梶原修人

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梶原修人 - (2016/08/08 (月) 21:51:35) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/21(金) 18:20:44
更新日:2023/12/13 Wed 02:07:20
所要時間:約 2 分で読めます




漫画『喧嘩商売』の登場人物。
古流武術・梶原柳剛流の伝承者。格闘家というよりは剣士の色が濃い。
初登場は9巻の巻頭エピソード。

左手首から先が欠損しているが、体重移動による特殊な動作を用い、片腕で巧みに日本刀を操る。
13歳で始めて真剣を手にしたその日の内に燕を切り落とすという非凡な才能を持ち、師である父・隼人を驚かせていた。

父が富田流の入江無一に敗北し、それを恥じて命を絶ったことで富田流を逆恨み。富田流を倒すために様々な流派の研究と鍛錬を重ねてきた。
父親が死亡してから7年目に当時の剣道全国準優勝者・横山了一を襲撃して指を奪い、退路を断った上で無一の息子である文学に挑む。

手首の欠損の理由はその文学との戦いが原因で、抜刀した状態で距離をとって向かい合うという野太刀に有利な状況に持ち込み、「屍(梶原柳剛流に伝わる毒)」が塗られた野太刀による脛斬りで勝利を得ようとしたが、文学の言葉と視線を用いた誘導に引っかかり、文学が投擲した小太刀で左手首を切り落とされてしまった。

敗北後に文学に自分を殺すよう要請したが聞き入れられず、一度は家に帰って腹を切ろうとしたが、「片腕で習得できる技など腐るほどある」と文学へのリベンジを決意。
前言を豪快に撤回し、復讐に生きる男となった。

その後は広域指定暴力団「板垣組」の食客となり、食客としての義理と富田流への因縁から、十兵衛との対戦を控えた金田保に富田流奥義「金剛」の存在を教える。

  • 相手は剣道の達人で警察官とはいえ、何の罪もない人を襲って片腕をぶった斬る
  • それだけの覚悟を背負ったくせに割とあっさりと負ける
  • 「この立ち会いの後は勝敗問わず自害する」という誓いを撤回して再度復讐に燃える
という、文さんとの戦いの顛末のあまりの情けなさや、文学の弟子の対戦相手に情報を渡す小物っぽさから、『喧嘩商売』の中でもトップクラスのネタキャラとして扱われている。

しかも参加を表明したこの漫画最大の大一番たるトーナメントでは「1回戦の相手が主人公の宿敵である」という盛大な負けフラグをぶっ立て、試合前から「梶原さんは頑張ったよ」と暖かく見守られていた。
作者曰く「梶原はズルくて卑怯だから強いよ」とのことだが……。


以下、試合の顛末。










「燕よ……飛べ!」

十兵衛に挑発混じりで仲間になるように誘われるが、彼の上を行く話術で十兵衛を逆に翻弄。
さらに自身の監視役である板垣組の澤を籠絡して味方に引き入れ、板垣組の乗っ取りを企む。

工藤との試合では流派の技で彼を圧倒しほぼ完封に追い込んだ挙句、とどめの「屍」で致死状態に追い込む。
だがそれでも立ち上がる工藤に驚愕しつつ、自らの強さを受け止め、戦いの最中に成長していく工藤を強敵と認めた。

死闘の末に「金剛」さえも繰り出してみせたが、工藤が人生で初めて放った「技」の前に敗北。
試合で文学に雪辱を果たす目的は達成できなかったものの、工藤という男を見いだせた事に喜び、「屍」の解毒剤を板垣組に渡すと、主催者からの追求を逃れるために澤を引き連れさっさと帰国。
その後の十兵衛対佐川徳夫戦で「屍」が使われた事で、解毒剤を巡って裏社会の大物であるタン・チュンチェンと取引を結び、彼の力を借りて板垣組の乗っ取りに成功する。

試合前はあれだけネタキャラであった梶原さんだが、気がつけば「ズルさ・卑怯さ」で作中トップクラスの勝ち組となっていたのであった。




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