式見蛍

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式見蛍 - (2021/01/08 (金) 21:35:35) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/05/09(日) 12:32:47
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しきみ けい

『[[マテリアルゴースト]]』の主人公。


私立現守高校の一年生。出身は北の方(明確な設定はないが、[[北海道]]辺り)
家族は経営者の親と超のつく[[ブラコン>ブラザーコンプレックス]]な妹・傘(さん)
目立つ容姿ではないが、それなりに整った顔立ち。身長は170そこそこ。


最大の特徴は、重度の「死にたがり」であること。曰く「生理現象のように死にたくなる」
正確には、世界に居心地の悪さを感じており、「ここから消えてしまいたい」という消失願望なのだが、
変に苦しんで死ぬよりは自分から楽に死にたいがゆえの「死にたがり」
自称「理由のない[[自殺]]志願者」で、「生きているというより死んでいないという生き方」
どこぞのかったるがりよろしく「死にてぇ」と日に何度も口にすることでなんとか発散している。
 
そうしたこともあって几帳面な性格。人付き合いは良くはないが悪くもない。
主に仲良くしているのは、帰宅部の面々、そして同居幽霊の[[ユウ>ユウ(マテリアルゴースト)]]である。

高校の入学式の前夜、偶然[[神無鈴音]]と出逢い、ちょっとした事件に関わって以来幽霊は否定も肯定もしないスタンスをとっていた。
が、交通事故に遭った結果、霊視能力と、自分の周囲2mの霊体を物質化する『霊体物質化能力』に目覚める。
退院日、帰りの駅で出逢った[[記憶喪失]]の初心者[[幽霊]]・ユウに興味を持たれ、紆余曲折を経て同居している。
 

死にたがりでひねくれ者の蛍だが、本質に惹かれるのかやたらと女性に想われている。
先輩・同級生・後輩・[[幼なじみ]]・幽霊・[[巫女>巫女(属性)]]・実妹・外人・ナース・薄幸キャラ・空気キャラ・殺したがり・etc……本編・外伝併せてその数なんと13人。
本人も女性に囲まれている自覚はあるが、全員性格がアレなため女難としか思っていない。


中性的な容姿のため、[[女装]]するとかなりのもの。通称「ケイコさん」
裏声も「二次元アニメ声」(ユウ談)なため、初見ではほぼ誰も気付かない。
 

・『霊体物質化能力』について
文字通り周囲の霊体を物質化する能力。その際例えば首無し霊のような体が致命的に欠損した幽霊でも他の部分で補うため苦しむことはない。
物質化中は幽霊も物理法則の下に置かれ、変化や浮遊は不可。一般人に姿は見えないため「実体化」ではない。
物質化中に食事などで取り込んだ物は、解除時に霊力に変換される。
逆に傷ついても致命傷でなければ解除時に霊力を消耗して回復し、致命傷なら[[消滅]](成仏ではない)する。
生物体内の霊体や霊的質量の小さな霊体には反応しない。
蛍は幽体離脱と応用することで武器を創り、物質化した悪霊への対抗手段としているが、
この霊力は使い捨て同然のため、あまり使い過ぎると植物状態になってしまう危険性がある。
初期の効果範囲は2mだが徐々に拡大している。


以下[[ネタバレ]]
 












蛍の死にたがりの原因。それは「神の設計図」たる霊体物質化能力を宿したことによる『世界の意思』の拒絶による。
生死に関わるあまりにイレギュラーな能力のため、世界中の生物から「早くいなくなれ」と常に思われている。それを蛍は居心地の悪さとして認識していた。
本来、蛍の性格は明るくウィットに富み、しなやかでユニークなのだが、物質化能力を持つ限り『世界の意思』の重圧に晒され続ける。

事実を知り、それでもこの世界で生きていこうと決めた矢先、タナトスによってユウの正体を知らされる。
それでも、「ユウという存在」を好きになったと告白し、彼女と共に生きていくことを決意する。
 
数日後、一巻から引っ張っていたパーティーの買い出し中、持病で死に、タナトスの入れ知恵でユウに変化した耀に刺され、死亡。
タナトスに魂の核である物質化能力を奪われるが、僅かに残っていた部分がタナトスの発動に共鳴。
完全版物質化能力でマテリアルゴーストとして[[復活]]。死にたがりも克服。
以後はタナトスの野望を食い止めるため、女性体・水月鏡花に偽装して神無深螺、雨森沙里と行動。
正体がばれた後は黒猫の姿で帰宅部に戻り、特に危険度の高い[[紗鳥>真儀瑠紗鳥]]を見守っていた。

自身の存在を帰宅部に明かした翌日、帰宅部全員との個別デートで最後の時を過ごし、ユウと共にタナトスの『世界の繭』に向かう。

タナトスの霊力を奪うため、『世界の意思』に回帰したユウの助けもあり、タナトスに勝利。
タナトスの本名(アリス・ヒュプノス)を言い当て、彼女を説得し世界の繭の破壊にかかる。
 
が、既に集まった霊力はアリスの手に負えるものではなく、ユウが回帰したことで『意思』が『意志』に進化。アリスの計画を実行に移そうとする。
それを止める為、アリスの手を借り『世界の意志』と対面。彼女の中の『ユウ』に語りかけることで説得に成功。
『意志』は再び『意思』となり、それに伴ってユウも消滅。最後はお互いに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えあった。

その後、アリスがばらまいた物質化能力を持つマテリアルゴーストの選別を開始。その中で自分に献身的でありつづけた鈴音と恋仲になる。
それと同時に、ユウと同じ姿で真逆の存在・零音(れおん)を捜索。オルタナティブゴーストでようやく対面するが、賭に負けて連れ去られてしまう。
(ここから5巻エピローグまでは、まだセッキーナが公表していないため不明)

そして、3年で全てのマテリアルゴーストの生存試験を終え、木漏れ日の中、満足して成仏していった。
 

余談だが、[[生徒会の一存]]の[[杉崎>杉崎鍵]]とはあまり相性がよくない。
理由は、杉崎が自分の恋人(ユウ、鈴音)を口説いたのと、杉崎が自分と比べて平和な日常にいるため。
ただ、互いに作中最高の苦労人であることについては共感している。


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