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ねらいのまと(ポケモン)

登録日:2018/01/29 Mon 12:56:02
更新日:2026/10/07 Wed 14:21:36
所要時間:約 4 分で読めます





使い道が よく わからない
道具を 持っているんだけれど
あなた 使ってみる……?

▶はい
  いいえ

……あなたなら 使いこなせるかも

じゃあ これを どうぞ!

wiki籠りは
ねらいのまとを 手に入れた!

(中略)

使いこなすのは ちょっと いや
かなーり 難しい 道具 だけど
うまく 使い方を 考えてね!

(『ブラック・ホワイト』ゲーム内のNPCの台詞より引用)





ねらいのまと とは『ポケットモンスター』シリーズに登場するアイテムの一つ。
英語圏での表記は “Ring Target"。


◆概要



その効果は次の通り。

ポケモンの タイプの相性で
無効だった 技が
当たるように なってしまう。


とても画期的な効果であることがわかるだろう。

簡単に言うと『このアイテムを所持していると「×0」となるダメージ全てを「×1」に変換する』ということである。

この相性による無効化は以下の一覧を見て分かる通り、戦闘において多大な影響を及ぼす。


つまり、これらの技の一貫性が大幅に向上することになるのだ。
サブウェポンなしでも対処が容易になることだろう。


注意点としては、「タイプの相性で」無効化されるもののみなので、特性『ふゆう』や『そうしょく』などによる無効化には効果がない。

また、タイプに関係するものでも「相性」ではなく元々タイプ自体の能力として無効化される技が有効になるわけではない。

つまり、でんきタイプをまひ状態にさせたり、くさタイプに「やどりぎのタネ」や「キノコのほうし」等を撒いたり、こおりタイプに「ぜったいれいど」を当てたりはできない。
ただし、じめんタイプへの「でんじは」はタイプ相性の影響を受けるため、当てることができる。


基本的には上記の通りダメージ倍率に影響を及ぼす効果である。



◆入手方法


ソウリュウシティのシャガの家の二階にいる女性から貰える。
なお、項目冒頭はその女性との会話である。

「バトルハウス/バトルハウス レプリカ」で32BPと交換できる。

「バトルツリー」で16BPと交換できる。

ラテラルタウンのほりだしもの市にて3000円 or 5000円で買える。
このほかDLCではウッウロボでも作れる。

エンディング後にハッコウシティのデリバードポーチにて10000円で買える。





追記・修正は 相手に無効になるタイプに攻撃を当てながら お願いします。


































……さて、ポケモンの記事を見てきた人なら疑問に思うだろう。
「そんな便利なアイテムの割には対戦考察で名前を見たことがないな」と。


入手が困難なのか?


いや、上記の通り、第五世代ではソウリュウシティで簡単に手に入るし、それ以降の作品でも第六世代~第七世代ではBPとの交換、第八世代以降は一部店舗にて購入可なので入手自体は容易い。



では、このアイテム、何が問題なのか?
概要冒頭の効果説明文をよーく読んでいただきたい。



ポケモンの タイプの相性で
無効だった 技が
当たるように なってしまう。



当たるように なってしまう。



当たるように なってしまう。



……うん、微妙にわかりにくい文章だが、嘘は言っていない。


『このアイテムを所持しているポケモンには無効だった技が当たるようになってしまう 』のである。


◇解説

このアイテムを所持しているポケモンは本来「×0」となるダメージが全て「×1」に変換されてしまう。
つまり相手の耐性ではなく自分の耐性を無効化する道具である。


このアイテムがあれば、じめんタイプへのでんき技や、ひこうタイプへのじめん技、ゴーストタイプへのノーマルやかくとう技も 自分に 普通に通るようになる。

つまり、これらの技の 自パーティーへの 一貫性が大幅に向上することになるのだ。サブウェポンなしでも このアイテム持ち への対処が容易になることだろう。


注意点としては、「タイプの相性で」無効化されるもののみなので、 幸いにも 特性『ふゆう』や『そうしょく』などのほか、タイプ自体の能力による無効化には効果がない。



間違いなくポケモンの持ち物全ての中でもトップクラスに使いにくく、
そして無意味なアイテムである。



同じくデメリットしかないように見える『かえんだま』や『どくどくだま』は、状態異常で発動する特性と組み合わせて使えるが、こちらにはそのような用途も発見されていない。
これに匹敵するような使い道のないアイテムは『くっつきバリ*1』ぐらいなものだろう。


しかし、これだけ需要の無いアイテムの割には初登場以降本編作品では『BD・SP』を除き現在に至るまで削除されていない。開発陣の中にこのアイテムの愛用者がいるのだろうか。



なお、本当に使い道が皆無かと言うと実はそうでもない。一応…… 一応 用途はある。



◆『ねらいのまと』の活用法


①「トリック/すりかえ」で相手に押し付ける

デメリットしかないならこうしてしまえばいい。
これでゴーストタイプにかくとう技が、あくタイプにエスパー技が通るぜ!やったね!





……「みやぶる」「かぎわける」「ミラクルアイ」で十分だろう。
そもそもこれらの技ですら対戦で採用されることはまずない時点で……。


一応、「じめんタイプにでんき技を通す」「はがねタイプにどく技を通す」などはこっちでしかできない。
特性『ぶきよう』のミミロップならデメリット(ゴースト技の有効化)を受けることなく「すりかえ」を実行することも可能。

しかし、どの道技スペース一つと持ち物を犠牲にしてまでやることかというと甚だ疑問。
どうしてもはがねタイプをどく/もうどく状態にしたいのなら 特性『ふしょく』のエンニュートもいる。


…それでも これが現状最も有用な使い道であり、相手からは持ち物が分からないため押し付ける前に本来無効となる技を打たれることはなく、押し付けたあとは相手の持ち物による強化とタイプ相性による無効化のメリットを同時に潰せる。

欠点は押し付けたあとに本来なら無効となる技を打たなければ『ねらいのまと』によるメリットが少ないことで、かといって無効技を打つことにこだわると戦術の幅を自分で狭くすることになる。
相手の持ち物を潰しつつ自分へのデメリットが少ない持ち物候補があまりない状況で消極的に採用される程度であろう。


しかし、第八世代以降ではごく一部で利用価値が見出されつつある。

レジエレキがじめんタイプ以外には滅法強いため、他のポケモンでじめんタイプのポケモンに「トリック/すりかえ」で渡す戦術もネタとは言い切れなくなってきたようだ。
「めざめるパワー」廃止によりめざ氷で突破という方法が使えなくなったのも関係あるのだろう。

ただレジエレキ自身は「トリック/すりかえ」を覚えない上に露骨にじめんタイプを呼ぶ「トリック」要員が少ないのが困りもの。

また、第八世代では「みやぶる」「かぎわける」が廃止されたため、「トリック」を使えば「みねうち」をゴーストタイプに当てる数少ない手段になった。
「みねうち」「でんじは」「さいみんじゅつ」を覚えるエルレイドあたりが適任か。


第九世代では テラスタル によるタイプ変化で技を無効化されるケースが増えたので、このアイテムはタイプ相性の利を潰せる手段となった。

「ネズミざん」を使うイッカネズミが「すりかえ」で押しつけてゴーストタイプを無理やり突破することができる。


いずれのケースでも効果を発揮した場合は強力だが、自分が持ったときのメリットはなく、効果を発揮する範囲が限定的なのが難点となる。


②『ひらいしん』のドサイドンに使わせる

『ひらいしん』は「でんきタイプの技を自分に引き寄せ、さらに無効化、無効化した際に特攻1段階アップ」という特性。

しかし、ドサイドンは素でじめんタイプ持ちなのででんきはタイプ相性で無効化してしまい、特攻アップの恩恵が受けられない。

さらに、上記の「トリック/すりかえ」戦法以外でじめんタイプにでんき技が通るようにする方法もないため、『ねらいのまと』を持たせるしかない。


だが、『ねらいのまと』を持たせることで、じめんによるでんき無効を打ち消して『ひらいしん』の効果を発動させて特攻を上げられるのだ!しかもデメリットは皆無だぜ!





……根本的な話として特殊型ドサイドン自体がいわゆる「変態型」であり、ネタかよほど意表を突きたい場合以外は使われない構成である。
そんなドサイドンの特攻が上がったところで恩恵はほぼない。

というか、わざわざドサイドンにでんき技を撃ってくれる相手などいるわけがないので、でんき技読み降臨かダブルバトルでしか使えない。


また、第七世代(サン・ムーン)以降は「タイプ相性による無効化よりも特性による無効化の方が優先される」に仕様変更。

これにより、わざわざ『ねらいのまと』を持たせる意味が消失した。元からなかったけど


③ギルガルドに使わせる

ギルガルドの専用技「キングシールド」は「相手の攻撃技を無効化し、さらに接触技だった場合攻撃を2段階ダウンさせる」という強力な技。

だが、元々無効であるノーマル・かくとう技に対しては「キングシールド」で防ぐという過程が発生せず、攻撃を下げられない。

そこであえてノーマル・かくとう技が通るようにすることで「キングシールド」を活かす場面を増やすことができる。


比較的まともな使い方だったが、第七世代以降はタイプによる無効化よりもキンシの判定が優先されるようになった。

ギルガルドとしては純粋に強化されたわけだが、これによりドサイドン同様『ねらいのまと』を持たせる意味が消失した。元から(ry


④デスカーンに持たせて、ケッキングのノーマル技 or かくとう技で殴って特性『ミイラ』をいただく

そこまでするか?

そもそもケッキングは、ゴーストに半減されるむし技「れんぞくぎり」を覚える。
この技は初発の威力が極端に低いので、そっちで殴った方がなんぼかマシ。
第三・第四世代の教え技なのでレートでは使えないが三色パンチ等の適当なサブウェポンで殴るだけでも十分。
状態異常が発生してしまったとしても「ほのおのパンチ」のやけどならそこまで痛手ではない。

そもそもダブルバトルでこの並びで出すだけで何をやろうとしているかモロバレルのが問題点。



◆最後に


なお、デメリットしかないアイテムように見えるが、そもそも論として
「初見で持ち物のわからないじめんタイプにでんき技を撃つか?」
ということを考えれば、実害を受ける状況はごく限られる。

まぁ持ち物欄潰すのが何より大きいデメリットであるが 。


「どろぼう」と同じ感覚で「相手の持ち物を奪う」ことを目的として使えば、ある程度マシな使い方ができるかもしれない。
こだわり系アイテムや『くろいてっきゅう』のように自分の行動を縛られることなく、必要に応じて相手の持ち物を潰せるのはそれなりのメリットとなり得る。

先述のように無効タイプをわざわざ打たれるリスクは低いので、受け出し狙いで運用しないポケモンならば適正は十分にある。


アイテムの効果にあまり期待せず、上手く無効タイプを潰せることができればラッキーくらいのつもりで運用しよう。

たまたま持たせていたら役に立った!勝った!…ということは十分に起こりうる。
もっとも、そういう型を積極的に使う必要性はないので、選ぶとしても消去法だけどね。





追記・修正は 自分に無効になるタイプに攻撃を当てられながら お願いします。

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最終更新:2026年10月07日 14:21

*1 所持していると、毎ターン終了時に最大HPの1/8分のダメージを受ける。相手・味方問わず、持ち物が無いポケモンから直接攻撃を受けると、所持者からそのポケモンに渡る。