それ ~それがやって来たら…(映画)

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それ ~それがやって来たら…(映画) - (2018/12/14 (金) 15:37:36) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2018/12/14 Fri 11:35:08
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます

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#center(){
&sizex(7){&bold(){&color(red,black){“それ”は悪魔か? 天使? 地獄の仕置人降臨!!}}}

&sizex(7){&bold(){&color(red,black){日本映画界に“それ”がついに上陸!}}}
}



*概要
『それ ~それがやって来たら…』とは、2018年4月14日に公開された日本のホラー映画。

元SKE48の&b(){平松可奈子}が主演を務めたサスペンスホラーであり、キャンプ場を訪れたヒロイン達が殺人鬼に遭遇して逃げ惑う姿を描かれている。
ヒロインの親友役をモデル&アイドルの&b(){椎名ひかり}が、神出鬼没な白塗りの殺人鬼役を&b(){いしだ壱成}が演じている他、お笑いコンビ『かもめんたる』の&b(){岩崎う大}が共演。

さて、本題に入ろう。初めて見た人もタイトルから薄々嫌な予感がしたと思うが、本作は『[[IT/イット “それ”が見えたら、終わり。]]』をパクッたような要素が含まれている。

・「それ」を冠するタイトル
・ピエロっぽい怪人。
・風船(本家が赤だったのに対し、本作では黄色)
・犠牲者の大半が子供

……と、『[[IT>IT(作品)]]』っぽい題名をつけてペニーワイズっぽいピエロを出しとけば売れるだろという意図が見え見えと言える。



*【あらすじ】
小林絢香と親友の工藤すみれは、ボランティアで小学生の男女6名を引率し、山奥のキャンプ場に来る。
絢香は、小学5年生の上杉響が子供達の輪に入らないことに気づき声をかけるが、響は何かを気にしている様子だった。
すると、どこからか口笛が聞こえてきて……。



*【登場人物】
-小林絢香
演:平松可奈子、峯田百花(幼少期)

主人公。
ボランティア活動でキャンプの引率を引き受けている女子大生であり、子供達を引き連れて山の中のコテージの近くで過ごしていたところ、森の中で倒れている女の子を発見。
時を同じくして小学生のメンバーが1人行方不明になり、手分けして探す事に…。


-工藤すみれ
演:椎名ひかり

絢香の親友。
メンバーの1人が行方不明になった後は警察に助けを呼ぶためにキャンプ場を後にした。


-美咲
演:浅野桃花

森の中で倒れていた謎の女の子。
絢香達に保護された時点でなぜか記憶を失っており、家族構成を含めて不明な点が多い。


-上杉響
演:牧純矢

小学生メンバーの1人である少年。
当初から暗い表情でキャンプに来ていたが、友人達が同級生のコウイチをイジメで死なせた過去が原因であった。
自身はイジメに加担しておらず、むしろ友人達を止めようとしていたが、&font(l){とばっちりで}コウイチの父親からは友人と共にコウイチの死を追及されて現在に至る。
「イジメに対する罪悪感」と「報復されるのではないかという恐怖心」で精神的に追い詰められていたものの、中盤では美咲に対して心を開くようになる。


-結城拓哉
演:加藤直輝

響の友人。
ウルフヘアの茶髪で気の強い少年。
中盤で行方不明になった勇太を探していたところ、他のメンバーと共に白塗りの男に襲われて死亡。
上記の通り、キャンプに来る前はコウイチに対してイジメを行なっていたらしく、目の前で彼が窓から落ちて死亡した際には動揺こそしていたが、人を死なせたことに関しては全く反省していなかったようである。
初登場時は気さくな性格を演じ、初対面の稔とも友好的に接していたが、コウイチを死なせた過去に怯えていた響に対しては&b(){「目を付けられたらイジメがバレるかもしれないから普通にしていろ(意訳)」}と脅し、中盤で稔に過去の事をしつこく聞かれた時に至っては隠し持っていたナイフで威圧していた。
挙句にイジメの主犯である事を女子に糾弾されると&b(){「あの親父(コウイチの父親)が来ても返り討ちにしてやる!」}と逆ギレ以外の何物でもない反論を口にする等、ゲスな本性を露わにしていた。
たとえ殺されなかったとしても、人間性も合わせて考えると今後、大きなトラブルが起きる可能性は十分過ぎるほどあったであろう。


-勇太
演:金丸竜也

響の友人。
森の中で用を足した後に白塗りの男に襲われ、最初の犠牲者となった。
イジメの共犯者であり、過去の回想場面では息子の死で怒り心頭なコウイチの父親に対し、白々しく&b(){「コウイチとはいつも仲良く遊んでた」}と言い逃れしようとする等、拓哉に劣らず最低な少年である事が伺える。


-稔
演:加藤大翔

ムードメーカーな少年。
何というか、小学生6人の中ではまともな部類であり、中盤で拓哉が女子と口論になった際には仲裁しようとしていた。
他のメンバーと共に(ry


-まゆ
演:ナナエ

ツインテールの女の子。
響達と同じクラスの小学生であるらしく、拓哉と勇太がコウイチにイジメを行なっていた事を知っている。
中盤で勇太の捜索をする羽目になった際には&b(){「コウイチをイジメたせいでキャンプが台無しになった(意訳)」}と拓哉を非難していた。
他のメンバーと共に(ry


-レナ
演:有澤ミッシェル

ハーフと思われる女の子。
まゆと違って拓哉達のイジメを知らなかったものの、中盤で勇太の捜索していた場面ではまゆと共に拓哉を責めていた。
他のメンバーと共に(ry


-白塗りの男
演:いしだ壱成

本作における殺人鬼。
&font(l){ペニーワイズをパクッたような}ピエロの格好しており、奇声を上げながら襲いかかってくる。
中の人の怪演も相まって不気味な存在である。


-コウイチ
過去の回想場面で登場した少年。既に故人
直接の描写が無いものの、日頃から拓哉と勇太からイジメを受けた末に窓から落ちて転落死した(自殺か事故死かは不明)。


-コウイチの父
演;岩崎う大

過去の回想場面で登場したコウイチの父親。
息子が亡くなったのは響達が原因である事を確信し、半狂乱で「殺してやる」と彼らに食ってかかり、響達の身を案じて制止してきた担任教師に対しても「イジメを放置した」と決めつけて怒りをぶつけていた。
ちなみに担任教師は「コウイチだけを特別扱いするわけにはいかない」「3人がやった証拠がない」と説得していたが、当然そんな言葉をかけられた父親には逆効果で余計逆上させてしまった。


#openclose(show=顛末を含むネタバレ ※クリックで展開){
響を除く小学生達が全員殺され、美咲が白塗りの男に連れ去られてしまった。
絢香は合流した響と共に洞窟へと向かうと、お約束と言わんばかりに白塗りの男と美咲が待ち構えていたが、美咲を殺さなかったのは絢香をおびき寄せるためであった。
#center(){
&bold(){&color(GOLD,black){まだわかんないのかなあ? お前、美咲ちゃんを見つけただろ?}}
}

実は絢香は以前美咲と出会っていたのである。
だが、当時の絢香は小学生で美咲は今と変わらない姿であった。
小学生だった絢香は好奇心で侵入した怪しげな家で美咲と出会ったのだが、そこにいた彼女は猿轡をされて身動きができない状態であり、思わず絢香は猿轡を外した。
美咲の口から、日常的に義父にDVの虐待を受けている事、家に監禁され続けている事を聞かされ、悲惨な境遇を見かねた絢香は美咲を助け出そうとしたが、ちょうど帰ってきた義父に「誰にも言わなければ家に帰してやる」と刃物を突き付けられて気絶し、そのまま外へと放り出されてしまった。綾香のその後に関しては不明であるが、追い出された後は警察に通報することなく逃げ出したと思われる。
そして、救いのチャンスを失った美咲はその後も暴行を受け続けて瀕死の状態となってしまう。ちなみに母親は現在家にいないらしく、おそらく「義父のDVで逃げ出した」か「既に亡くなっている」かのどちらかであると思われる。
#center(){
&bold(){&color(GOLD,black){僕は美咲ちゃんの味方だよ}}
}

義父が一旦部屋から出た後に&font(red){白塗りの男}が美咲の目の前の現れ、自身に同情してくれた白塗り男から&bold(){&color(GOLD,black){「僕にどうしてほしい?」}}と質問された美咲は…
#center(){
&bold(){&color(red,black){あの子も…外で遊んでる子供達も…私を苦しめるみんな}}
&bold(){&color(red,black){みんな…みんないなくなればいい…!}}
}

自身を虐げる義父や自身を見捨てた絢香だけなく、みんなという不特定多数に対しても憎しみを抱いた美咲の願いを聞き届けた白塗りの男はさっそく義父をナイフでメッタ刺しにて殺害。
1人目の復讐相手を始末した事を報告しに美咲がいる部屋へと戻ったが、虐待で衰弱していた彼女は既に息を引き取っていた。
美咲の死で泣き崩れた白塗りの男は&bold(){&color(GOLD,black){「約束は守るよ」}}と残りの願いを実行する事を誓って現在に至る。
#center(){
&bold(){&color(GOLD,black){探すのに苦労したよ。ずるいなあ…お前、あの時の事全然覚えてないんだもん}}
}

結論から言ってしまえば、美咲は既に死亡しており、絢香達の前に現れた美咲はこの世の者ではない存在になり果てていたのであった。
成人した絢香は過去の事などすっかり忘れており、白塗りの男に真実を聞かされるまで美咲が命を落とした事すら知らずに平穏に生きてきたのである。
全てを知った絢香は、(状況的に仕方ないとはいえ)美咲に対する謝罪よりも命乞いを優先する体たらくであり、その様子を目の当たりにした美咲は…
#center(){
&bold(){&color(red,black){まーだだよ。もっともっと苦しんでからじゃないと…}}
}

……と口にし、美咲の言葉の意味を理解した白塗りの男は絢香には目もくれず、その場にいた響を殺害。
その後、ようやくすみれが警官を連れてキャンプ場に戻ってきたが、そこには血まみれとなった響のそばで座り込んでいる絢香しかおらず、白塗りの男と美咲の姿はなかった。
&font(l){オカルトにありがちな[[因果律操作]]によって}現場からは何故か絢香の指紋が検出されたため、絢香は運悪くキャンプ場連続殺傷事件の容疑者として逮捕されてしまう。
三ヶ月後、全てを失った絢香は、[[無実を訴えても誰にも信じてもらえない絶望>チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~]]から取り調べ中に自殺未遂を起こして入院。
この頃には&b(){「私がいるとみんな不幸になる(意訳)」}と自分を責めると同時に白塗りの男の存在におびえ続けていた。
そして、クライマックスではこの時を待っていたと言わんばかりに白塗りの男が現れて絢香を惨殺。


場面は変わり、夜の街を徘徊する白塗りの男と美咲の姿が映し出される。
絢香の最期を見届けた2人はいずこかへと消えていった。これからも標的を探す事を暗示するかのように……
}





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- オカルトでもいいんだけどさ、幽霊が万能すぎるのはやめてほしいな  -- 名無しさん  (2018-12-14 13:12:43)
- ↑オカルトあるあるだねー。これ度がすぎるとギャグになる。  -- 名無しさん  (2018-12-14 13:28:20)
- タイトルだけ見た時にてっきりITの邦題だと思った。露骨すぎやろ  -- 名無しさん  (2018-12-14 15:05:47)
- ITとは関係ないのか…  -- 名無しさん  (2018-12-14 15:37:36)
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