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Windows Vista - (2019/05/30 (木) 07:00:22) の編集履歴(バックアップ)
登録日:2011/02/03(木) 04:24:37
更新日:2024/03/27 Wed 21:43:12
所要時間:約 5 分で読めます
Windows VistaとはMicrosoftが開発したOSである。
イタリア語で“光景”や“眺望”という意味らしい。
2006年11月9日に発売開始となった。
利用者のニーズにより応えるため、従来OSである
Windows XPよりも多い6つのエディションを提供した。
一番シンプルなエディションはStarterである。
機能はかなり削られ、同時に実行出来るアプリケーションの数は3つまでに制限されている。
新興国向けなので国内では販売されない。
国内で入手できるエディションでは最もシンプル。
Aeroは利用できない(一部では使えるらしい)。
64bitバージョンの場合8GBまでのメモリを利用出来る。
最も一般的なエディション。
CMで宣伝されたPCにはこれがインストールされている。
Aero使える。
64bitバージョンでは16GBまでのメモリを利用出来る。
ビジネス向けPCにインストールされている。
マルチメディア機能を省かれた代わりにネットワーク機能が強化されている。
2CPU可能。
64bitバージョンでは128GBまでのメモリを利用出来る。
全部入り。
2CPU可能。
64bitバージョンでは128GBまでのメモリを利用出来る。
一般には発売されない。
数十以上のライセンスを購入する場合のみ販売される。
Businessの機能に加えてデータの暗号化、アプリケーションの互換性、言語機能が強化されている。
2CPU可能。
64bitバージョンでは128GBまでのメモリを利用出来る。
発売までは、デスクトップを3D表示できるWindows Aeroや斬新的デザインのGUIを搭載するなど期待が高まっていた(不安の声もあったけど)。
しかし発売後の評価は一変した。
「Aeroって3D表示っぽく見えるだけだよね。」
「Aeroが重くてたまらん。」
「Aero切っても重い。」
「メモリ食い過ぎ。」
「ソフト動かねーぞ。」
「不安定なOSだな。」
「これが斬新的wwwMac OS X未満wwww」
Vistaが発売されて間もない頃に発売された一般向け(電気屋で売ってるような)の2007年冬モデルには、フラッグシップモデルではCore2 Duo、それ以外のPCはPentium 4かCeleron Dが搭載され、GPUはフラッグシップモデルでGeforce 7000系あるいはRadeon HD 2000系が搭載されていた。
メモリは1GBが標準であった。
OSとしてAeroが使えるVista HPがインストールされている製品が多かったが、メモリとグラフィックについてはVista HPが要求するスペックをギリギリ満たしている程度であった。
GPUのパワー不足、メモリ不足はグラフィックボードやメモリを買い足せば済むが、今まで使用していたソフトが動かないというのはどうにもならない。
特に企業にとって、これは今までの資産が生かせなくなるという重大な問題であった。
未だにPC-98を使っている企業もあったりするので、おいそれと移行できそうにないことは容易に想像できるであろう。
なお後続OSであるWindows 7の企業向けエディション“Professional”及び“Enterprise”、全部入りエディション“Ultimate”には“XPモード”が搭載されており、一応はXP時代までのソフトを動かすことができる。
GUIがMacよりアレなのはWindowsの仕様です。
サポートの期限は一般向けエディションと企業向けエディションで異なる。
一般向けエディション“Home Basic”“Home Premium” “Ultimate”は、セキュリティやバグの修正の他にメールや電話での無料サポートや機能追加といったメインストリームサポートのみの対応となる。
Windows Vistaのメインストリームサポートは2012年4月10日までで、それ以降は一切のサポートは提供されなくなる。
企業向けエディション“Business”“Enterprise”は、メインストリームサポートに加えて5年間の延長サポートが提供される。
延長サポートではセキュリティ関連の修正とメールや電話での有償サポートのみ提供される。
延長サポートは2017年4月11日まで提供される。
当初、Ultimateは企業向けエディションと同様に延長サポートも提供される予定であった。
しかしMicrosoftが意向を変えたためメインストリームサポートのみの提供となった。
なお一般向けエディションのサポート期限は、従来OSであるWindows XPの一般向けエディション“Home Edition”“Media Center Edition”よりも短い。
これらは2014年4月8日まで延長サポートが提供される。
言い換えれば、これらの方が2年ほど長く「使える」OSとなっている。
なんだか理不尽な気がしないでもないが・・・。
2009年6月26日~10月22日に購入した“Home Premium”“Business”“Ultimate”を搭載したPCは、2010年1月31日まで無料でWindows 7の該当エディションに無償でアップグレードできた。
ちなみに、このOSは一度もトップシェアになることなく終わってしまいそうである。
Windows meほどではないにしても、発売からほぼ3年たった最盛期でさえXPの1/3程度(1/4という調査結果もある)というシェアは、このOSが明らかに失敗したということを物語っている。
追記と修正をよろしくお願いします。
- サルベージしました -- 名無しさん (2019-05-29 23:26:16)