Plague Inc.‐伝染病株式会社‐

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Plague Inc.‐伝染病株式会社‐ - (2020/10/17 (土) 00:36:20) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2014/07/09 Wed 16:11:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){Can you &b(){infect}
&font(21){the &b(){World?}}

&font(b,i,21){全世界を感染させろ!}
}

&b(){&ruby(プレイグ インク){Plague Inc.}}

&bold(){『Plague Inc.-伝染症株式会社-』}とは、イギリスのNdemic Creations社が開発し、2012年に公開されたスマートフォンアプリである。
2016年には、PCに移植したアップグレード版&bold(){『Plague Inc: Evolved』}がSteamからリリースされている。((実はXbox One/PS4/Switchといったコンシューマー版もあるのだが、何故か日本では販売されていない。))
記事名の「&b(){伝染病株式会社}」は日本国内における副題。


#openclose(show=●目次){
#contents()
}


*概要
>&i(){あなたの作った病原体が「患者第1号」に感染した。}
>&i(){死に至る伝染病を人類の抵抗に適応、進化させ、人類の歴史に幕を閉じろ!}
>(storeから抜粋)

バクテリア、ウイルス、寄生虫などの病原体を製造し、自分で名前を決め、進化させていくことで弱点を克服しながら70億人の人間に感染させ、
&bold(){人類を滅亡させれば勝利}というなんとも不謹慎な内容の変わり種&ruby(リアルタイムストラテジー){RTS}。

病原体が蔓延していくと、画面上のリアルな世界地図が毒々しい赤に染まる。
そして、リアルな咳の音や悲鳴とともに全世界が真っ赤になり、静寂に包まれる。
「ニュース」として配信されるブラックジョークの数々と相まって、えもいわれぬ背徳的な楽しみが味わえるゲームである。
中には、特定の手順が必要だが、&font(red,b){伝染病によって某国の大統領が乱心して核兵器を敵国に使用する}という凄まじいイベントが発生することも。被爆国の人口も一瞬でゼロになる。

そのネタっぽい内容とは裏腹に高い中毒性(病気だけに)を誇り、アプリとして登場するや否や瞬く間に話題を掻っ攫った。

なお、「伝染病株式会社」とはいうが、&b(){プレイヤーが人類を滅ぼす病原体を作る理由は、一切明かされていない。}
病原体を自らばら撒いたうえで治療薬を高値で売るという悪事は誰でも思いつくことだが、このゲームではむしろ治療薬を作られたらゲームオーバーである。


*ゲーム内容
プレイヤーはまず病原体を選び、&font(white,red){DNAポイント}を消費してそれを育て上げていく。(ウイルス?プリオン?うん……)
DNAポイントは、感染を広げるごとに加算される。
このゲームにおける通貨みたいなものである。

育てる要素は&bold(){「伝染」「症状」「能力」}の3種。
スフィア盤的な感じでスキルが並んでいて、DNAポイントを消費することで「進化」する。
逆に「退化」させることもできる。その場合は少量のポイントが帰ってきたり、逆に払わされたりする。
進化・退化とも、使えば使うほどにコストが上昇するので注意(基礎コストに上乗せされる)。

・&underdot(pink,2px){感染力}
その名の通り人から人へ伝染させる力。
「空気感染」「水感染」「エアロゾル粒子大量発生」「動物感染」などの伝染経路や、咳や嘔吐などの症状を進化させることで強化する。
まずはこれを上げないと始まらない。
なお、感染力を上げるなら空気感染より水感染を優先すべき。空路で行ける場所は大体他のルートが存在しているが、グリーンランドなどは海路しかないため。

・&underdot(yellow,2px){危険度}
その病原体がどの程度世間から警戒されているかを示す。
調子に乗って病原体を進化させ過ぎるとこちらも上昇し、一定以上になるとCURE(後述)の開発が始まってしまう。
逆に言えば、退化も駆使してこれを徹底して上げないことで全人類に感染するまで気づかせないことも可能(超Hardは別)。
CURE上昇速度にも比例するため、発見されてもこれを上げなければ多少はしのげる。
例外として、パラサイトや脳食い虫は感染者の神経を弄り、これを下げることが出来る。でも過信は禁物。

・&underdot(purple,2px){致死率}
文字通りウイルスの殺傷力を示す。
「出血性ショック」「全身臓器不全」「壊死」などの症状を進化させることで上がる。
一部の例外を除き、最終的にはこれを上げていくのが目標となる。
ただし調子に乗って上げ過ぎると危険度も上昇し、速やかに消毒されてしまうので良く考えるべき。
感染者を殺し過ぎても敗北になるので、むしろ序盤は上げない方がいい。

・&font(black,#0AF){CURE}
治療薬の研究の進み具合。
100%に達すると、病原体の治療薬が完成して感染者がどんどん減っていきゲームオーバーとなる(ネクロアウイルスモードでは、CUREが100%になり治療薬が完成してもゾンビは治療されないため、感染者が0になってもゾンビを使ってゲームを続行できる)。
「不眠症」「パラノイア」「失明」などの症状や、「遺伝子改造」などの能力でゲージの進行(研究)を妨害することが出来る。

・コンボ
特定の症状を取得すると発生するイベント。
例を挙げると「下痢」と「くしゃみ」を取得することで「あれれな症状コンボ」となり、社会の生産性が悪化することでCUREの進行速度が低下する他、「くしゃみ」と「嘔吐」を取得することで「噴出性嘔吐コンボ」となり感染力が少し上昇する。
狙うのは難しいが、「下痢」「吐き気」「嘔吐」「咳」「肺炎」「不眠症」「家畜」全てを取得することで「豚インフルエンザコンボ」となり、病原体の特定に手間取ることによってCUREの進行速度が低下する。
マイナスとなるコンボもあり、「下痢」と「狂気」を取得すると「パブリック排便コンボ」という想像したくない状況が生まれ、研究者たちが危機感を持つようになるためCUREの進行速度が増加する。

**バブル
プレイしていると地図上に&color(orange){オレンジ●}・&color(red){赤●}の物体が出現する。これを触ることで進化に必要なDNAポイントが獲得できる。
CUREの開発が開始されていると&color(#0AF){青●}のバブルも出現するようになるが、こちらはCUREの上昇を妨げるだけでポイントはもらえない(遺伝コードの「触媒スイッチ」を付けていればポイントがもらえるようになる)。
開発ゲージを下げると書かれているが、減少量が少なく、下がった分はすぐに巻き返されるため過信は禁物。
時間経過で消滅してしまうため、出現したらさっさと回収しよう。
&color(orange){オレンジ●}はランダム出現なためあまりあてにできないが、&color(red){赤●}は総量固定なので使い切るとバブルによる増加はオレンジに頼るしかなくなる。
&color(red){赤●}は未感染の国に感染することで出現する。感染力を上げまくるとあちこちに出現して忙しくなるが、当然国の数までしか出現しない。
調子に乗って適当に進化させまくって大事な時にポイントが枯渇する、などという&bold(){ダメなボーナスの使い方}みたいにならないように気をつけよう。

**ランダムイベント
ゲーム進行中にランダムにイベントが発生する。以下は大まかな説明。

#region(イベント一覧)

・ニュース系
ゲーム進行に影響はなく、世界の変化を伝えるもの。
ハリネズミが世界最速を記録、配管工がカメを退治、といったゲーム関連のニュースも流れる。
終盤になると「天然痘を上回る死者を出した」「スペイン風邪以上に人間を殺した」といったニュースが流れるので、自分が育てた病原体の脅威を実感できるだろう。

イギリスのゲームなだけあって、ブレグジット(イギリスのEU離脱)に関するニュースも多い。
伝染病の影響で中止になることもあれば、強硬されることもある。

・プラスイベント
渡り鳥の観測、愛のフェスティバル、オリンピックの開催などによって感染が広まりやすくなる。
渡り鳥は事前に鳥を媒介にする能力を取得していなければ無意味で、オリンピックも危険度が高いと中止になるのであまり頼りにできない。

・マイナスイベント
「寒い地方はさらに寒くなった」「暑い地方はさらに暑くなった」といった環境の変化イベント。それぞれ耐性の取得が必須となる。
特にキツイのは「航空機が新たなエアフィルターを導入」「船舶の洗浄技術が上昇」の二つで、感染の軸となる空気1と水1が無力化される。
高難度では発生したら&b(){リセット確定}というものもあるので、祈るしかない。

・人口減イベント
地震や洪水などによって死者が発生する。伝染病とは無関係でも死者にカウントされる。
確率は低いが、僅かな感染者が死亡して未感染国に戻ってしまうということもあるので一概にプラスとは言えない。

前述の核攻撃の他、未感染者が多い国が他の感染率が高い国を爆撃して感染者を一掃するなど、ブラックなものも多い。
伝染病も恐ろしいが、人間の残忍さもそれに引けを取らないのだ。
#endregion


**勝利条件
・全人類を抹殺する
・その他、病原体の種類によって特殊勝利条件があることも

**敗北条件
・CUREが完成して、感染者がゼロになる。
・感染者が全員死に、未感染者が1人でも生き残る。((このゲームでは基本的に遺体から感染したりはしない。ニュースを見る限り、遺体はすぐ焼却するらしい。例え動物を媒体に感染する能力を得ていてもゲームオーバー。))
・・パターン1) 未感染の島国が港湾・空港を閉鎖(偶然のイベントや一部伝染病の能力で突破できるが、基本的に感染手段がなくなる)
・・パターン2) 死亡者の増加速度が感染者の増加速度を上回ってしまう。


**ゲームの流れ
最初に、難易度(Easy, Normal, Hard, 超Hardの4段階)、名前、5つの遺伝コード(後述)を設定する。

次に最初の感染者が出る国を選ぶ。
国にはそれぞれ「陸路」「海路」「医療レベル」がある。
陸路と海路が発達しているほど病気を海外へ持っていきやすく、医療レベルが下の貧しい国ほど、国内で病原体が増えやすくなる。
その上、周囲の国も貧しければなおよい。

全ての面で最適なのは&bold(){エジプト}。
・貧しい国である。その上周囲の国も貧しいので広がりやすい。
・鬼門となるグリーンランド、アイスランドへの距離が近い
・港2つ、空港1つを抱えていて往来も多い
と、すべての条件を兼ね備えている。

次点でインド。
製作者はエジプトになんの恨みがあるのか。

逆に感染させるのが大変なのは、
・島国で往来が少ない上、寒冷で病原体が耐え切れないグリーンランド、アイスランド
・繁殖させやすいところから微妙に離れているマダガスカルやトルコ
など。

正直、島国に感染するかどうかはほぼ運ゲーなので、状況を整えたら祈ろう。

とりあえずエジプトで最初の感染者を出したら、まず「伝染」経路を進化させる。
基本的には「水感染」と「空気感染」を進化させ、効率のいいエアロゾル粒子の発生を狙う。
「寒冷耐性」を付けることで寒冷地(というかグリーンランド)を攻めやすくしたり、「薬物耐性」で先進国への対策も忘れないこと。

この間に「突然変異」でランダムに症状が芽生えることがあるが、基本的には全部退化させた方が有利。
症状が重くなり危険度が上がると、病原体が蔓延する前にCUREを作られてしまうからである。
最初は感染力だけを鍛えて、ほぼ無害なまま全世界に広げることを優先しよう。

>&bold(){「健康な人間は世界に残されていない。地球最後の○○非感染者が感染した。」}

全人類に感染させたら本番。
貯まったDNAポイントで症状を一気に強化し、残りの人類をぶっ殺す。
おすすめは咳→肺炎→肺繊維症→全身臓器不全のコンボ。
またここまで来るとバレることは避けられないので、CUREを妨害するスキルも忘れずに。

こうして環境を整えしばらくほっとくと、やがて各国政府が陥落し加速度的に人類が死んでいく。

ここまでが、バクテリアやウイルスなどの一番ベタな病原体の流れだが、特殊な病原体の場合は全く違う戦略が要求される。
また難易度「超Hard」の場合はランダムイベントの健康診断があるため危険度0でも発見されるし、適度に死なせないと必要DNAポイントが跳ね上がるため、ステルス作戦は無理。
他に、スピードラン狙いであれば序盤から軽い症状で感染力を上げる必要があるし(突然変異を退化させるかは状況次第)、「あえて難関な先進国から始める」「実在の病気を再現する」など自分でテーマを決めてやるという遊び方もあるのだから。

超Hardの場合、あえてデフォルトでの感染速度が非常に遅い裕福な国を最初に感染させ、感染人数増加で発生しやすくなる健康診断による発覚を遅らせる、という手もある。
スピードランには使えないが、1年くらいかけてオレンジバブルでポイントを溜めまくることで一気に進化させられる。
リビアなら件のエジプトの隣にあるので、感染開始した後に上記の恩恵を受けることもできる。

通常病原体をすべてHard以上でクリアすると、「チート」という出鱈目な条件でのプレイが可能。全部で7つあり、同時に適用可能。なお、うち3つは超Hardクリアが条件。
ただし、一つでも適用するとその病原体は「チート病」として扱われ、ほぼすべての実績が記録されなくなる(もちろん、改めてスタートすれば戻る)。
|免疫タイプ|CUREがいつまで経っても完成しない。|
|潜伏タイプ|CUREの開発が始まらない。&br()どの国も国交を閉鎖しない。|
|無制限タイプ|DNAポイントが無限に使える。|
|ターボタイプ|ゲーム開始国での感染率が100%の状態でスタートする。|
|シャッフルタイプ|進化の順番がめちゃくちゃになる。|
|福袋タイプ|ランダムで5個の進化が最初から適用された状態でスタートする。|
|ダブルストレイン|ゲーム開始国を2つ選んでスタートする。|

**[[実績>実績(ゲーム)]]
Xboxなどであるあれ。このゲームには200近くある。
条件は主に、症状コンボを出す、シナリオで3バイオハザード(最高評価)を得る、メインシナリオの超Hardで各病原体をクリアする、特殊イベントを発生させる、など。
各種サイトに条件などはすでに開示されているが、一部明示されていない条件があるので注意が必要。
例えば、チートの福袋やシャッフルを使って5連続勝利するというものは、「シャッフルと福袋の同時使用不可」「メインシナリオ限定」といった制限がかかっている。
ちなみに、この「5連続」というのはセーブ&ロードで5回クリアしても有効。
猿の惑星の設定を再現する、というどうすればいいのか分からないものも((猿インフルエンザで人類が滅びる瀬戸際にCUREが完成すると、病気からは助かるが……?))。


*病原体の種類
**バクテリア
特に無限の可能性は秘めていない器用貧乏。
固有能力は「バクテリア抵抗力」、すべての気候にちょっとずつ強くなる。
目立った長所も短所もないが故に、基本通りやれば勝てる。
だがバクテリアの超Hardは基本病原体ではナノウィルスや生物兵器に並んで難しい(特殊能力がないも同然のため)。


**ウイルス
突然変異が起こりやすく、退化させるたびにDNAポイントを取られる厄介者。RNAウイルスもいるけど、ここではDNAポイント。
固有能力は「ウイルス不安定度」、さらに突然変異しやすくなる。
遺伝コードの「創造論者」で変異確率を減らし、「トランスリージョン+」で退化しやすくさせれば楽になる。

真逆のやり方も有効で、突然変異が起こりやすいということは、逆に言えば症状でポイントを使わなくても良いということでもある。
そのため、変異確率を上げる「ダーウィン主義者」や動物系伝染能力、だめ押しに固有能力も取得していれば
症状を一切いじらなくても突然変異で感染力・致死率が向上していくため、
例え見つかったとしてもCUREを振り切って人類を絶滅させることができる。波に乗れば超Hardですら追いつけない。
むしろ「触媒スイッチ」をつけて積極的に見つかっていくべき病原体。
何でもかんでも隠れればいいってもんじゃないのである。
感染が不十分な間は致死率を大幅に高める症状形質は退化させよう。
伝染形質が変異するようになる「基部酸化」、能力形質が突然変異するようになる「基部加水分解」も相性がいい。


**真菌
序盤の鬼門。
伝染力はそこそこだが、単体では国境を越えられない。
感染していない国にランダムでぶっ飛んでいく固有能力「胞子破裂」「胞子爆発」が頼りのギャンブル野郎。最大14回、22か国を強制感染させられる。
それ故に決まった時の脳汁は凄まじい。
実は「パソステイシス」を取れば物凄く楽勝になる。というか、14回も使うにはこれがないとすさまじいポイントが必要となってしまう。

固有能力を取得することで弱点の感染力も向上するため、
パソステイシスをつけた状態で開幕から固有能力を全取得するのが基本。実質23か国でスタートできる。
島国対策としては「水2」か「鳥」をおすすめする。
ただ、決して伝染しないわけではないので、胞子爆発の1つはギリギリまで使わずどうしても感染してくれない国があったら使うというのも手。
真菌に限って言えばグリーンランドなどの島国からスタートして届かない島国を減らす方が良い。


**パラサイト
寄生虫。
人から人へしか感染しないため、伝染力が弱め。DNAポイントも稼ぎにくい。だがオレンジバブルは多め。
固有能力の「共生」で危険度(警戒心)を下げ、伝染力を上げることができる。
共生を3まで取得し、さらに感染力が上昇する症状を取得すると、共生や症状で伝染しやすくなる。

**プリオン
BSEの原因として一時期話題になった。タンパク質なのでDNAは無いけど、DNAポイントを使って進化する。
固有能力は「神経萎縮」で、効果はCURE開発の妨害。逆に言うと、素のCURE上昇速度は他より速い。
死亡による人口減少が遅いため、気持ち早めに致死率を上げよう。
スピードランでは最大の鬼門。

**ナノウイルス
ある研究所から逃げた実験生物。
それ故に初めから存在を認知されていて、いきなりCUREの開発が始まる。
CUREの開発を遅らせる固有能力「コード断片妨害(プリオンで言う神経萎縮)」と、CUREの進行度を下げる固有能力「過激分子安定化」で当座を凌ぎつつ、血を吐きながらのマラソンを強いられる。
逆に言えばCURE95%などからでも十分巻き返しができる。
また、CURE妨害効果を持つ進化全般の必要ポイントがかなり低くなっている。そのため、真菌とは逆にパソステイシスとの相性はかなり悪い。
能力形質ならば遺伝子強化3ですら1桁だったりするが、症状形質の場合は致死率なども向上する為か軽減率は少なめ。ちなみに、不眠症は&bold(){初期の必要ポイント0}。
場所が離れているが、薬剤耐性2をとると初期固有能力2つの間に更なる薬剤耐性が解放される。
スキル「オーバーロード」は感染力を大幅にアップさせたり(しばらくすると元より下がる)やCURE開発度を大幅にダウンさせたり(しばらくすると戻る)する。
決まると爽快。ただし、これらの効果は数週間程度と早送りでやると瞬く間に終わってしまう時間なので注意。

**生物兵器
&bold(){「ハルマゲドンを解き放つ」}
致死率が勝手に上昇する、触れる者を皆殺しにするキレたナイフ。
一時的に致死性を封印するスキルでうまく身を隠し、時が来たらその最強の致死性を一気に解放する。
分かりづらいが、致死性と致死率は別。致死性は致死率の上昇速度で、致死性自体も時間経過で上昇する。つまり、放置すると加速度的に見つかりやすく手詰まりになりやすくなる。
この致死性の上昇速度を遅らせるスキル・一時的に致死性を0にするスキル・致死率を下げるスキルで、感染者を根絶しないようにコントロールしていく。
また、この3つのスキルをすべて3回進化させると、致死率を一気に最大にするスキル「破壊遺伝子解放」が解禁する。すなわち、人類終了のお知らせである。
大量虐殺の楽しさはこのゲーム随一。全人類感染後ならCUREの上昇速度など歯牙にもかけないレベルで死んでいく。
致死率強化のためのDNAポイントが最小限で済むというのもあり、実は扱い方がわかればむしろ簡単な部類。
もちろん、致死率上昇を積極的に使うのもいい。
できるだけ早くクリアすることが肝のシナリオでは、致死率が高めの生物兵器は高得点を狙いやすい。
慣れれば超Hardでも1年以内に殲滅することが可能で、Cureが50%くらいでも3バイオハザードを獲得できる。

**脳食い虫
課金、または7種すべてのHardクリアで入手できる隠しキャラ。
寄生虫だがパラサイトとは格が違い、感染した人間の脳を触手で操る。[[あっあっあっ…>ポックル(HUNTER×HUNTER) ]]。
必殺技は、感染者を載せた飛行機を好きな国へ飛ばす&bold(){「トロイの飛行機」}。封鎖されてようが空港がなかろうがお構いなし。
取得してしばらくすると専用のバブルが出現するので、それをドラッグで任意の国に導いてやることで発動する。
絶望からの集団自殺や暴動を起こさせて全滅させるのもいいが、それでは面白くない。致死率の高い症状が離れて存在するためコストもかかる。
目指すは形質「超越」で全人類を奴隷化する特殊エンドである。
初期状態で危険度を持っているのが唯一の弱点だが「トロイの飛行機」で未感染国に飛ばせることや、人類を抹殺する必要が無いため最も簡単だといわれている。
…というか、シナリオの大半はこいつを使えば楽勝。クリアするだけならば、であるが。
高難易度・高評価を目指す場合、こいつでは必要ポイントと危険度の上昇量が多く短期間且つ低CUREでのクリアがしづらいため、不向き。

**ネクロアウィルス
課金か脳食いHardクリアで。
人をゾンビ化させるウイルス。

最初は固有能力がない点を除けば他のウィルスと大して変わらないのだが、症状形質を進化せていくと髑髏マークをした嫌な予感全開の症状「細胞変性蘇生」が解放される。
これを進化させることで、死亡者をゾンビへと仕立て上げる機能が獲得でき、同時に隠されていた固有能力が解放される。
ゾンビは危険度が戦闘力となっており、以降は危険度を向上させる症状などが多くなる。
他にも隠しパラメータとして「死亡者の損壊状況」「腐敗速度」などが存在しており、損壊が激しかったり腐敗してしまうとゾンビ化は不可能。
ゾンビは自然に腐敗するので注意(特に暑い国)。腐敗しにくくなるスキルや遺伝コードもある。
また、能力形質では「任意の国の死亡者を強制的にゾンビ化する」「ゾンビを隣接する国に侵攻させる」といったアクティブスキルが使用可能になる。海を渡れるようになる形質もあるぞ!習得・強化の他に、使用にもDNAポイントが必要。

初めから解析がある程度進んでいるため、CUREの進行速度が速い。
だがゾンビ化した人間はCUREで治療できないため、各種スキルを使いゾンビを強化したり動かしたりして感染を広める。
また、退化に必要なポイントが初回から7ポイントと非常に多く、さらに退化コストを軽減する遺伝コードが無い。その代わり、専用のコードが用意される。
やがて非感染国にゾンビ対策部隊「Z COM」が創設されるので、ゾンビの大軍を送り込んでぶっ潰してやろう。

これだけ言えば分かる通り、&bold(){この病原体とこの下2つは明確に他とは別ゲー}になる。

他の病原体と同様に致死率を上昇させて、あえてゾンビ化させずにクリアすると特別な実績が貰えるが、狙うのはゲーム中屈指の難しさを誇る。
行う場合、特定のランダムイベントの力を借りるしかない。

Cureは100%になってからが勝負みたいな病原体であるため、シナリオで高評価を得るのは困難。
その兼ね合いか、他の病原体に比べるとスコアは高めに出やすくなっている様子。

**猿インフルエンザ
課金かネクロアウイルスHardクリアで。
映画「猿の惑星 新世紀」とのコラボ。
ネクロアウイルスに似ているが、ゾンビの代わりに猿を操り人類を支配下に置く。
//病原体が駆逐されると、「世界に何が起こったのか?」というメッセージと共に映画の予告が流れる。

元がインフルエンザなためか最初は通常病原体に近い進化過程で、脳食い虫やネクロアウィルスほど隠れていない。
加えて、これまでのウィルスの中でトップクラスの感染力を持っているため、かなりのスピードで感染していく。

「猿神経創世記」を取ると猿が感染して知性を持った猿にすることができる。
以降は、猿にも感染し、人間のそれとは別サイドで感染が進行していくことになる。
画面に猿タブが出現し、Worldの表示内容及び世界地図上の感染状態の表示を切り替えることができる。
なお、猿が感染した新規に感染した国はレッドバイオハザードバブルは出現せず、その国の枠が緑に点滅する。

猿の間でのみ感染力を高める形質があるのでそれを取得し全世界の猿に感染し、人間にばれないように仲間を増やそう。
「コロニー作成」で猿のコロニーを作成するアクティブスキルが使えるようになる。コロニーからは猿マークのバブルが出現するようになり、DNAポイントを生成できる。
ただし、コロニー作成は使うたびに必要DNAポイントが上昇するため、使う回数に注意。
コロニーから出現するバブルはオレンジより頻度が多くレッドのように一回限りではない上、獲得量アップのコードや進化も存在しており一回で10ポイント以上もらえるようにもなる。
このため、せっせと増やしてこれらを使うと異様なレベルでDNAポイントが増加していく。チート抜きで「&bold(){ポイントが多すぎてどう進化させようか迷う}」なんて贅沢な悩みを体験できる。
ゾンビ同様移動もできる。ちなみに航海手段はイカダ。

人類に認知され始めると、Gen-Sys研究所が設けられ&bold(){猿を消費した実験でCURE開発を急速に加速させる}ため、「大暴れ」を使用して攻め入りぶっ潰してCUREの開発を阻害するといいだろう。
なお、猿の戦闘力はゾンビと違って人類への危険度を参照しているわけではないので注意。
外的要因でCURE開発が加速するというプリオンの逆の特性があるためか、デフォルトの速度はさほど高くない。特に、開発が速いネクロアウィルスの直後にやるとその差に驚くこと請け合い。
また、後半になってくると&bold(){ドローンを持ちだしてコロニーを破壊に来るため}、「トラベル」でコロニーを移動させてついでに伝染を広めてやろう。
それが気になるならステルス系能力を進化させてみよう。

「猿インフルエンザ」だが、これで体調を悪くしたり死んだりするのは人間だけ。猿は感染してもほぼ悪影響はない。((そもそものインフルエンザが数か月単位という物凄いスピードで進化する性質を持っており、宿主の体質や種別ごとに差が生まれやすいからである。たとえば現実に存在する「鳥インフルエンザ」も、水鳥が感染した場合無症状だがニワトリに感染すると死ぬなど、同じものでも引き起こす症状に違いがある))
そのまま致死性を高めて猿と人間での感染を有効にする「ヒト科ブリッジ」を取って人類を皆殺しにしてやろう。
ただし、猿に対する致死率が付く遺伝コードもあり、放っておくと猿が全滅してしまう可能性あり。突如緑のエリアが消えたら、猿が全滅したということである。


感染しやすい・研究所をつぶせばCUREの上昇も遅い・コロニーからのポイントで進化も容易、とかなりやりやすいのが救いといえる。
一方、変異率を下げられず初回から退化にポイントを要求されるため、猿神経創世記を使わない方針だと途端に難易度が跳ね上がる。

猿の数が人類の数の半分以上になると、未感染者がいてもクリアになる。

基本的にじっくり攻めるタイプなので、シナリオで高評価を得るのは難しい部類。
とはいえ、この病原体であえて攻める必要があるとしたら全病原体3バイオハザードの実績がある伝染経路制限系シナリオであり、そういう意味では比較的やりやすい。

**影の伝染病
(ry
ヴァンパイアに伝染病をばら撒かせて下僕とし人類を奴隷にする。
他の病原体と趣が異なるのは、まず開始国を選ぶと患者第一号ではなくヴァンパイアロードが配置される、という点。
ロードを含めて全てのヴァンパイアは場所と体力の概念があり、能力形質はすべてヴァンパイア本体にまつわるものとなっている。
移動をするにはコウモリになれる能力形質「獣人」を獲得する必要があり、基本的に移動にはポイントを必要とする。また、移動範囲は上位の能力を獲得すると拡大する。
また、現在いる場所に「隠れ家(猿インフルエンザで言う猿のコロニー)」を設置することができ、ポイント獲得や体力の回復、さらに能力「影のポータル」の獲得で隠れ家へ瞬間移動できる。ただしこちらもドローンには注意。
ちなみに、ヴァンパイアは食事のため毎日何百人かを殺してしまう(国によっては一日に数百万人を殺してしまう)のだが、これを続けていると人々に不審に思われて存在が発覚してしまう((ヴァンパイアという存在はあまりに非現実すぎるのか、当初は血液崇拝カルトのリーダーとされている。つまり、血が抜かれた死体が見つかるのは、儀式か何かで使うため、ということである様子。))。
同じ場所にとどまらず転々とすればすぐに発見されることはない。

肝心の病原体はというと、&bold(){症状形質「影の祝福」を獲得するまで発生しない}。なので、これを進化させない限り100年経とうがCUREの開発は行われない。
また、この形質を獲得しない限り、すべての伝染・症状形質と能力形質の3割ほどは進化させることはできない。
ヴァンパイア自身が感染源として少量のポイントで自由に移動できるため、島国への感染は全病原体でも断トツで楽。
普通に滅ぼしてもいいのだが、手っ取り早いのは「影の下僕」で奴隷化することで、脳食い虫のごとくヴァンパイアの下僕になる。ただし、CUREで治療可能。
また、滞在中その国の感染力を急速に広める能力もある。これらを駆使することで、瞬く間に国々を壊滅に追い込める。
全人類の下僕化による特殊勝利もある。
また、「ヴァンパイアの目覚め」を進化させると、致死率を高める代わりに時間経過で感染者の中から新しいヴァンパイアを生み出せる。ヴァンパイアが生まれると効果は終了するが、その後再実行可能(使用する度に消費するDNAポイントは上昇)。

ヴァンパイアの存在が発覚すると「テンプル騎士団(ネクロアウイルスで言うZ COM)」が、病原体の存在が発覚すると「WHO研究所(猿インフルエンザで言うGen-Sys研究所)」が設立されるので、「血の憤怒」で破壊していく必要がある。
騎士団の撃破には、拠点がある国で血の憤怒発動・騎士団の体力ゲージを0にする、というステップが必要。
騎士団の体力ゲージは時間経過で回復する。騎士団に与えるダメージは難易度を含めて戦力増大とともに下がるため、最終的にはヴァンパイア1人が与えるダメージよりも傷を癒してるうちに回復される量が上回ってしまうケースがある。
超Hardの残り2,3国ともなるともはや&bold(){ノープランでの撃破は不可能なレベル}。
研究所は瞬殺できるが、テンプル騎士団は上記の体力制に加えて拠点を潰すと残る拠点の戦力が増大するという厄介な特徴を持つ。
そのため、騎士団を相手にする際は人口が少なく貧しい国の騎士団を最後に残す必要がある。
それでも無理そうならヴァンパイアの数を増やそう。もっとも、超Hardであっても運と戦い方次第では一人でも勝てる。
血の憤怒はこれらの施設が存在しない場所で使うと人口を消費してDNAポイントを獲得できる(当然、ヴァンパイア未発覚なら発見されやすくなる)。
なお、作中における強さは大体以下の通り。ヴァンパイアは1人、人間は複数とする。
裕福・人口が多い国の最終騎士団>>>貧乏最終騎士団≧強化済みヴァンパイア>>>武装した人間≒初期の騎士団≒初期のヴァンパイア>>>普通の人間>>>&bold(){CURE完成後のヴァンパイア}>どこぞのクソ雑魚吸血鬼
そう、CUREが完成してしまうと、ちょっとした精神的ショックで死ぬクソ雑魚吸血鬼よりましな程度にまで弱体化してしまい、普通に嬲り殺されてしまうのだ。
加えて下僕化した人間もCUREで解除されてしまうため、ゾンビと違ってCURE完成=終了なので注意。

一方、能力形質のほとんどをヴァンパイアに振っているため、病原体そのもののCUREへの対抗能力が低い。
その為、ヴァンパイア本人がCURE開発阻害のために率先して動く必要がある。
研究所は真っ先に潰したいところだが、移動速度がさほど早くないため、世界地図の逆側などに発生されるとピンチ。事前にポータル用に隠れ家を設置しておきたいところである。
そのほかにも、CURE開発が最も進んでいる国を優先的に奴隷化して潰すという手段がある。

上2つ以上に別ゲーな上、CURE開発と騎士団の両方と戦わなければならないので難易度&所要時間共にピカイチである。
ただし、それはあくまで同時に相手にした場合。
先にポイントを稼いで騎士団を叩き潰し、その後じっくり血の憤怒で稼ぎ直してから一気に進化させてしまえば実はそうでもなかったりする。
何せ上記の通り、そこらの人間がどれだけ武装しても最終騎士団まで潰せるヴァンパイアに暴れられては勝てないので、滞在国の人間が死滅して飢え死にする以外の死因がないのである。
このことを利用して、影の祝福を獲得せずにひたすら&bold(){ヴァンパイアロード一人で全人類を殺しつくす}という手もある。ただし、200年(リアルで6時間)以上かかる最狂の荒業。
また、少量のポイントさえあればいつでも好きな国に行けること・進化によって滞在することで急速に感染を増大させられること・下僕化によってCURE開発を中断させられることを利用すれば、CUREのみを相手にする場合は慣れれば他の病原体より楽だったりする。

*遺伝コード
開始前に設定できる5つのスキル。
「DNA遺伝子」「変異遺伝子」「トラベル遺伝子」「環境遺伝子」「進化遺伝子」の5つのカテゴリーに分かれており、各カテゴリーに5つのコードが存在する。
難易度・種類関係なくクリアするたびに使用可能なものが増えていく。
ただし、1つのカテゴリーにつき同時に使用できるのはコード1つまでなので、1回のプレイでは5つのコードが使える。使わないことも可能だが、使わないメリットは無し。
すでに少し述べたが、伝染病タイプによっては一部カテゴリーが専用のものに置き換わっている。こちらは対応しているタイプをクリアすることでのみ解放されるので、まずは通常伝染病でコード25個を全入手してから専用コードありの伝染病に挑もう。
全25+30種。

#region(通常カテゴリーの遺伝コード一覧)
・DNA遺伝子
|ATPブースト|開始時に8DNAポイント獲得。スタートダッシュに。|
|シトクロム増加|オレンジバブル破裂でのDNAポイント増加。|
|メタボリック・ジャンプ|赤バブル破裂でのDNAポイント増加。|
|触媒スイッチ|青バブル破裂でDNAポイントが獲得できる。|
|メタボリック・ハイジャック|青バブル以外のバブルが自動で破裂。楽したいときに。|

・変異遺伝子
|ダーウィン主義者|突然変異確率アップ。上級者向け。|
|創造論者|突然変異確率ダウン。変異を嫌う初心者向け。|
|遺伝子擬態|CURE開発速度ダウン。勝てないときはとりあえずこれを入れるといいかも。|
|基部酸化|伝染形質が突然変異するようになるが、CURE開発速度アップ。|
|基部加水分解|能力形質が突然変異するようになるが、CURE開発速度アップ。|

・トラベル遺伝子
|テラサイト|陸上感染アップ。|
|エアロサイト|空輸感染アップ。|
|アクアサイト|海上感染アップ。基本はコレ。|
|鎮圧|陸上の国境閉鎖を突破する確率アップ。ただ、無くても国境閉鎖は突破出来る。|
|ネイティブ・バイオ|感染開始国で感染力アップ。スタートダッシュに。|

・環境遺伝子
|乾燥耐性|乾燥した気候で感染アップ。|
|湿度耐性|多湿な気候で感染アップ。|
|のどか耐性|農村で感染アップ。|
|都会耐性|都会で感染アップ。|
|エクストリーモファイル|どの環境でも少し感染アップ。|

・進化遺伝子
|イオン化らせん|退化時に2DNAポイント獲得。|
|トランスリージョン+|退化時のポイントが基礎ポイントから変化しない。|
|シンプトステイシス|症状形質獲得のコストが基礎コストから上昇しなくなるが、CURE開発速度アップ。|
|パソステイシス|能力形質獲得のコストが基礎コストから上昇しなくなるが、CURE開発速度アップ。真菌の要。|
|トランスステイシス|伝染形質獲得のコストが基礎コストから上昇しなくなるが、CURE開発速度アップ。|
#endregion

#region(特殊カテゴリーの遺伝コード一覧)

・ネクロアウイルス遺伝子
ネクロア専用、進化遺伝子と差し替え。
|自己分解減少|ゾンビ腐敗スピード少しダウン。|
|細胞変性ブースト|感染者が死亡した際にゾンビになりやすい。|
|組み換え活性|アクティブ能力「蘇生」「ゾンビの大群」のコストダウン。1番使いやすい気がする。|
|サーモネクロ|暑い国でゾンビ腐敗スピードダウン。|
|ドーパミン阻害|ゾンビに殺された人がゾンビになりやすい。|

・猿遺伝子
猿インフルエンザ専用、変異遺伝子と差し替え。
|ウイルス性親近感|猿から猿の感染アップ。|
|野生の呼び声|猿が人に見つかりにくくなる。コロニーもドローンに狙われにくくなる。|
|一緒なら強くなれる|コロニーのバブルタップでのDNAポイント増加。|
|リーダーシップ|アクティブ能力「コロニー作成」「トラベル」「大暴れ」のコストダウン。|
|アドレナリン増加|猿の攻撃力(研究所破壊スピード)と移動スピードアップ。代わりに猿にも致死性を持つようになる。しかも致死率が時間経過で上昇。|

・人工遺伝子
猿インフルエンザ専用、進化遺伝子と差し替え。
|コルチゾール感度|Gen-Sys研究所によるCURE開発速度ダウン。|
|潜在的触媒|研究所破壊でDNAポイント獲得。|
|イオン不足|退化コストアップ、CURE開発速度ダウン。|
|イオン増加|退化コストダウン、CURE開発速度アップ。|
|ATP過剰摂取|開始時に15DNAポイント獲得、退化コスト大幅アップ。猿神経創世記がすぐに取れる。|

・影の遺伝子
影の伝染病専用、DNA遺伝子と差し替え。
|呪術医|ヴァンパイアが隠れ家にいるときの体力回復が速くなる。|
|不浄なエンジニア|隠れ家がドローンに狙われにくくなる。|
|影の卵|隠れ家のある国にいるとき、ヴァンパイアが発見されにくくなる。|
|ケチな研究者|隠れ家のバブルタップでのDNAポイント増加。|
|マッドサイエンティスト|バブルが自動で破裂。やはり楽したいときに。|

・戦いの遺伝子
影の伝染病専用、変異遺伝子と差し替え。
|コウモリボルト|1回の移動の飛距離アップ。|
|節約コウモリ|アクティブ能力「移動」がノーコストに。お勧めはこれ。|
|晴天コウモリ|ヴァンパイアが体力MAXのとき、移動速度アップ。|
|嫌気性コウモリ|ヴァンパイアの移動速度アップ、ただし移動するたびに体力を消費。|
|世渡り下手なコウモリ|移動完了後、自動で血の憤怒が発生。超ハード攻略ではかなり便利。|

・血の遺伝子
影の伝染病専用、進化遺伝子と差し替え。
|ヘルシー志向|ヴァンパイアの最大体力アップ。|
|腐食動物|テンプル騎士団の基地やWHO研究所を破壊するとDNAポイント獲得。|
|暴れ者|アクティブ能力「血の憤怒」がノーコストに。|
|ベルセルク|血の憤怒による殺害人数アップ。|
|収穫者|血の憤怒による獲得DNAポイントアップ。|

#endregion

*シナリオ
この他、課金によってシナリオモード「豚インフルエンザ」「天然痘」「黒死病」などが解放される(一部シナリオは無料)。
これらは人類の歴史上この世から駆逐された過去を持つ事を反映し、一筋縄ではいかない難易度になっている。
こういうのを見ていると、逆説的に人類の可能性も捨てたものではないと思えてこないだろうか。
プレイヤーは駆逐される側だが。
評価は1~3バイオハザードという形で表示され、3バイオハザードで実績が解放される。スコアは殲滅までの日数とCUREによって決まる。
最高評価を得るためにはどの状況下でも大体1年前後でのクリアを余儀なくされるため、地道に攻めるタイプの病原体は不利。ただし、海賊伝染病等の伝染経路制限系シナリオにおいては最高評価の基準は少しタイムが長めに設定されている。
いきなり症状をある程度進化させて感染力をブーストさせるなど、クリアするだけとは異なるプレイングが必要。

**一覧

#region(変な世界編)

・どうでもいい
貧しい国に関心を失った世界。

・人はみな平等
逆に、貧しい国への関心が高まった世界。

・アメリカ デフォルト
金融危機発生でアメリカが「裕福」から「貧乏」属性に転落、イギリスや日本も「裕福」属性を失う。
アメリカスタートで一気に攻略してやろう。
逆に、なぜか中国やサウジアラビアは裕福に。

・黄金時代
今度は裕福な国が増える。
中国・サウジアラビアのほか、ロシア、ブラジル、南アフリカ、さらにはインドさえも。
エジプトスタートを余儀なくされる。

・地球温暖化
寒冷な国が減り、温暖な国が増える。乾燥・多湿属性もちょいと変化。

・氷河期
温暖な国が減り、寒冷な国が増える。乾燥・多湿属性もちょいと変化。

・地球の双子
寒暖、乾湿、貧富、都会と農村、すべてが逆転した世界。もはやカオス。
ちゃんと属性を確認しながら進めよう。

・発生源不明
開始国がランダム。運を味方に。

・人工臓器
致死率がどんどん下がるという圧倒的に不利なシナリオ。
生物兵器の固有能力「破壊遺伝子解放」で致死率を最大にしても無力化されるので、普通にやっても絶対にクリアできない。
特殊病原体は使用不可なので、特殊条件勝利も当てにできない。
だが、狂気+過敏症で……?

・外国人恐怖症
越境交通が極端に減少。(陸上伝染が必然的に減少)
だが、国境閉鎖が発生しても感染は起こるため、海賊よりはましか。
ちなみに、なぜか伝染経路制限系シナリオの中で唯一「全ての伝染病で3バイオハザードを獲得する」の実績が存在しない。そういうのは海賊伝染病にしといてくれ。

・火山灰
フライトが極端に減少。(飛行機による伝染が必然的に減少)
飛行機でしか行けない離島は無いのでこれもまだマシ。

・海賊伝染病
船舶の運航が極端が減少。(船舶による伝染が必然的に減少)
船でしか行けない離島が複数存在するため、(真菌や特殊伝染病は別だが)クリアすら難しい。
公式の説明には「どうすればグリーンランドに辿り着くことができるのだろうか?」とある。やっぱり開発者は把握済か。
このシナリオでNormal以上で全ての病原体3バイオハザード(実績「スーパースパロー」)は無謀と言って良い難易度である。特にプリオンは厄介中の厄介。

・全てをシャットダウン
何の前触れもなく国が封鎖されていく。なおかつ、グリーンランド、及びマダガスカルの病気へのステイタスが異常に向上されている(政府の行動が早い=港湾閉鎖が早い)上にこの2国の内のどちらかが隔離するイベントが存在する。どちらの場合であってもイベント発生は唐突。開始国の感染者数が100人にも満たない内に発生したり他国へ伝染してからだったり、場合によっては発生無しの場合もあるが、高難易度の場合はほぼ100%発生するため、どちらかの隔離イベントが起きる前提でプレイしないと確実に詰む。(通常伝染病でプレイする場合)
海賊伝染病よりはマシであるものの、Normal以上で全ての病原体3バイオハザード(実績「大統領」)は特に運に左右されやすい。

・テレポーテーション
伝染病の存在が発覚すると、テレポーテーションポータルの力で人々がグリーンランドやらマダガスカルといった感染しにくい国に逃亡する。
移動元の国はスカスカになって感染が広まりにくい。
元々2500万人しか住んでいない西インド諸島に6億人もの人間が押し寄せるというカオスな状況になることも。
なお、このシナリオではいずれの難易度でも(通常、超Hardでのみ発生する)健康診断が行われるため、症状が無くても強制的に炙り出される。(テレポーテーションというシナリオが故か…)

・みんなどこに行ったの?
2017年11月16日にアップデートで追加された。人口が大幅に減った世界。人が少なすぎるせいで感染拡大も難しくなっている。ただし、何故か伝染はしやすくなっている。

・フライトクラブ 
2017年11月16日にアップデートで追加された。全ての国が空港を持つ為、今までラスボスとして立ちはだかってきたグリーンランドにも空路伝染が狙える。

・科学の否定
科学は根拠のないデタラメだとする風潮が広まっている世界。
科学者は山師と扱われ居場所を失い、追放されてしまっている。
しかし裏では一つの国に科学者が集結しており、その国で感染が広まると秘密裏にCUREが開発されていく。
他のシナリオ同様にCUREが完成するとゲームオーバー…と思いきやこの世界の人々はCUREの効果を誰も信じなかった。
それどころか研究所を襲撃して破壊するイベントが発生。CUREは作り直しとなってしまう。
流石に二度目の完成ではそのような事態は起こらずにゲームオーバーになるが、はっきり言って楽なシナリオ。

#endregion


#region(特別な伝染病編)

・黒死病
[[ペスト]]。英語でThe Plagueというとこれを指す、まさにPlague inc.((余談だがThe+大文字で特定のものを指す例は他にもあり、例えばThe Bookは聖書、The Civil Warは南北戦争))
始めから危険度も致死率も高い上に初期形質は退化不可能という初心者お断り領域。
最初は腺ペストだが、形質取得で肺ペスト、敗血症へと進化し、新たな形質が解放される。

・豚インフルエンザ
黒死病ほど難しくはないが、やはり開始時点で危険度、致死率を持つ。こちらは初期形質でも退化可能。
鳥1→歴史的再集合で重篤な症状が解禁、スペイン風邪の力を解放しよう。
仕様なのか不具合なのかは不明だが、このシナリオにおける裕福な国はEasyでも薬物耐性2が必須レベルで広まりづらい。超Hardの場合、薬物耐性1は効果が無いように見える。(汚染された飛行機、船舶が入った時以外は一切感染者数が増えない)
故に開始国によって変わるが、特にカナダが強敵となる。

・天然痘
かつて根絶された病気。
これもいきなり危険度と致死率がある。初期形質は退化可能。
CURE開発が異常に早く、またワクチンを次々投入されるため非常に難易度は高い。
Hardの時点でクリアすら困難。感染・変異、すべてが理想的に起こることを願いつつ、ワクチン無効化能力など進化のタイミングを見極めよう。
超Hardの場合、開始早々「啓発デー」があると完全な無理ゲーと化す。

・ニパウイルス
コウモリからブタを経由してヒトに感染、脳炎などを引き起こす。
インドスタートで固定なので注意。
また、感染の「空気」「水」取得には「ヘンドラ形質」→「シーダー形質(CURE開発速度アップのおまけつき)」が必要であり、
重篤な症状取得には「呼吸シフト」「脳炎シフト」が必要。

・冷凍ウイルス
シベリアの永久凍土から発見された[[巨大核質DNAウイルス]]、「ピソウイルス」。
ロシアスタートで固定。
「DNA修復」を取得しつつ、その独特な形質を進化させよう。
最後の症状「ネアンデルタール退行」を取得して全感染させると特殊勝利。世界がどうなるのかは自分の目で見てみよう。

・サンタのリトルヘルパー
ここは娯楽の禁止された世界。人々は楽しむ心を忘れた(海外への移動すら禁止なので、症状?で解禁させよう)。
それを正し、世界に幸福を取り戻すためにサンタと脳食い虫が立ち上がるという独特なストーリー。
&underdot(purple,2px){致死率}は常に0、&underdot(yellow,2px){危険度}が&underdot(yellow,2px){幸福度}に置き換わっており、目標も「全人類に脳食い虫を感染させ、&bold(){人類を幸せにする}」。
楽しくなる感染経路・症状がいっぱい。
本家のトロイにあたる「ギフト飛行機」や真菌の胞子破裂に似た「サプライズデリバリー」をもち、特に前者はフル強化すれば一瞬で未感染国を全感染にできるほど強力。

・狂牛病
2017年11月16日にアップデートで追加された。日本にも大きな影響を与えたプリオンの一種。
DNAポイントを使って豚、鶏、魚、ジビエといった肉全般で伝染を広めることが可能。(あくまでも食料としてなので、一部の肉を食べない国を考慮する必要がある。)
進化させることで芋、麦、米、豆、コーンといった五大主食を感染ルートとすることが可能。
狂牛病という枠を超え過ぎているというツッコミは今更なので厳禁。
初期危険度が高めで速攻発見される・致死率の上限が低いので殲滅に時間がかかる・薬剤耐性が進化できないので裕福な国では伝染が遅い・環境耐性も低めなので開始国の環境と真逆なところでも遅い、という面倒くさい要素が目白押し。
公式シナリオで唯一超Hardでは最高評価は不可能と思える難易度である。(これ以外は全て相当な運ゲーが含まれるが超Hardで最高評価は可能)
下手するとEasyですら最高評価は厳しいかもしれない。Normal以上の難易度で最高評価を取れた人はいないのではないだろうか。
#endregion


#region(伝染病……?編)
・究極のボードゲーム
ボードゲーム発売記念。インターフェースこそそのままだが、内容がごっそり違う。
まず、プレイヤーは伝染病ではなく自身がデザインしたボードゲームを流行らせることを目的としている。
デザインにはプレイ人数・使用アイテム・ジャンル・ゲーム性などを選択するのだが、変な組み合わせにすると強制的にゲームオーバーになってしまう。
当然途中で変更は不可。というか、進化画面を閉じると再展開しても進化できなくなるので注意。
一方、特定の組み合わせにするとコンボとなり、資金(DNAポイントに相当)が獲得できたりする。
次にいつも通りゲットできるポイントを消費して宣伝し、十分広まったら生産を開始して実際に販売するまでを行う。評価は得られた利益による。
ステータスは「&underdot(pink,2px){宣伝効果}」「&underdot(yellow,2px){複雑性}」「&underdot(purple,2px){供給力}」。
時間制限は販売まで含めてわずか2年であり、ペース配分を考えないとあっという間にタイムアップになってしまう。
ちなみに、コンボ実績はSteamにおける実績獲得率のワースト5あたりを独占している。

・フェイクニュース
これも伝染病ではないものを広めるシナリオ。
自身で作ったフェイクニュースを広める。
「Full Fact」や「Politifact」といったファクトチェックの専門機関監修。
ステータスは「&underdot(pink,2px){拡散力}」「&underdot(yellow,2px){妥当性}」「&underdot(purple,2px){コミュニティ}」で、DNAポイントは「資金」、&font(black,#0AF){CURE}は&font(black,#0AF){ファクトチェック}となっている。また、人類の状態は「騙された人」「知識を持っている人」「中立の人」の3つがある。
知識を持っている人はいわば&bold(){Cure側の感染者}であり、増加すると騙された人を減少させてしまう。
「ファクトチェック」が100%になると沈静化してしまうが、世界人口の50%以上を信じさせれば正しい人々ももはや無力。そのまま世界を制圧できる。
逆に、知識を持っている人の人数が世界の半数を占めると、こちらが無力化されてしまう。
最初に決めるのは発生国とニュースの性質。「種類」「発生源」「動機」「非難対象」がある。
その後は様々な拡散手段で広めたり、反対派を攻撃したりしてニュースを拡散・保護しよう。
動機が「荒らし:草を生やすため」だったり、発生源・非難対象が「男性:ホモサピエンスの一種」「女性:ホモサピエンスの一種」などとやたら説明文がネタに走っている。
Android版において、2020年10月17日現在のバージョン(1.17.1)では研究条件(オリジナルのCure必要条件=治療難易度)の値に設定ミスがある。
Easy、Normalでは通常より多く、Hard、超Hardでは通常より少なくなっている。

#endregion

その他、自分でシナリオを作成したり、世界のプレイヤーが作成したシナリオを遊ぶこともできる。

*余談
**病 名
このゲームは、病原体に好きな名前を付けることが出来る。
しかも日本語に対応しているため、
「[[ゾナハ病>からくりサーカス]]」「[[ひざがしらむずむず病>ドラゴンクエスト ダイの大冒険]]」「[[雛見沢症候群>ひぐらしのなく頃に]]」「[[エンジェル・コール>機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト]]」「[[ミギー>寄生獣]]」「[[コロニー風邪>機動新世紀ガンダムX]]」「[[BLOODY-X>BLOODY MONDAY]]」「[[白塩化症候群>Nier Replicant]]」「[[同化現象>蒼穹のファフナー]]」「[[Tウイルス>バイオハザード(ゲーム)]]」「[[希望と言う名の病原体>仮面ライダー鎧武]]」「[[バグスター>バグスター(仮面ライダーエグゼイド)]]」などの架空の病名を再現するだけでなく、
&bold(){極端な話「[[中二病>厨二病]]」や「[[釘宮病]]」、「[[ラストエリクサー症候群]]」や「[[サザエさん症候群]]」でも人類を滅ぼせるのである。}

70億人類が「[[童貞]]」をこじらせて死ぬ。なんてシュールな光景だろうか。

**現実の伝染病との向き合い
この&bold(){やけに真に迫ったゲーム内容}のために、現実世界で伝染病が流行する度に注目され、プレイヤーが増える。いいのか悪いのか…
2014年にエボラ出血熱が流行した際、&bold(){「エボラの流行はゲームではなく現実で起きていることです」}と、
日本赤十字社への寄付を奨励する広告が表示された。
病原体として人類を滅亡させて楽しむのはあくまでゲーム内の事、現実では人類として病原体と戦っていかなければならないのである。
実際にこのゲームを通して集まった赤十字への寄付金は900万円を越えたとのこと。

2020年1月に中国の武漢市から発生した新型コロナウイルスの感染拡大と共に再び注目され、App Storeのゲームジャンルで一時期DL数トップになるなど話題となり、メーカーが声明を出す羽目になった。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学((アメリカ合衆国、メリーランド州ボルチモアに本部を置く大学。世界最高峰の大学附属病院をかまえる、米国の医学部トップ大学である。))がこの「COVID-19」の感染被害状況のリアルタイムデータをGUI化して公表しており、
世界各国で指標になっているのだがそのグラフィックデザインが本作そっくり。恐ろしい事この上ない。

**メディア展開
iTunesとSteamでサウンドトラックが配信されており、スマホ版とPC版のBGMが両方収録されている。

このソフトのボードゲーム版である『Plague Inc: The Board Game』が発売された。
ゲーム性は似ているが多人数で遊ぶ為、&bold(){数種の病原体が進化を競い合って人類を滅亡に追い込む}というより過激な内容となっている。
プレイヤーが協力して感染症の世界的流行を阻止するボードゲーム『[[パンデミック>パンデミック(ボードゲーム)]]』の真逆のゲームと言える。両方遊んでみるのも面白いかも。

**ミス
取得できる症状の一つに「血友病」というものがあるが、これは症状では無く固有の病名である。
血友病に伝染する性質は無く、先天的な疾患である。
この点に関して関連団体から抗議声明が出されている。(原語はHaemophiliaなので翻訳のミスではない)
まあ、骨髄を汚染して「限りなく血友病に近い症状」を引き起こしていると考えられなくもないが。



追記・修正はすべてのシナリオを超Hardでクリアしてからお願いします。

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#right(){この項目が面白かったなら……\パリンッ/
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