大鳥獅子吼

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大鳥獅子吼 - (2015/02/18 (水) 13:29:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/27(木) 07:17:23
更新日:2024/02/24 Sat 23:45:08
所要時間:約 3 分で読めます






「兇器に銘など無用!」



『装甲悪鬼村正』の登場人物。(CV:蒼乃大地)

六波羅の四公方が一角、篠川公方。初登場は第三章「逆襲騎」。
名字から分かる通り、複眼雑魚様こと大鳥香奈枝と同じ一族。
もっとも、大鳥家と血の繋がりは無く、もともとは分家筋に拾われた身である。
先々代当主大鳥時治に心酔していたが、意見が対立した香奈枝の父であり時治5弟でもある大鳥時継がクーデターを起こし彼を幽閉。
時治はそのまま死去したため、復讐のために時継を殺害し、現在の地位を得た。
性格は軍人気質であり、戦場で恐怖にとりつかれた部下を手打ちにすることもあるが、大和の為ならばどんなに戦況が絶望的になろうと先陣を切って戦う武人でもある。
また、独善的であり己の成すことが大和の明日を作ると信じて疑わない。

若年ながら護氏に重用されているが、本人は護氏が死ぬと辛辣な言葉を投げかけ侮蔑した。
この時の言葉からすると、死んでも忠誠を誓ったのは大鳥時治だけであり、いかに彼が時治に心酔していたかが伺える。
今川雷蝶とは壊滅的に仲が悪く、いつ斬り合いになってもおかしくない間柄。
茶々丸のことは邪険に扱うこともあるが、その阿修羅のような本性は認めている。

全編を通して大体活躍しており、英雄編では最後まで生き残り、復讐編では中ボス、魔王編ではみんなの窮地に新兵器を引っさげヒーローよろしく登場など優遇されている。
彼の劔冑「銘伏」は銘を持たない真打だが、その実力は銘をもつ業物に引けをとらない。
以下、ネタバレ。












彼は、正道の武者ではない。

「影」として教育されてきた暗殺者(アサッシン)、それが獅子吼の正体である。
遠近感を狂わす妖剣、重傷の偽装、脇差を足で投擲する手妻、いずれも武者の正道から外れる戦法であり、それら全てを慣れた様子で扱うことから、景明に正体を看破された。
加えて、彼の劔冑「銘伏」が持つ陰義【自己隠蔽】も、「周囲の景色に同化し、視覚的な存在感を消す」という、暗殺者にはうってつけの陰義である。
このように、戦法・劔義ともに暗殺に特化しているが、それゆえの弱点も存在する。
彼の戦闘、特に陰義の使用は「暗所での暗殺」を前提としているため、明るい場所で陰義を使う事はほとんど無かった。
そのために、明るい場所では陰義を使っても「影」が出来てしまうことに気付けなかったのである。
大鳥邸で景明と交戦した際には、この欠点を突かれて動きを見切られ、相討ちとなった。

本来の彼は表舞台に立つことを許されぬ身だったが、前述の大鳥時継のクーデターにより表舞台に立たざるをえなかった。
表に出られない筈の自分が、最も尊崇していた時治の後釜として、事実上の当主となる……このことは、獅子吼の心に深い屈辱として刻まれることとなる。

大鳥香奈枝とは幼いころに将来を誓い合った仲であったが、時継のクーデターが起こってからは、時継の娘である香奈枝とも敵対するようになった。
「復讐編」では、景明と引き分けた後、自分に復讐しに来た香奈枝と一騎打ちを行う。
時継を「大義の分からない愚か者」と吐き捨て、その娘である香奈枝をも「羽虫の様に」殺すべく挑みかかるが、
香奈枝の劔冑「ウィリアム・バロウズ」の『背理の一射』によって、為す術も無く……羽虫の様に殺された。
このとき、香奈枝じゃなくて獅子吼を応援したのは筆者だけではないと思う。

「魔王編」では、洗脳景明にベタぼれし一個大隊と交換しようとか言い出したり、茶々丸より俺の下でAGAKEと真剣な交際を迫ったりと、英雄編や復讐編では見られなかった、ゲーム中屈指のツンデレを披露。
しかも「生き別れた弟に似ているから一緒に戦いたい」と、古いとか通り越して斬新な理由が多くの悪鬼達を赤い花の咲く地獄に落としたとか落とさなかったとか。
また、魔王編後半の六波羅vsGHQの全面戦争では、前述のように新兵器「零零式竜騎兵」の部隊を引き連れて登場。
GHQ優勢だった戦局を一気に覆した……が、突如現れた銀星号の精神汚染によって零零式が暴走。
戦場は敵味方問わず殺し合う地獄絵図と化し、もはや獅子吼たちの命運は尽きたかと思われた。
しかし……


「狼狽えるな!! 貴様らは腑抜けかッ!!」
「勝ち戦しか出来んのか!? たかだか戦局が絶望的になった程度で腰を砕いてどうする!!」
「会津武士の名に恥じるがいい!!」

「命運尽きたか。だからどうした」
「俺は最後までやる……」
「諦めはせん。後悔もせん。そんなことは死んだ後でやっても間に合う」
「生きている間は、戦い戦い戦い勝つ――それだけだ!!」


怯える部下達を叱咤激励し、徹底抗戦を決意。
零零式の暴走が茶々丸の策略によるものだと勘付きながらも、その裏切りを恨むようなことはせず、最後の戦いに挑んでいった。
この時の台詞(上記)は、大鳥獅子吼という人間の生き様が凝縮された、村正屈指の名言である。


因みに、獅子吼の昔の名は
大鳥新(あらた)
であり、景明さんの昔の名は
改(あらた)次郎
である。

そして、香奈枝曰く獅子吼はクォーターであり
景明さんも自身をクォーターと言っている。

獅子吼は引き取られる前に別の名前があった可能性と景明さんは一人っ子と思われがちだが次郎という名前から兄弟がいたことも考えられるし、クォーターという共通点がある……ええいバカバカしい、下らん、実に下らん!どうやら筆者は獅子吼と景明さんが血を分けた兄弟として戦場を駆け、夜は獅子吼が景明さんに鬼畜責めされる獅子吼ルートが欲しいらしい。
筆者も先は長くないな…
追記・修正は銘伏がもっと輝けとささやいたらお願いします。




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  • 獅子吼に限らず村正のキャラは多面的な(人間くさい)部分がけっこう描かれてるよな。本質は善人だけど悪行を為す湊斗さんだったり、悪人だけど人を救うこともある婆沙羅公方だったり -- 名無しさん (2014-01-03 02:59:01)
  • もしも婚約が成った平穏な大鳥家があったとしても嫁とその侍従、義妹との生活で胃が破裂しそう -- 名無しさん (2014-04-30 19:04:18)
  • 足で投げたのは鞘じゃなくて脇差だったはず -- 名無しさん (2014-09-20 15:11:40)
  • ↑3人間臭いっていうのかな……獅子吼はなんだかんだ言いつつストイックで自他とも厳しい軍人って感じがするからまだわかるけど景明は普通なら気付くどうしようもないことにいつまでも気づかずわめいてる餓鬼、婆娑羅公方はあれ、ただの愉快犯としか…… -- 名無しさん (2014-10-02 22:54:12)
  • ↑そう -- 名無しさん (2014-10-02 23:55:05)
  • そんな一言で断じるのは些かおかしいとも思うがな -- 名無しさん (2014-10-02 23:56:23)
  • 主人公が全部悟ったような人物ならつまらんしそもそも物語にならないわそういう人は静かに暮らすだけだろう。主人公属性ってのはどうしようもないことをどうにかしたいっていう餓鬼そのものだし当たり前のこと。婆娑羅公方はやりたいことやってるだけだから愉快犯でもあるがそれには善行も悪行もあって、受けた恩は返すし自分より強いものだろうが立ち向かうっていう筋は通す人物である。人間臭いかは知らんがどれも一言で断じることができるもんじゃないわ。そういう主題の話だったろ -- 名無しさん (2014-11-03 11:42:47)
  • ↑別に面白いかどうかは聞いてないと思うぞ?客観的に見て子供っぽいなって感想を言ってるだけだし、色眼鏡無しで見れば確かにと俺も思ったしな。 -- 名無しさん (2015-02-18 13:25:34)
  • そんな事より主人公にデレ過ぎだろwこの人w -- 名無しさん (2015-02-18 13:29:39)
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