ひとりぼっちの○○生活

登録日:2019/05/09 Wed 18:07:53
更新日:2024/03/16 Sat 00:44:56
所要時間:約 23 分で読めます




『ひとりぼっちの○○生活』はコミック電撃だいおうじで連載されていた4コマ漫画作品。
作者は『三ツ星カラーズ』を手がけたカツヲ。全8巻で公式略称は「ぼっち生活」。


◆概要

極度の人見知りで友人がほとんどいない主人公・一里ぼっち(ひとりぼっち)が、友達を作るべく奮闘するハートフルコメディ。
物語は、中学校入学前にぼっちの唯一の友人で幼馴染・八原かい(やわらかい)に「中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交」と言い渡されるところから始まる。
幼馴染と仲直りするために、人見知りのぼっちが中学校で勇気を出してクラスメイトに話しかけ、友人を作りながら次第に成長していく様子をコメディタッチで描く。

本作では「他者に想いを伝えること」、すなわちコミュニケーションに一貫してスポットが当たっている。
コミュニケーションの方法も、単純な会話に留まらずメッセージアプリや手紙、広報誌など様々なものが登場する。
人見知りであるぼっちは会話はもちろんそのほかのコミュニケーションも不器用なことが多く、読者はもどかしさや滑稽さを感じるかもしれない。

一方でコミュニケーションに難があるのは決してぼっちだけではなく、クラスメイトたちはそれぞれに悩みを抱え、クラスに馴染めずにいる子もいる。
中には「友達を作らない主義」の子や「登校拒否」の子までいる。もちろん男子もいる。
ぼっちはクラス全員と友達にならなければならないという動機と、不器用で普通ではないコミュニケーションによって、
普通の会話では想いがなかなか伝わらない子たちとも想いを通わせていく。
最初はぼっちは周囲に助けられてばかりだが、次第にその存在がクラスに認められ、ぼっちにしかできない方法でクラスを変えていく。


◆あらすじ

人見知りで友人がほとんどいない一里ぼっちは、中学に上がる直前、唯一の友人だった八原かいに「中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交」と言い渡されてしまう。
かいと仲直りするために、ぼっちは中学校で友人を作るべく奮闘する。まずは前の席の人に声をかけようとするが…。
果たしてぼっちは人見知りを克服してクラス全員と友達になり、かいと仲直りすることができるのか?


◆登場人物

スマホたぷたぷグループ

一里ぼっちを含めた5人のメインキャラクター。彼女たちを中心に物語は進行する。
名前はなこが適当に命名。

一里(ひとり)ぼっち(主人公) CV:森下千咲

本作の主人公で中学1年生→2年生→3年生。誕生日は5月5日。
極度の人見知りかつあがり症で、知らない人との会話は挨拶すらままならない絵に描いたようなコミュ障。
極端に緊張すると足が攣ったり吐いたりしてしまう。
中学入学前には八原かいという唯一の親友かつ幼馴染がいたが、受験によって学校が分かれてしまい、
「(ぼっちが)中学校でクラス全員と友達になれるまで絶交」と言い渡され、中学入学初日は友人が一人もいなかった。
かいとの約束を果たして仲直りするために、クラス全員と友達になるべく奮闘する。

心配性でネガティブ思考だが、その反面作戦を立ててから行動することが多く、計画力には優れている。
慣れない人と会話するときには手やノートに台本をメモしてそれを読みながら会話することも多い。
ただし夜に気が大きくなるタイプであるため、夜に立てた作戦はあまり当てにならない。またそうでなくても作戦通りに事が運ぶことは稀である。
しかし行動力と鋼のメンタルを持ち、友達になるためなら何度作戦に失敗しても諦めずにコミュニケーションを図ろうとする。
この行動力と普通ではないコミュニケーションによって、他の人とは打ち解けられなかったクラスメイトの心を開き通じ合えるようになるのもまた事実である。
そうしていつの間にか、ばらばらだったクラスメイトを繋ぎ止めるクラスの中心になりつつある。

ただしコミュニケーションの経験が乏しいことから相手の言葉を額面通りに捉えてしまうこともしばしばであり、親しい人ともまともな会話ができるとは限らない。
「友達になる」もなんとなく友達になった空気などを察することができず、「友達になってください」という一種の手続きを必要とする。

臆病であるが真面目で頭が良く、勉強はかなりできる方。記憶力も良く、話したことのないクラスメイトや最初に話した時の会話内容などもしっかり覚えている。
幼馴染のかいと同じ中学に合格できる学力もあったが、面接試験の前に緊張で気絶してしまい受験できなかったために現在の公立中学校に通うことになった。

かいとは絶交中であり連絡をとったり会話を交わしたりすることはないが、もちろん嫌いになったわけではなく、お互いに気持ちは通じ合っている。

詳細は個別記事へ。

砂尾(すなお)なこ(前の席の人)CV:田中美海

ぼっちの前の席の人。初回から登場する、パートナーおよびもう一人の主人公と言える人物。誕生日は5月4日。
金髪で制服を着崩しており、ぶっきらぼうな口調とはねた髪型や泣きぼくろが特徴。左利き。
ぱっと見がヤンキーである上に、なこ本人がクラスに馴染もうとしない事から怖い印象を持たれがちで、クラスメイトや担任から距離を取られていた。
しかしぼっちの不器用ながらも友達作りに頑張ろうとする一生懸命さに打たれ、最初の友達となる。
以降はぼっちやアルと関わる事で次第にクラスに馴染むようになる。
なこ自身は周囲から怖い人だと思われてる事と自身の泣きぼくろは気にしている。

Sっ気のある性格で、心を許した相手にはちょっとしたいじわるをしたりからかったりする事が多い。
物語開始当初はぼっちに対して軽くいじわるをしていたが、イジりがいのあるアルとつるみ出してからはいじわるの矛先の大半がアルに向かう事に。
アルの残念な部分をイジってよく笑っているが、秘密はしっかり守り時々フォローも入れている。
アルも割と反撃に出るので夫婦漫才のようなやり取りを続けている。
また真剣な話をするときは一転、自分の想いを伝えられる素直さも併せ持っている。

本当は友達想いで面倒見の良い優しい子であり、ぼっちが友達を作ろうとするときにはいつも傍でサポートしている。
ぼっちの様子次第では影で見守るだけに留めることもある。
序盤はぼっちに他の子が近づくと警戒するなど彼氏ムーブをキメた事もある。
また上下関係等の礼節はわきまえており、目上の人に対してちゃんと敬語で接する。
そのギャップによりアルから「ニセヤンキー」と言われた。
夢はあるらしいがぼっち達には秘密にしている。

一方で「やりたくないことはやらない主義」で「動きたくない人」であり、学校に対してあまりやる気がないのは本当である。
勉強や運動は苦手。もちろんカナヅチ。
意外にも料理が得意。ただし校外学習にて皆でカレーを作るは際は隙あらばサボろうとしていた。

スイーツ全般が好物の甘党。常に飴を携帯している。
作中のスイーツに関するエピソードの大半はなこ発端である。

彼女の他人と関わろうとしなかった理由や、ぼっちに秘密にしていた夢は物語後半に明かされる事になる。

本庄(ほんしょう)アル(副委員長)CV:鬼頭明里

ぼっちのクラスの副委員長。誕生日は12月24日。
ぼっちとなこの仲直りを手伝ったことがきっかけでぼっちと友達になった。
笑顔が素敵な完璧副委員長を目指しており、クラスではそのように振舞っているが、その実かなり残念な子。
うっかりミスが多く、よくわからない歌を歌い、単純にツイてないことも多い。しかしそのことはクラスでは秘密であり、少数の人間しか知らない。

本性といっても性格に二面性があったり裏の顔があったりするわけではなく、クラスの困りごとを積極的に解決しようとするいい子である。
世話焼きな性格であり、困っている人や悩んでいる人の手助けには強い行動力を発揮する。

本当は委員長になりたかったが、投票で2位になり副委員長になったあたりも残念。
テニス部に所属しているがサボり気味であり、サーブがほとんど成功しない程度の実力。

自分のことを残念と思わないぼっちのことを気に入っており、クラスで話すときはいつもぼっちの椅子に半分座っている。

詳細は個別記事へ。

ソトカ(Sotca)ラキター(Luckythar)(隣の席の人)CV:黒瀬ゆうこ

ぼっちの隣の席の人。誕生日は7月31日。
単身日本にやってきた外国人で、背が高く金髪碧眼の美少女。
クラス外にも知れ渡っている有名人であるが、それゆえに周囲からすれば近寄りがたく、クラスに馴染めずにいた。
日本にやってきた理由は忍者を探すため。存在感を消し人目を避けて行動するぼっちを忍者と思い込んで話しかけた。
ぼっちのことを師匠と呼び、忍術の稽古をつけてもらっている。しかしぼっちはあくまで師匠であり、忍術を教わり切るまでは「友達にはならない」と話す。

しかしぼっちと関わっていくうちにぼっちの友達作りに対する真剣な想いを知る事になり、軽い気持ちで「友達にはならない」と言った事を後悔するようになっていく。
佳子と出会って強くなろうとするぼっちに対し、自信を持たせるべく弟子をやめることを決意する。
ぼっちに教わったある”忍術”を使い、ぼっちに想いを伝えて晴れて友達となった。

運動神経が良く力も強い。立っている人をジャンプで飛び越したり、軽々とぼっちの体を持ち上げたりできる。
手先も器用で折り紙が得意。特に手裏剣はすごい速さで折れる。
また英語圏出身でありながら日本語をすらすら話す秀才でもある。
実は敬語でしか喋れないといった弱点があり、タメ語はあまり使いこなせず苦手としている。
ちなみに精神的に強いショックを受けると覚えた日本語を全て忘れてしまう。

狭くて畳のある部屋が日本的であるという理由で古めの木造アパートの一間に住んでいる。
…が実はそのアパートはラキター家が購入した所有物であり、アパート自体がソトカの家である。
以降はお泊り会等のイベント事にソトカのアパートが使われる事が多くなった。
なお作中では登場しないがハウスキーパーも住んでおり、アパートを管理している。
このエピソードで、実はいいとこのお嬢さまという事が判明する。
実家はあまりにも広く、ソトカ自身が入った事もない部屋もあるという。
幼少の頃は諸外国へ旅行もしていた。

ヘアアレンジが趣味であり、作中後半では髪型が何度も変っている。
またぼっち達の髪型を変えて楽しむエピソードもある。

倉井(くらい)佳子(かこ)(風紀委員)CV:市ノ瀬加那

ぼっちのクラスの風紀委員。誕生日は6月11日。
風紀委員らしく非常に真面目で他人にも自分にも厳しい性格で、クラスの中では頼りになるが少し近寄りがたい存在。
過去の体験から一人でも生きていけるように強くなりたいと思っており、「友達は作らない主義」の人としてぼっちの前に立ちはだかる。
それゆえぼっちと友達になるつもりはないと語るが、服装を乱さず真面目なぼっちには一目置いていた。
その為メインキャラの中では作中での登場や合流は遅め。

友達を作ることで強くなろうとするぼっちとは真逆の思想であり最初は馬が合わないという態度をとるが、次第にぼっちに興味を持ちライバルとして認識するようになる。
自分と異なる価値観を持ち、新しい世界を見せてくれるぼっちのことを認めるに伴って、次第にデレたテンプレ通りのツンデレのような態度をとり始める。
ぼっちが香の不登校を立ち直らせた際はぼっちに対して敬意も抱くようになると同時に、自分の想いも吐露し始める。
一方でぼっちにとっては自分が強くあろうとするきっかけを与えた人物である。

過去の経験のせいで真面目で厳しいが、元々は笑顔の多い明るい性格である。
熱で自我を保てなっかた際には本来の性格が表に出たことも。
行事ごとではテンションが上がり全力で楽しむタイプ。やりたい事の計画はしっかり立て、しおり作りは欠かさない。
動物全般が好きで動物のことには表情が緩むが犬は苦手。
秘かに笑い上戸であり、ふとした事(主にアル関係)で吹いてしまう事もしばしば。

1組の人たち

クラス全員と友達になるという話の都合上クラスメイト全員に名前や設定があり、クラス替えは行われない。
出席番号及び席順は誕生日順となっている。

河合(かわい)依乃(いの)(委員長)CV:春村奈々
ぼっちのクラスの委員長の女子生徒。誕生日は4月9日。
自己顕示欲が強く、何事も1番でないと気が済まない性分。常に「委員長 河合依乃」と書かれたタスキをかけている。
タスキにこだわりがあるようで、球技大会の際にぼっちに作戦部長を依頼した際にも「作戦部長」と書かれたタスキを渡した。

津吉(つよし)(のぞむ)(ボクっ娘)
強い人に憧れるぼっちのクラスメイトの女子生徒。誕生日は4月15日。
クラスで1番強い人を探すという目的で最初はなこを観察していたが、隣にいたぼっちに人が集まる事に気付きぼっちを観察するようになる。

美奈川(みながわ)らう(クラスいちの人気者)CV:向井莉生
ぼっちのクラスいちの人気者の女子生徒。誕生日は4月20日。
いつも笑顔で周りに笑顔を振りまいており、彼女の周りは笑いが絶えない。本人もゲラ。
クラスメイトは最初から皆友達という考えで、クラスメイトには「みーな」と呼ばれて親しまれている。
常に頭にアイマスクを着用している(授業中はよく下ろして寝ている)。

声が大きく元気だが音痴。本人にも音痴の自覚はある。合唱コンクールの練習をきっかけにぼっちと友達になった。

後述の布藤香とは同じ小学校で、当時は学校でいつも寝ていたため香しか友達がいなかった。
香が登校拒否を始めて以来、中学校になっても香がいつ学校に来ても不安にならないように楽しいクラスにしようとして明るく振舞っている。

太市(おおいち)四季(しき)(放送部)
ぼっちのクラスの放送部所属の男子生徒。誕生日は5月20日。
らくの紹介でぼっちと友達になる。

稲金(いなかな)真理(まり)(上京してきた人)
ぼっちのクラスの田舎から上京してきた女子生徒。誕生日は6月4日。
方言のきつい田舎出身でコンプレックスがある為、派手なファッションをする事で田舎臭さを隠している。
しかし方言は直らなかった為、人付き合いを控えてしまい周囲と距離を置いてしまっている。

尾中(おなか)ペコ(甘党)CV:春村奈々
ぼっちのクラスの食いしん坊な女子生徒。誕生日は7月18日。
調理実習の時ぼっちと同じ班になりそこから交流が始まる。その後ぼっちのスマホたぷたぷグループ外の初めての友達となる。

山田(やまだ)花子(はなこ)(テニス部)CV:長江里加
ぼっちのクラスの普通の女子生徒。誕生日は8月3日。
同じテニス部であるアルと仲が良い。割と初期から登場しているがぼっちとの巡り合わせは悪く、なかなか友達になるチャンスが起きなかった。
花子本人は誰とでも仲良くなれる普通にいい子である。

池菜(いけな)衣子(いこ)(マッドサイエンティストに憧れる人)
ぼっちのクラスのマッドサイエンティストに憧れる女子生徒。誕生日は8月17日。
世界中の人をハッピーにさせるという名目で元気の血液を欲しがる変な人。常にマッドサイエンティストっぽく白衣を着ている。

金志(きんし)杉也(すぎや)(サッカー部)
ぼっちのクラスのサッカー部所属の男子生徒。誕生日は8月19日。
サッカー部所属であるが目が悪いため眼鏡をかけている。らくの紹介でぼっちと友達になる。

二子(ふたご)乃咲(のさき)(双子の姉)CV:田中貴子 二子(ふたご)乃継(のつぎ)(双子の妹)CV:河野ひより
ぼっちのクラスの双子の女子生徒。誕生日は8月31日。
乃咲朗らかな性格、乃継は元気いっぱいな性格をしており互いの事を「(さき)」「(つぐ)」と呼び合っている。
調理実習の時にぼっちは乃咲と同じ班になり交流が始まる。
毎日ケンカをしているがすぐに仲直りする為、姉妹仲は良い。

小篠咲(おじょうさ)真世(まよ)(お嬢さま)CV:宮下早紀
ぼっちのクラスの社長令嬢。誕生日は9月8日。
家には使用人がたくさんおり、登下校はじいやにリムジンで送り迎えされている。
育ちの良いお嬢様で物腰が柔らかくお節介焼きな性格。

クラス替えを恐れるぼっちに対してもお節介を発揮し、クラス替えを阻止するために学校を買うことを提案して資金集めのために千羽鶴代行サービス(500円)を提案した。
両親が仕事で家にいないこととお金持ちであることが災いしてか、金銭感覚というものが存在せず世間知らずである。

仕事で海外から帰らない両親を恋しがっているが、両親を気遣って連絡を取ることすら出来ず、そんな寂しさから困っている人を探してはお節介を焼いていた。
千羽鶴代行サービスとプリクラを撮りに行ってぼっちの友達になり、それをきっかけに両親と連絡を取り、少しはわがままも言えるようになった。

玉戸(たまと)流人(るひと)(野球部)
ぼっちのクラスの野球部所属の男子生徒でポジションはキャッチャー。誕生日は10月11日。
大柄な体格で鍛えた体に自信を持っており、冬でもタンクトップでポージングを決める猛者。らくの紹介でぼっちと友達になる。

相田(そうだ)元気(げんき)(ハイテンション娘)
ぼっちのクラスのハイテンションな女子生徒。誕生日は10月27日。
いつも元気で制服を派手な自己流に着こなしている。怒られるとテンションが下がるがすぐ立ち直る。
皆を楽しませることができるらうが憧れの人で、風紀違反を厳しく注意してくる佳子と血液を狙っている衣子が天敵。

布藤(ふとう)(こう)(登校拒否の人)
ぼっちのクラスの登校拒否の子。誕生日は10月31日。
小学校時代はらうの友達で、いつも寝ていたらうを起こしていた。
小学校6年生の時、給食で苦手なトマトを食べて吐いてしまい、そこから登校拒否を続けていた。

ある日、ぼっちがらうに連れられて香の家を訪れた時からぼっちとは手紙のやり取りをしており、
最初は戸惑っていたが毎日のように意味がよくわからない手紙をポストに入れてくるので次第に楽しみになっていた。
らうの楽しいクラスにしようという頑張りと、自分と同じく人前で吐いた経験があり人前に立つのが怖いというぼっちの働きかけによって、
文化祭の直前には登校を復帰し、らうと再会した。クラスメイトとも初対面し、ぼっちとは友達になった。

人を起こすのが得意。家ではポセイドンという犬を飼っている。

根賀(ねが)まじめ(ストレートパーマ女子)
ぼっちのクラスのストレートパーマ女子。誕生日は11月28日。
ギャルの風貌で表情をほとんど崩さないクールな女子生徒。3年生になって進学について考え始める。
3年生になってから勉強熱心になったなこに相談をしつつノートを借りようとするが、なこの勧めでぼっちのノートを借りることになる。

須戸(すと)礼翔(れいと)(野球部)CV:天海由梨奈
ぼっちのクラスの野球部所属の男子生徒でポジションはピッチャー。誕生日は12月4日。
らくの幼なじみでらくに片思いをしており、らくに告白を通り越してプロポーズをしたところをぼっちに目撃された。
らくの紹介でぼっちと友達になる。

(きょう)藤吉(ふじよし)(サッカー部)
ぼっちのクラスのサッカー部所属の男子生徒。誕生日は12月20日。
らくの紹介でぼっちと友達になる。らく以外の女子が苦手である為、ぼっちがらく以来の女友達になったと思われる。

恩井(おもい)翔琉(かける)(謎の交信をする人)
ぼっちのクラスのパーカー女子。誕生日は1月5日。
授業以外の時間、いつも屋上で謎の交信をしていると言われている不思議な謎多き人。宇宙人と交信しようとするのはとある理由がある。

徳井(とくい)伴斗(ばんと)(野球部)CV:小林大紀
ぼっちのクラスの野球部所属の男子生徒。ポジションは明言されていない。誕生日は1月26日。
らくの紹介でぼっちと友達になる。

保武(ほうむ)(らん)(野球部)CV:前田玲奈
ぼっちのクラスの野球部所属の男子生徒。ポジションは明言されていない。誕生日は2月1日。
おとなしそう人物だが野球部きってのスラッガーである。らくの紹介でぼっちと友達になる。

音古賀(おとこが)らく(女子トーク苦手女子)
ぼっちのクラスの女子トーク苦手女子。誕生日は2月21日。
幼い頃から男友達しかいなかった為、女子同士の付き合いは苦手。しかし思春期にもなると例に漏れず男友達との関係性に変化が生ずる事に。
礼翔が全国大会に行けた際何かお祝いしてやると言って帰ってきた言葉が「結婚してくれ」だったために戸惑い悩んでしまう。
その場面を偶然見てしまったぼっちは、らくからどうすればいいか相談を受ける事で交流が始まる。

栗枝(くりえ)衣抄(いと)(図書委員)CV:黒木ほの香
ぼっちのクラスのメガネ女子。誕生日は3月10日。
家が本屋を営んでおり小さい頃は一人で読書ばかりしていた。その為かぼっち程ではないが人付き合いは苦手。
調理実習の時ぼっちと同じ班になりそこから交流が始まる。その後ぼっちのスマホたぷたぷグループ外の初めての友達となる。

姫路(ひめじ)やない(お姫さま希望)CV:和多田美咲
ぼっちのクラスのお姫さまに憧れる女子生徒。誕生日は4月1日。
まるでお姫さまのような令嬢である真世に、お姫さまになるにはどうしたらいいか相談する。
しかし当然真世が答えられる訳もなく、真世はぼっちに相談する事になる。
この時ひねり出したぼっちのアドバイスによりやないの中でひとつの答えが見えるようになる。

押江(おしえ)照代(てるよ)(ぼっちのクラスの担任)CV:高橋未奈美
ぼっちのクラスの若い女性担任教師。誕生日は9月15日。
小心者であり怖い人が苦手という事もあって、なこに対して恐怖を感じており舎弟のような態度で接してしまう。
更には担任を持つのは初めてという事もあり厳しい指導が全くできず、生徒にも友達感覚で「照ちゃん」呼ばわりされている。
しかし生徒に対する愛情と教師としての情熱は本物で生徒それぞれに的確な指導ができ、生徒からも慕われてる良い教師である。
涙もろく何かあるとすぐに泣いてしまう。
教師になった理由は「学校が好き」だったから。

その他の登場人物

八原(やわら)かい(幼なじみ)CV:小原好美

ぼっちの幼稚園からの幼馴染。誕生日はぼっちと同じ5月5日。
通称「かいちゃん」。ぼっちと絶交して中学校に送り出した張本人であり、この物語の元凶。
ぼっちと変わらない小柄な体格とアホ毛(触覚)が特徴的。
遠くからでもアホ毛を見るとぼっちにはそれがかいのものであるとわかってしまう。しかしアホ毛を隠すとわからなくなる。
ぼっちが中学受験に失敗した為、別々の中学校に通っている。

独特な感性をしているいわゆる変な人であるが、コミュ力は高い。
コミュ障のぼっちがかいと友達になれたのは、かいが逃げるぼっちをしつこく追いかけ話しかけたからである。

面接に出れず中学受験を失敗するという、人生を左右してしまう程の人見知りなぼっちを本気で心配している。
ぼっちに、自分だけと友達でいる事で満足し他人と関わろうとしない事を改善させる為、断腸の思いで「中学のクラス全員と友達になるまで絶交」と言い渡した。
それ以降、街で出会っても露骨に避ける行動をとる。
絶交したことは今でも後悔しており、ぼっちに話しかけられても無視しては涙を流している。
自分がしていることの重大さや残酷さを誰よりも認識しており、罰として自分は中学で友達を作ろうとしなかったほど。
常にぼっちのことを案じており、かいの中学の友人にはいつもぼっちの話をしている。

ぼっち達が偶然カラオケハウスで会ってしまった際にアルの機転で連絡先を交換しており、以降アルとははメル友としてぼっちの様子を時折伺っている。
ぼっちと直接会話を交わすことはないが、それでも心は通じ合っており必ず仲直りできると信じている。

ここら辺で(おそらく市内)で一番の最難関であるエスカレーター式の進学校に通っているだけある秀才。
文才もあり、ぼっちにメッセージを送るという目的で応募した市の詩のコンクールで最優秀賞を受賞、市の情報誌に掲載され見事に目的を果たす。
その際の詩のタイトルが「ひとりぼっちの○○生活」であった。

多田久渡(たたくど)らむ CV:前川涼子 挽辺(ひくべ)恵澄(えす) CV:牧野天音
かいと同じ中学に通う友達。前途の理由で他人と関わろうとしなかったかいに対して、らむのおせっかいからしつこくアタックをかけ心を開かせた。
以降はかいからぼっちの話をよく聞いている。
かいと一緒に登場する事がほとんどだが名前が判明するのは物語後半になる。

中内(なかない)柄音(からね) CV:富城まどか
ぼっちの2年先輩。卒業式の時にぼっちがコサージュを付けた先輩。
この時だけの登場であるが、この時ぼっちにかけた言葉がぼっちの印象に強く残ったようで、ぼっち自身の卒業式に繋がる事になる。

◆テレビアニメ

2019年4月よりテレビアニメが放送された。アニメーション制作はC2C。

主題歌

オープニングテーマ「ひとりぼっちのモノローグ
歌:一里ぼっち(森下千咲)、砂尾なこ(田中美海)、本庄アル(鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(黒瀬ゆうこ)

エンディングテーマ「ね、いっしょにかえろ。
歌:一里ぼっち(森下千咲)

挿入歌「まけるなアル かがやけアル
歌:本庄アル(鬼頭明里)

挿入歌「爆笑ぼっち塾 校歌」
歌:一里ぼっち(森下千咲)、砂尾なこ(田中美海)、本庄アル(鬼頭明里)、ソトカ・ラキター(黒瀬ゆうこ)

Webラジオ

Webラジオ『ひとりぼっちの◯◯ラジオ生活』が、2019年4月から音泉にて配信中。パーソナリティは一里ぼっち役の森下千咲と砂尾なこ役の田中美海。




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最終更新:2024年03月16日 00:44