のろい(ポケモン)

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のろい(ポケモン) - (2017/12/20 (水) 21:22:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/12/19 Tue 13:53:32
更新日:2024/04/06 Sat 00:58:02
所要時間:約 4 分で読めます





ポケモンに登場する技の一つ。初登場は第二世代(金銀)。
タイプは ???タイプ という他に例のないもの。???タイプのポケモンは存在せず、また「のろい」以外にこのタイプの技はない。
ただし、これは第四世代までで第五世代からはゴーストタイプに変更された。

それに伴い、第四世代ではアルセウスの???タイプのグラフィックが存在していた(内部データのみで対応するプレートがないのでゲーム中で見ることはできない)が、第五世代以降削除されている。


ゲーム内での「のろい」

他の技とは一線を画する特徴として 使用者のタイプにより効果が変動する というものがある。

ちなみに進化によりゴーストタイプが追加される系統であるジュナイパーガラガラ系統は、進化前と後とで全くの別物になる。

ゴーストタイプ以外に使わせた場合

「鈍い」 。「攻撃と防御を一段階上昇させ、素早さを一段階下げる」。

効果は(しっぺがえしやジャイロボール、トリックルームと併用する場合を除き)ビルドアップの下位互換。
そのためビルドアップを覚えるポケモンならあえてこちらを使わせる理由はない。
ただ、ビルドアップは覚えないがこちらは覚えるポケモンも少なくないので、差別化はされている。

また下がるのが素早さというのもポイントで、素早さは相手より速いか遅いかだけなので、元から鈍足のポケモンに使わせるならデメリットはほぼない。
「鈍いジャイロ」はハガネールの代名詞と言ってもいいだろう。

「ハロウィン」等によりゴーストタイプを得た場合、「呪い」になってしまい積めなくなってしまう。

Zワザにした場合、攻撃がさらにもう一段階上昇する。


ゴーストタイプに使わせた場合

「呪い」 。「自分の最大HPの半分を消費し、相手を呪い状態にする。呪い状態のポケモンは毎ターン最大HPの4分の1を失う」

自分のHPを犠牲に相手を呪うまさにゴーストタイプらしい効果を持つ。

効果自体はかなり強烈でどくどく以上のペースでHPが減っていく。
しかし、最大HPの半分というみがわりを上回るコストが難点。
先手を打って使っても返しの一撃で沈んだり、逆に後手で発動しHPが半分を切り自爆することも*1

自爆覚悟の最後っ屁ならゴーストタイプ全般が覚えるみちづれの方が優秀である。

だが、第五世代から みがわり無効 という優秀な効果を獲得しており、状況によってはかなり役立つようになった。
また他の状態異常ではなく状態変化であるため、ねむるで回復できないのも地味ながら優秀(その代わり交代で解除される)。

当然、みずびたしなどでゴーストタイプを失えば「鈍い」に変化する。

Zワザにした場合、HPが全回復する。ただし、回復後にHPが減るため、コストを踏み倒せるわけではない点に注意。


習得方法

初登場の第二世代のみわざマシンが存在し、さらにわざマシンが使える全てのポケモンに習得させることが可能。
以降はわざマシンが存在しないため、レベルアップか遺伝でのみ習得可能。
習得できるポケモンが大幅に限られてしまったが、金銀VC配信に伴い金銀世代のポケモンなら全てがのろいを使用可能になった。


余談

第四世代以前では???タイプだったのは前述の通りだが、内部的には「鈍い」はノーマルタイプとして、「呪い」はゴーストタイプとして処理されていた。
テクスチャーの対象として選ばれた場合、それぞれのタイプに変化する。

へんげんじざいのポケモンが使用すると、技の発動より先に特性が処理され、元のタイプに関わらず「呪い」となる。
もし???タイプのままだった場合、テクスチャーと同じように処理されていただろう。

「鈍い」を選択してから実際に使用するまでの間にゴーストタイプを得ると、実際に使用する技は「呪い」に変化するが、攻撃対象は「鈍い」のままであり、 自分に「呪い」を掛けてしまう
逆に「呪い」が「鈍い」に変化した場合は、問題なく自分に「鈍い」を掛けることができる。

英語版では「呪い」の直訳で Curse
しかし、前述のように使用タイプで効果が変わるのは 単なる駄洒落 であるため、Curseでは意味が通じない事態に。
そのため、英語版Wikiでは「はねる」や「とんぼがえり」のような日本語でないと意味がわからない技名同様に解説が載せられている。


追記・修正は鈍く呪いながらお願いします。

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