幻想水滸伝4

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幻想水滸伝4 - (2016/10/01 (土) 07:36:32) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/07/15(金) 08:39:26
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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幻想水滸伝4とは、KONAMIが製作したPS2ゲームである。
発売日は2004年8月19日。
キャッチコピーは『108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか』
キャラクターの作画は幻水1の河野純子が担当している。


◇特徴

シリーズを通しての特徴は[[幻想水滸伝シリーズ]]の項目を参照して欲しい。
今作で最も話題を呼んだのは、キャラクターに声がついたことだろう。
最近のゲームではCV付きは当たり前だが、幻水シリーズは&font(#ff0000){仲間だけでも108人いる}ため、本当にボイスがつくのか当時は期待と不安が交錯していた。結局、イベントや戦闘に参加しないキャラはCVなしではあったが。
また、従来の戦闘はメンバーは6人だが、今作は4人となっている。(メンバーが4人になっているのは、今作と[[幻想水滸伝ティアクライス]]のみ)
本拠地システムも健在だが、城ではなく巨大船となり、本拠地ごと移動する。


◇あらすじ

舞台は太陽暦307年、群島諸国。
群島諸国の国境に位置するガイエン公国の島・ラズリルに拠点を置くガイエン海上騎士団に所属する主人公は、ある事件をきっかけに濡れ衣を着せられ、仲間と共に街を追放される。

敵国の将軍との遭遇、無人島漂着などを経て辿り着いたのは、群島諸国の南東に位置するオベル王国。
その国王、リノ・エン・クルテスに出会い、そこから群島諸国と、それを狙うクールークとの戦いに身を投じていく…


◇システム

今作はシリーズで唯一、町の中もフィールド上360度回転のフル3CGでマップで動く。
主人公の背後からの視点がデフォルトだが、主人公視点からでも操作は可能(ただしかなり酔いやすい)
また、本拠地=移動方法のため、またたきの手鏡(フィールドマップ上で使うと本拠地に戻れる、シリーズ通してのアイテム)が街中でも使える。
ちなみに持てる所持金額も大幅に増えた。

戦闘システムは上記にあるように、戦闘メンバー4人とサポート1人構成。
戦争システムは今回は『2』に近く、ターンごとに船を前後か左右かに動かし、攻撃範囲内に相手の戦艦が入ったら、紋章砲か白兵戦で攻撃するというもの。
駒となる船には、船長・砲台主・白兵4人をそれぞれ配置する。特に船長と砲台主はキャラによって能力が大きく変わるため、最も重要だろう。


◇キャラクター

・[[主人公>4主人公(幻想水滸伝)]]
4主人公の項目を参照。シリーズで1、2を争う程の不幸っぷりを見せる漢。
序盤は片手剣を使用するが、途中から双剣を使う。

・[[スノウ・フィンガーフート>スノウ・フィンガーフート(幻想水滸伝)]]
主人公の幼なじみでラズリル領主の一人息子。シリーズ一のヘタレで愛すべき馬鹿。
主人公とは仲は良いが、領主の息子と屋敷の小間使いという立場のため、多少ぎくしゃくしている。
「腕が動かなかったんです!」
 
・フレア
オベル王国の王女。王女の割にはかなり行動派。
主人公達が漂流しているところを発見し、保護する。

・リノ・エン・クルテス
オベル王国国王で、フレアの父親。
いつも軽装のため、見た目は近所のおっさんだが、国王らしく頭がきれて器もでかい人物。

・エレノア
今作の軍師。
軍師の名家、シルバーバーグ家の一員で、昔はかなり活躍していたが、ある事件をきっかけに無人島に引きこもって呑んだくれていた。口は悪いが実力は衰えていない。

・トロイ
クールークの若き天才将軍。
11年前、彼の指揮した船一隻でガイエン海上騎士団の船を壊滅寸前まで追いやったことがある。
主人公とは漂流中に出会う。

・クレイ
群島やクールークなどで商売を行っているクレイ商会の創設者。左腕が義手になっている。
以前はエレノアの弟子だったようだが…?

・レックナート
毎度お馴染み夜這i……赤月帝国の魔術師の島に住む盲目の女性。
今回も登場するのは真夜中。主人公に罰の紋章について教え、その行く末を見守っている。


◇クソゲーオブザイヤーについて

……この作品が大好きな筆者としてはなかったことにしたいが、この話題についてはどうしても避けて通れないだろう。
本作は2004年のクソゲーオブザイヤーの受賞候補としてノミネートされていた作品でもある。
ただし、かの有名なヨンパチショックが起こる前のため、現在とノミネート基準が若干違っていたことを、あらかじめ知っていただきたい。…と言ってもノミネートされている以上言い訳に過ぎないのだが。

挙げられた欠点として、

1.船移動が遅い
これはプレイした9割の人が思うだろう。船の移動速度が遅いうえに操作も癖がある。そのせいでストーリーがテンポよく進まないのである。
これは中盤でビッキーを仲間にすればある程度改善されるが、仲間にする場所が、交易好きではない限りあまりいかない場所だし、ビッキーの存在を知らない新規プレイヤーなら、存在に気付かないままクリアした人もいるだろう…。

2.ロード時間が長い
待ってる間は可愛らしく動くドットの主人公たちを見ていよう。

3.ストーリーが短い
制作期間が短かったらしく、他のシリーズと比べてかなり短い。次回作はシナリオが倍ぐらい増えてるように思えるぐらい。
ただ、逆を言えばサクサク進める…とも取れる。全体の難易度もそこまで高くない。


以上の不満点はよく挙げられるが、主人公の生い立ちなどの裏設定やシンプルな戦闘、魅力的なキャラクター×108+α、中毒性のあるミニゲーム、良曲の多い音楽、変に味のあるアイテムなど、評価できる点も多くあるため、シリーズに興味がある人なら是非プレイして頂きたい。
 
なお、番外作品に『Rhapsodia』がある。
こちらは本作の2年後の群島諸国とクールークが舞台となっており、本編では語られなかったエピソードや、主人公達の幼少期の話などがあるため、4をプレイした後にお勧めしたい。もちろんデータコンバートが可能。


現在は入手が難しいが、電源文庫からノベルが全3巻で発売されている。
こちらは今まで幻水シリーズのノベルを書いていた堀先生と違い、高瀬美恵先生が書かれているが、仲間加入時のエピソードや主人公の心境が丁寧に描かれているため、おすすめ。 
 
 
 
 
 
追記・修正こそ、誇り。

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- 船の移動速度はR1を押している間だけ解消dきるんだけどねぇ  -- 名無しさん  (2014-10-18 18:38:20)
- ↑移動早くなってもエンカ多いし戦闘に移るまでが長いし王者の紋章が宝探しで入手だしで解決になってない気がする  -- 名無しさん  (2014-10-31 00:49:38)
- ところで電源文庫てなんぞ←  -- 名無しさん  (2014-12-25 20:28:55)
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