素早さがあるポケモンは基本的に調整をするまでもなく素早さ努力値は全振りがデフォなため基本的に素早さ調整は鈍足か中途半端な速さのポケモンが主となる。
具体的には素早さ100族辺りから調整振りが多い。また直接素早さを抜く以外にも龍舞やスカーフ等の素早さアップ要素を含めた調整も含まれる。どちらのパターンにしてもよく基準になるのが最速キノガッサやこだわりスカーフを持たせることによって最速130族抜き(最近微妙だが)になる実数値134だろうか。



ちなみに多くの人達に実用性を認められ広く認知された調整は何らかの名称付きで呼ばれる事がある。

※有名な調整例
  • 201ガブ
HP:140 / 攻撃:108 / 防御:4 / 特防:4 / 素早:252という努力値振りのガブリアス。
鉢巻き持ち地震でメタグロスギリギリ確1に まで火力を落とし、その分を耐久に振ってタイマン・繰り出し性能を大幅に上げたガブリアス。
名前の由来はHP実数値が201になる事から。サンダースのめざパやヘラクロスの鉢巻きインファイト等あらゆる攻撃を耐えるようになりかなり強力。
第4世代に開発された調整だが現在でも微調整を繰り返しながら使われている。

  • 桂馬ンダ
HP:4 / 攻撃:4 / 防御:108 / 特攻:204 / 素 早:188という努力値振りのボーマンダ。持ち物はスカーフ前提。
名前の由来は桂馬という人が開発した事から。持ち物無しガブリアスの逆鱗と拘りヘラクロスのストーンエッジを威嚇込みで超高乱数耐えするように調整しガブリアスとのタイマンとヘラクロスへの繰り出し性能引き上げたマンダ。
このマンダのおかげで一時期ガブリアスに流星群の搭載がデフォになる程の影響力を見せる。
現在ではマンダそのものの使用率低下に伴いあまり見なくなった。


他にはトビゴン、机上論ハッサム、と呼ばれる調整ポケモンなどが有名。

しかし、第5世代に入ってから更に増した火力インフレや耐久インフレ、連続技の台頭、第6世代のフォアリータイプ登場に伴う相性の変化など、環境の変化によってこれらの有名な調整も時代遅れとされ、新たな努力値調整が試行錯誤を重ねて日々開発されている。
時代は常に動いているのだ。



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