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「コンボイ(ビーストウォーズ)」(2024/02/25 (日) 21:04:45) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2010/01/23 Sat 16:17:09
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#center(){&b(){&sizex(5){&color(black){やぁ、コンボイだ。}}}
&bold(){&sizex(5){[[&color(black){テレビを見る時は、部屋を明るくして離れて見るんだぞ。}>テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい。]]}}
&b(){&sizex(5){&color(black){さぁ!ビーストウォーズの始まりだ!!}}}}
ここで扱うコンボイは『[[ビーストウォーズ>ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー]]シリーズ』の登場人物である。
CV(原語版):ゲイリー・チョーク吹き替え:[[子安武人]](無印~リターンズ)、風間勇刀(ロボマス)
原語版の声優ゲイリー・チョークは後の『[[ユニクロン三部作]]』でもオプティマスの声を担当している。
他のコンボイ達と区別する際には「ビーストコンボイ」と呼ばれる。もしくは[[イボンコ]]。
海外では「オプティマス・プライマル」、パワードコンボイ時は「オプティマル・オプティマス」。
サイバトロン(海外名:マクシマル((国内名が同じ「サイバトロン」のオートボットとは別組織である。)))の探査船「アクサロン」の艦長であり、その船のチームのリーダー。
そのため、コンボイを名乗るが総司令官ではない(寧ろ、コンボイは自称)。
そのせいか、敵のみならず仲間からも普通にコンボイと呼ばれる。逆から読むと&bold(){イボンコ}。
若き戦士で無鉄砲なところもあるが、部下思いで勇敢で正義感に溢れ、みんなに信頼されている。
[[ゴリラ>ゴリラ(動物)]]の姿になっても英雄的な指導力は健在し、どんな悪事や敵にも敢然と立ち向かう。
頑固で怒りっぽいところもあるが、冗談を仲間と語り合うのが好き。
(雑誌やカード、タカラトミーのサイトのプロフィールより)
一応、本作の主 役である。
主 役である。
大事な事なので二度(ry
ゴールデンディスクと戦艦「テラクラッシャー」を強奪し逃亡した、[[メガトロン>メガトロン(ビーストウォーズ)]]率いるデストロン一派をアクサロンで追い、
ある惑星の近くで戦闘になるも双方被弾しその惑星に不時着する。
ちなみに、その際に船に積んであった救命ポッドを射出しており、この中で本編に出なかった者たちはアメコミで登場している。
その惑星には膨大な数のエネルギー結晶体「エネルゴン」があったが、それは彼らの体に悪影響を及ぼすものだった。
そこで両陣営共にその惑星の動物達の姿をスキャニングし、その姿に変形することで、屋外での長時間の活動が可能になっている。
メガトロンの野望を食い止める為、惑星『エネルゴア』を舞台に今まさに『ビーストウォーズ』が始まろうとしていた……。
………と、ここまでだと非常に[[真面目>まじめ(真面目)]]なキャラクターに見える。
…実際に真面目である……『&bold(){コンボイは}』。
**日本語版
このアニメは海外からの輸入作品であるため、原語版が存在する。しかし、原語版はハードな作風と複雑な設定を持つ作品であった。
当時のタカラはこのままでいけると踏んでいたらしいが、日本語版スタッフ(主に監督の岩浪美和)からは[[日本>日本国]]ではウケないのではないか………
いや、間違いなくウケない、と危惧されていた。
そのため、[[日本語]]版製作にあたっては監督を務めた岩波美和の主導で翻訳された脚本に大胆な脚色がなされ
この脚色された台本を踏まえたうえで、キャストは&bold(){比較的自由なアドリブを許されていた}。
その結果、日本語版はトランスフォーマー作品どころか、&bold(){アニメ史上稀に見るカオス度}を誇りファンを一気に二分させた。
旧作ファンからは不評だったものの、主なターゲットである低年齢層には大ウケし、結果として日本のトランスフォーマー人気を[[復活]]させるに至った。
だが、おふざけ路線に反対寄りだったスポンサーサイドに「コンボイはトランスフォーマーシリーズの顔なのでふざけないでほしい。」と釘を刺されていた。
このうえ、コンボイまでふざけると話の筋が崩壊するという真っ当な理由もあって、コンボイは比較的まともでありメンバー内の&bold(){貴重なツッコミ要員}として活躍していた。
この頃のコンボイについて、担当声優の子安武人氏は「コンボイは真面目だからアドリブが『うるさいよ!』しかできない」と残念そうに語っていた。
後のリターンズの声優コメントでも、子安氏は「みんなのアドリブで笑うのが好きだった」、「&u(){少しふざけてもいいよ}と言われていたので今回は楽しめた」「ではこれまでは楽しくなかったのかというと……&bold(){正直言って悔しい思いをしていた}」と吐露している。
&s(){キャラ設定にある「冗談を仲間と語り合うのが好き」という一文が皮肉になってしまっている。}
[[テッカマンブレード>宇宙の騎士 テッカマンブレード]]、[[少女革命ウテナ]]、[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]、[[遊戯王GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]など、子安氏は多くの作品で強烈な演技を見せる人物だけに、
よりにもよってビーストウォーズの役であるコンボイがここまで大人しいのはかなり異例であった。一方で子安氏も当初、「自分の声がゴリラに合うのか」と言う悩みに直面したものの、「悩める若きリーダー」と言うイメージで演じ、ファンからは「ゴリラのイメージが変わりました」という反響を得たと言う。
しかし、作品が進むにつれて当初はおふざけに否定的だったタカラが、好調を受けて方針転換したこと、そしてやはり作品が作品なだけに、回やシリーズを重ねる毎に徐々に暴走し始めた。
特に番組前後のフリートークコーナーでは前作よりは自由度が増し、真面目なキャラであることを活かしたギャグをかましていた。(シルバーボルトとブラックウィドーのラブラブな告白をひとしきり見た後で「一生やってなさい」と突っ込むなど。)
更に仲間を思う余り無茶苦茶する事から仲間内(主に[[ラットル>ラットル(ビーストウォーズ)]])からムチャゴリラと呼ばれてしまう。
また、主役なのに目立たない事を気にしているのか、はっちゃける時は徹底的にやる。
さらにゴリラをスキャニングしたせいか異常なまでに[[バナナ>バナナ(果物)]]に執着を見せ([[メタルス最終話>バナナをわすれた!(ビーストウォーズメタルス)]]で、バナナの取り忘れを理由に帰りかけたシャトルをわざわざ戻す程)、周りからは呆れられている。
また、シリーズを重ね、姿が変わる毎に顔がどんどん『コンボイ』から離れていった。一応パワードコンボイで元に戻るも、
最終的には、「誰だお前」と言える程、原型から掛け離れたデザインになった(本人も非常に気にしてる)。
**【各ボディの設定】
&bold(){・ビーストコンボイ}
身長:2.8m
体重:2t
走る速さ
ビーストモード:時速60km
[[ロボ>ロボット]]モード:時速50km
飛行速度:マッハ7
ジャンプ力
ビーストモード:7m
ロボモード:7m
最大出力:100万馬力
テックスペック
パワー10 知力10 スピード10 耐久力10 階級10 勇気10 火力10 テクニック10 合計80
いわゆる無印での姿。
黒い毛におおわれたゴリラに変身する。
この頃が一番コンボイ要素とゴリラ要素のバランスが取れていたかもしれない。
顔には口があるが、マスクを閉じて歴代の様なコンボイフェイスにもできる。
近距離からの肉弾戦が得意。
メインの武器は背中から取り出す大型の[[双剣>二刀流/双刀・双剣]]「サイバー・ブレード」(ソニックブレード)で、大回転斬りを披露する。
格闘兵装としては他に右腕に搭載された鎖付き鋼鉄ハンマー「デストロイ・ハンマー」を持ち、骸骨部分を振り回して相手を粉砕する(本編未使用)。
背中には2連キャノン砲「メガブラスター」がある他、左腕には大型キャノン砲「プラズマキャノン」が内蔵され、
さらに両肩に敵の[[ミサイル]]を打ち落とす防御専用の「迎撃ミサイル」が備わっているなど、温厚な性格とは裏腹に火力においても抜かりはない。
「コンボイ・ジェット」は背中にある飛行システムで、空を飛ぶ時のスピードはマッハ7にも達する。
小柄なラットルを背中に乗せて2人で任務に当たることも。
手足で攻撃する際は「コンボイパンチ」と「コンボイキック」を繰り出す。
変形機構が随分と簡素なためか、変身する際には雄叫びをあげる。
なお、リターンズ1話の冒頭では後述する理由によりこの姿に戻っており、ロボットモードにも変身しかけたが変身不可能に陥っており残念ながらこの姿での再登場には至らなかった。
&bold(){・メタルスコンボイ}
前作の[[最終回]]でボディを失い、マトリクスに還ったコンボイのスパークは、
[[ライノックス>ライノックス(ビーストウォーズ)]]の尽力でサイバトロンのブランクプロトフォームと合体、トランスメタルボディを得て復活を果たした。
そして、無印の&bold(){衝撃的な最終回}からおよそ1年半待たされたファンをようやく安堵させた。
ただ他のトランスフォーマーの身体を使っているためか、他のメタルス化したメンバーと違って、ロボットモードの顔の変異が顕著である。
ビーストモードは青いメタリックのきんきらボディに生まれ変わり、かなり硬質な印象を与えるデザインとなっている。
ロボットモードはビーストモード時よりも有機的な姿となっており、背中から変わって足からのジェット噴射で飛行するスタイルになった。
ビークルモードでは足をサーフボード状に変形させることで、さながらサーファーの様に飛行することができる。
右足に装備した銃の「マイクロ・キャノン」はビークルモード時はブースターとなり、
背中に装備している二本一組の棍棒の「サイバー・メイス」は背部の装甲と共に変形させることで二門式の「ビーム・ガトリングガン」となる。
なお、ロボットモードはややゴリラ寄りの顔になったが、CGでは大分マシなイケメン顔になっている。
が、それでもやはり元が元だけに子供からは「怖い」という否定的な意見も多かったらしい。
それにしてもビークルモードが&bold(){空中をサーフィンで飛行するメカゴリラ}というのは考えようによってはなかなかシュールな図である。
&bold(){・パワードコンボイ}
メガトロンの攻撃で重傷を負った初代コンボイのスパークを救うために自らのスパークと融合したことで誕生した、コンボイの新たな姿。
ロボットモードは初代コンボイのデザインにどことなく似た機械的なフォルムになり、ビーストモード以外にもジェットモードとタンクモードの4段変形が可能。
顔立ちは色や細部の違いを除けば無印時代とほぼ同じ。
武装は胸部のプラズマキャノン砲と、取り外して盾にもできる肩の翼「サイバーウイング」。
「大きく強くカッコよくなった」らしいが、大型でパワフルな分鈍重なのが[[弱点]]で、ぶっちゃけ初陣以外この姿で敵を撃退したことも少ない。
&bold(){・リターンズコンボイ}
メガトロンのウイルス爆弾によってメタルスボディと変身機能を奪われたコンボイが、
オラクルのリフォーマットによって機械と有機生命体が融合したテクノオーガニックボディを手にした姿。
ビーストモードはさながらシルバーバックで、顔はなんか老け顔。&s(){なんか、顔おじいちゃんになってるよ。}
そしてロボットモードだが、顔がゴリラ寄りどころか&bold(){もはやコンボイのコの字も無い有様}であり、本人もメチャクチャ気にしている。
武装は胸部から発射するエナジーディスクと敵のビームを受け止めて投げ返す能力のみだが、腕力は強くバイクドローンくらいなら素手でもなぎ倒せる。
ロボットモードは相変わらず飛行能力を有しており、ジェット噴射が足から背中に戻ったのでビーストコンボイの「コンボイ・ジェット」に近くなっている。
また、瞑想によってマトリクスと繋がったり、激しい消耗と引き換えに他者をリフォーマットする事も可能。
因みに無印の玩具では「ビーストマスク」(ミュータントヘッド)と呼ばれるギミックが各TFごとにそれぞれ存在し、
コンボイの場合、頭部に装着するとけっこう怖い顔になる。
塗装の良いテレもちゃのDX版にもそのまま残されている。
この状態では凶暴な戦い方をするらしい。
元々はビーストマスクを装着した状態がデフォルトとされているようだ。
リボーン版に付属のゴールデンディスクや、ムック本『トランスフォーマージェネレーション2011』に収録されたコンボイの玩具用画稿からも、それが見て取れる
(基本状態がマスクで、コンボイフェイスが別の顔として描かれている)。
だが、本編では一部の戦士を除き、マスクをしない状態がデフォルトとなっている。
胸の中には「エネルゴン・マトリクス」がある。
戦士たちの命である「スパーク」を取り囲み、全身の機能をコントロールしている。
後述の劇場版にも登場。
変身のための全機能をコントロールする「トランスフォーミング・マトリクス」も内蔵されている。
大量のエネルゴンを浴びると使用不可に陥る。
以上は玩具設定や「テレビマガジン」の記事、TF公式サイトより抜粋(他にも設定あり)。
余談だが、初期の頃のテレマガでは調査船であるアクサロンの名前が「サイバーファルコン」(サイバー・ファルコン号)と表記されていた。
後に設定が使用され、2017年に『トランスフォーマーレジェンズ』のコミックにおいて「G2戦争末期のサイバー・ファルコン型宇宙船」としてアクサロンの同型艦が登場。
また、無印の頃のグラビアイラストや図解は、TFでお馴染みの吉岡英嗣が主に描いていた。
メタルスの頃は、描き下ろしCGイラストや、和製ビーストを彷彿とさせる描き下ろしセルアニメイラストが掲載。
以下、[[ネタバレ]]
最終作『[[ビーストウォーズリターンズ]]』では、メガトロンごとセイバートロン星の核に突っ込み、
星のリフォーマット及び囚われたスパークの解放と引き換えに戦死してしまう。
しかしそこはビースト、案の定日本語版では本当の最終回「[[バナナはどこだ?R>バナナはどこだ?R(ビーストウォーズリターンズ)]]」にて何事も無かったかのように復活、
いつものように(?)やってくれる(しかし、この時はもはや&bold(){役を完全無視した声優の座談会}になっていた)。
**【漫画版】
[[コミックボンボン]]において連載されていた[[漫画]]版では、「Ⅱ」と「メタルス」に登場。
ビーストウォーズⅡでのゲスト出演が初登場で、この時の姿は無印時代のもの。
後に、[[ビーストウォーズメタルス>ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー(ボンボン版)]]にてメタルスコンボイとして主役を勤めている。
今木版漫画の作風のせいか、アニメでも比較的真面目だったが輪をかけてシリアス。
まさに冷静沈着な総司令官。
「&bold(){悪業背負って悪を断つ}」ことを自身の正義としており、デストロンを粉砕することに一切のためらいはない。
アニメから[[漫画]]に触れた人にとっては、本当に「誰だお前」と言いたくなるだろう。
しかし、[[タスマニアキッド>タスマニアキッド(ビーストウォーズⅡ)]]に付けられた「&bold(){ゴリさん}」というあだ名を「気に入った」と言ったり、腹を壊すまでバナナを食べたりとギャグシーンはないわけではない。
戦闘力も極めて高く、パワフルな鉄拳や蹴りを駆使して戦う。必殺技は「猩々剛連脚」や「猩々剛連撃」。(猩々=ゴリラのこと)
暴走した[[ライオコンボイ]]を簡単に止めたり、テラザウラー、ジャガー、タランスを一撃で殺すなど、
恐らく漫画版ビーストウォーズシリーズにおける最強の一角。
またアニメ版とは異なりビーストモードにならなくてもロボットモードの状態で脚部をビークルモードにする事も可能。
背中のアーマーを胸部に纏って防御力を高めたり、&bold(){口の中に爆弾を入れてランページに齧らせる}、
&bold(){ビーストモードの手首に入れ替えて胸に刺さったジャガーの銃を後ろ向きのまま撃つ}、といった変形ギミックを利用した戦い方も披露している。
このような演出はネオのビッグコンボイやマグマトロンでも行われており、作者の今木の持ち味とも言える。
メタルスにおいてパワードコンボイにパワーアップするが、登場したのは最終回のみで終始ビーストモードのままだった。
最終決戦では千葉ト……もとい、ドラゴンメガトロンと殺し合いのような殴り合いの末、メガトロンのスパークを足で握り潰して破壊してとどめを刺した。
そう、メガトロンを殺したのである。
それだとリターンズには繋がらない上に初代メガトロンも死んで歴史も変わってしまう気がするが、この漫画ではよくあること。気にしてはいけない。
長らく単行本化されていなかったが、現在は&bold(){念願の単行本化を果たしている}。
連載当時に読み逃してしまった人もこれで安心だ!場所を取らない電子書籍版もあるぞ!
**【その他の作品】
その後、日本ではシリーズ10周年を記念した『[[ビーストウォーズリボーン]]』が展開、小説がフィギュア王で連載された(全4回)。
何者かによって、メガトロンと共に初代ビーストの姿で復活させられる。
最終的に二人はリフォーマットして新しいボディになり、再び戦うためにどこか遠くへと飛んでいった。
果たして、その戦いの先には……
米国版リターンズ後の物語である『ユニバース』では、リターンズのあまりの前作レイプ振りにキレた作者により、
「オラクルはクインテッサ星人が仕組んだ作略で、セイバートロン星リフォーマットの目的は[[プライマス>創造神プライマス]]の弱体化」という設定が設けられてしまった。
リターンズでの活躍を真っ向から全否定されてしまう羽目に…
『ユニバース』はコミックなどを出版していた3Hプロダクションが権利を失ったため未完となってしまっていたが、
新たに権利を取得したファンズパブリケーションが運営するTCCより完結編となる小説が公開された。
クインテッサ星人もプライマスの思惑通りに動かされていたにすぎず、コンボイの行動は間違っていなかったことが明かされている。
また、第1シーズンの最後及び映画『激突!ビースト戦士』のエピローグから
『[[ビーストウォーズⅡ>ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー]]』の映画『ライオコンボイ危機一髪!』にゲスト出演した際、「エネルゴンマトリクス」を所有していることが判明した。
ただの一探査船艦長でも持てるんだ……(まあ機密任務を受けていた辺りそれなりの地位には居るのだろうが)。
厳密には先述のテレビマガジンの記事で本編の頃から設定はあった。
実はⅡ放送前のカタログではCGアニメと同じ時間軸になっていた。
ビーストコンボイは[[ライオコンボイ]]の先輩とされ、2人が握手するイラストも描かれている。
一方で千葉トロンと[[ガル兄ちゃん>ガルバトロン(ビーストウォーズⅡ)]]は同年代のようで、仲はよくなかった様子。
本編では設定が変更され、Ⅱは遥か未来のストーリーとなった(続編である[[ネオ>超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ]]も含む)。
終盤にマトリクスの力でバーニングコンボイにパワーアップし、フラッシュライオコンボイと共にマジンザラックを倒したあと、元のビーストの時代に帰還した。
『トランスフォーマー オルタニティ』では「プライマル・ザ・プロテクター」が登場。
ビーストコンボイのバリエーションの1人で、時空を操る能力を持つオルタニティの力の一部を分け与えられた。
派遣された『バイナルテック』の世界(2005年の時代)においてスパークの姿で活躍。
オルタニウム誕生後も、この世界でサイバトロンの精神的導き手となっている。
ディストピアとなったサイバトロン星を舞台とした『ビーストウォーズ:アップライジング』では、
マキシマルとプレダコンはオートボットとディセプティコンとは隷属関係にあり、マキシマルのオプティマスプライマルはメガトロン率いる犯罪組織ダークサイダーズと戦っていた。
だが、戦いの中でシルバーボルトとライノックスを失い、
長年の戦いに嫌気がさしたチーターとブラックアラクニア、ナイトスクリーム達にオートボットへの抵抗を提案されるも、その提案を拒否したことで彼らに殺害されている。
『ウォーフォーサイバトロントリロジー:キングダム』ではオプティマスプライマル名義で登場。
吹き替え版声優は旧アニメ同様の子安武人氏。他のビースト戦士の声優がオリジナル版と変わる中、ビーストメガトロンともどもオリジナル声優が担当した。
今作では、[[玄田哲章]]氏演じるオプティマスプライムと共演し、ロボットマスターズでは成しえなかったオリジナル声優による「ダブルコンボイ」共演を果たした。
実写映画である『最後の騎士王』にも登場予定があった事が判明。コンセプトアートではキングコング並の巨体で描かれている。
そしてそれから6年後となる『[[ビースト覚醒>トランスフォーマー ビースト覚醒]]』に&bold(){ついに満を持しての登場。}
(ちなみに時系列としてはリブート作品である『[[バンブルビー>バンブルビー(映画)]]』の後)
名前はWFCトリロジー同様、これまでの実写TFになぞらえ海外版と同様の「&bold(){オプティマス・プライマル}」となっている。
吹き替え版声優は旧アニメやWFCトリロジーと同じく子安武人氏が務める。WFCトリロジー同様、玄田哲章氏のオプティマスプライムとも共闘する。
**【玩具】
BW版がウルトラクラス、メタルスがDX、パワードがウルトラ、リターンズがDXスプリームで発売された。
無印のものは背中のレバーをグリグリ動かすと&bold(){ドラミングをする}という珍しいギミックが見所。主役だけあってどれも出来はなかなか(リターンズは色とか問題あり)。
玩具ではアマゾンで活動する時の仮の姿である「コンボバット」も登場し、CGイラストも描かれている。
媒体によってはゴリラになる前という記述もある。
2体セット版である赤い方は[[G1コンボイ>コンボイ(G1)]]であるらしい。
「エナジー・ソード」や「バット・シールド」を装備し、超音波の「バット・サイクル」も使用する。
『ロボットマスターズ』にて初代の姿がビーストコンボイの名でリメイク(小型化)されている。
プロフィールによると、尊敬するG1コンボイと共に戦えることを誇りに思っている。
2014年に開催された『トランスフォーマー博』の会場において、TF30周年記念歴代司令官コレクションである『レジェンドコマンダーコレクション』としてロボマス版の仕様変更品が販売されている。
リボーンにおいて「帰ってきた最強ビースト対決」が発売された。
頭部や胸のデザイン等が劇中準拠(それに伴いビーストマスクは廃止)になり、まさに完全版といえる。
しかし『テレもちゃ』では改修前である元の仕様に戻った。
塗装は更に良くなっており、形状自体はこちらも格好良い。
2014年の日本展開『トランスフォーマーレジェンズ』(『ジェネレーションズ』の後継企画)では、リボーン版の仕様変更品(リペイント)が発売された。
また、10周年に際して新たにデザインされた『10th Anniversary』版なるものがある。
初代を今風にした感じで非常にカッコいいのだが、こちらは長らくの間日本未発売であった。
リボーンの終盤に登場したりとか煽っていたのに……なぜ……と思ったら2012年になって『ユナイテッド』で発売した。
『リボーン』や『ユナイテッド』では一度も呼称されていないが、一部サイトでは「フォースチップコンボイ」と便宜的に表記されている。
その他、海外での前日談『Dawn of Future's Past』ではセイバートロンモード(GFランドバレットのリデコ)が登場し、イベントのボットコンで限定販売された。
2018年の「パワーオブザプライム」でパワーコンボイがリメイク(オプティマルオプティマス名義)。
初代ビーストコンボイが宇宙船、あるいはメタルスのビークルモードのようなボードに変形し、さらにオリジナルのビーストモードのようなゴリラと合体することでジェットモード、パワードコンボイのロボットモードに変形可能。
色変え+新規パーツ追加で「スローンオブザプライム」としても発売。こちらは海外では限定販売だが、日本ではなんと一般販売である。
2021年の「[[トランスフォーマー キングダム>ウォーフォーサイバトロントリロジー(トランスフォーマー)]]」で他のビースト戦士同様初代ビーストコンボイがリメイク(オプティマスプライマル名義)。大きさはボイジャークラス。
ロボットモードの再現率は非常に高いが、胸元を横から見ると若干穴が開いているのが気になる。
ビーストモードは劇中には似てないが、ゴリラとしては出来がいい。
2023年には『ビーストウォーズアゲイン』のトイとして、キングダム版をベースに塗装を強化したバージョンがビーストメガトロンとのセット「恒久ビーストの対決」として発売された。
最高級ブランド「マスターピース」はビーストウォーズ20周年記念として販売。ビースト戦士のMP化第1弾となっている。
再現度の高さ(特にビーストモード)に加え目のライト発光をはじめ様々なギミックが特徴である。
因みに[[チータス>チータス(ビーストウォーズ)]]や[[ダイノボット>ダイノボット(ビーストウォーズ)]]が登場した『変形!ヘンケイ!』ではハブられた(G1コンボイと被るので仕方ないが)。
**【余談】
担当声優の子安は後の『[[トランスフォーマー サイバーバース]]』日本語吹き替え版にて、旧シリーズの「コンボイ」であるオプティマスプライム役を担当。ビーストとは別な時空だが再び千葉メガトロンや高木チータスと共演している。
子安が本家のコンボイであるオプティマスを演じるのは何気に始めてで、会いたいする千葉繁も同様。特に千葉はその後は亡き加藤精三に代わり初代メガトロンポジションとなりつつある。
また「&bold(){子安武人声の賢いゴリラ}」というネタはインパクトがあったのか、
・アニメ映画『ニンジャバットマン』:&bold(){優れた知能}を持つ悪の天才&bold(){ゴリラ}「ゴリラ・グロッド」
・アニメ『進撃の巨人』:&bold(){猿人}風の「獣の巨人」に変身する&bold(){眼鏡}の男性「ジーク・イェーガー」
と、賢さとゴリラを併せ持ったキャラが子安氏に回ってくることになる。
#center(){&b(){&sizex(5){&color(blue,orange){この項目を追記・修正しないと先生は怒るぞ!!}}}
&b(){&sizex(5){&color(blue,orange){本気と書いて「マジ」で怒るぞ!!}}}
&b(){&sizex(5){&color(blue,orange){いいのか!?}}}}
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ここで扱うコンボイは『[[ビーストウォーズ>ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー]]シリーズ』の登場人物である。
CV(原語版):ゲイリー・チョーク吹き替え:[[子安武人]](無印~リターンズ)、風間勇刀(ロボマス)
原語版の声優ゲイリー・チョークは後の『[[ユニクロン三部作]]』でもオプティマスの声を担当している。
他のコンボイ達と区別する際には「ビーストコンボイ」と呼ばれる。もしくは[[イボンコ]]。
海外では「オプティマス・プライマル」、パワードコンボイ時は「オプティマル・オプティマス」。
サイバトロン(海外名:マクシマル((国内名が同じ「サイバトロン」のオートボットとは別組織である。)))の探査船「アクサロン」の艦長であり、その船のチームのリーダー。
そのため、コンボイを名乗るが総司令官ではない(寧ろ、コンボイは自称)。
そのせいか、敵のみならず仲間からも普通にコンボイと呼ばれる。逆から読むと&bold(){イボンコ}。
若き戦士で無鉄砲なところもあるが、部下思いで勇敢で正義感に溢れ、みんなに信頼されている。
[[ゴリラ>ゴリラ(動物)]]の姿になっても英雄的な指導力は健在し、どんな悪事や敵にも敢然と立ち向かう。
頑固で怒りっぽいところもあるが、冗談を仲間と語り合うのが好き。
(雑誌やカード、タカラトミーのサイトのプロフィールより)
一応、本作の主 役である。
主 役である。
大事な事なので二度(ry
ゴールデンディスクと戦艦「テラクラッシャー」を強奪し逃亡した、[[メガトロン>メガトロン(ビーストウォーズ)]]率いるデストロン一派をアクサロンで追い、
ある惑星の近くで戦闘になるも双方被弾しその惑星に不時着する。
ちなみに、その際に船に積んであった救命ポッドを射出しており、この中で本編に出なかった者たちはアメコミで登場している。
その惑星には膨大な数のエネルギー結晶体「エネルゴン」があったが、それは彼らの体に悪影響を及ぼすものだった。
そこで両陣営共にその惑星の動物達の姿をスキャニングし、その姿に変形することで、屋外での長時間の活動が可能になっている。
メガトロンの野望を食い止める為、惑星『エネルゴア』を舞台に今まさに『ビーストウォーズ』が始まろうとしていた……。
………と、ここまでだと非常に[[真面目>まじめ(真面目)]]なキャラクターに見える。
…実際に真面目である……『&bold(){コンボイは}』。
**日本語版
このアニメは海外からの輸入作品であるため、原語版が存在する。しかし、原語版はハードな作風と複雑な設定を持つ作品であった。
当時のタカラはこのままでいけると踏んでいたらしいが、日本語版スタッフ(主に監督の岩浪美和)からは[[日本>日本国]]ではウケないのではないか………
いや、間違いなくウケない、と危惧されていた。
そのため、[[日本語]]版製作にあたっては監督を務めた岩波美和の主導で翻訳された脚本に大胆な脚色がなされ
この脚色された台本を踏まえたうえで、キャストは&bold(){比較的自由なアドリブを許されていた}。
その結果、日本語版はトランスフォーマー作品どころか、&bold(){アニメ史上稀に見るカオス度}を誇りファンを一気に二分させた。
旧作ファンからは不評だったものの、主なターゲットである低年齢層には大ウケし、結果として日本のトランスフォーマー人気を[[復活]]させるに至った。
だが、おふざけ路線に反対寄りだったスポンサーサイドに「コンボイはトランスフォーマーシリーズの顔なのでふざけないでほしい。」と釘を刺されていた。
このうえ、コンボイまでふざけると話の筋が崩壊するという真っ当な理由もあって、コンボイは比較的まともでありメンバー内の&bold(){貴重なツッコミ要員}として活躍していた。
この頃のコンボイについて、担当声優の子安武人氏は「コンボイは真面目だからアドリブが『うるさいよ!』しかできない」と残念そうに語っていた。
後のリターンズの声優コメントでも、子安氏は「みんなのアドリブで笑うのが好きだった」、「&u(){少しふざけてもいいよ}と言われていたので今回は楽しめた」「ではこれまでは楽しくなかったのかというと……&bold(){正直言って悔しい思いをしていた}」と吐露している。
&s(){キャラ設定にある「冗談を仲間と語り合うのが好き」という一文が皮肉になってしまっている。}
[[テッカマンブレード>宇宙の騎士 テッカマンブレード]]、[[少女革命ウテナ]]、[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]、[[遊戯王GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]など、子安氏は多くの作品で強烈な演技を見せる人物だけに、
よりにもよってビーストウォーズの役であるコンボイがここまで大人しいのはかなり異例であった。一方で子安氏も当初、「自分の声がゴリラに合うのか」と言う悩みに直面したものの、「悩める若きリーダー」と言うイメージで演じ、ファンからは「ゴリラのイメージが変わりました」という反響を得たと言う。
しかし、作品が進むにつれて当初はおふざけに否定的だったタカラが、好調を受けて方針転換したこと、そしてやはり作品が作品なだけに、回やシリーズを重ねる毎に徐々に暴走し始めた。
特に番組前後のフリートークコーナーでは前作よりは自由度が増し、真面目なキャラであることを活かしたギャグをかましていた。(シルバーボルトとブラックウィドーのラブラブな告白をひとしきり見た後で「一生やってなさい」と突っ込むなど。)
更に仲間を思う余り無茶苦茶する事から仲間内(主に[[ラットル>ラットル(ビーストウォーズ)]])からムチャゴリラと呼ばれてしまう。
また、主役なのに目立たない事を気にしているのか、はっちゃける時は徹底的にやる。
さらにゴリラをスキャニングしたせいか異常なまでに[[バナナ>バナナ(果物)]]に執着を見せ([[メタルス最終話>バナナをわすれた!(ビーストウォーズメタルス)]]で、バナナの取り忘れを理由に帰りかけたシャトルをわざわざ戻す程)、周りからは呆れられている。
また、シリーズを重ね、姿が変わる毎に顔がどんどん『コンボイ』から離れていった。一応パワードコンボイで元に戻るも、
最終的には、「誰だお前」と言える程、原型から掛け離れたデザインになった(本人も非常に気にしてる)。
**【各ボディの設定】
&bold(){・ビーストコンボイ}
身長:2.8m
体重:2t
走る速さ
ビーストモード:時速60km
[[ロボ>ロボット]]モード:時速50km
飛行速度:マッハ7
ジャンプ力
ビーストモード:7m
ロボモード:7m
最大出力:100万馬力
テックスペック
パワー10 知力10 スピード10 耐久力10 階級10 勇気10 火力10 テクニック10 合計80
いわゆる無印での姿。
黒い毛におおわれたゴリラに変身する。
この頃が一番コンボイ要素とゴリラ要素のバランスが取れていたかもしれない。
顔には口があるが、マスクを閉じて歴代の様なコンボイフェイスにもできる。
近距離からの肉弾戦が得意。
メインの武器は背中から取り出す大型の[[双剣>二刀流/双刀・双剣]]「サイバー・ブレード」(ソニックブレード)で、大回転斬りを披露する。
格闘兵装としては他に右腕に搭載された鎖付き鋼鉄ハンマー「デストロイ・ハンマー」を持ち、骸骨部分を振り回して相手を粉砕する(本編未使用)。
背中には2連キャノン砲「メガブラスター」がある他、左腕には大型キャノン砲「プラズマキャノン」が内蔵され、
さらに両肩に敵の[[ミサイル]]を打ち落とす防御専用の「迎撃ミサイル」が備わっているなど、温厚な性格とは裏腹に火力においても抜かりはない。
「コンボイ・ジェット」は背中にある飛行システムで、空を飛ぶ時のスピードはマッハ7にも達する。
小柄なラットルを背中に乗せて2人で任務に当たることも。
手足で攻撃する際は「コンボイパンチ」と「コンボイキック」を繰り出す。
変形機構が随分と簡素なためか、変身する際には雄叫びをあげる。
なお、リターンズ1話の冒頭では後述する理由によりこの姿に戻っており、ロボットモードにも変身しかけたが変身不可能に陥っており残念ながらこの姿での再登場には至らなかった。
&bold(){・メタルスコンボイ}
前作の[[最終回]]でボディを失い、マトリクスに還ったコンボイのスパークは、
[[ライノックス>ライノックス(ビーストウォーズ)]]の尽力でサイバトロンのブランクプロトフォームと合体、トランスメタルボディを得て復活を果たした。
そして、無印の&bold(){衝撃的な最終回}からおよそ1年半待たされたファンをようやく安堵させた。
ただ他のトランスフォーマーの身体を使っているためか、他のメタルス化したメンバーと違って、ロボットモードの顔の変異が顕著である。
ビーストモードは青いメタリックのきんきらボディに生まれ変わり、かなり硬質な印象を与えるデザインとなっている。
ロボットモードはビーストモード時よりも有機的な姿となっており、背中から変わって足からのジェット噴射で飛行するスタイルになった。
ビークルモードでは足をサーフボード状に変形させることで、さながらサーファーの様に飛行することができる。
右足に装備した銃の「マイクロ・キャノン」はビークルモード時はブースターとなり、
背中に装備している二本一組の棍棒の「サイバー・メイス」は背部の装甲と共に変形させることで二門式の「ビーム・ガトリングガン」となる。
なお、ロボットモードはややゴリラ寄りの顔になったが、CGでは大分マシなイケメン顔になっている。
が、それでもやはり元が元だけに子供からは「怖い」という否定的な意見も多かったらしい。
それにしてもビークルモードが&bold(){空中をサーフィンで飛行するメカゴリラ}というのは考えようによってはなかなかシュールな図である。
&bold(){・パワードコンボイ}
メガトロンの攻撃で重傷を負った初代コンボイのスパークを救うために自らのスパークと融合したことで誕生した、コンボイの新たな姿。
ロボットモードは初代コンボイのデザインにどことなく似た機械的なフォルムになり、ビーストモード以外にもジェットモードとタンクモードの4段変形が可能。
顔立ちは色や細部の違いを除けば無印時代とほぼ同じ。
武装は胸部のプラズマキャノン砲と、取り外して盾にもできる肩の翼「サイバーウイング」。
「大きく強くカッコよくなった」らしいが、大型でパワフルな分鈍重なのが[[弱点]]で、ぶっちゃけ初陣以外この姿で敵を撃退したことも少ない。
&bold(){・リターンズコンボイ}
メガトロンのウイルス爆弾によってメタルスボディと変身機能を奪われたコンボイが、
オラクルのリフォーマットによって機械と有機生命体が融合したテクノオーガニックボディを手にした姿。
ビーストモードはさながらシルバーバックで、顔はなんか老け顔。&s(){なんか、顔おじいちゃんになってるよ。}
そしてロボットモードだが、顔がゴリラ寄りどころか&bold(){もはやコンボイのコの字も無い有様}であり、本人もメチャクチャ気にしている。
武装は胸部から発射するエナジーディスクと敵のビームを受け止めて投げ返す能力のみだが、腕力は強くバイクドローンくらいなら素手でもなぎ倒せる。
ロボットモードは相変わらず飛行能力を有しており、ジェット噴射が足から背中に戻ったのでビーストコンボイの「コンボイ・ジェット」に近くなっている。
また、瞑想によってマトリクスと繋がったり、激しい消耗と引き換えに他者をリフォーマットする事も可能。
因みに無印の玩具では「ビーストマスク」(ミュータントヘッド)と呼ばれるギミックが各TFごとにそれぞれ存在し、
コンボイの場合、頭部に装着するとけっこう怖い顔になる。
塗装の良いテレもちゃのDX版にもそのまま残されている。
この状態では凶暴な戦い方をするらしい。
元々はビーストマスクを装着した状態がデフォルトとされているようだ。
リボーン版に付属のゴールデンディスクや、ムック本『トランスフォーマージェネレーション2011』に収録されたコンボイの玩具用画稿からも、それが見て取れる
(基本状態がマスクで、コンボイフェイスが別の顔として描かれている)。
だが、本編では一部の戦士を除き、マスクをしない状態がデフォルトとなっている。
胸の中には「エネルゴン・マトリクス」がある。
戦士たちの命である「スパーク」を取り囲み、全身の機能をコントロールしている。
後述の劇場版にも登場。
変身のための全機能をコントロールする「トランスフォーミング・マトリクス」も内蔵されている。
大量のエネルゴンを浴びると使用不可に陥る。
以上は玩具設定や「テレビマガジン」の記事、TF公式サイトより抜粋(他にも設定あり)。
余談だが、初期の頃のテレマガでは調査船であるアクサロンの名前が「サイバーファルコン」(サイバー・ファルコン号)と表記されていた。
後に設定が使用され、2017年に『トランスフォーマーレジェンズ』のコミックにおいて「G2戦争末期のサイバー・ファルコン型宇宙船」としてアクサロンの同型艦が登場。
また、無印の頃のグラビアイラストや図解は、TFでお馴染みの吉岡英嗣が主に描いていた。
メタルスの頃は、描き下ろしCGイラストや、和製ビーストを彷彿とさせる描き下ろしセルアニメイラストが掲載。
以下、[[ネタバレ]]
最終作『[[ビーストウォーズリターンズ]]』では、メガトロンごとセイバートロン星の核に突っ込み、
星のリフォーマット及び囚われたスパークの解放と引き換えに戦死してしまう。
しかしそこはビースト、案の定日本語版では本当の最終回「[[バナナはどこだ?R>バナナはどこだ?R(ビーストウォーズリターンズ)]]」にて何事も無かったかのように復活、
いつものように(?)やってくれる(しかし、この時はもはや&bold(){役を完全無視した声優の座談会}になっていた)。
**【漫画版】
[[コミックボンボン]]において連載されていた[[漫画]]版では、「Ⅱ」と「メタルス」に登場。
ビーストウォーズⅡでのゲスト出演が初登場で、この時の姿は無印時代のもの。
後に、[[ビーストウォーズメタルス>ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー(ボンボン版)]]にてメタルスコンボイとして主役を勤めている。
今木版漫画の作風のせいか、アニメでも比較的真面目だったが輪をかけてシリアス。
まさに冷静沈着な総司令官。
「&bold(){悪業背負って悪を断つ}」ことを自身の正義としており、デストロンを粉砕することに一切のためらいはない。
アニメから[[漫画]]に触れた人にとっては、本当に「誰だお前」と言いたくなるだろう。
しかし、[[タスマニアキッド>タスマニアキッド(ビーストウォーズⅡ)]]に付けられた「&bold(){ゴリさん}」というあだ名を「気に入った」と言ったり、腹を壊すまでバナナを食べたりとギャグシーンはないわけではない。
戦闘力も極めて高く、パワフルな鉄拳や蹴りを駆使して戦う。必殺技は「猩々剛連脚」や「猩々剛連撃」。(猩々=ゴリラのこと)
暴走した[[ライオコンボイ]]を簡単に止めたり、テラザウラー、ジャガー、タランスを一撃で殺すなど、
恐らく漫画版ビーストウォーズシリーズにおける最強の一角。
またアニメ版とは異なりビーストモードにならなくてもロボットモードの状態で脚部をビークルモードにする事も可能。
背中のアーマーを胸部に纏って防御力を高めたり、&bold(){口の中に爆弾を入れてランページに齧らせる}、
&bold(){ビーストモードの手首に入れ替えて胸に刺さったジャガーの銃を後ろ向きのまま撃つ}、といった変形ギミックを利用した戦い方も披露している。
このような演出はネオのビッグコンボイやマグマトロンでも行われており、作者の今木の持ち味とも言える。
メタルスにおいてパワードコンボイにパワーアップするが、登場したのは最終回のみで終始ビーストモードのままだった。
最終決戦では千葉ト……もとい、ドラゴンメガトロンと殺し合いのような殴り合いの末、メガトロンのスパークを足で握り潰して破壊してとどめを刺した。
そう、メガトロンを殺したのである。
それだとリターンズには繋がらない上に初代メガトロンも死んで歴史も変わってしまう気がするが、この漫画ではよくあること。気にしてはいけない。
長らく単行本化されていなかったが、現在は&bold(){念願の単行本化を果たしている}。
連載当時に読み逃してしまった人もこれで安心だ!場所を取らない電子書籍版もあるぞ!
**【その他の作品】
その後、日本ではシリーズ10周年を記念した『[[ビーストウォーズリボーン]]』が展開、小説がフィギュア王で連載された(全4回)。
何者かによって、メガトロンと共に初代ビーストの姿で復活させられる。
最終的に二人はリフォーマットして新しいボディになり、再び戦うためにどこか遠くへと飛んでいった。
果たして、その戦いの先には……
米国版リターンズ後の物語である『ユニバース』では、リターンズのあまりの前作レイプ振りにキレた作者により、
「オラクルはクインテッサ星人が仕組んだ作略で、セイバートロン星リフォーマットの目的は[[プライマス>創造神プライマス]]の弱体化」という設定が設けられてしまった。
リターンズでの活躍を真っ向から全否定されてしまう羽目に…
『ユニバース』はコミックなどを出版していた3Hプロダクションが権利を失ったため未完となってしまっていたが、
新たに権利を取得したファンズパブリケーションが運営するTCCより完結編となる小説が公開された。
クインテッサ星人もプライマスの思惑通りに動かされていたにすぎず、コンボイの行動は間違っていなかったことが明かされている。
また、第1シーズンの最後及び映画『激突!ビースト戦士』のエピローグから
『[[ビーストウォーズⅡ>ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー]]』の映画『ライオコンボイ危機一髪!』にゲスト出演した際、「エネルゴンマトリクス」を所有していることが判明した。
ただの一探査船艦長でも持てるんだ……(まあ機密任務を受けていた辺りそれなりの地位には居るのだろうが)。
厳密には先述のテレビマガジンの記事で本編の頃から設定はあった。
実はⅡ放送前のカタログではCGアニメと同じ時間軸になっていた。
ビーストコンボイは[[ライオコンボイ]]の先輩とされ、2人が握手するイラストも描かれている。
一方で千葉トロンと[[ガル兄ちゃん>ガルバトロン(ビーストウォーズⅡ)]]は同年代のようで、仲はよくなかった様子。
本編では設定が変更され、Ⅱは遥か未来のストーリーとなった(続編である[[ネオ>超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ]]も含む)。
終盤にマトリクスの力でバーニングコンボイにパワーアップし、フラッシュライオコンボイと共にマジンザラックを倒したあと、元のビーストの時代に帰還した。
『トランスフォーマー オルタニティ』では「プライマル・ザ・プロテクター」が登場。
ビーストコンボイのバリエーションの1人で、時空を操る能力を持つオルタニティの力の一部を分け与えられた。
派遣された『バイナルテック』の世界(2005年の時代)においてスパークの姿で活躍。
オルタニウム誕生後も、この世界でサイバトロンの精神的導き手となっている。
ディストピアとなったサイバトロン星を舞台とした『ビーストウォーズ:アップライジング』では、
マキシマルとプレダコンはオートボットとディセプティコンとは隷属関係にあり、マキシマルのオプティマスプライマルはメガトロン率いる犯罪組織ダークサイダーズと戦っていた。
だが、戦いの中でシルバーボルトとライノックスを失い、
長年の戦いに嫌気がさしたチーターとブラックアラクニア、ナイトスクリーム達にオートボットへの抵抗を提案されるも、その提案を拒否したことで彼らに殺害されている。
『ウォーフォーサイバトロントリロジー:キングダム』ではオプティマスプライマル名義で登場。
吹き替え版声優は旧アニメ同様の子安武人氏。他のビースト戦士の声優がオリジナル版と変わる中、ビーストメガトロンともどもオリジナル声優が担当した。
今作では、[[玄田哲章]]氏演じるオプティマスプライムと共演し、ロボットマスターズでは成しえなかったオリジナル声優による「ダブルコンボイ」共演を果たした。
実写映画である『最後の騎士王』にも登場予定があった事が判明。コンセプトアートではキングコング並の巨体で描かれている。
そしてそれから6年後となる『[[ビースト覚醒>トランスフォーマー ビースト覚醒]]』に&bold(){ついに満を持しての登場。}
(ちなみに時系列としてはリブート作品である『[[バンブルビー>バンブルビー(映画)]]』の後)
名前はWFCトリロジー同様、これまでの実写TFになぞらえ海外版と同様の「&bold(){オプティマス・プライマル}」となっている。
吹き替え版声優は旧アニメやWFCトリロジーと同じく子安武人氏が務める。WFCトリロジー同様、玄田哲章氏のオプティマスプライムとも共闘する。
**【玩具】
BW版がウルトラクラス、メタルスがDX、パワードがウルトラ、リターンズがDXスプリームで発売された。
無印のものは背中のレバーをグリグリ動かすと&bold(){ドラミングをする}という珍しいギミックが見所。主役だけあってどれも出来はなかなか(リターンズは色とか問題あり)。
玩具ではアマゾンで活動する時の仮の姿である「コンボバット」も登場し、CGイラストも描かれている。
媒体によってはゴリラになる前という記述もある。
2体セット版である赤い方は[[G1コンボイ>コンボイ(G1)]]であるらしい。
「エナジー・ソード」や「バット・シールド」を装備し、超音波の「バット・サイクル」も使用する。
『ロボットマスターズ』にて初代の姿がビーストコンボイの名でリメイク(小型化)されている。
プロフィールによると、尊敬するG1コンボイと共に戦えることを誇りに思っている。
2014年に開催された『トランスフォーマー博』の会場において、TF30周年記念歴代司令官コレクションである『レジェンドコマンダーコレクション』としてロボマス版の仕様変更品が販売されている。
リボーンにおいて「帰ってきた最強ビースト対決」が発売された。
頭部や胸のデザイン等が劇中準拠(それに伴いビーストマスクは廃止)になり、まさに完全版といえる。
しかし『テレもちゃ』では改修前である元の仕様に戻った。
塗装は更に良くなっており、形状自体はこちらも格好良い。
2014年の日本展開『トランスフォーマーレジェンズ』(『ジェネレーションズ』の後継企画)では、リボーン版の仕様変更品(リペイント)が発売された。
また、10周年に際して新たにデザインされた『10th Anniversary』版なるものがある。
初代を今風にした感じで非常にカッコいいのだが、こちらは長らくの間日本未発売であった。
リボーンの終盤に登場したりとか煽っていたのに……なぜ……と思ったら2012年になって『ユナイテッド』で発売した。
『リボーン』や『ユナイテッド』では一度も呼称されていないが、一部サイトでは「フォースチップコンボイ」と便宜的に表記されている。
その他、海外での前日談『Dawn of Future's Past』ではセイバートロンモード(GFランドバレットのリデコ)が登場し、イベントのボットコンで限定販売された。
2018年の「パワーオブザプライム」でパワーコンボイがリメイク(オプティマルオプティマス名義)。
初代ビーストコンボイが宇宙船、あるいはメタルスのビークルモードのようなボードに変形し、さらにオリジナルのビーストモードのようなゴリラと合体することでジェットモード、パワードコンボイのロボットモードに変形可能。
色変え+新規パーツ追加で「スローンオブザプライム」としても発売。こちらは海外では限定販売だが、日本ではなんと一般販売である。
2021年の「[[トランスフォーマー キングダム>ウォーフォーサイバトロントリロジー(トランスフォーマー)]]」で他のビースト戦士同様初代ビーストコンボイがリメイク(オプティマスプライマル名義)。大きさはボイジャークラス。
ロボットモードの再現率は非常に高いが、胸元を横から見ると若干穴が開いているのが気になる。
ビーストモードは劇中には似てないが、ゴリラとしては出来がいい。
2023年には『ビーストウォーズアゲイン』のトイとして、キングダム版をベースに塗装を強化したバージョンがビーストメガトロンとのセット「恒久ビーストの対決」として発売された。
最高級ブランド「マスターピース」はビーストウォーズ20周年記念として販売。ビースト戦士のMP化第1弾となっている。
再現度の高さ(特にビーストモード)に加え目のライト発光をはじめ様々なギミックが特徴である。
因みに[[チータス>チータス(ビーストウォーズ)]]や[[ダイノボット>ダイノボット(ビーストウォーズ)]]が登場した『変形!ヘンケイ!』ではハブられた(G1コンボイと被るので仕方ないが)。
**【余談】
担当声優の子安は後の『[[トランスフォーマー サイバーバース]]』日本語吹き替え版にて、旧シリーズの「コンボイ」であるオプティマスプライム役を担当。ビーストとは別な時空だが再び千葉メガトロンや高木チータスと共演している。
子安が本家のコンボイであるオプティマスを演じるのは何気に始めてで、会いたいする千葉繁も同様。特に千葉はその後は亡き加藤精三に代わり初代メガトロンポジションとなりつつある。
また「&bold(){子安武人声の賢いゴリラ}」というネタはインパクトがあったのか、
・アニメ映画『ニンジャバットマン』:&bold(){優れた知能}を持つ悪の天才&bold(){ゴリラ}「ゴリラ・グロッド」
・アニメ『進撃の巨人』:&bold(){猿人}風の「獣の巨人」に変身する&bold(){眼鏡}の男性「ジーク・イェーガー」
と、賢さとゴリラを併せ持ったキャラが子安氏に回ってくることになる。
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