フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)

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フレイムヘイズ(灼眼のシャナ) - (2014/04/12 (土) 20:15:05) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/08/31(火) 10:19:01
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&font(red){フレイムヘイズ【Flame Haze】}}



『[[灼眼のシャナ]]』に登場する異能者たちの総称。

参考:[[フレイムヘイズ一覧]]

☆フレイムヘイズって何!?

この世の歩いて行けない隣にある異世界“紅世”住人、“紅世の徒”と契約した元人間たち。
「フレイムヘイズ」という名称の由来は「炎(flame)の揺らぎ(haze)」から。
契約する王とその能力によって全員に『○○の××手』という「称号」が付けられる。称号は形式的なもので二つ名や異名とは別物。
正式な名乗りでは「契約している王の真名」「王の通称」「称号」「通称」を続けて名乗るため、凄く長い。作中でも突っ込まれた。
フリアグネ「まるで中世の侍だね」
マリアンヌ「名乗るだけで一行使っちゃいますし…」

☆何でいるの!?何してるの!?

何千年も昔、人間の感情を感知することで異世界の存在を知った徒たちはこの世に渡り来て、
本来この世の存在でない自分たちをこの世に存在させるために、人間の存在を喰らい、自分の力に変え
る。しかし、この世の存在を食らうことは世界そのもの流れに歪みを生み、ついには捻くれたこの世に引きずられた両界の狭間に嵐が巻き起こります。
狭間を渡ろうとする徒に、死亡者や行方不明者が多数出るまでになることでようやく彼らはその危険性に気づき、
世界への悪影響の拡大がいつか二つの世界を滅ぼす大災厄となることを恐れて「人間喰らうの止めよう。止めさせよう」という考えが生まれます。

しかし、説得では応じない者、その恐れを杞憂だと信じない者、今が楽しければどうでもいい者なども多く、世界の歪みは拡大を続けました。
その中で、たとえ力尽くでもこの世で暴れる徒を止めねばならない、という考えが徒たちの中に生まれますが、
彼らがこの世の徒を止めるためにも、人間を喰らわないと存在できないため歪みを生んでしまうという本末転倒に悩まされます。
そして、大災厄説の発生から数百年、多くの試行錯誤と実験の果てに、歪みを生まずにこの世の徒を戦いで止めるためのシステムとしてフレイムヘイズは生まれました。

以後、彼らは世界の歪みの発生を止めるためという使命と大義名分、徒と戦う力を与えられ、この世で暴れる徒と戦っています。
その活動内容から「討ち手」や、この世で暴れる徒からの蔑称として「同胞殺しの道具」とも呼ばれ、
少なくとも三千年以上の長い時の中で、何千何万以上のフレイムヘイズが生まれ、死んで行きました。

☆どうやって作るの!?

紅世における「神」の召喚儀式の応用である「契約」を徒が人間に持ちかけ、人間側がそれに了承することで生まれます。

契約が完了すると、人間はその全存在(人間としての過去・未来・現在への影響力・存在)を召喚の代償として失い、その空白を『器』に見立てて“王”が召喚・転移します。
これにより、人としての外観・機能を保ち存在しながら、王の存在の力を持ち、振るうことが出来る異能者・フレイムヘイズが誕生します。

なお、この際には「元人間の持ち物」として認識されている以外の物、例えば周囲の人間の記憶なども失われます。

☆どう人間と違うの!?

フレイムヘイズは人間と一見何も変わりませんが、巨大な徒を内に秘める彼らは、存在を気配として感じ、同時に存在の力を操ることができます。
そして人間としての存在を失っている彼らは、契約時の姿から基本的に
人間時代の姿や精神などはそのまま保持されていますが、存在的には彼らは「人の皮を被った徒」に近く、存在の力さえ十分ならば食事も睡眠も必要なく、
代謝なども精神的な作用以外では起きないため垢も出ません。
腕がもげようが「元の形」に戻ります。

そして、死ねば彼らの存在や周囲との関連性を保つことが出来なくなり、死体も炎となって散り消え、持ち物なども消えてしまいます。

☆契約してる徒ってどうなってるの!?

フレイムヘイズの肉体(器)の中にいます。この世の徒を止めるために、“紅世の王”がやってきているのですが、人間をそのまま器とするには王の存在は強大すぎます。
そのため、契約する際、自分の大きさをフレイムヘイズの『器』に合わせて小さくすると共に休眠させるのです。
この眠る王から漏れ出す力が、フレイムヘイズの力です。そのため、フレイムヘイズはその
『運命と言う名の器』が大きかった=世界への影響力が大きかった者ほど、燃料タンクが大きく、王の力を大きく使える強力な素質であると言えます。
王は契約している(召喚され続けている)限りは、その存在の総量が固定され、時間経過で失った力も回復します。
その代わり、フレイムヘイズの身の内では動きが取れず、『神器』と呼ばれる通信機代わりの道具を形成し、それに意思を現すことで外部との会話や知覚を行います。

フレイムヘイズが死んでも直接的には王が死ぬことはなく、そのためその王が二代目以降のフレイムヘイズを作ることは可能ですが、
戦闘で力を消耗した状態で、荒れた狭間を渡るのは王であっても命の危険があり、また使命やフレイムヘイズとの親交から、
自身の力を燃やしてこの世に現れて戦い、燃え尽きて死ぬ王もそれなりの数に登ります。

☆フレイムヘイズって何が出来るの!?

フレイムヘイズは自身の身の内の王の力を振るうことが出来、存在を気配として感じることや、自分(契約する王)や外部の存在の力を操ることができるようになります。
その力は元人間の抱く『強さのイメージ』と契約する王の能力の融合で顕現し、そして力への欲求によって引き出され、
それを元人間の技量で扱い、自分の身体強化や、この世に不思議を生む『自在法』として使う。

自在法は二つに大別され、存在の力を技量のみで扱う誰でも使えるものと、契約する王の能力による固有能力がある。

そのため、固有能力に関しては契約する王で千差万別、フレイムヘイズといっても『炎使い』はむしろ少ないほど。

☆活動はどうなってるの!?

説得を聞き入れずこの世で暴れる徒を確実に止めるには、戦いと、彼らを殺すことが不可避であること、
人間が「人間としての全て」を捨てることに了承するほどの激情が必要な点から、
フレイムヘイズとなる人間は主に、徒に大切な人や者を奪われ、その復讐を望む人間が成る。
また、徒に復讐心を抱ける=存在の喪失を感じ取れる=徒という異物に反応するこの世の抗体、という存在でもある。

その活動原理は主に、大災厄発生の阻止という大義と使命(世界のバランスを守る)、徒への復讐や怒り(徒を殺し、行動を阻止する)、親交や矜持(友や人間社会を守る)などに分類される
人間としての全てを代償に復讐の力を得た者が多い関係上、徒への復讐を第一の行動原理としている者が多いのは言うまでもない。

そのため、基本的には一人一党気質であり、共闘やコンビを組むことは稀。討ち手同士の争いも、殺し合いこそ珍しいものの衝突自体は珍しくない。
現代でこそフレイムヘイズの情報交換・支援組織「外界宿(アウトロー)」なども整備され、
情報交換レベルのことは頻繁に行われるようになったが([[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ)]]のように外界宿をほとんど利用しない者は前時代的な存在)、
それ以前は外界宿も溜まり場程度で、フレイムヘイズ同士の繋がりは個人の親交程度以上のものは基本的には無かった。

徒との戦いが前提の存在であるフレイムヘイズにとって戦死は当然のことであるが、生き延びられたとしても、
いかに肉体的には超人であろうと精神は人間のままであるため、その性格や生き様によって心への影響は避けられない。
復讐心を保てず戦いに倦む者もいれば、復讐を成した後にも目的を失い自殺同然に果てる者、
使命の追求などの新たな目的を見つける者、使命感から『歪み』を均して二次被害を防ぐ『[[調律師>カムシン・ネブハーウ]]』や支援施設[[『外界宿』の管理者>大地の四神]]に就く者など個々によって異なる。


そんな個人個人の思想でバラバラ、後手後手に回らざるえない彼らも、「使命」という共通の行動原理があるため、世界の危機には一挙団結できるという強みもあり、
中世には[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(灼眼のシャナ)]]、現代では[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]という徒の大集団と戦うために、「フレイムヘイズ兵団」という呼称の軍隊としてまとまって行動したこともある。



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- タグの頭がゴンさんで吹いたww  -- 名無しさん  (2013-08-30 16:19:34)
- 徒より質の悪い討ち手もいるから困る  -- 名無しさん  (2013-11-28 13:21:19)
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