A計画(都市シリーズ)

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A計画(都市シリーズ) - (2014/01/22 (水) 10:44:18) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/08/28(日) 05:02:10
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#center(){&font(#ff0000){A計画調査のために}}
#center(){&font(#ff0000){図書館へ赴く予定――}}



A(アティゾール)計画とは、川上稔著〈都市シリーズ〉『閉鎖都市 巴里』にて登場する“最強の騎(カバリエ)”開発計画である。

その始まりは独逸のP計画よりも更に昔であり、実際にあったと“噂されている”。
独逸出身の冒険家M・シュリアーが『喪失技巧奇集本』という子供向け読本の第7巻にまとめているが、単にフランスが重騎の老舗の国として見栄を張っただけともいわれ、そしてフランス軍元帥の公式声明によってA計画は存在を否定されることになる。

今では喪失大陸(アトランティス)や地球空洞説(ロストワールド)と並んで一部児童図書の書面を賑わせる“夢のある仮説”“分かりきった謎”となっている。


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#center(){&font(#0000ff){『記乗時の反射速度、約120倍に設定します』}}




そう、確かに“最強の騎製造計画”などは存在しなかった。
A計画とは、器である重騎ではなく、その繰り手たる“重騎師”――それも自動人形の――を作り上げる計画なのだから。


○特徴
独逸のP計画が『人を機械に近づける』ことで騎体性能を引き出そうとするのに対し、A計画は『機械を人に近づける』ことで《凌駕紋章》をも含めた騎体の全能力を引き出そうとするものである。


自動人形とは意志を持つ機械人形である。そしていかなる絵空事も存在しうる都市『架空都市 倫敦』の名無しの自動人形技師一門がある理論を完成させた。
『コッペリアの自動人形』に着想を得たその理論とは『人と共に在り、人に進化する自動人形』である。(余談になるが、進化の末、妊娠を果たした自動人形が実在している)

A計画とは、この『人に進化する』性質を利用した、言うなれば“最強の重騎師育成計画”である。


○詳細
重騎との合一性に特化した自動人形を作り、それを育て、騎師とする。
愛玩道具や給仕としての知識ではなく、戦闘関連情報を詰め込んだ生まれながらの重騎師(パンツァーカバリエ)とするのである。
自動人形が人として進化し、意志と感情を持てば《凌駕紋章》すら扱うことが出来、さらに元々が機械であるが故に騎体の全力を引き出せる。
専用機を用意しなくても良い、それがどんな重騎であれその全てを扱うことが可能な重騎師――それこそがA計画の目標である。


(これについてハインツ・ベルゲは『人でないものに戦争を任せる計画のどこに正義があるのか判断不能』と記述している)


○顛末
A計画を調査した独逸陸軍中尉ハインツ・ベルゲによれば、A計画はその本懐を遂げることなく何百体もの犠牲を払いながら失敗したと推測されている。

かつてベルゲがモルバン山岳部にて交戦したA計画被験対象は《凌駕紋章》を発動こそさえしたが、暴走。
自動人形は確かに“人として”“人の意志をもって”《凌駕紋章》を使ったが、そこで歪みが生じたのだ。
元々『人になるため』に行われる進化は、しかしそれを行えばより『兵器として完成されてしまう』=人にはなれないという自己矛盾が生じ、おそらく全ての自動人形は堪えきれず、自己崩壊――即ち自殺を促される結果となった。


後に完全に人として育て切ってから搭乗させるという、ある種単純ともいえる方法でこの問題を解決可能と判明したが、その時にはとっくの昔に計画が破棄されていた。


○知られざる成功例




#center(){&font(#0000ff){終わらせます――!!}}



1944年8月6日
ブーローニュの森にて、A計画唯一の成功例が雌型重騎“庇護女帝”に記乗。

初の実戦であるにも関わらず“最強”の称号を持つハインツ・ベルゲが駆る“赤獅子”と互角に渡り合い、さらにその戦闘の最中に成長。
《凌駕紋章》を発動させたばかりか、装備していた『第三炎帝』を弾殻としたパイルバンカーをその場で創り出し、それを持って“赤獅子”を撃破した。




人形から進化した方、追記・修正お願いいたします。――以上

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- --終わクロ見てからだと泣けてくる記事だなぁ……  -- 名無しさん  (2013-12-12 20:09:11)
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