ねらいのまと(ポケモン)

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ねらいのまと(ポケモン) - (2018/01/29 (月) 22:07:59) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2018/01/29 Mon 12:56:02
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&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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「ねらいのまと」とは、[[ポケットモンスター]]シリーズに登場するアイテムの一つ。
初登場は[[第五世代>世代(ポケモン)]]。

その効果は次の通り。

[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]の タイプの 相性で 無効だった 技が 当たるように なってしまう。

いかがだろうか?
とても画期的な効果であることがわかるだろう。
簡単に言うとこれを持っていると「×0」となるダメージ全てを「×1」に変換する効果である。
このアイテムがあれば、[[じめんタイプ>じめんタイプ(ポケモン)]]への[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]技や、[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]へのじめん技、[[ゴーストタイプ>ゴーストタイプ(ポケモン)]]への[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]や[[かくとう>かくとうタイプ(ポケモン)]]技も普通に通るようになる。
つまり、これらの技の一貫性が大幅に向上することになるのだ。[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]なしでも対処が容易になることだろう。
注意点としては、「タイプの相性で」無効化されるもののみなので、[[特性>特性(ポケモン)]]「[[ふゆう>ふゆう(ポケモン)]]」や「[[そうしょく>そうしょく(ポケモン)]]」などによる無効化には効果がない。





























……さて、ポケモンの記事を見てきた人なら疑問に思うだろう。
「そんな便利なアイテムの割には対戦考察で名前を見たことがないな」と。
入手が困難なのか?いや、第五世代ではソウリュウシティで簡単に手に入るし、それ以降の作品でもBPとの交換なので入手自体は容易い。

では、このアイテム、何が問題なのか? 上の効果説明文をよーく読んでいただきたい。

ポケモンの タイプの 相性で 無効だった 技が 当たるように なってしまう。

なって しまう。

なって ''しまう''。


……うん、微妙にわかりにくい文章だが、嘘は言っていない。
''このアイテムを持っているポケモンには無効だった技が当たるようになってしまう''のである。

簡単に言うとこれを持っていると「×0」となる''自分への''ダメージ全てを「×1」に変換する効果である。
このアイテムがあれば、じめんタイプへのでんき技や、ひこうタイプへのじめん技、ゴーストタイプへのノーマルやかくとう技も''自分に''普通に通るようになる。
つまり、これらの技の''自パーティーへの''一貫性が大幅に向上することになるのだ。サブウェポンなしでも''このアイテム持ち''への対処が容易になることだろう。
注意点としては、「タイプの相性で」無効化されるもののみなので、''幸いにも''特性浮遊や草食などでの無効化には効果はない。

''間違いなくポケモンの持ち物全ての中でもトップクラスに使いにくく、そして無意味なアイテムである''。

同じくデメリットしかないように見える「どくどくだま」や「かえんだま」は、状態異常で発動する特性と組み合わせて使えるが、こちらにはそのような用途も発見されていない。
これに匹敵するような使い道のないアイテムは「くっつきバリ」ぐらいなものだろう。


なお、本当に使い道が皆無かと言うと実はそうでもない。一応……''一応''用途はある。

①[[トリック・すりかえ>トリック/すりかえ(ポケモン)]]で相手に押し付ける
デメリットしかないならこうしてしまえばいい。これでゴーストタイプにかくとう技が、[[あくタイプ>あくタイプ(ポケモン)]]に[[エスパー>エスパータイプ(ポケモン)]]技が通るぜ、やったね!
……「みやぶる」「かぎわける」「ミラクルアイ」で十分だろう。そもそもこれらの技ですら対戦で採用されることはまずない時点で……。
「じめんタイプにでんきを通す」「[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]に[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]を通す」などはこっちでしかできないが、技スペース一つと持ち物を犠牲にしてまでやることかというとはなはだ疑問。

②ひらいしん[[ドサイドン]]に使わせる
ひらいしんは「でんきタイプの技を自分に引き寄せ、さらに無効化、無効化した際に特攻1段階アップ」という特性。
しかし、ドサイドンは素でじめんタイプ持ちなのででんきはタイプ相性で無効化してしまい、特攻アップの恩恵が受けられない。
だが、ねらいのまとを持たせることで、でんき無効を打ち消してひらいしんの効果を発動させて特攻を上げられるのだ!しかもデメリットは皆無だぜ!
……根本的な話として特殊型ドサイドン自体がいわゆる「変態型」であり、[[ネタ>ネタポケ(ポケモン)]]かよほど意表を突きたい場合以外は使われない構成である。
そんなドサイドンの特攻が上がったところで恩恵はほぼない。というか、わざわざドサイドンにでんき技を撃ってくれる相手などいるわけがないので、でんき読み降臨か[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]でしか使えない。

また、第七世代では「タイプ相性による無効化よりも特性による無効化の方が優先される」に仕様変更。
これにより、''わざわざねらいのまとを持たせる意味が消失した''。%%元からなかったけど%%

③[[デスカーン]]に持たせて[[ケッキング]]のノーマル/かくとう技で殴って特性「ミイラ」をいただく
''そこまでするか?''
そもそもケッキングは初発の[[威力>威力(ポケモン)]]が極端に低く、さらにゴーストに半減される[[むし>むしタイプ(ポケモン)]]技「れんぞくぎり」を覚えるので、そっちで殴った方がなんぼかマシ。
というか、ダブルバトルでこの並びで出すだけで何をやろうとしているか[[モロバレル]]。


なお、デメリットしかないように見えるが、そもそも論として「初見で持ち物のわからないじめんタイプにでんきを撃つか?」ということを考えれば、実害を受ける状況はごく限られる。
''まぁ持ち物欄潰すのが何より大きいデメリットであるが''。

「どろぼう」と同じ感覚で「相手の持ち物を奪う」ことを目的として使えば、ある程度マシな使い方ができるかもしれない。
[[こだわり系アイテム>こだわり系アイテム(ポケモン)]]や「くろいてっきゅう」のように自分の行動を縛られることなく、必要に応じて相手の持ち物を潰せるのはそれなりのメリットとなり得る。
アイテムの効果にあまり意識せず、上手く無効タイプを潰せることができればラッキーくらいのつもりで運用しよう。
%%そういう型を積極的に使う必要性はないので、選ぶとしても消去法だけどね。%%



追記修正は無効になるタイプに攻撃を当てながらお願いします。

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- エクスカリバーだと思ってエクスカリパーを手にしたギルガメッシュの気分になれるアイテム  -- 名無しさん  (2018-01-29 13:03:14)
- 項目なかったのか  -- 名無しさん  (2018-01-29 14:52:00)
- トリプルの猫の手爆発パでサポート要員のサーナイトが使ってたのは見たことあるがそれだけだな…  -- 名無しさん  (2018-01-29 16:20:30)
- ゴーストタイプの野生ポケモンに「みねうち」が当たるようになるし…。わざわざそんなことする人がいるのかは知らん  -- 名無しさん  (2018-01-29 17:09:41)
- ↑まあ捕獲要員にドーブル辺りでみずびたしでいいやってなるな…  -- 名無しさん  (2018-01-29 18:36:38)
- だいばくはつ狙いなら確かにあるかもしれん  -- 名無しさん  (2018-01-29 18:38:00)
- ちなみにさかさバトルだと「相性による無効」がないから持たせても無意味だぞ!元から無意味なのは言わない約束だぞ!  -- 名無しさん  (2018-01-29 18:47:33)
- 言っちゃいかんかもしれんが、迷走期の産物だわ…  -- 名無しさん  (2018-01-29 22:07:59)
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