ミスト・レックス

「ミスト・レックス」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ミスト・レックス - (2016/12/11 (日) 08:49:52) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/05/30(土) 14:04:43
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

&bold(){&font(#ff0000){※注意}}
本項目は一部の人には不快な文章で書かれてます。特にアトリーム人はご注意下さい。



[[スーパーロボット大戦K]]の主人公。20歳。

自称・記憶喪失の青年。ダンナーベースで保護され整備士見習いとして働いていたが、ゴオと杏奈の結婚式の日に現れた擬態獣に対して、隠し持っていたロボット、レヴリアスに乗り込み応戦。
以後は大空魔竜に出向したダンナーベースの一員として地球への脅威と戦っていく。

記憶喪失というのは正体を隠すための嘘で、[[惑星アトリーム人>惑星アトリーム]]。防衛隊の新人パイロットだった。アトリームがイディクスに滅ぼされ、流れ着いた惑星ベザードも滅ぼされ、地球に流れ着くという過去を持つ。

お調子者といえるほどの明るい性格の反面落ち込むと1人で深く思い悩んでしまう。それ故失敗も少なくないが、危機的状況で底力を発揮することもあり、潜在能力豊かなルーキーとして期待されていた。

能力値や精神コマンドは後継機を考慮してかバリバリのスーパー系なので、リアル系のレヴリアスに搭乗する序盤は相性が悪く使いにくい。
しかし後継機の性能(特にレギーナ)が強いので後半は使おうと思えば活躍できる。

因みにスパロボ初の純異星人主人公。
第3次αの[[クォヴレー>クォヴレー・ゴードン]]もそれに近い存在だが、厳密には彼は異星人ではなく……。


当初は(設定通りなら)正義感の強い熱血漢だけどおっちょこちょいな愛されキャラになるかと思われていたが、度々繰り返すウザい言動・空気読めない行動でプレイヤーの怒りを買い、スパロボ主人公の中では一・二を争う嫌われ主人公となってしまう。

ファン(?)からの通称は&bold(){ミストさん}。さん付けされる理由は&font(#ff0000){「こいつを呼び捨てにするほど親しみを持てないから」}と言われている。


主な理由は、

・他人に現実を見ない綺麗事ばかり言う
・少しでも気に入らない事があると反感
・そのくせ、面と向かって反論するのではなく廊下で愚痴る
・アトリームがどんなに素晴らしい星かを力説する
・勝手に地球を守る価値がない星と断定。でもヒロインに諭されてあっさり転向
・学習せず、同じミスを何度も繰り返してピンチになる
・版権キャラと殆ど絡もうとしない割に平気で踏み台にする(メアリー・スー)

等がある。
 
[[メアリー・スー]]と呼ばれる要因としては主に以下の点が挙げられる。

&font(#ff0000){・昔ちょっとゲームの経験があった程度で、少し他人のプレイを見ただけの初めて触るゲームでやりこみ王のゲームチャンプ、ゲイナーと対戦し互角に渡り合う。}
(ただし一度しか使えないネタを使ってのことである。だがその後ゲームの話が出る訳でも、それがきっかけでゲイナーと仲良くなる訳でもない。&br()余談だが、別のスパロボのラスボスのゲームでの対ゲイナー戦績は0勝12敗)

&font(#ff0000){・勝手にB-1グランプリに参戦しプリシラと仲良くなる。}
(これで、ヴァンとプリシラの絡みは完全に無かった事に。だがミストさんはヒロインになびいて完全に使い捨てる。)

&font(#ff0000){・種の最終決戦でキラと議長が対面するシーンに何の前振りもなく勝手に乱入してはあれこれ力説する。}
(おかげで場がわけわからん事になり、議長も対応に困っていた。)
 
&font(#ff0000){・最終決戦、ミストが死なない為に[[クリスタル・ハート]](ラスボスの弱点となるシステム。最大出力で動かすとミストとヒロインが死ぬ)を増幅させる外付け装置を稼働させた皆城総士が消滅。}
(ファフナー組はエンディングまでお通夜。だが当のミストは宴会を楽しむ。ただし、ミストは戦闘終了まで総士が犠牲になったことを知らなかった)

と思いっきりやらかしている。


これほどではなくても、細かい所でミストたちを引き立てる為、版権キャラを原作では考えられないほど薄情だったり、辛辣な雰囲気の演出に変えている事もあり版権キャラの原作とのブレの大きさを引き起こした要因と見える事も批判される要因となっている。


また&font(#0000ff){「地球人は同族で殺し合っている! アトリームやベザードではそんなことなかった! 地球は守る価値のない星だ!」}と断定したシーンについても、デュランダルやジブリールらただ数名の横暴を見ただけで裁定を下しており、周りの仲間達を何だと思っているのかと聞きたくなる。

ミストさんが地球をディスる際にやたら持ち上げる故郷アトリームについても疑問が残る。&bold(){地球より大規模な機動兵器の防衛隊}が必要で、&bold(){新人の}ミストさんが&bold(){鎮圧に慣れてる}と言えるほど暴動が起きてるのを考えると、同族同士の戦争は無いが某北の国や某政権も真っ青な独裁圧制政権な星ではなかろうか、と考察するプレイヤーも少なくない。

同じく戦争は伝説上のものだったという惑星ベザードも、個人に対する根拠ない迫害が「たいしたことじゃない」と言えるくらいなので、全然平和な星には感じられない。


また作中に登場する他のアトリーム人もミストさんに負けず劣らず性格がアレな為、アトリームの公転周期は地球の半分とか、「アトリーム」とは実はミストさん達の想像上の存在ではないでしょうか? とまで言われている。


一方で、シナリオ上でも他の版権キャラからの評価は高くなく、最終話なのにあいつで大丈夫か? と思われたり、その後も最終的にKガリからも「駄目だこいつ」と呆れられたりしている。

復讐は何も生みませんよ! と言ったら、お前には言われたくねぇ! と正論で返されたり、版権勢からのミストという人物に対する認識は割と間違ってない。

作中キャラからも結構馬鹿にされたり、スパロボオリジナルでよく批判されている、問答無用で主人公の行動が肯定される場面は微塵も無いため、そういう三枚目ポジションのキャラとして描かれた節がある。

その割りには全く三枚目キャラとしての魅力が伝わってこない上に、締めるところで締めるという主人公っぽいこともしないのが駄目なところなのだが……。

失態をやらかしておっちょこちょいだけど気の良い青年というポジションにもなり切らず、版権勢とのバランスの取り方を失敗して上記のようにメアリー・スーのように見えたり、言動に行動が伴わず主人公としての成長も無い。


……と当項目でも書かれているが、上記の通りミストは他のキャラに何度も何度も駄目出しされており、ゲーム中のステータスも決して高いとは言えないため、脚本家は狙って「ドジで未熟なかっこ悪い奴」として書いている可能性が高い。

……まあ、普通はそこから成長させるべきなのだろうが、最後まで「ドジで未熟なかっこ悪い奴」のままだったのは問題だが。

纏めると、シナリオライターの腕の無さを見事に露呈させたキャラである。


一応、素材だけならそれなりに優秀なものであり、OGシリーズへ参戦した際に補正を望む声も少なくない。


スパロボL・UXではあからさまにミストさんを意識したストーリー展開になったり、近年では公式Twitterで「以下楽しい宴会禁止ィ」と言われたりと、すっかり自虐ネタとしても定着している。


【主な迷台詞】

「教会についたぞ」
-周りに誰もいない状態で。状況説明をするにも()を使えばよかったはず。

「うわっ化け物!」
-初対面の司馬博士に向かって。気持ちは分からなくないが失礼である。

(こ、この非常時に、地球人同士で戦争だって? そんなことが本当にあるのか……?)
-一応は正論。

「[[アトリームにだって防衛隊がありましたよ…。地球の防衛組織とは比較にならないほどの巨大な組織がね……>アトリームにも○○はありましたよ…]]」
-スパロボ基準なので当然地球は戦闘用のロボットも多数含む相当強力な防衛組織を擁しているのだが。平和な惑星……?

「ちょっと興奮した人がいても暴徒鎮圧は防衛隊時代の任務で慣れてます! 俺に任せて下さい!」
-アトリームに戦争は無かったとはいえ本当に平和といえたのだろうか疑わしくなってくる。

「確かに、俺たちが介入すれば、当面の争いを回避できるでしょうけど、根本的な解決にはなりませんよね?」
「……でも、それは原因の解決にはなりませんよね?」
-街中でデストロイガンダムが大暴れしている最中に。正論ではあるが、目前で被害で出ているという時に言うべきことではない。

(これじゃ俺……地球を守りたくなくなっちまうよ……)
「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない! 戦うなら勝手にやってくれ! 俺は艦を降りる!」
-デュランダル議長の戦死後にヒロインに対して。遂に地球側に対する不満などが爆発するがさすがに極端過ぎである。

「支えてくれる人が傍にいれば俺だって成長しますよ、猿渡さん!」
-しかし実際は……。

「落ち着け、冷静になれ。俺は憎しみを晴らす為に戦うんじゃない……みんなのために、地球のために戦う!」
-直後、敵の安い挑発で頭に血が上って突撃しピンチになる。

「いやあ、オーバーデビルは強敵でしたね」
-強敵でしたが、どう見ても倒したムードではなくキングゲイナー組が困惑している際の一言。

「汚名挽回しなくちゃな!」
-汚名は挽回ではなく返上するべきものである。%%ある意味間違ってはいなかったが……%%

「そうだな。それ(注:迫害や差別)くらいは、どんな星だってあるさ。俺だってそういう経験はあるしね」
「でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない」
-平和な惑星とは一体……

「何だっていい! 奴にトドメを刺すチャンスだ!!」
-敵が仲間割れを起こした時に。&br()戦術的には間違いとはいえないのかもしれんがキャラクター像や今までの言動から好意的に見られることが少ない。

「まともな人なんて地球人には数えるほどしかいないんだよ……」
-何人の地球人を見てきてのセリフなんでしょうね……。&br()ただしこの後「この部隊の人達が特別なんだ」と言っていることから自軍部隊のことには好意的なようである。

「楽しい宴会でしたね……」
-あなた1人のために中学生が犠牲になった後です。一応、彼の犠牲に感謝してはいるようだが。



「総司君がいなくなってしまったからな……」
-なぜか広く認知されているが&bold(){実際には&color(red){この台詞はありません。}}


こんな彼だが、ベザード時代は、

・巨大ロボット引き連れて空間転移でベザードに現れてあっさり現地人と和解

・現地で貴重なエネルギー源(止めてしまうと疑われた子が迫害されるくらい貴重)をロボットの動力源にすることを納得させる説得力で異星人の襲来を訴える

・結局星一個壊滅されたのに、生き残りは「お前が来たせいだ!」みたいな逆恨み含めミストさんにまったく負の感情をぶつけてこないこと

と本編では信じられないほどの有能さ。%%ベザード人が少し頭弱いだけかもしれないが。%%これも前述のメアリー・スー現象を助長する要因と言えるかも。



彼のコメント欄は憎しみに囚われた地球人により携帯の表示容量を越えたが、機械仕掛けの神により終焉を迎えた。




追記・修正を行わない地球人に守る価値はあるのか……?


#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,125)
}
#center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)}