登録日:2012/05/05(土) 21:11:14
更新日:2021/12/08 Wed 00:35:23
所要時間:約 4 分で読めます
一部原作のネタバレを含みます。アニメのみの方などは注意してください。
ヒロインである
真尋のクラスメイト。
長いポニーテールが特徴の元気な女の子。
どこからともなく噂話を聞きつけては広めるので、付いたあだ名が『歩くスピーカー』。
よく見ると髪飾りもスピーカーの形をしている。
主に真尋や
ニャル子の根も葉もない噂を広めている元凶。
クー子や
ハス太が転校した際の爆弾発言(妻です、たいせつなひとです など)も広めている。
情報量は馬鹿にできず、なぜか怪しい媚薬の入手方法を知っていたりする。
噂を集めるだけではなく観察眼も鋭く、真尋が表面上はニャル子に厳しく当たってはいるものの、内心では結構楽しんでいることも見抜いている。
(これは的外れではなく、ニャル子が風邪を引いて休んだ際には真尋は落ち着かない一日を過ごしている)
ニャル子の、地球人としての初めての友達であり、そして親友。
そのため、ニャル子の恋を応援しており、彼女に真尋へのアプローチに関しては度々助言をしている(いい加減なものばかりなので大体失敗しているが)。
こう書くとはた迷惑ではあるものの、真尋の親友の余市と同じく一般人代表とも言えるキャラ。
ニャル子たちが宇宙人ということは一切知らない。また、好きな人もいるという、ごく普通の少女である。
3巻を除き宇宙人の事件に巻き込まれたこともない。
その唯一巻き込まれた事件では「イースの偉大なる種族」のイス香に精神交換されたため、「外見は珠緒のイス香」が終始真尋たちに協力することになった。
ちなみに、イス香は精神交換したためか、前述した「好きな人」が誰かを知っており、このよしみか珠緒の恋を応援している。
原作では短編を除き出番は控えめではあるが、アニメでは結構出番が増えている。
特に現在絶賛放映中のSAN期ではOPからメイン級の扱いを受けているほど。
またOPもニャル子役の阿澄佳奈、クー子役の松来未祐とともに彼女の声優である大坪由佳が歌っている。
(意外なことにハス太役の釘宮理恵は歌っていない)
同じく一般人代表で出番もそれなりにあるはずの余市とはどこで差がついたのか……。
以下ネタバレ
彼女がニャル子の恋をここまで応援するのは理由がある。
彼女にとって大事な親友である女の子が、自分の好きな男の子と結ばれるのが彼女の望みだからである。
そう、彼女の「好きな人」とは真尋のこと。
好きになった理由は他愛もないこと。
ただ、特徴がないのが特徴な、女顔でクラスで唯一「僕」が一人称だったことから気になり、それからだんだんと好きになっていたというもの。
ただ、当時の珠緒は愛情と友情の区別がわからなかった。そのため、他人の色恋沙汰に関して情報を集め、自分の想いが恋なのか、そうでないのか確かめようとした。
ゴシップ好きと言われているのも、当時そうやって情報を集めまくっていたため。
しかし真尋との距離を「クラスメイト」ではなく、「好きな男の子」として接する距離感を掴むことができなかった。
そんな折にニャル子が転校して来て、真尋といい仲になってしまったために彼女の初恋は破れることになった。
ただ、ニャル子と親友として接していることからわかるように、彼女はニャル子を全く恨んだり妬んだりする感情はない。
そう思わせるほど、ニャル子が外見も魅力的であり、そしてそれ以上にニャル子の真尋への想いが強いと知ったからである。
なんともいじらしい少女である…。
しかし、ニャル子が宇宙人であること、外見が仮のものと知ったら彼女はどうするのか…。
ちなみに上述したようにイス香はこのことを知っているため、真尋へ露骨なまでに珠緒の名前を出して遠まわしにアプローチしている。
また、恋路以外に関しても、迷惑をかけたアフターケアとして見守っている。
なお3巻のイス香が使っていた精神交換機装填用カートリッジをまだ持っており、何のためのものかはわかっていないがお守り代わりにしている。
追記・修正はニャル子ちゃんと八坂くんの恋路を応援してからお願いするわね!