登録日:2009/06/02 Tue 15:52:02
更新日:2026/08/17 Mon 11:22:13
所要時間:おれは約 38 分で読むぞ! ジョジョーーッ!
二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めた。
一人は泥を見た。
一人は星を見た。
(原作第1巻冒頭部分より)
絞り取ってやる!きさまの生命を!
幽波紋のパワーを全開だッ!!!!
ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『
ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』の登場人物。主人公ジョースター家との百年に渡る因縁の相手。
【目次】
【声優】
- 第3部ドラマCD:若本規夫
- 第3部OVA:田中信夫
- 第3部RPG(コブラチーム)CM:塩沢兼人
- カプコン製第3部対戦格闘ゲーム:千葉一伸
- 第1部ゲームの青年+吸血鬼時代、第1部劇場版:緑川光
- 第1部ゲームの少年時代:野島健児
- 第1部、第3部、第6部TVアニメ、ゲームASB、ゲームEoH:子安武人
【演者】
【概要】
第1部と第3部の
ラスボス。
ジョジョシリーズの代表的な存在であり、
悪役であると同時に第1部の「もう一人の主人公」でもある。
主要人物として登場する第1部、第3部のみならず、長きに渡って物語に多大な影響を与え続けた悪のカリスマ。
そのカリスマは彼の味方や部下だけでなく、敵対関係にあった
ストレイツォをも魅了し、吸血鬼になる決断をさせるほど。
本名は『ディオ・ブランドー』。
第3部以降は『ディオ』ではなく『DIO』と表記。
第1部の終盤で
ジョナサンが一度『DIO』と呼んでいた。
基本的には第1~第2部を『ディオ』、第3部~第6部を『DIO』と表記して区別する。
ちなみに
第7部に登場する
ディエゴ・ブランドーは『Dio』と区別される。
個性的すぎるジョジョのキャラクターたちの中でも特に人気のあるお方。
その人気っぷりはほとんど宗教に近い。
ファンの間では「ディオ」と「DIO」とで好みが分かれたりするが、やはりどちらも人気がある。
担当声優は媒体によって異なる。
どの人物も独自の個性を発揮しておりそれぞれにファンがいる。
ドラマCDでの
若本氏はさすがというべきラスボスらしい風格に満ち溢れている。
特にOVA版の田中氏はやや違和感があるといわれることもあるが、原作の肉体年齢(20歳ぐらい)設定を忘れるような渋さがあり好みが分かれる。
全体的に登場人物の外見年齢が設定上の年齢よりも高く見えるOVAの絵柄的には合ってるという意見も。
第1部ゲームと劇場版の
緑川氏は魔性の美少年といった雰囲気を漂わせている。
3部格ゲーの千葉氏の「そして時は動きだす」の言い回しはゲームオリジナルで、原作は「時は動きだす」だけだが、
原作ファンにも好評であり、メディアやファンによるパロディ作品でも「そして時は動きだす」は多々使われた。
そしてTVアニメ版の子安氏は言わずもがな、艶のある声質とハイになった時の強烈な演技はハマっていると評判である。
名セリフの数々をハイテンションで演じる様は子安氏の本領が発揮されているといえるだろう。
容姿の魅力、服装の奇抜さ(主に3部)、出てくるたびやたらインパクト満点な名言、珍言、名シーンを残してくれるため、ネタに事欠かない。
しかし、それは同時にDIO様の圧倒的なカリスマの表れといえよう。
余談だが、OVAのイタリア版とアメリカ版のDIO様はとてもセクシーな声をなさっているのでもし機会があれば一聴の価値あり。
近年は
時を止めるというネタも
色々あるが、当時は戦闘を有利にするためではなく秘密を守るために使われる作品が多く、
「戦闘中に時を止める能力を用いる」というのは3部決戦の連載当時(1992年)ではとても衝撃的であり、
戦闘において数秒間でも時を止めるという事がどれほど恐ろしいかと世に知らしめた存在でもある。
ジャンプ黄金期に連載されていたこともあり、知名度は高い。
またナイフ大量投げ、ロードローラーを武器にする姿も衝撃的であり、後世の創作作品でパロディも多い。
影響力の大きさは物語の中だけに留まらず、現実世界でもとても大きい。
変わったところでは、東京都八王子市の某アパートが名前を「ディオ・ブランドー八王子」に変えたところ、
それまでは部屋の空きが多かったのに、名前を変えたら瞬く間に全ての部屋が埋まった、なんて伝説もある。皮肉なことに、日当たりのいい物件だそうな
口癖は「無駄」。
ニュアンスとしては吸血鬼としての力やスタンド能力に対する圧倒的な自負を根拠とした敵対者への罵倒、マウンティングに近い。
一人称として「このDIO」という言い回しを多用するのもそういった自尊心からだろう。
なので、プライドをへし折られると負けを認められずに小物全開の台詞を吐く。まあディオに限らずジョジョの敵全般に言える話ではあるけど。
【主な活躍】
「「さすがディオ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!(CV:キリト)」」
容姿端麗で優れた能力の持ち主。そして何より狡猾で自尊心が高い。
犬が大嫌い(人間関係に媚びへつらうような姿が嫌いらしい)。
左耳にピアスのように並んだ三つのホクロがあり、その後の部下となる
ワンチェン曰く
「強運の元に生まれついている」容姿であるらしい。
元コソ泥のダリオ・ブランドーの一人息子として、貧民街で生まれる。
少年期には、酒場の経営の失敗で母に苦労をかけ死なせ、
酒に溺れ暴力を振るう父・ダリオを恨んでいた。
この時の記憶は生涯ディオを苦しめており、ダリオに対しては
「クズ」「名誉などあるものか」「死に値する」と散々な評価をしている。
母の死後はディオが賭けチェスなどで稼ぎ、なんとか二人で生活できてはいたが、
ある日、ディオは(この時はまだ善意で買っていた)薬を渡した際にダリオから
「薬買うカネがあるなら酒を買ってこい」と暴言を吐かれたばかりか、
ディオの母親の形見のドレスを売って酒を買ってくるよう指示されたことで遂に怒りが爆発し、殺すことを決意する。
「じっ…」
地 獄 に 堕 と し て や る ッ !!!
このダリオの行いに対しては、流石にディオに同情してしまう人も多いのではないだろうか…。
そして、ディオはダリオに薬と偽って少しずつ毒を盛って衰弱させ、表向きには病死したように見せかけて殺したが、
死の直前、自らの死期を悟ったダリオは、まさか息子のディオが自分に毒を盛っているとは知らずに、
そのディオに「自分が死んだら、昔助けた恩義がある貴族のジョースター卿の世話になるように」と遺言する。
自らの死を前にしたことでようやく自らの息子への仕打ちを見つめ直し、後悔したのか、
それとも息子からも「クズ」と称される男の中にも、血を分けた子を慈しむ父性は残っていたのか、
劇中では初めてディオに対して、死の直前に父親らしい情を見せたダリオであったが、時すでに遅しであった。
そして、計画通りダリオを死なせ、葬儀を済ませたディオは、父の遺言通りジョースター家の養子となることを決め、
「一番の金持ちになってやる」「だれにも負けない男になる」という野望のもと、手始めにジョースター家の乗っ取りを計画し、
ジョースター家の跡取りにして一人息子であるジョナサンを、心身共に徹底的に追い詰めて再起不能にしようとする。
※例
これらのディオの悪意によって、目論見通りにジョナサンは心身共に追い詰められていったが、
心を寄せるエリナへの蛮行で怒りに火が付いたジョナサンと喧嘩になった際に、ここで叩きのめすことで敗北感を植え付けようとしていたディオは、
予想外の爆発力を発揮したジョナサンに叩きのめすどころか逆に圧倒され、散々殴られて泣いてしまう醜態を晒してしまう。
これでジョナサンの爆発力を知ったディオは、ダニーを強盗の仕業に見せかけて殺した後は精神攻撃を止め、
大学を卒業するまでは表向きジョナサンと仲良くしながら、機を待つことにする。
ちなみに、この前にジョナサンの懐中時計を借りていたが、ディオは(安物なので)いつか返すつもりでいたものの、
存在を忘れてたことやその後の騒動などで結局返しそびれてしまったらしい。(
小説版より)
なお、ダリオはアルコール依存症で極悪な男であったが、貧しいなりに基本的な礼儀作法や教養は身に付けさせていたようで、
ディオ自身の才能もあり、その後の悪知恵等にも大いに役立つ事になった。
口が悪いダリオも、「おめえは頭がいいッ!」とそこは素直に認めていた。
…そして、7年後。
正式にジョースター家の養子となり、名門大学に進学したディオは法学部でNo.1の成績を修めながら、
考古学の道に進んだジョナサンと共に、大学ラグビーのスター選手として脚光を浴びる日々を送っていた。
ジョナサンが恵まれた屈強な体格とパワーを活かしたフォワード選手なのに対し、ディオは華麗なテクニックとスピードでトライを狙うバックスの選手だった模様。
よく一緒に行動しているだけでなく、大学ラグビーではジョナサンとの抜群のコンビネーションで母校を優勝に導くなどの活躍から、
ディオとジョナサンは同級生や後輩からは校内新聞で書かれるほどの素晴らしい親友同士と見られており、
ジョナサンも「何故かディオに友情を感じない」と内心悩みつつも「すごくていいやつ」と称するなど、周囲からの評判も高かった。
ジョースター卿はディオのことも実の息子同然に気にかけていたため、内心はどうあれ、そのまま大学を卒業して普通に就職の道を選んでも、
その気になれば裁判官や弁護士、政治家などの富も名声も得られる要職に就けることは間違いない上、
いずれはジョースター家の財産も半分は確実に貰える…と、将来は約束されたも同然であり、
父・ダリオが本来望んだであろう順風満帆な幸せな人生を謳歌できたはずだったが、他ならぬディオはそんな人生を送ることをよしとはしなかった。
法学部に進んだのは、如何にして合法的にジョースター家を乗っ取れるか、その計画を進めるためにすぎなかった。
大学を卒業するまでに、もっと言えばジョナサンの思わぬ爆発力で泣くまで叩きのめされた時点で乗っ取りを諦め、
ジョナサンとも表向きの友好関係を維持したまま就職していれば、おそらくは順風満帆な人生を送れたであろうことを考えると、
成長してもかつての野望を捨てきれずにいた事こそが、彼の人生における最大の不幸だったと言えるのかもしれない。
なお彼が目指していた「一番の金持ちになる」という目標は、この時の彼よりも社会的地位が劣っていたスピードワゴンが、
後に波紋やら吸血鬼やらの超常的な力を借りることなく、独力で成し遂げているのがある意味皮肉である。
ともあれ、ジョースター家乗っ取り計画を再始動したディオは、手始めにかつて自身の父親を死なせた時と同じように、
ジョースター卿に薬と偽って父親に飲ませていた毒を盛り、病死に見せかけてジョースター卿の毒殺を図るが、
大学卒業目前、もう少しでジョースター卿が思惑通り死ぬというところで、ジョナサンに毒を盛っていることを看破されてしまい、
一度はとぼけようとするも、ジョナサンの挑発にカッとなって言い放った言葉によって逆に彼に確信を持たせてしまう。
何とか毒を取り戻そうと殴って格闘を仕掛けるも、予想以上の膂力を持っていたジョナサンには正面からではかなわず、
片手で持ち上げられて投げ飛ばされ、階段下に落下してけがを負う。
さらにジョナサンは
「ぼくが選んだ、信頼できる看護の医師団以外から一切薬を受け取らない」よう父に訴え、ジョースター卿もそれを受け容れたことで、
もう毒を盛ることは出来なくなり、ジョースター卿毒殺、そしてジョースター家乗っ取り計画が一時休止状態に。
それでもディオは証拠と解毒薬を見つけるためにロンドンへ向かったジョナサンが野垂れ死ぬことを願うも、
彼は有言実行して売人と解毒薬を持ち帰り、ついにディオは警官達に追い詰められてしまう。
そして、窮地に追い込まれたディオは、ジョナサンが研究していた古の
石仮面を取り出して被った。
実はジョナサンが帰還する直前、とある偶然でこの石仮面が人間を
吸血鬼へと変貌させるものと知っていた彼は、
自らの計画を頓挫させたジョナサンを刺殺すると共に、その血と石仮面を利用して吸血鬼になろうとしたのだ。
この時ディオの放ったセリフはあまりにも有名。
おれは人間をやめるぞ! ジョジョ──ッ!!
おれは人間を超越するッ!
ジョジョ、おまえの血でだァ──ッ!
ジョナサンを狙ったディオの攻撃は、息子を庇ったジョースター卿の命を奪うことになったが、
その返り血を浴びて作動した石仮面によって、ディオの肉体は目論見通りに人間から吸血鬼へと変貌した。
吸血鬼になったことで得た圧倒的な身体能力と不死身の肉体を以って警官を全滅させ、
ジョナサンと
スピードワゴンをも手にかけようとするが、ジョナサンの捨て身の攻撃により一度は敗れた。
なお、件の石仮面の秘密を偶然知った出来事において、吸血鬼となった浮浪者に殺されかけた際、
ちぐしょう────!!
あの太陽が最後に見るものだなんていやだ─────!!
とディオは思わず叫んでしまったが、本当にこの時の太陽が、ディオが人生で見た最後の太陽になってしまった…。
この時のジョナサンとの戦いでディオは全身に大火傷を負ったが、吸血鬼となっていたために死は免れた。
そして、他人の生命力を吸い取って傷を癒したディオは、ウィンドナイツロットを居城とし、
世界を我が物にすべく、ワンチェンを始めとする自らの吸血鬼のエキスで屍生人(
ゾンビ)とした配下を従える。
しかし、そこに現れたのは厳しい修業を積んで『
波紋』を身に付けたジョナサンとその仲間たちであった。
互いに仲間、あるいは配下を喪いながら、ついに居城のバルコニーでジョナサンとの一騎打ちに挑んだディオは、
一度は優位に立つも、『勇気』と知略を振り絞ったジョナサンに敗れ去るのであった。
ちなみにこの戦いの中、数多くの名台詞が生まれている。
絞り取ってやる!きさまの生命を!
浄めてやるッその穢れたる野望!
なお、一騎打ちの果てにジョナサンの『波紋』をまともに喰らい、その勢いのままバルコニーから落下したディオだったが、
『波紋』でどんどんと自身の肉体が溶けていく中、それが頭部に到達する前に自ら首を刎ね飛ばして何とか生き延びている。
しぶとい、さすがディオしぶとい。
その後、正式に結婚し、幸せな日々の門出を迎えたはずだったジョナサンとエリナの乗る客船に密かに乗り込んでいたディオは、
自身を生首状態にするまで追い詰めたジョナサンの肉体を乗っ取り、自身の肉体とするべく、船を屍生人で占拠して襲いかかる。
この時は今まで見下していたジョナサンを「我が友」と言って最大限の敬意を表すようになっており、
ワンチェンがジョナサンを侮辱すると咎めたり、なるべく苦しむことのないように殺そうとしていた。
恐らく、この時の「お前を尊敬している」の言葉は、数少ない、紛れもない本心からだったのだろう。
しかし、死を覚悟したジョナサンの最後の波紋により船は爆発炎上。
逃げ延びるためにも急いで肉体を奪おうとするが、最後の力を振り絞ったジョナサンの反撃に捕らえられてしまう。
ディオ…
君のいうように、ぼくらはやはり、ふたりでひとりだったのかもしれないな
奇妙な友情すら感じるよ…
……!!
焦ったディオは「お前とエリナに永遠をやる」「その傷も治す」と必死に持ち掛けるも、既にジョナサンは息絶えていた。
そして友と認めた男の腕に抱かれながら、海の底へと沈んでいったのだった…。
〇必殺技
吸血鬼となったディオが独自に開発した技として、以下の2つがある。
貧弱貧弱ゥ…ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ~~!
きさまらは犬死にするためにここへ来たのだ!よってもっとも残酷な死を贈ろう!
自在に肉体を操れる吸血鬼の特性を活かし、自分の身体から水分を一瞬で気化し熱を奪う。
これにより、自分に触れた相手の水分を瞬時に気化させることで凍らせ、動きを封じたまま粉砕することが可能。
吸血鬼の弱点である波紋は特別な呼吸法による血液の流れが生み出すエネルギーのため、それに対抗するために血管ごと凍らせる技として編み出された。
第2部の
柱の男風に表現すれば、
『氷の流法』とでも言うべき能力。
ツェペリさんも
ダイアーさんも為す術なく凍結されたが、ジョナサンの
「手袋に火をつける」という戦法によって破られた。
流石に炎を一瞬で凍結させることはできなかったようだ。
なお、手袋に火をつけるときは燭台の火を利用されたのだが、状況を考えると燭台に明かりを付けた(付けさせた)のはディオのはずである。
夜目が効かないのだろうか…吸血鬼なのに。
自分の眼球に高圧を掛けて裂け目を入れ、そこから体液を発射する。
要するに
ものすごい威力の水鉄砲であり、「目からビーム」。
命中すれば大理石の柱を容易く切断し、人間の肉体など簡単に貫通する。
眼球の裂け目は吸血鬼の自己再生能力により、すぐに元通り治癒する。
ただし、一度使うとそれなりのクールタイムが必要で、何度も連発できないのが弱点。作中でも連射している描写はない。
また、威力はものすごくても所詮
水鉄砲であるため、基本的に直進させることしかできず、命中させるにはしっかりと狙う必要がある。
ジョナサンに気化冷凍法を破られ、波紋を流された際に咄嗟に編み出した技。
頭部を破壊しての一発逆転を狙うも、狙いが数センチ外れていたために敗北。
しかし、再戦時にはジョナサンの首を撃ち抜き、致命傷を与えた。
上記の技名は第2部で同じ技を使ったストレイツォが命名したもの。
なお、この時には「波紋を流したグラスで反射する」という方法で破られている。
所詮は水であるが故の欠点だろう。
小説版ではエンヤ婆からこの技について「波紋使いが命名した」と聞いた様子。
ちなみに現実ではツノトカゲの一種が「目の側から血を吹き出す」という似たような攻撃ができる。
さすがに空裂眼刺驚のような人体を抉るような威力は無いものの、虚仮威しにはなる上、
発射される血は天敵である
オオカミやコヨーテが苦手な臭気を放っているため、身を守る役には立つ。
我われは…この箱に見覚えがある…
このブ厚い鉄の箱を知っている
百年ぶりに大気を吸ったこの棺桶を!
「その人は あまりにも強く 深く 大きく 美しい…」
おれは『恐怖』を克服することが、『生きる』ことだと思う。
世界の頂点に立つ者は!
ほんのちっぽけな『恐怖』をも持たぬ者ッ!
第1部の美しい結末はなんだったのか、ジョナサンの肉体が完全に死ぬ前にその身体を乗っ取って生き延びたディオは、
自身の潜む棺をトレジャーハンターのサルベージ船によって海底から引き揚げられたことで、百年の眠りから復活。
首から下は元はジョナサンの身体ではあるが、ディオに乗っ取られた後は吸血鬼の肉体へと変貌している他、
ディオは以前(第1部時点)は持っていなかった新たなる力『
スタンド』も身に付けている。
これ以降、「ディオ」から「DIO」名義に変わった。
復活したDIOは、その圧倒的な悪のカリスマに惹かれた者達や、
信用できないが有能であるスタンド使いに自身の細胞「肉の芽」を植え付け洗脳した者達、
単なる殺し屋や賞金稼ぎ等、事情はそれぞれながら、世界中に自身の部下を作り、増やしていった。
なお、DIOが眠っていた棺はトレジャーハンター達が宝の箱と間違って引き揚げたのだが、
DIOの眠る棺と共に沈んだ船には実際に相当な額の美術品・貴金属等のお宝もあったようで、
後にDIOが拠点としたエジプト・カイロの館の一部屋には膨大な数の財宝で埋め尽くされていた。
恐らく、DIOが復活してからの莫大な資金源は、これらの一部を売却して、それを元手に投資などで増やして稼いだのかもしれない。
上記の通り、DIOは真っ当に社会に出れば充分に成功できた素質はあるので、有り得ない話ではないだろう。
ラバーソールや
スティーリー・ダンの話では、DIOは部下達には成功報酬だけでなく、前払いでもきちんとギャラを払っていたらしく、
肉の芽を植え付けて絶対服従させた億泰の父にも裕福な暮らしができるくらいの財を送るなどしていたことから、
少なくとも自身に協力している、能力がある者には気前がよかったといえる。
ひょっとしたら、実父のダリオへの反発から有能な者を虐げないという思いもあったのかもしれない。
その莫大な財・コネクションは、ジョセフが興したジョースター不動産と同等かそれ以上、ほぼ
小国の国家予算並と言っても過言ではない。
実はこの時点で、少年時代に抱いていた
「誰にも負けない一番の金持ちになる」という最初の野望は達成できていたのである。
カリスマ性に関しては第1部の頃よりも強くなっているらしく、報酬目当ての者だけでなく、そのカリスマに惹かれた者も部下等には多かった模様。
部下の一人である
ホル・ホースは、女性たちが嫌々どころか自ら望んでDIOの『餌』となって血を吸われ、死んでいくのを目にしており、
床に無造作に放置された『食いカス』こと、その女性たちの遺体を見て「とんと分からない心理」と言いつつも、
「悪魔の人望」と恐れていた。
ジョセフによると、第3部開始時点でDIOが復活してから既に4年が経過している他、
DIOがジョナサンの身体を奪って復活し、スタンド能力を得たことに呼応するかの如く、
ジョースター一族やその血を受け継ぐ者たちの肉体にも、スタンド能力が発現し始めたという。
そのジョセフのスタンド、『隠者の紫』による念写(によって現像された写真)に写ったことで、
DIOは自身が復活したことを、宿敵たるジョースター一族やその協力者に知られることとなったが、
DIOの方も、ジョセフに念写される度に「見られたような感覚」を味わっていたようで、
ジョナサンの子孫が現代にも生きていることや、彼らに自身の復活を悟られたことを察したと思われる。
そして、DIOはジョナサンの子孫であるジョセフ、承太郎と、その仲間たちが自分を倒しに来ていることを察知し、
過去の因縁を抹消するために、エジプトのカイロにある館を拠点に、“ジョースター・エジプト・ツアー御一行様”に刺客を差し向けた。
ただし、抹殺リスト第一位は承太郎、二位はジョセフで、花京院と…ええと…誰だっけ…他のメンバーに対しては、
始末できるなら越したことはないが、ジョースターの一族が始末できたなら他は別に放っておいても良い程度な認識だったらしい。
実際、アヴドゥルの場合はその死を確認もせず放っておいたし、花京院も彼が負傷して入院してる際に、病院に刺客を差し向けたりもしていない。
ホリィについても、外伝小説『OVER HEAVEN』ではエンヤ婆から「ジョースターで一番弱いホリィを攫って血を吸えば体が馴染むのでは?」とゲスながらももっともな提案をされた際は、
「ジョースターの爆発力を侮ってはいかん」、と却下している。
そして結局、(SPW財団が護衛してるとはいえ)手薄になった空条家を部下に襲わせ、ホリィを食糧兼人質として攫うような真似は一切しなかった。
アヴドゥルによると、初めてDIOと会った時の印象は、
「心の中心にしのびこんでくるような氷りつく眼ざし」「黄金色の頭髪」「すきとおるような白いハダ」「男とは思えないような妖しい色気」に加え、
話しかけてくる声は(たとえ警戒していても)こちらの心を安らがせる「危険な甘さ」を持っていたという。
決戦までは顔が影で隠れた姿で登場し、『影DIO』とフィギュア化の際に正式に名付けられた。
カイロ市街での決戦ではそのカリスマを遺憾なく発揮。
手始めに、通りすがりの
ウィルソン・フィリップス上院議員を使い、道路交通法をガン無視。
読者の度肝を抜いた。
車を投げ付けたり、素手で道路標識を真っ二つにするなど、身体能力は1部よりも上昇しており、
特にOVAでは
蹴りで列車を横転させ、船をひっくり返すなど原作以上の怪力を見せていた。
そして、
エンヤ婆からもたらされた「時間を止める=世界を支配する能力」たるスタンド『
世界』で
花京院を葬り去り、
ジョセフにも瀕死の重傷を負わせた。
マヌケが……
知るがいい…………
「世界」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!
「世界」!時よ止まれ!
事実『世界』の能力は圧倒的で、パワーやスピードは勿論、近距離型スタンドでありながら射程距離は
10メートル。
承太郎のスタンド『
星の白金』をほぼすべての面で上回っている。。
そして何よりも
時間を5秒間止めるという、DIO本人曰く「世界を支配する」スタンド能力には誰も太刀打ちできなかった。
ちなみに、「スタンドは一人につき一種類のみ」という原則の例外に当てはまるキャラクターであり、
劇中序盤には、ジョセフの『隠者の紫』に似た、念写が出来るスタンド能力を使用していた。
劇中ではこれに関して明かされることはなかったが、後に刊行された書籍でジョナサン(の肉体)のスタンドと判明した。
もっとも使用したのは序盤だけ、それも一回のみ。
ジョースター御一行様の動向が念写せずとも把握できるようになったために使わなくなっただけなのか、
ジョナサンの肉体がさらに馴染んだなどの原因で使えなくなったのかは不明。
ちなみに、念写を使うためには思いっ切り(当時は高級品だった)インスタントカメラをブッ叩いて壊さないといけないジョセフに対し、
DIOはカメラを軽く叩けば念写出来るので、とりあえずコスト面ではジョセフの『隠者の紫』より高性能だったりする。
しかし、承太郎のスタンド『星の白金』が『世界』と同じタイプのスタンドであったことと、
花京院からの遺言を読み解いたジョセフから承太郎が、『世界』が「時間を止める」能力を持っていると戦闘直前に教えてもらっていたことから、
承太郎は戦いの中で『世界』によって「時間が止まった世界」を認識し、「止まった時の中で動く」ことを意識し続けながら、
ハッタリやトリックでDIOを警戒させて『世界』の能力を幾度か使わせることで、ついに一瞬だけ時間停止中に動けるようになり、
トリックを見破って「承太郎は時間停止中に動けない」と確信し、時間停止中にトドメを刺しに行ったDIOは彼から予想外の一撃を喰らってしまう。
ちなみに後述のアイズオブヘブンにおける天国に到達した彼は『星の白金』が同タイプのスタンドということに驚いていた為、このタイミングで承太郎を始末したと考えられる。
油断していたところに逆襲を受けたDIOは、なんとか
服ごと回復した上で「時間停止中に雨あられとナイフを投げ付け、解除と共に一斉に襲わせる」処刑法を実行し、
承太郎が何秒間時間停止中に動けるのかを見極めると共に、彼に(DIO視点で)致命傷を与え、不意打ちしてきた
ポルナレフをも返り討ちにするが、
迫真の死んだふりをしていた承太郎にまたもや油断してトドメを刺しに行った際に、今度は吸血鬼にとっても致命傷になりかねない頭(脳)に痛恨の一撃を喰らう羽目に。
脳は完全には破壊されなかったため、辛うじて死は免れたが、この一撃はさしものDIOにとってもかなりの痛手となった。
頭が破壊されたことで足が自由に動かなくなり、頭痛と
吐き気に苦しめられるDIOは絶体絶命に陥るが、
最早こちらを死に体と考えている承太郎を誘導し、ジョセフが倒れている通りに文字通り「叩き込ませる」起死回生の策を実行。
そしてジョセフの血を吸うことでダメージを回復すると共に、ジョナサンの体を自身に完全に馴染ませ、最高に「ハイ!」になって完全復活。
停止可能な限界時間も
9秒まで延長され、パワーアップしたDIOは承太郎に最後の攻撃を仕掛けるが、
それはなんと……!!!
ロードローラー/タンクローリーだァァァ────ッ!!
(プッツ───ン)
ロードローラー(OVA版ではタンクローリー)で押し潰すというとんでもない攻撃だった。
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ』
もう遅い!脱出不可能よ!!
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
WRYYYYYYブッ潰れろォォォ────!!!
オラオラのラッシュも凌ぎ切り、遂にジョースターに勝利した事を確信する。
不死身ッ!
不老不死ッ!!フフフフ、フフフフッ。
スタンドパワーッ!!!
とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!
我が『知』と『力』のもとに!ひれ伏すがいいぞッ!!!
だが…!!
野望の果てを目指し、他者を侮り続けた吸血鬼の末路
意気揚々と承太郎の死体を確認しようとしたDIOは、そこで自らの身体に起こった異変に気付く。
身体の動きが鈍くなった…どころか、時間停止中の周囲のモノのように、全く身体が動かなくなったのである。
思わぬ事態に狼狽するDIOに背後から声をかけたのは、始末したはずの承太郎であった。
おれが時を止めた…9秒の時点でな…そして脱出できた…
DIOへの怒りで「プッツン」した承太郎に呼応するかのように、時間停止能力に目覚めた『星の白金』の能力で、
承太郎はDIOの時間停止の限界時間直前に密かに時間を停止させ、ロードローラーの下から脱出していた。
DIOの身体が全く動かなくなったのは、「止まった時間の中で動ける限界時間」を超過していたがため。
そして、防御どころか身動きすら出来ないまま、両ひざ辺りに『星の白金』の強烈な蹴りを受けたDIOは派手に吹っ飛んで転倒。
足の負傷で立ち上がることすら出来ないDIOと、怪我こそしているが普通に動ける承太郎のどちらに戦況が傾いているかは言うまでもなく、
一度は勝利を確信するところまで行ったDIOだったが、再び絶体絶命の窮地に追い込まれてしまった。
しかし、ここで承太郎からDIOは思わぬ提案をされる。
それは、「DIOの怪我が癒えるまで双方待機し、癒えた瞬間に互いにスタンドでの攻撃を繰り出す」という、西部劇の決闘めいたやり方で決着を付けようというもの。
「満足に身動きが取れない相手を嬲り殺すという決着の付け方は、自分の心に後味の良くないものを残す」と考えた承太郎からのこの提案に対し、
DIOは自身を虚仮にするかのような承太郎の態度に憤りつつ、そのあまりにも「人間的」な精神を内心で罵倒する。
『あと味のよくないものを残す』とか『人生に悔いを残さない』だとか…
便所のネズミのクソにも匹敵するその考え方が命とりよ!
あるのはシンプルな たったひとつの思想だけだ……たったひとつ!
そして、DIOは自身の傷が完全に癒える寸前に、宣言通り待っていた承太郎に血の目潰しという卑劣極まりない不意打ちを行う。
咄嗟のことに対処が間に合わず、目潰しをもろに喰らってしまい視界を奪われた承太郎に向けてDIOは勝利を確信しながら『世界』の渾身の蹴りを間髪入れずに繰り出した。
対する承太郎は視界を奪われながらも辛うじて『星の白金』の拳を『世界』の蹴り(脚)にぶつけて応戦するも、流石に全力の拳とはいかなかった。
一瞬の静寂の後、『世界』の蹴りをまともに受け止める形になった『星の白金』の拳にヒビが入り、それを見たDIOはニヤリと笑い勝利を確信する…
が、その直後『星の白金』の拳が入った部分から『世界』の脚にもヒビが入ると、やがてそれは全身に広がる亀裂となり、
それは脳天まで達すると『世界』の頭部が真っ二つに割れ、それに呼応するように本体であるDIOの肉体にも『世界』と同様の傷が発現し始める。
勝利を確信した直後に絶望に叩き落される形となったDIOは、自身の敗北を信じる事が出来ないまま、醜い断末魔の悲鳴を上げながら頭部が爆散。
こうして、宿敵の末裔たる承太郎の眼前で、一世紀強を生き延びた吸血鬼は現世から消え去ったのだった……。
うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!
ば…ばかなッ!………こ…このDIOが………
このDIOがァァァァァァ~~~~~~ッ
なお、蹴りで拳に負けて全身粉砕されたことを疑問視する声も多いが、スタンドとは精神のエネルギーなので、
卑怯な手段によって勝ちを拾おうとした時点で、ブチギレ状態の承太郎とはスタンドパワーに差があったのだろう。
そもそもとして、「プッツン」した後の承太郎の『星の白金』と『世界』が打ち合った際には、
『星の白金』の拳とまともにぶつかった『世界』の拳の一部が砕ける描写があり、この時点で『星の白金』のパワーが上回っていることが示唆されている。
また、DIOは過去に左半身が弱いと語っていた。この時キックを放ったのは左脚…
もし最高にハイ!になっても左半身がまだ不完全だったのなら、右脚を回復せずに目潰しに使った結果蹴りが左脚になったこともDIOの敗因の一つといえよう。
敵の傷が回復するまでは追撃しないと宣告し、(おそらくは)その通りに待っているつもりだった承太郎の隙を突くことばかりに気を取られ、
自分の『世界』が本体の怒りで急成長を始めた『星の白金』にパワーでは負け始めていることを無視し、
怪我で弱ったままに(不意打ちしたとはいえ)スタンドによる直接戦闘を仕掛ければ、打ち合いで敗北するのは必定である。
もしも承太郎に提案された通りに自身の傷が癒えるのを待った上で、西部劇の決闘形式で挑んだのならば、まだDIOに勝ちの目はあったであろう。
まさに、"人間"であることと誇りを捨て、それらを重視する“人間”の承太郎を侮ったが故の敗北であった。
その後、DIOの肉体になったジョナサンの身体は朝日によって灰にされ、DIOは野望と共に紅海に散った。
享年:126歳。部下のワンチェンの占い通り、長くも波乱に満ちた生涯であった。
てめーの敗因は…たったひとつだぜ…DIO…たったひとつの単純な答えだ…
ちなみに、DIO視点で第1部から第3部までの彼の軌跡を追うと、
自らの悪事が元だがキスした女の子に『泥水以下の汚物にキスされちまったよ』と言わんばかりに泥水で口を洗われ、
海の底に沈んでいる間に元配下が起こした殺人を自分のせいにされ(ジョージ・ジョースターⅡ世を間接的に殺害、と書かれる)、
100年ぶりに復活したと思えば初対面の観光客(花京院)にゲロを吐きそうになるほど怖がれ、占い師(アヴドゥル)には初対面で逃げられ、
別に手を出したわけでもないのにクソッタレ野郎と罵られて命を狙われる(花京院に襲撃させなくてもホリィの件でどのみち承太郎とジョセフが殺しにやってくる)、
など、割と気の毒な目に遭っている。
しかし、「先祖を殺害した上にその遺体を奪って好き放題している」という時点で、ジョースター家に恨まれるのは当然だったかもしれない。
第3部中、何故か一度も第1部で使用した「気化冷凍法」や「空裂眼刺驚」を使用しなかったが、これは新しい能力が好きなDIOの性格上だとも思われる。
だが「空裂眼刺驚」に関しては、急所に当てられなければあまり意味の無い技なので使わなかった可能性もある。
実際、第1部でDIOはジョナサンに対して二度使用しているが、最初はジョナサンの不意は衝けたものの急所には当たらず、
二度目は結果的に致命傷を与えられたものの、狙った眉間からは外れていると、命中率が悪いことは実証済みである。
第2部でジョセフがやった「空裂眼刺驚」の回避・反射方法は、波紋を使えるジョセフ以外の第3部メンバーは使えないが、
仮に承太郎や花京院等に「空裂眼刺驚」を使ったとして、有効打になるかどうかは未知数である。
少なくとも拳銃の弾丸のようにスタンドの指先でつままれるということはないので、
死んだフリをしている承太郎への追い打ちとしては有効だったとは思われるが、一瞬目が見えなくなるとか他にも欠点があるのかもしれない。
ちなみに第3部ドラマCD版では使用、第3部格ゲーでは
必殺技として使える。
体液なので漫画作中では連射をしていないが、ゲームでは当然ながら連射ができる。ガード不能で高威力だがコマンドが複雑で出も遅い。
気化冷凍法はジョナサンの肉体になったので使えなくなったという説もあるが、
仮に使えたとしても波紋を封じるために開発した技なのでスタンドには効かないとも考えられ、
何より本体が直接敵に接触しなくてはならないというのはスタンドバトルにおいては非常に危険な行為と言えるので、こちらもあえてやらなかった可能性がある。
あとたまに「何でロードローラー?」という意見もあるが、
承太郎から離れた状態で上からラッシュをして、圧死、即死を狙うためのちゃんとした有効手段である。
我々の感性からすれば虫を殺す時に新聞紙を被せて上からスリッパで叩くようなものである。
でも7秒以内に持ってくるってどういうことよ。予め用意していた?
なお、OVAではロードローラーがタンクローリーに変わっている。
これは意図的なものであり、タンクローリーを爆発・炎上させる事で最終決戦らしく演出を派手にする事や、
炎を描くことによって承太郎の「時を止めた」描写を分かりやすくする事、背景で承太郎の「闘志」を表す事が出来るという、アニメならではの演出である。
思いっきり「タンクローリーだッ!」と叫んでいるため困惑した視聴者も多かっただろうが、明確な理由がある改変であり実際に功を奏しているため広く受け入れられている。
第2・4・5・6部には会話や写真、過去のシーンのみで出てきたり、彼の因縁を受け継ぐ者たちが登場する。
第1部に登場した波紋使い
ストレイツォが老いによる衰えを実感していた矢先に石仮面を発見。
かつて吸血鬼ディオが見せた圧倒的な能力や美しさ、不老不死に憧れたこともあり、吸血鬼となる。
また、
回想シーンで配下の一人だったたった一人逃げ延びた屍生人が登場する。
虹村兄弟の父親がDIOが死んだことにより暴走した「肉の芽」の被害者であると共に、
彼の配下であったエンヤ婆が持っていた『弓と矢』が、物語序盤では重要なキーアイテムとして登場した。
そして、写真のおやじこと
吉良吉廣は、この『弓と矢』を使ってDIOの手先となるスタンド使いを作り出していたのでは、という説もある。
『DIOの息子』と言っても、ジョルノの母が懐妊した時のDIOの身体はジョナサンの肉体を乗っ取ったものであったため、
ジョルノの身体にもジョースター家の血が流れており、『黄金の精神』やジョナサン譲り(?)の爽やかな雰囲気を受け継いでいるが、
ある時期を境に黒髪が金髪に変化したり、「無駄無駄」が口癖だったり、ラッシュ時には「無駄無駄」「WRY(読みは「ウリャー」表記)」と叫んだり、
自身が嫌悪するタイプの敵には冷徹で容赦のない攻撃を行う等、DIOの要素も受け継いでいる。
また、第5部最終話のジョルノと第6部に登場したDIOは親子だからか顔も結構似ている。
肉体的にはジョナサンの息子でありながら、ジョルノがDIOの精神性や肉体的特徴の一部を受け継いでいるのは、
第2部でエシディシが「腕を失っても他人の腕を代わりにくっつければいずれ適合する(意訳)」と発言していることや、
第3部でDIOに馴染んでいくにつれてジョナサンの肉体も吸血鬼化することが説明されていること、
完全にジョナサンの肉体が馴染んだ時点でジョースター家の証である「星の痣」が消えている描写があることから、
ジョルノの母が彼を授かった段階でDIOの肉体はジョナサンとDIOが混じり合っている状態であり、故に両者の特徴を受け継いだと推測される。
ちなみに第3部のヴァニラ戦前にあと一人の血で体が我がものになるとDIOが言っているので、決戦に出てきた時はもうほぼ馴染んでいた他、
1985年生まれのジョルノは、第3部の1987年の時にはもう生まれている。つまり彼が暗闇の中でひたすら震えている間に実の父親は承太郎に殺されたという事になる
なお、ジョルノはDIOの写真を持ち歩いているようだが、いつ、どこで、しかもサイン入りブロマイドのように「DIO」と書かれたこの写真を手に入れたのかは不明。
母親が持っていたものをもらったのだろうか?
ちなみにアニメ版だとこの写真は第3部におけるジョセフが念写した後ろ姿になっている。写真を撮られる時はこのポーズとかの拘りでもあるのだろうか?
また、アニメ版の
最終回と『眠れる奴隷』の回のOPでは、ボスの『
キング・クリムゾン』が発動している状態で、
ジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』が発現する、物語のクライマックスのカットがあるのだが、
このシーンのジョルノがこのDIOと同じポーズ及び似た髪型になっている上、顔にも影がかかるなど、『DIOと親子』という設定を活かしたオリジナルの演出が施されている。
生前のDIOを知る
プッチ神父と、部下のジョンガリ・Aが登場。
プッチの回想シーンでは、DIOと彼の出会いや、彼の家(?)でくつろぐDIOの姿も描かれている。
プッチはDIOにとってかなり希少な「真の意味で心を許せる人間」であったことが語られているが、
プッチの方も「神を愛するように君を愛している」とか言っており、固い絆で結ばれていたことが察せられる。
その後、DIOは承太郎たちによって倒されることになるわけだが、実は生前にプッチに「天国へ行く方法」を見つけたことを話していた。
DIOが倒された後、プッチはその「天国に行く方法」の詳細を探り、実行に移していくが、
彼に生前のDIOから託された「骨」とそれから生まれた緑色の赤ん坊は、「天国へ行く方法」において重要な役割を持っていた。
また、第5部の主人公であるジョルノは上述の通りDIOの息子であるわけだが、
第6部にはそのジョルノ以外の息子である
ウンガロ、
リキエル、
ヴェルサスが出てくる。
ジョルノも含むDIOの息子たちは、誰一人としてDIOに育てられることはなかったが、
プッチが「天国に行く方法」を実行し、天国に近付くと共に、導かれるように集まった。子供を作ったのは彼の協力者を作るためだったようである。
ちなみに、劇中に登場したDIOの息子たちの中では、ジョルノのみ第6部には登場していないが、
あくまで登場しなかっただけで、ジョルノも第6部の舞台であるフロリダに来ていたことを仄めかされている。
他の息子たちやプッチ神父と合流していたらどうなったかは想像するしかないが、ポルナレフ経由で承太郎の情報を得ていたとして、
プッチ神父たちの目的を知ったなら、おそらく徐倫達の味方をし、「天国に行く方法」の実行を阻止出来ていたことだろう。
【名セリフ集】
●第1部
- URYYY!!
- WRYYYYYYY!
- ぼくは一番が好きだ。ナンバー1だ!誰だろうとぼくの前でイバらせはしないッ!
- 孤独は人間をカラッポにするからな!ヤツを無気力なフヌケにしてやる!
- 君………もうジョジョとはキスはしたのかい?まだだよなァ。初めての相手はジョジョではないッ!このディオだッ!ーーーッ
- このきたならしい阿呆がァ―――ッ!!
- あいつの名誉に誓うだと?かんちがいするなッ!あんなクズに名誉などあるものかァーーーッ!!
- 酒!飲まずにはいられないッ!
- おれは人間をやめるぞ!ジョジョーッ!
- 貧弱!貧弱ゥ!
- たいていの人間は心に善のタガがあるッ!そのため思い切った行動がとれんッ!すばらしい悪への恐れがあるのだッ!
だが!ごくまれに善なるタガのない人間がいる…悪のエリート!おれや…きみがそうだ…。
どうだ?このディオの下僕にならないか?このディオに服従するのだ闇のジャック!そばまで来いよ、ジャック・ザ・リパー。
- 食物連鎖というのがあったな…。草はブタに食われ、ブタは人間に食われる。我々はその人間を糧としているわけか………
人間を食料にしてこそ「真の帝王」……フハハハ
- 生き血こそ力!永遠こそ望みッ!
- おれは生物界の頂点………未来を拓く新しい生物となった……
人間ごときと対等の地におりていけるか!無礼者がッ!
- おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?
- 愚者がァ!きさまの腕ごとカメを砕くように頭蓋骨を陥没してくれるッ!
- 貧弱貧弱ゥ…ちょいとでもおれにかなうとでも思ったか!マヌケがァ~~!
- 『波紋』?『呼吸法』だと?フーフー吹くなら…
このおれのためにファンファーレでも吹いているのが似合っているぞッ!
- オレは歴史さえも下僕にできるッ!
- 礼儀を知らぬものは生きる価値なしだな。
- カエルの小便よりも………下衆な!
下衆な波紋なぞをよくも!よくもこのおれに!
いい気になるなよ!KUAA!てめえら全員!亡者どものエサだッ!青ちょびた面をエサとしてやるぜッ!
- コリコリ弾力ある頚動脈にさわっているぞォ、ジョジョ!このあたたかい弾力!ここちよい感触よッ!
- 猿が人間に追いつけるかーッ。おまえはこのディオにとってのモンキーなんだよジョジョォォォォーーーッ!!
- 神がいるとして運命を操作しているとしたら!俺たちほどよく計算された関係はあるまいッ!
●第3部
- きさま!見ているなッ!
- 花京院くん恐れることはないんだよ 友だちになろう
- おれは『恐怖』を克服することが『生きる』ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな『恐怖』をも持たぬ者ッ!
- 「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」
名声を手に入れたり人を支配したり金もうけをするのも安心するためだ 結婚したり友人をつくったりするのも安心するためだ 人のため役立つだとか愛と平和のためにだとかすべて自分を安心させるためだ
安心を求める事こそ人間の目的だ
- 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
- このDIOが生まれた時代は馬車しか走っていなかった。
- 歩道が広いではないか・・・行け。
- 関係ない 行け。
- 知るがいい…「世界」の真の能力は…まさに!「世界を支配する」能力だということを!
- せっかくジョセフがわたしの「世界」の正体を試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた気分で教えてくれたというのに……。
- 我が運命にあらわれた天敵どもよ、さらばだ。
- 「世界」 時よ止まれッ!
- 時が止まっているのに、5秒とはおかしいが、とにかく5秒ほどだ……フフ。
- 早く持って来いッ!!スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな……。
- フン!逃がれることはできんッ!きさまはチェスや将棋でいう『詰み』にはまったのだッ!
- 貴様が何秒動けようと関係のない処刑方法を思い付いた。
- 静止した時の中を動けるのはたったひとりでなくてはならない…。
思うに自動車という機械は便利なものだが、誰も彼もが乗るから道路が混雑してしまう。止まった時の中はひとり……このDIOだけだ
- 『ジョースター・エジプト・ツアー御一行様』はきさまにとどめを刺して全滅の最後というわけだな……。
- これが我が『逃走経路』だ…きさまはこのDIOとの知恵比べに負けたのだッ!
- ンッン~~♪ 実に!スガスガしい気分だッ!
- ジョースターの血統というのは我が運命という路上にころがる犬のクソのようにジャマなもんだったが…
最後の最後はこのDIOに利用されるのがジョースターの宿命だったようだ…
- 最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ
- 不死身ッ!不老不死ッ!フフフフフフフフッ。スタンドパワーッ!
- とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!!我が『知』と『力』のもとにひれ伏すがいいぞッ!
- WRYYYYYYYYYYYYYYーーーッ
- ロードローラーだッ!
- (『あと味のよくないものを残す』とか『人生に悔いを残さない』だとか…
便所ネズミのクソにも匹敵する、そのくだらない物の考え方が命とりよ!
このDIOにはそれはない…あるのはシンプルなたったひとつの思想だけだ…
たったひとつ!『勝利して支配する』!
それだけよ…それだけが満足感よ!
過程や……!方法なぞ………!)「どうでもよいのだァーーーーーーッ」
- うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!ば…ばかなッ!………こ…このDIOが………このDIOがァァァァァァ~~~~~~ッ
●第6部
- 幸福とは無敵の肉体や大金を持つ事や人の頂点に立つ事では得られないのはわかっている。
- 真の勝利者とは、「天国」を見た者の事だ………どんな犠牲を払っても、わたしはそこへ行く。
- どんな者だろうと、人にはそれぞれ、その個性にあった適材適所がある。王には王の……料理人には、料理人の……それが生きるという事だ。
スタンドも同様、「強い」「弱い」の概念はない。
- すぐれた画家や彫刻家は自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな。まるで時空を越えた「スタンド」だ…。
- 必要なものは『勇気』である。わたしは一度スタンドを捨て去る『勇気』を持たなければならない。
- 「生まれたもの」は目覚める。信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して…『友』はわたしを信頼し わたしは『友』になる。
- 君は「引力」を信じるか?わたしに躓いて転んだ事に意味がある事を!?
【余談】
ロニー氏については、ディープ・パープル(『ハイウェイスター』などののバンド)から脱退した
リッチー・ブラックモアが、
ELFと言うバンドから彼を引き抜き
RAINBOWを結成(有名曲『キャッチ・ザ・レインボー』など)。
そして
BLACK SABBATHに参加した後、自ら
DIOを結成。
絶対音感のヴォーカリストとしてHR界の重鎮としての地位を不動のものとした。
DIOのメンバーが
WHITESNAKEに移籍していたり逆にWHITESNAKEのメンバーがDIOに参加してたりもする。
ジョージとダリオ、シュトロハイム等2部までは映画ネタがあったので、名字の由来は俳優のマーロン・ブランドという説がファンの間では一般的である。
承太郎との最終決戦で何故かロードローラーを持ち出しているが、2人分の近距離パワー型スタンドに殴られたにもかかわらず殴られた箇所がベコベコに凹まされた程度で、意外にも爆発などはしていない。
一方で、ゲームの必殺技としてロードローラーが出てくる際は、その場に残っていても邪魔なので基本的に爆発している。
OVA版では上記の通りタンクローリーに差し替えられているが、こちらは爆発炎上する。『スタープラチナ』が時を止め返して炎のゆらめきが止まるシーンは必見。
カプコン版のイメージから「そして時は動き出す」が代名詞と思われがちだが、実は言ってないセリフ。厳密には「時は動き出す」で「そして」は付かないのが正しい。
よって、子安DIOは「そして時は動き出す」を言っていなかった……のだが、この度2026年に遂に子安ボイスによる「そして時は動き出す」が登場した。
俺ちゃんだけどな!曰く「ちゃんと許可取ってる」らしい。
隠れた名言と言われているのが第3部
ヴァニラ・アイス戦前の「…ええと なんだっけ…」である。
ヴァニラと会話している際、ジョースター一行のポルナレフとアヴドゥルの事を忘れており、
「…ええと なんだっけ……そう…」と思い出すのだが威圧感ありまくりの迫力ある原作画、
なおかつ超シリアスなシーンでウッカリ屋な姿がギャップがあり面白いと、好印象をもっている読者は結構いる。
DIO様本人はいつも真剣でありシリアスなキャラクターなのだが、よく見ると意外とお茶目なのではと思われる言動が所々ある。
ちなみにこれはアニメでも上記のシリアスな空気を完全に再現しながらも、このセリフもきっちり言わせている(「なんだっけ」はカットされていた)。
もちろんその後の「ドアぐらい開けて出ていけ」もしっかり言わせている。
なお、TVアニメで演じた子安武人氏は勢いで演じることにして台本をあまり読み込まなかったとのこと。
加えてDIO役が決まった際には声に重厚感を出すため9キロほど増量したという。
また、ディオ自身のことは「
何も成長していない」と評している。
画集ジョジョベラーのヒストリーブック、ジョジョニウム3巻や他インタビューで、
作者がホラー要素のある漫画でどこまでも上を目指すディオを描くことを熱望してたこと、
ディオは悪い奴とわかっているのに人が惹かれてしまう、どうやって倒すのかと思ってもらえるような『究極の悪』、
読者がちょっと憧れるような部分も持った『共感できる悪』がテーマということが語られている。
ジョジョニウム17巻の3部DIO誕生秘話では、第1部より成長した「悪」を感じさせたいと思って描いたという事と
もし承太郎に勝利したとしたら、その後も自分を超えようとするものは片っ端から潰そうとするだろうけど、
積極的に動くタイプでは無いので変わらずエジプトで待って迎え撃ちそうということが語られている。
DIOは承太郎とジョセフのことをジョナサンの血統というより、乗り越えるべき得体のしれない「運命」と思っており、宿敵と思っていないそう。
海底から復活した4年間は吸血鬼がいるのに討伐もされず、人間界で仲間を増やし上手く生活してるので、
承太郎たちが倒さなかったらのちの6部で出てくる天国には、すんなりと到達していたのかもしれない。
ちなみにジャンプ編集部によると魅力的な主人公を描くことを出来る人は多いが、魅力的な悪役を描くのは非常に難しく才能がいることであり、
魅力的な主人公と人気悪役の両方を産んだ荒木氏の才能は高く評価されている。
またジャンプのアクション漫画といえば「より強い敵が登場する」所謂パワーインフレする作品が主であるため、その点でもDIOは異質だった。
そもそも1部の時点で、不死身の吸血鬼なのに波紋も修行も知らない
ラグビーが得意な大学生に敗北
しており、3部4部に見られる「パワーインフレへのカウンター」のかもしれない。
ちなみにこの不死身の吸血鬼が垂直に壁を登る時に片足には6.5トンの力が必要とされており、最初の時点で人間をブッチギリで超越していることがわかる。
【ジョジョの奇妙な冒険 Eyes of Heaven】
サイバーコネクトツー・バンダイナムコゲームス開発のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン』では荒木先生デザインによる「天国に到達したDIO」が登場。
その実態は唯一、承太郎達を倒し、天国に到達することができた平行世界のDIO。
あまりにもブッ飛んだデザインと天国に到達したことにより進化を遂げた『ザ・ワールド』の能力には多くのファンが度肝を抜かれた。
愛称は「天国DIO」、「天DIO」など。
序盤では全く出てこないが敵にはあの方と呼ばれ(実際原作を読んでいる者、公式サイトや公式PVを見ている者にはモロバレなのだが)、
中盤で8対1という構図になるも、ジョジョ最強候補と名高い『
タスクACT4』や『
ゴールド・E・レクイエム』を無力化し、
『スタープラチナ』の一撃を頭部に受けるも瞬時に治癒、三人まとめてラッシュで吹き飛ばすという圧倒的なスタンドパワーを見せつけた。
ちなみに基本世界のDIOはチュートリアル役。
戯れに洗脳を
中途半端にしていたヴァレンタイン大統領が承太郎達に根回ししていたことを知ると、無数の平行世界を逃げ続ける彼を追跡し追い詰める。
その能力を惜しく思い勧誘するも断られ、彼の正義を正面から撃破し、『タスクACT4』のように彼をあらゆる平行世界から消滅させた。
まさか…『このDIOを倒す』などと思いあがっているのではないだろうな?
終盤では承太郎が『ザ・ワールド・オーバーヘブン』の能力が『真実を上書きする能力』だと看破。
プッチが倒された事を察知しエジプト・カイロで待ち受ける。
承太郎・ジョニィと戦う事になるが、戦いの間にスタンド使いの亀、ココジャンボを奪取し、亀の中の仲間達を洗脳し各時代に送り込む。
承太郎・徐倫以外の歴代ジョジョと同士討ちさせることに成功し、罠に嵌め、彼らの『魂』と『聖なる遺体』を吸収することに成功。
承太郎に『存在しない』という真実を上書きするが、『星の白金』が『世界』と同じタイプのスタンドだったために真実を上書きする能力に目覚め、
DIOの上書きしたした真実を上書きし直すことによって無力化されるが、能力に目覚めたばかりの承太郎では上手く扱えず、承太郎を再び追い詰める。
徐倫の魂も吸収し、承太郎にトドメを刺そうとするが、拳での一撃を基本世界(天国DIOからしたら平行世界の自分)のDIOの腕輪で防がれる。
平行世界と平行世界のモノはヴァレンタイン大統領以外、周りに破壊を及ぼしながら消滅するというルールによって、自分の腕輪と基本世界の腕輪が
自らの腕に破壊を及ぼしながら対消滅したため腕を破壊され、腕輪を握っている『星の白金』の一撃を防いだもう片方の腕も同原理で破壊される。
基本的に自分の拳で触れた対象を上書きする能力であるため、腕を破壊された天国DIOは真実の上書きを封じられる。
承太郎vsDIOのラストと同じ流れになるが、血の目潰しを一度経験している承太郎には軽くあしらわれ、
真実の上書きの力を込めた『星の白金』の両拳のラッシュをくらい、真っ二つになって正真正銘消滅。
その際天国DIOが吸収した魂、聖なる遺体は解放される。
ラストの流れが呆気ないせいで『オーバーヘブン』に目覚めた承太郎よりも弱いと言われているが、
そもそも直接の敗因は「3部後半の時と同じ腕輪をつけていた」なので、彼が腕輪をつけていなかった場合、承太郎は頭を破壊され死んでいた。
ゲーム中では味方を洗脳しエネミー状態にしたり、
承太郎が知覚できないレベルの瞬間移動(つまり承太郎も入門できない時間停止の可能性が高い)したり、
落雷を落としたり、洗脳や消滅の真実をのせた黒いもやを別の時代、別の場所に送ったりと好き放題しているので、
実際拳で触れなければ真実を上書きできないかどうかも怪しい。
なお、承太郎の原作と同じような展開での能力開花に原作(基本世界のDIO)と同じように動揺したり、
最後の手段も目潰しで隙を作り殺そうとしたり、勝利への確信をした瞬間のセリフも原作と同様だったことを考えると、
平行世界の承太郎が時止めに覚醒、もしくは一瞬以上動けるようになる前に彼を殺した可能性が高い。
尤も、承太郎から遺体を奪えなかったことについて動揺しなかったことを考えると、
承太郎が自分の能力に対抗できること(一瞬以上動けること)は知っていた可能性が高いと思われるため、
恐らく前者の承太郎が時止めに覚醒する前に始末した可能性が高いと思われる。
あるいは、同世界のプッチ神父が3部の承太郎たちと対峙しているらしいことを考えると、プッチとの戦いで敗北した可能性もゼロではない。
もしプッチが敗北・死亡したとしても、天国に到達したDIOが真実の上書きで蘇生させたと考えればつじつまは合う。
ちなみに天国に到達したDIOとは別に、1部のディオ・ブランドーも登場している。
DIOの死体が消滅したならコイツを天国DIOとぶつければよかったんじゃ…と思うが、
このディオは天国DIOと同じ時系列のディオなのか、ジョナサンの肉体を乗っ取ったことで何かしらの変質が起きた等で、
対消滅が起こらなくなってしまったのかもしれない。
追記・修正はズキュゥゥゥン!のあと人間をやめて時を止めてロードローラーを持って来ながらお願いします。
- プッチの前で演技してたのか分からないけど三部と六部でかなり人物像が違う。 -- 名無しさん (2024-10-24 18:56:09)
- 100年も海底で眠ってたが柱の男みたく休眠状態にでもなったのか? -- 名無しさん (2024-10-24 21:48:11)
- 100年間一人っきりで意識もあったから天国に行くとか訳分からんこと考えたんじゃない(荒木が狙ってやったのかキャラを忘れたのかは不明) -- 名無しさん (2024-11-02 20:02:11)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2024-11-26 09:25:47)
- 性格が違うだけで「勝てるなら過程や方法はどうでもいい」の精神も十分人間くさいと思う -- 名無しさん (2024-11-26 13:19:55)
- 海底で100年間暇すぎて「天国へ行く方法」とか考えて暇潰ししてたのだろうか。 -- 名無しさん (2024-11-30 08:29:52)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-12-03 12:51:37
- ディオ・ブランドー八王子ってなんだよwwwちなみに八王子には子安神社なんてものもある。 -- (名無しさん) 2024-12-07 11:34:16
- EoHでの3部DIOとプッチの会話でも珍しく相手を対等に扱っているので、なんか感じるものがあったんだろう -- (名無しさん) 2024-12-07 11:35:44
- ↑個人的にはプッチ神父への「会話してるだけで心が安らぐ人間がいるとは思わなかった、君が私の前からいなくなることが怖かったのだ...。」はDIO様の本心だと思ってます。(出会いを求めて旅をしている、私につまづいて転んだことにも意味がある) -- (名無しさん) 2025-01-09 20:57:10
- 荒木御大曰く「父親だけじゃなく、あんなおぞましい男に尽くしていた母親のことも軽蔑してる」らしいけど、ドレスのくだりを踏まえると「見下してはいたけど、憎んではいなかった」ってニュアンスかな -- (名無しさん) 2025-05-26 17:10:25
- ↑父親に対しては「地獄に落としてやる!」「あんなクズに名誉などあるものか!」だけど母親に対しては形見のドレスを売るように言われた時にショック受けてたので愛情がありそうですね。 -- (名無しさん) 2025-05-26 19:04:38
- 所業を箇条書きしていくと「こいつすげえ」って気持ちよりも「こいつしょうもなさすぎる…」って気持ちが勝るの本当に草。 -- (名無しさん) 2025-08-01 22:31:37
- こんな面白いキャラおる? -- (名無しさん) 2025-08-09 05:19:48
- ↑5 確か荒木先生が「ディオはプッチに友情などは感じておらず利用していただけ」って言ってたような… -- (名無しさん) 2025-09-15 22:15:02
- ↑やっぱり敬意を持って友情があるのはジョナサンだけってことですね。(体を乗っ取ってるけど) -- (名無しさん) 2025-09-16 18:17:29
- 性根は小物な癖に能力やカリスマは充分に備えているのがタチ悪いよな。まぁ、だからこそジョースター家達はこいつに勝てたわけなんだけども -- (名無しさん) 2025-09-26 17:44:47
- アニメのキャストが発表されてディエゴの声が石川さんに決まったけど、「俺だけの時間だぜ」はcv子安で言い放つとか演出的にやりそう。 -- (名無しさん) 2025-09-26 23:31:28
- 礼儀作法については母親に仕込まれたって記述がOVER HEAVENにあったような -- (名無しさん) 2025-10-15 15:58:49
- 父親と暮らしても母親と暮らしてもどちらでも魔道を歩むだろうな -- (名無しさん) 2025-11-02 15:51:09
- もしDIOの眠る棺が日中に引き上げられていたらその時点で第三部完になっていたよな。 -- (名無しさん) 2025-11-14 22:42:02
- ↑棺の中でマン・イン・ザ・ミラーよろしく最後の力を振り絞るDIO様を想像すると不謹慎な笑いがわいてきますね。 -- (名無しさん) 2025-11-20 18:38:35
- 父の思わぬ遺産から始まった紆余曲折を経て常人のそれを遥かに上回る長寿を得たが実質その大半を水底に閉じ込められていただけでジョースター家乗っ取りに失敗し巨万の富の栄華も長い忍耐(自業自得の面も多いが……)に対しあまりにも儚く散ったディオ。両親と決別したに近い学寮生暮らしを送り16歳の誕生日を迎える直前のある春の日に突然始まったギャングの道から2週間にも満たない激動の大争乱を駆け抜けついにはギャングのボスを討ち滅ぼし欧州を股に掛ける一大ギャング組織の事実上の乗っ取りに成功し明らかに格を感じさせるギャングの大物達から不動の臣従を得たジョルノ。……いろんな意味で対照的だしこう見ると完膚なきまでに親父超えを果たされてしまってるな…… -- (名無しさん) 2026-05-05 20:27:00
- 3部見るとジョナサンへの尊敬もかなり怪しいところがある -- (名無しさん) 2026-05-14 12:45:37
- ↑2 ディオにもギャングの男のような生きる道に光を照らしてくれる存在がいればね… -- (名無しさん) 2026-06-11 21:23:38
- ジョナサンに殴られたせいで余計性格歪んだ気がする -- (名無しさん) 2026-08-03 11:46:13
- ↑殴られる前からのジョナサンへの陰湿な仕打ちの時点で相当歪み切ってるから変わらんよ 殴られた影響なんて精々一時的に慢心を止めて機を待つというずる賢い手段を取れる様になった位だと思う -- (名無しさん) 2026-08-03 14:50:43
- ディオも結構かわいそうだな -- (名無しさん) 2026-08-07 00:09:51
- DIOの性格的に「スタンドに強いも弱いもない」と「自分のスタンドは最強」は矛盾してないのかもしれない。自分は別枠と考えてそうだし。 -- (名無しさん) 2026-08-12 16:32:24
- ↑天国に到達したDIO様の能力が自分の好きなように「真実の上書き(プッチ神父は強制的に覚悟を強いる世界)」なので自分だけは例外はあり得そうですね。 -- (名無しさん) 2026-08-12 18:31:11
最終更新:2026年08月17日 11:22