コンバット・トリック(TCG)

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コンバット・トリック(TCG) - (2016/06/08 (水) 17:54:48) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/03/03 Tue 19:45:23
更新日:2023/01/28 Sat 21:21:48
所要時間:約 3 分で読めます













光牙忍法!突然防御の術!





コンバット・トリックとは、TCGにおいて、戦闘中に発動する特定の行動、あるいはそれを行うカード群の呼称である。

概要

コンバット・トリックは、戦闘中に自分のクリーチャーを有利にしたり、
あるいは破壊されるはずのクリーチャーを守ったりといった行為のためのカード。

相手の計算を崩すことが大前提となるため、基本的には「非公開領域から発動するもの」であること、
そしてコンバットといってしまっているので「戦闘中に」発動する効果であることが条件となる。あと「能動的に発動できるか」も重要。

遊戯王でよくある「墓地からトラップ」とかはアニメでは不意打ちのようになっているが、
あれは墓地に落ちるカードを確認しない敵が悪いのであって本来コンバット・トリックとはならない。
「手札からトラップ」はコンバット・トリックと言っても差し支えないが。

ただ遊戯王の場合、ダメージステップに発動できる攻・守変化効果のことをコンバットトリックと言っている場合が多いので、
「墓地からトラップ!?」の中ではスキル・サクセサーはコンバットトリックと言っても良かったりはする。

なお、発動条件が存在する場合でもコンバット・トリックと呼んでいい。
無論、条件が軽かったりなかったりしたほうが都合はいいのだが。

戦闘中に発動する場合でないものは、基本的には相手のカードを無効にしたりするためのカードであるから「カウンター」となる。
まれにコンバット・トリックでもカウンターでもない相手ターン中の行動もあったりするけども。

各TCGでの代表例

Magic:The Gathering

戦闘中に使えなくてはいけないので基本インスタント・タイミングに撃てるものである必要はある。
そのため、インスタント呪文または瞬速を持つカードを唱えることになる。

《巨大化/Giant Growth》やレンジストライク、除去耐性や能力の付与あるいは無効化など様々なものがあるが、
基本的には相手と戦う前に破壊したほうが早いので、他にも使える汎用性の高い部類であることが条件となる。

遊戯王

みんな大好き《オネスト》《BF-月影のカルート》や初期のマスコット枠《クリボー》などが有名か。
ただ基本的には遊戯王でコンバットトリックと言ったら、攻撃力・守備力を変動させる効果を持つことが前提ではあるので
クリボー等のダメージ無効や破壊無効系統はあまりコンバットトリックとは認識され辛い。

どちらにせよダメージステップに発動できるのが大前提である。

MTGと比較すると、召喚酔いなんてルールがなく、展開も早いゲームで、かつカードのプレイに対してマナを支払うこともないので
コンバット・トリックは比較的重みが増している位置づけになっている。

……とはいってもやはり最初から破壊したほうが早いのはMTGと同じで、
コンバット・トリックに移る前にカウンターで崩すか、自分のターンに除去カードを打ち込んだほうがいい。

なおアニメではOCGと比べるとかなり多くのコンバット・トリックカードがでてくる。
カードを出てくる前に除去するより、でてきたモンスター同士が戦う方が絵的に映えるので、
そのタイミングでカードを発動できるコンバットトリックはデュエル構成に便利なのだろう。


デュエル・マスターズ

ニンジャ・ストライクをはじめ、一部S・バックやバイオ・T、アタック・チャンスなどがあるものの、
全体的に相手ターン中の行動を制限するゲームであるためニンジャ・ストライクくらいしか汎用性の高いコンバット・トリックは少ない。
しかもそれらすら殿堂入りしてたりする。

デュエル・マスターズはカウンターがすくないぶんコンバット・トリックの重要性は高いため、
コンバット・トリックの拡充が望まれている。
逆に言えばカウンターが多いからこそMTGや遊戯王はコンバット・トリックが少なくていいわけで。



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