ギュスターヴ13世

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ギュスターヴ13世 - (2014/03/30 (日) 14:57:22) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/07/22 (日) 18:59:01
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「どうせ僕なんか、術もアニマも無い、人間のクズなんだ!」



スクウェア制作『[[サガフロンティア2]]』表舞台の主人公。

歴史の命運を分けたと言える人物。


【彼の生涯】

《幼年期》

・1220年
東大陸フィニー王家、ギュスターヴ12世とノール侯女ソフィーの長男として誕生、13世の名を与えられる。
次期国王として期待を寄せられ両親や弟フィリップ、妹マリー、家族に囲まれた幸せな幼年期を過ごす。

・1227年
王の証『ファイアブランド』の継承儀式においてまさかの失敗。
術不能者と判明し、かばいたてした母ソフィーと共に王家を追放される。
この時、母を奪われたフィリップはギュスターヴを憎悪する。
城下の貧民街で暮らすも暗殺を恐れ、二人は術師シルマールの力を借り南大陸ナ国に亡命。
再びこの地を踏むまで20年の月日が流れる。


彼は通常の術不能者とも違い、アニマ(生命力や魔力の総称)を全く持たない極めて稀有な人物である。アニマは石ころや雑草にすら宿り、それを持たない彼は人間以下の存在として扱われる事もあった

「術が使えなくても、あなたは人間なの。人間なのよ、ギュスターヴ!」
《少年期》

南大陸は術差別が少ない土地ではあったが、幼年期の経験から荒んだ日々を送るギュスターヴ。母に諭されるものの苛立ちは募り、自分と同じ術不能者である舎弟フリンにあたり、そのことをレスリーという少女に咎められていた。

「泣いてるの? ギュスターヴ? 術が使えないってそんなにつらいのかな……」

・1233年
彼はヤーデ領にて術を通さない「鉄」に興味を持ち、鍛冶師に入門、鋼鉄武器の製作に没頭するようになる。
そんなある日、フリンが盗賊に攫われる事件が発生。
後の盟友、ヤーデ伯の息子ケルヴィンと協力し手製の鉄剣を用い盗賊を撃退、己の進むべき道を見定める。

「俺は術が使えない。だから、自分の力で出来ることを見つけなきゃいけないんだ」

・1239年
最愛の母ソフィー死去。
ギュスターヴ19歳
《青年期》

・1240年

ギュスターヴはワイド侯のもとへ通っていた。
若くして領地を継いだワイド侯だが、自らに都合のいい言を吐く者を信用し、前領主に従っていた有能な家臣を遠ざけていた。
ネーベルスタン将軍は忠言を聞き入れられなかったことに抗議、出仕を拒否していたが、それこそがギュスターヴの狙いだった。
ワイド侯を監禁した彼は、さらにヤーデ軍を動かしワイド領奪取に成功。

前領主に辟易していたのか、ほとんどの家臣はギュスターヴに従い、ワイド侯への忠誠を持つネーベルスタンもシルマールの説得により部下に加わる。

ワイド領主ギュスターヴの誕生、拠点を手に入れる。

・ワイド時代
鉄製品の加工を本格的に開始、ストレス発散として冒険に出掛けたり、酒場の荒くれを蹴散らし少女を口説いたりと、領民に親しまれる領主生活を満喫する。

「知性って言葉の意味……わかるかい?」
・1245年

ギュスターヴ12世急逝。
ギュスターヴの腹違いの弟14世が王位を継ぐことになったが、それに対しギュスターヴは自身の継承権を主張。
軍勢を引き連れ、東大陸に帰郷を果たす。

・1248年
バケットヒルの戦い

当初は誰もが、本拠地を構え、数に勝る14世の勝利を予想した。
しかし、13世側は鋼鉄軍の起用、ネーベルスタン将軍の指揮、ヤーデ伯ケルヴィンのサポートを受け、対する14世側は足並みが揃わず各個撃破され、結果ギュスターヴ13世の勝利で戦いは幕を下ろし、鋼鉄の時代が始まった。

・兄妹再会

フィニーの実権を握ったギュスターヴのもとへ使者が次々と訪れ、ノール領からは領主フィリップ自らが、オート領からは妹マリーが使者として訪れた。
兄を憎み剣を向けるフィリップだが、兄に宿る母ソフィーのアニマを見て泣き崩れ、兄弟は和解したのであった。

「いざとなったらマリー様にも一肌脱いでもらわねばなるまいな……変な意味じゃないぞ、誤解するな」
「変なのはお前だ、ケルヴィン」

・1249年

東大陸南部への進行を始め、拠点都市ハン・ノヴァの建設に着手、歓楽街の帝王を見出す。
《壮年期》
・1250年

フィニー国の実質支配者であるギュスターヴだが『ファイアブランド』の儀式に失敗した彼を認めない者は多かった。

フィリップは兄の代わりに儀式を受けるも失敗し大火傷を負う。
儀式はアニマの弱い子供でなければアニマが暴走するからである。
落ち込むフィリップに対し、ギュスターヴはフィリップの息子フィリップ2世に儀式を受けさせてはどうかと勧める。

・1255年

フィリップ2世の儀式は無事に成功した……かに思われた直後、暗殺者の凶刃に倒れるフィリップ2世
息子の死に激昂し、ファイアブランドを使い暗殺者を焼き払うフィリップであったが、アニマを暴走させたフィリップはドラゴンに変貌し、息子の亡骸を抱え飛び去っていった。

・1256年

ギュスターヴはフィリップ2世暗殺をアニマ教徒の犯行と断定。教団の本拠地を襲撃し信者達を虐殺した。
ギュスターヴ36歳
・1260年

一人の暗殺者がいた。名はヨハネ、暗殺集団サソリの一員だ、いや、だったというべきか。
組織を脱走したヨハネ、サソリは裏切りを許さない。
体に仕込まれたサソリの毒と執拗な追っ手がヨハネの命を狙った。
諦めかけた時、ある男に救われた。

「ヨハン、一緒に来い」

この男は何者なのか
なぜ、サソリの術を見破ったのか、興味が湧いた。
だが何より、この人の声に従うのが心地良かった。


・1264年
猛将ネーベルスタン将軍も病には勝てず、ギュスターヴの元へ最後の挨拶に赴く。
そこで、彼は自分の若かりし日々の思い出を語るのであった。

「将軍!さ……ありがとう」

・1269年
大陸南部進出は順調に進み、東大陸はすべて彼の統治下に置かれる。
ギュスターヴが統治領の南端にある砦へ視察に赴いた日の夜、砦は謎の襲撃を受ける。

部下の安全を優先し最後まで砦に残るギュスターヴ。

崩壊した砦には、彼が生涯をかけて鍛えた鋼の剣だけが残されていた。


覇王ギュスターヴ49歳
【ゲーム中の性能】
グラフィックが少年期、青年期と壮年期(覇王)に別れるが、総じて言えることは「術が使えない」
『サガフロンティア2』は範囲攻撃のほとんどが術のため、基本的に戦いはタイマンで行われる。
得意な攻撃は剣と体術


[少年期&青年期]
最初はあまり強くない、彼の生涯と同じく下積みの時代と言える。。
固有武器の『ギュスターヴの剣』はまだ弱く、店に売ってる武器と大差ない。
とはいえ、彼の剣は使用回数に制限がなく彼自身の成長も速いため、すぐに一流の戦士になる筈だ。

[壮年期(覇王)]
加入時期と期間が短く、活躍する機会はあまりない。
だが、それを補う、あまりある強さと格好良さを誇る。
固有武器『ギュスターヴの剣』は世界最高峰の攻撃力を叩き出し、皇帝装束もあわさり、まごうことなき覇王と言える。
本当の漢との共闘シナリオではその力が思う存分発揮される。
彼の成長を知るプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。



彼の突き進んだ生涯と、その生涯をかけて鍛えた剣は、彼がいなくなった後も多くの物語に影響を与える。




「うん、追記・修正は任せる。また会おう、ヨハン」

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