星空バアド

登録日:2024/04/24 Wed 01:43:59
更新日:2025/05/10 Sat 00:23:14
所要時間:約 6 分で読めます






星空バアドとは、萌え声女子高生Vtuberである。17歳の個人勢。

記事立て時点(2024年4月)から1日1回程度のペースで配信を行っている。
雑談配信がメインであり、さりげない雑談の中に挟まれる深い含蓄に定評がある。
バーテンダー衣装に着替えて女子高生なのにバーのママになった体で行われるお悩み相談配信「Barバアド」は特に人気が高い。

雑談以外にも『The Last of Us』と思しきゲームの実況配信やASMR配信、実写カメラ枠で手元を写した料理配信など、手広くやっている。
3Dデビューの際は歌って踊って、後に『音と朗々 ばあどうぉっちんぐ!』というオリジナル曲も発表するなど、アイドルの素質もある模様。

Vtuberだけあってオタク気質であり、「人を殺す魔法」を引き合いに出したり立ち絵がちいかわになったり、
雨穴(※察しの悪い方)のモノマネを披露したりするなど流行に敏感なほか、
声優が変わる前の『ドラえもん』を視聴済みだったりするなど、レパートリーが幅広い。

元々他のVtuberとの絡みはほとんどなかったが、メスガキ系Vtuberの垣原メイスとのコラボ配信をきっかけに徐々に増加。特に仲が良いメイスからは「バア様」と呼ばれ慕われている。






…と、ここまで紹介してきたが、彼女は実際に配信しているVTuberではない

「星空バアド」は、漫画家のなまずがX(旧:Twitter)及びpixivに投稿している漫画の主人公である。
当シリーズは、星空バアドの配信のワンシーンを切り抜く形式で連載されており、
星空バアドのトーク・配信内容はもちろんのこと、視聴者からの鋭いツッコミコメントも人気が高い。
上述した「垣原メイス」も架空のVTuberである。


追記・修正は星空バアドの配信を見ながらお願いします。




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私の初めて見たテレビアニメぇ?
えぇと確か忍者のやつでねえ

少年忍者風のフジ丸



へぇドラえもんの声優変わってるの?
前はあれだったよねぇ

男の人の声だったよね?






星空バアド最大の特徴、それはあきらかに年齢を詐称していることである。








星空バアドはなまずがSNSで展開しているWebマンガ「あきらかに年齢を詐称しているVtuber」シリーズの登場人物である。


概要

「17才の萌え声女子高生Vtuber」を自称している星空バアドであるが、

  • 初めて見たアニメは『少年忍者風のフジ丸』(1964年~1965年放送)
  • 『ドラえもん』の声優は男の人*1
  • 街頭テレビで力道山対シャープ兄弟のプロレスを見ていた(1954年のものが有名)*2*3
  • 湯婆婆ドーラのモノマネが上手い
  • 持ち歌が『天城越え』『リンゴの唄』
  • ウォッカをストレートでラッパ飲みしたと話す
  • 禁煙に108回失敗成功している愛煙家で、好きな銘柄はマイルドセブン(現メビウス)

など、中の人が成人しているどころか最早老婆なのではないかと思われるほど話のネタや言動が古臭いため、
視聴者からは「『女子高生』を名乗ってはいるがバアドは数十年単位で年齢詐称をしているのでは?」と疑われている。
そして付いたあだ名が"ババア"
彼女が話題を出す→有識者が年代を出す→「○○年前!?」→「ババアじゃねーか!!!!」のくだりは最早定番。
即座に年代を出せる有識者も大概だが

本人は17歳だと頑なに主張しているが、一方で視聴者からのババアイジりについてはあまり気にしておらず、
「ババア」を連呼するファンのノリに苦言を呈された時には「(私は)皆のノリ好きだけどねぇ」と述べている。
このように基本的には温厚な性格だが、推し(映画「麻雀放浪記(1984年公開)」で坊や哲役を演じた真田広之)をdisられた時には珍しく声を荒げていた。

ただ、流石に視聴者も(当人が好意的とはいえ)女性を「ババア」呼ばわりするのはあまり良くないことだという自覚はあるらしく、
バアドとメイスのコラボ配信で、メイスが「ババア」を視聴者からのあだ名だと解釈しているのを聞いて「ババアってあだ名扱いでいいのか?(意訳)」と困惑していた。
ちなみに、『Barバアド』では「バーのママ」という設定上、視聴者からは「ママ」と呼ばれることになるが、
ただバーのママに転職(?)するだけで「ババア」から「ママ」に(祖母>母という意味合いで)視聴者からの呼称が若返る状況を「バグ」と称され、
ゲームのバグを能動的に利用する「グリッチ」に例えて「グリッチママ」と揶揄されたりしている。

また、
  • 乗馬マシンをめっちゃ綺麗な姿勢で乗りこなす(=乗馬経験がある?)
  • ASMR配信の為に100万円は下らないマイクを購入する*4
  • ランチに丸ノ内で三ッ星の高級フレンチを食べ金遣いの荒さを指摘されると高貴なる者の義務(ノブレス・オブリージュ)とのたまう
  • 1台900万円する機材の故障で中止になりかけたメイスの初ライブを開催に導く*5
など、裕福であると推察される言動も多く、ババアイジりと合わせて「やんごとなきお方説」も浮上している。

その他、自身を題材としたクソコラグランプリを開催する、
バイノーラルマイクを使ってIMAXのイントロ映像を再現するなど、ババア要素を抜きにしてもノリが良い。
ロリ化や地雷系風、男体化、アキネイター風など立ち絵素材の数もかなり多い。

また、漫画なので当然バアドの声は聞こえないのだが、視聴者の反応を見るに「声は本当に可愛い」ことが窺える他、
歌ってみた配信ではキレッキレのアイドルダンスを見せている。ただし選曲は「天城越え」

また、猫のチビちゃんを飼っており脳が溶けるほどに可愛がっている。ちなみにチビちゃんはメイスより強い。

ファンアートタグは#ババアートと#ババアノックくらいしろ!
実際にファンアートを投稿している人もいるので、気になる人はTwitter(X)で検索してみよう。


交友関係

  • 垣原メイス
Vtuber事務所・カーブエディタ所属のメスガキ系VTuber。
メスガキキャラだけによくリスナーを煽っているものの、当のメイス本人がとんでもなくよわよわで即わからされるのがお約束となっている。
が、彼女のASMRの破壊力は本物らしく、それに限ってはリスナーがわからされてしまうらしい。
最近は将来のことを考えて何か資格を取ろうと考えている模様。

バアドとはお互いに初コラボ相手という関係。
コラボ前に見たバアドの切り抜きがよりによって「推しをdisられてキレているシーン」だったためにすっかり萎縮。
コラボ開始時点でもビビり倒していたが当配信で誤解も解け、年配特有の察しの良さや包容力の高さから首ったけになりバアドを慕うように。
最終的には「バア様」というあだ名で呼べる関係にまでなる。ちなみにメイスに一切悪気はない
この配信はお祖母ちゃんと孫の配信みたいで尊い、など視聴者からの評判も上々であった。
メイスはこの配信の後、バアドの強火ファンと化し、一時的に自身のSNSプロフィールをバアドで埋め尽くしたこともある。
その後も交流は続いており、バアドがカーブエディタのオフィスを訪問したりバアドと一緒に京懐石を食べに行ったり週4でバアド宅に入り浸ったりと仲良しである。

ちなみに、バアドはコラボに際してメイスの所属事務所に松阪牛を差し入れたりもしている。その結果カーブエディタの社員の一部から崇められることに。

実母(後述)がバアドとのコラボ配信で本名を呼びかけており、「ル」ではじまる事がわかっている。
+ 以下書籍版ネタバレ
その後、書籍版描き下ろしにて本名が「月(ルナ)」であることが確定。
併せて、彼女がVTuberとなった背景には、亡くなった実の祖母との思い出が大きく影響していることも描かれている。

  • メイスの母
メイスの実母。
確定申告のあれやこれやで娘の活動を知ってアバターを作ってもらい、たまに娘やバアドの配信に顔を出すようになった。
結構な料理下手であるらしく、娘と一緒にバアド宅に遊びに行った際に料理を教わっている模様。……が、何故か食材の採り方ばかりを教わっている。(本人たちは特になんとも思っていない様子)

  • 逆縞サバ
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+ !?
メイスと同じ事務所に所属している宙吊り逆さまお嬢様系Vtuber。
↑のような逆再生や逆立ち耐久など「逆さま」に関する配信を専門に行っている。
が、ぶっちゃけ立ち絵が常に逆さまのVtuberがいたら面白そう+お嬢様要素という事務所の思い付きで生まれたためネタ切れに苦しんでいるらしい。

バアドの2人目のコラボ相手。
NTR性癖持ちで、取る方でも取られる方でも興奮できるという。
コラボ中に様子を見に来たメイスの前でバアドを寝取るムーブを見せて場を引っかきまわしていた。
更に、よせばいいのに後日わざわざメイスとのコラボ配信を行い、血に飢えた萌え声槌矛メイス系Vtuberと化したメイスと対峙する羽目になっていた。
一応メイス本人とは仲は良く、リアルではよく一緒に遊ぶらしい。

ちなみに元は3Dモデル作成担当のスタッフだったが事務所の無茶振りで演者もやる羽目になっている。
ちなみに今でも自分の衣装は自分で作成している。
そして、社畜なことをうかがわせる配信もちらほらある

  • 語来ジュウシ
メイス・サバと同じくカーブエディタに所属している雑談系Vtuber。
チャンネル登録者数210万人にしてカーブエディタ設立のきっかけになった唯一の一期生という文句なしの大物である。
……それだけなら良いのだが、彼女にはコンプラ意識というものが皆無であり、唐突に下ネタを挟んだり部屋に出たゴキブリをつまみに焼酎を飲んだ話を始めたりする。そのせいで案件が全く来ない。

バアドのチャンネルで代理配信をした際には『快〇天ビースト』の朗読を行いチャンネルを配信停止ペナルティに追い込んだ。*6
その後、ババアは全く気にしていなかったもののメイスがブチキレていた他、事務所が公式謝罪する事態になり、相当怒られたのかガチヘコみしていたらしい。

実はベースを演奏することができ、バアドが結成したバンドにベース担当で呼ばれている。

メイスが今後の人生を考えるため、他VTuberの話を聞きに行った際は後述の「コメントマン」を差し置いて、バアド、メイス、コメント欄から一斉に「お察しください」なリアクションを取られることになった。

  • コメントマン
突如ババアとのコラボ配信を行った謎の新人VTuber。
体のパーツを変幻自在に入れ替えることができるという特技を持っている。


  • 凌雲サーガ
フワフワ雲系Vtuber。バアドとはマリカの配信でコラボしたことがあるらしい。
人間ドックに行ったバアドの代理としてやって来たコメントマンとコラボ配信行うも、しょせん内輪ノリに過ぎなかったのでダダ滑りしたそうな。
カーブエディタ所属ではあるが本業は料亭であり、VTuber活動はバアドと同じく副業とのこと。

  • 狐火しにあ
魔木の漫画『バ美肉おじいちゃん』の主人公であるVtuberで、中身は正真正銘のおじいちゃん。
バアドとは実年齢が近いのかコラボ配信を行った仲で、商業コミックでその様子が描かれている。
平たく言えばゲスト出演である。


余談

作者のなまずは本作以前にSNS上で連載していた闇堕ちした後藤ひとり*7の二次創作で以前から知られていた。
漫画家としては「まんがタイムきららMAX」にて読み切りの『六波羅探題におまかせだいっ!』や『進捗ダメなのでどっかで一泊してきます』などゲスト掲載の経験こそあれ、
どの作品も連載・書籍化までには至っていなかったが、この度「あきらかに年齢を詐称しているVtuber」シリーズの書籍化が決定。2024/10/17に発売された。翌月には重版もされた。

BBA*8おめでとう!


また、2024年末のC105にも個人で参加しており、作者本人による同人誌『星空バアドとデエトする…?』とオリジナルの手ぬぐいが販売された。
商業版関連では、国際展示場駅に広告が掲出された。



追記・修正は日常的に年齢詐称している方がお願いします。



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  • 17歳
  • 永遠の17歳
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  • 作者巡回済み
  • 公式Twitter紹介項目
  • 2024年
最終更新:2025年05月10日 00:23

*1 ドラえもんの声を男性(富田耕生)が演じていたのは1973年のいわゆる日テレ版ドラえもんのみ。しかも番組後半からは女性(野沢雅子)に交代している。おまけにこの作品、ほぼ封印作品と言って差し支えない状態であるため,、まともな視聴方法が「放送当時に見た」くらいしかなかったりする。

*2 ちなみに街頭テレビはごく一部の例外的な地域・企画(例えばハイビジョン放映開始の宣伝による80~00年代の再設置、時間つぶしを提供する目的で空港などの待合室にあるものや「観られる」こと自体が会社のシンボルになった京阪電車のテレビカーのような撤去されなかったもの)を除けば1回目の東京五輪(1964年)頃にはすでに衰退・撤去が始まっていた

*3 参考までに力道山は1963年まで(引退ではなく、暴力団員と喧嘩になった際に刺殺された)、シャープ兄弟はユニットとしては1962年まで(兄・ベンの引退による。弟・マイクはソロとしては1964年まで)プロレスラーとして活動。

*4 バアド自身は「とりあえず配信機材揃えるか」くらいのノリだったので、視聴者からは「とりあえずで買う機材ではない」とツッコまれている。

*5 これは作中で明言されているわけではないが、描写的にはバアドが諸経費を負担したとしか思えない流れとなっている

*6 代理配信した1人であるサバがオホ声を発したのも原因の一つ。

*7ぼっち・ざ・ろっく!」のアニメ版で言う12話の少し後の時系列でなんか起きて原作から分岐した設定

*8 書籍版ではババアがこの表記に変更された。バアド曰く「”天”からのお達し」