&font(#6495ED){登録日}:2019/06/16 Sun 21:56:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){ガボラ}とは、円谷プロのウルトラシリーズに登場する怪獣である。 初登場は『[[ウルトラマン>ウルトラマン(作品)]]』。 身長:50m 体重:2万t 別名:ウラン怪獣 *【概要】 ウランを常食とする怪獣。アリクイのような顔つきをしているが、これは閉じた状態の6枚のヒレであり、展開すると鋭い牙の生えた亀のような顔をしている。 普段はそのヒレを閉じて地中を掘り進みウランを探しているが、怒るとヒレを広げて威嚇し、ウランを食べる最中にも周囲に放射能をまき散らすという危険な体質を持つ。 普段は四足歩行だが、戦闘の際には二本足で歩く。 武器は口から吐く放射能熱線、また皮膚は鋼鉄の5倍もの硬さを誇る。 劇中では[[科学特捜隊]]はおろか警察や一般市民にも名前を知られており、過去にも同族が出現していたと思われる。 *【ウルトラマンでの活躍】 『[[ウルトラマン>ウルトラマン(作品)]]』第9話「電光石火作戦」に登場。 台風の過ぎ去った日に突如出現し、ウラン採掘鉱のある街を目指して進撃。 [[自衛隊]]の[[火炎放射]]攻撃で進路を変えたが、その先にはボーイスカウトのキャンプ地があった。 そこで[[ハヤタ隊員>ハヤタ・シン]]は、[[ヘリコプター>ヘリコプター(航空機)]]にウランの入ったカプセルをぶら下げ、別の場所へ誘い出す作戦を提案。 途中フジ隊員とホシノ少年がヘリに無断で乗り込んだり、買い出しに出かけていたボーイスカウトの一員と遭遇する等のイザコザはあったものの、 無事に安全地帯に誘導する、だがヘリからカプセルが外れなくなり、その隙にガボラはヘリを叩き落とすも、ハヤタは間一髪で[[ウルトラマン]]に変身する。 ウルトラマンの怒涛の攻撃の前には鋼鉄の5倍の皮膚も役に立たず、首のヒレを引きちぎられた挙句、連続[[パンチ>パンチ(技)]]攻撃を喰らい、投げ飛ばされて倒された。 [[スペシウム光線]]を使わなかったのは放射能の飛散を考えてのことだと思われる。 *【ウルトラマンパワードでの活躍】 『[[ウルトラマンパワード]]』第5話「電撃防衛作戦」に登場。&bold(){パワードガボラ}と呼称される。 身長:85m 体重:5万t ウランを常食とする爬虫類の一種、初代より顔がいかつく、ヒレも4枚になっている。 常に二足歩行で移動し、背中には結晶化したウランが付着している。 その体質故に下手に攻撃すれば核爆発の危険性があり、全身から常に放射能や電磁波を放出しているので、レーダーは正常に機能せず、[[ミサイル]]は照準が合わせられない。 常に地底を移動しており、当初はウラン鉱脈が移動しているのだと誤認されていた。 ウランを求め原発を襲撃し、現れたウルトラマンパワードと戦うが、 W.I.N.R.のサンダース隊員がレーダーに頼らず己の技量のみでミサイルをウランのないヒレに命中させ強制的に顔を露出させ、 そこにパワードがメガ・スペシウム光線を発射、放射能をまき散らす前に全部蒸発させた。 *【その他の活躍】 漫画『[[ウルトラマンSTORY 0]]』では[[ケムラー>ケムラー(ウルトラ怪獣)]]とタッグで登場。背中には無数の棘が生えている。 [[ゾフィー]]・[[セブン>ウルトラセブン]]コンビと戦い、戦闘中に[[ケムラー]]と合体しパワーアップ。 素早い突進で攻め立てるが、ミクロ化したセブンをゾフィーが[[M87光線]]で打ち出す合体攻撃「ウルトラブリット」で倒された。 未制作の『劇場版ウルトラマン ジャイアント作戦』の脚本を、川崎郷太が漫画化した『ウルトラマン科特隊奮戦記―ジャイアント作戦』では、 元となった脚本ではモルゴという新怪獣が登場しているが、その代わりに&bold(){モウコガボラ}というガボラ亜種が登場している。 『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』では[[ベリュドラ]]の右の角を構成する怪獣の一体として初代ガボラが配置されている。 平成期の作品では単独登場はしていないが、『[[ウルトラマンサーガ]]』で[[バット星人]]に怪獣墓場から連れ出され[[ウルトラマンダイナ]]と戦うシーンが予定されていたり、 『[[ウルトラマンX]]』第1話で冒頭のエトワール凱旋門のカットでの登場が構想されていたが、スーツが無かったことからいずれも頓挫。 前者は[[アーストロン]]に、後者はマグラーに変更された。 *【余談】 ・着ぐるみはマグラーからの改造。それ以前には[[ネロンガ]]、その前は『[[ウルトラQ]]』の[[パゴス>パゴス(ウルトラ怪獣)]]、更にその大本は東宝作品の[[バラゴン]]であり、数々の修羅場をくぐりぬけ、[[ゴジラ映画>ゴジラシリーズ]]『[[怪獣総進撃]]』にて再びバラゴンに戻った。 ・・なお、顔を覆う大きなエリによって最小限の改造で大きく印象を変えるという手法はデザイナーである成田亨氏会心のアイデア。&br()ソースは不明だが、あの金城哲夫氏が手放しで大絶賛したという逸話も伝わっている。 ・当初はパゴスが再登場する予定だったらしく、劇中で既に名前が知られているのはその名残だとか。&br()だがこの変更のお陰で、「視聴者の見てない所でも科特隊やウルトラマンは戦っている」と想像でき、作品の広さの表現に一役買ったと言えよう。 追記・修正は、着ぐるみを改造してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ネロンガとマグラーとガボラの頭って角が違うだけなんだっけか -- 名無しさん (2019-06-16 22:24:56) - 「あの怪獣は刺激すると核爆破するわよ」(前フリ) 「これでもくらえ!」(🧨を投げる主人公) -- 名無しさん (2019-06-16 23:25:48) - 真っ黒なマグラーからネロンガと同等の色に戻してたな、にしてもメタ的な意味を除いて一介の村で有名な怪獣って… -- 名無しさん (2019-06-17 17:13:02) - アリクイ?いやあのカバー形態はカメノテを連想するわ -- 名無しさん (2020-12-18 18:14:46) #comment #areaedit(end) }