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ルシオラ(GS美神) - (2017/11/10 (金) 14:19:14) のソース
&font(#6495ED){登録日}：2011/11/27(日) 07:27:56
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&font(#6495ED){所要時間}：約 6 分で読めます
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#center(){
&font(#ff0000){「おまえ…もしかしてバカなの？」}
&font(#008cff){「……………」}
&font(#ff0000){「一瞬迷ったんでしょ！？ なのになんで…」}
&font(#008cff){「夕焼け…好きだって言ったろ」}
&font(#ff0000){「えっ」}
&font(#008cff){「一緒に見ちまったから…あれが最後じゃ、悲しいよ」}
&font(#ff0000){「おまえ……」}
}
ルシオラとは、[[GS美神極楽大作戦!!]]の登場人物。
作品中最も長く、そしてこれまでの伏線が結実する事実上のクライマックス『アシュタロス編』での最重要人物で、真ヒロインとの声も絶えず未だ根強い人気を誇るキャラクターである。
ただし、その登場は作品全体から見ても終盤にあたり、連載も既に約6年を越え各々の登場人物の人気もある程度確立された状態であった。
にも関わらずいきなり現れた新キャラクターが瞬く間に読者のハートをがっちり掴んで絶大な支持を獲得し、不動の人気で一気にヒエラルキーを塗り替え、作品に対しても最高潮の盛り上がりに貢献することになったのである。
長寿連載作品としては、これはかなり凄いことであった。
近年発売されたトレーディングカードゲーム『サンデーVSマガジン』では並み居るレギュラー陣を差し置いて真っ先に採用されている。
これだけでも彼女の人気が当時どれほどのものだったか窺い知れるだろう。
そもそもはアシュタロスが美神令子に隠された魂の結晶を奪還する為に作り出した三姉妹の長女で、蛍の化身である魔族（名前もラテン語で『蛍』を意味する）。
外見は黒髪おかっぱの可憐な美少女で、2本の触覚を生やしている以外は人間と全く変わらない容姿を持つ。
ただ、ペチャパイ呼ばわりされて怒るなど胸にはコンプレックスを抱えていた模様。
因みに主食は砂糖と水。
二人の妹（ベスパ、パピリオ）と違って眷属を使役する描写はないが、やはり蛍らしく光を使った麻酔や幻惑攻撃を得意とする。また、他人の精神に侵入するサイコダイブも可能。
機械に強いのか逆天号のメカニックを主に担当し、術を使って兵鬼を作り出したりもする。後半ではバイクを自由自在に駆った。
戦闘力に関しても美神たちが全く歯が立たないほどの恐るべき強さを誇るが、その凄まじい力は&font(#ff0000){寿命に1年間}という制限を設けてのものであり、まさにアシュタロス復活の為だけに存在する使い捨ての道具だった。
だからこそ、少しでも多くの美しいものを自分の思い出に残したいと感じているのか&font(#ffb74c){夕焼け}が好きである。
そんな彼女の運命が、[[横島>横島忠夫]]との出逢いで大きく変わり出す……。
囚われて『ポチ』と呼ばれながら（美神の下働きよりも扱いが優しくて心温まる）下僕生活を強いられていた横島だったが、スパイ活動に専念しつつも三姉妹の命が1年間というリミットを知り苦悩するように。
そんな中、美神美智恵に大規模なトラップ攻撃を仕掛けられ逆天号が中破。
横島を連れて外部へ応急修理に出ていたルシオラは上空に投げ出され、その足を咄嗟に掴んだ横島は何度も手を放そうと逡巡する。
だが、優しすぎる横島はやはりルシオラを見捨てられなかった。
そして、その姿がルシオラの心を揺り動かす……。
&font(#ff0000){「もっとおまえの心に残りたくなっちゃうじゃない…！」}
&font(#ff0000){「敵でもいい、また一緒に夕焼けを見て……！ ヨコシマ！」}
三姉妹には裏切りを阻止すべく消滅プログラムが設定されており、そのタブーの一つに「&font(#f09199){人間と性交する}」が含まれている。
だが、それを承知の上でルシオラは横島に抱かれようとした。
&font(#ff0000){「私たちの一生は短いわ。恋をしたらためらったりしない…！！」}
臆病で卑屈でヘタレで煩悩の塊であった横島も彼女の想いの強さと深さ、その運命を知り決起。
かつてない闘志を燃やし、「&font(#008cff){アシュタロスは────俺が倒す！！}」を始め数々の名場面のオンパレードを生み出すことになった（あまりにも真剣になりすぎて美神たちに偽者ではないかと疑われる羽目に陥ったが…）。
ルシオラ自身は「&font(#ff0000){下っ端魔族はホレっぽい}」と自嘲気味に考えているが、そんなルシオラに男を見る目があることを証明する為に横島は奮闘し、人間としても霊能力者としても大きく成長して遂に美神すら越える。
この一連の流れは熱く、そして泣けるので是非ご一読を。
南極の戦いでアシュタロスが生死不明になって以降、GS本部の采配で「アシュタロス打倒に貢献した協力者」とされ、パピリオと共に美神の保護観察下で過ごすことに。
ドクターカオスの協力で消滅プログラムも解除され寿命の問題も解決し、彼女の運命を縛るものは何もなくなった。
横島にとって人生で初めての&font(#ff0000){正式な恋人}となり、甘い生活を謳歌することに。
&font(#0000ff){以下ネタバレ}
二人の幸せは本当に束の間だった。
生存していたアシュタロスに美神は囚われ、魂をバラバラにされた上でエネルギー結晶を強奪されてしまう。
横島と絶妙のコンビネーションを発揮して再生メドーサを倒した直後、アシュタロスに奇襲を仕掛けるものの失敗。
一時撤退しつつも横島を美神のもとに向かわせると、彼女は来襲したベスパと交戦。
共に過ごす内に、横島が本当に愛しているのは美神ではないかと考えたゆえの選択だった。
東京タワーを舞台に繰り広げられる姉妹の死闘は、ベスパが強化されていた上にメドーサ戦でダメージを受けていたこともありルシオラが絶体絶命の危機に。
その窮地を救ったのは、やはり愛する横島だった。
駆けつけた横島の捨て身の援護でベスパを撃破することには成功したものの、その代償として横島は瀕死の重症を負う。
そんな状況になれば、ルシオラが取る行動は決まっていた────彼が助かるなら、自らを形成する霊体を捧げると。
横島が回復すると、自分を心配する彼に嘘をつき、満面の笑顔を浮かべ送り出した。
#center(){
&font(#ff0000){一緒にここで夕陽を見たね、ヨコシマ}
&font(#ff0000){昼と夜の一瞬の隙間……}
&font(#ff0000){短い間しか見れないから、綺麗……}
}
横島が去った後、最愛の男性との最高の思い出を胸に、静かに目を閉じるルシオラ。
東京タワーに蛍のような微弱な光が灯り、そして消えた……。
横島の肉体に注がれた霊体は個別の残留思念として彼をサポートし、その魂は共にアシュタロスと戦い抜いた。
だが飛散した霊体の収集が足りず、やがて横島と完全に同化して復活は不可能に。
基本コミカルな本作において、主要登場人物では最初で最後の犠牲者となった。
(一応、横島の娘として転生するという救済策が用意されてはいるが…｡)
ルシオラは、あまりにも人気が出すぎて、そしてあまりにも物語の中心になりすぎた。
横島とかつてないほど相思相愛になってしまった以上、もし生存すれば確実に作品の今後に多大な破綻をきたしていただろう。それこそ、作品を崩壊させかねないほどに。
故にどうあっても退場しなければならず、彼女の死は避けられない必然的な処遇だった。
それは大勢の読者も理解していたと思われる。
しかし、それでも幸せを願わずにはいられなかったファンはその死を突きつけられ慟哭した。
連載当時はまだインターネットが普及し始めたばかりの頃であったが、当時設立されていたファンサイトでも激しい論争が巻き起こっていた。
もし現在ほど情報社会が発達していたなら、どれほどの大騒動になっていたか想像もつかない。
最も横島を愛し、最も愛された女性が劇中に登場した連載期間はおよそ１年間。奇しくも本来設定されていた寿命と等しかった。
結ばれることのない悲恋だったが、かといって一概に「悲劇のヒロイン」と呼べるだろうか。
横島と巡り逢えただけで、愛も恋も知らずに終わる筈だったルシオラの人生は、蛍の光どころか閃光のように輝いたのだから……
#center(){&font(#ffb74c){アシュタロス編のアニメ化を望む人は追記修正お願いします}}
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- 連載追ってる最中何度もヤバいだろうなあとは覚悟してたけど、それどもやっぱり退場したときはショックだったな -- 名無しさん (2013-12-18 15:11:50)
- 大人になってから見返して、その儚い姿に惚れてしまった。ルシオラが逝ったときは単行本読みながら本気で泣いていた。 -- 名無しさん (2014-03-30 01:51:21)
- 「え？おキヌちゃんとか美神さんとかどうすんの？…でも死なないで！」なキャラだったなぁ -- 名無しさん (2014-05-26 12:59:52)
- 前半のヒロインはおキヌちゃん、後半のヒロインはルシオラ。異論は認める。 -- 名無しさん (2014-09-28 13:00:07)
- おキヌちゃんは生き返って以降はイマイチ精彩を欠いたなあ・・・ -- 名無しさん (2014-10-15 18:24:00)
- （内容はともかく、活躍よりも先に総評がくるのはどうなんだろう…？） -- 名無しさん (2014-10-17 20:44:19)
- ルシオラ死ぬシーン見たくなくてサンデー買うのやめちゃって、物凄く後悔し、単行本読んで「何で死なすんだよー！作者のバカー！（作家にとっては褒め言葉だろうが）」て泣いたの思い出す。 -- 名無しさん (2014-10-27 07:10:09)
- ルシオラファンには悪いけど個人的にはそこまでかわいいとおもってなかった だが死ぬシーンでは涙腺が崩壊した懐かしいキャラだな -- 名無しさん (2014-11-04 19:05:57)
- ↑あの人の絵はそれほど萌え的な方面に向かない。ただ、ストーリーや言動でキャラクターを魅力的に魅せる所が凄い。 -- 名無しさん (2014-11-04 19:08:55)
- ↑いや、冥子やおキヌちゃん、あと小鳩あたりは可愛いと思ってたよ。やっぱり「長期連載の中にいきなり入ってきたキャラ」ってのがほかのキャラに比べて好きになれなかった理由かな。今では大好きだけどね -- 名無しさん (2014-11-04 19:13:45)
- 机の妖怪の子好きだったな。あの子トシ取らないから生まれ変わったルシオラと一緒に学校で勉強とかしたりするんじゃないか。 -- 名無しさん (2014-11-21 13:00:24)
- 何で横島が漢になる話って、あんなに燃えるんでしょうね。 -- 名無しさん (2014-12-04 19:49:09)
- ↑普段がどうしようもないからだろ。映画ののび太と一緒だよ。 -- 名無しさん (2015-02-08 09:56:26)
- オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ！！！！ -- 名無しさん (2015-03-30 03:44:57)
- 怨念や恨みを感じる記事だ -- 名無しさん (2015-07-12 07:45:58)
- 俺は終わってから単行本で集めたから受け入れられたけど連載見てた人には終わるまでに彼女が復活するかどうかはすごい気になってたんだろうな -- 名無しさん (2015-08-06 07:14:20)
- 連載当時既にGS美神がGS横島になってしまってたくらいだからな・・・悲しいけどもし退場しなかった場合完全に横島が主人公になっていただろう -- 名無しさん (2015-10-21 10:10:01)
- あれ以降、連載を続ける意味あったのか？って終わり方でしたね。伏線を全部放棄しちゃって、人間関係スカスカでしたから。 -- 名無しさん (2015-11-09 22:54:29)
- ぶっちゃけ、ルシオラ篇だけでもまたアニメ化してくれないかなーって思ったけど、横島の普段のkzっぷりがこの話を際立たせてるんだもんなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-11-12 15:39:45)
- 最後で破綻した失敗作をアニメ化してなんになるんだ？ -- 名無しさん (2015-12-17 15:43:06)
- だって、視聴者から返ってくるのは、何だこのオチはーというブーイングだけだと容易に推測されるから。 -- 名無しさん (2015-12-17 16:19:13)
- それまで張ってきた伏線を全部放棄して。作者の慌てふためきぶりが滑稽でしたな。結局作品の雰囲気も元に戻せず最後は尻切れトンボで終わり。ＧＳ美神は見事な駄作として完結することになりました。脱線させるなら最後までそのまま突っ走るか、最初からそんなキャラクターは出さないか、どちらかでしかダメだったってことですよ。 -- 名無しさん (2015-12-30 06:54:50)
- ↑うざ -- 名無しさん (2016-03-08 20:24:15)
- これの作者は長編に向かないんだよ。絶チルも同じような状況に陥ってる。どんな作品でも１０巻ぐらいで終わらすべき。 -- 名無しさん (2016-03-11 07:18:05)
- 要するにこの漫画はジャンプ的儲け主義(人気がある限り続けて儲けよう的な考え)でコケたってことでしょう。 -- (2016-03-12 15:07:54)
- 出ている間は横島的にも物語的にも完全に彼女がヒロインだったけど、その間ずっと支え役に回ってた美神さんもいい女だったよ -- 名無しさん (2016-07-15 16:09:40)
- 支え役？なってない、なってない。 -- 名無しさん (2016-07-16 08:05:35)
- 後先考えずに描いてたってのが丸わかりのグタグタな結末でしたな。こりゃまずいと作者が気づいたのはどの時点だったのやら。夢の中でルシオラと美神を入れ換えた話などには、ドン引きでしたわ。 -- 名無しさん (2016-07-16 08:11:59)
- 途中で死なせておいたから悲劇のヒロインとして肯定的に見られてると思うんだが、あのまま生かしておいたらひどいメアリーキャラだといって叩かれていた可能性もあったかもな -- 名無しさん (2016-07-29 22:14:05)
- 終わり時を間違えたジャンプのような漫画。掲載紙はサンデーなのに。やっぱ作者がごねたのか？当たるかどうか分からない新作を描くのはこわいって。 -- 名無しさん (2016-10-09 18:41:10)
- 作者自身、終盤話を盛り上げるつもりが皆無だったからね。果てしなく話をだらだら続けて原稿料を稼ぎたかったんでしょうよ。 -- 名無しさん (2016-10-19 20:07:35)
- これアンチが沸きまくってるし一度コメントリセットした方がよくない？ -- 名無しさん (2016-12-08 03:10:11)
- ↑異議なし それも同一人物の粘着かという雰囲気だしな -- 名無しさん (2016-12-08 10:57:50)
- 週刊少年ジャンプの掲載作品のように、終盤コケたという評価は万人の総意だと思うよ？ -- 名無しさん (2017-01-15 01:36:58)
- ↑例えそうでもキャラクターや作品への誹謗中傷は禁じられてる。ちなみに俺はGS美神は最後まで楽しめたぞ -- 名無しさん (2017-01-15 01:48:04)
- ルシオラを踏み台にして男として成長し、美神にふさわしい夫になる。作者が描きた描きたかったことはそれだろう。ただ、読者からの反応が期待していたものとは全然違ったので、長々と張ってきた伏線をすべて放棄。それがあのラスト。誹謗中傷ではなく誰もが感じる結論は単にそういう話。 -- 名無しさん (2017-01-15 08:47:36)
- 我ながら余計なお世話だと思うがお前らは一度消されるコメント例を読んできた方がいいと思うぞｗ -- 名無しさん (2017-01-18 04:44:10)
- 伏線回収とかそういう技術的なことではツッコミたくなるのにむっちゃ面白いってとこが凄いと思うけど。俺は大好き。 -- 名無しさん (2017-07-23 17:40:56)
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