ガスゲゴン

登録日:2024/04/23 (火曜日) 20:25:00
放送日:1973/02/09 (金曜日) 19:00:00
更新日:2024/04/25 Thu 12:50:34
所要時間:約 3 分で読めます





人工衛星が宇宙空間を回っているうちに超獣の巣になったんだ



ガスゲゴンはウルトラマンAに登場する超獣。
登場話は45話「大ピンチ!エースを救え!」

目次

【データ】

別名:ガス超獣
身長:78メートル
体重:二万七千トン
出身地:宇宙

【概要】

ヤプールとの関連性は不明な野生の超獣の一体。

グドンのような二足歩行型で両腕が大きなになっている体をしているが、特徴的なのがその顔。
とにかく他のどんな怪獣とも違う奇怪な顔つきをしている。
強引に似た顔の怪獣を探すとしたら、ガメラシリーズバイラスのくちばしが下に伸びたような形。
その両脇に食べ物をいっぱいに詰め込んだリスのような巨大な頬袋を持っていて、これが常時赤く点滅している。
目つきもイッているような感じでとにかく考えている事のわからない得体のしれない奴だが、性格は非常に狂暴。
また、宇宙空間で人工衛星を捕獲してガスタンクに偽装した巣に作り替えるという超獣らしい高い知能をうかがわせる特殊な能力も持っている。


【能力】

武器は両腕の鞭を使った殴打の他、口から吐きだす白色の毒ガスと高熱火炎放射
名前の通りガスを栄養源にしており、頭部の触角が餌を探すガスレーダーとして機能していると言われる。

しかしもっとも恐ろしい特徴は体内には吸収したガスが充満していること。
このためうかつに攻撃すると街一面を火の海にする大爆発を起こす可能性がある、ペスターやメダンなどと同じ動く怪獣爆弾である。
逆に自分自身を人質に使っているような特徴からか皮膚はかなり脆弱なほうで、TACの攻撃でも簡単に貫通されてしまう。


【活躍】

TACの人工衛星ジュピター2号を宇宙空間で黒い雲のような姿になって襲い、内部に卵を産み付けて乗っ取ってしまう。
そのまま日本のガスタンク地帯に落下してガスタンクに化けて潜伏するが、落ちてくるところを現地に住む親子に目撃されたことから存在がTACに露見。
ジュピター2号の外見は完全にガスタンクそっくりに擬装できていたが、TACの探知機で生物であることを見抜かれてしまう。
このままでは周りにガスタンクがあるので攻撃できないため、TACは周囲のガスを抜き取ることを命ずるが、超獣の卵はなんらかの方法でガスタンクからガスを噴き出させてそれを吸い取ってしまう。

もはや超獣が孵化するまで一刻の猶予も無いとTACは攻撃を開始するが、時すでに遅く、ガスタンクの中から異様な姿の超獣ガスゲゴンが誕生してしまう。

TACはかつて超獣ファイヤーモンスを一撃で葬った新兵器シルバーシャークも用意していたが、ガスゲゴンの体内がガスでいっぱいで誘爆の危険性があることから攻撃中止を余儀なくされる。

手をこまねくしかないTACを尻目にガスゲゴンはコンビナート地帯をどんどん破壊。対処のできないTACに各地からの非難も殺到する事態になる。
これに対して竜隊長はガス中和剤を用いた作戦を立案。時間稼ぎのためにタックスペースから冷凍弾が投下される。
真っ白に凍結するガスゲゴン。しかし体内のガスの発熱を利用してあっという間に解凍し、スペースも火炎で撃墜してしまう。

次いで駆けつけたファルコンとアローからガス中和剤が散布され、ガスゲゴンの動きが鈍る。
だが効果は完全ではなく、ガスゲゴンはすぐさま起き上がって火炎で反撃し、北斗星司の乗るアローも撃墜されてしまう。
その墜落の炎の中からウルトラマンエースが登場!エースは身軽な動きでガスゲゴンを翻弄し、格闘戦で攻め立てる。
しかしガスゲゴンは毒ガスでエースの動きを鈍らせ、両手の太い鞭でエースを痛めつけにかかる。

こういう時、技のエースの異名をとるほど多数の光線技を持つエースは場合に合った光線で窮地を脱してきたが、今回ばかりは相手が悪かった。

「エースはメタリウム光線も使えないんだわ」

美川隊員が苦悩したように、誘爆の危険のあるガスゲゴンにはエースの豊富な光線も使いようがない。
光線の使えないエースを一方的に痛めつけ続けるガスゲゴンだったが、ここで立ち上がったのが地球を守る我らのTAC。
地上から山中隊員がタックガンを空に撃ってガスゲゴンの注意を引き、エースは体勢を立て直す。
「ようし、超獣に接近して注意を引きつけるんだ」
さらにタックファルコンがガスゲゴンの前を飛んでガスゲゴンの気を引き、ジャンプしたエースはガスゲゴンの背後に回って抱えて空に飛び立った。
「エースは地球の安全のために、超獣を宇宙まで運ぶつもりだ。よし、追跡援護する!」
舞台は宇宙空間へと移り、エースはガスゲゴンを放して離脱する。
そして後をついてきていたタックファルコンは満を持してレーザーを発射。
レーザーの直撃を受けたガスゲゴンは大爆発。一瞬で木っ端みじんに吹き飛んでしまった。
エースとTACの勝利。大ピンチを乗り越えたエースとタックファルコンは並んで地球へ帰還していった。



【余談】

ちなみに身長78メートルはキングクラブの88メートル、ガランの85メートルに次いで超獣3位の高身長。




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最終更新:2024年04月25日 12:50