モグラ獣人

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モグラ獣人 - (2023/10/10 (火) 19:06:00) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2015/12/13 Sun 23:53:07
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます

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&bold(){&color(orange){モグラ獣人}}とは、特撮番組『[[仮面ライダーアマゾン]]』に登場する怪人にして、仮面ライダーシリーズ&bold(){史上初}の&bold(){敵組織を裏切り人類側に付いた怪人}である。
(厳密に言うと仮面ライダー1号と2号も似たような立場ではあるが)

[[声優>声優(職業)]]は槐柳二。


▽目次
#contents()

*概要
初登場は第5話「地底から来た変な奴!」…わかりやすいサブタイだ。
この時点では純然たる悪の獣人であり、野獣帝国[[ゲドン>ゲドン(仮面ライダーアマゾン)]]がアマゾンに遣わした5番目の刺客である。
表皮はオレンジ色でツルツルしており、ホシバナモグラのようなハナをしている。
余談だが、デザイン画を見た平山亨プロデューサーが「何だよこいつすっげー可愛いじゃん、いっそ味方にしたら?」と冗談で言ったところ、
脚本がその気になって味方にした、というウソかホントかわからない噂があるらしい。
(※実際、企画段階で獣人を手なづけるという案はあったとか)

…と、ここで何分古い作品でもあるため、少し世界観の解説を。
&bold(){「獣人」}とは、ゲドンやその上部組織である[[ガランダー帝国>ガランダー帝国(仮面ライダーアマゾン)]]の保有する生体兵器であり、ただ1匹の例外((凶悪犯を拉致して蟻と合体させたゲドンのトゲアリ獣人。))を除いて、
「動植物を[[巨大化]]させ、人間並みの知識を与えた」という手法で誕生する。
従って獣人は過去の[[ショッカー]]、[[デストロン>デストロン(仮面ライダーV3)]]、[[GOD>GOD機関(仮面ライダーX)]]
と言った悪の組織の作り上げた「改造人間」に比べると獣性が目立ち、
人間も餌か何かとしかみなしていない奴が多い。
そのため作戦の実行権は[[戦闘員>戦闘員(仮面ライダー)]]「[[赤ジューシャ>女ザコ]]」に存在し、獣人は武器弾薬や軍用犬みたいな扱いになっている。
珍しく怪人<戦闘員という形式の作品である。


さて、モグラ獣人は首領の十面鬼ゴルゴスから、アマゾン/山本大介の有する&bold(){「ギギの腕輪」}((ゴルゴスの有する「ガガの腕輪」と[[合体]]させることでラスボスをも瞬殺する超パワーを得る、古代インカの秘宝。アマゾンライダーへの変身アイテムであり、外すと死ぬ。))を奪い取る指名を受け、地中を掘り進む。
ちょうど逃走中の殺人犯とイザコザを起こしていた大介を見つけると、モグラ獣人は大介を地中に引きずり込もうとする。
しかしそこに警官隊が駆けつけたのでモグラ獣人は大介をほっぽらかして逃走。
ノコノコ帰ってきたモグラ獣人を見た十面鬼は激怒し、&color(red){「次に敵前逃亡したら殺す」}と脅迫し、またアマゾンを襲わせる。

モグラ獣人は今度は大介のトモダチである岡本家を強襲するが、生憎大介は留守。
仕方なしに長男のマサヒコを拉致して地中を掘り進み、テキトーな空き地に連れ帰るとマサヒコを杭に縛り付ける。
駆けつけた大介がアマゾンライダーに変身すると果敢に立ち向かうがまるで敵わず、
体をズタズタに切り裂かれてしまい、這う這うの体で逃げ出してしまった。

当然、十面鬼はこれに大激怒。
オマケにモグラ獣人がうっかり&color(orange){「ギギの腕輪をよこせ!」}と口走り、
ゲドンがアマゾンを付け狙う目的をバラしてしまった((実際、挿入歌『その名はアマゾン』には「日本に来たら何故だかゲドンに襲われ、何故だか十面鬼に狙われている」といった、相手の目的がわかっていないことを示唆する内容の歌詞があったりする。))ことで遂に堪忍袋の緒が切れ、
モグラにとっては一番辛い磔天日干しの刑を下す((これ以前にも、十面鬼は第1話のクモ獣人を火刑に処し、第2話の獣人吸血コウモリをコウモリの餌にしている。そのくせ戦闘員である赤ジューシャは獣人に助けさせようとするのだから、作品中盤で獣人が1匹だけになってしまうのも致し方ない事である。))。
大の苦手な日光にさらされ続け、モグラ獣人の命は刻々と削られていく。

&color(orange){「苦しい~! 水をくれ~!!」}

誰に対してでもなくモグラ獣人が叫んだその時、ぼたぼたと口の中へと水が零れ落ちる。
助けに来たのは、なんと大介だった。
実は処刑場まで連行([[バイク]]で引きずるというひどいもの)される様子を&color(green){たまたま}目撃していた彼は、
残酷な死刑に処されていたモグラを見て水を汲んで与えてあげたというのだ。
大介は続けざまに縄を解き、いやがるモグラを岡本家まで連れ帰り、薬を塗る。
マサヒコは&color(deepskyblue){「ゲドンはお前を殺そうとしたんだぞ、戻る義理は無いだろ」}と告げるが、
モグラはそれを無視し&color(orange){「礼はいわんぞ」}と地中に帰ってしまう。


モグラ獣人が脱走したことを知った十面鬼は口封じ(あわよくばギギの腕輪の奪取)のために次なる刺客・獣人ヤマアラシを送り込む。
ヤマアラシの強襲に驚いた大介は変身できず苦戦するが、マサヒコの手助けもあり、何とか脱走。
そして、城北大学に眠るインカ縄文字・キープにゲドンの秘密が隠されていると知った大介は、単路城北大学に向かう。
それを知ったヤマアラシは大学を襲撃してキープを奪い取り、赤ジューシャ軍団と協力してキープをゲドン本部に持ち帰った。

&color(orange){「おまえ、トモダチ」}

…が、ここでモグラ獣人はゲドンを見限り、アマゾン側に付くことを決意。
地下を掘り進んでゲドン本部に向かうと、倉庫からキープを奪還し、アマゾンに手渡した。
勿論ブチ切れたヤマアラシは大介を襲うが、アマゾンライダーに変身されては敵わずあっさり返り討ち。

こうしてモグラ獣人は完全にゲドンから離反し、アマゾンライダーの仲間になったのである。
(まあ、続く第7話ではギギの腕輪を盗んでゲドンに帰れば十面鬼も許してくれるかも、とかほざいてたんだけどね)


&color(orange){「マサヒコ、ラジオ貸せや」}
&color(deepskyblue){「なんでだよぅ」}
&color(orange){「オレも生きていくために少し社会勉強をしなくちゃ、長生きできんもんな」}
&color(deepskyblue){「モグラがラジオ? 変なの」}

住処は地中でも、暮らす世界は現代[[日本>日本国]]。
マサヒコらと交流するうちに、モグラ獣人は日に日に知識を増していく。
しかしながら外見はデカいもぐらのバケモノであることには変わりないため、
人間に対しても&color(orange){「オレと出くわしたら腰を抜かしちまうもんな…」}と哀しそうな表情(?)で去っていくなど、
&bold(){「異形なる者の悲哀」}という石ノ森作品のお約束もちゃんと守っていた。

人間側についたモグラ獣人は、その地中穿孔能力を活かし、情報収集や脱走経路確保など、様々な場面でアマゾンを支えていた。
…まあ、アマゾンライダーにフルボッコにされている時点でお察しの通り戦闘力はゲドンの中でも&bold(){かなり低い方}で、
ガランダー帝国の[[戦闘員>戦闘員(特撮)]]・黒ジューシャよりは&bold(){幾分かマシ}程度、戦いにおいては時間稼ぎにもならないというのもある。
得意の穴掘りも、アマゾンが地下1000mの岩盤の下に閉じ込められた際には
&color(orange){「申し訳無いが無理なんだよ…俺の縄張りはせいぜい地下10mの土の中だ。1000mの、それも岩の中となっちゃあなぁ…」}
と肩を落としており、肝心な所で役に立たないのはまあお約束であった。
え? どうやってアマゾンは助かったかって? 肝心な所で役に立つのはいつもギギの腕輪の超パワーだったンスよ…。

[[???>南光太郎]]「さすがだぜ先輩!!!」

また獣人は人間を常食としており、アマゾンが赤ジューシャを捕縛した際には&bold(){&color(orange){「焼いて食う気だな」}}という
子供番組にあるまじき発言をしているため、こいつの食生活は一体どう賄っていたのかも疑問が残る。
多分スーパーで買った肉とか、その辺の虫とかで妥協していたとは思うが。


さて、ゲドンがアマゾンの活躍により壊滅すると、今度はその上部組織である[[ガランダー帝国>ガランダー帝国(仮面ライダーアマゾン)]]が出現した。
&color(orange){「ガランダー…ああ、口にするのも恐ろしい!!」}
更なる強敵にマジでビビるモグラ獣人だったが、その通りガランダーはゲドンの比ではない程大がかりなテロを起こしまくった。
ゲドンの首領である十面鬼が&color(red){「ギギの腕輪よこせ~!!」}だけで動く脳筋野郎だったのとは異なり、
ガランダー皇帝のゼロ大帝は「日本を焦土にしてでも[[世界征服]]の本拠地とする」と
過激かつ誇大妄想狂的な発想を持つろくでもない男だったのもあり、
ガランダーは人工地震を発生させたり、石油コンビナートに放火したり、果ては[[富士山]]を噴火させてマグマを[[東京>東京都]]地下に流し込んだりと
ムチャクチャな作戦を数多くとるようになった。

怯えてばかりはいられないとばかりにモグラ獣人はガランダーと闘う意思を固め、アマゾンのために東奔西走する。

アマゾンライダーをも退ける強敵・[[ガマ獣人]]からアマゾンを逃がし、捕虜たちをおやっさんと共に先導して地上に戻した17話。
地下のマイホーム(本人・談)が浸水したとの情報を携え、ガランダーの人工地震作戦を阻止した18話。
そして19話ではガランダーに攫われた子供たちの居場所を探し当て、フクロウ獣人の企てた地下鉄洪水事件を阻止。
これには大介も&color(green){「今回ばかりはモグラのおかげだ」}と大笑いするのだった。


そして、第20話…「モグラ獣人 最後の活躍!!」。
ガランダー帝国はキノコ獣人を作り出し、毒茸から強力な毒黴を培養することに成功した。
キノコ獣人一味は[[毒黴をばらまいてバイオテロを行い、何百人という命が無残にも奪われていく。>チョコラータ(ジョジョの奇妙な冒険)]]
だがその最中、バイオテロの行われた団地で、風邪を引いていた赤ちゃんだけが一命を取り留めるという謎の事態が発生。
これを見た医者が「せめて黴の解毒剤を作れれば…」と漏らしたのを聞いて、モグラ獣人は単身ガランダー基地に乗り込んでいく。

勿論ガランダーはこれを訝しむのだが、モグラ獣人は&color(orange){「もうオレはアマゾンにはうんざりだ」}と裏切ったフリをして、
ガランダーの本拠地に入り込むと黴のサンプルを入手する。
しかし、基地から抜け出そうとした所にキノコ獣人が現れ、モグラ獣人の芝居を見破って激昂し襲い掛かる。
ガランダーの獣人はゲドンよりもずっと強いため、モグラ獣人は全く敵わず、遂に毒黴を浴びせられてしまう。
だが彼は絶対にあきらめようとせず、キノコ獣人から逃げ延びると地中を掘り進み、サンプルを抱きかかえて医者の元に向かった。

サンプルを元に解毒剤が作られていくが、モグラ獣人の視界は徐々に歪んでいく。
おやっさんが、マサヒコが、そしてかつてはモグラ獣人を恐れ嫌っていたリツコが、「モグラ、死なないで」と涙する。
そして解毒剤が完成した時には、モグラ獣人の命の火は消えかけていた。
大介はモグラ獣人に解毒剤を飲ませようとする。かつて、ゲドンに殺されそうになっていたモグラ獣人にそうしたように。

だが、モグラ獣人の答えは…理由は違えど、あの時と同じだった。



#center(){&color(orange){「いいんだ、もういい」}}



そして、大介に向け、モグラ獣人は言葉を紡いだ。






#center(){&color(orange){「憎いガランダーを、やっつけてくれよ……」}}






モグラ獣人から託された解毒剤を服用したアマゾンは、毒黴をものともせずにガランダーの基地を襲撃。


そして大切断でキノコ獣人を討ち滅ぼすと、天に向かい、モグラ獣人の名を咆哮するのだった…。








モグラ獣人の最期の願いを聞き届け、アマゾンライダーはガランダーの刺客を次々に討ち果たす。
そしてゼロ大帝からガガの腕輪を奪い取ると、インカの力を解放し、ゼロ大帝を討滅。
こうしてガランダーは壊滅し、アマゾンは勝利を掴んだのである。




東京の片隅、どことも知れぬ空き地に、小さな土の山が在る。
もう、太陽を恐れることもないのだ。
墓標には、こう刻まれた。




______&bold(){『勇気の士(ひと)  モグラ獣人の墓』}と。


『仮面ライダーアマゾン』で印象に残る回を聞かれ、上記の話を挙げる人は多い。
タレントの松村邦洋も[[ラジオ]]でモグラ獣人の最後を熱弁し、「キノコ獣人をやっつけてくれ!!」とTVのアマゾンに願ったそうである。







*派生作品
[[石ノ森章太郎>ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語]]氏が『テレビマガジン』で連載していた[[漫画]]版には、改造人間として登場。
子供をゲドンが攫って強引に改造したという設定で、諜報役としてコキ使われていたが、アマゾンに味方することになった。

すがやみつる氏、並びに山田ゴロ氏の漫画版では出番が割愛されてしまっており、&bold(){登場しない}。
実際のところ、元より月刊誌連載のすがや版では僅か半年の連載期間中にモグラ獣人の登場から退場といったイベントを盛り込むことは実際困難であっただろうし、物語が最初からダイジェストに纏められていた山田版では言わずもがなだったであろう。

[[ゲーム]]『[[ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス]]』では、&font(l){ズバットの用心棒枠}ゲドンの怪人として登場。
原作には登場しない人間態も披露していた(人間に変身した獣人はガランダーのゲンゴロウ獣人とサンショウウオ獣人しかいない)。
というか、原作とは違い、改造人間という設定になっている((EDで既婚者という話題を出している。))
しかしやっぱりこちらでもゲドンを裏切り、十面鬼に散々悪態をついてライダー側(正義の組織『ZEUS』)に味方する。
後半では物語の裏でネオショッカーに処刑されそうになった[[一文字隼人>一文字隼人/仮面ライダー2号]]を間一髪救出していた。
なお、こいつが余りにおしゃべりなため、呆れた(主人公の一人である)[[南光太郎]]は
「うるせえ! いつまでもベラベラくっちゃべりやがって! &font(b){[[ROMの容量>メタ発言]]も考えろ!}」と怒っており
一文字もEDで「命の恩人だから無下にできんが、こうも喋られるとこっちの気が滅入る」とげんなりしていた。

『[[特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝]]』では原作通りモグラ獣人をアマゾンが助ける事で仲間にする事が出来る。
本作では死なないので、同じく生存するクジラ怪人や[[タックル>電波人間タックル]]、月の輪やバラバンバラと一緒に敵を倒していくのも夢ではない。

『[[仮面ライダーディケイド]]』のアマゾン編には流石に登場しなかったが、[[光栄次郎]]がモグラ獣人のマネをしている。

『[[仮面ライダーアマゾンズ]]』でも、アマゾン駆除班のマモルが変身する&bold(){「[[モグラアマゾン>マモル/モグラアマゾン]]」}が登場。
鼻の[[ドリル]]が[[必殺技]]の際に星花型に変形するなど、モグラ獣人に似た姿になるのが特徴。


そして[[漫画]]『[[仮面ライダーSPIRITS]]』では、遂に再生怪人として復活を果たした!
…しかし、[[バダン>バダン(仮面ライダーZX)]]の再生怪人はいずれも魂を持たない傀儡であり、モグラ獣人も単なるゲドンの一獣人として登場する((同じ理由で電波人間タックルもゾンビとして復活させられ、ストロンガー相手に自爆させられている。))。そのためか意思疎通はできるものの、かつてのように人語を喋る事もできない。
[[熊本県]]の阿蘇山にダイナマイトを仕掛けて噴火させる任務を仰せつかったモグラ獣人は、火口の山肌を削って地中にダイナマイトを仕掛けるが、
アマゾンライダーのインカの超パワーで溶岩は一瞬にして凍りついて石化してしまう。
しかし、その隙を突いて獣人軍団はガガの腕輪を奪取し、十面鬼はアマゾンライダー(と獣人軍団)に火炎を吐いて、
時空魔法陣でゼロ大帝の待つ[[沖縄県]]の首里城まで逃走。
アマゾンライダーもこれに強引に同行し、モグラ獣人は阿蘇に取り残されてしまった。

アマゾンを応援しに行ったマサヒコはモグラ獣人を見るなり大泣きして抱きしめるが、
駆けつけたSPIRITS第十分隊から、「このモグラには魂も記憶もない」と知らされ愕然とする。
周囲の環境の変化、怪人を憎悪するSPIRITS隊員からの迫害などにビビりまくるモグラ獣人だったが、
記憶がないと知ってなお心を開く大介やマサヒコとの交流に際し、かつての(?)心を取り戻していく。

ところが、バダンの幹部であるニードル/ヤマアラシロイドは、そのモグラ獣人に特殊な鍼を打ち込むことで怪獣化させ、
アマゾンライダーを襲わせて、ギギの腕輪の嵌った左腕を切断させてしまう。
ギギの腕輪を失ったことでアマゾンは強制的に変身が解除され、仮死状態に陥る。
このままギギの腕輪が無いと、大介は死んでしまう。
そう判断したSPIRITSとZX/村雨良、そしてマサヒコは[[沖縄>沖縄県]]の森を走り、アマゾンの腕を捜し回る。
元に戻ったモグラ獣人も責任を感じ、森林を駆けまわり、遂にアマゾンの左腕を手にするが、ニードルの妨害に遭い、圧倒的に戦闘力が上の彼に瀕死の重傷を与えられてしまい、それでも尚抵抗するが、力及ばず腕を奪われてしまう。
間一髪でSPIRITSの隊員に救助され、治療を受けるがその勇敢な姿に、かつてモグラ獣人を忌み嫌っていたSPIRITSの隊員のゴードン((彼は人一倍バダンを恨んでいる事に加え、アマゾンの腕を切り落としたという理由で、それは操られていたためだと理解した上で本気で殺すつもりでいた))ですら、「絶対死なすんじゃねえぞ」と漏らしていた。
その後紆余曲折あり左腕は大介の元に戻り彼は復活。
アマゾンは、腕輪の力で疑似的にアマゾンライダー化したゼロ大帝を圧倒し、自滅に追いやる。
ZXと協力して再生ガランダーを滅ぼしたアマゾンは、変身を解いて沖縄の砂浜に舞い戻る。

新たなる勇気の士をその逞しい両の腕で抱く大介の顔には、笑顔の花が咲いていた。
まるでかつてのモグラ獣人が恐れをなしていた、空に輝く太陽のように________。

*余談
電気グルーヴの楽曲に、彼をモチーフとした「Mole〜モグラ獣人の告白」が存在する。
また、ガンバレジェンズのサポートカードにモグラ獣人が書かれた「勇気の士」というカードが存在する。勿論仮面ライダーアマゾンがいると効果が完全に発揮される仕様で、更に裏面にはモグラ獣人の最期の言葉も書かれており、アマゾンファンは必見である。


&color(green){「マサヒコ、追記・修正を尊敬するかい…?」}
&color(deepskyblue){「ああ…もちろんだ!」}

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- 好きな怪人  -- 名無しさん  (2015-12-14 01:37:15)
- ガランダー帝国は地下でやる作戦には高確率で活躍し被害者となる。17話のガマ獣人立案の東京フライパン作戦ではマグマによる地下蒸し焼き、18話ではハンミョウ獣人によるゼロ装置作動でマイホームめちゃめちゃとさんざんではあったが最後まで戦い続けた。  -- 名無しさん  (2015-12-14 01:54:56)
- 小さいとき、レンタルビデオでモグラの最後を見て泣いた泣いた  -- 名無しさん  (2015-12-14 06:35:22)
- モグラのミラモンと契約したらアマゾンみたいなミラーライダーになる妄想したなあ  -- 名無しさん  (2015-12-14 08:26:06)
- 19話の活躍はあとから見ると死兆星が輝いてるとか「俺この戦いが終わったら~」とかそんな感じだよね・・・。  -- 名無しさん  (2015-12-14 09:36:14)
- 味方サイドの怪人、例えばイマジンズやアームズモンスターの先駆け的存在。昭和ライダーでレギュラーキャラだった善玉怪人は、彼しかいない。  -- 名無しさん  (2015-12-14 18:22:22)
- 仮面ライダーアマゾンズではモグラアマゾンという形で登場。人間が変身する。  -- 名無しさん  (2016-03-18 16:34:06)
- 緑のアマゾンとトモダチになって……な展開なのか……  -- 名無しさん  (2016-03-18 16:39:21)
- そして本家よろしく命を落とし、その遺志を継いで悠が”仮面ライダーアマゾン”として覚醒という流れになりそう  -- 名無しさん  (2016-04-16 19:24:23)
- キノコアマゾンとか出てきたら退場を覚悟しておいた方が良いのかなあ  -- 名無しさん  (2016-04-16 19:36:19)
- こいつキノコ獣人と戦うときがまたかっこいいんだよな。実力差がありすぎる的にも「ただでは死なんぞ」と襲いかかるその猛々しさは正に獣人だったわ。  -- 名無しさん  (2016-05-30 23:00:37)
- 寝る時はちゃんと毛布をかぶって寝る怪人  -- 名無しさん  (2016-05-30 23:05:27)
- 天国で後から来たアンクあたりに「よっ後輩」とか言ってるんだろうか  -- 名無しさん  (2016-07-10 09:16:17)
- アマゾンズのモグラアマゾンも最終的に死んじゃったのが何とも・・・  -- 名無しさん  (2017-07-06 11:20:46)
- この怪人目当てで見てたわ  -- 名無しさん  (2018-01-10 16:50:48)
- そういえば、彼以降、昭和が終わり、平成のしばらくの間( ストロンガー ~ 龍騎の間 )、モグラのモチーフのライダー怪人が出ませんでしたね・・・。これってモグラ獣人の勇姿のお陰かもしれませんね・・・。  -- Mr.nananashi   (2018-02-12 10:37:20)
- 直接の戦闘に向かないだけであって、他の能力は高いんだよなぁ。身の危険を感じたらすぐに撤退してくれるし。あの引きの良さは評価されて良いと思う。  -- 名無しさん  (2018-04-05 03:23:28)
- 実はキバに出てきたカフェの店主はモールファンガイアだったりして…なんて思ってた時期があった  -- 名無しさん  (2018-09-05 15:00:41)
- 昔読んだテレマガには「(RXまでの作品では)一番弱い怪人で、アマゾンのパンチ一発で伸びてしまった」と紹介されてた  -- 名無しさん  (2020-04-11 14:46:46)
- モチーフはホシバナモグラなんだろうか  -- 名無しさん  (2020-09-10 15:42:48)
- ↑2昔の児童雑誌って、だいぶ適当な事を書くからな  -- 名無しさん  (2023-02-25 22:48:10)
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