サイバー・エンド・ドラゴン

登録日:2022/07/05 Tue 12:41:47
更新日:2022/07/07 Thu 23:38:39
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サイバー・エンド・ドラゴンは『遊戯王OCG』のカード。


●目次

【テキスト】

サイバー・エンド・ドラゴン
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

【概要】

三体のサイバー・ドラゴンを融合素材とする融合モンスター。表サイバー流の切り札の一体。
巨大な翼とキングギドラの如く三つの首を持っている。デザインは青眼の究極竜も意識したものと思われる。
貫通効果を得たが、ダメージを与えるなら二回攻撃できる攻撃力2800のサイバー・ツイン・ドラゴンの方が良い。
沼地の魔神王などの融合素材代用モンスターが使用できないのもかなり痛い。

それでも貫通モンスターとしてはトップクラスの攻撃力であり、サイバー系の中でも守備表示モンスターには最も強い。
パワー・ボンドで出すと驚異の攻撃力8000。さらにリミッター解除を加えると、16000という破格の数字を叩き出す。
ただし、トドメを刺し損ねるとパワー・ボンドのデメリットで4000もの効果ダメージを受けるので気を付けよう。除去されたら泣いていい。

【環境での変遷】

登場当初は融合素材のサイバー・ドラゴン×3を揃えるのが非常に大変で、正規融合が難しかった。機械族そのもののサーチカードが無かったことも大きい。
また、サイバー・ドラゴンは手札から特殊召喚できるので、生け贄要員としても優秀でわざわざ融合する必要が無かったのだ。
よって、基本的な出し方はデビル・フランケンの効果や、星10の罠モンスター・メタル・リフレクト・スライムに突然変異を使うというもの。
亮のような積み込み運命力を持っていないデュエリストにとっては、苦肉の策だった。

やがて、突然変異とデビル・フランケンは禁止行きになってしまい、サイバー・エンドに向かい風が吹き始める。
代替品のプロト・サイバー・ドラゴンは、フィールドでしか「サイバー・ドラゴン」として扱われないという難点を抱えていたので、結局正規融合は楽にならなかった。
そもそも、融合素材を増やしたところでパワー・ボンドのサーチ手段が存在しなかった上、「パワボン使うならツインで良くね?」と最初期から指摘されていた。
またツインにはサイバー・ドラゴンの特殊召喚後に融合呪印生物-光を召喚し起動効果で特殊召喚、という戦術も取れたのでサイバーエンドとの差は開く一方。
魂を削る死霊のような壁モンスターに強いという長所は残っていたものの、そのために素材を3体分集めるのは手間であり、やはり上記の有力なサポートが禁止されたのは痛かった。

GX放送終了後、時代はシンクロへと移り変わったがここに来て更なる悲劇が起きる。
シンクロ素材として優秀なサイバー・ドラゴンが制限カードに指定されてしまったのだ。
サイバー・エンドを主軸にしていた人は涙を飲んだに違いない…。
幸いにも、2年後にサイバー・ドラゴンは無制限に緩和され、その間にサイバードラゴンツヴァイという新しい仲間もできた。

そして、時はさらに流れサイバー流自体が大幅強化!
サイバー・ドラゴン・ノヴァやサイバネティック・フュージョン・サポートの効果で融合召喚がかなり楽になり、サイバー・ドラゴン・ドライなどサイバー・ドラゴンとして扱うモンスターも増えた。

だが昔とは比べ物にならない程デュエルは高速化しており、「モンスターをセットしてターンエンド」なんて光景はめったに見かけなくなった。
さらに、守備表示を持たないリンクモンスターの登場により貫通持ち全体の立場がかなり苦しくなっている。
そして、新たにキメラテック・ランページ・ドラゴンという対抗馬も登場。
こちらは墓地肥やしと連続攻撃を同時にこなせる上、オーバーロード・フュージョンにも対応している。

またアニメで推されているパワー・ボンドとは【古代の機械】の方が相性が良いとも。
特に古代の機械究極巨人は場に出た後の能力ではサイバーエンドを上回っている。

以上のことから、元祖切り札かつアニメの人気カードでありながら、サイバー流デッキの中でも厳しい立場にあると言わざるを得ない。
今では【Sin】におけるSin サイバー・エンド・ドラゴン【サイバー・ダーク】における鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴンの素材としての運用が主。おい、融合召喚しろよ
とはいえ、ブラマジレッドアイズ、同期だとレインボー・ドラゴンのように最初は微妙な扱いだったが後にテコ入れされて実用的になった例も少なくないので強力なサポートの充実が待たれる。

現状の強みとしてはサイバネティック・レボリューションや禁止から帰ってきたデビフラで出せるモンスターの中では比較的強力な点等がある。
特に前者は直接攻撃できなくなるデメリットが全く気にならないので相性が良い。

「サイバー・ダーク・キメラ」なら「パワー・ボンド」を手札に加える効果に加え、墓地の「サイバー・ドラゴン」を融合素材にできる効果があるため、「パワー・ボンド」を用いた融合召喚は従来よりは容易に行える。
初動として必要なカードは「サイバー・ドラゴン・コア」と光属性以外の「サイバー」、魔法カードの3枚。
「サイバー・ドラゴン・コア」で「サイバネティック・ホライゾン」を手札に加え、その効果で「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地に置きつつ「サイバー・ダーク・クロー」を手札に加える。
そこから「サイバーダーク・ワールド」経由で「サイバー・ダーク・キメラ」を手札に加えて召喚する流れで達成できる。
(この前に「サイバー・ドラゴン・コア」と「サイバー・ダーク・キメラ」で「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」を出す事も可能。)

「サイバネティック・ホライゾン」で「サイバー・エタニティ・ドラゴン」を墓地へ送っておくことで耐性も得られるため、攻撃力8000(と2000)の攻撃を通して1ターンキルも成立し得る。
このルートは「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」の特殊召喚にも繋がるルート。
あちらを融合召喚するならこのカードは墓地に置いて装備カードにすることになるが、あちらで突破出来ない攻撃力のモンスターがいるなら攻撃力8000のこちらを融合召喚する、といった使い分けで役立ってくれる。

【アニメでの活躍】

遊戯王デュエルモンスターズGX

初登場。
サイバー流の申し子・丸藤亮のエースモンスターとして何度も融合召喚された。
攻撃名はエターナル・エヴォリューション・バースト
何故か亮の初手はサイバー・ドラゴン×3とパワー・ボンドになりがち。

初登場はVS十代(1戦目)。守備表示で融合召喚されたマッドボールマンをパワーボンドによって攻撃力8000で戦闘破壊し、貫通ダメージで十代に勝利した。ある意味マッドボールマンにとっても最大の見せ場だろう
VS十代(2戦目)では、パワー・ボンドとリミッター解除で攻撃力16000のまま攻撃力4900のシャイニング・フレア・ウィングマンと戦闘。
十代は決闘融合-バトル・フュージョンでシャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力を20900まで上げたが、直後に亮もこのカードを使用。
まさかまさかの、攻撃力36900を叩き出した。
エグゾディアやオベリスクの巨神兵の∞を除けばアニメ最大の攻撃力で、この記録が破られたのはゼアルに入ってからである。

ヘルカイザー以降も使用され続け、サイバー・ダーク・ドラゴンに装備されたこともある。
3期の異世界では実体化したが、何となく悪役のような気がしないでもない。

そして、VSヨハン(ユベル)では最後の最後でパワー・ボンドで融合召喚される。
レインボー・ダーク・ドラゴンに攻撃を仕掛けるが、カウンター・ジェムで攻撃力9000となり危うく戦闘破壊されそうになる。
亮はサイバネティック・ゾーンを発動して、戦闘を回避すると、ターン終了時に帰還したサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は16000となっていた。
最高のデュエルができて満足気な笑みを浮かべる亮と対照的に、パワー・ボンドのデメリットで敗北が確定しどこか寂しそうな咆哮を上げながら消えていくサイバー・エンド…。
このデュエルは十代達と視聴者を燃え上がらせ、涙させた。

4期では亮からデッキを譲り受けた丸藤翔が使用している。

劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~

時空改変のため過去を遡っていた途中の謎の男パラドックスが強奪。

パラドックスvs武藤遊戯遊城十代不動遊星では、Sinデッキを使うパラドックスがこのカードをエクストラデッキから除外してSin サイバー・エンド・ドラゴンを召喚した。




追記・修正は攻撃力16000のサイバー・エンドで勝利してからお願いします

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最終更新:2022年07月07日 23:38