登録日:2019/06/16 Sun 21:56:30
更新日:2026/08/07 Fri 23:53:20
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かっ、科学特捜隊!? は、早く!
ガ、ガボラだ!!
ガボラとは、円谷プロダクション制作の特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場する怪獣である。
初登場は『
ウルトラマン』。
【データ】
別名:
ウラン怪獣
身長:50m
体重:2万t
スーツアクター:中島春雄(『初代』)/新井宏幸(『オメガ』)
【概要】
ウランを常食とする怪獣。
一見
アリクイのような顔つきをしているが、これは閉じた状態の6枚のヒレであり、展開すると鋭い牙の生えた亀のような素顔が現れる。
普段はそのヒレを閉じて地中を掘り進み、ウランを探しているが、怒るとヒレを広げて威嚇し、
ウランを食べる最中にも周囲に放射線をまき散らすという危険な体質を持つ。
その環境破壊的な意味での傍迷惑っぷりは歴代ウルトラ怪獣の中でもトップクラス。
普段は四足歩行だが、戦闘の際には二本足で歩く。
武器は口から吐く
放射線熱線、また皮膚は鋼鉄の5倍もの硬さを誇る。
劇中では
科学特捜隊はおろか警察や一般市民にも名前を知られており、過去にも同族が出現していたと思われる(これらについては後述)。
【活躍】
画像出典:ウルトラマン 第9話「電光石火作戦」より
© ©円谷プロ
第9話「電光石火作戦」に登場。
台風の過ぎ去った日に突如出現し、ウラン採掘鉱のある街を目指して進撃。
自衛隊の
火炎放射攻撃で進路を変えたが、その先にはボーイスカウトのキャンプ地があった。
そこで
ハヤタ・シンは、
ヘリコプターにウランの入ったカプセルをぶら下げ、別の場所へ誘い出す作戦を提案。
途中フジ・アキコと星野勇がヘリに無断で乗り込んだり、買い出しに出かけていたボーイスカウトの一員と遭遇する等のイザコザはあったものの、無事に安全地帯に誘導した。
だが、ヘリからカプセルが外れなくなり、その隙にガボラはヘリを叩き落とすも、ハヤタは間一髪で
ウルトラマンに変身。
ウルトラマンの怒涛の攻撃の前には鋼鉄の5倍の皮膚も役に立たず、首のヒレを引きちぎられた挙句、連続
パンチ攻撃を喰らい、投げ飛ばされて倒された。
スペシウム光線を使わなかったのは放射線の飛散を考えてのことだと思われる。
画像出典:ウルトラマンパワード 第5話「電撃防衛作戦」より
© © 円谷プロ
第5話「電撃防衛作戦」に登場。……紛らわしいサブタイトルだ。
現在では主に「パワードガボラ」と呼称される。
身長:85m
体重:5万t
ウランを常食とする爬虫類の一種。
初代より顔がいかつく、また常に地中で生活して日の光を浴びないためか、両眼が白濁化している。
特徴的なヒレは4枚になっている。初代ガボラのヒレは閉めても隙間があったが、こちらのヒレは完全に顔を閉ざすことができる。
また、このヒレは鳥のクチバシのように扱うことができ、ガボラからすれば小さなドラム缶も器用に捕食。強度もある程度あるのか、ガボラはこれでパワードを殴ろうとしていた。
ヒレを開くと粘液が糸を引く様子もあり、非常に生物チックな見た目。
常に二足歩行で移動し、手や足の爪が著しく肥大化、サーベルのようになっている。
背中には結晶化したウランがびっしりと付着している。
その体質故に下手に攻撃すれば核爆発の危険性があり、全身から常に放射線や電磁波を放出している関係でレーダーは正常に機能せず、
ミサイルは照準が合わせられない。
ウランを求めて各地を移動。最初はウラン輸送車を襲撃し、従業員一名もろとも捕食。
その後はウラン採掘所を目指して移動する。この会社の社長はガボラの反応を「移動するウラン鉱脈」と勘違いし、掘削に熱心になっていた。
(この際、警告するW.I.N.R.を侮辱するばかりか、行方不明になったままの従業員の安否が分からないのに無視する態度を見せ、普段温厚なケンイチ・カイが激怒する一幕があった)
が、現れたガボラは会社が集積していたウランを次々と捕食。怒って飛び出した社長も踏み潰して殺害した。
カイはパワードへの変身を試みるも、仲間たちの目があったことで変身に踏み切れず、またダイナマイトを投げつけるなどして抵抗したが、却って怒ったガボラの起こした暴風に吹っ飛ばされ、負傷する結果になる。
その後は腹が満ちたのか地中に戻り、やがてヘブンズワース原子力発電所に出現、内部の核融合炉を目指して暴れ回る。
W.I.N.R.の用意した、餌のウランと接続した爆弾も、体表からの電磁波で起爆信号を打ち消した上に爆弾そのものも踏み潰し、W.I.N.R.隊長エドランドの抵抗も排除。
ついに現れた
ウルトラマンパワードに対しても、パワードが投げ技を狙って組み付いたところを、強大なパワーで逆に跳ね上げ、さらに倒れたパワードに追い打ちを掛けて踏み潰す。
重量ではガボラのほうが軽いにもかかわらずパワードが抜けられないほどの力を見せ、そのまま時間切れまで追い詰めるかと思われたが、
W.I.N.R.のリック・サンダースがレーダーに頼らず己の技量のみでミサイルをウランのないヒレに命中させ、驚いたガボラがヒレを開いて顔を露出させたところ、
そこにパワードがメガ・スペシウム光線を発射。放射線をまき散らす前に
全部蒸発させた。
画像出典:シン・ウルトラマン(2022年5月13日公開)より
© 円谷プロ、2022「シン・ウルトラマン」製作委員会
禍威獣第8号。別名は『地底禍威獣』に変更されている。
突如出現し、ウラン貯蔵施設を目指し高速で地中を掘り進めて移動する(通過後は高濃度の
放射線で汚染されている)。
今作においては、顔のヒレを閉じて
ドリルのように回転させ、削岩や攻撃に使用する描写が見られた。
口からは高濃度の放射線を含んだビーム(通称:
激ヤバ光線)を放つ。
顔の部分は
髑髏のようで、赤く光る3対6個の眼があるというこれまでのガボラと一線を画す異形のため、
「同じく庵野秀明氏が関わった作品に登場する敵キャラクターを彷彿とさせる」という声も。
あのシン・ゴジラにもダメージを与えた地中貫通爆弾「MOP2」の連続投下をものともせず貯蔵施設目前まで迫り、立ちはだかったウルトラマンと戦闘となる。
地中に潜ってからのドリルを回転させた突撃や、2又に分岐する尾を鞭のように叩き付ける攻撃でウルトラマンを苦戦させるが、尾を掴まれ振り回されて逆転。
切り札の高濃度の放射線を含んだ「激ヤバ光線」も周囲の汚染を考慮して敢えて受けたウルトラマンに耐え切られた挙句、そのまま距離を詰めていったウルトラマンに顔面を殴られ死亡した。
その後、死体はウルトラマンに抱えられ、天空へと消えた。
映像を流用した『シン・ウルトラファイト』第2話「ガボラ 死の正拳突き」では、激ヤバ光線を放とうとした瞬間に顔面を殴られて死亡した。
思い出した…こいつの名前は…!
画像出典:ウルトラマンオメガ 第21話「雷音寺、荒ぶる」より
© 円谷プロ、「ウルトラマンオメガ」製作委員会・テレビ東京
ガボラ…!
第21話「雷音寺、荒ぶる」に登場。
原種個体の登場は実に
59年ぶりとなる。
当初はヒレを閉じた頭部だけ露出した状態で発見され、
何やら『キノコよりタケノコ』などと電話で口論していた目撃者からは「タケノコ」呼ばわりされたが、怪特隊の監督官である雷音寺マコトにより「氷山の一角」に因んで「
氷山怪獣 イッカクキング」と命名される。(ご丁寧にテロップ表記付き)
その後、目が覚めてヒレを展開した段階で、ソラトがガボラの名前を思い出したことでテロップも訂正されている。
初代とは違いウランではなく「カエン102」なる宇宙外物質を食べるために地上に出現した。
特定の音波を嫌う習性があり、岐阜県角田市に出現してから暫くじっとしていたのも、付近の発電所から流れる音波から身を守るためであった。
上述の「シン」の個体のオマージュで新たに首のヒレを回転させる能力を獲得。
画像出典:ウルトラマンオメガ 第21話「雷音寺、荒ぶる」より
© 円谷プロ、「ウルトラマンオメガ」製作委員会・テレビ東京
閉じた状態ならドリルのように地中を潜航し、開いた状態ならなんと
プロペラのようにして空を飛ぶことができる。
ガボラとはこういう生き物だ!
防御力も高く、殴ったオメガが逆に痛がるほど。
その能力をもって
ウルトラマンオメガとヴァルジェネスを苦しめるも、ヴァルジェネスアーマーを纏ったオメガの斬撃でヒレを切り裂かれ、「ヴァルジェネスハルバードクアドランズ」を喰らい倒された。
【その他の作品での扱い】
ケムラーとタッグで登場。背中には無数の棘が生えている。
ゾフィー、
ウルトラセブンコンビと戦い、戦闘中にケムラーと合体しパワーアップ。
素早い突進で攻め立てるが、ミクロ化したセブンをゾフィーが
M87光線で打ち出す合体攻撃「ウルトラブリット」で倒された。
◆漫画『ウルトラマン科特隊奮戦記 ジャイアント作戦』
モウコガボラという亜種が登場。
なお、元々の脚本である『劇場版 ウルトラマン ジャイアント作戦』では「モルゴ」という新怪獣だった模様で、同シナリオを基とした小説版ではモルゴが登場している。
ベリュドラを構成する怪獣の1体として登場。右角の部位に初代ガボラの姿が確認出来る。
第9話「さよなら、リン」にて名前のみ言及。
当エピソード冒頭にネロンガが討伐されたが、その後パゴス、マグラー、ガボラ、そしてネロンガの4体は遺伝子的に
先祖が共通している可能性があるという過程でガボラの名前が登場した。
どうやら『アーク』の世界では以前にガボラが出現、何らかの形で細胞が採取されていたようだ。
【余談】
- 初登場時の着ぐるみはマグラーからの改造。それ以前にはネロンガ、その前は『ウルトラQ』のパゴス、更にその大本は東宝作品のバラゴンであり、数々の修羅場をくぐりぬけ、ゴジラ映画『怪獣総進撃』にて再びバラゴンに戻った。
- なお、顔を覆う大きなエリによって最小限の改造で大きく印象を変えるという手法はデザイナーである成田亨氏会心のアイデア。
ソースは不明だが、あの金城哲夫氏が手放しで大絶賛したという逸話も伝わっている。
- 当初はパゴスが再登場する予定であり、エピソードのタイトルも脚本段階では「パゴス反撃指令」というものだった。劇中で既に名前が知られているのはその名残である。
だが、この変更のお陰で「視聴者の見てない所でも科特隊やウルトラマンは戦っている」と想像でき、作品の広さの表現に一役買ったと言えるかもしれない。
- 鳴き声は、東宝版キングコングのアレンジであり、本作のギガスや「帰ってきたウルトラマン」のグドン、ミラーマンに登場する一部の怪獣(ダークロン、ザイラスなど)などと同一である。
- 映画『ウルトラマンサーガ』Blu-ray / DVDメモリアルボックス封入の絵コンテ集によれば、当初はガボラがバット星人の手で怪獣墓場から連れてこられた怪獣として登場し、ウルトラマンダイナと戦うはずだったとされる。
しかし完成作品ではアーストロンにその役目を譲る事になった。この変更については「ガボラのウラン怪獣という設定が原発事故を想起させるから」という理由だったことが後年おかひでき監督により明かされている。- 『ウルトラマンX』でも当初は第1話の冒頭でエトワール凱旋門に出現するはずだったが、「着ぐるみが現存しない」という世知辛い理由でマグラーに変更されている。
- このように二度も再登場の機会を逃したガボラであるが、上記の通り「シン」を経て「オメガ」で漸く長年の雪辱を果たすことが出来た。
- 「オメガ」版の着ぐるみは『ウルトラマンR/B』から『アーク』まで使われたネロンガの改造。
辻本貴則監督によれば、元々『ウルトラマンタイガ』の時点でパゴスかネロンガを改造してガボラを出したいと考えてはいたが、「シン」で登場予定だったことから一旦白紙になり、今回改めて円谷プロに確認したところ、ネロンガのスーツの補修を兼ねて晴れて改造が決まったという。
ヒレは3Dモデルにより開いた状態と閉じた状態の2種類を新規で作成し、コンパチで交換している。- 新たに設定されたヒレの回転による飛行能力は、「シン」でのドリル攻撃にインスピレーションを受けてそこからの応用(ドリル→回転→プロペラ)として辻本監督が発案したもの。
この分だとマグラーの再登場でも超強化が期待できそうである。
- ネロンガとマグラーとガボラの頭って角が違うだけなんだっけか -- 名無しさん (2019-06-16 22:24:56)
- 「あの怪獣は刺激すると核爆破するわよ」(前フリ) 「これでもくらえ!」(🧨を投げる主人公) -- 名無しさん (2019-06-16 23:25:48)
- 真っ黒なマグラーからネロンガと同等の色に戻してたな、にしてもメタ的な意味を除いて一介の村で有名な怪獣って… -- 名無しさん (2019-06-17 17:13:02)
- アリクイ?いやあのカバー形態はカメノテを連想するわ -- 名無しさん (2020-12-18 18:14:46)
- シン・ウルトラマンの予告でネロンガと共にTwitterのトレンド入り! -- 名無しさん (2021-01-29 13:26:50)
- 使徒と化したか… -- 名無しさん (2021-04-02 21:22:02)
- 地上で直撃したゴジラと地中にいたガボラとでは、ダメージが大きく違うんじゃないかとは思う。地中貫通型爆弾とはいえ、土がクッションになってぶつかったときのダメージは減るだろうし -- 名無しさん (2022-05-21 21:55:05)
- 塵も残さず核物質ごと焼き尽くすというパワードのすごさがあらためてわかる -- 名無しさん (2022-05-21 22:11:42)
- シンのガボラ禍威獣の正体考えたら強さ含めてパゴスやネロンガ等の発展型って感じはあるよな -- 名無しさん (2022-05-21 22:17:19)
- パワードガボラは目が白濁化している=失明してるんだよな。普段からひれを閉じる地底怪獣が、目が見えないというのはなかなかリアルで面白いな。 -- 名無しさん (2022-06-03 20:26:35)
- シンウルで派手に暴れ回り、他のバラゴン改造組は本家で大暴れと、ここまでくるといよいよ本家ガボラにも出番が欲しくなっちゃうな。流石にそのままの設定で出せるわけがないので色々厳しそうだが… -- 名無しさん (2022-08-13 17:38:45)
- ↑ウルトラマンオメガに「謎のタケノコ怪獣」が登場予定らしいが、公開写真がどう見ても…。 -- 名無しさん (2025-11-25 10:25:42)
- ↑うぉ本当に来た!!!3年待ったぞ。 スーツが改造新造どっちなのかとか懸念してた設定どうなってるかとか色々気になるところだけど果たして -- 名無しさん (2025-12-05 15:10:05)
- 空飛べたんだね君…… -- 名無しさん (2025-12-06 09:50:40)
- 油断したなぁ!ガボラとはこういう生き物だ! -- 名無しさん (2025-12-08 20:27:42)
- やっぱワンピのアイツ思い出すよなあれはwww -- 名無しさん (2025-12-08 21:56:40)
- これぞ…ガボラコプター -- 鷲巣巌 (2025-12-15 18:26:58)
- オメガ登場は実は公式の情報解禁前に講談社が意図せぬ形でフライング公開してしまい、10月には登場が判明していた(『全ウルトラ怪獣完全超百科』の改訂版の表紙にオメガ登場のガボラの写真が写っていた。余談だが、試し読みの写真でドグリドとペグノスの再登場も公開されてしまっている) -- 名無しさん (2026-01-04 11:32:26)
- ガボラコプターのおかげで即引きちぎったマン兄さんの「怪獣退治のスペシャリスト」って肩書に説得力が増すの草 -- 名無しさん (2026-02-17 19:17:01)
最終更新:2026年08月07日 23:53