登録日:2016/09/16 Fri 03:14:57
更新日:2024/01/26 Fri 22:59:18
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アサルトワディとはニンテンドー3DS用RPG『世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て』に登場する武器の一つ。
本作屈指のネタ武器であり、多くの人間を笑いと興奮に包み込んだ偉大な武器である。
ちなみに武器種は杖。
武器の説明は、「勢いよく振り下ろし相手を殲滅するためだけに作られたと言われている格闘戦向けの杖」。
入手はかなり後半であり、クリア後に行けるようになる第6層でもさらに後半の28Fで手に入る。
タコの姿に驚愕し、エイに眠らされ、小悪魔の混乱に絶望し、犬の蘇生不可にバグを疑い、クソザルのものまねに殺意を覚え、
セミに道連れにされ、オウムに攻撃を跳ね返され、魔女の姿をした決闘者に「モンスター2体を生け贄に捧げFOEを特殊召喚!!」され、
そのたびに
ふえるワルユメに粉をぶっかけてきたボウケンシャーがたどり着いたのは、だだっ広い空間の奥に一つポツンといてある宝箱。
かつて経験した
クソリスのトラウマにビクビクしつつも開けてみると、特に何も起こらない。
首を傾げつつ手に入ったものを見てみると、そこには一見何の変哲もない杖が。
そう、これがボウケンシャーとアサルトワディの出会いである。
さて、ここで結構苦労して第6層を進んだ先にあったアサルトワディの性能を見てみよう。
名前 |
ATK |
MAT |
装備効果 |
アサルトワディ |
230 |
1 |
ヘヴィストライク |
( ゚д゚) …ナニコレ
なんとこのアサルトワディ、魔法職のウォーロックやシャーマンが主に装備する杖にもかかわらず
肝心のMATが1しか増えない。
しかも装備効果は、魔法でも何でもない
ヘヴィストライク。
無論STRが低めのこれらの職とは相性が悪く、ミスマッチ感が否めない、
ヘヴィストライクは
殴りメディの伝統スキルだが、唯でさえこんな魔法に使えない杖に付加されてもどう使えというのか。
さらにこのヘヴィストライク。歴代の性能とは異なっており、今作ではやたら発動が遅い(速度補正30%、つまり-70%に等しい)。
しかも、敵をスタンさせる性能が取り上げられている。
止めに、消費TPがなんと50。
いくらTPが高めの魔法職が使うとはいえ、これでは気軽に連発もできない。
第6層のぽつんと置かれていた宝箱に入っていたのは、こんなネタ武器だったのである。
そのあまりにも胡散臭い宝箱にかつてのクソリスの悲劇を警戒してたボウケンシャーは、何もなかったことに拍子抜けし、
そして中身を確認したら、こんなのどこで使うんだと言いたくなるようなネタ武器を時にガッカリし、時に爆笑を持って入手することとなった。
なぜこんなものが宇宙のド真ん中に転がっていたのか。
何故第6層にもなって今更ヘヴィストライクなのか。
謎は深まるばかりである。
とはいえ第6層を探索中のボウケンシャーには、そんな謎に付き合っている暇があろうはずもなく、
哀れ、アサルトワディはそのまま倉庫の肥やしとなるのだった。
おそらく多くのアサルトワディが、今も宿屋の倉庫の中で静かに眠っていると思われる。
合掌。
追記・修正はアサルトワディを試し撃ちしてからお願いします。
さて、このアサルトワディの性能をもう一度見てみよう。
名前 |
ATK |
MAT |
装備効果 |
アサルトワディ |
230 |
1 |
ヘヴィストライク |
( ゚д゚) …
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) …
お分かりいただけだろうか
さらに、ここで他の最強武器と比べてみよう。
武器種 |
名前 |
ATK |
MAT |
装備効果 |
剣 |
アンサラー |
196 |
176 |
バインドクロー |
刀 |
天羽々斬 |
228 |
200 |
高速移動 |
鎌 |
クレイドル |
187 |
195 |
爆発 |
拳甲 |
ポリュデウケス |
219 |
163 |
キングプレス |
棺 |
ブラフマギリ |
150 |
210 |
衰弱の燃息 |
弓 |
フェイルノート |
169 |
147 |
魅惑のボディ |
重砲 |
グスタフ |
178 |
154 |
噛み砕き |
杖 |
アサルトワディ |
230 |
1 |
ヘヴィストライク |
(;゚д゚) …
(つд⊂)ゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚)…?!
もう分かったことだろう。
そう、このアサルトワディ。
実は世界樹Ⅴの武器の中でも最高の基本ATKを持つ武器なのである。
鍛冶ができないため他の武器と違ってこれ以上強化できないものの、そもそも基本性能がぶっ飛んでいるため、
鍛冶込みでもこのATKを超える武器は刀の『天羽々斬』と拳甲の『ポリュデウケス』しかない。
しかも天羽々斬は、毎度おなじみの
裏ボス撃破ドロップの素材で作れるようになる武器のため、裏ボス攻略前の武器としては2位のATKを誇る。
本当に杖なのかこれは。
さらに装備効果の、ヘヴィストライクの火力もぶっ飛んでいる。
その倍率、なんと
950%。
ちなみに
インペリアルの三色ドライブが全振りで780%、アクセルドライブ全振りが900%。
ゲームバランスの問題から単純比較できないが、端的に言うとあれに近い火力を毎ターン連発できる。
無論、
全武器中トップの基本ATKで。
スタンがなくなったが、そんなことは全く問題にならない。というかスタンする前に相手が消し飛ぶ。
燃費が悪い、行動順に大きくマイナス補正がかかるといった難点があるものの、この強烈な威力ではあって当然程度のものである。
というか半端な相手だとそもそもガス欠するまで耐えられないし、行動順が遅くなるという事は先んじてバフ・デバフかけ放題という事でもあるので……
そんなわけで、この長所に目を向けるとアサルトワディはとんでもない殺戮兵器と化す。
STRが低いルナリアやブラニーが就いているであろう魔法職でも、とにかく基本性能がぶっ飛んでいるためえげつない火力を出す。
というかダメージはほぼ4桁が基本。ルナリアやブラニーが扱ってこの数字なので、これを前衛のアースランやセリアンが扱った日には……。
欠点は、やはり低MATのためINT攻撃のダメージが減ってしまうことと、ヘヴィストライクの燃費が悪いのでガス欠が早いということ。
今作では杖で使用できる物理攻撃スキルが限られるため、技はヘヴィストライクほぼ一本。
TPをバカ食いするヘヴィストライクを使うしか選択肢がなく、そうなると当然他のスキルも使いにくくなる。
なのでアサルトワディを使う時はいっそ使うスキルをヘヴィストライク一本に絞って、SPは有用なパッシブやTPブーストなどに振ってしまうのが良いかもしれない。
行動は狭まるが、それだけの価値は十分にある。
一見ネタ武器に見えたアサルトワディは、実は赤獅子を彷彿とさせる眠れる獅子であった。
その素敵性能に魅せられたボウケンシャーによって、今日もアサルトワディはどこかで敵を平たくしている。
なぜこんな武器が宇宙のど真ん中にあったのか。
なぜヘヴィストライクは宇宙の神秘より授かる大技となったのか。
まさしく世界樹の大きな謎の一つと言えることだろう。
1.天譴シャーマンはステータス面で見ると最高のSTR補正を持つ杖職であり、杖でも使える『神降ろし』がとにかく強烈。
ヘヴィストライク以外の選択肢もでき、さらにHP&TPブーストを持つため、前衛に出しやすくガス欠もある程度し辛くなる。
後述のウォーロックはどちらも他スキルとの併用が前提になるため、ヘヴィストライク単体で活用したい時は天譴シャーマンがベストだろう。
2.六属ウォーロックは、『リザーブマジック』でヘヴィストライクの威力を上げつつ属性を付与できるのが強み。
弱点を突いたヘヴィストライクの火力はえげつなく、また有用なパッシブスキルが多いため小回りも効く。
3.三属ウォーロックは『コモンマジック』で最高火力のヘヴィストライクを出せるのが売り。
ヘヴィストライクは行動順にマイナス補正がかかるため、『コモンマジック』の効果を得やすいのも使いやすさに拍車をかける。
他にも『コストカット』などでTPの消費を抑えられるため、継戦能力も高い。
パーティにINT攻撃役がいれば、アサルトワディとの相性は一番と言える。
種族は、やはりセリアン。
最高のSTRとドベよりは高めのTPは、これ以上なくアサルトワディのためにあると言ってもいい。
犬耳少年やうさ耳娘を使って、遠慮なくヘヴィストライクをぶち込んでやろう。
追記・修正は試し撃ちしたヘヴィストライクの火力に驚愕してからお願いします。
- 個人的にはアースラン毒殺に持たせてSTRを無駄にしないのも中々 -- 名無しさん (2016-09-16 04:31:57)
- 色んな意味で主人公っぽい能力の武器 -- 名無しさん (2016-09-16 07:17:48)
- 杖はINT上昇効果がある分あつかいやすいし素人から玄人まで幅広く使われている後衛職の基本武器、対してアサルトワディは見た目なんかは杖とほとんど変わらねぇがあえて魔法使えない分硬度と重量をかなり増加させて魔法より物理を目的とした玄人好みのあつかいにくすぎる杖、使いこなせねぇとダガーより弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに何であのボウケンシャーは? -- 名無しさん (2016-09-16 14:57:40)
- 魔法を使わない前衛魔法使いという、わけのわからない運用が可能となったまさしく変態武器 -- 名無しさん (2016-09-16 15:13:08)
- 慈悲ブラニーで6層雑魚に試し振りしたら4桁でて目が点になったボウケンシャーがこちら。 -- 名無しさん (2016-09-16 16:44:00)