大宇宙侵略大走力団ハシリヤン

登録日:2024/04/23 Tue 23:17:26
更新日:2024/05/30 Thu 09:31:41NEW!
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テール・トゥ・ノーズ!!



大宇宙侵略大走力団 ハシリヤンとは、スーパー戦隊シリーズ第48作『爆上戦隊ブンブンジャー』に登場する悪の組織
肩書は「だいうちゅうしんりゃくだいそうりょくだん」と読む。「大」が二つ付いてる…。


概要

悪党宇宙人達から構成された暴走族のような宇宙マフィアで、ブンドリオ・ブンデラス曰く「色んな星のワルの寄せ集め」。
人間を苦しめることで生まれる負のエネルギー「ギャーソリン」を狙って、宇宙中を暴れ回って星々を自分達のナワバリにし、今度は地球に狙いをつけた。
こうしてみるとかなり大きな組織に見えるが、主な戦闘員や怪人は上からの支給か地球で現地調達したもので、当初の正確な地球侵略の構成員がたった3人だけなので意外と組織規模は小さいのかもしれない。

なお、横断歩道で一般人が渡り歩いた時はちゃんと一時停止して待つなど走り屋にしては一応交通安全を遵守している。
教官殺しこと二作前の黄色よりマトモだって?言うな。
ネジらしきものが通貨で、バクアゲ10ではイターシャが柏餅を買う際に使用している。

組織名の由来は走り屋とエイリアンの掛け合わせで、幹部格の名前は暴走車が活躍するシリーズ映画のタイトルをパロディしたものとなっている。

キャラクターデザイン担当は燃える漫画家こと島本和彦で、東映特撮への参加は『仮面ライダーゴースト』以来となる。東映公式サイトでは、島本和彦直筆によるサンシーターのデザイン画が掲載されている。



構成員

首領

  • ワルイド・スピンドー
サンシーターやマッドレックスの更に上に存在するハシリヤンの元締め。
マッドレックス曰く「宇宙より遥かにデカい器を持つお方」との事。
バクアゲ8の時点では名前以外は一切不明だが、大量のギャーソリンを欲しているらしい。

名前の元ネタは「ワイルド・スピードシリーズ」より。

幹部

  • マッドレックス

騒音はお手の物、暴走は俺のもの…

ハシリヤン斬込隊長、マッドレックス参上!

全高/193cm(ギャーソリン大強化体/45.7m)
重量/232kg (ギャーソリン大強化体/550.3t)
エンジン/騒音ヘッド
スピード/一騎討ち最速
カスタム/怒りのデスロッド、ハシリ(ケン)
ファーストラウンド(コース/工場地帯~イベント会場)
セカンドラウンド(コース/倉庫~ビル街)
ファイナルラウンド(コース/工場地帯~ビル街)
CV:神谷浩史

宇宙から襲来したハシリヤンの斬込隊長
両肩からドリルが突き出た真紅のライダースジャケットが特徴的で、頭部はバイクなどのエンジン部分に似ており左目には深い傷痕が刻まれている。
また敵から奪ったナンバープレート(1979、1981、1985)を歴戦の勲章として付けている。
サンシーター直属の上司であり地球での侵略活動がマッドレックス隊の出世に懸かっているらしく、そのためギャーソリン集めがまともに進まないサンシーターを叱責するなど中間管理職の側面を持つ。

一人称は「俺様」
座右の銘は「攻める時はインベタ!ノーブレーキだ!」
只管テンションが高く、言動は粗野な暴走族そのもの。
自分のテンションを高める強者と戦うことを好むスピード狂の戦闘狂であり、強敵に出会えばギャーソリン集めよりも戦いを優先する。
またテンションが上がると巻き舌気味になる癖があり、「ブルンブルン!」という奇声を発することが多い。
敵であっても実力者ならば素直に認める武人肌な面も持つが、何より面子を重んじるため自身の面子を傷つけられたと感じた相手には容赦がなく、勝利のためならヤルカーから無理矢理ギャーソリンを搾り取る辺り部下の扱いもかなり手荒い。
一方で戦闘中でも散歩を優先させるなどハシリ犬を可愛がる愛犬家のような仕草や、トイレに人がいないかノックで確認するなど律儀と案外愛嬌がある。世間知らずなのか、平然と女子トイレに突っ込もうとし、サンシーターに止められている。
他方、ボスのワルイド・スピンドーには絶大な忠誠心を示す。

ドリルやロケットにタイヤ等あらゆるジャンク品で作られた大「怒りのデスロッド」の強烈なドリル攻撃で相手を突貫し、派手に事故らせることが可能である。
デス・ロッドはドリルに螺旋状のエネルギーを溜め込んで一気に放つ。ドリル状のエネルギー弾を乱射したりとバリエーションは豊富。
それ以外にも地中を掘って足下から奇襲するなど柔軟性のある戦い方も取る。
変形することでセグウェイや一輪車みたいなバイクに変形する機能があり、槍に乗ることで猛スピードで疾走しつつヘッド部分のドリルからビームを撃って攻撃できる。

バクアゲ2より声だけ登場していたが、バクアゲ6にて全くギャーソリンを献上できていないサンシーターにしびれを切らして地球に襲来。ブンレッドと一戦交えて、久しぶりに自分と張り合える大也を好敵手と認め因縁が生まれた。
なお名前を尋ねた時なぜか名乗りを披露したため、「ブーンレッド」と少し間違えて覚えてしまっている*1

名前、及び必殺技の元ネタは映画『マッドマックス』シリーズ。
身につけているナンバープレートは怒りのデスロード以前のマッドマックスシリーズの公開年数であるなど小ネタも多い。

  • ハシリ(ケン)
パラリラパラリラ!パラリラパラリラ!

マッドレックスの左脚に接合されている黄色い
宿主のマッドレックスからは可愛がられており、好物はビーフジャーキー。
鳴き声はマッドレックスと同じく神谷浩史が担当。

  • キャノンボーグ

生まれも育ちも惑星ニーダム!

ボスのためなら~!
あいつは悪く!こいつは強く!
魔改造~!!

わたくしこそ、ハシリヤン改造隊長……
キャノ~~~~ンボ~グ!!

CV:くじら
SA:蜂須賀祐一

ハシリヤンの改造隊長。出身は惑星ニーダム。
赤紫の配線のような髪をドレッドヘアーに束ね、大きな眼鏡と白衣を身に着けた如何にも怪しい科学者ルックスが特徴。
マッドレックス亡き後、地球侵略を引き継ぐ形でバクアゲ11より登場。

一人称は「わたくし」
「ハシリヤンきっての切れ者」を自称する自信家であり、男性とも女性ともつかない甲高い声色の敬語口調で喋る。
マッドレックスのように部下に暴力を振るう事こそ無いが、事あるごとに「改造しますよ」とネチネチ威圧する陰険な性格。そのためサンシーターから陰口を叩かれていた
ゴリゴリの武闘派だったマッドレックスとは対照的に機械に強い頭脳派で、苦魔獣を魔改造して強化する事を得意とする。

名前の元ネタは映画「キャノンボール」。
また出身地のニーダムは、監督のハル・ニーダムからと思われる。

サンシーター

地球を新たなギャーソリン集めの標的としてやって来た3人の現場監督。
ハシリヤン斬込隊の下っ端トリオであり、組織での出世を夢見ているがブンブンジャーの妨害によってギャーソリンを献上することが出来ないのが悩みの種となっている。又、歩行者優先は守ったりと憎めない、大也以外のブンブンジャーをトラップで閉じ込めるが、自分たちも入っているのが大也に指摘されるまで気付かず、気付いたときにはすぐさま助けを求めるなど、ちょっとポンコツが入っている。
そんなのもあって、本作のメインライターがかつて手掛けたアニメシリーズに登場する例の三人組を思い浮かべる人もいるとか…。

  • デコトラーデ

もっとギャーギャー叫べ!お前達の恐怖の叫びは俺達のパワー、ギャーソリンとなるのだ!

CV:諏訪部順一
SA:おぐらとしひろ

無数の車のマフラーで出来たドレッドヘアーと、トゲだらけの黒い革ジャンが特徴的のサンシーターの1人。
組織での成り上がりを夢見る野心家だが失敗ばかりだとか。
また二枚目を気取っているナルシストではあるが、どうにもズッコケ気味でどうもカッコつかない。

沢山の拡声器が付いたマイク型ロッド「ゼッキョー大マイク」が武器で、他にも空中にスクリーンを投影してハイウェイ空間の様子を見たりマッドレックスとの連絡も出来たりする。

モチーフはデコトラ。

  • イターシャ

この星はハシリヤンのナワバリよっ!

CV:水樹奈々
SA:宮澤雪

猫のステッカーやフリルを付けた白いボディを持つサンシーターの紅一点。
勝気な性格でデコトラーデとヤルカーを引っ張る姉御肌で、地球の物には興味津々。こちらも組織での成り上がりを夢見る野心家だが失敗ばかりだとか。
マフィアの一員にしては立ち振る舞いや言葉遣いが割とお上品で、元々は良いところの出だったのではと予想する視聴者も居る模様。

ハシリヤンのロゴデザインの「ハシリヤンイグニッションキー」で色んな器物をイグニッションさせて苦魔獣を生み出す役割を担っている。
なお、イグニッションの前に「ガッチャン!」と言ってるのは水樹氏のアドリブから生まれたもの。

モチーフは痛車。戦隊で痛車といえば…?

  • ヤイヤイ・ヤルカー

いやいやいや…なにがどうなったんカー?


ヤイヤイと威勢よく喋る六輪スポーツカーのような見た目のサンシーターのマスコット的存在。イターシャからは「ヤルちゃん」の愛称で呼ばれている。
一人称は「カー」で語尾に「カー」を付けて話す。
その名の通りヤイヤイと血気盛んな性格だが、大きさはラジコン並みに小さく、常にイターシャに抱えられて移動している。ただし自力で公道を走れるサイズへの巨大化も可能。
苦魔獣が倒されるとなぜか暴走し、散らばったギャーソリンを吸収してハイウェイ空間を爆走することで苦魔獣を巨大化させるいわば今作の巨大化枠。同僚のデコトラーデやイターシャはこの能力を知らず、ヤルカー本人も困惑していた。

ハイウェイ空間では苦魔獣戦のセカンドコースとしてブンブンカーとのカーチェイスを繰り広げる。口から小型爆弾の「ヤルヤルボム」を吐き散らし、目からも光弾を放って攻撃するバリバリの武闘派な戦い方を見せるが、ブンブンカーとの連携やブービートラップでコースアウトしたりするなど今のところ全敗している。
しかも溜め込んだギャーソリンは苦魔獣の巨大化で全部使ってしまうため、サンシーターが全然ギャーソリンを集められない原因になっている。

マッドレックスに無理矢理ギャーソリンを搾り取られたり、イターシャに蹴飛ばされたり、トイレ行こうとしたらトラップに引っかかったり、ブンブントレーラーに吹っ飛ばされたりとなにかと不憫な目に遭いがち。
YouTube短編でもブンブンカーのレースに乱入し、分身で通せんぼしたりモニターの中に入り込んだりとでなんとか1位を取ろうとするがブンブンカーにやられている。どういう訳かラストシーンではブンブンドーザーとオチを担当しているが、そちらも
  • 空を飛べるオフロードとクラシックに負けゴール前で不貞腐れてた所をドーザーに悠々と追い抜かれてゴールされショックを受ける。
  • 分身でも負けてこれまた不貞腐れてた所で回収される。
  • モニターに入り込み「この中なら安全カー♬」と調子こいてた所でアタックモードでモニターごとシバカれる。
不憫。

モチーフは恐らく『PUI PUI モルカー』。他2人と違い幹部格のように作品名がモチーフと少々異質だが…?

苦魔獣(くるまじゅう)


ガッチャン、イグニッション!

今作の怪人枠で、地球のあらゆるモノにハシリヤンイグニッションキーをさして誕生させる生命体。
キーを使用するのは基本的にイターシャの役割だが、バクアゲ6ではマッドレックスが使用した。
ギャーソリンを集めるために元となったモノ由来の能力で人々を苦しめる。ただし誕生する苦魔獣の殆どはテンションが爆上がり気味なので、生みの親であるサンシーターにも牙を剥いたりするのもシバシバ。
器物モチーフとなっているがエンジンから吹き上がったような炎の両目、体中に付いたナット、車のナンバープレートのようなベルトなど共通して車の要素がある。




その他戦力

  • ネジレッタ
ハシリヤンが持つネジから大量生産された車部品型戦闘員
暴走族のような格好をしてネジやナットに似た頭部を持つ。車のマフラーと釘バットを合わせたような武器「マフランボー」で武装し、持ち手を変えてネジ型の弾丸「ネジ烈弾」を発射する。
イキった見た目と振る舞いに反して戦闘能力は総じて低く、生身のブンブンジャーにも軽くあしらわれる程度の雑魚。
このため作中ではブンブンジャーと直接戦うより、苦魔獣のサポートに回る事が多い。


余談

  • 項目冒頭にもある、サンシーターが使う「テール・トゥ・ノーズ!」という掛け声は、本来「モータースポーツにおいて、前のマシンの後部と後ろのマシンの先端部が触れそうなほど接近する」という意味の和製英語であり、転じて「どこまでも付いていく(=了解)」というニュアンスで使われている。
  • 暴走族がモチーフの敵組織は『激走戦隊カーレンジャー』の宇宙暴走族ボーゾック以来。その他にも


ギャーソリンを多く集めて無事献上できた人から追記・修正よろしくお願いします。

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最終更新:2024年05月30日 09:31

*1 東映公式サイト「バクアゲタイムズ」によると、これは『仮面ライダーV3』で、デストロンの大幹部・ドクトルGがV3のことを「仮面ラーイダV3」と呼ぶことのオマージュだという。

*2 未来の祖母の形見

*3 マッドレックスは当初男性用トイレを素材にしようとしたが全て使用中で、已む無く女性用にまで立ち入ろうとしたがサンシーターに止められて消去法で多目的用にて生み出した。

*4 と言っても、「自分の店の食べ物が一番美味い」だの、「自分の筋肉の方が凄い」だのと張り合う等、この手の話で有りがちな「互いを貶し、罵倒し合う」と言うパターンでは無いが。