美和子スペシャル

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美和子スペシャル - (2015/07/22 (水) 15:09:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/01/03(月) 01:50:03
更新日:2023/11/13 Mon 17:48:54
所要時間:約 4 分で読めます





美和子スペシャルとは、テレ朝系列のドラマ『相棒season5』、第13話『Wの悲喜劇』にて登場した創作料理



新婚で浮かれた美和子がエジプトに滞在していたときに培ったエジプト料理の経験をもとに愛する旦那・薫のために作った料理であるが、その実体は



ピンク色の汁に大根、カリフラワー、タコの足まるごと一本などがぶち込まれた悪夢としか言いようがないシロモノである

あやまれ、いますぐ農家のおじさんと漁師さんに謝れ。そしてタコさんに謝れ


劇中で具体的な作り方は明言されていないが、監督のブログによるとビーツに牛乳を加えてピンクの汁を作るらしい


判明しているスパイスはコンソメ、ポワブルロゼ、クミン

具は
うずらの卵
オクラ
カリフラワー
輪切りにした大根
ニンジン
厚揚げ
カブ
芽キャベツ
タコの足まるごと一本

とまるで「カオス」という言葉を具現化したようなラインナップが揃う

午後から日が暮れるまでコツコツ作らなければならないほど生成には時間がかかる。


以下、その味を知ることができる貴重な証言

最初の試食者亀山の反応「ん...あ、ああ…なかなか(顔をしかめながら)」


本来なら家庭内で美和子スペシャルの処rげふんげふん・・・食事は終わるはずだったが、張り切り過ぎた美和子が大量に作ってしまったために薫は美和子スペシャルを職場にもちこむ結果となった。

右京「複雑怪奇な味ですね。...まずくはない」
課長「かなりうまいぞこりゃ。イケテルじゃねえか、微妙なんてもんじゃねえよこりゃあ」


課長ェ…


それどころか悪夢の連鎖はこれで終わらず、おすそ分けとして右京行きつけの小料理屋「花の里」にも配布され…

右京「...僕の記憶が正しければ、これは美和子スペシャルではないですか?」
たまき「あら、知ってました?おすそわけしていただいたんです」
右京「たまきさん。それ、食べてみましたか?」
たまき「食べましたけど…んー...微妙?」


要約すれば


「まずくもないがうまくもない、微妙だから手が悪い」

料理なのである




そしてみんなで苦労して(課長をのぞく)食べきったのもつかの間
気を良くした美和子によってその後すぐに続編「美和子スペシャル2」の製作が始まるのだった…



その一カ月後
美和子スペシャルはさらに進化をとげ、バージョン5が登場。
大きな変更点として

オールスパイス
クローブ
シナモンスティック
鳥の手羽先

が追加された
...さらにゲテモノ化している気がするが突っ込んだら負け

具の頂点に赤パプリカで作った「」を盛り付けているあたり、ビジュアルにもこだわりを見いだした料理に仕上がりつつある

今回はホームパーティにかこつけて亀山夫妻、および右京さんとたまきさん、美和子スペシャルをうまいと評価した課長に試食させるという暗黒晩餐会にまで発展。

以下反応

たまき「うん!やわらかい!...ね?」
右京「え、ええ…」
課長「うん、うまいよ!」
味に明言していないたまきさん…

しかし後で一人食した右京さんはポツリと
「複雑怪奇な味は相変わらずですねぇ…しかし、クセになる」
……あれ?


さらには亀山家があるマンションで殺人があったため、呼び出されたトリオザ捜一&米沢さんにもふるまわれた。

課長「さ!遠慮せずに喰え!うまいぞ!」
捜一&米沢「……」
たまき「あ、どうぞ召し上がってください?」
芹沢「...い、いただきます!」
三浦「....じゃあ、食べるか…」
米沢「...シャク(ニンジンを食べる音)
伊丹「………」

  _, ._
(;゚ Д゚)」
このときの一同の表情は必見である。
そして箸すらつけようとしないイタミン…


しかし、悪夢はこれで終わらなかった。
これ以上進化の余地がないように思われた美和子スペシャルは「予想もしない場所」からその可能性を見いだされてしまうのである。

それは今回の事件の犯人である、亀山家の隣人の大丸であった。
彼は無類の料理好きであり、余った美和子スペシャル5を食した彼は、去り際にこうつぶやいたのであった。

「ナンプラーとコショウを多めにいれてみてください。あの料理、ぐっとおいしくなりますよ。」

彼は右京も予想しえないほどの策士なのだった。
自分は捕まるが、自らが美和子スペシャルの進化の可能性を示すことで、終わるはずだった苦しみの輪廻を続けることに成功したのである。

「美和子スペシャル6」の可能性

それは罪を暴いた右京と薫への、死に際の贈り物なのだ。
そして、可能性があるかぎり美和子スペシャルは人々に恐怖と驚愕という味をふるまうのであった…





















確かに犯人はそうアドバイスしたがもちろんそんな展開はなく、以降の回に美和子スペシャルは登場していない。

余談だが、実際に作ってみると若干牛乳臭さのあるコンソメ煮込み的な料理に仕上がるらしい。



追記・修正は美和子スペシャルを食しながらおねがいします

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