機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝 砂鼠ショーン

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機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝 砂鼠ショーン - (2013/07/19 (金) 05:27:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/07/19 (金) 00:20:59
更新日:2024/04/28 Sun 14:10:47
所要時間:約 4 分で読めます




漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の外伝作品。作者は本編と同じく太田垣康男。ビッグコミック2013年11号・12号に前後編で掲載された。

本編は一年戦争末期の宇宙戦が舞台だが、こちらは戦後間もない時期の砂漠が舞台であり登場する機体もほぼ全て地上戦用である。作者は本作の執筆について「地上戦も見たい」というリクエストが多かったことを理由に挙げている。


[あらすじ]
一年戦争は地球連邦の勝利で幕を閉じたが、コロニー落としなどによる人口激減や環境破壊の傷跡は深く砂漠化が急速に進み、人々の暮らしは困窮を極めた。そのような中、生きるために砂漠に埋もれたMSや兵器を拾い、売り払う闇業者のことを人々は「砂鼠」と呼んだ。

終戦から3か月後のアフリカ大陸で砂鼠として暮していたショーンは仲間と共に墜落した連邦の爆撃機を発見する。だがそこに同じくそれを狙う「砂漠の鷹旅団」が現れた。お宝を守るため、ショーンは単身戦いを挑むのであった。




[主要登場人物]
  • ショーン・ミタデラ
本作の主人公。「サンダーボルト」本編でガンダムに撃墜され戦死したと思われていたが、生存しており脱出ポッドで地球に流れ着いていた。現在は専用に改造した「グフ・ショーン・カスタム」に乗り生計を立てている。結婚についてはグフのローンなどもあって乗り気で無かったが、モニカと共に生きることを選んだ。


  • 親分
用心棒としてショーンを雇った人物。ショーンに結婚を勧めたりと豪放な人物だが、自決しようとするモニカを諫めたりまた彼女に助けられたことから中身の機体を諦めるなど恩義にも篤い。8人の妻と32人の子供がいるらしい。(本人曰く、「どんどん増やして街を賑やかにしねェとよ!」とのこと。)


  • ボウゴ
仲間のひとり。監視用バルーンに乗っての見張り番をしている。ひょろ長い体形だが、妻が3人と子供が7人いる。言葉が通じない女が好みらしい。


  • ミント
仲間のひとり。艦の操縦を担当。妻が6人と子供が15人いる。鉄クズを売った金でミルクを買うのを楽しみにするなど今の生活に満足している様子。ショーンがガンタンクを撃破した時には「ハラショー!」と叫んだ。


  • モニカ・エル・ビアンキ
撃墜されたGアーマーの中身だったガンダムのパイロット。激戦で目を覚まし、ガンダムを起動させビッグトレーのブリッジを撃ち抜いて旅団を撃退した。
戦闘後は身の危険を感じてか自決しようとするが、親分に説得されショーンと共に砂鼠として生きることを選んだ。
ちなみに左足を欠損しており、アスリートが使用しているような義足を使っていた。



[砂漠の鷹旅団]
連邦の正規軍だが、その実態は軍人の皮を被った強盗団であり廃棄MSはおろか同じ連邦軍の機体でさえ撃墜して売り飛ばそうとするなど金に汚い一団。汚職まみれの上層部とも通じているらしい。

  • 団長
旅団の団長。「古来より略奪した金品が兵士達の賞与」として旅団を率いる。的確な指揮と砲撃でショーン達を苦しめるが、皮肉にも「お宝」であったガンダムによってブリッジを撃ち抜かれ、恐らく戦死。旅団も撤退した。


旅団で飼われていた鷹。おそらく旅団の名称の由来。ブリッジが撃ち抜かれた際の巻き添えになったと思われたが、ちゃっかり逃げておりショーン達の方に飛んできた。その際、ショーンから仲間に入るかと誘われた。




[登場機体]
  • グフ・ショーン・カスタム
ショーンが購入したグフ。背中に不整地用の大型ホバーユニットを装着しているのが最大の特徴であり、砂漠でも難なく動ける。また、ヒートロッドは相手の進路上に仕掛ける形式になっており放電時は両肩からボルトが展開するなどかなりの改修がなされている。

  • 陸上艦
親分達の艦。形状はギャロップに近い。荷台の部分を連邦・ジオン問わず多数のシールドで覆っている。


  • ビッグ・トレー
旅団の旗艦。砲の威力は凄まじく砂丘をも吹っ飛ばす。劇中ではかなりの脅威となった。


  • ガンタンク
旅団の戦力。形状は横に長く「UC」のロトに近い。両手の機関砲は通常のMSの手に外付けで装着されている。


  • Gアーマー
背面部分がコア・ブースターに近い。この機体が撃墜され不時着した所から物語が始まる。


  • ガンダム
Gアーマーの中身であり、「お宝」の正体。旅団が狙っていたのはこちらと思われる。形状からして陸戦型ガンダムのバリエーションと思われる。頭部は角が無く、連邦のマークが施されている。



この他、冒頭では「1st」のコロニー落としを描いたシーンがあるがそこに描かれているザクは全て「サンダーボルト」のバックパックが搭載されている。また、赤いザクも描かれている。


追記・修正お願いします。



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