やがて魔剱のアリスベル

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やがて魔剱のアリスベル - (2014/10/08 (水) 05:13:07) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2014-10-08 (水曜日) 01:38:17
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やがて魔剱のアリスベルは、電撃文庫から発刊されているライトノベル。
2014年現在、4巻+短篇集1巻を発売。また、10月10日に同作のコミックも発売。
作者:赤松中学
絵師:閏月戈
コミック:滝乃大祐


 あらすじ
―現代日本。社会の闇には『異能』と呼ばれる者たちが潜み、互いに超常の戦いを繰り広げていた。超能力者、魔法少女、先端科学を操る天才児―異能の少年少女を集め、秘密裡に隔離教育する高校、『居鳳高』。そこに自分の能力すら知らずに入学させられた静刃は、魔女クラスの優等生・黒髪ツインテールの美少女アリスベルと出会う。ケンカしながらも共闘し始めた2人は“恋心を喰い、異能の武器を産む”美人妖怪・貘との奇妙な三角関係に陥り…―恋と闘争の日々が、今、始まる。

あらすじだけ見ればよくある厨二系ライトノベルだが、原作者を同じくするMF文庫作品、緋弾のアリアと世界観を共通しているのが本作の最大の特徴と言っていいだろう。
作中でも武偵や公安0課など、アリアで登場した組織や役職が存在しており、一部のキャラクターも名前をボカされずに登場するなど、ファンならニヤリとする描写が多い。
また登場キャラクターの多くはアリアのキャラクターと似たような性格付けをされているが、それらは作中で意味をもたされている。


 登場人物
・原田静刃
本作の主人公。過去の出来事をきっかけに『本気を出さない』ことを心がけている。
中学時代に、本命・対抗・滑り止めの高校すべての受験に失敗。やむを得ず推薦で進学した居鳳高で異能同士の戦いに巻き込まれるが、それは政府の仕組んだ隔離政策だった。
妖刕と呼ばれる刀によって潜在能力解放、さらにはバーミリオンの瞳という、簡単に言うと視界に映ったものをゲームのパラメーターのように投影してくれる能力を身につけたが、本人は迷惑がっているので、この能力を消するために鳳戦役に参加するが、能力はあくまでも妖刕による恩恵であり、静刃本人の力ではない。
ハーレムものの例に漏れずに鈍感であるが、こいつの場合はあるキャラの食事のためにヒロインからの好意に気づかないという設定。(の割にはアリスベルに対してはめちゃくちゃ一途に思える)
緋弾のアリアの主人公、遠山キンジのポジションにいるが、キンジが過去のトラウマやヒステリアモードが原因で女性を遠ざけているのに対し、静刃は自宅のプールを勝手に満喫するヒロインたちの水着姿を目に焼き付けるくらいには積極的。あとやたらおっぱいに対する言及が多い。
4巻時点での武器は二振りの妖刕に、タウラス・レイジングブルとウィンチェスターM1887ショットガン。カバやゾウでもハンティングする気かと突っ込みたくなる装備である。


・立花・氷焔(びーにゃん)・アリスベル
メインヒロインで、サムライガールの通称を持つ。可愛い。
元は香港の華族の一人娘で、根っからのお嬢様。セレブとして何一つとして不自由ない生活を送っていたが、藍幇と呼ばれる犯罪組織に両親を殺され、路頭に迷った末に祖国の日本の沖縄で封印されていた獏に出会い、あらゆる願いを8つまで叶えてくれる『鳳』を蘇らせるべく、鳳の欠片を集める戦いに身を投じる。
本編開始時、二度にわたって命を救われた静刃に惚れてしまい、鳳の叶える願いを分与するという条件付きで協力。何やかんやで静刃の家に住み着く。
品行方正で誰に対しても敬語で話しかける優等生。しかし元お嬢様らしく常識に疎く、しかも嫉妬深い。しかしそのギャップが愛らしい。小柄な体なのにバストは88のDという巨乳。下着はいちご柄。萌える。
戦闘でも環剱とよばれるフラフープみたいな剣から繰り出される強制全裸技、メビウスによる一撃必殺技を駆使する万能キャラ。
緋弾のアリアにおける神埼・H・アリアのポジションだが、貧乳、特定キャラには粗暴な喋り方であるアリアと、巨乳、基本的に誰が相手でもですます口調のアリスベルと、正反対なキャラ付けがなされている。
それ以外にも、一方は現在進行形でセレブで科学寄りの武器。もう一方は元セレブで異能寄りの武器と、何から何まで真逆の立ち位置にいるが『髪型はツインテール』『外国人の血が入っている』『両親を助けることが目的』『主人公に対してシャレにならないほど暴力的になる』というところはそっくりである。いつか日常で2人の会話が見たいものだ。
何気にメインシリーズの表紙はすべて彼女一人だけというすごいキャラ
総括すると、アリスベルはほんとに可愛い。


・獏
人間の恋心を恋函という箱に収め、チョコレートにして食べることで武具を生み出す妖。
かつてアリスベルの先祖によって沖縄に封印されていたが、アリスベルが封印を解いたことで彼女と行動を共にする。
縛りによってアリスベルを起点とする恋心以外は食べることができずに餓死寸前だったが、本編でアリスベルが静刃に惚れたおかげでようやく食事にありつけた。定期的にご飯をいただくため、静刃に妖刕などの武具を提供したり、ハーレムを形成させようと画策する。(アリスベルが惚れてる相手がハーレム作ればその恋心も食べられるらしい。謎だ。)
人の恋心を横取りしてしまう性悪であるが、自分を封印した立花家の子孫であるアリスベルを恨むことをせず、その生い立ちに同情したり、また恋を成就させたいと思っているなど、根はどこまでも善人。


・黛ビビ
AKBっぽいアイドルグループに属する魔法少女で無法者の魔少女。バストは87のD。
元は父親と海外の女優の間に生まれた子供。幼い時に本妻の子供である宝城ルリにその事実を伏せられたままお互いに部屋に引きこもりつつも仲良く過ごしていたが、ある事件でルリがそれを暴露してしまい、その関係は崩れた。
失った過去を取り戻すために鵺と呼ばれる妖に利用される形で鳳戦役に参加。
典型的な魔法少女の服に、フリントロックサーベルと電気を駆使した戦いを得意としている。
緋弾のアリアにおける峰理子ポジション。オタク知識に精通しているところは共通だが、ビビは激しい妄想癖でバイセクシャル。彼女だけAAのキャラ付けっぽいことがなされている。


・原田祈
静刃の義理の義理の妹。その正体は防衛省所属のESP。静刃を監視するために近づいていたが、過去の事件で静刃に恋心を抱き、彼のために行動をしている。
中学二年生にもかかわらずスリーサイズは上から90-56-86とグラビア顔負けのナイスバディ。家事も人並み以上にこなせる優等生。
多分緋弾のアリアにおける星伽白雪ポジション、だけど4巻時点では白雪ほど目立たず、今後の活躍に期待したい。


・京菱キリコ
無口、無表情な少女。古来より国家の有事に備える役目を持つ京菱グループの娘。
機械は最強であるという持論を持ち、異能の力に頼ろうとする衆議院へのアピールのために鳳戦役に参加するが、それはあくまでも母親に命令された表向きの理由で、真の目的は自分は理解できない人間の心手に入れるため。
PADと呼ばれる最先端科学の粋を集めたパワードスーツを装備して戦う。
緋弾のアリアにおけるレキポジション。過去にレキと出会ったことがあるらしく、現在は平賀文ともキリコロボの制作などで顔見知り。


 用語
・居鳳高
異能力を持つ少年少女を隔離するための国策校。元々は日本固有の魔法少女を育成するための施設だったが、本編開始時に試験的に共学になった。
少なくとも静刃以外にも2人ほど男性が存在するはずだが、未だにちゃんと登場していない。
クラス分けは以下のとおり。
・I組  (ヤパンセ〉
日本古来の異能力者(巫女、化生の末裔等)のクラス。


・II組 (シャマン)
自然界から超常の力を引き出す、精霊術の才能を持つ少女のクラス。


・III組(エスピカ)
科学的・近代的手法で育成される可き、超能力者のクラス。


・IV組 (マッキ)
歴史的手法で育成される可き、魔力を有する者のクラス。アリスベルがかつて在籍していた。


・V組 (マッキーナ〉
魔法少女の特性が確認された者のクラス ビビがかつて在籍していた。


・X組  (エックス)
超先端科学を含む、未知の異能力者のクラス 育成不能の落ち零れ組。現在メインキャラがほぼ全員在籍。


・鳳
鳳の欠片と呼ばれる64個の欠片をすべて集めたときに蘇る妖。鳳の欠片をめぐる戦いを鳳戦役と呼ぶ。
鳳が蘇った時、あらゆる願いを8つまで叶えるという伝承が存在するが、実際は何かを与えたり消したりする力は存在せず、単に死んだ人間を蘇らせたり、一度死んでも復活できるように命を与えることしかできない。しかも与える対象につき1つまでで、重複は不可能。地球の大気には馴染めず、10分経つと再び欠片に分裂してしまう。使い勝手が非常に悪いポルンガ。


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