光戦隊マスクマン

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光戦隊マスクマン - (2020/01/21 (火) 16:11:52) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/04/02(月) 23:32:31
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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#center(){&bold(){&color(red){人の体には、未知の力が秘められている。}}

&bold(){&color(red){鍛えれば鍛えるほど、それは無限の可能性を発揮する!}}


&sizex(6){&bold(){&italic(){&color(red){MASKMAN}}}}


&sizex(6){&bold(){&italic(){&color(red){光戦隊!}}}}

&sizex(7){&bold(){&italic(){&color(red){マ&color(black){ス}&color(blue){ク}&color(gold){マ}&color(pink){ン}!!}}}}

}



本作はスーパー戦隊シリーズ第11作目。
1987年2月28日から1988年2月20日まで全51話が放送された。

%%オカルト%%拳法をモチーフとし、そこに「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせる“&bold(){敵味方に引き裂かれた男女の愛}”という要素を加えた作品。
そのため、「[[鳥人戦隊ジェットマン]]」の先駆け、と見る向きもある(奇遇にも、主題歌を唄っているのはどちらも影山ヒロノブ)。

各種マシンや装備などのデザインは評価が高く、また、これまで主にメタルヒーローシリーズでしばしば使われていたワイヤーフレームによるSFXが大胆に採り入れられている。
3DCGで描写されるOPのタイトルロゴは、当時度肝を抜かれた人も多かったのではないだろうか。

これまで2台や3台のメカによる合体で構成されていた巨大ロボが5台による合体となり、5人の戦士一人一人に専用マシンが与えられた初めてのスーパー戦隊である。
また、5人の専用武器のなりきり玩具が出たのもシリーズ初である。

また、これまでの作品は「&bold(){第1話の時点でとにかく何でもかんでも魅せ場を詰め込む}」という描き方が主流であったのに対し、本作は世界観の説明、変身プロセスの体得、スーパーマシンの確保などの過程が数話に渡って描写されるという描き方がなされた。%%いずれにせよ第1話が詰め込み過ぎなのは従来と変わんないけど%%
こういった構成は、次作の「[[超獣戦隊ライブマン]]」等、後年の様々な戦隊作品で採り入れられることとなる。

開始早々いきなり姿を表す謎のマッチョマン、半身が機械で出来た仏像、&bold(){座禅を組んで空中浮遊}など、色んな意味で印象的なOPは今なおネタにされる。

ナレーターには同じテレビ朝日の「タモリ倶楽部」のナレーションでおなじみの武田広が起用された。

主題歌を作曲したのは、元ジャッキー吉川とブルーコメッツのメンバーにして「機動戦士ガンダム」の「哀戦士」などでアニソン界とも縁が深かった井上大輔であり、4年連続で歌謡曲・ニューミュージック畑の人間が抜擢された。
歌唱は「[[電撃戦隊チェンジマン]]」以来2年ぶりの担当となる影山ヒロノブ((チェンジマンの時は「KAGE」名義))。

キャラクターデザインは「[[ダイナマン>科学戦隊ダイナマン]]」から「[[フラッシュマン>超新星フラッシュマン]]」を手掛けた出渕裕に代わり、「ジルオール」シリーズの末弥純に加え、新貝田鉄也郎・森野うさぎ・秋恭摩の三人から成るデザイナーグループ「いちごはうす」が担当した。
使用BGMが話数によって変わるのが特徴(後に登場するジェットカノン、ギャラクシーロボ等のBGMは固定されている)。
余談だが、「[[太陽戦隊サンバルカン]]」以来のサブタイトルが2行表示の回が複数ある((30・31・36・39〜42・44・48話が該当))。

長らく東映特撮YouTube Officialで配信されなかったが、2019年11月より毎週金曜に待望の配信が開始された((ちなみに配信開始時点で前年のフラッシュマンも配信されており、終了後この枠は2010年代の仮面ライダー枠となった))。
  
#contents

*◎あらすじ


#center(){&bold(){&color(red){1987年・初春}}}


とあるレーシングサーキットで、F1レーサー・タケルを擁する「姿レーシングチーム」が今まさにレースに挑んでいた。
ところが、そこに、謎の女性・美緒が突如として乱入。必死になってタケルの車を止めに掛かった。
美緒はタケルの恋人であり、二人は&bold(){マンホールの中から姿を現したところを偶然鉢合わせになる}という奇妙な経緯から出会った間柄であったが、すぐに意気投合し、とても仲睦まじいカップルとしてこれまでを過ごしてきた。
彼女が言うには、「地底帝国チューブ」が攻めてくるのだという。
チューブとは、人類が未だ足を踏み入れた事のない地底世界を統一した覇者であり、その首領である地底王ゼーバが地上世界の征服を宣告したのだ。
美緒の訴えによりレースを離脱したタケルは、二人でバイクで逃避行を始めたが、まるでその動きを予知していたかのように、チューブのアングラモン戦闘機が二人めがけて爆撃を開始。逃げきれなかった二人は地割れへと呑み込まれ、美緒は自分の身に付けていたペンダントをタケルに託すと、蟻地獄のようなトラップに引きずり込まれて姿を消してしまった。

実は、美緒は元々地上侵略の足掛かりとしてゼーバが送り込んだスパイであり、その正体はイアル姫という地底界の王女であった。
しかし、タケルとの交流を経て考えを改め、帝国の方針に背いたため、制裁を受けることとなってしまったのだ。

圧倒的な力で地上を意のままに蹂躙するチューブ。しかし、そこに4体のスーパーマシンが突如として現れ、アングラモン戦闘機を次々と撃ち落とすと、その中から4人の戦士が姿を現した。
そして、後からもう一人の戦士も合流。
その正体は地割れから生還したタケルであり、姿レーシングクラブのメンバーである5人の若者の正体は、実は地底帝国チューブの侵攻を予期して結成されていたスーパー戦士・「光戦隊マスクマン」だったのだ。

見事チューブの地底獣らの撃退に成功してみせるマスクマン。
5人は、自らの指導者である姿長官に大喜びで勝利を報告しに行くが、逆に一喝されてしまう。
姿長官が言うには、あれらはチューブが擁する戦力のほんの一部に過ぎず、そして、マスクマンもその真価をまだ引き出せていないというのだ。

マスクマンの力の源とは「オーラパワー」。
マスクマンの5人が姿長官に召集され、表向きは姿レーシングクラブとして活動しながら、これまで鍛錬を重ねてきたのは、何よりも、その「オーラパワー」の素質を見込まれての事であった。

地底王ゼーバのパワーは凄まじく、その妖気によって早くも暗黒の地底城を地上に発現させ、たちまち世界中を凍える闇の世界へと作り替えてしまった。
早くオーラパワーの極意を会得し、マスクマンの真価を発揮させなければ、チューブの地上制圧は時間の問題となってしまう。
しかし、タケルは美緒を想うあまり心をかき乱され、“雑念”をなかなか捨てきれず、修行はなかなか完成しない。
その間もチューブの猛攻は止むことを知らず、もはやこれまでと思われたその時、5人は絶体絶命の危機に追い込まれた(敢えて自ら危険な状況へと飛び込んだ)ことによって、遂にオーラパワーの発現に成功。
オーラパワーを伴う必殺技を扱えるようになったことで、暗黒の地底城の妖気も打ち破ることが出来た。

過酷な特訓と戦闘の末、見事オーラパワーを目覚めさせたタケル達5人。
果たして、人の体に秘められた未知の力で、チューブの野望を打ち砕き、そして、美緒(イアル姫)ら心ある人々を救いだすことは出来るのだろうか!?


*◎登場人物

【光戦隊マスクマン】
鍛錬の末オーラパワーを身に付けた、姿レーシングチームの若者たち。
苗字は設定されていない。((それは前作の「フラッシュマン」のメンバーも同じであるが、彼らの場合は宇宙育ちで自らの親を知らないという事情があった。))
オーラパワーは精神力によって大きく左右される性質を持っていることもあってか、基本的にメンバー全員が無茶をしがちで、長官もそれを黙認することが多く、長官の方からメンバーに無茶振りする機会も多い。
姿レーシングクラブは“仮の姿”ということになるが、姿長官も含めレーシングチームとしての仕事に誇りや愛着が無いわけではなく、マシン開発や自分たちを応援してくれる子どもとの交流はとても積極的に行なう。
なお、このマスクマン、&bold(){演じた俳優・女優が比較的早くに全員引退した}という有り難くない称号があったりする(おそらく、今後もスーパー戦隊シリーズで唯一の事例となるものと思われる)。

・&bold(){&color(red){レッドマスク/タケル}} (演:海津亮介)

#center(){&bold(){&color(red){「負けられない……! 美緒を助けるまでは、死ぬものか!!」}}}

マスクマンのリーダーで23歳。&color(red){普段から私服が赤のジャケット}という、&bold(){そりゃ戦隊レッドになるのも当然だわ}と言いたくなるような恰好をしている。
空手を得意とし、5人の中では最も強いオーラパワーの持ち主。
マシンの操縦にも長けているため、姿レーシングチーム時代ではレーサーを務めていた。
本作のストーリーは殆ど彼を基軸として回っていると言っても過言ではないため、シナリオ上でも戦闘シーンにおいても絶対的な存在感を発揮することが多く、単独での魅せ場は歴代戦隊レッドの中でも特に多い部類に入る。
5人の中では最もオーラパワーが強く、地球に迷い込んだM15惑星の少女ロロとシンクロするほどだった。
正義感が強くどんなピンチにも挫けない、まさに熱血漢と呼ぶに相応しい男だが、&bold(){&color(red){瞬間湯沸かし器}}と揶揄するほど頭に血が上りやすいのが玉に瑕。
特に、恋人である美緒の事が絡むと暴走し、&bold(){名実共にチームの中心人物だというのに他のメンバーの足を特に引っ張りがち}という、これまでのレッドにはない個性を持っている(後の[[天堂竜>レッドホーク/天堂竜]]に近い)。
とあるエピソードで「&bold(){22歳になるまで敗北というものを知らなかった}」と独白していたことから、もともと身体能力や格闘の技術は高かったらしい。
小さい頃は[[キカイダー>人造人間キカイダー]]ごっこが好きなワンパク坊主だった。
戦う際は、おもに&bold(){&color(red){「アチョーッ!」「ハイヤーッ!」}}といった掛け声を発するが、別に[[裏声(怪鳥音)>ケンシロウ(北斗の拳)]]だったりはしない。
演者は前年の『フラッシュマン』に始まり、『ダイレンジャー』では[[メディア魔術師>アイドル初体験(五星戦隊ダイレンジャー)]]を演じるなど、80~90年代にかけてのスーパー戦隊で頻繁にゲスト出演していた。
俳優を辞めた後はラーメン屋の店主になった。
使用武器:マスキーブレード
必殺技:レーザーアロー、マスキーブレード・オーラ斬り、マスキークラッシュ、ゴッドハンド


・&bold(){&color(purple){ブラックマスク/ケンタ}} (演:草刈滉一)
マスクマンのサブリーダーで22歳。子どもの頃から、山の中の道場で“先生”と慕う武術の師範・車 翔吾(演:新海丈夫)から厳しい指導を受けながら過ごしてきた(なお、この車先生、久しぶりに訪ねてきただけで&bold(){問答無用で不意打ちしてくる}ほどのスパルタ師範であるが、人格・実力共に極めて善い人であり、ケンタも今も変わらず慕っている)。師範が登場する第16話では地帝獣ガマラドグラーによってオーラパワーを極限まで奪われた4人の分まで戦っている。
カンフーやテコンドーに長けたパワーファイターだが、その一方で変身後はマスキーロッドによる棒術を駆使した戦い方をする。
女の子に弱く惚れっぽいが、あまり結果には結びつかない(厳密に云うと、女性のゲストキャラが登場すると割と良好な関係に発展することが多いのだが、結局はその場限りの交流で終わってしまう)。
メカニックに強く、よくバイクを乗り回してはタケノコ族に紛れてナンパに向かったりしている。
第7話の次回予告での台詞&bold(){&color(purple){「可愛くて、優しくて、勇気があって……好みのタイプ!」}}はある意味伝説。
ゴーカイジャーではドンさんの担当だが、中の人が中の人だけにかなり変てこりんになる。まあドンさんは性格はもちろん闘い方も本家と乖離が激しいからなぁ…。
因みに俳優を引退した後会社員になっている。
使用武器:マスキーロッド


・&bold(){&color(blue){ブルーマスク/アキラ}} (演:広田一成)

#center(){&bold(){&color(blue){「なんだよ、子ども子どもって……小さいからってバカにすんなよ。これでも16歳だぞーっ!!」}}}

ケンタの弟分でメンバー最年少の16歳。元々は山の中で質素に自給自足生活を送っており、周りの子どもたちから兄貴分として慕われていたが、その卓越した身体能力を見込まれてマスクマンにスカウトされた。
身体が小さく子ども扱いされることを気にしているが中国拳法の達人で、[[双剣>二刀流/双刀・双剣]]の使い手。
が、ケンタ同様、固有装備は[[トンファー>トンファー(武器)]]だったりするなど変身前と変身後で戦い方が何故か大きく変わってしまう。
天真爛漫…を通り越して、もはや天然ボケの域に達しているほどの非常に呑気な性格で、好きな食べ物はリンゴ。当時の人気アイドルであった南野陽子に入れ込むミーハーな面も。
偶然地底世界に迷い込んで地上に憧れる幼い兄妹と交流する、アナグマスの妖術で記憶喪失になる、終盤には洗脳され地帝剣士ウナスとなって仲間と敵対する等、&bold(){&font(#0000ff){まるでヒロインの如き扱いを受けた}}。
ゴーカイジャーではジョーが担当するため、ノッポになり違和感がかなり激しい。

“天才少年格闘家”というその属性が実は&bold(){リアルガチ}ということで、マスクマンのメンバーの中でもファンの間で話題にのぼる機会が特に多い。
というのも、演者の広田氏は&bold(){&font(#0000ff){実際の拳法家}}であり、1990年に北京アジア大会にも出場し、メダルは逃すも4位の好成績を残した実績もある。
当然、素面でのアクションも評価は高かった。
彼の貢献はこれだけに留まらず、本作を介して変身後のアクターさんにも中国拳法のノウハウを教えた事は、
後の『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』や『[[獣拳戦隊ゲキレンジャー]]』で大いに活かされる事になった。いわば、中華系戦隊の立て役者。
あまりのカッコ良さに当時は追っかけがいたらしい…

なお、そのゴーカイジャーには大いなる力を与えた人物として登場。実はマスクマンのメンバーはゴーカイジャー放送時点で五人全員が俳優業を引退していたため、喜んだファンも多かったのではなかろうか…。因みに彼は俳優を引退後中国武術の指導者になっている。
使用武器:マスキートンファー
必殺技:炎返し、トンファースピン、ブルースクリュー


・&bold(){&color(gold){イエローマスク/ハルカ}} (演:永田由紀)
男勝りで姐御肌の20歳。忍者の家系の出身であり、身体能力は高く、九節鞭と手裏剣を武器に戦う。
また、洞察力に優れ、変装術にも長けている。
幼い頃から修行漬けの毎日を送っており、普通の女の子らしい生活を殆ど送れず、とても可愛がっていたアンティークドールの「マリーちゃん」を「忍者の修行の邪魔になる」と父に捨てられてしまった哀しい過去を持つ((なお、このマリーちゃん、どういう経緯を辿ったのかは不明だが、都内某所のアンティークショップに中古品として流れ着いており、とあるエピソードで重要なアイテムとなった。))。
その反面、忍びとしての誇りを強く持っており、シノビドグラーを倒しスーパーシノビにならんと大っぴらに技を競い合って多くの市民を巻き込むフーミンとオヨブーに怒りを爆発させた。
OPや特訓時などでのレオタード姿が印象的だが、別に[[その格好で踊ったり>言いなりダンシング(快盗戦隊VS警察戦隊)]]はしない。
ゴーカイジャーではルカの担当。ルカはハルカと同じく姉御肌女子だったので馴染んでいた。
演者は2019年時点で既に引退しているが、『[[快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー]]』最終回にて名も無き一般人の役としてゲスト出演している。
使用武器:マスキーローター
必殺技:イエローマスク影分身


・&bold(){&color(pink){ピンクマスク/モモコ}} (演:前田賀奈子)

#center(){&bold(){&color(pink){「みんなだってできるわよ。人間に不可能はないわ、努力すれば誰だってできるの。己を信じ、決してへこたれず、最後までやり抜けばね」}}}

子供好きでお転婆な性格の19歳。時代が時代ゆえか、太い眉毛が特徴(当時の流行ファッション)。
太極拳を得意とし、“[[剛の拳より柔の拳>トキ(北斗の拳)]]”的なファイティングスタイルを取る。
5歳の頃、祖母の住む田舎で洞窟に迷い込んだ際に5年に一度花を咲くと言われるキャロルラブの花に助けられた思い出を大切にする少女らしい面も持っており、厳しい訓練の度にそれを思い出しながら努力を積み重ねているが、地帝獣ゲルゲドグラーの咲かせた毒花・地獄花に対抗しうることを知った際誰よりも悲しんでいた。
また、普段は子供に太極拳を指南しており、&bold(){&color(pink){「己を信じ、決して最後まで諦めない」}}ことを伝えている。それ故か、子供が絡んだときの責任感は特に強い。
第20話ではモモコの武術を&bold(){「子供騙しの間違った拳法」}と見下す&ruby(こつひ){骨妃}(演:高沢順子)=地帝獣ドクロドグラーと死闘を繰り広げる。
子供達との約束を守り、弟子のユウスケとミチオを救う為に&bold(){&color(pink){「見せてあげる……!約束の教えを!!」}}とあえて変身せずに戦い、ドクロドグラーの腹を素手でぶち破ったが、そのダメージも尋常ではなく、撃破後はショットボンバーの衝撃に耐えきれず戦闘不能に陥ってしまった。
その体を張った演者のアクションの凄まじさから、一部では「歴代最強ピンク」との呼び声が高い。
ハルカとは仲が良く、チューブの作戦を阻止すべく2人で強盗に扮した事もある。
使用武器:マスキーリボン


・&bold(){姿三十郎} (演:谷隼人)

#center(){&bold(){「人間はその体を鍛えれば鍛えるほど強くなる。そして、人知を超えた力……想像を絶した力を引き出すことができる」}
&bold(){「タケル、ケンタ、アキラ、ハルカ、モモコ、何のために今までその体を鍛えてきたんだ! 己を信じて、さらに鍛えるんだ!」}}

光戦隊の長官。オーラパワーを極めた武道の達人であり、優秀な科学者でもある。
地底帝国チューブの脅威を知った彼は、オーラパワーの素質がある若者を見つけるべく全国を回り、タケル達をマスクマンに任命した。
常にタケルに限界に挑むような過酷な特訓を強いらせるが、すべては地上を守るためでもある。
その一方で姿レーシングクラブのボスとしての顔を持ち、4話で「姿スーパーF1モデル」を改造する五人のために[[おにぎり>おにぎり(食品)]]を振る舞う面も見せている。
本人曰く「俺は不器用でね。カッコ悪いけれどもおかか・梅干し・シャケ・たらこ、いろいろあるぞ!」とのことだが、味はかなり好評。

OPや第2話冒頭のように、座禅を組んだままでの空中浮遊が印象的。
また、演者は同時期に他局で放送されていた視聴者参加型バラエティー番組『風雲!たけし城』では
毎週の様に人海戦術で城攻めをしながら極稀にしか城を落とせない隊長だった為、「こいつで大丈夫なのか」とその城の[[殿>ビートたけし]]にツッコまれたのは有名な話。


・&bold(){東博士}(演:七田玲子)
姿長官の秘書を務める女性科学者。
マスクマンのオーラパワーのチェックを担当する他、オペレーターとして司令室からの索敵や通信も行っている。
光戦隊には他にも多くの科学者やスタッフが所属しているが、全編に渡って登場したのはこの東博士のみである。


・&bold(){&color(green){X1マスク/飛鳥リョオ}} (演:柴谷英樹(現・東真司))

#center(){&bold(){&color(green){「タケル、お前はマスクマンのリーダーに相応しい男だ。死んではならん男だ!」}}}

第39話ゲストで、タケル達以前に光戦隊の有力候補だった人物。
チューブにピアニスト志望だった恋人のユウコを殺され、「ひとりの女を守れなかった俺が地球の平和を守れるはずがない」という無念から長官の元を去った。
しかし、戦士としての想いは完全に捨て切れておらず、一度だけ戻ってきてマスクマンと共に戦った。
二回目のマグマドグラーとの戦いにおいて強化されたヘルバーストを受け止めた際に全エネルギーを放出し、変身能力を失った後は子供に武道を教える為[[バイク]]で旅立った。
「6人目」と姿長官、チューブからも呼称、5人とは距離を取る等、[[ドラゴンレンジャー>ドラゴンレンジャー/ブライ]]以降の追加戦士の先駆けとなり、
スーツアクターも後年[[キングレンジャー>キングレンジャー/リキ]]、[[黒騎士>黒騎士ブルブラック/黒騎士ヒュウガ]]、ガオシルバー、キョウリュウゴールドと言った6人目を担当する大藤直樹が担当している為、その意味でも原点である(特にタケルとのやり取りは『[[鳥人戦隊ジェットマン]]』の第3話そのものである)。
名称はマスクマンより[[電撃戦隊チェンジマン]]に近く、顔・マフラー等は[[バトルフィーバー隊]](特にバトルフランス)に似ている。元はマスクマンの没デザインである「ザ・ファイブマン」のスーツから。

演者の東真司氏はその後俳優業を引退し、現在は映画監督として活動している。
また2019年に公開したある短編映画には、[[ファイブレッド>ファイブレッド/星川学]]・ファイブブルー・[[ティラノレンジャー>ティラノレンジャー/ゲキ]]・[[リュウレンジャー>リュウレンジャー/"天火星"亮]]・ニンジャホワイトといった錚々たる面々が出演していた。


【変身プロセス】
変身の決め台詞は「&bold(){オーラマスク!}」。変身に使うブレスレットは「マスキングブレス」。
修行によって培ったオーラパワーで空を飛び、各自の九字護身法の印を結ぶと、オーラで出来た壁のようなものが空中に現れ、それを突きぬけてマスクマンに変身する(その際、「○○マスク!」と自らの担当カラーを叫ぶ)。

これだけでも歴代シリーズの中でもかなり特殊な部類に入る変身プロセスであるが、そのうえ&bold(){変身シーンの間は、メンバー全員、男性だろうと女性だろうと下着姿になる}((男性陣はパンツ一丁、女性陣はキャミソール。))というブッ飛んだ描写がなされている(明確に描写されたのは3話と4話のみ。以降は、全身が光に包まれるような形へと変更された)。
5人一斉に変身する時はレッドのみが1画面で描かれ、その他メンバーは4分割で表示される((上段がブラック・イエロー、下段がピンク・ブルー))。また、名乗りもレッドのみである。一斉変身時でも全員が1画面ずつで描かれたこともあった。
一応、オーラパワーがなくてもマスキングブレスがあれば変身自体は任意で可能のようであり、1話では変身シーンは明確に描かれておらず、タケル達は2話以降でオーラパワーの会得のための修行を開始。明確な変身シーンが描かれたのは4話からとなった。
心身が疲労しバイオリズムが減少しオーラパワーが限界に近づくと強制的にマスキースーツが解除されてしまう。

ちなみに、プロトタイプマスクマンであるリョオのみマスキングブレスを使わず、「チェンジパワー!」の変身コードと共に自力でマスキースーツを装着する。


【地底帝国チューブ】

・&bold(){&color(black,goldenrod){地帝王ゼーバ}} (演:新海丈夫/声:加藤精三)

#center(){&bold(){&color(black,goldenrod){「地上をこの地底と同じ、冷たく暗い闇の世界に変えるのだ。その時こそ、地帝王ゼーバが全地球の支配者となるのだ……!」}}}

平和だった地底世界を恐怖と暴力で支配しチューブを築き上げ、地上へと制服の牙を向けた独裁者。
一度はダークホロンという術を使い暗黒の地帝城を浮かばせ、グレートファイブを地に伏せ地上を冷たく暗い闇の世界に変えるほどの恐るべき力を見せつけた。
仮面で正体を隠していたが終盤、その驚くべき素性が明らかとなった。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){その正体は過去にイガム族が討伐したリサールドグラーの産み落とした子供、リサールドグラーⅡ世。}}


・&bold(){&color(goldenrod,black){地帝王子イガム}} (演:浅見美那)

#center(){&bold(){&color(goldenrod,black){「地底貴族の名門・イガム家の一族とあろうものが……恥ずかしい姿をさらしおって。おかげでこの俺は、『裏切り者の兄』と後ろ指さされどれだけ悔しい思いをしてることか……!」}}
&bold(){&color(goldenrod,black){「わかるまい! お前にはこの気持ち、この悔しさが……! 覚えておけイアル姫、お前が愛した男……口にするも汚らわしい、あのレッドマスクは俺が叩っ斬ってやる!!」}}}


美緒ことイアル姫の兄で、嘗て地底を統治していた誇り高きイガム家の末裔。
幼少時は素直で優しかったが、叶わぬ平和の夢を捨て没落した御家再興を条件にあえてゼーバに従い非情の戦士と化す。
妹であるイアル姫を「裏切り者」と見なし、何かにつけて徹底的に罵るが、実はその心の奥底では肉親としての情を完全には捨てきれていないような一面を覗かせることもある。
失点回復に躍起となる中、レッドマスク/タケルを&bold(){&color(goldenrod,black){『妹を誑かせた不届き者』}}とみなして幾度となく憎しみの刃を叩きつけていく。
帝国内での信頼は皆無に等しくデスリングを使い決闘に挑んだ際にも彼の預かり所知らぬ間に地帝獣バギラドグラーを仕向けられたことも。
剣の腕はレッドマスクとほぼ互角で、振るう長剣は電磁ムチにもなり、柄部から光弾も発射できる。
また、左右の中指に施された指輪は&bold(){&color(goldenrod,black){「〇×のドラゴン!」}}と名を呼ぶことで強力な電撃光線を放つだけでなく、偵察することも可能。
ララバの犠牲で大地底剣を手に入れたバラバに対抗して、守護神のイガム竜を呼び出す。
実は女性である事が終盤衝撃の事実として明かされるが、&font(#ff0000){視聴者には最初からバレバレだった}。


・&bold(){&color(deeppink){イアル姫/美緒}} (演:浅見美那(二役))

#center(){&bold(){&color(deeppink){「タケル……好きでした。初めて会った時から……短かったけど、素敵な思い出をありがとう。さようなら、タケル……二度と会うこともないでしょう……」}}}

本作のヒロインであるイガム王子の双子の妹。
ゼーバのスパイとして地上に潜入するが、そこで出会った光戦隊のタケルと恋仲になりゼーバを裏切る。
そのため牢獄に捕えられ、イガム王家を汚した罰としてゼーバとアナグマスの魔力によって「永遠の眠りの刑」という氷の棺に閉じ込める刑罰を受けてしまう。

地帝獣イグアによってアリジゴク状の砂に引きずり込まれる際、タケルにイガム王家のペンダントを手渡しているが、
タケルにとっては、それが美緒を救い出すための誓いの証であると同時に迷いの引き金にもなっている。


・&bold(){&color(green,gainsboro){地帝司令バラバ}} (演:志賀圭二郎)

#center(){&bold(){&color(green,gainsboro){「地帝司令バラバにお任せを。家柄や誇りだけの没落貴族など役に立ちませぬ。ましてや裏切り者を出す一族など、信用なりませぬ!!」}}}

[[剣]]の達人である武闘派幹部でバルーガ族の勇者。自身が叩き上げの身柄なのか、イガムとは所詮家柄だけで成り上がった身と見下しており、互いに仲が悪い。
[[前々作>電撃戦隊チェンジマン]]でいうギルーク的ポジションにあたる。かなり&font(#ff0000){ヘタレ}かつ要領の悪い人物であり、若干マザコン気味。最後は副官のオヨブーに見捨てられる。
武器は巨大な岩をも割るギガロ剣。鍔部に施された宝玉からは怪光線を発し、数名のアングラー兵ですら持ち上げられない重さを持つ。16話では地帝獣ガマロドグラーによってケンタを除くマスクマンのエネルギーを吸収しパワーアップしギガロ剣の剣先を発光させあらゆるものを切り裂くバラバ雷撃剣や柄からの発砲、口からの光線で攻撃した。
後半で地底帝国最強の剣・大地底剣を手に入れてパワーアップした。
母・ララバを演じたのが[[曽我町子]]女史である事が有名。


・&bold(){&color(brown){地奇地奇獣アナグマス}} (声:神山卓三)

#center(){&bold(){&color(brown){「ゼーバ様、まあまあお待ちください。お怒りはごもっともです。しかし、そのお怒りを受けるものは他にいるのではありませぬかな?」}}}

地底一の博識を誇る妖獣。
後の作品でも度々登場する学者系幹部の元祖。
感情的になりやすい面子ばかりで全体的にギスギスしている地底帝国チューブにおいて、冷静さを保ったままゼーバに物を申せるなど、組織における女房役のようなポジション。
強大な魔力を秘めた妖魔球とゲートボールのスティック状の武器を使い、戦闘も結構強い。
第19話でイガムとバラバの不甲斐なさに痺れを切らして腰を上げ、&bold(){&color(brown){「チキチキ・ヨーマ・ヨーイ・ヨーチュー、チキチキ・ヨーマ・ヨーイ・ヨーキュー……」}}の呪文で二人を地帝獣イガラドグラーともども妖しの力を強化させた。
シノビボールを手に入れてスーパーシノビならぬスーパーアナグマスになるためにフーミンとオヨブーを競わせたり((なおシノビボールはハルカによって爆弾に素早くすり替えられていたが、地上の光によって塵芥と化した))、
ドクロドグラーをモモコに差し向けながら、グレートファイブのパワーを半減させて持ち前の魔力で強奪に成功するなど、かなりの老獪さの持ち主。


・&bold(){&color(violet,black){地帝忍フーミン}} (演:久保田香織)

#center(){&bold(){&color(violet,black){「地底貴族・イガム家に代々使える地帝忍フーミンにその程度の技が通じると思っているのか?」}}}

イガム家、そして四面楚歌の状態のイガム王子に絶対の忠誠を誓うくの一で、プライドが高いイガムを諌める役目も持っている。
イアル姫を痛ましく感じて、開花すると氷が解けると言われるマリアローズの花を使い氷の棺を溶かそうとする健気な一面も見られた。
口から火炎弾・小刀・手裏剣を吐き、サークレットからは怪光線を放つ。
そんな彼女の最大の武器は、アキラの双剣に乗れるほどの身軽さとそこから繰り出すトリッキーな体術や変装。
特に、小刀を構えきりもみ回転しながらマスクマンに突撃する戦法を得意とする。
さらに&bold(){&color(violet,black){「声映しの術」}}という声帯模写能力などを駆使してイガムのためにマスクマンを攪乱する。
イエローマスク/ハルカだけでなく、バラバに仕えるオヨブーともライバル関係にあたる。


・&bold(){&color(whitesmoke,red){地帝忍オヨブー}} (演:岡本美登)

#center(){&bold(){&color(whitesmoke,red){「バラバ様! うるさい奴とお思いでしょうが、お助けに参りました」}}}

バラバの腹心を務める全身真っ赤な[[忍者]]。
とは言え、ゼーバから派遣されている与力的立場であり、その忠誠を向ける先はあくまでゼーバであり、そのためなら卑劣に徹することも厭わない。
終盤でついにバラバを見限るも、最低限の義理を通す(レッドマスクとの一騎打ちの機会を与える)男ぶりは必見。
火の玉を飛ばすなど炎を操る能力の持ち主で、毎回のごとくレーザーマグナムを弾き返す&font(l){スポンサー泣かせな}強さの持ち主で、得物たる光る[[ブーメラン]]・ブヨランを地中に飛ばして背後から攻撃する不意打ち攻撃が得意。
EDのサビとともに見せる&bold(){&color(whitesmoke,red){「オヨブー必殺走り」}}という全力疾走は新幹線を追い抜く程のスピードを誇る。
基本的にシリアスキャラだが、第7話では&bold(){変装もせず}マネキンの間に立ちながらケンタを監視したり、第18話では寄生獣ガルボが潜んだマリーちゃん人形をハルカが購入する様を&bold(){甲冑を着ながらピーピングする}というシュールな姿を見せた。
ちなみに演者は15年後でも[[敵側の忍者>五の槍 サーガイン]]を演じている。


・&bold(){&color(#b45f06){エネルギー獣オケランパ}} (声:篠田薫)

#center(){&bold(){&color(#b45f06){「ケーラケラケラケラ!オケランパァッ!」}}}

……という奇声とともに地底から現れる[[巨大化>巨大化(スーパー戦隊)]]担当。死んだ地帝獣を光線で蘇生・巨大化させる。
最終回で存在を忘れ去られていた可哀相すぎる奴。
再生光線を発射後、&bold(){&color(#b45f06){「ホッ……ヤレヤレ……」}}と呟きながら地底に戻る仕草が妙にかわいい。


・&bold(){イガム竜}
イガム家の守護神とされる、手足の無い東洋風の竜。大地底剣を手に入れたバラバに対抗してイガムが目覚めさせた。
イガムの命令で召喚される。
マスクマンの敵ではあるが、イガムの妹であるイアル姫も守護対象としている。


・&bold(){&color(crimson,silver){盗賊騎士キロス}} (演:渕野俊太)
中盤から登場した第三勢力。
[[騎士]]を気取ったキザな男だが、目的の物を盗み取る為には手段を選ばない卑劣漢。
イアル姫に一目惚れし、これを奪う為タケルと争う。
[[鎖鎌]]を武器とし、それを高速回転させることで放つクレッセントスクリューが必殺技。


・&bold(){地帝獣}
チューブの怪人で、地帝ドグラーと寄生獣(([[同名の漫画>寄生獣]]よりもこちらの方が先である))に分離・合体が可能な者とそれが確認できない者の二種類が存在((ただし分離状態が確認できない個体も体の一部に明確に色や質感の違う部位があったり、顔が複数あるなど複数生物の集合体を意識している造形のものが大半を占める。))。
冷凍洞窟という保管庫でまるで冷凍食品よろしく安置されているが、ゼーバの命を受け、燃える炎によって解凍される。
(毎回製造されているわけではなく本編だいぶ前から活動しているものや野生のものもいる)

なお、「地帝ドグラー」は全個体この呼称で図鑑の『全怪獣怪人』なども1種類しか掲載していないが、実際はイグアドグラーは人間型のドグラーだが、カビラドグラーは植物(足の生えた花)型のドグラーであるなど1体ごとに違う。
他に17話で幻のような形でいわゆる「再生怪人軍団」が登場した際、地帝ドグラー&b(){だけ}が出てきた連中がいた((すぐに分かるのは上述のカビラドグラーの花型のドグラー(第4話)だが、よく見ると残り3体のうちドールドグラー(7話)とサーベルドグラー(8話)に見える個体は頭部の寄生獣がない。))。


・&bold(){アングラー兵}
チューブの戦闘員で、ラプラナグラリアと呼ばれる棒状の生きた武器を使う。キノコが食料。
地上の人間に化けることもあり、第17話ではタケルに化けてひったくり犯に仕立て上げ、彼を地帝獣ギーバドグラーが作り出した異次元ラビリンスに誘い込んだ。
また、13話ではガルガドグラーを使い、人間をベースにしたネオアングラー兵を作り出そうとした事もある。
挿入歌「俺たちアングラー」からは彼らの立場に同情を覚えるかもしれない。
「♪逃げたいけれども辞めたいけれども、ゼーゼーバッバ、ゼーバが怒る!」


・&bold(){アングラモン戦闘機}
地帝城に無数配備された戦闘機。
[[コウモリ]]に似たシルエットをしており、両翼部に光線銃を装備。
三機編隊が基本でイガム王子も操縦、地上を破壊せんと飛び回る。
複数機合体することで&bold(){アングラモンスネーク}というムカデのような地上攻撃形態にもなれる。
地中を潜り、機首からビームを発射する。


・&bold(){地底列車}
チューブの幹部がアングラー兵と共に地上侵攻に向かう際に使用。
地底城から地上へと通じる無数のチューブを高速で駆け抜けていく。



*◎必殺武器
・&bold(){ショットボンバー}
前々作、前作から続くお約束の必殺のバズーカー砲(ただし、各自の装備を連結させる合体バズーカではなく、単体で成立している巨大な武器)。
5人のオーラパワーを集中して打ち出し、地底獣を粉砕する。その威力はレーザーマグナムの35倍。
この手の武器にしては珍しく、どうやって取り出しているのか等の描写が全くない。また、発射する際には、センターを務めるレッドマスクが&bold(){エネルギーサーバーである巨大なバックパックを背負っている}という珍しい特徴がある。
第27話にて、キロスのクレッセントスクリューにより破壊されてしまった。
尚、当時発売されたDX玩具は、当時として珍しい銃撃音とライトギミック付きの水鉄砲だった。
放送当時のCMの売り文句、「&bold(){手応えあり!}」は一部で有名。


・&bold(){ジェットカノン}
第29話、ショットボンバーに代わる形で開発された新型必殺武器。
5人のオーラパワーを集めることで、レーザーマグナムの45倍もの威力を持つエネルギー波を発射する。
飛行形態にも変形し、レッドマスクを機体上部に乗せて飛行することも可能。



*◎巨大ロボ・メカ

・&bold(){[[グレートファイブ]]}
シリーズ初の5体合体ロボ。また、初めて銃を装備したロボットでもある。
光電子ライザーから放つオーラの剣技「ファイナルオーラバースト」。
5体合体でありながら華奢でスマートな垢抜けたデザインだったが、その分スーツの耐久力に難があったらしく、番組途中で修復不可能な程に破損してしまった事もあって終盤は殆ど出番が無く、最後の出番となった48話にて合体シーンを省いて唐突に登場した事もある。


・&bold(){[[ギャラクシーロボ]]}
巨大トレーラーが変形する2号ロボ。
人間同様に心を持ち、オーラパワーを生む事が出来る。
中盤グレートファイブがアナグマスの策略で一時使用不能になった際に初登場した。
必殺技「鉄拳オーラギャラクシー」は宙返りをしながら[[手刀>チョップ(プロレス技)]]で(鉄「拳」なのに…)相手を切り裂くという初の武器を用いない必殺技であり、迸る後光やハイテク曼荼羅等が背後に浮かぶ極めて特異な演出が印象に残る。
また、座禅を組んだり、敵を倒した後は合掌したりとロボ自体も極めて個性的。


・&bold(){スピンクルーザー}
4話で地帝獣カビラドグラーの作り出したメビウストンネルに突入するため、
五人の手で「姿スーパーF1モデル」を改良したレッドマスク専用の自動車。
時速470kmを誇り、メビウストンネルを打ち破る高い馬力を誇る。
ボンネット部に搭載された二門のクルーザーバルカンはアングラー兵を吹き飛ばすほどの威力を持つ。


・&bold(){マスクローダー}
レッド以外の4人が運転するバイク。5話から登場。
パトロールには普通車が用いられるので出番はあまりないが、敵の追跡や戦闘で性能を発揮する。



*◎『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』において

初全員チェンジの28話では[[バイオマン>超電子バイオマン]]と共に[[キアイドー]]に敗れ([[マーベラス>ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス]]の精神が不安定だったのが原因?)、後には「[[大いなる力>大いなる力(海賊戦隊ゴーカイジャー)]]」が[[バスコ>バスコ・タ・ジョロキア]]に奪われていた事が判明。
80年代戦隊ファンは失意のどん底に叩き落された。
しかし49話にて、遂に&font(#0000ff){ブルーマスク/アキラ}がゲストとして登場。
他の「大いなる力」を奪われた4戦隊との合同レジェンド回ではあったが、マスクマン変身メンバーを演じた俳優は全員引退しており、出演を絶望視されていた中での登場はファンを歓喜させた。
更に「マスクマンの大いなる力」として鉄拳オーラギャラクシーが25年ぶりに再現された。
同話で[[ゴーカイブルー>ゴーカイブルー/ジョー・ギブケン]]がチェンジしたブルーマスクは本家にも劣らない拳法の冴えと双剣を使ったオリジナル技まで披露した(ただ、アキラとジョーでは身長が真逆なのでやや違和感がある)。


&font(#ff0000){燃えるオーラで追記・修正!}


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- せめてタケルとミオ(イアル姫)は幸せにしてやれよ!  -- 名無しさん  (2014-05-18 09:59:05)
- ピンクマスクには妙にエロスを感じるんだよなあ  -- 名無しさん  (2014-05-18 10:09:06)
- レジェンド戦士にアキラが選ばれたのは人気も高かったのだけれどかれ以外の4人が皆俳優を辞めてしまったため。下手をすればマスクマンのみレジェンドがでないかも・・・という危機感が制作側にもあったらしい。  -- 名無しさん  (2014-05-18 10:35:18)
- ↑確かアキラの人も引退してたはず。  -- 名無しさん  (2014-05-18 18:40:17)
- ↑引退はしてるね。ただスタッフとの繋がり自体はあったはず。  -- 名無しさん  (2014-05-18 21:38:23)
- そういやちょうどたけし城と時期がかぶってるんだよね、谷隼人。  -- 名無しさん  (2014-06-02 21:59:58)
- ↑それを本人とたけしが「風雲たけし城」でネタにしていたなwwwwwwwww。  -- 名無しさん  (2014-06-02 22:05:31)
- グレートファイブは終盤ほとんど出番が無かったって言われてるけど、最近の1号ロボットと比べると後半の出番は多い方なんだよな。俺はグレートファイブもギャラクシーロボも大好きだったから、あの出撃比率は良かったと思うけどね。  -- 名無しさん  (2014-10-10 10:54:56)
- ある意味バッドエンドだったな。  -- 名無しさん  (2014-11-12 15:55:28)
- ブラックは演技がアレでナニだった。  -- 名無しさん  (2014-11-12 16:56:04)
- ↑2 どっちかというとトゥルーエンドだろ?もしかしてフラッシュマンとごっちゃにしてる?(あれもトゥルーエンドな気がするけど)  -- 名無しさん  (2014-11-12 17:02:52)
- OPは歌詞だけ見ると胡散臭い宗教っぽい感じなんだけど影山さんの歌を聞くとかなりカッコイイから好き。・・・でなんで劇場版ではそれじゃなくて『ショットボンバー全力集中』をプールで踊ってたんだ?  -- 名無しさん  (2014-11-12 17:12:12)
- 今の所、(一応)一般怪人と同じカテゴリの奴がラスボスな戦隊ってマスクマンだけだろうか?  -- 名無しさん  (2014-11-12 19:45:52)
- ↑3主人公とお姫様が別れるからさ・・・。フラッシュマンも一人しか親見つからないし結局フラッシュ症候群で地球に裏切られる形でバッドエンドでしょうが。  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:03:46)
- ↑別に地上が暗黒に包まれて終わったらバッドエンドかもしれないけど・・・。フラッシュもメスを倒したあと地球を去る際、いつか反フラッシュ現象を克服して地球に帰ると誓いを新たにする終わり方だし。  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:13:49)
- ↑2ゴレンジャー以下いくつかの戦隊「じゃあ俺達基地破壊されたからバッドエンドで」 ライブ「友を一人しか救えなかった俺達も」 ターボ「シーロンと別れた俺達も」ジェット「ブラックが死んだ俺達も」ダイレン&キョウリュウ「戦いが子孫の代まで続く俺達も」タイム「レッド以外皆未来に帰った俺達もみんなバッドエンドということか」  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:24:35)
- ↑少なくとも「ライブマン」と「ターボレンジャー」と「キョウリュウジャー」は不幸ではないと思うが。というか反論が極端じゃない?  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:30:25)
- ↑いやまあ、全部言い掛かりなんだかどね。ターボは何となくノリでつい書いたあと思ったけどまあいいかなって。キョウリュウはトリンの犠牲で勝てたうえに創造主も残ってる(多分出て来ないけど)、ライブマンは幹部連中の最期があれだし最終回ラストでどう見ても全員思うところがありそうな顔してたし。  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:45:14)
- ↑3少なくともジェットで不幸だったのは「リエ」と「グレイ」だろ。アレはゴーカイジャーで目立ちまくっていたし天国でも酒飲んでるし。  -- 名無しさん  (2014-11-12 22:49:56)
- ターボは良い感じのハッピーエンドだったじゃねーか  -- 名無しさん  (2016-01-04 12:26:57)
- とはいえレッドマスクは歴代赤の中でも一番不幸な終わり方をしたのは間違いなさそう  -- 名無しさん  (2016-03-25 23:27:13)
- ゼーバの項目ってできないだろうか?  -- 名無しさん  (2016-03-26 12:26:58)
- 最終的に別れちゃったけれど、タケルと美緒(イアル姫)は出会ったことをきっと後悔しないだろうと思う。EDテーマの歌詞にある「君と出会えてよかった」ように。 ↑4 創造主デビウスならほら、トッキュウVSキョウリュウで倒されちゃったし…  -- 名無しさん  (2016-03-26 16:59:45)
- タケルは美緒(イアル姫)に最後までついて来ればよかったのに・・・  -- 名無しさん  (2016-04-27 21:23:45)
- 来月にレンタル解禁されるそうな  -- 名無しさん  (2016-07-03 15:48:08)
- 地帝獣は今だったら地帝ドグラー部分は共通で使い回しができるようにしたと思う  -- 名無しさん  (2016-10-01 14:22:44)
- 個人技で怪人倒せるようになった初の戦隊はターボレンジャーだと言われるけど、その前にレッドマスクがマスキークラッシュでロックドグラーとヨロイドグラーを倒してるんだよな  -- 名無しさん  (2016-10-01 19:41:46)
- ダイレン・ゲキレンに受け継がれる拳法、初の5機合体ロボ、初の追加戦士、恋愛を主軸とした子供向けとしては大胆なストーリー…シリーズから見て一つのターニングポイントみたいな作品だというのは言い過ぎだろうか。  -- 名無しさん  (2017-01-03 21:56:24)
- 後にタケルはファイブイエローを匿った青年になったりゴーマ怪人になったりUAの司令官になったりジオ・ベース化学部門のチーフになったり  -- 名無しさん  (2017-01-03 22:33:08)
- DSVD  -- 名無しさん  (2017-01-30 23:28:58)
- ↑誤爆。DVDと書こうとした。で、そのDVDでは自主規制で発光処理されているけど本放送時は変身シーンの途中がほぼ裸だったような…。  -- 名無しさん  (2017-01-30 23:31:15)
- 個人武器の剣はブルーマスクに持たせたほうが良かったかも。  -- 名無しさん  (2017-05-17 22:58:13)
- 「大地帝剣」が「大地底剣」と表記されていますね。  -- 名無しさん  (2017-05-18 06:13:33)
- 時代の割にデザインが随分と洗練されているイメージ。  -- 名無しさん  (2018-04-14 06:47:33)
- 48話、バラバは自分でも愚かさを悔いてオヨブーは見限った彼に義理は通したのに「バラバ!裏切りに死す」というタイトルはひどい。  -- 名無しさん  (2019-06-03 05:10:52)
- この辺前後からモチーフという側面では結構な息切れ感がするな。「光戦隊」「マスクマン」って具体的にどういうヒーローなのかがぱっと浮かびづらい。ライブマンで動物モチーフを本格的に取り入れたのが息継ぎという印象  -- 名無しさん  (2019-11-21 12:09:12)
- なんでエンブレムが「5」だったり1号ロボの名前がグレートファイブなんだろうと長年の謎だったけど企画時のタイトル知って納得  -- 名無しさん  (2019-12-03 20:05:04)
- 正直、歴代の戦隊ヒーローの中でも顧みられることは少なく、かなり不遇な印象があるが、ゴーカイジャーだと意外とスポットが当たる機会が多かった気がする。  -- 名無しさん  (2019-12-30 00:33:34)
- 気!気!オーラパワー!!  -- 名無しさん  (2020-01-04 01:05:48)
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