サイバー・エンド・ドラゴン

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サイバー・エンド・ドラゴン - (2022/07/05 (火) 16:55:06) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/07/05 Tue 12:41:47
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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サイバー・エンド・ドラゴンは『遊戯王OCG』のカード。

*【テキスト】
#blockquote(){&b(){◆&font(#9900ff){サイバー・エンド・ドラゴン}}
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
}

*【概要】
三体の[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]を融合素材とする融合モンスター。表サイバー流の切り札の一体。
巨大な翼とキングギドラの如く三つの首を持っている。
貫通効果を得たが、ダメージを与えるなら二回攻撃できる攻撃力2800のサイバー・ツイン・ドラゴンの方が良い。
沼地の魔神王などの融合素材代用モンスターが使用できないのもかなり痛い。

それでも貫通モンスターとしてはトップクラスの攻撃力であり、サイバー系の中でも守備表示モンスターには最も強い。
パワー・ボンドで出すと驚異の攻撃力&bold(){8000}。さらにリミッター解除を加えると、&bold(){16000}という破格の数字を叩き出す。
ただし、トドメを刺し損ねるとパワー・ボンドのデメリットで4000もの効果ダメージを受けるので気を付けよう。除去されたら泣いていい。

*【環境での変遷】
登場当初は融合素材のサイバー・ドラゴン×3を揃えるのが非常に大変で、正規融合が難しかった。機械族そのもののサーチカードが無かったことも大きい。
また、サイバー・ドラゴンは手札から特殊召喚できるので、生け贄要員としても優秀でわざわざ融合する必要が無かったのだ。
よって、基本的な出し方は[[デビル・フランケン]]の効果や、星10の罠モンスター・メタル・リフレクト・スライムに突然変異を使うというもの。
亮のような%%積み込み%%運命力を持っていないデュエリストにとっては、苦肉の策だった。

やがて、突然変異とデビル・フランケンは禁止行きになってしまい、サイバー・エンドに向かい風が吹き始める。
代替品のプロト・サイバー・ドラゴンは、&bold(){フィールドでしか}「サイバー・ドラゴン」として扱われないという難点を抱えていたので、結局正規融合は楽にならなかった。
そもそも、融合素材を増やしたところでパワー・ボンドのサーチ手段が存在しなかった上、&bold(){「パワボン使うならツインで良くね?」}と指摘するデュエリストも少なくなかった。

GX放送終了後、時代はシンクロへと移り変わったがここに来て更なる悲劇が起きる。
シンクロ素材として優秀なサイバー・ドラゴンが制限カードに指定されてしまったのだ。
サイバー・エンドを主軸にしていた人は涙を飲んだに違いない…。
幸いにも、2年後にサイバー・ドラゴンは無制限に緩和され、その間にサイバードラゴンツヴァイという新しい仲間もできた。

そして、時はさらに流れサイバー流自体が大幅強化!
サイバー・ドラゴン・ノヴァやサイバネティック・フュージョン・サポートの効果で融合召喚がかなり楽になり、サイバー・ドラゴン・ドライなどサイバー・ドラゴンとして扱うモンスターも増えた。
特にサイバネティック・レボリューションは、直接攻撃できなくなるデメリットが全く気にならないので相性が良い。
デビル・フランケンも禁止から戻ってきた。%%「エラッタしていないから近々また禁止になるかも」と言われているが%%

だがデュエルは非情だ。

昔とは比べ物にならない程デュエルは高速化しており、「モンスターをセットしてターンエンド」なんて光景はめったに見かけなくなった。
さらに、守備表示を持たないリンクモンスターの登場により貫通持ち全体の立場がかなり苦しくなっている。
そして、新たにキメラテック・ランページ・ドラゴンという対抗馬も登場。
こちらは墓地肥やしと連続攻撃を同時にこなせる上、オーバーロード・フュージョンにも対応している。

以上のことから、元祖切り札かつアニメの人気カードでありながら、&bold(){サイバー流デッキの中でも厳しい立場にあると言わざるを得ない。}
今では[[【Sin】>Sin(遊戯王)]]における[[Sin サイバー・エンド・ドラゴン]]、[[【サイバー・ダーク】>サイバー・ダーク(遊戯王OCG)]]における[[鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン>鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン(遊戯王OCG)]]の素材としての運用が主。%%おい、融合召喚しろよ%%
とはいえ、[[ブラマジ>ブラック・マジシャン]]や[[レッドアイズ>真紅眼の黒竜]]、同期だと[[レインボー・ドラゴン>究極宝玉神 レインボー・ドラゴン]]のように最初は微妙な扱いだったけど、後にテコ入れされて実用的になった例も少なくない。
いつか、サイバー・エンド・ドラゴンが強化されるその日まで待とう。

*【アニメでの活躍】
遊戯王GXに登場。サイバー流の申し子・[[丸藤亮]]のエースモンスターとして何度も融合召喚された。
攻撃名は&font(#008000){エターナル・エヴォリューション・バースト}
何故か亮の初手は&bold(){サイバー・ドラゴン×3とパワー・ボンド}になりがち。

初登場はVS[[十代>遊城十代]](1戦目)。守備表示で融合召喚されたマッドボールマンを戦闘破壊し、貫通ダメージで十代に勝利した。
VS十代(2戦目)では、パワー・ボンドとリミッター解除で攻撃力16000のまま攻撃力4900のシャイニング・フレア・ウィングマンと戦闘。
十代は決闘融合-バトル・フュージョンでシャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力を20900まで上げたが、直後に亮もこのカードを使用。
まさかまさかの、&bold(){&color(red){攻撃力36900}}を叩き出した。
エグゾディアや[[オベリスクの巨神兵]]の∞を除けばアニメ最大の攻撃力で、この記録が破られたのはゼアルに入ってからである。

ヘルカイザー以降も使用され続け、サイバー・ダーク・ドラゴンに装備されたこともある。
3期の異世界では実体化したが、何となく悪役のような気がしないでもない。

そして、VS[[ヨハン>ヨハン・アンデルセン]]([[ユベル>ユベル(遊戯王)]])では最後の最後でパワー・ボンドで融合召喚される。
レインボー・ダーク・ドラゴンに攻撃を仕掛けるが、カウンター・ジェムで攻撃力9000となり危うく戦闘破壊されそうになる。
亮はサイバネティック・ゾーンを発動して、戦闘を回避すると、ターン終了時に帰還したサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は16000となっていた。
最高のデュエルができて満足気な笑みを浮かべる亮と対照的に、パワー・ボンドのデメリットで敗北が確定しどこか寂しそうな咆哮を上げながら消えていくサイバー・エンド…。
このデュエルは十代達と視聴者を燃え上がらせ、涙させた。

4期では亮からデッキを譲り受けた[$[丸藤翔]]が使用している。




追記・修正は攻撃力16000のサイバー・エンドで勝利してからお願いします

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