ディオ・ブランドー

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ディオ・ブランドー - (2022/03/09 (水) 01:28:47) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/06/02 Tue 15:52:02
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&font(#6495ED){所要時間}:約 24 分で読めます

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#center(){二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めた。

一人は&font(red){泥}を見た。
一人は星を見た。

(絶望したディオは後に人間をやめ主人公との永き闘いに挑むことになる…)}

【目次】
#contents

*【声優】
・第3部ドラマCD:[[若本規夫]] 
・第3部OVA:田中信夫 
・第3部RPG(コブラチーム)CM:[[塩沢兼人]] 
・カプコン製第3部対戦格闘ゲーム:[[千葉一伸]]
・[[第1部ゲーム>ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(ゲーム)]]の青年+吸血鬼時代、第1部劇場版:[[緑川光]] 
・第1部ゲームの少年時代:野島健児 
・第1部、第3部TVアニメ、ゲームASB、ゲームEoH:[[子安武人]]


*【概要】
ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の登場人物。主人公ジョースター家との百年に渡る因縁の相手。 

第1部と第3部の&bold(){[[ラスボス]]}。
ジョジョシリーズの代表的な存在であり、&bold(){悪役だが第1部の「もう一人の主人公」でもある。}
長くに渡り物語に多大な影響を与え続けた悪のカリスマ。そのカリスマは彼にとって敵であった[[ストレイツォ>ストレイツォ(ジョジョの奇妙な冒険)]]を吸血鬼にさせてしまうほど。

本名『ディオ・ブランドー』。
第3部以降は『ディオ』ではなく『DIO』と表記。
第1部の終盤で[[ジョナサン>ジョナサン・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)]]が一度『DIO』と呼んでいた。 
基本的には第1~第2部を『ディオ』、第3部~第6部を『DIO』と表記して区別する。
ちなみに[[第7部>ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]に登場する[[ディエゴ・ブランドー]]は『Dio』。


個性的すぎるジョジョのキャラクターたちの中でも特に人気のあるお方。
その人気っぷりはほとんど宗教に近い。
ファンの間では「ディオ」と「DIO」とで好みが分かれたりするが、やっぱりどちらも人気がある。

声優についてはかなり賛否が分かれ、
特にOVA版の田中氏は原作の肉体年齢20歳ぐらい設定を忘れるような渋さがあり肯定派と否定派で意見が分かれる。
OVAの絵柄的には合ってるという意見も。

3部格ゲーの千葉氏の「そして時は動きだす」の言い回しはゲームオリジナルで原作は「時は動きだす」だが、
原作ファンに好評でありメディアやファンによるパロディ作品でも「そして時は動きだす」は多々使われた。

そしてTVアニメ番の子安氏は言わずもがな、名セリフの数々をハイテンションで演じる様子はまさに「子安劇場」の独壇場である。

容姿の魅力、服装の奇抜さ(主に3部)、出てくるたびやたらインパクト満点な名言、珍言、名シーンを残してくれるため、ネタに事欠かない。
しかし、それは同時にDIO様の圧倒的なカリスマの表れといえよう。

余談だが、OVAのイタリア版とアメリカ版のDIO様はとてもセクシーな声をなさっているのでもし機会があれば一聴の価値あり。

近年は時を止めるというネタも色々あるが、「時を止める戦闘能力」は3部決戦の連載当時(1992年)だととても衝撃的であり、
戦闘において数秒間でも時を止めるという事がどれほど恐ろしいかと世に知らしめた存在でもある((実は1990年に時を止める能力を披露した戦士として、有名なドラゴンボールのグルドがいる……のだが、どうしてここまで差が開いたのやら……))。
ジャンプ黄金期に連載されていたこともあり、知名度は高い。
またナイフ大量投げ、ロードローラーを武器にする姿も衝撃的であり後世の創作作品でパロディも多い((格闘ゲーム「サイキックフォース」シリーズのウォン、ドラマ「SPEC」のニノマエ、弾幕STG「東方project」シリーズの十六夜咲夜等。特にウォンや咲夜は、ナイフ大量投げの技のオマージュまである。また、SPECのテレビ放映版ではニノマエのスペックに対し「ジョジョとは違う攻略法を」が模索された。))。
影響力の大きさは物語の中だけに留まらず、現実世界でもとても大きい。



*【主な活躍】
**『[[第1部>ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド]]』

&font(red){「「さすがディオ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!(}[[&font(red){&u(){CV:キリト}}>松岡禎丞]]&font(red){)」」}

容姿端麗で優れた能力の持ち主。そして何より狡猾で自尊心が高い。
左耳に三つのホクロがあり、その後の部下となる[[ワンチェン>ワンチェン(ジョジョの奇妙な冒険)]]曰く&bold(){&color(red){「強運の元に生まれついている」}}容姿であるらしい。

元コソ泥の父・ダリオ・ブランドーの一人息子として、貧民街で生まれる。
少年期には、酒場の経営の失敗で母に苦労をかけ死なせ、[[酒に溺れ暴力を振るう>児童虐待]]父・ダリオを恨んでいた。
この時の記憶は(おそらく)生涯ディオを苦しめており、ダリオに対しては「クズ」「名誉などあるものか」「死に値する」と散々な評価をしている。まぁ、ディオでなくてもそう思うだろうが。
賭けチェスなどで稼いで何とか生活は出来ていたが、(この時はまだ)善意で買ってきた薬((ただし直後のワンチェンとのやりとり(ワンチェンが「その薬、今回で最後でいいよ」と言っている)を見ていると、この時すでに心配するフリをして毒を盛っていたのではないか?とも考えられる。ダリオの性格が悪いのは最初からなので、かなり早い段階から殺意を抱いていたとしてもおかしくはない。))を&bold(){「薬買うカネがあるなら酒を買ってこい」}と暴言を吐いたばかりか、
挙句の果てに母親の形見のドレスを売るよう命じたダリオに、遂に怒りが爆発し、殺すことを決意。
ディオはダリオに少しずつ毒を盛って衰弱させていき、表向きには病死したように見せかけて殺したが、
自らの死期を悟ったダリオは、死ぬ少し前にディオに「自分が死んだら、昔助けた恩義がある貴族のジョースター卿の世話になるように」と遺言する。

そして、計画通りダリオを死なせたディオは、彼の遺言通りジョースター家の養子となることを決め、
「一番の金持ちになってやる」「だれにも負けない男になる」という野望のもと、財産を乗っ取るためジョナサンを徹底的に追い詰めた。

※例
-ジョナサンの[[愛犬>ダニー(ジョジョの奇妙な冒険)]]をボギャアァ!
-親指を!こいつの!目の中に…つっこんで!殴り抜けるッ!
-ヒロインの[[エリナ>エリナ・ペンドルトン]]を[[ズキュゥゥゥン!>ファーストキス]]

しかし、エリナにしたことがジョナサンの怒りに火を点けて喧嘩に発展した際に、
予想外の爆発力を発揮した彼に圧倒され、泣くまで殴られ続ける。

これでジョナサンの爆発力を知ったディオは、ダニーを強盗の仕業に見せかけて殺した後は精神攻撃を止め、
大学卒業まで表向きはジョナサンと仲良くし、機を待つことにする。
ちなみに、この前にジョナサンの懐中時計を借りていたが、ディオは(安物なので)いつか返すつもりでいたものの、
存在を忘れてたことやその後のゴタゴタなどで結局返しそびれてしまったらしい。(小説版より)

なお、ダリオはアルコール依存症でクズのような男であったが、貧しいなりに基本的な礼儀作法や教養は身に付けさせていたようで(ディオの独学かもしれないが)、
ディオ自身の才能もあってか、その後の悪知恵等にも大いに役立つ事になった。


…そして、7年後。
正式にジョースター家の養子((この為、正確には本名は「ディオ・ジョースター」となるのだが、一応はブランドー姓を名乗っている。))となり、名門大学に進学したディオは法学部でNo.1の成績を修めながら、
考古学の道に進んだジョナサンと共に、大学ラグビーのスター選手として脚光を浴びる日々を送っていた。
ジョナサンが恵まれた屈強な体格とパワーを活かしたフォワード選手なのに対し、ディオは華麗なテクニックとスピードでトライを狙うクォーターバックの選手だった模様。((一見、ジョナサンのチャンスを横からかっさらったようにも見えるが、それは違う。ジョナサンは主に敵の守備を崩して突撃するのが役目であり、点取り屋はディオの方である。なお、ジョナサンに目を奪われがちだが、ディオの方も端正な美貌はそのままに、大学ラグビーで鍛えた逞しい肉体を手に入れている。))
ジョースター卿はディオのことも実の息子同然に気にかけていたため、内心はどうあれ、そのまま大学を卒業して普通に就職の道を選んでも、
その気になれば裁判官や弁護士、政治家などの職に就けることは間違いない上、いずれはジョースター家の財産も半分は確実に貰えると、順風満帆の人生を謳歌できたはずだったが、
&bold(){&color(red){ディオはそんな人生を送ることをよしとはしなかった。}}
法学部に進んだのは、&bold(){如何にして合法的にジョースター家を乗っ取れるか、その計画を進めるためにすぎなかった。}
この時点で心変わりして乗っ取りを諦めていればまだ引き返せたという意味では、
ここで満足出来なかった事こそが、彼の人生における最大の不幸だったと言えるのかもしれない。

大学卒業目前に、[[ジョースター卿>ジョージ・ジョースター]]に父親と同じ毒を盛っていたことをジョナサンに看破され、とぼけようとしたがうっかり挑発にカッとなってしまい、確信を持たせてしまう。ジョナサンは「ぼくが選んだ、信頼できる看護の医師団以外から一切薬を受け取らない」ようジョースター卿に訴えたため、もう毒を盛れず乗っ取り計画は一時休止状態に。
証拠と解毒薬を見つけるためにロンドンへ向かったジョナサンが野垂れ死ぬことを願うも、
彼は有言実行して売人と解毒薬を持ち帰り、ディオは警官達に追い詰められてしまう。

逮捕されそうになるディオだったが、ジョナサンが帰還する直前に偶然、彼が研究していた古の[[石仮面>石仮面(ジョジョの奇妙な冒険)]]が[[吸血鬼]]へと変貌させるものと知った((元々は石仮面をジョナサンに被せ、研究中の事故に見せかけて殺害するつもりだった))彼は、それを使って吸血鬼となる。
この時ディオの放ったセリフはあまりにも有名。


#center(){#bold(){
&color(crimson){&sizex(5){おれは人間をやめるぞ! ジョジョ──ッ!!}}

&color(crimson){&sizex(5){おれは人間を超越するッ! }}

&color(crimson){&sizex(5){ジョジョ、おまえの血でだァ──ッ!}}
}}

この際、ジョナサンを殺すつもりだったが、誤ってジョナサンを庇ったジョースター卿を死なせてしまう。
吸血鬼になったことで得た圧倒的な身体能力と不死身の肉体を以って警官を全滅させ、
ジョナサンと[[スピードワゴン>ロバート・E・O・スピードワゴン]]をも手にかけようとするが、ジョナサンの捨て身の攻撃により一度は敗れた。

なお、浮浪者の吸血鬼に襲われた際、

#center(){
&bold(){&color(crimson){ちぐしょうーーーーー!!}}

&bold(){&color(crimson){あの太陽が最後に見るものだなんていやだーーーーーー!!}}
}

と思わず叫んでしまったが、&bold(){&color(red){本当にこの時の太陽が、ディオが人生で見た最期の太陽になってしまった…。}}

その後紆余曲折あって全身に大火傷を負いながらも、吸血鬼の不死身の肉体により、なんとか復活。
傷をいやすべくウィンドナイツロットに居城を構え、世界を我が物にすべく、ワンチェンを始めとする無数の屍生人(ゾンビ)を従えた。

そして、[[波紋]]を身に付けたジョナサンと居城のバルコニーで決闘し、ついに敗れ去る。
ちなみにこの戦いの中、数多くの名台詞が生まれている。やっぱり荒木ィはスゲェーやッ!


#center(){#bold(){
&color(crimson){&sizex(5){絞り取ってやる!きさまの生命を!}}


&color(mediumslateblue){&sizex(5){浄めてやるッその穢れたる野望!}}
}}


波紋が頭部に到達して致命傷を負う前に、自ら首をはねる事で何とか生き延びた。
しぶとい、さすがディオしぶとい。

その後、ジョナサンとエリナの乗る客船を占拠し、ジョナサンの肉体を乗っ取るため襲いかかる。
この時は今まで見下していたジョナサンを&bold(){&color(crimson){「我が友」}}と言って最大限の敬意を表すようになっており、
ワンチェンがジョナサンを侮辱すると咎めたり、なるべく苦しむことのないように殺そうとしていた。
恐らく、この時の&bold(){&color(crimson){「お前を尊敬している」}}の言葉は、紛れもない本音だったのだろう。
しかし、死を覚悟したジョナサンの最期の波紋により船は爆発炎上。

#center(){#bold(){
&color(mediumslateblue){ディオ…}
&color(mediumslateblue){君のいうように、ぼくらはやはり、ふたりでひとりだったのかもしれないな}

&color(mediumslateblue){奇妙な友情すら感じるよ…}

&color(crimson){・・・・・・!!}
}}

焦ったディオは「お前とエリナに永遠をやる」「その傷も治す」と持ち掛けるも、既にジョナサンは息絶えており、
友と認めた男の腕に抱かれながら、海の底へと沈んでいった…。


***〇必殺技
吸血鬼となったディオが独自に開発した技として、以下の2つがある。

◆&bold(){&color(dodgerblue){気化冷凍法}}
自在に肉体を操れる吸血鬼の特性を活かし、自分の身体から水分を気化し熱を奪う。
これにより、自分に触れた相手を瞬時に凍らせ、動きを封じたまま粉砕することが可能。
吸血鬼の弱点である波紋は特別な呼吸法による血液の流れが生み出すエネルギーのため、それに対抗するために血管ごと凍らせる技として編み出された。
[[第2部>ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流]]の[[柱>ワムウ(ジョジョの奇妙な冒険)]][[の>エシディシ(ジョジョの奇妙な冒険)]][[男>カーズ(ジョジョの奇妙な冒険)]]風に表現すれば、&bold(){&color(dodgerblue){『氷の流法』}}とでも言うべき能力。

[[ツェペリさん>ウィル・A・ツェペリ]]も[[ダイアーさん>ダイアーさん(ジョジョの奇妙な冒険)]]も為す術なく凍結されたが、ジョナサンの&bold(){&color(orangered){「手袋に火をつける」}}という戦法によって破られた。


◆&bold(){&color(hotpink){&ruby(スペースリパー・スティンギーアイズ){空裂眼刺驚}}}
自分の眼球に高圧を掛けて裂け目を入れ、そこから体液を発射する。
要するに&bold(){ものすごい威力の水鉄砲であり、&color(crimson){「目からビーム」}}。
命中すれば大理石の柱を容易く切断し、人間の肉体など簡単に貫通する。
眼球の裂け目は吸血鬼の自己再生能力により、すぐに元通り治癒する。
ただし、一度使うとそれなりのクールタイムが必要で、何度も連発できないのが弱点。作中でも連射している描写はない。
また、威力はものすごくても所詮水鉄砲であるため、基本的に直進させることしかできず、命中させるにはしっかりと狙う必要がある。

ジョナサンに気化冷凍法を破られ、波紋を流された際に咄嗟に編み出した技。
頭部を破壊しての一発逆転を狙うも、狙いが数センチ外れていたために敗北。
しかし、再戦時にはジョナサンの首を撃ち抜き、致命傷を与えた。

上記の技名は第2部で同じ技を使ったストレイツォが命名したもの。
なお、この時には&bold(){&color(darkorange){「波紋を流したグラスで反射する」}}という方法で破られている。
所詮は水であるが故の欠点だろう。
小説版ではエンヤ婆からこの技について「波紋使いが命名した」と聞いた様子。


**『[[第3部>ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース]]』

&font(red){「その人は あまりにも強く 深く 大きく 美しい…」}

首から下はジョナサンの肉体を得て、トレジャーハンターのサルベージ船によって海底から引き揚げられ百年の眠りから復活。
新たなる力『[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]』を身に付ける。
これ以降、「ディオ」から「DIO」名義に変わった。

その圧倒的な悪のカリスマに惹かれた者達や、
信用できないが有能であるスタンド使いに自身の細胞「肉の芽」を植え付け洗脳した者達、
殺し屋や賞金稼ぎ等、世界中に部下を増やす。

なお、DIOが眠っていた棺はトレジャーハンター達が宝の箱と間違って引き揚げたのだが、DIOの眠る棺と共に沈んだ船には実際に相当な額の美術品・貴金属等のお宝もあったようで、
後にDIOが拠点としたエジプト・カイロの館の一部屋には膨大な数の財宝で埋め尽くされていた。
恐らく、DIOが復活してからの莫大な資金源は、これらの一部を売却して、それを元手に投資などで増やして稼いだのかもしれない。((もちろん、DIOのカリスマに魅せられてパトロンとなった金持ちも相当いたと思われる。))
上記の通り、DIOは真っ当に社会に出れば充分に成功できた素質はあるので、有り得ない話ではないだろう。
[[ラバーソール]]や[[スティーリー・ダン]]の話では、DIOは部下達には成功報酬だけでなく、前払いでもきちんとギャラを払っていた((ラバーソールの話では成功報酬は1億ドル(日本円で約100億円)。前金は恐らく100万ドル(約1億円)ぐらいは貰っていたのだろう。))らしく、
肉の芽を植え付けて絶対服従させた億泰の父にも裕福な暮らしができるように金銭を送るなどをしていたことから、
少なくとも能力がある者には気前がよかったといえる。
ひょっとしたら、実父のダリオへの反発から有能な者を虐げないという思いもあったのかもしれない。
その莫大な財・コネクションは、ジョセフが興したジョースター不動産と同等かそれ以上、ほぼ&bold(){小国の国家予算並}と言っても過言ではない。
実はこの時点で、少年時代に抱いていた&bold(){「誰にも負けない一番の金持ちになる」}という最初の野望は達成できていたのである。

カリスマ性に関しては第1部の頃よりも強くなっているらしく、報酬目当ての者だけでなく、そのカリスマに惹かれた者も部下等には多かった模様。
部下の一人である[[ホル・ホース]]は、女性たちが嫌々どころか自ら望んでDIOの『餌』となって血を吸われ、死んでいくのを目にしており、
床に無造作に放置された『食いカス』こと遺体を見て「とんと分からない心理」と言いつつも、&bold(){「悪魔の人望」}と恐れていた。

ジョセフによると第3部の舞台はDIOが復活してから4年後であり、
DIOがジョナサンの体を奪って復活し、スタンドを得たことに呼応して、ジョースター一族の者もスタンドが発現し始める。
承太郎たちより一年早く発現したジョセフのスタンド、『ハーミット・パープル』による念写に写ったことでDIOは復活したことを知られたが、
DIOもまた、ジョセフに念写される度に「見られたような感覚」を味わっていたようで、ジョナサンの子孫が現代にも生きていることを知った。

そして、DIOはジョナサンの子孫であるジョセフ、承太郎と、その仲間たちが自分を倒しに来ていることを察知し、
過去の因縁を抹消するために、エジプトのカイロにある館を拠点に、“ジョースター・エジプト・ツアー御一行様”に刺客を差しむけた。 

[[アヴドゥル>モハメド・アヴドゥル]]によると、初めてDIOと会った時の印象は、
「心の中心にしのびこんでくるような氷りつく眼ざし」「黄金色の頭髪」「すきとおるような白いハダ」「男とは思えないような妖しい色気」に加え、
話しかけてくる声は(たとえ警戒していても)こちらの心を安らがせる「危険な甘さ」を持っていたという。

決戦までは顔が影で隠れた姿で登場し、『影DIO』とフィギュア化の際に正式に名付けられた。

カイロ市街での決戦ではそのカリスマを遺憾なく発揮。
手始めに、通りすがりの[[ウィルソン・フィリップス上院議員]]を使い、道路交通法をガン無視。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){話の本筋と全く関係なく大量殺人&要人の殺害という大事件を起こし}}読者の度肝を抜いた。
車を投げ付けたり、素手で道路標識を真っ二つにするなど、身体能力は1部よりも上昇しており、特にOVAでは&bold(){蹴りで列車を横転させ、船をひっくり返す}など原作以上の怪力を見せていた。

そして、[[エンヤ婆>エンヤ婆(ジョジョの奇妙な冒険)]]からもたらされた「時間を止める=世界を支配する能力」たるスタンド『[[ザ・ワールド>世界(ザ・ワールド)]]』で[[花京院>花京院典明]]を葬り去り、
[[ジョセフ>ジョセフ・ジョースター]]にも瀕死の重傷を負わせた。


#center(){&bold(){&color(gold){&sizex(5){知るがいい…………「&ruby(ザ・ワールド){世界}」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!}}}}


事実『ザ・ワールド』の能力は圧倒的で、パワーやスピードは勿論、近距離型スタンドでありながら射程距離は&bold(){&color(gold){10メートル}}。
[[承太郎>空条承太郎]]のスタンド『[[スタープラチナ>星の白金(スタープラチナ)]]』をほぼすべての面で上回っている。((ただDIO自身は精密動作性でもスタプラを上回っていると豪語していたが、公式のスタンド評価においてはスタプラの精密動作性が「A」なのに対しザ・ワールドは「B」と彼の発言と矛盾している))。
そして何よりも&bold(){&color(gold){時間を5秒間止める}}という、DIO本人曰く「世界を支配する」スタンド能力には誰も太刀打ちできなかった。

ちなみに、「スタンドは一人につき一種類のみ」という原則の例外に当てはまるキャラクターであり、
劇中序盤には、ジョセフの『ハーミット・パープル』に似た、念写が出来るスタンド能力を使用していた。
劇中ではこれに関して明かされることはなかったが、後に刊行された書籍でジョナサン(の肉体)のスタンドと判明した。

もっとも使用したのは序盤だけ、それも一回のみ。
ジョースター御一行様の動向が念写せずとも把握できるようになったために使わなくなっただけなのか、
ジョナサンの肉体がさらに馴染んだなどの原因で使えなくなったのかは不明。
ちなみに、念写を使うためには思いっ切り(当時は高級品だった)インスタントカメラをブッ叩いて壊さないといけないジョセフに対し、
DIOはカメラを軽く叩けば念写出来るので、とりあえずコスト面ではジョセフの『ハーミット・パープル』より高性能だったりする。

しかし、承太郎のスタンド『スタープラチナ』が『ザ・ワールド』と同じタイプのスタンドであったことと、
花京院からの遺言を読み解いたジョセフから承太郎が、『ザ・ワールド』が「時間を止める」能力を持っていると戦闘直前に教えてもらっていたことから、
承太郎は戦いの中で『ザ・ワールド』によって「時間が止まった世界」を認識し、「止まった時の中で動く」ことを意識し続けながら、
ハッタリやトリックでDIOを警戒させて『ザ・ワールド』の能力を幾度か使わせることで、ついに一瞬だけ時間停止中に動けるようになり、
トリック((手帳かなにかに付いていた磁石をDIOの腕輪にくっつけ、承太郎は自身の袖のボタンがその磁石に反応して動いてるようにみせた))を見破って「承太郎は時間停止中に動けない」と確信し、
時間停止中にトドメを刺しに行ったDIOは彼から予想外の一撃を喰らってしまう。
ちなみに後述のアイズオブヘブンにおける天国に到達した彼はスタープラチナが同タイプのスタンドということに驚いていた為、このタイミングで承太郎を始末したと考えられる。

油断していたところに逆襲を受けたDIOは、なんとか回復した上で「時間停止中に雨あられとナイフを投げ付け、解除と共に一斉に襲わせる」処刑法を実行し、
承太郎が何秒間時間停止中に動けるのかを見極めると共に、彼に(DIO視点で)致命傷を与え、不意打ちしてきた[[ポルナレフ>ジャン=ピエール・ポルナレフ]]をも返り討ちにするが、
迫真の死んだふりをしていた承太郎にまたもや油断してトドメを刺しに行った際に、今度は吸血鬼にとっても致命傷になりかねない頭(脳)に痛恨の一撃を喰らう羽目に。辛うじて死にはしなかったが、さすがにこれは効いた。

頭が破壊されたことで足が自由に動かなくなり、頭痛と吐き気に苦しめられるDIOは絶体絶命に陥るが、
最早こちらを死に体と考えている承太郎を誘導し、ジョセフが倒れている通りに文字通り「叩き込ませる」起死回生の策を実行。
そしてジョセフの血を吸うことでダメージを回復すると共に、ジョナサンの体を自身に完全に馴染ませ、最高に「ハイ!」になって完全復活。
停止可能な限界時間も&bold(){&color(gold){9秒}}まで延長され、パワーアップしたDIOは承太郎に最後の攻撃を仕掛ける。

しかし、怒りでプッツンした承太郎の爆発力で覚醒した『スタープラチナ』により、自身の時間停止の限界時間直前に「時を止め返され」、
動けなくなったところに強烈な蹴りを両ひざ辺りにもらって転倒。再び絶体絶命の危機に陥る。
ここで承太郎から「満足に身動きが取れない相手を嬲り殺すという決着の付け方は、自分の心に後味の良くないものを残す」という理由で、
「お互いにDIOの傷が癒えるまでその場で待ち、癒えた瞬間にスタンドでの攻撃を繰り出す」という西部劇の決闘めいた決着の付け方を提案されたDIOは、
そのあまりにも「人間的」な精神を内心で罵倒しながら、こちらの傷が癒えるのを待つ承太郎に血の目潰しという不意打ちを行い、
直後に「勝った!」と言いながら渾身のスタンドによる蹴りを放つが、視界を奪われながらも繰り出した承太郎の反撃の拳に打ち負け、
その一撃で粉砕された世界と同じ傷をDIO自身も負う形で頭部は完全に破壊され、承太郎に完全敗北を喫した。

なお、蹴りで拳に負けて全身粉砕されたことを疑問視する声も多いが、スタンドとは精神のエネルギーなので、
卑怯な手段によって勝ちを拾おうとした時点で、ブチギレ状態の承太郎とはスタンドパワーに差があったのだろう。
そもそも、五体満足な状態での打ち合いでも、承太郎が「プッツン」した後の『スタープラチナ』は拳の破壊力で『ザ・ワールド』を上回っていた。
また、DIOは過去に左半身が弱いと語っていた。この時キックを放ったのは左脚…
もし最高にハイ!になっても左半身がまだ不調だったのなら、これもDIOの敗因の一つといえよう。

敵の傷が回復するまでは追撃しないと宣告し、(おそらくは)その通りに待っているつもりだった承太郎の隙を突くことばかりに気を取られ、
自分の『ザ・ワールド』が急成長を遂げた『スタープラチナ』にパワーでは負け始めていることを無視し、
怪我で弱ったままに(不意打ちしたとはいえ)スタンドによる直接戦闘を仕掛ければ、打ち合いで敗北するのは必定である。
もしも承太郎に提案された通りに自身の傷が癒えるのを待った上で、西部劇の決闘形式で挑んだのならば、まだDIOに勝ちの目はあったであろう。
まさに、"人間"であることと誇りを捨て、それらを重視する“人間”の承太郎を侮ったが故の敗北であった。

その後、DIOの肉体になったジョナサンの身体は朝日によって灰にされ、DIOは野望と共に紅海に散った。享年:126歳。


#center(){&bold(){&color(darkslategray){&sizex(5){てめーの敗因は…たったひとつだぜ…DIO…たったひとつの&ruby(シンプル){単純}な答えだ…}}}}

#center(){&bold(){&color(darkslategray){&sizex(5){「てめーはおれを怒らせた」}}}}



ちなみに、DIO視点で第1部から第3部までの彼の軌跡を追うと、
自らの悪事が元だがキスした女の子に&bold(){『泥水以下の汚物にキスされちまったよ』}と言わんばかりに泥水で口を洗われ、
海の底に沈んでいる間に元配下が起こした殺人を自分のせいにされ(ジョージ・ジョースターⅡ世を間接的に殺害、と書かれる)、
100年ぶりに復活したと思えば初対面の観光客(花京院)にゲロを吐かれ、占い師(アヴドゥル)には初対面で逃げられ、
別に手を出したわけでもないのにクソッタレ野郎と罵られて命を狙われる&bold(){(花京院に襲撃させなくてもホリィの件でどのみち承太郎とジョセフが殺しにやってくる)}、
など、割とカワイソーな目に遭っている。
まあ、「先祖を殺害した上にその遺体を奪って好き放題している」という時点で、ジョースター家に恨まれるのは当然っちゃ当然かもしれないが。

第3部中、何故か一度も第一部で使用した気化冷凍法や空裂眼刺驚を使用しなかったが、
これは[[荒木氏>荒木飛呂彦]]が忘れ……じゃなくて新しい能力が好きなDIOの性格上だとも思われる。

だが空裂眼刺驚に関しては、急所に当てられなければあまり意味の無い技なので使わなかった可能性もある。
DIO自身、ジョナサンに1度使用した時は急所をはずし、2度目はジョナサンに致命傷を与えたが、直線に進むのみなので命中率が悪いことは実証済みである。
第2部のように波紋で返される心配がなかったとしても、スタンド相手に通用するかどうかは未知数。

ちなみに第3部ドラマCD版では使用、第3部格ゲーでは必殺技として使える。
体液なので漫画作中では連射をしていないが、ゲームでは当然ながら連射ができる。ガード不能で高威力だがコマンドが複雑で出も遅い。

気化冷凍法はジョナサンの肉体になったので使えなくなったという説もあるが、
仮に使えたとしても波紋を封じるために開発した技なのでスタンドには効かないとも考えられ、
自分の肉体を凍らせている間に敵スタンドの攻撃で粉々にされる危険がある。

あとたまに「何でロードローラー?」という意見もあるが、
承太郎から離れた状態で上からラッシュをして、圧死、即死を狙うためのちゃんとした有効手段である。
我々の感性からすれば虫を殺す時に新聞紙を被せて上からスリッパで叩くようなものである。
&s(){でも7秒以内に持ってくるってどういうことよ。予め用意していた?}

第2・4・5・6部には会話や写真、過去のシーンのみで出てきたり、彼の因縁を受け継ぐ者たちが登場する。


**『[[第2部>ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流]]』
第1部に登場した波紋使い[[ストレイツォ>ストレイツォ(ジョジョの奇妙な冒険)]]が老いによる衰えを実感していた矢先に石仮面を発見。
かつて吸血鬼ディオが見せた圧倒的な能力や美しさ、不老不死に憧れたこともあり、吸血鬼となる。
また、回想シーンで配下の一人だったたった一人逃げ延びた屍生人が登場する。


**『[[第4部>ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない]]』
虹村兄弟の父親がDIOが死んだことにより暴走した「肉の芽」の被害者であると共に、
彼の配下であったエンヤ婆が持っていた『弓と矢』が、物語序盤では重要なキーアイテムとして登場した。
そして、写真のおやじこと[[吉良吉廣>吉良吉廣(ジョジョの奇妙な冒険)]]は、この『弓と矢』を使ってDIOの手先となるスタンド使いを作り出していたのでは、という説もある。((後年のインタビューで、「吉廣もまた虹村父と同じくDIOが才能を認めた一人だった」と荒木氏が答えており、DIOと1度は面識があったようである。))


**『[[第5部>ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風]]』
主人公である[[ジョルノ・ジョバァーナ]]がDIOの息子。
血縁上は『DIOが乗っ取ったジョナサンの身体で作った子供』であるので、ジョースター家の黄金の精神やジョナサン張りの爽やかな雰囲気を受け継いでいるが、
ある時期を境に黒髪が金髪に変化したり((なお、成長に伴って「金髪が黒髪に変わる」ことは現実でもよくある。ただし「黒髪が金髪に変わる」ことはない。もちろん、染色や脱色とは別の話。))、「無駄無駄」が口癖だったり、ラッシュ時には「無駄無駄」「WRY(読みは「ウリャー」表記)」と叫んだり、
自身が嫌悪するタイプの敵には冷酷で容赦ない攻撃を行う((例:ポルポのバナナを拳銃に変え自殺に見せかけて殺す、ベイビィ・フェイスの体内にご存知ピラニアを忍ばせダメージを与える、メローネにベイビィ・フェイスを残骸から作った毒蛇という形で返却する、チョコラータが死んでても生きててもいいように弾丸にクワガタの命を与えて確実に死ぬように仕向け、それでもしぶとく生きてたチョコラータを燃えるゴミにするetc…))等、DIOの要素も受け継いでいる。
また、第5部最終話のジョルノと第6部に登場したDIOは親子だからか顔も結構似ている。

これは第2部でエシディシが「他人とくっつけた体はいずれ元のサイズに戻る」と発言してたり、
第3部で体が馴染むごとに吸血鬼化するということが説明されてたり、
完全に馴染んだ時に星の痣が消えていたので馴染むごとにジョナサンとDIOの要素が混じってるからだと思われる。

ちなみに第3部のヴァニラ戦前にあと一人の血で体が我がものになるとDIOが言っているので、決戦に出てきた時はもうほぼ馴染んでいた他、
1985年生まれのジョルノは、第3部の1987年の時にはもう生まれている。

なお、ジョルノはDIOの写真を持ち歩いているようだが、いつ、どこで、しかもサイン入りブロマイドのように「DIO」と書かれたこの写真を手に入れたのかは不明。
母親が持っていたものをもらったのだろうか?
ちなみにアニメ版だとこの写真は第3部におけるジョセフが念写した後ろ姿になっている。写真を撮られる時はこのポーズとかの拘りでもあるのだろうか?
また、アニメ版の最終回と『眠れる奴隷』の回のOPでは、ボスの『キング・クリムゾン』が発動している状態で、
ジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』が発現する、物語のクライマックスのカットがあるのだが、
このシーンのジョルノがこのDIOと同じポーズ及び似た髪型になっている上、顔にも影がかかるなど、『DIOと親子』という設定を活かしたオリジナルの演出が施されている。


**『[[第6部>ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン]]』
生前のDIOを知る[[プッチ神父>プッチ神父(ジョジョの奇妙な冒険)]]と、部下のジョンガリ・Aが登場。
プッチの過去のシーンで、プッチとDIOの出会いや家で遊んでいるDIOも登場。
ちなみにプッチは「&bold(){神を愛するように君を愛している}」とか言っている。

プッチに「天国へ行く方法」を教授していた。DIOの「骨」から生まれた緑色の赤ん坊は重要な役割をもつ。
また、第5部のジョルノ以外のDIOの息子、[[ウンガロ>ボヘミアン・ラプソディー(ジョジョの奇妙な冒険)]]、[[リキエル>リキエル(ジョジョの奇妙な冒険)]]、[[ヴェルサス>ドナテロ・ヴェルサス]]が出てくる。

息子たちはDIOに育てられていないが、天国の時のために導かれるように集まった。子供を作ったのは協力者を作るためだったようである。
なお、同じくDIOの息子であり、第5部主人公のジョルノも、登場しなかっただけで第6部の舞台であるフロリダに来ていたことを仄めかされている。
他の息子たちやプッチ神父と合流していたらどうなったかは想像するしかないが、ポルナレフ経由で承太郎の情報を得ていたとして、
プッチ神父たちの目的を知ったなら、おそらく徐倫達の味方をしていたことだろう。


*【名セリフ集】
**●第1部
-URYYY!!
-WRYYYYYYY!
-ぼくは一番が好きだ。ナンバー1だ!誰だろうとぼくの前でイバらせはしないッ!
-孤独は人間をカラッポにするからな!ヤツを無気力なフヌケにしてやる!
-君………もうジョジョとはキスはしたのかい?まだだよなァ。初めての相手はジョジョではないッ!このディオだッ!ーーーッ
-このきたならしい阿呆がァ―――ッ!!
-あいつの名誉に誓うだと?かんちがいするなッ!あんなクズに名誉などあるものかァーーーッ!!
-酒!飲まずにはいられないッ!
-おれは人間をやめるぞ!ジョジョーッ!
-貧弱!貧弱ゥ!
-たいていの人間は心に善のタガがあるッ!そのため思い切った行動がとれんッ!すばらしい悪への恐れがあるのだッ!&br()だが!ごくまれに善なるタガのない人間がいる…悪のエリート!おれや…きみがそうだ…。&br()どうだ?このディオの下僕にならないか?このディオに服従するのだ闇のジャック!そばまで来いよ、ジャック・ザ・リパー。
-食物連鎖というのがあったな…。草はブタに食われ、ブタは人間に食われる。我々はその人間を糧としているわけか………&br()人間を食料にしてこそ「真の帝王」……フハハハ
-生き血こそ力!永遠こそ望みッ!
-おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?
-愚者がァ!きさまの腕ごとカメを砕くように頭蓋骨を陥没してくれるッ!
-貧弱貧弱ゥ…ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ~~!
-『波紋』?『呼吸法』だと?フーフー吹くなら…このおれのためにファンファーレでも吹いているのが似合っているぞッ!
-オレは歴史さえも下僕にできるッ!
-礼儀を知らぬものは生きる価値なしだな。
-カエルの小便よりも………下衆な!下衆な波紋なぞをよくも!よくもこのおれに!&br()いい気になるなよ!KUAA!てめえら全員!&ruby(アンデッド){亡者}どものエサだッ!青ちょびた面をエサとしてやるぜッ!
-コリコリ弾力ある頚動脈にさわっているぞォ、ジョジョ!このあたたかい弾力!ここちよい感触よッ!
-&ruby(モンキー){猿}が人間に追いつけるかーッ。おまえはこのディオにとってのモンキーなんだよジョジョォォォォーーーッ!!
-神がいるとして運命を操作しているとしたら!俺たちほどよく計算された関係はあるまいッ!


**●第3部
-きさま!見ているなッ!
-花京院くん恐れることはないんだよ 友だちになろう
-おれは『恐怖』を克服することが『生きる』ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな『恐怖』をも持たぬ者ッ!
-「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」&br()名声を手に入れたり人を支配したり金もうけをするのも安心するためだ 結婚したり友人をつくったりするのも安心するためだ 人のため役立つだとか愛と平和のためにだとかすべて自分を安心させるためだ&br()安心を求める事こそ人間の目的だ
-無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
-このDIOが生まれた時代は馬車しか走っていなかった。
-歩道が広いではないか・・・行け。
-関係ない 行け。
-知るがいい…「&ruby(ザ・ワールド){世界}」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!
-せっかくジョセフがわたしの「世界」の正体を試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた気分で教えてくれたというのに……。
-我が運命にあらわれた天敵どもよ、さらばだ。
-「&ruby(ザ・ワールド){世界}」 時よ止まれッ!
-時が止まっているのに、5秒とはおかしいが、とにかく5秒ほどだ……フフ。
-早く持って来いッ!!スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな……。
-フン!逃がれることはできんッ!きさまはチェスや将棋でいう『&ruby(チェック・メイト){詰み}』にはまったのだッ!
-貴様が何秒動けようと関係のない処刑方法を思い付いた。
-静止した時の中を動けるのはたったひとりでなくてはならない…。&br()思うに自動車という機械は便利なものだが、誰も彼もが乗るから道路が混雑してしまう。止まった時の中はひとり……このDIOだけだ
-『ジョースター・エジプト・ツアー御一行様』はきさまにとどめを刺して全滅の最後というわけだな……。
-これが我が『逃走経路』だ…きさまはこのDIOとの知恵比べに負けたのだッ!
-ンッン~~♪ 実に!スガスガしい気分だッ!
-ジョースターの血統というのは我が運命という路上にころがる犬のクソのようにジャマなもんだったが…&br()最後の最後はこのDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ…
-最高に『 ハイ!』ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ
-不死身ッ!不老不死ッ!フフフフフフフフッ。スタンドパワーッ!
-とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!我が『知』と『力』のもとにひれ伏すがいいぞッ!
-WRYYYYYYYYYYYYYYーーーッ
-ロードローラーだッ!
-(『あと味のよくないものを残す』とか『人生に悔いを残さない』だとか…&br()便所ネズミのクソにも匹敵する、そのくだらない物の考え方が命とりよ!&br()このDIOにはそれはない…あるのはシンプルなたったひとつの思想だけだ…&br()たったひとつ!『勝利して支配する』!&br()それだけよ…それだけが満足感よ!&br()過程や……!方法なぞ………!)「どうでもよいのだァーーーーーーッ」
-うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!ば…ばかなッ!………こ…このDIOが………このDIOがァァァァァァ~~~~~~ッ


**●第6部
-幸福とは無敵の肉体や大金を持つ事や人の頂点に立つ事では得られない。
-真の勝利者とは、「天国」を見た者の事だ………どんな犠牲を払っても、わたしはそこへ行く。
-どんな者だろうと、人にはそれぞれ、その個性にあった適材適所がある。王には王の……料理人には、料理人の……それが生きるという事だ。&br()スタンドも同様、「強い」「弱い」の概念はない。
-すぐれた画家や彫刻家は自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな。まるで時空を越えた「スタンド」だ…。 
-必要なものは『勇気』である。わたしは一度スタンドを捨て去る『勇気』を持たなければならない。
-「生まれたもの」は目覚める。信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して…『友』はわたしを信頼し わたしは『友』になる。
-君は「引力」を信じるか?わたしに躓いて転んだ事に意味がある事を!?


*【余談】
名前の由来はジョジョと音の響きを比べてイタリア語で『神』を意味する『ディオ』。
かの[[ヘヴィメタル]]大成者の一人、故[[ロニー・ジェイムス・ディオ]]氏のバンド『DIO』からでもある。

ロニー氏については、ディープ・パープル(『ハイウェイスター』などののバンド)から脱退した[[リッチー・ブラックモア]]が、
ELFと言うバンドから彼を引き抜き[[RAINBOW>RAINBOW(バンド)]]を結成(有名曲『キャッチ・ザ・レインボー』など)。
そして[[BLACK SABBATH]]に参加した後、自ら[[DIO>DIO(バンド)]]を結成。
絶対音感のヴォーカリストとしてHR界の重鎮としての地位を不動のものとした。
DIOのメンバーがWHITESNAKEに移籍していたり逆にWHITESNAKEのメンバーがDIOに参加してたりもする。

ジョージとダリオ、シュトロハイム等2部までは映画ネタがあったので、名字の由来は俳優のマーロン・ブランドという説がファンの間では一般的である。


承太郎との最終決戦で何故かロードローラーを持ち出しているが、2人分の近距離パワー型スタンドに殴られたにも関わらず殴られた箇所がベコベコに凹まされた程度で、意外にも爆発などはしていない。
一方で、ゲームの必殺技としてロードローラーが出てくる際は、%%その場に残っていても邪魔なので%%基本的に爆発している。
OVA版ではタンクローリーに差し替えられているが、こちらは爆発炎上する。スタープラチナが時を止め返して炎のゆらめきが止まるシーンは映える。


隠れた名言と言われているのが第3部[[ヴァニラ・アイス>ヴァニラ・アイス(ジョジョの奇妙な冒険)]]戦前の「…ええと なんだっけ…」である。

ヴァニラと会話している際、ジョースター一行のポルナレフとアヴドゥルの事を忘れており、
「…ええと なんだっけ……そう…」と思い出すのだが威圧感ありまくりの迫力ある原作画、
なおかつ超シリアスなシーンでウッカリ屋な姿がギャップがあり面白いと、好印象をもっている読者は結構いる。
DIO様本人はいつも真剣でありシリアスなキャラクターなのだが、よく見ると意外とお茶目なのではと思われる言動が所々ある。

ちなみにこれはアニメでも上記のシリアスな空気を完全に再現しながらも、このセリフもきっちり言わせている(「なんだっけ」はカットされていた)。
もちろんその後の「ドアぐらい開けて出ていけ」もしっかり言わせている。

なお、TVアニメで演じた子安武人氏は勢いで演じることにして台本をあまり読み込まなかったとのこと。
また、ディオ自身のことは「[[何も成長していない>安西先生]]」と評している。


画集ジョジョベラーのヒストリーブック、ジョジョニウム3巻や他インタビューで、
作者がホラー要素のある漫画でどこまでも上を目指すディオを描くことを熱望してたこと、
ディオは悪い奴とわかっているのに人が惹かれてしまう、どうやって倒すのかと思ってもらえるような『究極の悪』、
読者がちょっと憧れるような部分も持った『共感できる悪』がテーマということが語られている。 

ジョジョニウム17巻の3部DIO誕生秘話では、第1部より成長した「悪」を感じさせたいと思って描いたという事と
もし承太郎に勝利したとしたら、その後も自分を超えようとするものは片っ端から潰そうとするだろうけど、
積極的に動くタイプでは無いので変わらずエジプトで待って迎え撃ちそうということが語られている。

DIOは承太郎とジョセフのことをジョナサンの血統というより、乗り越えるべき得体のしれない「運命」と思っており、宿敵と思っていないそう。
海底から復活した4年間は吸血鬼がいるのに討伐もされず、人間界で仲間を増やし上手く生活してるので、
承太郎たちが倒さなかったらのちの6部で出てくる天国には、すんなりと到達していたのかもしれない。

ちなみにジャンプ編集部によると魅力的な主人公を描くことを出来る人は多いが、魅力的な悪役を描くのは非常に難しく才能がいることであり、
魅力的な主人公と人気悪役の両方を産んだ荒木氏の才能は高く評価されている。

またジャンプのアクション漫画といえば「より強い敵が登場する」所謂パワーインフレする作品が主であるため、その点でもDIOは異質だった。
そもそも1部の時点で、不死身の吸血鬼なのに波紋も修行も知らない''ラグビーが得意な大学生に敗北''しており、3部4部に見られる「パワーインフレへのカウンター」のかもしれない。


*【ジョジョの奇妙な冒険 Eyes of Heaven】
サイバーコネクトツー・バンダイナムコゲームス開発のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン』では荒木先生デザインによる「天国に到達したDIO」が登場。

その実態は唯一、承太郎達を倒し、天国に到達することができた平行世界のDIO。
&bold(){あまりにもブッ飛んだデザインと天国に到達したことにより進化を遂げた『ザ・ワールド』の能力には多くのファンが度肝を抜かれた。}
愛称は「天国DIO」、「天DIO」など。

序盤では全く出てこないが敵にはあの方と呼ばれ(実際原作を読んでいる者、公式サイトや公式PVを見ている者にはモロバレなのだが)、
中盤で8対1という構図になるも、ジョジョ最強候補と名高い『[[タスクACT4>牙(タスク)]]』や『[[ゴールド・E・レクイエム>ゴールド・エクスペリエンス(ジョジョの奇妙な冒険)]]』を無力化し、
『スタープラチナ』の一撃を頭部に受けるも瞬時に治癒、三人まとめてラッシュで吹き飛ばすという圧倒的なスタンドパワーを見せつけた。
ちなみに基本世界のDIOはチュートリアル役。

戯れに洗脳を中途半端にしていたヴァレンタイン大統領が承太郎達に根回ししていたことを知ると、無数の平行世界を逃げ続ける彼を追跡し追い詰める。
その能力を惜しく思い勧誘するも断られ、彼の正義を正面から撃破し、『タスクACT4』のように彼をあらゆる平行世界から消滅させた。


#center(){&bold(){&color(gold){&sizex(5){まさか…『このDIOを倒す』などと思いあがっているのではないだろうな?}}}}


終盤では承太郎が『ザ・ワールド・オーバーヘブン』の能力が『真実を上書きする能力』だと看破。
プッチが倒された事を察知しエジプト・カイロで待ち受ける。

承太郎・ジョニィと戦う事になるが、戦いの間にスタンド使いの亀、ココジャンボを奪取し、亀の中の仲間達を洗脳し各時代に送り込む。
承太郎・徐倫以外の歴代ジョジョと同士討ちさせることに成功し、罠に嵌め、彼らの『魂』と『聖なる遺体』を吸収することに成功。

承太郎に『存在しない』という真実を上書きするが、『スタープラチナ』が『ザ・ワールド』と同じタイプのスタンドだったために真実を上書きする能力に目覚め、
&bold(){DIOの上書きしたした真実を上書きし直すことによって無力化されるが}、能力に目覚めたばかりの承太郎では上手く扱えず、承太郎を再び追い詰める。

徐倫の魂も吸収し、承太郎にトドメを刺そうとするが、拳での一撃を基本世界(天国DIOからしたら平行世界の自分)のDIOの腕輪で防がれる。
&bold(){平行世界と平行世界のモノはヴァレンタイン大統領以外、周りに破壊を及ぼしながら消滅する}というルールによって、自分の腕輪と基本世界の腕輪が
自らの腕に破壊を及ぼしながら対消滅したため腕を破壊され、腕輪を握っている『スタープラチナ』の一撃を防いだもう片方の腕も同原理で破壊される。
基本的に自分の拳で触れた対象を上書きする能力であるため、腕を破壊された天国DIOは真実の上書きを封じられる。

承太郎vsDIOのラストと同じ流れになるが、血の目潰しを一度経験している承太郎には軽くあしらわれ、
真実の上書きの力を込めた『スタープラチナ』の両拳のラッシュをくらい、真っ二つになって&bold(){正真正銘消滅}。
その際天国DIOが吸収した魂、聖なる遺体は解放される。

ラストの流れが呆気ないせいでオーバーヘブンに目覚めた承太郎よりも弱いと言われているが、
そもそも直接の敗因は&bold(){「3部後半の時と同じ腕輪をつけていた」}なので、彼が腕輪をつけていなかった場合、承太郎は頭を破壊され死んでいた。

ゲーム中では味方を洗脳しエネミー状態にしたり、
承太郎が知覚できないレベルの瞬間移動(つまり承太郎も入門できない時間停止の可能性が高い)したり、
落雷を落としたり、洗脳や消滅の真実をのせた黒いもやを別の時代、別の場所に送ったりと好き放題しているので、
実際拳で触れなければ真実を上書きできないかどうかも怪しい。

なお、承太郎の原作と同じような展開での能力開花に原作(基本世界のDIO)と同じように動揺したり、
最後の手段も目潰しで隙を作り殺そうとしたり、勝利への確信をした瞬間のセリフも原作と同様だったことを考えると、
平行世界の承太郎が時止めに覚醒、もしくは一瞬以上動けるようになる前に彼を殺した可能性が高い。

尤も、承太郎から遺体を奪えなかったことについて動揺しなかったことを考えると、承太郎が自分の能力に対抗できること(一瞬以上動けること)は知っていた可能性が高いと思われるため、恐らく前者の承太郎が時止めに覚醒する前に始末した可能性が高いと思われる。
あるいは、同世界のプッチ神父が3部の承太郎たちと対峙しているらしいことを考えると、プッチとの戦いで敗北した可能性もゼロではない(もしプッチが敗北・死亡したとしても、天国に到達したDIOが真実の上書きで蘇生させたと考えればつじつまは合う)。

ちなみに天国に到達したDIOとは別に、1部のディオ・ブランドーも登場している。
%%DIOの死体消滅させたならコイツを天国DIOとぶつければよかったんじゃ…?それともこのディオは天国DIOと同じ時系列のディオなのか、ジョナサンの肉体を乗っ取ったことで何かしらの変質が起きて対消滅が起きなくなったとかだろうか?%%


追記・修正はズキュゥゥゥン!のあと人間をやめて時を止めてロードローラーを持って来ながらお願いします。

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- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました  -- 名無しさん  (2016-03-26 10:31:09)
- ↑乙です。ところで記事の最後の部分  -- 名無しさん  (2016-12-27 17:57:53)
- ↑間違えました。続き 確かに承太郎のオーバーへブンより弱いとはまったく思わないけど、その後のもしもの仮定はいらないと思う。まやかしの真実は、運命が紡ぎ出した真の真実の前に敗れたんだから。  -- 名無しさん  (2016-12-27 18:01:29)
- ジョセフの血を吸ってから見た目がオカマっぽくなったよな  -- 名無しさん  (2017-02-06 15:31:00)
- 落雷を落とすってなんだよ(哲学)  -- 名無しさん  (2017-02-15 18:45:44)
- ↑ジョセフには女装癖があったからな  -- 名無しさん  (2017-02-27 19:55:58)
- 女装癖じゃないだろ  -- 名無しさん  (2017-04-02 05:39:53)
- 「ええと、なんだっけ」はポルポルくんとアブドゥルをほとんど脅威にすら感じてないって意味(=DIOの強大さ)だと思ってたので特にシリアスブレイクと感じてなかったなぁ  -- 名無しさん  (2017-04-02 06:02:32)
- 二撃目に波紋宣言された時、一撃目に流れてなかった事にすっごく安堵してそう。  -- 名無しさん  (2017-05-01 23:39:06)
- 鱗翅目(蝶・蛾)に例える場合、DIOがヤママユガなら承太郎は鱗翅目に例えるなら何になる?  -- 名無しさん  (2017-05-06 16:17:40)
- ↑7 微妙にオネエっぽい喋りしてたから影響したんかね…  -- 名無しさん  (2017-11-14 10:54:16)
- ↑どんどん影響されていってそのうちテキーラ酒をもってまいりましたの~(ナヨォナヨォ)とか言い出したかもしれないと思うとあそこで承太郎にやられて幸せだったかもしれない(錯乱)  -- 名無しさん  (2017-12-13 15:06:19)
- ↑そうなる前に引導を渡されたDIOは幸せ者だなぁ  -- 名無しさん  (2018-01-21 00:54:29)
- ソシャゲのジョジョDRでは時を止められる能力の恐ろしさを存分に発揮 正直強過ぎ  -- 名無しさん  (2018-02-01 13:17:52)
- OVAではロードローラーの代わりにタンクローリーを使ってたな  -- 名無しさん  (2018-07-04 17:43:54)
- 三部以降でDIOと名乗っているのは忌み嫌う父親の姓を捨てたかったのかもしれない。血統を大切にする主人公サイドとの対比になっているのは興味深い  -- 名無しさん  (2018-07-04 18:32:57)
- 激昂しやすい事より調子に乗りやすい所を反省するべきだったと思う。子供の頃のケンカと承太郎に負けたのもそのせいだし  -- 名無しさん  (2018-08-20 22:09:55)
- グルドェ…… 時を止める時間だけで言えばグルドの方が上のはずなのに……  -- 名無しさん  (2018-09-21 22:02:45)
- ワンチェンの傷と、「血液の流れが関係するらしい」という情報だけで、気化冷凍という何がどう作用しようとも対抗できる手を思いつく発想力が怖い。  -- 名無しさん  (2018-10-08 14:03:49)
- 第一部で「犬が嫌い」と言っていたので第三部でのたたかいにいぎーが戦いにイギーも参加していたらヴァニラ以上に集中的に攻撃しそうだ。  -- 名無しさん  (2019-09-14 00:35:42)
- なんかタグ多くね?  -- 名無しさん  (2019-09-14 01:28:44)
- 友人のプッチは「自分を悪と気づいてない最もドス黒い悪」でこいつは「悪のエリートと自称する開き直った外道」。どっちもどっちの嫌な友情関係だなぁ…  -- 名無しさん  (2019-09-30 21:17:58)
- 「車か。なかなかのパワーとスピードだ」→数十分後「ロードローラーだ!!!ぶっ潰れろォ!!!」 この横からじゃなくて上からぶつける斜め上の発想すこ  -- 名無しさん  (2019-10-17 19:33:15)
- 「自分が敗北したという真実」の上書きだけは出来なかった天国ディオがすごく好きなんだよな。最後のやられ方が完全に原作をなぞるのも鮮やかな負け方。  -- 名無しさん  (2020-01-09 19:58:48)
- ↑3 同じ深い縁を持つ男でも悪性のかけらもなかったジョナサンに比べて、堅気のようで根っこが悪だったプッチとは気が合ったんだろうなあ  -- 名無しさん  (2020-06-27 16:07:56)
- このDIOが生まれた時代は馬車しか走っていなかった←ジョースター家に着たときの登場シーンを思い出す、感慨深い  -- 名無しさん  (2021-03-22 05:43:56)
- いつ「幸福」を得られていないと気付いたんだろう?  -- 名無しさん  (2021-05-08 06:37:51)
- 6部だけ別人じゃないか。死後のDIOかと思うくらい。  -- 名無しさん  (2021-07-02 17:59:12)
- よくネット上で小物扱いされるけど、ディオの場合小物要素すら魅力になりうるし、組織のボスとしては某頭無惨よりよほど有能だよな  -- 名無しさん  (2021-07-09 11:43:49)
- ラジオで「一番人間らしい」と言うのを聞いて納得した。確かに一番怒り狂うのも悔しがり作を弄するのも手段を選ばず勝利を目指すのもDIOなんだよな。大物小物というより「人間をやめて」まで勝利に執着する矛盾がある意味「誰よりも人間らしい」からこそ惹きつけられるのかもしれない。「絶対悪」としてではなくジョースターと戦わない普段の姿は6部ってことかな。小説版では「母は愚か」な部分が強調されるが、実際には「天国に行けるDIO」に育て上げる為に綺麗さを貫いたように見える。7部とか特に  -- 名無しさん  (2021-08-23 18:35:54)
- 強大な力もある、それを使いこなす知恵もある、多くの人を惹きつける魅力ある、悪役としては理想的なキャラだと思うし、事実カッコいいとも思うけど、基本的に貧しい人間だと思う。少年期からの振る舞いを見ても終始一貫して他人から奪うことしか考えてない。ジョースターの財産なんぞに拘泥しなくてもその才覚を活かせば大物になって裕福な生活をすることなんて簡単だったはずなのに『真っ当に努力して成り上がる』ことよりも『手っ取り早く奪い取る』ことを選んで外道に落ちた。貧乏人だったことに対する劣等感か、貧乏生活に戻りたくないという恐怖感の裏返しなのか、常に飢えているというか、恵まれた現状にも満足できなくてそれ以上を求めてしまう。ハングリー精神といえば聞こえは良いかもしれないが、本人が基本的に奪うことしか知らないから際限なく他人から奪い続けて踏み躙る。その結果『ジョースター』という虎の尾を踏み抜いて自滅する。  -- 名無しさん  (2021-11-12 15:40:23)
- ↑『kotoba』で「悪の研究」で作者が話しているけれど、DIOの世界観は自分か自分以外かしない、自分という存在を実感できれば満足というのが本質らしいしね  -- 名無しさん  (2021-12-02 18:54:41)
- 小物っていうか造形が超リアル。ジョナサンを孤立させるために流行りものをばらまいたり陰口広めたりエレナとキスしたり、小さい努力を全く惜しまない自己プロデュースの天才。理由のあるカリスマ  -- 名無しさん  (2022-01-16 04:37:33)
- グルドの話が上にあるけど、グルド見てた頃はチャオズの超能力と同じで時止めなんて小物の能力だとみんな思ってた。時止め=チートを鉄板にした革命的キャラ  -- 名無しさん  (2022-01-20 08:22:11)
- 1部のディオと3部のDIO様の違いはなんだろう(スタンドが使えるとかではなくて)  -- 名無しさん  (2022-01-20 13:34:33)
- ↑ ジョナサンというふたりでひとつの半身が欠落したことで、人格が大きく欠落してる。戦いの機転や人をたらしこむ悪知恵などの「能力」は同じだが、メンタルが何かがごっそり抜け落ちてる。シャアとフロンタルみたいな感じ。  -- 名無しさん  (2022-02-04 20:42:31)
- ↑↑本物のお金持ちになったことじゃないですかね…1部でウィンドナイツ・ロットを占拠した時も別に金持ちになったわけではないし…3部ではいつの間にか凄まじい資産家になってて普通に人を雇ってるし。でも1部のような獰猛な野心というよりは3部では余裕すら感じる。宿敵がすぐ側まで迫ってるのに ええと なんだっけ…とかお茶目かませるぐらい。余裕ぶっこきすぎた上に用心深くなりすぎてそれでいて調子に乗り過ぎた(新しい能力を試したがる悪癖が全く変わってない)せいで以下略。しかし悪のカリスマとしてはDIO様。ラスボスのキャラクターの掘り下げがかなり深くなったのが4部以降なのがなんというかもにょる  -- 名無しさん  (2022-02-05 19:14:22)
- 1部と3部見比べたけどやっぱり3部のDIO明らかに老けてるように見えるんだよな  -- 名無しさん  (2022-02-12 00:31:04)
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