ひとりぼっちの○○生活

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ひとりぼっちの○○生活 - (2021/05/15 (土) 18:13:15) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2019/05/09 Wed 18:07:53
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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『ひとりぼっちの○○生活』は[[コミック電撃だいおうじ]]で連載されていた[[4コマ漫画]]作品。 
作者は『[[三ツ星カラーズ]]』を手がけたカツヲ。既刊7巻(2021年1月時点)で公式略称は「ぼっち生活」。


*◆概要
極度の人見知りで友人がほとんどいない主人公・&bold(){一里ぼっち(ひとりぼっち)}が、友達を作るべく奮闘するハートフルコメディ。
物語は、中学校入学前にぼっちの唯一の友人で幼馴染・&bold(){八原かい(やわらかい)}に「&bold(){中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交}」と言い渡されるところから始まる。
幼馴染と仲直りするために、人見知りのぼっちが中学校で勇気を出してクラスメイトに話しかけ、友人を作りながら次第に成長していく様子をコメディタッチで描く。

本作では「他者に想いを伝えること」、すなわちコミュニケーションに一貫してスポットが当たっている。
コミュニケーションの方法も、単純な会話に留まらずメッセージアプリや手紙、広報誌など様々なものが登場する。
人見知りであるぼっちは会話はもちろんそのほかのコミュニケーションも不器用なことが多く、読者はもどかしさや滑稽さを感じるかもしれない。

一方でコミュニケーションに難があるのは決してぼっちだけではなく、クラスメイトたちはそれぞれに悩みを抱え、クラスに馴染めずにいる子もいる。
中には「&bold(){友達を作らない主義}」の子や「&bold(){登校拒否}」の子までいる。もちろん男子もいる。
ぼっちは&bold(){クラス全員}と友達にならなければならないという動機と、不器用で普通ではないコミュニケーションによって、
普通の会話では想いがなかなか伝わらない子たちとも想いを通わせていく。
最初はぼっちは周囲に助けられてばかりだが、次第にその存在がクラスに認められ、ぼっちにしかできない方法でクラスを変えていく。


*◆あらすじ
人見知りで友人がほとんどいない一里ぼっちは、中学に上がる直前、唯一の友人だった八原かいに「中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交」と言い渡されてしまう。
かいと仲直りするために、ぼっちは中学校で友人を作るべく奮闘する。まずは前の席の人に声をかけようとするが…。
果たしてぼっちは人見知りを克服してクラス全員と友達になり、かいと仲直りすることができるのか?


*◆登場人物
&font(#008cff){&bold(){一里ぼっち(ひとり・ぼっち)}}CV:森下千咲
本作の主人公で中学1年生→2年生→3年生。極度の人見知りかつあがり症で、知らない人との会話は挨拶すらままならない絵に描いたようなコミュ障。
極端に緊張すると足が攣ったり吐いたりしてしまう。
中学入学前には八原かいという唯一の親友かつ幼馴染がいたが、受験によって学校が分かれてしまい、
「(ぼっちが)中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交」と言い渡され、中学入学初日は友人が一人もいなかった。
かいとの約束を果たして仲直りするために、クラス全員と友達になるべく奮闘する。

心配性でネガティブ思考だが、その反面作戦を立ててから行動することが多く、計画力には優れている。
慣れない人と会話するときには手やノートに台本をメモしてそれを読みながら会話することも多い。
ただし夜に気が大きくなるタイプであるため、夜に立てた作戦はあまり当てにならない。またそうでなくても作戦通りに事が運ぶことは稀である。
しかし行動力と鋼のメンタルを持ち、友達になるためなら何度作戦に失敗しても諦めずにコミュニケーションを図ろうとする。
この行動力と普通ではないコミュニケーションによって、他の人とは打ち解けられなかったクラスメイトの心を開き通じ合えるようになるのもまた事実である。
そうしていつの間にか、ばらばらだったクラスメイトを繋ぎ止めるクラスの中心になりつつある。

ただしコミュニケーションの経験が乏しいことから相手の言葉を額面通りに捉えてしまうこともしばしばであり、親しい人ともまともな会話ができるとは限らない。
「友達になる」もなんとなく友達になった空気などを察することができず、「友達になってください」という一種の手続きを必要とする。

臆病であるが真面目で頭が良く、勉強はかなりできる方。記憶力も良く、話したことのないクラスメイトや最初に話した時の会話内容などもしっかり覚えている。
幼馴染のかいと同じ中学に合格できる学力もあったが、面接試験の前に緊張で気絶してしまい受験できなかったために現在の公立中学校に通うことになった。

かいとは絶交中であり連絡をとったり会話を交わしたりすることはないが、もちろん嫌いになったわけではなく、お互いに気持ちは通じ合っている。

詳細は[[個別記事>一里ぼっち]]へ。


&font(#ffb74c){&bold(){砂尾なこ(すなお・なこ)}}CV:[[田中美海]]
ぼっちの前の席の人。金髪で制服を着崩しており、ぶっきらぼうな口調が特徴。
ぱっと見ヤンキーで怖い印象を持たれがちだが、本当は友達想いの優しい子でありアルからは「ニセヤンキー」と言われている。
その外見からクラスメイトや担任からは怖い人と認識され距離を取られていたが、ぼっちやアルとの出会いから次第にクラスに馴染むようになる。
一方で「やりたくないことはやらない主義」で「動きたくない人」であり、学校に対してあまりやる気がないのは本当である。勉強や運動は苦手。

ぼっちが友達を作ろうとするときにはいつも傍でサポートしている。ぼっちの様子次第では影で見守るだけに留めることも。
友達作りに大きく関わらない場面では嘘を教えたり意地悪することもしばしば。
一方でぼっちに他の子が近づくと警戒するなど彼氏ムーブをキメることもある。

アルの残念な部分をイジってよく笑っているが、秘密はしっかり守り時々フォローも入れている。



&font(#ff69b4){&bold(){本庄アル(ほんしょう・ある)}}CV:[[鬼頭明里]]
ぼっちのクラスの副委員長。ぼっちとなこの仲直りを手伝ったことがきっかけでぼっちと友達になった。
笑顔が素敵な完璧副委員長を目指しており、クラスではそのように振舞っているが、その実かなり残念な子。
うっかりミスが多く、よくわからない歌を歌い、単純にツイてないことも多い。しかしそのことはクラスでは秘密であり、少数の人間しか知らない。

本性といっても性格に二面性があったり裏の顔があったりするわけではなく、クラスの困りごとを積極的に解決しようとするいい子である。
世話焼きな性格であり、困っている人や悩んでいる人の手助けには強い行動力を発揮する。

本当は委員長になりたかったが、投票で2位になり副委員長になったあたりも残念。
テニス部に所属しているがサボり気味であり、サーブがほとんど成功しない程度の実力。

自分のことを残念と思わないぼっちのことを気に入っており、クラスで話すときはいつもぼっちの椅子に半分座っている。

詳細は[[個別記事>本庄アル]]へ。


&font(#b8d200){&bold(){ソトカ・ラキター(そとか・らきたー、&italic(){Sotca Luckythar})}}CV:黒瀬ゆうこ
ぼっちの隣の席の人。単身日本にやってきた外国人で、背が高く金髪碧眼の美少女。
クラス外にも知れ渡っている有名人であるが、それゆえに周囲からすれば近寄りがたく、クラスに馴染めずにいた。
日本にやってきた理由は忍者を探すため。存在感を消し人目を避けて行動するぼっちを忍者と思い込んで話しかけた。
ぼっちのことを師匠と呼び、忍術の稽古をつけてもらっている。しかしぼっちはあくまで師匠であり、忍術を教わり切るまでは友達にはならないと話す。

しかし佳子と出会って強くなろうとするぼっちに対し、自信を持たせるべく弟子をやめることを決意する。
ぼっちに教わったある”忍術”を使い、ぼっちに想いを伝えて晴れて友達となった。

運動神経が良く力も強い。立っている人をジャンプで飛び越したり、軽々とぼっちの体を持ち上げたりできる。
また手先も器用で折り紙が得意。特に手裏剣はすごい速さで折れる。


&font(#800080){&bold(){倉井佳子(くらい・かこ)}}CV:市ノ瀬加那
ぼっちのクラスの風紀委員。風紀委員らしく非常に真面目で他人に厳しく自分に厳しい性格で、クラスの中では頼りになるが少し近寄りがたい存在。
過去の体験から一人でも生きていけるように強くなりたいと思っており、「&bold(){友達は作らない主義}」の人としてぼっちの前に立ちはだかる。
それゆえぼっちと友達になるつもりはないと語るが、服装を乱さず真面目なぼっちには一目置いていた。

友達を作ることで強くなろうとするぼっちとは真逆の思想であり最初は馬が合わないという態度をとるが、次第にぼっちに興味を持ちライバルとして認識するようになる。
自分と異なる価値観を持ち、新しい世界を見せてくれるぼっちのことを認めるに伴って、次第にデレたツンデレのような態度をとり始めている。
一方でぼっちにとっては自分が強くあろうとするきっかけを与えた人物である。

普段は真面目で厳しい反面、行事ごとではテンションが上がり全力で楽しむタイプ。動物全般が好きで動物のことには表情が緩むが犬は苦手。


&bold(){小篠咲真世(おじょうさ・まよ)}CV:宮下早紀
ぼっちのクラスの社長令嬢。家には使用人がたくさんおり、登下校はじいやにリムジンで送り迎えされている。
育ちの良いお嬢様で物腰が柔らかくお節介焼きな性格。

クラス替えを恐れるぼっちに対してもお節介を発揮し、クラス替えを阻止するために&bold(){学校を買うこと}を提案して資金集めのために千羽鶴代行サービス(&bold(){500円})を提案した。
両親が仕事で家にいないこととお金持ちであることが災いしてか、金銭感覚というものが存在せず世間知らずである。

仕事で海外から帰らない両親を恋しがっているが、両親を気遣って連絡を取ることすら出来ず、そんな寂しさから困っている人を探してはお節介を焼いていた。
千羽鶴代行サービスとプリクラを撮りに行ってぼっちの友達になり、それをきっかけに両親と連絡を取り、少しはわがままも言えるようになった。


&bold(){美奈川らう(みながわ・らう)}CV:向井莉生
ぼっちのクラスいちの人気者。いつも笑顔で周りに笑顔を振りまいており、彼女の周りは笑いが絶えない。本人もゲラ。
クラスメイトは最初から皆友達という考えで、クラスメイトには「みーな」と呼ばれて親しまれている。
常に頭にアイマスクを着用している(授業中はよく下ろして寝ている)。

声が大きく元気だが音痴。本人にも音痴の自覚はある。合唱コンクールの練習をきっかけにぼっちと友達になった。

後述の布藤香とは同じ小学校で、当時は学校でいつも寝ていたため香しか友達がいなかった。
香が登校拒否を始めて以来、中学校になっても香がいつ学校に来ても不安にならないように楽しいクラスにしようとして明るく振舞っている。


&bold(){布藤香(ふとう・こう)}
ぼっちのクラスの&bold(){登校拒否の子}。小学校時代はらうの友達で、いつも寝ていたらうを起こしていた。
小学校6年生の時、給食で苦手なトマトを食べて吐いてしまい、そこから登校拒否を続けていた。

ある日、ぼっちがらうに連れられて香の家を訪れた時からぼっちとは手紙のやり取りをしており、
最初は戸惑っていたが&bold(){毎日のように意味がよくわからない手紙をポストに入れてくる}ので次第に楽しみになっていた。
らうの楽しいクラスにしようという頑張りと、自分と同じく人前で吐いた経験があり人前に立つのが怖いというぼっちの働きかけによって、
文化祭の直前には登校を復帰し、らうと再会した。クラスメイトとも初対面し、ぼっちとは友達になった。

人を起こすのが得意。家ではポセイドンという犬を飼っている。


&font(#ffdc00){&bold(){八原かい(やわら・かい)}}CV:小原好美
ぼっちの幼馴染。通称「かいちゃん」。ぼっちと絶交して中学校に送り出した張本人であり、この物語の元凶。
中学受験によってぼっちとは別の中学校に通っている。

人見知りなぼっちを本気で心配し、断腸の思いで絶交した。それ以降、街で出会っても露骨に避ける行動をとる。
絶交したことは今でも後悔しており、ぼっちに話しかけられても無視しては涙を流している。
自分がしていることの重大さや残酷さを誰よりも認識しており、罰として自分は中学で友達を作ろうとしなかったほど。
常にぼっちのことを案じており、かいの中学の友人にはいつもぼっちの話をしている。

特徴的なアホ毛(触覚)があり、これだけでもぼっちにはそれがかいのものであるとわかってしまう。しかしアホ毛を隠すとわからなくなる。

アルとは連絡先を交換しており、ぼっちの様子を時折聞いている。
ぼっちと直接会話を交わすことはないが、それでも心は通じ合っており必ず仲直りできると信じている。


*◆テレビアニメ
2019年4月よりテレビアニメが放送されている。アニメーション制作はC2C。

**主題歌
オープニングテーマ「&bold(){ひとりぼっちのモノローグ}」
歌:一里ぼっち(森下千咲)、砂尾なこ(田中美海)、本庄アル(鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(黒瀬ゆうこ)

エンディングテーマ「&bold(){ね、いっしょにかえろ。}」
歌:一里ぼっち(森下千咲)

挿入歌「&bold(){まけるなアル かがやけアル}」
歌:本庄アル(鬼頭明里)

挿入歌「爆笑ぼっち塾 校歌」
歌:一里ぼっち(森下千咲)、砂尾なこ(田中美海)、本庄アル(鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(黒瀬ゆうこ)

**Webラジオ
Webラジオ『&bold(){ひとりぼっちの◯◯ラジオ生活}』が、2019年4月から音泉にて配信中。パーソナリティは一里ぼっち役の森下千咲と砂尾なこ役の田中美海。


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- わたモテイージーモードとか言われてたけど……色々ベクトルが違うような  -- 名無しさん  (2019-05-09 22:30:25)
- ネーミングが奇面組を思い起こさせる  -- 名無しさん  (2019-05-10 00:36:20)
- ストレートなネーミング大好き  -- 名無しさん  (2019-05-10 13:33:39)
- 娘にぼっちと名付けるとかやばすぎ  -- 名無しさん  (2019-06-03 22:22:53)
- ぼっち「がんばるぞい」  -- 名無しさん  (2019-06-20 20:23:55)
- 今月号読んで、2話で仄めかされてた なこの夢に感動した。6年越しの伏線回収とは恐れ入りました  -- 名無しさん  (2019-12-27 00:12:15)
- 「よおな」とか「そおに」とか「う」が「お」になってるのが気になる  -- 名無しさん  (2020-11-23 22:32:43)
- 次号で完結  -- 名無しさん  (2021-03-28 00:41:08)
- 新聞ラテ欄の「ぼっち生活」が公式略称と知った時の衝撃よ……  -- 名無しさん  (2021-05-15 18:13:15)
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