ジムチャレンジ(ポケモン)

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ジムチャレンジ(ポケモン) - (2020/06/06 (土) 22:37:01) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2019/11/22 Fri 22:55:25
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&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます

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#center(){&font(b,red,40px){ジムチャレンジ!}}

#center(){&font(b,red){8個の ジムバッジを 集めた すごい ポケモントレーナーだけが}}

#center(){&font(b,red){最強の チャンピオンが 待つ チャンピオンカップに 進めます!}}



ジムチャレンジは、『[[ポケットモンスター ソード・シールド]]』(以下『剣盾』)に登場する要素(大会)であり、
本作におけるストーリーの軸である。

おなじみのポケモンリーグの一種であるが、従来のシリーズのように四天王を相手に勝ち進んでいく方式ではなく、アニポケで描かれるものに近いトーナメントバトルが主軸となっている。

#openclose(show=▷ 目次){
#contents()
}

*概要――他地域のジムと何が違うのか
剣盾の舞台である[[ガラル地方>ガラル地方(ポケモン)]]においては、ポケモンバトルは単なるトレーナー間のコミュニケーションにとどまらず、
サッカーなどとならぶ年一回の一大エンターテイメントとして成立しており、
ガラル地方だけで確認されている『[[ダイマックス]]現象』を取り入れた興行として主催される。
ジムチャレンジ、そしてその突破者が進めるチャンピオンカップはテレビで生中継され、
大企業マクロコスモスの社長でもあるリーグ委員長・[[ローズ>ローズ(ポケモン)]]が開会式などで挨拶を行う。
この挨拶がそのまま剣盾における『ポケットモンスターの世界にようこそ』となっているのが本作の特異な点であろう。

本作では歴代のジムと異なり、参加順が足止めや留守にしているなどのメタな要素ではなく、最初から『ジムに挑戦する順番』が設定されている。
最初はまず[[ヤロー>ヤロー(ポケモン)]]、そして[[ルリナ>ルリナ(ポケモン)]]→[[カブ>カブ(ポケモン)]]→[[サイトウ>サイトウ(ポケモン)]]/[[オニオン>オニオン(ポケモン)]]→[[ポプラ>ポプラ(ポケモン)]]→[[マクワ>マクワ(ポケモン)]]/[[メロン>メロン(ポケモン)]]→[[ネズ>ネズ(ポケモン)]]→[[キバナ>キバナ(ポケモン)]]となる。
更に開会式から期間内にチャレンジを突破しなければいけない模様である。
そのフォローという形か、参加者はローズの企業が運営するホテル『スボミーイン』に無料で泊まることができる。

誰でも参加できるという訳ではなく、参加にはジムチャレンジに関わる誰かからの『推薦状』が必要。
どんな立場なら推薦状を発行できるのかは明確には語られていないが、主人公とホップがチャンピオン・ダンデ直々の推薦状で参加した事が話題になっている、
つまり今までを含めた他の参加者はもっと別の人物から推薦されている事が推測される。
他にはビートはローズ委員長の推薦で参加している他、マリィは恐らくジムリーダーである兄ネズの推薦だと思われる。

このチャレンジの順番は地理的に訪れる順番ではなく、ジムリーダーの実力順で決められる。
ジムリーダー最強と呼ばれるキバナが最後で、一番弱い(優しすぎるため本気を出し切れない)ヤローが最初。
実際、最後のジムがあるナックルシティはバッジ3つ取得した後に訪れるが、ジムの順番ではないためキバナに会いつつもスルーして次の街へ行く事になる。

8つのジムを勝ち抜くことは過酷であり、期間内なら再戦可能であるにも関わらず脱落者も多く、
開会式時点ではたくさんいた参加者も、主人公が8番目のキバナに挑むころには両手指で数えられるくらいになっていた。
参加するにあたっても実力者や有力者から『すいせんじょう』をもらわないと参加資格を得られないため、スタート時点で既に歴代よりも狭き門となっている。
歴代シリーズではチャンピオンロードで参加者を振り落とす仕組みだったが、今回はジムチャレンジ自体が参加者を振り落とす仕組みとなっているため、最終ダンジョンのようなものはない。

また、著しい問題行動があれば参加資格を剥奪できるルールとなっているようで、
ホップと同じくライバルの一人である[[ビート>ビート(ポケモン)]]はラテラルタウンの遺跡を破壊したことで
ローズから失格を言い渡されてしまった。

また歴代と大きく異なる点として、本作には[[四天王>してんのう(ポケモン)]]に相当する地位のトレーナーがいない。
従来では四天王からチャンピオンまで連戦で戦っていたポケモンリーグは、ジムチャレンジを勝ち抜いた猛者だけが参加できるファイナルトーナメントが担う。
ジムリーダーはチャレンジャーを試すための試金石であると同時に、このファイナルトーナメントへシード枠で出場できる選手でもある。

また、いわゆる下位リーグ・第二部リーグである「マイナーリーグ」という概念が存在する。
バージョンで変化があるジムリーダーのうち登場していない方をはじめ、本編に登場する8人以外はこちらに所属しているらしい。
ジムが存在しないタイプのユニフォームも用意されているのはこのためだろう。
上位リーグのジムリーダーも負けがこんでくるとマイナーリーグへの降格もあり、実際に過去にカブが降格になっている。
また、ジムリーダー同士の実力の差によってジムチャレンジの順番が入れ替わる事もあるらしい。
そのため、ジムリーダーサイドも試験であるジムチャレンジ以外の場では手を抜くことなく全力で挑んでくる。


いずれにおいても、ソード・シールドにおけるジムチャレンジは『興行』であるという概念が確立されている。
参加者はポケモンバトルを競う競技者であると同時にエンターテイナーである事も求められる。
公序良俗に反する行為はもちろんの事、観客を楽しませられない消極的な試合もNGとされる。
前述のジムリーダーのマイナー落ちも、エンターテイメント性が低い事を理由にマイナー落ちになる事もあり得る。

逆に、観客がおらず興行でないバトルタワーの試合は観客の事を気にする必要が無く、
見ていて面白くないとされるためにいつもは使えなかった戦法も皆遠慮なく使う、とはダンデの弁。
%%まもみが等のガチガチの時間稼ぎやあやピカ+怯み等の嫌がらせが跋扈する事の言い訳。%%



*流れ
まず、開会式前にチャレンジャーたちは自身がもらったすいせんじょうを提示して参加資格があることを証明し、
自分の背番号を決定してユニフォームをもらう。

開会式終了後は各自ポケモンを鍛えたりしながら順番通りに街をめぐる。
本作のジムは『ジムスタジアム』という名称が使われており、歴代よりもでかいスタジアム状の建物になっている。
チャレンジャーは各ジムリーダーの課す『ジムミッション』を突破することでジムリーダーへの挑戦資格を得る。
なおジムチャレンジ開始からジムリーダー挑戦までの間はポケモンの入れ替えはできず手持ちが固定され、見た目も専用ユニフォーム「チャレンジセット」に固定される(ガラルリーグ公認のレプリカユニフォームでも不可)。
歴代のジムの『仕掛け』要素を、『[[サン・ムーン>ポケットモンスター サン・ムーン]]』のしまめぐりにおける試練にまで引き上げているようなものと捉えればいいだろう。
各ジムのジムトレーナーも、本作では肩書が『ジムトレーナー』となっており、各ジムごとにキャラデザインも違う。

そして大勢の観客を前にスタジアムのバトルコートでジムリーダーと勝負を行い、勝利すると[[ジムバッジ>ジムバッジ(ポケモン)]]・[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]・ジムリーダーのユニフォームのレプリカの3点を入手できる。
レプリカユニフォームのデザインは概ね男女共通だが、みずセットとあくセットのみ女子のトップスがヘソだしルックのスタイルになっている。
ジムバッジは本作に於いては『他人からもらったポケモンが従うレベル』にとどまらず、なんと&bold(){『ゲットできるポケモンのレベル』}にまで影響し、高いレベルのポケモンは&bold(){「とても(ボールを)投げる隙のある相手ではない…!」}ために、ゲットどころかそもそもボールを当てることすら出来ない。

なお自分でゲットしたポケモン(=自分がおやであるポケモン)がレベルアップした結果制限レベルを超えたものについては一切影響がないのは従来通りで、
ワイルドエリアで徘徊している捕獲可能レベルを大きく超えた固定シンボルポケモンを強引に倒して経験値を稼ぐパワープレイも一つの手である。
%%ポケモンHOMEなどでいきなり最初の御三家をレベル100にしてしまっても問題ない%%

全てのジムバッジを集めたチャレンジャーは、ガラルリーグ本拠地であるシュートスタジアムで行われる&bold(){「セミファイナルトーナメント」}に出場する権利を得る。
ジムチャレンジ突破者全員が参加する一発勝負のトーナメントで優勝し、全てのジムチャレンジャーの頂点に立ったただ一人だけが、チャンピオンへの挑戦権を賭けた&bold(){ファイナルトーナメント}に進出し、試験目的のチャレンジの時とは比較にならないほど全力を出したジムリーダー達との最終決戦に臨むのである。
ジムリーダーは「メジャーのジムリーダーである」というだけでファイナルトーナメントへの出場が認められるシード枠でもある。

なおガラル地方のジムバッジはパズルピース状になっており、8つを組み立てることで巨大な円形のバッジ(メダル?)が完成するというこれまでにない意匠が盛り込まれている。
だがその代償として?バッジの形状は色が違うだけでほぼ同じものとなっており少し味気なく、&del(){ついでにネーミングにも捻りが無くタイプ名を冠するだけと直球である}。

*ジムスタジアム&ジムリーダー紹介


#center(){&font(b,green){きみは ポケモンへの 理解が とても 深いんだな}}

**【1】ターフスタジアム/[[ヤロー>ヤロー(ポケモン)]]【くさ】

『ファイティング ファーマー』の異名を取る農夫。背番号は「831(野菜)」。
名前の由来はセイヨウノコギリソウの英名『ヤロー』。間違っても[[ピッピ>ギエピー]]ではない。

ジムミッションは20匹のウールーをゴールまで導くもの。
各関門ごとに俵が置かれており、20匹全てが関門に到着するとウールーが景気よく俵をぶちぬいてくれる。
なおウールーは途中の[[ワンパチ>パルスワン]]を避けるため、ワンパチが邪魔であればジムトレーナーを先に倒すとよい。
そうするとワンパチは大人しくなる。

穏やかな性格をしており、相手が弱いと本気を出せないという難点を抱えている。
その上1番目のジムのためにチャレンジャーはいちばん多い。
そのためヤローは試練を厳し目に設定しているらしい。

ジム戦ではヒメンカと[[ワタシラガ]](ダイマックス)を使う。&font(b){ちなみにこの時点でエースがLv.20である。}
[[ヒバニー>エースバーン]]以外を選んでいる場合は[[ココガラ>アーマーガア]]をアオガラスに進化させておくと良い。
[[サルノリ>ゴリランダー]]や[[メッソン>インテレオン]]で頑張って[[ワイルドエリア>ワイルドエリア(ポケモン)]]の[[イワーク>イワーク/ハガネール]]をしばくのも一興。

#center(){&font(b,#00bcff){わたしたちからの 贈り物}} 
#center(){&font(b,#00bcff){全身で 受け止めてよ!}} 

**【2】バウスタジアム/[[ルリナ>ルリナ(ポケモン)]]【みず】

『レイジング ウェイブ』の異名を取る褐色のお姉さん。背番号は「049(泳ぐ)」。
名前の由来は『瑠璃苦菜(ルリニガナ)』。

ジムミッションはスイッチを操作するごとに水が出たり止まったりする仕掛けをといてゴールを目指す迷路。
漁師の父と市場の働き手の母の間に生まれ、そのルックスからモデルとしても活躍しているというが、
ジムリーダーのときとモデルのときで別人と言えるくらい性格が変わるらしい。また[[ソニア>ソニア(ポケモン)]]の旧友でもある。
主人公に負けると髪をかきむしって悔しがる。
また、[[みずタイプ>みずタイプ(ポケモン)]]使いなだけに自身とタイプ相性で不利な[[くさタイプ>くさタイプ(ポケモン)]]使いであるヤローをライバルと公言しているらしいが、
当のヤローは「自分自身がライバル」というストイック気質のため現状一方的な対抗心に終わっている模様。

[[トサキント>アズマオウ]]、[[サシカマス>カマスジョー]]、[[カジリガメ]](ダイマックス)を使ってくる。
この時点ではキョダイマックスではないカジリガメだがLv.24。油断しないこと。

#center(){&font(b,red){カブよ 頭を 燃やせ 動かせ!}} 
#center(){&font(b,red){勝てる 道筋を 探すんだ!}} 

**【3】エンジンスタジアム/[[カブ>カブ(ポケモン)]]【ほのお】

『いつまでも 燃える 男』の異名を取る壮年男性。背番号は「187(火花)」。
名前の由来はうんとこしょどっこいしょ、それでも抜けない『蕪』。
外見のモデルはプロサッカー選手の[[三浦知良]]と思われる。

かつては何度もチャンピオンに後一歩でなれそうだった所を逃したのがきっかけで勝つためなら何でもするような性格になってしまっていたらしいが、
ダンデとの勝負を通して改めてポケモンと向き合うようになったという。
常にポケモンバトルから学び続けるベテランで、ここで多くのトレーナーが脱落する登竜門ともなっている。
一方でかつてマイナーリーグへ落ちたこともあるといい、そのため挑戦を受けていないときも修業を続けている。
なお[[ホウエン地方>ホウエン地方(ポケモン)]]出身者らしい。

ジムミッションは、なんとポケモンゲット。
ヤクデ、ロコン、ガーディの3匹を倒すかゲットして、5ポイントを稼ぐ。倒すと1ポイント、ゲットすると2ポイント。
つまり3匹中2匹はゲットしなければならない。
なおこのときジムトレーナーと共闘する形になるが、ジムトレーナーが倒してしまったらポイントにならない上、
ジムトレーナーはチャレンジャーに妨害を仕掛ける場合もある。
邪魔であればジムチャレンジャーがジムトレーナーを倒しても問題はない。
うまく見定めて倒すかゲットするか考えよう。なおここでゲットした場合、ジムチャレンジ終了後より手持ちに入れることができる。
手持ちがいっぱいだった場合は普通の野生ポケモン同様にパソコンへと送られる。

[[キュウコン>キュウコン(ポケモン)]]、[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]、[[マルヤクデ]](キョダイマックス)を使用する。
3戦目にしてもうさっそく[[キョダイマックス>ダイマックス]]が登場する上、エースのマルヤクデはLv.27。ちなみにキョダイマックス時には彼の目に一瞬だが炎が灯る。
また、この時点ですでにすべてのポケモンが最終進化形になっている。本気が伺える。

修行の一方で広告塔としても活動しているようで、実際、中々に渋くナイスな顔付きをしたカブさんがシェーバーの広告に出ている姿をゲーム中に拝む事ができる。
この時のカブさんは非常に決まっており、おじさま好きにはたまらないものとなっている。

**【4】ラテラルスタジアム/[[サイトウ>サイトウ(ポケモン)]]【かくとう】 or [[オニオン>オニオン(ポケモン)]]【ゴースト】
バージョンによって戦うジムリーダーがことなり、ソードではサイトウ、シールドではオニオンとなる。
ジムミッションは「上から落とすピンボール」のような形になっている斜面を、コースターのカップのようなものに乗り込み、
主人公自身が玉になってゴールを目指すもの。
このコースターはLまたはRスティックをぐるぐる回すとその方向にいくらか誘導できる。
どちらのバージョンでもジムの仕掛けは同じだが、ジム内の壁・床・仕掛けなど外装部分のデザインが異なっている。
乗り物のデザインはソードバージョンだと[[タタッコ>オトスパス]]、シールドバージョンだと[[ヤバチャ>ポットデス]]がモチーフになっている。

ネギガナイト⇔サニゴーン、カイリキー⇔ゲンガーと対比関係が存在する。

#center(){&font(b,#ff9900){キョダイシンゲキ! わたしのカラテと}} 
#center(){&font(b,#ff9900){パートナーの 技を 重ねるッ!}} 

***【ソード】サイトウ
ルリナに続き褐色のお姉さん。身長は低そうに見えるが主人公よりは若干高い。
「ガラルカラテの 申し子」の異名を取り、背番号は「193(戦)」。
名前の由来はインゲンマメを意味する「菜豆」。
サイトウさんだぞ。でも[[ライジング>仮面ライダーイクサ]]とかはしない。

ストイックに自らを鍛え続ける真面目なトレーナーである一方、隠れスイーツマニアであるらしく、ギャップ萌えで人気が高いようだ。
公式絵などが真顔なので堅そうにも見えるが、礼儀正しく取っ付きやすい雰囲気の人柄である。
なおポケモンバトルが始まると目のハイライトがすっと消える。

彼女が修めるガラルカラテは100年の伝統を持つらしいが、構えが拱手(中国拳法イメージ)だったり、握手は儒教スタイルだったり、
待機モーションはムエタイの構えだったり、シンボルマークはベトナムの武術ボビナム由来だったり、韓国語訳だと『ガラルテコンドー』だったりと、
特定の何かの武術をモデルにしている訳ではないようで、「カラテ」なのは日本語においてたまたま分かりやすい名前を当てがわれた程度のようだ。

[[カポエラー]]、[[ゴロンダ]]、[[ネギガナイト]]、[[カイリキー]](キョダイマックス)を使用する。
格闘一辺倒だからって、ゴーストタイプだけで挑まないほうがよい。

#center(){&font(b,#9900ff){ゲンガー キョダイマックス……}} 
#center(){&font(b,#9900ff){周りを 闇で 包み込んで……}}

***【シールド】オニオン
「サイレントボーイ」の異名を取る仮面をつけた少年。背番号は「291(憎い)」。
名前の由来は玉葱の英名「オニオン」。でもネギを使うのはサイトウのほうなんだよなあ……。

内気な性格で、いつ仮面が外れてもいいように100個も同じ仮面のストックを持っているという。バトル中時折、仮面の奥から紫の瞳が輝く。
普段は遺跡や墓場にいるという。

左利きらしく、左手にボールグローブ、右手に白手袋を着用しているが、ポケモンを繰り出すときは両手ですくい投げ、ダイマックス発動時は両手持ちの右投げモーションになっている。
同じ左利きのビートと違ってこっちは右投げの左利きである((これは必ずしもおかしい話ではない。プロ野球選手でも右利きの左投げはたまにいる。))。

彼のレアリーグカードでは素顔を見ることができるが、その写真を撮ったものは不明とのこと…

[[ガラルデスマス>デスバーン]]、[[ミミッキュ]]、[[サニゴーン]]、[[ゲンガー]](キョダイマックス)を使用する。

#center(){&font(b,purple){あんたらに 足りない ピンク}}
#center(){&font(b,purple){あたしらが プレゼント してやるよ}} 

**【5】アラベスクスタジアム/[[ポプラ>ポプラ(ポケモン)]]【フェアリー】
「ファンタスティック シアター」の異名を取るお婆ちゃん。背番号は「910(キュート)」。
名前の由来はハコヤナギ属の樹木「ポプラ」。

御年88歳にもなる高齢のジムリーダーであるが非常に矍鑠としており、ジムリーダー歴はなんと70年。
つまり18の頃からずっとジムリーダーをやっているのである。
設定画によると若い頃はタカラジェンヌ風の美人であった模様。
なおオニオンや[[マリィ>マリィ(ポケモン)]]、そしてポプラが目をつけたビートのように若いジムリーダーの存在自体は別に本作では珍しくない模様。
実際主人公もジムチャレンジを通して後継ジムリーダーのオーディションをさせられるが、結果は後述するクイズの成績に関わらず不合格になる。
トレーナーとしての能力だけでなく「ピンクである(≒自分を継ぐに相応しい資質がある)かどうか」を重要視していた模様。

なんとジムバトル中にクイズを出題され、正解すると能力上昇、不正解だと能力下降というシステムとなっている。
とりあえず、ガラルのレディに幾つに見えると聞かれて正直に答えるのは良くないと思うんだ。

[[ガラルマタドガス>マタドガス]]、[[クチート]]、[[トゲキッス]]、[[マホイップ]](キョダイマックス)を使用する。

なお作中でビートにジムリーダーの座を継がせている。
その際の教育の結果、遺跡を壊すまでに荒んでいたビートは無事いい子に更生することができたが、同時にピンクに染め上げられてしまった。
[[洗脳]]ではない、いいね?
ジムチャレンジの場を使ってまでオーディションを繰り返していたのに、ビートを後継にすると決めた時は
服装や髪形にピンク要素が多い(=外見)で一発で決めてしまっていた。いいのかそれで?

**【6】キルクススタジアム/[[マクワ>マクワ(ポケモン)]]【いわ】 or [[メロン>メロン(ポケモン)]]【こおり】
ラテラルスタジアムに引き続き、キルクススタジアムもバージョンによってジムリーダーが異なる。
ソードではマクワ、シールドではメロンとなる。
この二人は親子らしく、マクワがメロンの息子にあたる。確かに体型や目元など似ている要素が多く、名前の由来である植物も近縁種にあたる。

ジムミッションは[[ダウジングマシン>ダウジングマシン(ポケモン)]]を持って見えない[[落とし穴]]を避けながら進むというもの。
最初は視界が開けているが、最終的には砂嵐(または吹雪)の中を進んでいかなければならない。
ちなみに落とし穴に落ちたか否かでリーダーの戦闘前会話がちょっとだけ変わる。

また、こちらもイシヘンジン⇔コオリッポと対の関係となっている。

#center(){&font(b,#666666){でかい 体 そのものが 強さ!}}
#center(){&font(b,#666666){全身で 痛みを 味わえ!}}

***【ソード】マクワ
ふくよかな体型ながらイケメンでチャラついた外見の男。
「ハードロック クラッシャー」の異名をとり、背番号は「188(岩場)」。
その見た目に反して常に敬語で、アイドル的な人気を誇る。
[[いわタイプ>いわタイプ(ポケモン)]]の無骨なイメージを変えようという意識により、立っているときのスタイルなども独特。
名前の由来はメロンの変種「真桑瓜」。

[[ガメノデス]]、[[ツボツボ]]、[[イシヘンジン]]、[[セキタンザン]](キョダイマックス)と独特なチョイスをしてくる。

#center(){&font(b,#009090){パートナーの 得意技が あなたを}}
#center(){&font(b,#009090){氷点下の 世界に 誘うわ}}

***【シールド】メロン
こちらもふくよかな体型で、話し言葉からわかるとおり中年女性だが見た目は結構若い。
まあ前作の[[ルザミーネ>ルザミーネ(ポケモン)]]40代に比べるとそれなりに人妻に見える見た目ではあるが。
「ジ・アイス」の異名をとり、背番号は「361(寒い)」。
タイプ相性のおかげかキバナに対しては無敗である模様。
ただしキバナは[[コータス]]を起点とした[[晴れパ>晴れパ(ポケモン)]]も使うため、実力も相応のものであると思われる。
単に他の勝率が安定しないのかもしれない(こおりタイプは防御面が不安なタイプ)。

[[モスノウ]]、[[ガラルヒヒダルマ>ヒヒダルマ(ガラルのすがた)]]、[[コオリッポ]]、[[ラプラス>ラプラス(ポケモン)]](キョダイマックス)を使用する。
オニオンのミミッキュといい、メロンのコオリッポといい、シールドは確定行動祭りである。

**【7】スパイクスタジアム/[[ネズ>ネズ(ポケモン)]]【あく】

史上初の[[あくタイプ>あくタイプ(ポケモン)]]ジムリーダーで、人呼んで「哀愁のネズ」。背番号は「061(悪い)」。
名前の由来は「杜松」。
ガラルでは知名度のあるシンガーソングライターらしく、ゲリラライブを行えば野次馬が集るほど。
パンクロッカー風の風貌をしており、タメ口混じりの敬語で話すが、中身は常識人だし結構面倒見もいい人。
シナリオ終盤のイベントや殿堂入り後にもあれこれ手を貸してくれる。
言動と見た目が反し気味なのは作中の人物が見ててもそう思うようで、ある場面ではホップが「その見た目でまともな事言わないで」とツッコんでいる。

[[マリィ>マリィ(ポケモン)]]の兄でもあり、マリィにジムリーダーの座を譲るつもりでいたが、
マリィの「チャンピオンを目指したい」という意思を尊重してジムチャレンジを先に許した。
いっぽうで試合中は一気に豹変。マイクを取り出してシャウトしながら、自分のポケモンの特性や戦法をバラす癖がある。
だがそれも含めて相手を煽るように試合進行する「キャラ作り」をして盛り上げるなど、エンターテイナーとしての側面もある。

彼の地元・スパイクタウンはダイマックスができない場所にあり、故にスパイクスタジアムもダイマックスは使用不可なので純粋なポケモン勝負になる。
リーグ委員長のローズは、スパイクスタジアムをパワースポットに移そうとしていたようだが、ネズはダイマックスが嫌いであると共に故郷を愛していたため拒否。
ネズはダイマックスが使えるスタジアムでも絶対に使用しない((そのポリシーをマリィに押し付けてはおらず、マリィは使えるスタジアムではオーロンゲをキョダイマックスさせてくる。本当にいいお兄ちゃんや……。))。

なおジムミッションはないが、彼のもとまで向かう道中で[[エール団>エール団(ポケモン)]]が上から飛びかかってきたり、
バク転しながら挑みかかってきたり、挟撃を試みてきたり、と実質的なジムミッションと化している。
いわく、スパイクスタジアムのジムトレーナーが地元が寂れるのを危惧して、敬愛するマリィを[[チャンピオン>チャンピオン(ポケモン)]]にすれば
町おこしになるからと、彼女以外のジムチャレンジャーを妨害していたのがエール団なのだという。
ということでネズもマリィも悪人でもなんでもない。本当に「過激派ファン」でしかなかった。
ネズはスパイクタウンのシャッターを閉めていたエール団と、それに対するマリィの叱責を耳が良いので遠くから聞いていたそうだ。
しかし自分がダメなやつだからチャレンジャーが来ないと思っていたことへの不安と、シャッターを閉めていた件が自身の本意ではないこと、
そしてチャレンジャーたる主人公にダイマックスが使えないスタジアムではあるが楽しんでほしいと気遣いをみせると試合に移行する。

そしてまさかの、ジムリーダーなのに専用BGMをひっさげてポケモンを繰り出してくる((ジムバトルでないときに専用BGMだった例ならコルニという前例はある。))。

ダイマックスを使わないネズだが7番目のジムを任されるだけの実力はある。
ファイナルトーナメントでは1回戦のカブ(キョダイマルヤクデ)を撃破し、準決勝の対戦相手であったキバナ(キョダイジュラルドン)が、
ネズ本人に「お前には手こずらされた」と直接言った程。

なお、殿堂入り後は宣言通りマリィにジムリーダーの座を譲っている。

#center(){&font(b,#0b5394){荒れ狂えよ!オレの パートナー}}
#center(){&font(b,#0b5394){スタジアムごと やつを 吹き飛ばす!}}

**【8】ナックルスタジアム/[[キバナ>キバナ(ポケモン)]]【ドラゴン】
[[ダンデ>ダンデ(ポケモン)]]と同年代の若い男で、褐色肌にたれ目、オレンジ色のヘアバンドが特徴。一人称は「オレさま」。
自撮りが大好きで、バトルに負けた時でさえ撮ろうとするほど。
この点といい一人称といい若干ナルシストの気も見られるが、ガラル地方最強のジムリーダーという自負ゆえの言動だろう。
また、自撮りをするのは負けた時の悔しさを忘れないようにするためだとか。家康の顰み像のエピソードを思い出した人もいるかも?
ただし最近はトレーニング風景とかただのファッション等関係のない自撮りも増えてきているらしく、
ダンデに負けた試合の自撮りに対して付くファンのコメントも厳しくなりつつあるとかなんとか。
「ドラゴンストーム」の異名をとり、背番号は「241(強い)」。
名前の由来は「キバナコスモス」。

開会式で「トップジムリーダー」とも称されていただけあり、あのダンデにライバルと認められた男。
10連敗こそしているが、ダンデのポケモンを一番多く倒している。
「他の地方であればチャンピオンになれている実力」とも言われ、ガラル地方のレベルが高い事の証左にもなっている((アニポケでは世界トーナメント決勝でガラル地方のダンデとカントー地方チャンピオンのワタルが対決しダンデが世界最強の称号を勝ち取っており、ガラル地方の頂点が世界の頂点でもあると言える))。
ちなみにタイプ相性が悪い為メロンにも勝てないようである((なお、同じく相性面では不利なフェアリー使いであるポプラに勝ったことがあるかどうかは言及がない))。
OPでもダンデとのエキシビションマッチをローズの挨拶後に披露していた。
また、ナックルシティにある宝物庫の管理も任されており、ジムミッションはスタジアムでなく宝物庫で行われる。
本人が[[ドラゴン>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]使いにして宝物庫の管理人も兼ねているところから、街の人々からはお伽話のような「宝を守るドラゴン」に重ねられているフシもある。

ドラゴン使いだが、同時に天候パ使いでもある。ちなみにリーグカードによれば「アップする写真は人気だが、たまに砂嵐が映っているだけのものもある」そうだ。
1戦目であるジムチャレンジの際は[[砂パ>砂パ(ポケモン)]]、そして2戦目では晴れ、[[雨>雨パ(ポケモン)]]、砂嵐の複合天候パ使いとなる。
また、ジムチャレンジ時のジムミッションは3人のジムトレーナーと戦うだけとシンプルだが、
キバナ自身を含め全員が天候パかつ[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]での試合となる。
なお、ダブルバトルで戦うジムリーダーとしては[[ホウエン地方>ホウエン地方(ポケモン)]]トクサネジムの[[フウとラン>フウとラン(ポケモン)]]の初登場以来実に17年ぶり。

手持ちは[[フライゴン]]、[[ギガイアス]]、[[サダイジャ]]、[[ジュラルドン]](キョダイマックス)となっており、ギガイアスとサダイジャの特性を活かしつつ戦う。
エースのタイプの都合上、むしろこちらも対砂で[[じめん>じめんタイプ(ポケモン)]]を連れて行くのが好ましいだろう。
またこちらも技や特性で天候を変えて対策するのも勿論アリ。キバナは天候ごとに違った反応を返してくれるので、余裕があれば試してみよう。



ジムチャレンジャーのみんな、[[追記・修正お願いするボルよ〜>ボールガイ(ポケモン)]]

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