ハンナ・バーベラプロ

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ハンナ・バーベラプロ - (2024/02/10 (土) 22:08:28) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/10/10 Mon 04:27:28
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}


*概要
ハンナ・バーベラ・プロダクションは、[[アメリカ>アメリカ合衆国]]のアニメ製作会社。
『[[トムとジェリー]]』で爆発的なヒットを記録したウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが設立。ちなみに両者は元々別のアニメ製作会社に在籍していたが、トムとジェリーの爆発的ヒットを契機に本会社を立ち上げ独立した。
1957年から2001年にかけ、様々なアニメを製作。
1994年には子会社としてカートゥーンネットワークスタジオを設立。

その7年後、ウィリアム・ハンナが鬼籍行きになり、更に本社はワーナー・ブラザーズに吸収された。

その5年後、吸収と同時にワーナー・ブラザーズアニメーションの顔役となっていたジョセフ・バーベラが鬼籍行きに…。
しかし、カートゥーンの王道と言うべきドタバタコメディものから、アクション冒険もの、ヒーローものまで多彩なジャンルの作品を生み出しており、それらは[[某ネズミ>ミッキーマウス]]の[[生みの親>ウォルト・ディズニー]]に負けない位、個性豊かなキャラクター達のファンは今でも沢山いる。


*&bold()【日本での展開】
日本がまだテレビアニメ黎明期だった1960年代、[[日本>日本国]]で沢山のHB作品が放送された。
吹き替え版ならではのアドリブも相まってその人気は留まる事を知らず、1970年代でも幾つかの作品が放送された。

勿論、日本のアニメ会社も負けてはいられない。

[[タツノコプロ]]、[[東映アニメーション]]等、今や日本になくてはならないアニメ製作会社も、

「我等が日本も負けてはいられない」

と、言わんばかりに数々のアニメを製作して行き、子供達のハートをがっしり掴んで行った。
速い話、当時はこれら数々のアニメ製作会社による、日米アニメ合戦が繰り広げられていき、共に多くのお茶の間の子供達を楽しませた。

しかし、1980年代に入るとテレビ局やスポンサーの関心は日本制作アニメへと一気に傾倒し、日本へ上陸する作品は大幅に減少。一応映像ソフトという形でお披露目できた物もあるが、この影響で後期のHB作品が日本の視聴者には殆ど知られないという事態を招いてしまう結果となった。

それから暫く経過した1997年に海外アニメ専門のケーブルテレビチャンネル、「カートゥーンネットワーク」が日本に開局したことで幾つかの作品が新たに視聴できるようになった。が、それでも未だに日本語吹き替え版が制作されずじまいとなったHB作品は数多いのである。

なお、日本で放送されたハンナ・バーベラ作品の殆どは日本版オリジナルの主題歌が独自に制作され、日本の視聴者の間で話題に上がることも多い。


*&bold()【主なアニメ作品】
作品数が多いため、日本でも知名度がある作品や、下記で解説する「ジェリーストーン!」で主に登場するキャラクターの作品などに絞って紹介する。

**[[トムとジェリー]]
ご存知、[[猫]]と[[鼠>ネズミ]]の愉快なドタバタストーリー。
これを知らずしてハンナ・バーベラ作品を語る資格はないに等しい。
因みに1940年〜1958年までがハンナ・バーベラの手によって制作されており、以降はチャック・ジョーンズの手によって続編が製作された。

**[[チキチキマシン猛レース]]
恐らく知名度2番目。ムチャクチャなマシンたちがハチャメチャなレースを繰り広げる。
本作は知らなくても、ケンケンは知っている人も多いはず。
2017年にはリメイク版の「チキチキマシン猛レース!」が制作、ブラック魔王の声を原作版の吹き替えを務めた[[大塚周夫]]の息子、[[大塚明夫]]氏が務めている。

**スカイキッドブラック魔王
上記の「チキチキマシン猛レース」のブラック魔王とケンケンを空軍の飛行隊員として登場させたスピンオフ作品。
いつも敵国の伝承鳩、ポッピーを捕まえようとするが失敗する。
「ジェリーストーン!」の方にはゲストキャラクターとしてポッピーとブラック魔王の部下であるビックリが登場した。

**ペネロッピー絶体絶命
可愛い女の子、ペネロッピーと彼女を守る為に命をかけるちびっこギャング7人衆のハードストーリー。
ちなみにペネロッピーは上記の「チキチキマシン猛レース」の方にもレーサーとして出演している。

**クマゴロー
ジェリーストーン国立公園を舞台に熊のクマゴロー達が繰り広げる大騒動。
本国では「ヨギ・ベア」の名前で知られている。
下記の「ジェリーストーン!」の作品ではメインキャラクター扱いで、クマゴロー達は病院を営んでいる。
なお、日本語吹き替え版でも本国の原作版と同じ「ヨギ」などで呼ばれている。

**珍犬ハックル
青い体色の犬・ハックルが毎回様々な役に扮してドタバタ劇を繰り広げる作品。
「ジェリーストーン!」では街の市長さんという設定で登場。

**ドラ猫大将
大将たち野良猫が一攫千金を狙って悪知恵を働かせるが、たいてい失敗して損をするドタバタ劇。
本国では「トップ・キャット」として知られている。
2020年に日本のカートゥーン・ネットワークで行われた『カートゥーンリクエストアワー』の3月期の投票において最多リクエスト数を獲得した事に伴い7年振りに放送された。
「ジェリーストーン!」でも相変わらず大将たちはインチキくさい商売とかしているが、一部のメンバーの性別が女性に変わっている。

**秘密探偵クルクル
[[リス>リス(動物)]]の[[探偵]]、クルクルとその助手、土竜のモコモコの愉快な探偵アニメ。
ハンナ・バーベラ作品でも比較的知名度がある作品なのだが
「ジェリーストーン!」ではなぜか&bold(){主人公のクルクルはポスターの絵での登場に留まり、モコモコの方だけがゲスト出演した。}
(なおモコモコは街でサウナ兼サンドイッチ屋の店舗を営んでいる模様である)

**シンドバッドの冒険
少年、シンドバッドの冒険活劇。ベルトを外してマッチョマンに変身!

**科学少年JQ
本国では「ジョニー・クエスト」のタイトルで知られている。
ジョニーとその父親であるクエスト博士、飼い犬のバンディ、家庭教師兼ボディーガードのレース・バノン少佐、ジョニーの親友のインド人少年ハジらが世界中の謎を解き明かす為、冒険の旅に出る。
クエスト博士は色々研究しているので各国スパイに狙われたりするが、&bold(){何の研究をしているのかは謎。}
因みにOP主題歌は、あの坂本九も歌っていた。
♪太陽は燃える、ジャングルは叫ぶ、謎に輝く宇宙の星へ~

なお、「ジェリーストーン!」ではジョニーとハジが大人になった姿で登場し、ボウリング場のオーナーを務めている。
さらに「ジェリーストーン!」のシリーズライターでストーリーボーダーのメロディ・イザによると、
2人は&bold(){同性婚}しているという。マジで?

**早射ちマック
[[馬]]の保安官マックとお供のルイの物語で、マックは悪人退治の際には「怪傑マック」に変身し、ギターを武器に大立ち回りを繰り広げ、最後は悪人の頭をギターで&bold(){「Kabong!」}と独特のサウンドエフェクトと共にぶっ叩く。
「ジェリーストーン!」ではマックが「怪傑マック」の姿で登場、下記のオギー、ヤッキー、チビスケ、ラフティとレディが通う小学校のクラスの先生として登場。
もちろんここでも&bold(){「Kabong!」}するが、それに必要なギターが壊されて自信を無くしてしまう回がある。
なお、ルイも登場するが性別が変更され、女性キャリアウーマンのキャラクターとして登場。マックとはあまり絡まない。

**オギーとダディー
アメリカ本国では上記の「早射ちマック」の中で共に放送された作品。
子犬のオギー(放送していたNETテレビ版ではチビ助)と父親のダディーの親子が繰り広げる物語。
「ジェリーストーン!」ではオギーの性別が変更され、女の子として登場しているが、ダディーはだいぶ&bold(){“超”が付くほどの過保護過ぎる親}キャラクターとして描かれている。
(※どのくらい過保護かと言うと、&bold(){たった3メートルの距離をオギーが離れるだけでも安全ヘルメットを被せてドギマギしながら見守る}、オギーが友達のチビスケやヤッキーといる場合でも&bold(){何台の監視カメラと、オギーにGPSを付けて見守っている}という程。)

**あひるのヤッキー
緑の羽を持った黄色いアヒル、ヤッキー・ドゥードルが養父で友達のチョッパーと一緒に暮らしているが、悪いキツネや悪いワニに追われたりする物語。
こちらも「ジェリーストーン!」ではヤッキーは女の子に、チョッパーはヤッキーの養母である女性として登場。
チョッパーは下記のカタヌーガ・キャッツらがいるピザ店の店主を営んでいる場面がある回が存在している。

**じゃじゃ熊一家
熊の一家が繰り広げる物語。
「ジェリーストーン!」では一家は街の食堂を営んでおり、主にチビスケ(シャグ・ラグ)が上記のヤッキーとオギーと共に各エピソードの主役として活躍する事も多い。

**つよいぞラフティ
猫のラフティと犬のレディのコンビが繰り広げる物語。
実はハンナ・バーベラプロ独立後に初めて制作されたオリジナル作品である。
「ジェリーストーン!」では、2匹はロボットの兄弟という設定で登場している。

**チュースケとチュータ
上記の「トムとジェリー」がハンナ・バーベラ制作から離れた翌年の1958年より制作された「ハンナ・バーベラオリジナル版のトムジェリ」で、ネズミのチュースケとチュータと猫のドラの追いかけっこを描く。
「ジェリーストーン!」ではドラがハックル市長の秘書として登場。一方チュータの性別が変更され女性キャラに変わった。

**ドラ・チュウ助探偵
猫のドラと、ネズミのチュウ太の2人の探偵が様々な事件を解決するドタバタ探偵モノ。
こちらも猫とネズミをメインとする作品だが、追いかけっこ系ではなくバディものとして描かれているのが特徴。
「ジェリーストーン!」では猫のドラが女性キャラクターに変更されて登場した。

**怪力アント
小さいけど、力持ち!
蟻んこヒーロー!
「ジェリーストーン!」でもアントは登場するがなぜかセリフが無い。

**マジックおばさん
[[魔女]]のおばさんの物語。
「ジェリーストーン!」ではクマゴロー達の病院の食堂のおばさんとして出演している。

**ワニのワーリー
動物園のアイドル、ワニのワーリーの物語。
「ジェリーストーン!」ではワーリーがいつも街の騒動に巻き込まれる住人としてたびたび登場する。

**かばのガバチョ
紫色のカバのガバチョが繰り広げる大冒険。
「ジェリーストーン!」ではガバチョは街の郵便屋さんとして働いているが、なぜかガバチョは&bold(){日本好きのアニメオタク}として描かれており、ハロウィン回では「[[FAIRY TAIL]]」の主人公ナツのコスプレをしてた。
また、本作に登場するイッピー、ヤッピー、ヤホーイの三銃士もジェリーストーンの街の警察官として登場。イッピーは女性キャラクターとなっている。

**ゴリラのゴンちゃん
ペットショップのアイドル、ゴンちゃんの物語。
「ジェリーストーン!」では服屋の店長として登場。メガネをかけており原作よりも知的な感じとなり、ファッションにこだわる人物に。

**突貫カメ君
ドン・キホーテのように悪漢に対して突撃する正義の味方を自認するカメの突貫と、その良き相棒で時にその猪突猛進ぶりをいさめる現実主義者でもあるムク犬のダムダムのギャグ活劇。
「ジェリーストーン!」では突貫カメ君は街の警察署長として働いており、部下として上記のイッピー、ヤッピー、ヤホーイらを連れている。

**原始家族フリントストーン
現代風にアレンジされた原始時代を舞台に、フリントストーン一家の愉快な一日が始まる。
因みに本作は実写映画化もされた。
「ウ~、ヤバダバドゥ~!!」
ハンナ・バーベラ作品の中でも知名度がある作品故か、「ジェリーストーン!」では主人公のフレッドがカメオ出演での出番に留まっている。

**宇宙家族ジェットソン
30世紀の宇宙を舞台に、スカイパッドアパートに住むジェットソン一家の愉快な一日が始まる。
フリントストーンのSF未来版と言えるが、フリントストーンと競演したエピソードもあり。
DCのティーンタイタンズともコラボし&s(){てヒドイ目にあっ}たこともある。
1990年にはユニバーサル映画配給で映画化、日本国内で「スペースファミリー/ジェットソンズ」というタイトルで上映された。
こちらは主人公のジョージ・ジェットソンさえ出演していないが、1980年代版に登場したキャラクター、オービティが&bold(){公園の遊具}としてカメオ出演している。

**[[大魔王シャザーン]]
古代アラビアを舞台に、二人の兄妹が指輪の精霊、シャザーンを呼び出す。
「出てこいシャザーン!!」
「ジェリーストーン!」ではシャザーンが街の露店の店主や、スーパーの試食コーナーの店員とかで登場している。

**怪獣王ターガン
五匹の怪獣を従えたジャングル惑星の王・ターガンが妻のマーミと息子のケーンと共に侵略者に立ち向かう。
ちなみにヒューヒュー&ポーポーがいれば他は要らないんじゃ(可愛いし)・・・
♪ターガン ターガン スーパーばりきの怪獣王~
「ジェリーストーン!」でもターガンがカメオ出演する回がある他、ヒューヒューが街の下水道から出現した巨大モンスターとしても登場する。

**宇宙怪人ゴースト
体を透明化する超人ゴーストが少年アランと少女ケイト、そしておさるのビッキーと共に悪者から宇宙の[[平和]]を守り抜く。
♪ゴースト ゴースト ゴーゴーゴースト~
「ジェリーストーン!」ではゴーストがシーズン2の3話にゲスト出演、下記のドラドラ子猫とチャカチャカ娘に登場するピピーの大量のクローンが乗った宇宙船がゴーストの乗る宇宙船に激突し、ピピーまみれになってしまった他、悪役であるカマギーラらもカメオ出演している回もある。

**珍犬探偵ダイナマット
正義のヒーロー、ブルーファルコンと相棒の伸縮自在のロボット犬ダイナマットが大都市を舞台に悪と戦うヒーロー物。
もちろん同じ名前のマシンに乗る[[F−ZEROレーサー>キャプテン・ファルコン]]とは無関係。
本国では1976〜77年に放送されたが、日本ではだいぶ遅れて1983年頃に放送されており、珍しい80年代に日本で放送されたHB作品でもある。
「ジェリーストーン!」でもブルーファルコンとダイナマットが登場。下水道に落ちたハックル市長を助けに来て、街の住人達を激励した。

**スーパースリー
それぞれの個性を活かした[[超能力]]を持つ三人のスーパーヒーローのお話。
♪ラリホ~、ラリホ~、ラリルレロン!
三人は普段は人気バンドとして活動しているのだが、
これは制作当時、ビートルズなどといったアイドルバンドグループが人気だった影響も受けたもの。
それ以降の他のハンナ・バーベラ作品でも、音楽バンドグループという設定のキャラクターが続々と登場するのである意味その原点とも言え、現実の音楽カルチャーの影響も大いに受けていたと言える。

**ブッチのムキムキ大作戦
ブッチら高校生にして人気バンドグループが様々な怪事件を解決していきながら冒険する物語。
「やったぜムキムキ大作戦」のタイトルでも放送されたという資料もある。
いかにも70年代のアイドルバンドグループ的なOPは必見。

**電子超人Uバード
鳥の翼を持つスーパーヒーロー、Uバードが今日も悪人を退治する!
後に他のハンナ・バーベラ作品のキャラクターも登場するセルフパロディー作品として
Uバードが弁護士に扮する「Harvey Birdman, Attorney at Law(ハービーバードマン法律事務所)」が制作されたが&bold(){内容がメチャ酷いぞ。}
&s(){フレッド・フリントストーンはマフィアのボスだし、シャギーとスクービーはマリファナ所持の疑いで逮捕されたりする。}

**アストロ超人ジャンボ
本国では「マイティー・マイター」の名前で知られている。
「ジャンボ~」と叫び棍棒を振り回すと超人に変身する原始人が活躍する先史時代のヒーロー作品。
上の「ハービーバードマン法律事務所」でもジャンボがハイラム・マイター判事として何度も登場しているし、「ジェリーストーン!」でもジャンボがプロレスラーとして下記のドボチョンと試合をするシーンが描かれている。

**ドボチョン一家の幽霊旅行
[[幽霊]]伯爵のドボチョンと人間の若者達のミステリー旅行。
尚、製作会社が全く違う「幽霊城のドボチョン一家」と混同しない様に…。
♪勇敢に~ ゆうれいが~ ゆうれいを~ やっつける~
「ジェリーストーン!」ではドボチョンがハックル市長がかつて子供の頃に憧れたプロレスラーとして登場している。

**アダムスのお化け一家
幽霊屋敷を車に改造してオモシロ不気味なアダムス一家が世界中のお化けを巻き込んだ珍道中を繰り広げる。
シケモク(ゴメズ)の吹き替えは初代スネ夫や1988年版イヤミこと[[肝付兼太]]氏。
故ラウル・ジュリア主演の[[実写映画>アダムス・ファミリー(映画)]]や某自動車CMが有名だが、実は今作は白黒実写ドラマがオリジンだったりする。

**ドラドラ子猫とチャカチャカ娘
売り出し中のバンド「子猫チャカチャカーズ」が、行く先で起きる様々な事件を解決する内容。
こちらはなんと実際の音楽グループとしても展開されており、猫耳萌え等、時代を先取りした感がある。
「ジェリーストーン!」では宇宙編で登場したピピーが登場した。

**ムクムクおやじとゴーゴー娘
現代に蘇った原始人の中年オヤジ、ケイブマンと、三人娘が繰り広げるドタバタ劇。
「ジェリーストーン!」でもケイブマンと三人娘が街の住人として登場している。

**爆走バギー大レース
ハンサム、ピンキー、食いしん坊の三人が制作した喋る車、スピードバギーが今日も皆と一緒に大レース!
「ムッシュ、ムラム~ラ!」
「ジェリーストーン!」ではスピードバギーと食いしん坊が出演。
ハロウィン回ではオギーが食いしん坊、チビスケがスピードバギーの仮装をしている。
またOPにもスピードバギーが加速した勢いで建物が次々倒れる演出のパターンが存在する。

**がんばれモビー
白鯨のモビーが遭難した少年トムとタブと共に、深海を冒険する物語。
モビーは巨体だが動きも素早い。
本国では上記の「アストロ超人ジャンボ」とセットで放送されていた作品だったが、日本ではNHK総合テレビの少年映画劇場にて単独で放送された。
「ジェリーストーン!」ではモビーがジェリーストーンの街の海に住んでいるが、
彼の誕生日の日にハックル市長がビーチの日を宣言し海開きをしたため、大騒ぎを起こし誕生日が台無しになったとしてハックルと街の住人達をペシャンコにしてしまった。

**弱虫クルッパー
原題「スクービー・ドゥ」。弱虫の犬、クルッパー(スクービー・ドゥー)と探偵チームの爆笑ミステリアスストーリー。
♪どうしてお前は臆病なのさ、だから皆がバカにする

**スクービー&スクラッピードゥー
一応、「弱虫クルッパー」の続編にあたるが日本国内のカートゥーンネットワークで放送される際、キャラの名前も原題通りに変更されている。
♪スクービードゥービドゥー、スクービードゥービドゥー、スクービードゥービドゥーいそ~げ~
「ジェリーストーン!」ではカメオ出演留まりだが、上記の「オギーとダディー」のダディーが「スクービー・ドゥ」シリーズが1969年以来何エピソードが作られたかのネタとして&bold(){5069回}のエピソードを見たというシーンがある。

**タコのロクちゃん
水族館のアイドル、ロクちゃんが繰り広げるドタバタストーリー。
因みに日本吹き替え版の[[声優>声優(職業)]]は大山のぶ代。
「ジェリーストーン!」では性別が女性に変わり楽器店の店主として登場する。

**わんぱくジョーズ
二足歩行出来る鮫、ジャバくんと、彼がドラマーとして入っているバンド、ネプチューンズによる大冒険。
「ジェリーストーン!」ではジャバくんが女性キャラクター、&bold(){ジャバちゃん}に変更され、ゴンちゃんの服屋の店員として登場する。

**ルーピー・デ・ループ
キザの紳士オオカミが登場する短編映画作品。だが、日本未上映でマイナーめ。
「ジェリーストーン!」では女性キャラクターに変更。こちらもゴンちゃんの服屋の店員として登場し、ジャバちゃんとは仕事仲間である。

**バナナ・スプリッツ
「シャラ〜ラ♪シャララ〜ラ♪」
犬のワンチョ、ゴリラのデッパッパ、ライオンのオモナーガ、象のムックムクの4匹が繰り広げるドタバタ劇。
アニメパート、歌パート、着ぐるみによる実写パートなどで構成されたバラエティー番組。
日本では『マンガ大冒険!ドタバタ30分』として放送されており、こちらも4匹が実際にバンド演奏を見せる場面もあるため音楽バンドグループ系キャラクターの側面もあるが、ある意味、着ぐるみキャラによるドタバタ劇と言うと[[タコラ>クレクレタコラ]]の先駆けとも言えなくもない。

2019年にはまさかの&bold(){[[FNAF>Five Nights at Freddy's]]系の映画として彼らが夜な夜な大人達を殺戮する「バナナ・スプリッツ・ホラー」}が公式に制作されて話題に。日本でも2023年からDVDレンタル&デジタル配信が始まった。
そのせいもあってか「ジェリーストーン!」では彼らは&bold(){街の犯罪グループという悪役ポジション}として描かれてしまっている。

**カタヌーガ・キャッツ
ギタリストのカントリー、女性ボーカルにしてダンサーのキティー・ジョー、ベースのスコット、ドラマーのグルーブの4匹の猫のバンドによる冒険を描く作品。
上記のバナナスプリッツに続く音楽バンドグループ系キャラクターとして作られたとか。
残念ながら日本未放送だが、キティー・ジョーは可愛いからオススメする。
「ジェリーストーン!」にはピザ店のバンドロボットとして登場するが、仲良し親子しか入店出来ないのを無理矢理親子のふりをして突破したクマゴローとチビスケを&bold(){店のルールを破ったとして「FNAF」ばりに襲ってくる。}
&s(){ある意味「バナナ・スプリッツ・ホラー」のセルフパロディーとも読めるかも。}

**[[宇宙忍者ゴームズ]]
マーベルコミックの「[[ファンタスティック・フォー>ファンタスティック・フォー(MARVEL)]]」のアニメ化作品。日本語版は名前といい、台詞といい原型が留めないほど改変されている。
宇宙忍者だが、[[バルタン星人]]は関係ない。
ここでも「ムッシュ、ムラム~ラ!」が出るよ!
&s(){残念ながらマーベルが[[某ネズミ>ミッキーマウス]]の[[生みの親>ウォルト・ディズニー]]の会社に買収されたので、「ジェリーストーン!」では彼らの登場は絶望視されている…。}

**GODZILLA
日本の[[ゴジラ]]のアニメ化作品だが、日本では未放映。

**チャレンジ・オブ・ザ・ゴーボッツ
リーダー1率いる[[正義]]の組織ガーディアンとサイキル率いる悪の組織レネゲイト。意思を持った[[ロボット]]達の戦いが今、始まる!
トランスフォーマーに対抗して発売されたアメリカ版[[マシンロボ]]ことゴーボッツのアニメ作品。[[ロム兄さん>ロム・ストール]]やレイナは出てこないが。
日本未放映作品。

**[[カウ&チキン]]
「兄貴はチキン!」
「妹はカ~ウ!」
『パパママ自慢の子どもたち~!!』
下半身しか登場しないパパとママを持つ雄鶏のチキンと牝牛のカウの兄妹が繰り広げるお下劣コメディ。
ウィーゼルとバブーンの凸凹コンビによる「アイ・アム・ウィーゼル」も番組内で放送された。
下記のデクスターズ・ラボ、ジョニー・ブラボーと放送時期は被るが、ハンナ・バーベラプロ末期の製作作品で、カートゥーンネットワークスタジオが設立される前に製作が終了した。

**デクスターズ・ラボ
天才少年デクスターと彼の姉ディーディーが巻き起こす珍騒動を描くコメディ。
デクスターが飼っているお猿のモンキーが活躍する『スーパーモンキー』と三人のヒーローがマンション内で他愛もない日常を繰り広げる『ジャスティスフレンズ』も番組内で放送された。
シーズン1&2はハンナ・バーベラプロ製作で、後に『サムライジャック』『[[スター・ウォーズ クローン大戦]]』を手掛けるゲンディ・タルタコフスキーが監督。シーズン3以降はカートゥーンネットワークスタジオ製作。

**ジョニー・ブラボー
金髪のマザコンマッチョダンディ・ジョニーがひたすら女の子にモテようと奮闘するドタバタコメディ。
シーズン1では前述の「スクービー&スクラッピードゥー」のキャラと共演するエピソードも描かれた。
こちらもシーズン4からカートゥーンネットワークスタジオ製作となった。

**ジェリーストーン!
2021年にワーナー・ブラザーズが制作したので厳密にはハンナ・バーベラプロ作品ではないが、上記の往年のハンナ・バーベラプロ作品のキャラクターが総登場するアニメ作品であるため一応記載しておく。

配信動画サービスであるHBOMaxで配信、日本でも2022年からカートゥーンネットワークで放送され、それぞれのスタジオの創設者ウィリアム・ハンナとジョセフ・バルベラなしでそれらをフィーチャーした最初のテレビシリーズでもある。
監督・脚本は「[[スポンジボブ>スポンジボブ・スクエアパンツ]]」や「チャウダー」を手掛けたCH・グリーンブラット氏で、本国版では一部のキャラの声を自ら演じている。ちなみにブラット氏は1970年代に多くのハンナ・バーベラ作品を見て育った世代でもあるとか。
内容は様々なハンナ・バーベラ作品のキャラクター達が「ジェリーストーン」という街に住んでいるという設定で登場して繰り広げるドタバタ劇を描く。

ちなみに本作では登場キャラクターの男女の比率バランスを良くする為&bold(){[[原作では男性だったキャラクターが女性として登場している>メディアミックスに伴う別人化]]}。
上記のオギーやヤッキー、ジャバとかほぼ違和感ないキャラクターもいるのだが、
「早撃ちマック」のルイ、タコのロクちゃんはもはや&bold(){「誰?」}というレベルのもありファンの一部からは批判的な意見もある。
また性別変更以外にもキャラ改変が激しいキャラクターもいる上に、何故か&bold(){ポスターの絵とか本の表紙}などでのカメオ出演に留まっているキャラクターとかいたりするが&s(){「フリントストーン」の主人公フレッドやクルクルもこの扱いである}&bold(){まさかのマニアックなキャラクターも出演したりする事}もある。
でも作品の予備知識があまり無くても楽しめる……というか知っておくともっと楽しめるので往年のハンナ・バーベラ作品について学べるきっかけにもなる(?)のでオススメしておこう。

HBOMaxでは現在シーズン2までが配信されたが、2024年2月22日よりシーズン3が配信予定。
リーク情報では&bold(){「[[ビリー&マンディ]]」の死神グリム}などといったハンナ・バーベラ作品以外の往年のカートゥーンネットワーク作品のキャラクターとのコラボ回も予定されているとか。
また、今後未登場の他のハンナ・バーベラ作品のキャラクターの登場や、今現在カメオ出演に留まるキャラの活躍も描かれるかも注目されるところである。



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&size(50){&color(gold){&bold(){&italic(){Hanna-Barbera}}}}
&size(15){A Time Warner Company}
}


追記・修正は、ハンナ・バーベラ作品を見ながらお願い致します。

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#areaedit()
- おや、4年間何のコメントも無しとは珍しい。ウルトラマンUSAがこの会社なんですよね。  -- 名無しさん  (2015-04-18 21:39:50)
- >ウルトラマンUSA 葦プロとの共同制作だったような  -- 名無しさん  (2015-04-18 21:46:37)
- 本国では現在もシリーズが作り続けられるほどの大人気なのに日本だとVHSの類すら出ず展開に恵まれないスクービー・ドゥー  -- 名無しさん  (2023-08-24 17:43:44)
#comment
#areaedit(end)
}