ギュスターヴ13世

登録日:2012/07/22 Sun 18:59:01
更新日:2025/06/04 Wed 00:05:48
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どうせ僕なんか、術もアニマも無い、人間のクズなんだ!



ギュスターヴ13世とは、スクウェア制作『サガフロンティア2』表舞台の主人公である。
作中世界サンダイルの歴史に大きな影響を与えた人物。
CV:武内駿輔(LORD of VERMILION ARENA)


【生涯】

《幼年期》


  • 1220年
【ギュスターヴ誕生】
東大陸フィニー王家、ギュスターヴ12世とノール侯女ソフィーの長男として誕生、13世の名を与えられる。
次期国王として期待を寄せられ両親や弟フィリップ、妹マリー、家族に囲まれた幸せな幼年期を過ごす。

  • 1227年
【ギュスターヴ追放】
フィニー王家に連綿と引き継がれる王の証である炎の剣「ファイアブランド」の継承儀式に失敗。
彼は術が使えない術不能者、それもアニマ(生命力や魔力、魂の総称)を全く持たない*1極めて稀有な人物と判明する。

当時は何をするにしても術が用いられる時代、*2東大陸では術の才能が尊ばれる一方で、術不能者は人間以下として扱われることが多かった。
アニマは石ころや雑草にも宿っていることを踏まえると、その有無だけで見れば彼はそれ以下の存在となってしまう。
こうした存在が王家から出たという事実は非常にまずい事であり、
父12世は当初後継者として大切にしていたものの、この事実が発覚するや否や13世を見限り「アレ」「石ころ以下」とまで言い放ち、庇いたてた母ソフィーと共に王家を追放される。
この出来事に、母を奪われる形となったフィリップは兄13世を憎悪するようになる。

【故郷を離れて】
二人は城下の貧民街で暮らしていたが、そこに王宮時代に家庭教師を務めていたが一連の責任を負って職を辞した術師シルマールが訪れる。
13世から強いアニマを感じ取っていたシルマールは母子が12世の手の者によって暗殺される可能性を危惧し、術不能者にも比較的大らかな南大陸のナ国への亡命を提案。二人はこれを承諾する。
ギュスターヴ13世が再びこの地を踏むまで、20年の月日が流れることになる。


《少年期》


  • 1227~1232年
【ギュスターヴ12才】
南大陸は術差別が少ない土地ではあったが、それでも全く無いわけではない。
ナ国の首都グリューゲルに移住したものの、幼年期の経験から荒んだ日々を送るギュスターヴ。
草木を荒らし、動物に当たり、荒れに荒れる姿*3を母に諭されるものの苛立ちは募り続け、自分と同じ術不能者である舎弟フリンにあたっている姿をレスリー・ベーリングという少女に咎められる。
レスリーはフリンにも諭すが、フリンは術不能者であることの辛さが分かっており、嫌々舎弟しているわけではなくこの時点でも慕っている。

「木々が花を咲かせるのは術の力ですか?」
「鳥が空を飛べるのは術が使えるからですか?」
「術が使えなくても、あなたは人間なの。人間なのよ、ギュスターヴ!」 ──荒れるギュスターヴを諭す母 ソフィー

「泣いてるの? ギュスターヴ?」
「術が使えないって、そんなにつらい事なのかな……」 ──少女 レスリー

「ボク術が使えないから…… ギュス様怖いけど、ギュス様だけなんだ、ボクの事解ってくれるの……」 ──舎弟 フリン

  • 1233年
【ギュスターヴと鍛冶屋】
母の都合により、ナ国の臣下ヤーデ伯トマスが治める領地に移住。ファウエンハイム村でアニマを通さない性質を持つ「金属*4に興味を持ち、鍛冶師に入門し鋼鉄武器の製作に没頭するようになる。

「ギュスターヴ様、なんでまた剣を鍛えようなんて考えたんですかい?」 ──問う鍛冶師

「俺は術が使えない。だから、自分の力で出来ることを見つけなきゃいけないんだ」 ──剣を鍛造するギュスターヴ

ひとまず完成を見た手製の鉄剣。しかしギュスターヴは言う、目指すものはこの三倍程のものだと。
そんな化け物みたいな物があるのかと鍛冶屋は訝しむが、恐らくは自身の境遇の発端となった炎の剣のことだろう。*5
このファイアブランドを超える鋼の剣を作る試みは、言及こそされていないが生涯続けられたと思われる。

誤解されがちだが、アニマを阻害する金属への忌避は程度の差こそあれサンダイル全体に蔓延していたものの、
その性質を利用して遺体が不死者などの魔物とならないように葬儀の際の棺桶や魔よけの護符に用いる事は土地に限らず行われていた。*6
また、フィニー王国を始めとした術至上社会の国々が連なる東大陸では金属忌避が特に顕著だった一方で、南大陸ではヤーデの親方が扱っていたような日曜雑貨のみならず、鋼鉄製の短剣や鎧といった装備が細々とだが製造・流通・販売されている。
ギュスターヴ13世の功績は、東大陸における戦乱を通じて金属製品の有用性を広く示したことにある。


  • 1235年
【ギュスターヴ15才】
そんなギュスターヴ15歳のある日、フリンが盗賊に攫われる事件が発生。
ヤーデ伯の息子ケルヴィンと協力し手製の鉄剣を用い盗賊を撃退し、己の進むべき道を見定める。
また、この時の経験によって自由奔放なガキ大将 / 善人だがどこまでも貴族という本来相いれない二人*7が完全に相互理解を果たして終生の友となる。

  • 1239年
【病床の母】
母ソフィー、病に倒れる。
ギュスターヴは自分の所為で異国へ追いやられた負い目もあり、どんな顔で会えば良いんだと塞いでしまう。
そこに親友は言う。

「……何も考えなくていいんだ。ソフィー様に会って、泣きたくなったら泣け。笑いたければ微笑んでみせろ。」
「これまで二人で生きてきたんだろう。ソフィー様を一人にしておいていいのか?」            ──親友 ケルヴィン

「うん。帰ろう。」
「ありがとう、ケルヴィン。」 ──顔を上げたギュスターヴ

そして母から遺言を託され、最期を看取る…。

最愛の母 ソフィー・ド・ノール 死去。
ギュスターヴ、この時19歳。

《青年期》


  • 1240年
【ワイド奪取】
ギュスターヴはワイド侯のもとへ通っていた。
若くして領地を継いだワイド侯だが、自らに都合のいい言を吐く者を重用し、前領主に従っていた有能な家臣を冷遇し遠ざけていた。
ギュスターヴは彼に取り入り、忠臣ムートンの独断専行を誇張し結果として猛将ネーベルスタンとの不和を煽る。
そしてネーベルスタンの不在時に抜け道を確保し、準備していたヤーデ軍を引き入れワイド領奪取に成功。
ワイド候は監禁され、ムートン以下ほとんどの家臣はギュスターヴに従う。

ワイド領主ギュスターヴ誕生。拠点を手に入れる。

  • ワイド時代
鉄製品の加工を本格的に開始。ストレス発散として冒険に出掛けたり、
酒場の荒くれを蹴散らし少女を口説いたりと、領民に親しまれる領主生活を満喫する。
また、身分を隠して海賊船に乗り込むなど、得難い体験をしている。
この時を経験が基となる【ギュスターヴと海賊】など、彼には逸話が数多いとされる。

「知性って言葉の意味……わかるかい?」 ──酔っ払いに対して

  • 1245年
【父の急逝】
父ギュスターヴ12世が急逝。
ギュスターヴ13世の腹違いの弟14世が王位を継ぐことになったが、それに対しギュスターヴ13世はケルヴィンらの強い勧めもあり自身の継承権を主張する。
軍を起こすに当たり、これまで再三の招聘を拒み未だ旧ワイド侯への忠節を守るネーベルスタンに旧知のシルマールを使者に立てることで陣営に引き入れる。

「ただ、術の使えない彼が何処まで行けるのか? それを見届けたいだけです。」 ──恩師 シルマール

「そうですか。シルマール先生がそこまで言うのなら、わたしも付き合いましょう。彼の運命に。」 ──将軍 ネーベルスタン

  • 1248年
【上陸】
軍勢を引き連れ、東大陸に帰郷を果たす。
この戦いの前から下積みを続けてきた彼だが、劣等感は簡単に拭えるものではなく
アニマを持たない自分のために大勢の命を散らすことに躊躇いを感じているのだが、ケルヴィン達に支えられ奮起した。

【バケットヒルの戦い】
当初は誰もが、本拠地という地の利があり、屈指の強国であり、同盟国もあって数でも大幅に勝る14世側の勝利を予想した。
しかし13世側は、術最盛期の当時において金属の「アニマを遮断する」という性質を逆手に取り、術不能者たちによる全身を金属製の武具で装備を固めた兵士……通称『鋼鉄兵』の軍団を編成
鋼鉄の鎧は敵の強力な術を大きく軽減させ、鋼の槍は敵の柔らかい非金属の防具を易々と貫いた。

ネーベルスタン将軍の指揮とヤーデからの援軍を率いるケルヴィンのサポートを受けた13世軍は、各勢力の思惑から足並みが揃わない14世軍を撃破。
結果としてギュスターヴ13世の大勝で戦いは幕を下ろす。*8

この勝利により鋼鉄というものの有用性が広く認められる事になり、ギュスターヴ13世の代名詞となる鋼鉄…「鋼」の時代が始まる。
鋼の13世」ギュスターヴの覇道はここから大きく躍進することとなる。

  • 【兄弟再会】
フィニーの実権を握ったギュスターヴのもとには使者が次々と訪れ、ノール領からは領主フィリップ自らが、オート領からは妹マリーが使者として訪れた。
20年ぶりの再会となるが、母を奪った兄を憎み剣を向けるフィリップ。対するギュスターヴは無抵抗、「術が得意なお前なら、そこからやれるな」とまで言う。
しかし、フィリップは手は下せず、兄から亡き母を感じとり動揺。
アニマの無い空の器であるギュスターヴに宿る母ソフィーのアニマを見、託された遺言を聞き泣き崩れ、兄弟は和解したのであった。

主義主張の都合や前ワイド侯と同じ轍を踏まぬためにも腹違いの弟14世は処刑しているが、
結果的に弟妹から母を奪ってしまった事にはギュスターヴ自身も負い目があり、彼らに対する弾圧などは行わなかった。

「いざとなったらマリー様にも一肌脱いでもらわねばなるまいな。」
「変な意味じゃないぞ、誤解するな。」 ──融和のための提案のはずが何故か動揺するケルヴィン

「変なのはお前だ、ケルヴィン。」  ──ギュスターヴ、そんな親友に対して

PS版ではロクに描かれなかったが、後にケルヴィンはオート候と離婚したマリーと結ばれる。*9
媒体によって詳細は異なるが、嫁いだ先のオート候カンタールはフィニー王家との因縁から不仲であり、マリーは冷遇されていた模様。
歴史的にはこれもまた大きな意味を持つことになる。
リマスター版では追加エピソード【ケルヴィンとマリーの婚礼】にて詳細が描かれている。

  • 1249年
【ハン・ノヴァ建設】
東大陸中央部への進出を始め、古代に栄えたハン帝国にちなんだ都市、ハン・ノヴァの建設に着手する。
結果的に長く荒れていたロードレスランドの治安回復に貢献することとなった。
あと歓楽街の帝王を見出した(かもしれない)。

「ついでに君を、その歓楽の都の主に任命しよう。市長として、何とかしてくれ。」 ──ギュスターヴ、歓楽街を推しに推してきた設計担当者に対して素晴らしいと言いつつ丸投げした様子

「これで歓楽街の帝王だーー」 ──ギュスターヴの命で市長に就任することとなった設計担当者 メイヤー

《壮年期》


  • 1250年
フィニー国の実質的な支配者となったギュスターヴだが、ファイアブランドの儀式に失敗した彼を認めない者は多かった。

フィリップは兄の代わりに儀式を受けるも失敗し大火傷を負う。
儀式はアニマの弱い子供のうちに行い、慣れさせなければなければアニマが暴走してしまうためである。
落ち込むフィリップに対し、ギュスターヴはフィリップの息子、フィリップ2世に儀式を受けさせてはどうかと勧める。

  • 1255年
【ファイアブランドの悲劇】
フィリップ2世の儀式は無事に成功した……かに思われた直後、2世は暗殺者の凶刃に倒れる。
息子の死に唖然とし激昂したフィリップは、アニマの暴走を厭わずファイアブランドを振るい暗殺者を焼き払う。
その代償にドラゴンへ変貌。息子の亡骸を抱え飛び去っていった。

惨劇の後には、ファイアブランドだけが残された……。

「何故だ!なぜ、こんな事になったんだ!!誰か教えてくれーー」 ──慟哭

  • 1256年
復讐に猛った彼はフィリップ2世暗殺を、証拠不十分ながら当時流行っていたアニマ教徒の犯行と断定。
教団の本拠地であるハンの廃墟の一画を襲撃し、弟とその息子を殺された怒りと彼らのアニマ至上主義に対する怒りが合わさり信者達を虐殺。
術不能者が人として生きる為に必要な行動でもあったが、これにより市民・国際社会・歴史上での彼の評価はより極端なものとなった。

「各隊の指揮官に伝えろ。」
「捕虜はいらんぞ。」 ──殲滅戦を指揮するギュスターヴ

  • 1257年
巷でタイクーンの称号を戴いたディガーより夜の街が海賊に襲撃されるとの通報を受け、自ら軍勢を率い夜の街を警護する。
情報通りに海賊が夜の街を襲撃しモンスターを暴れさせたため、タイクーン・ウィルの仲間を名乗る者たちと共に手ずから迎撃し海賊を追い払う。
その後海上で海賊船を拿捕し、船内にいたウィリアム・ナイツを保護する。*10

「行くぞ、モンスター狩りだ!」 ──警護させているはずが、手出し無用とし自ら出陣するギュスターヴ

「この人も相当、退屈しているんだなー」 ──そんな姿を見て一言、ベテランヴィジランツ タイラー

  • 1260年
【暗殺者ヨハン】
一人の暗殺者がいた。名はヨハネ、暗殺集団サソリの一員だ、いや、だったというべきか。
組織を脱走したヨハネだが、サソリは裏切りを許さない。
体に仕込まれたサソリの毒と執拗な追っ手がヨハネの命を狙った。
諦めかけた時、ある男に救われた。

「ヨハン、一緒に来い。」

この男は何者なのか。
なぜ、サソリの術を見破ったのか、興味が湧いた。
だが何より、この人の声に従うのが心地良かった。

なお、この時シルマールの弟子であり術師のヴァンアーブルに対しては、アニマに頼りすぎだとアドバイスしている。*11

  • 1261年

  • 1264年
【将軍の思い出】
猛将ネーベルスタン将軍も病には勝てず、ギュスターヴの元へ最後の挨拶に赴く。
そこで、彼は自分の若かりし日々の思い出を……勇気と蛮勇をはき違えた単独の砂漠越えを、とある辛口な冒険者に窘められたり、旧知となるシルマールとの出会いを語るのであった。

「将軍!さ……ありがとう」 ──去る将軍へ

  • 1269年
ギュスターヴ運命の日。
1256年頃から繰り返し遠征を行い、一進一退を繰り返していたラウプホルツ領への侵略の最中の出来事。
ギュスターヴが統治領の南端にある砦へ視察に赴いた日の夜、砦は魔物たちによる謎の襲撃を受ける。

【南の砦で】
後に「メルツィヒの変」と呼ばれる一大事である。

部下の安全を優先するため先に退避させ、自身は最後まで砦に残るギュスターヴ。
サソリの毒が回り斃れる寸前の身を押して、鬼神の如く門を守り続けるヨハン。
そしてギュスターヴの命を果たした後に、国の重鎮ではなく子分として彼の元へ戻るフリン。*13

崩壊した砦には、彼が生涯をかけて鍛えた鋼の大剣だけが残されていた。


歴史上では覇王ギュスターヴはこの時49歳で没したことになっている。



生まれた土地の価値観にそぐわぬ体質という不幸からスタートした波乱万丈な一生であった。
個人としては最後まで努力を欠かさず友人想いで気さくな人物であり、多くの新しい価値観をもたらした指導者であるのと同時に、
権力を得て齢を重ねると、家臣の諫めも聞かず虐殺を敢行したり暇潰し半分のように侵略を始めるなど、秩序や安定の破壊者という誹りを免れない側面も強く持っていた。

子どもはおらず、後継者も指名していなかったことから、彼の没後には覇権を奪おうとする勢力が頭角を表したり、子孫を名乗る者たちが続々と現れるなど、波乱の世が続くことになる。
一方で、彼が有用性を示した金属製品は歳月を経るにつれて取り扱う店が増えていっており、サンダイル全体に広く普及していったことが分かる。
彼が築き上げたハン・ノヴァは主の没後、野盗やモンスターの襲撃、後継者を名乗る者たちによる支配など政治的に安定しない状況が続いたが、最終的にはいかなる勢力とも結びつかない自由都市となり、サンダイル史上初の平和条約にその名を冠することとなった。

また、彼の死後に遺された『ギュスターヴの剣』はヴァンアーブルによって引き取られ、後に世界の命運を分ける戦いに単身参戦しようとする冒険者グスタフに手渡されることになる。*14
最後はアニマを支配・吸収する凶悪な先史文明の意思が宿った遺物「エッグ」に対して振り下ろされ、刀身が折れ飛んでしまったものの見事エッグを破壊することに成功した。



【ゲーム中の性能】

グラフィックが少年期・青年期と壮年期(覇王)に分かれるが、総じて言えることは「術が使えない」「その代わりに術に対する耐性が高い」。
サガフロンティア2』は範囲攻撃のほとんどが術や術技のため、基本的に単体攻撃になる(一部の技を覚えれば範囲攻撃可能)。

HPとWPはかなり伸びやすく、代わりにJPは0のまま成長しない。
本作はJPの最大値が防御力にも影響するため、このマイナスは無視できない。
しかし、これは言い換えれば、JP最大値を減らしてしまう代わりに基本性能が高い金属装備を気兼ねなく装備させられるということでもある。
得意な武器は剣と体術。どちらも全キャラクターの中で1位の成長率で、特に剣は他の追随を許さない。
他の武器も悪くない成長率だが、武器枠が一つ固定装備で埋まってしまうことと、その固定装備が強いこともあって、わざわざ成長させるメリットはあまりないだろう。

  • 少年期
最初はあまり強くない。彼の生涯と同じく下積みの時代と言える。
固有武器の『手製の短剣』はまだ弱く、店で売ってる武器と大差ない。
とはいえ、彼の剣は使用回数に制限がなく彼自身の成長も速いためにあまり問題にはならない。
しかし洞窟でフリンが攫われたというのにケルヴィンと一緒に「さあ なけ!ないて キノコのなみだを ながすんだ!」と巨大キノコを蹴りまくる姿があったとかなかったとか。*16

  • 青年期
固有武器が『ギュスターヴの剣』という武器に換装され、グラフィックも長剣となる。
青年期のバージョンは圧倒的な強さではないものの、この時点で出回っている武器よりは一回り強いので、この時にもなると一流の戦士である。
【バケットヒルの戦い】ではケルヴィン・ネーベルスタン共々前線に赴いている。
このシナリオは軍団同士の戦争を表現した特殊戦闘『コンバット』のチュートリアルを兼ねており、複数の固有ユニットが例外的に存在するため非常に難易度が低い。
特にケルヴィンに全体攻撃術を習得させているとそれだけで片が付き、折角の鋼の13世の東大陸デビューも台無しになってしまう。
その場合でもロールの登録のためにギュスや将軍も一度は戦闘させておくといいだろう。

  • 壮年期(覇王)
加入時期と期間が短く、活躍する機会はあまりない。
バージョンアップされた『ギュスターヴの剣』は作中上位の攻撃力を持ち、アニマを持たずとも自身の天武の才と努力により突き詰められた身体と鍛え上げられた大剣から放たれる一撃は、まさに覇王と呼ぶに相応しい。
本当の漢との共闘シナリオではその力が思う存分発揮され、上位モンスターとも互角に渡り合える。
彼の成長を知るプレイヤーには感慨深いものがあるだろう。

各種ステータスの内プレイヤーが鍛えた分だけ他のキャラクターに継承させられる成長能力継承システムが実装されたリマスター版では、初期値が低く成長率が高いギュスターヴは継承元として優秀なキャラの一人。
しかしJPや各術スキルを一切底上げできないため、継承先をよく考える必要がある。
そもそもギュスターヴ編のシナリオは序盤を除き戦闘がメインではなく、効率も良くはないため、シナリオの進行とは別途フリーシナリオで鍛える必要があるのも難点。


【以降の展開】

ソシャゲ「インペリアル・サガ」においては、14世の反乱に対処し、捕縛された彼を処刑されたことにしてこっそり匿う。
これが巡り廻ってフィリップのファイアブランドの継承と、4兄妹が再び1つになることに繋がる。
そこからサルゴンがエッグの呪縛を打ち破ろうとするところに遭遇し、「若者が思い詰めてしまうのは自分も似たようなものだった」とグスタフが不信感を抱くのをなだめて共闘する。
また、七英雄スービエが「ワグナスに判断をゆだねてきた」というのに対し、自分で考えて行動することについて説き、それが最終決戦での七英雄の参戦に繋がることになった。



「うん、追記・修正は任せる。また会おう、ヨハン」

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最終更新:2025年06月04日 00:05

*1 どれだけ弱いアニマであっても反応「してしまう」ファイアブランドが全く反応を示さなかった為

*2 それこそ料理の際、石包丁から石のアニマを引き出して食材を切る程

*3 冒頭のセリフはこの時のもの

*4 但し金は遮断せず、銀は遮断するもののその程度は低い。逆に最も遮断するのは鉛。

*5 アルティマニア付属の小説においては、ベエンダーの所有する丙子椒林剣をとある理由で垣間見た事が発端となっている。

*6 「鋼のお守り」という他に類を見ないアクセサリがあるのもそのせい。

*7 ケルヴィンがソフィーを慕っていたこともあり、元々仲が悪かったわけではないが互いに気が置けない友人ではなかった。

*8 実際にプレイすることができるが、初週でもギュスターヴ配下の鋼鉄兵による一方的な戦いとなる。

*9 同時期、ケルヴィンは正式にヤーデ伯の地位を継承する。

*10 実際にそうだとわかるのはウィル・ナイツ編が大分進んだ【生命の木の島】のエピローグ部分からである。そのため「主人公が二人も死んでしまったのか」というブラフをかけてきている。

*11 暗殺集団サソリは自身のアニマを環境と同化させる事によるステルスを用いており、景色を見るようにアニマを見ているのではその術中に嵌ってしまう。ギュスターヴはアニマを持たないからこそ通用しなかった

*12 シナリオ説明には「南大陸への進出」とあるが、これは誤り。

*13 若年期と同じ姿だが、ぴぃたぁそると氏は成長した姿も描きたいと言ったものの却下されたという裏話をしている

*14 よくある誤解だがグスタフの初期装備である『グスタフの剣』は彼の父親フィリップ三世が『ギュスターヴの剣』を模して作った剣であり、『ギュスターヴの剣』とは別物

*15 ここでいうアニマはサンダイルに広く流布する6種類のアニマ

*16 ギュスターヴ15才でドロップアイテムのなみだを腐る程手に入れる→潜入!アレクセイ一味で全てキャッツアイにする→病床の母の後グリューゲルを出しキャッツアイを処分することにより一応は育成も兼ねた立派な金策として完成する。