&font(#6495ED){登録日}:2012/05/25 Fri 02:02:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「CCA-MSV」「[[機動戦士ガンダムUC]]」「[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]」に登場するMS。 #center(){あんなのに負けるスタークジェガンじゃ…ないッ!} ■CCA-MSV版スタークジェガン 武装: バルカンポッドシステム [[ビームライフル]] ハンドグレネード ハイパーバズーカ [[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]×0~4 グレネードランチャー×0~3(普通のジェガンのものと同様) 3連装ミサイルポッド×2 2連装大型ミサイル×2(核ミサイルにも換装可能) ■プロト・スタークジェガン 型式番号:RGM-89S 全高:19.2m 本体重量:29.1t ジェネレーター出力:1,870kw スラスター総推力:78,500kg センサー有効半径:20,700m 装甲材質:チタン合金セラミック複合材、ガンダリウム合金(一部) 武装: マシンキャノン×2 ビームライフル ハンドグレネード ハイパーバズーカ 対艦[[ミサイル]]ランチャー×2 大型ミサイル×4 核ミサイル×4 大型対艦ミサイル×4 パイロット: アルバ・メルクルディ メルツ・マーレス ドリッド・ドライ [[アナハイム・エレクトロニクス社]]が造った[[地球連邦軍>地球連邦(宇宙世紀)]]の[[試作機]]。別名「運用試験機」。 以前の主力機[[ジムⅢ>ジムⅢ/ヌーベル・ジムⅢ]]のコンセプトを更に発展させ、[[ジェガン]]を対艦攻撃仕様に改造した。 もはや[[魔改造]]と言っても差し支えないレベルまで改造されているため、量産性などないに等しい。 肩に対艦用のミサイルランチャーを装備し、高い火力を持たせている。 その側面にはアタッチメントが存在し、通常の大型ミサイルと&font(#ff0000){核ミサイル}を選択して装着可能。 実は本機はこの核ミサイルの運用を前提としていて、開発されたのは[[アクシズ・ショック]]が原因と言われている。とはいえ、記録上は実際に核が使われたことはない。 他にもビームライフルなど長距離以外の射程にも対応した武装も各種取り揃えている。 コクピットは対艦攻撃能力を存分に生かすべく複座式を採用。リニアシートは左右に並べられていて、右が火器管制用、左が機体制御用となっている。ちなみにアームレイカー式である。 当然、全天周モニターも拡張され、上側には長射程攻撃の際に必要な情報を表示する展開式の専用モニターが存在する。 装甲は胸を中心に一部がガンダリウム製に変更され、シールド無しでも十分な程の耐弾性を得ている。 背中には増えた重量を補う目的でスラスターユニットを装備。 ガンダリウム製の装甲のおかげで軽量化されたこともあり、むしろ機動力は改造前よりアップした。 ガンダムUCep3に登場した「プロト・スタークジェガン」は[[Gジェネ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]]などの[[ゲーム]]に出る前のマイナーな最初期デザインの「スターク・ジェガン」を元デザイナーの明貴美加が再リファインしたものでCCA-MSV版やUC版と違って4連ミサイルが大きく、発射装置なしで直接取り付けられているような外観になっているのが特徴。 最初期デザインから一度リファインされたスタークジェガンは上記の最初期版及びガンダムUCep3版との区別のためにCCA-MSV版と呼ばれることが多い。 最初期版やUC版プロト・スタークジェガンとのわかりやすい違いは3連装ミサイルポッド×2の横に2連装大型ミサイル×2が取り付けられていること。 ガンダムUCep7に登場した「プロト・スタークジェガン」はCCA-MSV版に近いものとなっている。 ○劇中の活躍 初期型ジェガンを改装して少数が造られ、運用試験が行われた。 うち1機はアルバとメルツが[[テストパイロット]]として搭乗し、ジャブローにて試験も兼ねた所属不明機による襲撃事件の調査中にドリッドの[[ザクⅡ]]と交戦。これを取り押さえるが彼は犯人ではなく、自分の村を守るために攻撃してきただけであった。 その後、犯人である「バーブレス」なる連中が現れると、これを迎撃すべくアルバはドリッドに負傷したメルツに代わって本機への搭乗を依頼。敵機の殲滅に成功する。 試験終了後は[[月>月(天体)]]で保管されていたが、クシャトリヤやシナンジュとの戦闘で半数以上の機体を失った[[ネェル・アーガマ]]の補充戦力として1機が配備、パラオ攻略戦に投入された。 この時は対艦ミサイルランチャーに代わって大型対艦ミサイルを装備していて、アルバとドリッドが乗り込んでいた。 「[[袖付き]]」との最終決戦でも対艦ミサイルランチャーを装備した機体が出撃したが、撃墜されている。(パイロットは不明) #center(){袖付きめ…!!} ■(UC版)スタークジェガン 型式番号:RGM-89S 全高:19.2m 本体重量:28.4t ジェネレーター出力:1,870kw スラスター総推力:76,600kg センサー有効半径:20,700m 装甲材質:チタン合金セラミック複合材 武装: バルカンポッドシステム ビームライフル ハンドグレネード ハイパーバズーカ [[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]×0~4 グレネードランチャー×0~4 3連装ミサイルポッド×2 大型ミサイル×4 核ミサイル×4 パイロット:地球連邦軍一般兵 プロト・スタークジェガンの制式採用機。別名「特務仕様」又は「UC版」。 [[ジェガンD型]]のオプション装備として再設計した物で、バックユニットや脚部アーマーなどは取り外しが可能。 プロト機の度重なる改造の結果、存外に高い汎用性が評価され開発された。カテゴリーも対艦攻撃用のまま。 装甲は全てチタン合金製になっているが、重量はプロト機より少し軽い。 ミサイルポッドなど一部の装備は任意で分離できるようになっていて、バランスもオートで調整される。ちなみにこちらも核ミサイルは装備可能。 腕に[[リゼル>リゼル(MS)]]タイプのアーマーが追加されたのが最大の相違点で、この中にはビームサーベルやグレネードランチャーを収納可能。これ以外の武装はプロト機と同じ物が多い。 また、D型と同じくサイドスカートはビームサーベル、ビームライフル([[ジムⅡ]]などが装備していた「BR-S-85-C2」系)、ハンドグレネード、ライフル用Eパックの4種類から選択して装備可能。 なお本体への改造はなされておらず、プロト機に装備されていた胸部マシンキャノンはダミーモジュールへと変更されている。 ○劇中の活躍 基本的にエースや指揮官用として運用されている。 [[宇宙海賊]]化した[[ネオ・ジオン]]残党に襲われて窮地に陥っていた民間船とジムⅢの救援に現れ、敵機を瞬殺した。 その後、袖付きのガランシェールを襲撃した機体(前述の機体と同一かは不明)が[[マリーダ>マリーダ・クルス]]の[[クシャトリヤ>クシャトリヤ(MS)]]と戦闘に突入。ただの一機でクシャトリヤに肉薄する奮闘を見せるも、善戦虚しく腹部をサーベルで割かれ撃破された。 ちなみにこの時の大立ち回りは放送当初大きな反響を集め「名無しのエースパイロット」として話題になった。 以下はその際に採られた戦闘パターン 1:バズーカとミサイルの乱射でクシャトリヤの軌道をコントロールしつつ距離を詰める 2:バズーカを拡散弾に切り替えて牽制。ファンネルの十八番戦法である自由自在な展開を制限 3:軌道を制限されたファンネルを撃墜しつつ接近((ファンネルは低出力であり致命的な部位への直撃を避ければ問題ないと見切り上手くダメージコンロールをしつつ接近している)) 4:デッドウェイトとなったミサイル他装備をパージして再加速 5:武装性能の差を有効に生かせないビームサーベルによる接近戦で締める …という流れ。恐らく連邦軍が培ってきたであろう、対オールレンジウェポン戦術の粋を集めた手に汗握るワンシーンとなっている。 卓越した技能と撃墜された時の「袖付きめ…」という残留思念の重低音ボイスからするとかなりのベテランパイロットと思われる。 ■[[ガンプラ]] HGUCにて特務仕様の方が発売。 装備は一部が外せるだけで、D型が欲しい場合はエコーズ仕様とニコイチする必要がある。 後にCCA-MSVスタークジェガンも、プレバン限定でキット化された。 ■余談 ・元々は「ガンダムUCep3」に登場した時に参考にされた元デザインの方を「スタークジェガン」と呼んでいたのだが、その後特務仕様に近いものへデザイン変更され「ガンダムUC」に特務仕様機が登場した際に最初期デザインに近いものはプロト・スタークジェガン現在の設定に変更された。 ・ガンダムUCアニメ化前に一度リファインされていたスタークジェガンは現在ではCCA-MSV版と呼ばれることも多い(「プロト・スタークジェガン」と呼ばれる機体はガンダムUCep3とep7で全くの別デザインであるため)、プレミアムバンダイ限定で販売されたものもこの名称。 ・「スターク&font(#ff0000){・}ジェガン」と表記されることもある。 ・UCのプロト機の装備が違うのは、新旧を共演させるにあたり、違いを明確化させるため。また、ミサイルはブースターっぽい見た目にすることで[[ミスリード>ミスリード(手法)]]を誘うのが目的だったらしい。 ・当初、[[カトキ>カトキハジメ]]氏や設定制作担当の関西氏はプロト機が複座だということを知らなかった。 ・上記のバージョン・名称違いだけでなく元設定画・アニメ用設定画・小説版イラストなどでも細かな差異が存在するため混乱しやすい。 ・他にもミサイルなどをつけずにブースター系のみのパーツを付けたジェガンも存在する、元機体のジェガンからして時代によって微妙にデザインが異なることも合わさってさらに混乱しやすい。 ■ゲーム ◇[[Gジェネシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 『ZERO』『F』ではCCA-MSV版がスタークジェガン名義で登場。 豊富な実弾兵装を持ち、対ビーム防御を持つ機体や遠距離からの味方の支援に優れた性能を持つ。 この頃はビームサーベルが無く、接近されると結構厳しい。 同時期に発売されたBB戦士には通常のジェガンとのコンパチキットとして「ジェガン(武装強化型)」と言うものもプラモが発売。 コンパチキット故にスタークの装備をつけても顔などは通常のジェガンのままである。 説明書にわざわざGジェネデザインのスタークジェガンのCGイラストと共にスタークジェガンとは別機体である注意書きがされていた。 『WORLD』ではUC参戦に伴い特務仕様機が登場。 ビームサーベルを持っているので距離を問わず戦える安定した強さを獲得した。 量産機としては武装の汎用性・火力共に優秀なため、強化して使い続けても良い。戦闘シーンもアニメを再現したモーションなどで非常にかっこいい。 が、移動力と機体性能がジェガンと変わらず、シールド防御も出来ないため、無改造状態ではOVAのように単機でクシャトリヤと戦うのはかなり無謀。 しかし、初期状態でも主力機のサポートとしては便利なので、十分に育つまでは前に出し過ぎないように気をつけたい。 『OVERWORLD』ではプロト機が復活。PS時代より武器は減っているが、ビームサーベルがあるので接近戦が出来るほか高威力の大型ミサイルを持つ。 このミサイルの演出がどうみても核なのだが、設定的には核装備も考えられていたので間違ってはいない。属性はあくまで実弾なので勘違いしないように。 特務仕様機に比べて火力で勝るが、その分燃費と命中率は悪く、またビームライフルを装備していないため、微妙に射程に穴がある点に注意。 ◇ガンダムバトルユニバース CCA-MSV版がスタークジェガン名義で登場。 メイン武器がバズーカのため弾速が遅く必殺技の核ミサイルも「4発順番に撃つ」「敵に向かって直接飛ばないためほぼ当らない」「核系全般に言えるが爆発範囲もそれほどではなく味方を巻き込むとダメージを与えてしまう唯一の必殺技」 とイマイチな性能であった。 ◇アサルトサヴァイブ CCA-MSV版が登場スタークジェガン名義で登場。 ゲームバランスの変化としてビームの弱体化・実弾兵器の強化がされたため強化された。 なお、[[F91>機動戦士ガンダムF91]]の時代であるU.C.0123では、旧式の機体としても登場した(原作では登場していない)。 「このスターク・ジェガンでも勝てない!」 ◇ガンダムバトルオペレーション2 スターク・ジェガンは550コストの汎用機。耐久性は若干高いが足回りが若干低め。 同系統武装としては癖が強い選択式主兵装のバズーカ、副兵装用に若干性能低下したビームライフル、レティクルで誘導可能なミサイルランチャーを装備。 固有スキルとして、タッチパッド押下後にごく短時間機動力が向上する「EXブースト」を所持。UC本編でパージによりファンネルを回避したシーンの再現だろうか。 本機も実装当初は主兵装バズの使い勝手が悪い割に服兵装も並レベルのため戦績低下していたが22年3月に調整が入り、副兵装の取り回しが良くなった。 そもそも同コスト帯の汎用機体はどいつもこいつも一癖ある連中が多いので、主兵装とEXブーストを使いこなせれば求められる仕事は一応可能。 プロト・スタークジェガンはコスト500の支援機。 副兵装のスモークグレネードが特徴的で、ダメージはないが触れた味方(自分含む)に10秒間レーダーに映らない効果を与える。 主武装のビームライフルはベース機のものと共通なので、支援機が持つものとしては比較的取り回しが良い。 また専用バズーカも持ち替え可能。こちらは弾持ちが悪化するが威力が高く爆風持ち。 シールドグレネードに代わり肩にマウントされた大型対艦ミサイルは見た目通り威力も爆風範囲も絶大。 一方で弾速が遅いため適当に撃っても当たらないどころかFFの元になるので、大雑把な見た目の割に取り扱いには繊細さが必要。 これらの弾持ちの悪さはベース機である[[ジェガン]]から相変わらずだが増設されたマシンキャノンで多少穴埋めが効くのと、何よりあちらと異なり耐久力は平均的なのでカスタムパーツでのフォローが可能。 地上では自衛力の塊であるズサの牙城を崩すには至らないものの環境機としては名前が挙がり、宇宙では環境適正もあるため第一選択肢の一つ。 追記・修正はクシャトリヤに接近戦を挑みながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - プロトスタークがHGUCで出れば、ザク、サイサリスに続いてピカMSシリーズが揃うのに。 -- 名無しさん (2013-12-12 20:27:51) - ガンバトシリーズでお世話になったプロトスタークのHGが出るまでは死ねない。 -- 名無しさん (2013-12-19 23:00:12) - 「地球連邦軍一般兵」は詳細設定ないのな -- 名無しさん (2014-06-05 09:17:49) - スタークジェガンを初めて知ったのがバトルユニバースだった。確か核撃ってたはず -- 名無しさん (2014-07-05 20:34:08) - 特務仕様ってのがちょっと気になる。基本汚ない仕事バッカやってたんだろうか -- 名無しさん (2014-08-26 23:51:03) - バトルユニバースのこいつのSPAは四発の核ミサイルを発射するんだがその四発が四発ともまっすぐ飛ばないからエースには当たらんのだよな -- 名無しさん (2014-08-27 00:32:07) - ↑×2そりゃあもう。核だけでなくコロニー戦用にG3ガうわなにするやめ -- 名無しさん (2014-08-27 01:24:22) - 誤植だらけのGジェネZERO攻略本だと「スネーク・ジェガン」になってた。 -- 名無しさん (2014-08-27 12:24:47) - ほほう、つまり中身はガトー並みのエースが乗っているわけか -- (2014-11-29 02:03:42) - 偵察や特殊なミッションが得意そうだなw -- 名無しさん (2014-11-29 02:39:44) - ジェガンのプロトタイプであるジェダはMk-IIの技術が多く使われているらしいがスタークの背中やスネのスラスターや腕の武装はフルアーマーMk-IIが参考にされてたりするんだろうか -- 名無しさん (2014-12-31 22:47:13) - 5つ↑むしろハイパーモードでのバズーカやミサイルを玉切れになるまで連射する方が使いやすいという機体 -- 名無しさん (2018-12-06 09:56:22) - スタークジェガンの人、単純にクソ強いうえにファンネルによるオールレンジ攻撃対策までがっつり習得してるのトップエースにもほどがあるんですよ。ジョニー・ライデンの帰還を生き残ったヴァースキ大尉かなんかかよ -- 名無しさん (2022-01-15 00:42:17) #comment #areaedit(end) }