スーパーマリオ オデッセイ

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&font(#6495ED){登録日}:2017/11/12 Sun 01:01:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 18 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(7){&font(#ff0000){マリオ、}&font(#18d7d7){世界の旅へ。}}} 『&bold(){スーパーマリオ オデッセイ}』(&italic(){Super Mario Odyssey})とは、2017年10月27日に任天堂から発売された[[Nintendo Switch]]用ゲームソフト。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *◆概要 俗に言う3Dマリオシリーズの一作であるが、『[[ギャラクシー>スーパーマリオギャラクシー]]』[[シリーズ>スーパーマリオギャラクシー2]]や『[[3D~>スーパーマリオ3Dランド]]』[[シリーズ>スーパーマリオ3Dワールド]]のように1つのゴールに向かって進むものではなく、 『[[スーパーマリオ64]]』や『[[スーパーマリオサンシャイン]]』のように箱庭を探索してアイテムを集めるシステムとなっている。 2D・3D含めてマリオシリーズにおいてこのような形式を採用したのは『サンシャイン』以来実に15年ぶりである。 本作ではキャッチコピーの通り、マリオが帽子型の飛行船「オデッセイ号」に乗り世界中にある様々な国を冒険する。 メキシコ風の砂漠地帯、現実世界を模した大都市、『サンシャイン』を思わせる海岸などこれまで以上に個性的な国が登場する。 『スーパーマリオ3』のようなテーマは最初から練っていたのではなく、「人の心に刺さり続ける、新しいマリオ」というコンセプトを突き詰めていった結果行きついたという。 それに合わせるかのように今作ではシリーズ初となるボーカル曲「&b(){Jump Up, Super Star!}」が起用された。 ジャズ調でマリオらしい明るさとポジティブさに溢れた曲で、大冒険を繰り広げるマリオへの応援歌としても捉えられる。 これに関連してマリオのデビュー作である『ドンキーコング』のヒロイン・ポリーンが本作に登場しこの曲を歌っている設定になっている。 歌詞は英語と日本語の2種類が存在する。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実はこの曲以外にももう一曲ボーカル曲が用意されている。こちらも英語と日本語2種類の歌詞が存在する。}} 今作では''[[CERO]]レーティングが「&color(green){B}」に区分されている''。これはシリーズでは初のことで、アイコンには「犯罪」「暴力」が表記されているが、具体的な理由は不明である。((ESRB(アメリカのレーティング)はE+10指定。CEROで言うAとBの中間。)) プロデューサーはこれについて、「どの世代の人にも遊んでもらうように仕上げたので、危険なものを作ったつもりはない。 強いて言えばニュードンク・シティ(大都市のステージ)でできてしまう行動がレーティングを上げる要因になったと思われる。 &s(){ユーザーからは冗談交じりでマリオが水着姿になった時に乳首が露出するからではと言われている。実際後に公開された水着マリオには乳首が描かれていない。} 定期的にアップデートで衣装の追加が行われ、2018年2月22日に行われた初回アップデートでは衣装だけではなく、スナップショットモードのフィルターと新しいミニゲーム「&b(){ルイージのバルーンファインド}」が追加された。 *◆あらすじ %%いつものように%%クッパにさらわれたピーチ姫を救うべく立ち上がったマリオ。しかし今回はいつもと様子が違う。 なんとクッパは本気でピーチ姫と結婚式を挙げようと計画していたのだ。[[スーパーペーパーマリオ]]での結婚式が再び((スマブラXのフィギュア名鑑で「これっきりかも」と記載されていたが、まさか10年後に再び行われるとは…)) クッパの飛行船に到着したマリオだったが、奮戦虚しくクッパの攻撃で飛行船から吹き飛ばされてしまう。 しばらくして目覚めたマリオがいたのは、帽子を模した住居や塔が存在する帽子の国「カブロン」。 そこで出会った住人キャッピーによると、クッパはこの国を襲撃し、キャッピーの妹ティアラを攫っていったらしい。 マリオはクッパの結婚式を阻止するため、キャッピーは妹を助け出すため、協力してクッパを追いかけることになる。 *◆ゲームシステム 今作は「○○の国」と名のついた箱庭マップを探索しながらオデッセイ号のエネルギー源となる「パワームーン」を集めていく。 パワームーンは一定数集めることでオデッセイ号がパワーアップし、新たなマップに進むことができる。 国に最初に辿り着いた時は、どの国もクッパによって荒らされていて、多少ステージの構造や敵の配置も変わっている。 この間は『ギャラクシー』のようにミッション名が表示され、ある程度の目的地が指定され、ボスも存在する。 ムーンさえ集めれば次の国に進めるので、一部のボスは無視してしまうこともできる。 大まかなシステムは『64』や『サンシャイン』と同じだが、ライフは『ギャラクシー』シリーズと同様3つとなっている。 [[コイン>コイン(マリオシリーズ)]]取得でライフは回復せずステージに散らばる「ハート」を取ることで回復を行う。また「ライフUPハート」を取ることで一時的に最大ライフ数を増やせる。 因みに3Dマリオシリーズではギャラクシー以来久しぶりに酸素ゲージが復活した。また過去作と違い高所から落ちてもダメージは受けない。(代わりに着地の衝撃で痺れ、隙を晒す。過去作の落下ダメージ同様ヒップドロップでキャンセル可能。) 一部エリアでは神トラ2よろしく壁に入り込んで[[初代マリオ姿>スーパーマリオブラザーズ]]になり2Dパートになる箇所が存在する。コスチュームセットを合わせるとその姿が反映される。 本作はシリーズでは初めて残機の概念が無くなっており、''なんと1UPキノコは廃止になった。''代わりにミスをするとコインを10枚失う((9枚以下でも枚数がゼロになるだけでゲームオーバーにはならない。))。 また初心者向けの「おたすけモード」が導入されているため、ゲームに慣れていない人にも配慮されている。 主な詳細は以下の通り。因みにモードの切り替えはいつでも可能である。 ・目的地までの道筋を矢印で示してくれるのに加えて、矢印の示すルート上ではカメラ操作を自動で行ってくれる ・通常ではライフの総数が3なのに対してこのモードでは「6」に倍増されており、ダメージを受けてもしばらく止まっていればライフが回復する。当然ながらライフアップと併用して最大「9」になる ・(一部の部屋を除けば)奈落や毒沼・溶岩に落下しても落下直前の場所まで戻ってくることができる おたすけモードでも、道中の敵や仕掛け・そしてボスキャラなどには一切手心は加わっていないが、モードに関わらずボスに苦戦していると、キャッピーがヒントをくれたり、ライフUPハートを売ってくれるキャラが現れたりするなど、サポートは充実している。 また、残機性の廃止に加えて買い物の機会があるためか、コインが100枚以上集まり、9999枚がカンストとなっている。 そのおかげで従来に比べてコインがかなり稼ぎやすくインフレ気味。[[3年後に更なるインフレが発生するのだが。>ペーパーマリオ オリガミキング]] *◆マリオのアクション 基本となる操作は『3Dワールド』をベースに歴代作品の要素を入れたような形。更にいくつかのアクションが追加されている。 操作を変えて「飛び込み」が復活。ヒップドロップをキャンセル出来るようになっただけではなく、後述の帽子投げと合わせて更に飛距離を伸ばせるようになった。((通称「スペシャルわざ」)) また、ヒップドロップや転がりで土管に入ると早回しの突入音と共にそのまま入っていく。タイムアタック御用達テクニック。 **◆帽子投げ 本作の肝となるアクション。 本作のマリオの帽子はキャッピーが憑依しており、主にコントローラーを振ることで帽子を投げ飛ばして敵を攻撃する。 またアイテムの回収、仕掛けを動かす、投げた帽子を足場にして二段ジャンプに使うといった様々な芸当が可能となる。 **◆キャプチャー 本作の肝となるアクションその2。所謂状況適応アクション。 更にクリボーやワンワン、カエルなどの生き物や特定のギミックに帽子を投げ被せることで、 被せた''オブジェクトに憑依することができる。''これを「&b(){キャプチャー}」という。 憑依したものによってアクションはそれぞれ異なり、これを駆使して難所を突破していく。 因みにキャプチャーはカブロン人特有の能力らしい。((もっともキャッピー以外は他人の帽子に潜り込む程度で、作中の発言から察するにあまり使うことはない様子)) *◆スナップショットモード switch本体のスクリーンショット機能の使用を前提に作られたモード。 ジョイコンの▼ボタンを押せば好きなタイミングでポーズをかけスナップショットモードに移行できる。 スナップショットモードではズームイン・アウト、カメラや画面の回転、フィルター効果などをかけることが出来る。 スマホの待ち受け画面にしたり画像をSNSに投稿することも可能。 周囲の敵を気にせず辺りを見回すのにも一役買う機能。 またスクリーンショット機能自体も探索のヒントに用いることがある。 *◆パワームーン 過去作の[[パワースター>スーパーマリオ64]]や[[シャイン>スーパーマリオサンシャイン]]にあたる収集アイテムで、星、太陽と来て今回は三日月型。 色々な用途に使える万能燃料で、これをマリオの船であるオデッセイ号に投入する事で次の国への移動が可能になる。 ステージ内に隠されているものやその国の住人からの依頼で貰えるもの、『サンシャイン』のようにアスレチックコースをクリアして入手するなど、取得方法や難易度はステージによって様々。 一部ボスの中にはパワームーン3個に匹敵する「グランドムーン」を持っているものも存在する。 『64』や『サンシャイン』とは異なり、パワームーンを取得してもステージから脱出せずにシームレスに探索を続行できる。 各ステージには次の世界に行くために必要な最低限の数よりも多くのパワームーンが存在し、その総数は『64』や『サンシャイン』の120枚を遥かに上回る。((ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのコログに匹敵する数が用意されているが、コンプリートしなくても隠しステージまで開放することは出来る)) ちなみにこの手の収集アイテムとしては珍しくそれほどレアな物ではないらしく、クリア後&bold(){ショップで無制限に買えてしまったり}、クリア後に手に入る用になるムーンも存在する。 また、都市の国の発電所では&bold(){無数のパワームーンが機械に乗せられて発電機に次々と投入されていく}衝撃の光景が見られる。 *◆コイン 本作ではお馴染みの金色のコインと「&font(#800080,b){ローカルコイン}」の2種類が存在する。 前者は至る所に存在しており、万国共通のアイテムやパワームーンの隠し場所のヒントを得る時、何らかのゲームにチャレンジする時などに必要となる。 後者はそれぞれの国の通貨となっており入手できる総数はステージによって異なる。 また各国には「&b(){クレイジーキャップ}」というショップが点在しており、ライフUPハートやパワームーン、 その国にちなんだコスチューム、家具やインテリアなどを購入することができる。 特にコスチュームは各国で共通して販売している物や、それぞれの国の雰囲気や風土を反映した物など様々であり、 指定された衣装を着ていないと獲得できないパワームーンも存在する。 中には本編内外含めて過去作でマリオが身に着けていた、コアかつレアな物も取り扱っている。 %%当然?ながら緑の二番手になりきる事も可能。%% *◆主なキャラクター ・&bold(){[[マリオ]]} 我らが主人公。 いつものようにピーチ姫を救おうとしたら、クッパが結婚式を挙げようと企てていたもんだからさあ大変。 カブロンで出会ったキャッピーの力を借りて、クッパの結婚式を止めるべく冒険を進めていく。 なおいつものトレードマークの帽子はオープニングでクッパにズタボロにされており、その破片にキャッピーが憑依していることで復旧している。 ・&bold(){キャッピー} 本作の相棒。%%たまに攫われるヒロイン担当。%% カブロンの住人でシルクハットを被った幽霊のような姿をしており、やんちゃな性格でちょっぴり臆病。 クッパにさらわれた妹のティアラを助ける為にマリオとコンビを組む。 ・&bold(){[[ピーチ姫]]} いつもの攫われ役。今回は結婚式をあげるつもりのクッパにさらわれる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エンディング後はティアラと共に各国を旅行している。}} ・&bold(){ティアラ} 名の通りティアラの姿をしたキャッピーの妹。 ピーチ姫と同様にクッパにさらわれてしまい、普段はピーチ姫の王冠として頭上に乗せられている。 ・&bold(){キノピオ隊長} 『[[ギャラクシー>スーパーマリオギャラクシー]]』以降お馴染みとなった菌類。 様々な場所に登場し、話しかけるとパワームーンを貰える。 しかしその様々な場所というのが、やたら高いガケにせり出た出っ張り、マグマに囲まれた島、挙句クッパ城奥の屋根とかそんなのばかりで、本人も「○○してたらいつの間にかこんなところに~」とのたまう等、妙に底知れないキャラクターとなっている。 『進め!キノピオ隊長』のSwitch版では本作を元にしたようなステージが追加された。 ・&bold(){カックー} 今作初登場の翼が生えた黄色いトカゲ。 世界各地の高いところからダイブするために旅をしている。 キャプチャーするとその名の通り空中を滑空できる。 ・&bold(){ポリーン} 『ドンキーコング』に登場した元祖攫われ役。 今作ではニュードンク・シティの市長を務めている。 歌うことが趣味で、劇中ではバンド仲間と共に主題歌「Jump Up, Super Star!」を披露している。スマホゲーム『[[マリオカート ツアー]]』でもジャンプアクション時にこの歌のワンフレーズを口ずさむ。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ゴリラにさらわれたことは憶えているようだがマリオとは終始敬語で話している。一応公式的には初対面というわけではないそうなので公私をきっちり分けてるとみるべきか}} 一時期はマリオと共に玩具会社を経営をする程だったが、何故市長を務めることとなったのだろうか。会社を畳むことになった後、シティで市長まで上り詰めたのだろう。 ・&bold(){[[ノコノコ>ノコノコ(マリオシリーズ)]]} お馴染みのカメ。 今回は敵ではなく、レースやミニゲームでマリオと対決する。 ・&bold(){[[ルイージ]]} お馴染みの緑の弟。 アップデートにて追加されたミニゲーム「バルーンファインド」の案内役として登場。 格好もいつもの姿に蝶ネクタイや風船を付けておりちょっと豪華。 今回は久々に彼にも台詞が用意されている。 ・&bold(){[[クッパ>クッパ(マリオシリーズ)]]} お馴染みの魔王。今回はどういうわけかピーチ姫との結婚式を計画。 ピーチ姫をさらったあとは各国を襲撃し、結婚式に必要なものを強奪して回っている。 白いタキシードを常に身に着けており、シルクハットは投げ飛ばすことで武器にもなる。 一騎打ちに負けても砲撃してきたり、普段に増してリアリストっぽい。 ・&bold(){ブルーダルズ} クッパに雇われたウサギのウェディングプランナー。 各国でボスとして相対することになり、幾度もマリオの行く手を阻む。 ●マダム・ブルード ブルーダルズの上司である巨大ウサギ。 ペットである巨大な金色ワンワンを投げつけてくる。 その姿は遊んでいる金持ちにしか見えない。 ●&font(#008000){トッパー} リーダー。 トゲ付きハットを何重にも被り、リーチのある振り回し攻撃をしてくる。 ●&font(#800080){ハリエット} 紅一点。 鉄の帽子を被っておりUFOみたいに移動する他、髪にくくりつけた爆弾を投げたり振り回して攻撃してくる。 かわいい。 ●&font(#ffb74c){ランゴ} ノッポ。 ノコギリがついた麦わら帽子を武器とし、身長の高さも相まって中々攻撃しづらい。 3戦目は場所が場所なおかげでむしろ弱体化しているしハメられる。 ●&font(#0000ff){スプワート} マッチョ。 口から毒液を吐き出す他、大型の体格もあって帽子投げが効かない。 毒の吐き方が変わるだけで戦法は一緒。悲しいほど成長しない。 ●&font(#008000){メ}&font(#800080){カ}&font(#ffb74c){ブル}&font(#0000ff){ード} ブルーダルズの最終兵器。 再戦時の方が弱い。 ・&bold(){[[スフィン・クイズ]]} 意思を持ったスフィンクスの像。 マリオにクイズを出題してくる。 厳格な喋り方をするが、実はその本性は… 詳しくは項目にて。 *◆ステージ 各国にはオデッセイ号に搭乗して移動する他、絵のような装置を使ってワープすることも可能。 ・&b(){帽子の国 カブロン} 飛行船から吹き飛ばされたマリオが最初にたどり着いた国。キャッピーの故郷でもある。 モノクロな外観をしており、帽子を模した塔などデザイン性の高い建築の町が存在する。 また住居は船としての機能も兼ね備えており、飛行が可能。 詳しくは[[項目>帽子の国カブロン]]を参照。 ・&font(#994c00,b){滝の国 ダイナフォー} カブロンの隣に位置する、地上最後の秘境と呼ばれる国。 幾重もの大瀑布が存在するのが特徴で、[[ヨッシー>ヨッシー(マリオシリーズ)]]とは異なる太古の恐竜「ティラノサウルス」が生きたまま登場する。%%実写映画版のとは関係ない。%% &s(){ここでは眠っているため無害だが、この後至る所でこのティラノサウルスに追い回される羽目になる。} 帽子の国の船はすべてクッパに破壊されたため、この国で船を探すことになる。 ・&font(#ff7800,b){砂の国 アッチーニャ} カラフルな町と石造りの遺跡が点在している砂漠。 広大な砂漠の平均気温は40℃にも達する。遺跡の奥には巨大な結婚指輪が存在するらしい。 ところどころにバス停があり、ライドン・バスという石像に乗って移動することが可能。 ここの住人は見た目は怖いが陽気な性格揃い。[[スフィン・クイズ]]が登場するのもここから。 砂の色、住人、ローカルコインで買える服、ボスのアッチーニャ神、サボテンなど、メキシコタイプの砂漠だが、何故スフィンクスがいるのかは謎。 ・&font(#008cff,b){湖の国 ドレッシーバレー} カルデラの湖に築かれた国。 ギリシャ風の建築物に囲まれ、街の中心である水中広場は湖底のドームに覆われている。 ドッシーが生息しており、壁のところどころにはファスナーが付いている。 ここの住人は人魚のような見た目で、彼女たちが作るウエディングドレスは国宝級の価値を持つ。 ・&font(#008000,b){森の国 スチームガーデン} 植物と機械のユートピアとなっている森。 国そのものが温室ドームに覆われており、鬱蒼とした大森林にスチームパンクな機械が融合した感じで、背の高い樹木や鉄塔がそびえ立っている。 下層には太古の森が存在し、落下しても下層に移動するだけでミスにはならない。&font(l){&color(gray){恐竜から逃げ切ることが出来ればの話だが。}} 花の生育が主な産業で、特に「ブーケの花」が特産品となっている。 ここの住人は如雨露のロボットで熱心に草花を育てている。 ・&b(){&font(#ffffff,#000000){雲の国 グランドモック}} 雲海の上に存在する秘境。 巨大な雲のアーチなど文明の名残があるものの、住人や建物の姿は消えて久しい。 vsクッパ1戦目の舞台。 ・&font(#ff7800,b){失われた国 ロス島} 毒の海によって外界から隔絶された熱帯の島々。 固有の進化を遂げた動植物が多く生息し、不思議な遺跡群も存在している。 ジャンゴに注意。住民はいないが文明の名残としてローカルコインが存在する。 コロコロコミックだと森の国として紹介された。&s(){まぁクッパに撃墜されて到達なんてデカいネタバレは出来んが。} ・&b(){都市の国 ニュードンク・シティ} ポリーンが市長を務める大都市。 最先端の技術力を持った高層ビルが立ち並ぶ眠らない国で、パワームーンの力を使って発電している。 『ドンキーコング』をモチーフにしたネオン看板やコースが至る所に登場する。クレイジーキャップの本店があるのもこの国。 常に開発が続いているためか工事用の電線や剥き出しの鉄骨、ブルーシートなどがあちらこちらで目立つ。 リアルな頭身の人々は常に活気にあふれており、ミニカーや縄跳びに興じる人の姿も。映画館では初代マリオが大人気。 ポリーンが主導となり、不定期で伝統のフェスティバルを行っている。 1stトレーラーでマリオが大都市を巡る光景に驚いた人も多いのではないだろうか? ・&font(#0000ff,b){海の国 シュワシュワーナ} 透き通った美しい海が人気のリゾート地。 4つの噴水から吹きあがる「誓いの水」が中心のグラスタワーへと注がれている。 海水は炭酸でシュワシュワしており、HD振動で存分に感じることができる。 カタツムリ型の住人が住んでおり、ビーチバレーが国技。 ・&font(#008cff,b){雪の国 パウダーボウル} 吹雪吹き荒れる寒冷地。 万年雪に覆われており、[[海は長時間入っていると命に関わるほど水温が低い>スノーマンズランド]]。 冷水に適応した特殊なプクプクや突風を放つビューゴーなどがいるが、住人は地中に街を作り外に出ることも少ないようだ。 ここの住人は雪見だいふくのような見た目で、跳ね返る能力を活かした「バウンドボウルGP」と呼ばれる転がりレースは絶大な人気を誇る。 彼らが作るウエディングケーキは世界中から人気がある。 ・&font(#ff69b4,b){料理の国 ボルボーノ} 火山のふもとに作られた美食ツアーで人気No.1の国。 ''シリーズ&ACT終盤ステージ恒例の火山ステージだが、まさかのファンシー仕様''で初見からは山場とは思わせない第一印象。 カラフルでメルヘンチックな色彩が特徴で、フォーク型の住人が作る「祝福のシチュー」は「クッキングカーニバル」という祭典で出される程の人気メニュー。 一方で&bold(){ピンク色の溶岩に覆い尽くされた危険地帯}であり、溶岩の海にはバブルも生息しているなど、中々にホットな場所。 #openclose(show=他にも色々な国が存在し…){ ・&b(){奪われし国 ホロビア} 滅亡した文明の名残。中世風の高層建築がそびえ立ち、至る所に突き刺さった剣や爪痕が存在する。 かつて栄華を極めたという国だが、今では無残な廃墟と化してしまいその面影は微塵もない。 リアル調の巨大な[[黒い龍>ミラボレアス]]・ホロビアドラゴンが辺りを飛び回っており、&color(gray){本当にマリオの世界かと疑いたくなる}独特な雰囲気を醸し出している。 &s(){ああー 疲れた…} ・&font(#008000,b){クッパの国 クッパ城} クッパの本拠地である城。&font(l){大魔王だし確かに一国持っててもおかしくはなかった} ただし今回は元々あった「侍の国」を接収して造りかえた領地のためか、これまでとは打って変わって、異国の建築様式をこれでもかと使った豪華絢爛な天守となっている。 侍の国を接収してからかなりの年月が経っているのか、パンフレットでかろうじてその歴史に触れられる程度。 &font(l){マリオくん「風雲た○し城かい!!」} ・&font(#ffdc00,b){月の国 ハニークレーター} クッパが結婚式の会場に選んだ国。国…?一応教会はあるが。 重力が低い地上ではジャンプ力が大幅にアップする。 月が舞台となるのは『[[ペーパーマリオRPG]]』以来。月の裏側には何かあるようだが…? ローカルコインのデザインは何と『ギャラクシー』のスターピースである。 月の地下では、灼熱の溶岩とクッパ軍の先鋭、そしてあのボスが待ち構える。 ボルボーノとは違う正統派の火山ステージであり、最終戦に相応しい舞台となっている。 最奥の式場ではいよいよクッパとの決戦が始まる。 ・&font(#ff69b4,b){キノコ王国} クリア後に来ることが出来る&font(l){&color(gray){ボルボーノでネタバレくらった}}毎度お馴染みのマリオたちの国。 美しい姫と城が象徴である穏やかな地。全体的なレイアウトは『64』に似ているが城周辺は意外とかなり異なり、歴代作品の要素が組み込まれている。&font(l){ピーチサーキットに行けなくなった} ボスラッシュや隠しコースが多数存在する。この国ではパワースターっぽい見た目のパワームーンが手に入る。&font(l){逆なら成立しそうとか言ってはいけない} ローカルコインは『64』型、色的には『ギャラクシー』のパープルコインだが。 ヨッシーの自宅があり、本人はクリア後に登場する。今作では背中に乗るのではなく、クリボーやプクプク同様キャプチャーして操ることとなる。 以下更にネタバレ(反転) ・&font(#ffffff,b){月の国 裏 ラビットクレーター} &color(white){クリア後とある条件を満たすことで行けるようになる、ブルーダルズの本拠地。} &color(white){ボルボーノを彷彿とする野菜型の巨石が散在し住民はウサギ族だが、話しかけることが出来ない。} &color(white){ローカルコインも存在せず、トッパー達との再戦の後、激しく難易度の上がった各国のアスレチックステージ、&br()写真ミッションなどをこなしてパワームーンを集めていくことになる。} ・&font(#ffffff,b){月の国 もっと裏 ラストクレーター} &color(white){月のさらに奥にある巨大なクレーター。月にかつて存在した文明と何か関係があるようだ。} &color(white){ラビットクレーターと同じくクリア後に条件を満たしていくことが出来る。} &color(white){ステージは&font(l){いつもの}激ムズダンジョン一つのみとなっており、各国のみんなが出発を応援してくれる。} &color(white){この国に挑むころには、マリオとキャッピー、そしてあなたの旅も終わりに近づいていることだろう。} } &sizex(5){&font(#0080ff){I'm flipping the [[Switch>Nintendo Switch]]}} #right(){&sizex(5){&font(#ff0000){世界照らす}}} &sizex(5){&font(#18d7d7){Get ready for this, Ohh!}} #right(){&sizex(5){&font(#18d7d7){Super Star Ohh!}}} #center(){&sizex(7){&font(#ff0000){Let’s do the Odyssey!}}} 追記・修正はブラブラ旅しながらでお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 異議がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-12-22 13:10:30) - クリアだけなら歴代マリオでも最速で出来るけど、しゃぶり尽くそうとするととんでもないボリュームになるという印象。むしろクリアしてからが本番まである -- 名無しさん (2023-06-24 01:57:47) - おたすけモードじゃない通常モードが実質的な縛りプレイ用になってるかもしれない。 -- 名無しさん (2023-07-19 02:08:58) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/11/12 Sun 01:01:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 18 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(7){&font(#ff0000){マリオ、}&font(#18d7d7){世界の旅へ。}}} 『&bold(){スーパーマリオ オデッセイ}』(&italic(){Super Mario Odyssey})とは、2017年10月27日に任天堂から発売された[[Nintendo Switch]]用ゲームソフト。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *◆概要 俗に言う3Dマリオシリーズの一作であるが、『[[ギャラクシー>スーパーマリオギャラクシー]]』[[シリーズ>スーパーマリオギャラクシー2]]や『[[3D~>スーパーマリオ3Dランド]]』[[シリーズ>スーパーマリオ3Dワールド]]のように1つのゴールに向かって進むものではなく、 『[[スーパーマリオ64]]』や『[[スーパーマリオサンシャイン]]』のように箱庭を探索してアイテムを集めるシステムとなっている。 2D・3D含めてマリオシリーズにおいてこのような形式を採用したのは『サンシャイン』以来実に15年ぶりである。 本作ではキャッチコピーの通り、マリオが帽子型の飛行船「オデッセイ号」に乗り世界中にある様々な国を冒険する。 メキシコ風の砂漠地帯、現実世界を模した大都市、『サンシャイン』を思わせる海岸などこれまで以上に個性的な国が登場する。 『スーパーマリオ3』のようなテーマは最初から練っていたのではなく、「人の心に刺さり続ける、新しいマリオ」というコンセプトを突き詰めていった結果行きついたという。 それに合わせるかのように今作ではシリーズ初となるボーカル曲「&b(){Jump Up, Super Star!}」が起用された。 ジャズ調でマリオらしい明るさとポジティブさに溢れた曲で、大冒険を繰り広げるマリオへの応援歌としても捉えられる。 これに関連してマリオのデビュー作である『ドンキーコング』のヒロイン・ポリーンが本作に登場しこの曲を歌っている設定になっている。 歌詞は英語と日本語の2種類が存在する。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実はこの曲以外にももう一曲ボーカル曲が用意されている。こちらも英語と日本語2種類の歌詞が存在する。}} 今作では''[[CERO]]レーティングが「&color(green){B}」に区分されている''。これはシリーズでは初のことで、アイコンには「犯罪」「暴力」が表記されているが、具体的な理由は不明である。((ESRB(アメリカのレーティング)はE+10指定。CEROで言うAとBの中間。)) プロデューサーはこれについて、「どの世代の人にも遊んでもらうように仕上げたので、危険なものを作ったつもりはない。 強いて言えばニュードンク・シティ(大都市のステージ)でできてしまう行動がレーティングを上げる要因になったと思われる。 &s(){ユーザーからは冗談交じりでマリオが水着姿になった時に乳首が露出するからではと言われている。実際後に公開された水着マリオには乳首が描かれていない。} 定期的にアップデートで衣装の追加が行われ、2018年2月22日に行われた初回アップデートでは衣装だけではなく、スナップショットモードのフィルターと新しいミニゲーム「&b(){ルイージのバルーンファインド}」が追加された。 *◆あらすじ %%いつものように%%クッパにさらわれたピーチ姫を救うべく立ち上がったマリオ。しかし今回はいつもと様子が違う。 なんとクッパは本気でピーチ姫と結婚式を挙げようと計画していたのだ。[[スーパーペーパーマリオ]]での結婚式が再び((スマブラXのフィギュア名鑑で「これっきりかも」と記載されていたが、まさか10年後に再び行われるとは…)) クッパの飛行船に到着したマリオだったが、奮戦虚しくクッパの攻撃で飛行船から吹き飛ばされてしまう。 しばらくして目覚めたマリオがいたのは、帽子を模した住居や塔が存在する帽子の国「カブロン」。 そこで出会った住人キャッピーによると、クッパはこの国を襲撃し、キャッピーの妹ティアラを攫っていったらしい。 マリオはクッパの結婚式を阻止するため、キャッピーは妹を助け出すため、協力してクッパを追いかけることになる。 *◆ゲームシステム 今作は「○○の国」と名のついた箱庭マップを探索しながらオデッセイ号のエネルギー源となる「パワームーン」を集めていく。 パワームーンは一定数集めることでオデッセイ号がパワーアップし、新たなマップに進むことができる。 国に最初に辿り着いた時は、どの国もクッパによって荒らされていて、多少ステージの構造や敵の配置も変わっている。 この間は『ギャラクシー』のようにミッション名が表示され、ある程度の目的地が指定され、ボスも存在する。 ムーンさえ集めれば次の国に進めるので、一部のボスは無視してしまうこともできる。 大まかなシステムは『64』や『サンシャイン』と同じだが、ライフは『ギャラクシー』シリーズと同様3つとなっている。 [[コイン>コイン(マリオシリーズ)]]取得でライフは回復せずステージに散らばる「ハート」を取ることで回復を行う。また「ライフUPハート」を取ることで一時的に最大ライフ数を増やせる。 因みに3Dマリオシリーズではギャラクシー以来久しぶりに酸素ゲージが復活した。また過去作と違い高所から落ちてもダメージは受けない。(代わりに着地の衝撃で痺れ、隙を晒す。過去作の落下ダメージ同様ヒップドロップでキャンセル可能。) 一部エリアでは神トラ2よろしく壁に入り込んで[[初代マリオ姿>スーパーマリオブラザーズ]]になり2Dパートになる箇所が存在する。コスチュームセットを合わせるとその姿が反映される。 本作はシリーズでは初めて残機の概念が無くなっており、''なんと1UPキノコは廃止になった。''代わりにミスをするとコインを10枚失う((9枚以下でも枚数がゼロになるだけでゲームオーバーにはならない。))。 また初心者向けの「おたすけモード」が導入されているため、ゲームに慣れていない人にも配慮されている。 主な詳細は以下の通り。因みにモードの切り替えはいつでも可能である。 ・目的地までの道筋を矢印で示してくれるのに加えて、矢印の示すルート上ではカメラ操作を自動で行ってくれる ・通常ではライフの総数が3なのに対してこのモードでは「6」に倍増されており、ダメージを受けてもしばらく止まっていればライフが回復する。当然ながらライフアップと併用して最大「9」になる ・(一部の部屋を除けば)奈落や毒沼・溶岩に落下しても落下直前の場所まで戻ってくることができる おたすけモードでも、道中の敵や仕掛け・そしてボスキャラなどには一切手心は加わっていないが、モードに関わらずボスに苦戦していると、キャッピーがヒントをくれたり、ライフUPハートを売ってくれるキャラが現れたりするなど、サポートは充実している。 また、残機性の廃止に加えて買い物の機会があるためか、コインが100枚以上集まり、9999枚がカンストとなっている。 そのおかげで従来に比べてコインがかなり稼ぎやすくインフレ気味。[[3年後に更なるインフレが発生するのだが。>ペーパーマリオ オリガミキング]] *◆マリオのアクション 基本となる操作は『3Dワールド』をベースに歴代作品の要素を入れたような形。更にいくつかのアクションが追加されている。 操作を変えて「飛び込み」が復活。ヒップドロップをキャンセル出来るようになっただけではなく、後述の帽子投げと合わせて更に飛距離を伸ばせるようになった。((通称「スペシャルわざ」)) また、ヒップドロップや転がりで土管に入ると早回しの突入音と共にそのまま入っていく。タイムアタック御用達テクニック。 **◆帽子投げ 本作の肝となるアクション。 本作のマリオの帽子はキャッピーが憑依しており、主にコントローラーを振ることで帽子を投げ飛ばして敵を攻撃する。 またアイテムの回収、仕掛けを動かす、投げた帽子を足場にして二段ジャンプに使うといった様々な芸当が可能となる。 **◆キャプチャー 本作の肝となるアクションその2。所謂状況適応アクション。 更にクリボーやワンワン、カエルなどの生き物や特定のギミックに帽子を投げ被せることで、 被せた''オブジェクトに憑依することができる。''これを「&b(){キャプチャー}」という。 憑依したものによってアクションはそれぞれ異なり、これを駆使して難所を突破していく。 因みにキャプチャーはカブロン人特有の能力らしい。((もっともキャッピー以外は他人の帽子に潜り込む程度で、作中の発言から察するにあまり使うことはない様子)) *◆スナップショットモード switch本体のスクリーンショット機能の使用を前提に作られたモード。 ジョイコンの▼ボタンを押せば好きなタイミングでポーズをかけスナップショットモードに移行できる。 スナップショットモードではズームイン・アウト、カメラや画面の回転、フィルター効果などをかけることが出来る。 スマホの待ち受け画面にしたり画像をSNSに投稿することも可能。 周囲の敵を気にせず辺りを見回すのにも一役買う機能。 またスクリーンショット機能自体も探索のヒントに用いることがある。 *◆パワームーン 過去作の[[パワースター>スーパーマリオ64]]や[[シャイン>スーパーマリオサンシャイン]]にあたる収集アイテムで、星、太陽と来て今回は三日月型。 色々な用途に使える万能燃料で、これをマリオの船であるオデッセイ号に投入する事で次の国への移動が可能になる。 ステージ内に隠されているものやその国の住人からの依頼で貰えるもの、『サンシャイン』のようにアスレチックコースをクリアして入手するなど、取得方法や難易度はステージによって様々。 一部ボスの中にはパワームーン3個に匹敵する「グランドムーン」を持っているものも存在する。 『64』や『サンシャイン』とは異なり、パワームーンを取得してもステージから脱出せずにシームレスに探索を続行できる。 各ステージには次の世界に行くために必要な最低限の数よりも多くのパワームーンが存在し、その総数は『64』や『サンシャイン』の120枚を遥かに上回る。((ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのコログに匹敵する数が用意されているが、コンプリートしなくても隠しステージまで開放することは出来る)) ちなみにこの手の収集アイテムとしては珍しくそれほどレアな物ではないらしく、クリア後&bold(){ショップで無制限に買えてしまったり}、クリア後に手に入る用になるムーンも存在する。 また、都市の国の発電所では&bold(){無数のパワームーンが機械に乗せられて発電機に次々と投入されていく}衝撃の光景が見られる。 *◆コイン 本作ではお馴染みの金色のコインと「&font(#800080,b){ローカルコイン}」の2種類が存在する。 前者は至る所に存在しており、万国共通のアイテムやパワームーンの隠し場所のヒントを得る時、何らかのゲームにチャレンジする時などに必要となる。 後者はそれぞれの国の通貨となっており入手できる総数はステージによって異なる。 また各国には「&b(){クレイジーキャップ}」というショップが点在しており、ライフUPハートやパワームーン、 その国にちなんだコスチューム、家具やインテリアなどを購入することができる。 特にコスチュームは各国で共通して販売している物や、それぞれの国の雰囲気や風土を反映した物など様々であり、 指定された衣装を着ていないと獲得できないパワームーンも存在する。 中には本編内外含めて過去作でマリオが身に着けていた、コアかつレアな物も取り扱っている。 %%当然?ながら緑の二番手になりきる事も可能。%% *◆主なキャラクター ・&bold(){[[マリオ]]} 我らが主人公。 いつものようにピーチ姫を救おうとしたら、クッパが結婚式を挙げようと企てていたもんだからさあ大変。 カブロンで出会ったキャッピーの力を借りて、クッパの結婚式を止めるべく冒険を進めていく。 なおいつものトレードマークの帽子はオープニングでクッパにズタボロにされており、その破片にキャッピーが憑依していることで復旧している。 ・&bold(){キャッピー} 本作の相棒。%%たまに攫われるヒロイン担当。%% カブロンの住人でシルクハットを被った幽霊のような姿をしており、やんちゃな性格でちょっぴり臆病。 クッパにさらわれた妹のティアラを助ける為にマリオとコンビを組む。 ・&bold(){[[ピーチ姫]]} いつもの攫われ役。今回は結婚式をあげるつもりのクッパにさらわれる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){エンディング後はティアラと共に各国を旅行している。}} ・&bold(){ティアラ} 名の通りティアラの姿をしたキャッピーの妹。 ピーチ姫と同様にクッパにさらわれてしまい、普段はピーチ姫の王冠として頭上に乗せられている。 ・&bold(){キノピオ隊長} 『[[ギャラクシー>スーパーマリオギャラクシー]]』以降お馴染みとなった菌類。 様々な場所に登場し、話しかけるとパワームーンを貰える。 しかしその様々な場所というのが、やたら高いガケにせり出た出っ張り、マグマに囲まれた島、挙句クッパ城奥の屋根とかそんなのばかりで、本人も「○○してたらいつの間にかこんなところに~」とのたまう等、妙に底知れないキャラクターとなっている。 『進め!キノピオ隊長』のSwitch版では本作を元にしたようなステージが追加された。 ・&bold(){カックー} 今作初登場の翼が生えた黄色いトカゲ。 世界各地の高いところからダイブするために旅をしている。 キャプチャーするとその名の通り空中を滑空できる。 ・&bold(){ポリーン} 『ドンキーコング』に登場した元祖攫われ役。 今作ではニュードンク・シティの市長を務めている。 歌うことが趣味で、劇中ではバンド仲間と共に主題歌「Jump Up, Super Star!」を披露している。スマホゲーム『[[マリオカート ツアー]]』でもジャンプアクション時にこの歌のワンフレーズを口ずさむ。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ゴリラにさらわれたことは憶えているようだがマリオとは終始敬語で話している。一応公式的には初対面というわけではないそうなので公私をきっちり分けてるとみるべきか}} 一時期はマリオと共に玩具会社を経営をする程だったが、何故市長を務めることとなったのだろうか。会社を畳むことになった後、シティで市長まで上り詰めたのだろう。 ・&bold(){[[ノコノコ>ノコノコ(マリオシリーズ)]]} お馴染みのカメ。 今回は敵ではなく、レースやミニゲームでマリオと対決する。 ・&bold(){[[ルイージ]]} お馴染みの緑の弟。 アップデートにて追加されたミニゲーム「バルーンファインド」の案内役として登場。 格好もいつもの姿に蝶ネクタイや風船を付けておりちょっと豪華。 今回は久々に彼にも台詞が用意されている。 ・&bold(){[[クッパ>クッパ(マリオシリーズ)]]} お馴染みの魔王。今回はどういうわけかピーチ姫との結婚式を計画。 ピーチ姫をさらったあとは各国を襲撃し、結婚式に必要なものを強奪して回っている。 白いタキシードを常に身に着けており、シルクハットは投げ飛ばすことで武器にもなる。 一騎打ちに負けても砲撃してきたり、普段に増してリアリストっぽい。 ・&bold(){ブルーダルズ} クッパに雇われたウサギのウェディングプランナー。 各国でボスとして相対することになり、幾度もマリオの行く手を阻む。 ●マダム・ブルード ブルーダルズの上司である巨大ウサギ。 ペットである巨大な金色ワンワンを投げつけてくる。 その姿は遊んでいる金持ちにしか見えない。 ●&font(#008000){トッパー} リーダー。 トゲ付きハットを何重にも被り、リーチのある振り回し攻撃をしてくる。 ●&font(#800080){ハリエット} 紅一点。 鉄の帽子を被っておりUFOみたいに移動する他、髪にくくりつけた爆弾を投げたり振り回して攻撃してくる。 かわいい。 ●&font(#ffb74c){ランゴ} ノッポ。 ノコギリがついた麦わら帽子を武器とし、身長の高さも相まって中々攻撃しづらい。 3戦目は場所が場所なおかげでむしろ弱体化しているしハメられる。 ●&font(#0000ff){スプワート} マッチョ。 口から毒液を吐き出す他、大型の体格もあって帽子投げが効かない。 毒の吐き方が変わるだけで戦法は一緒。悲しいほど成長しない。 ●&font(#008000){メ}&font(#800080){カ}&font(#ffb74c){ブル}&font(#0000ff){ード} ブルーダルズの最終兵器。 再戦時の方が弱い。 ・&bold(){[[スフィン・クイズ]]} 意思を持ったスフィンクスの像。 マリオにクイズを出題してくる。 厳格な喋り方をするが、実はその本性は… 詳しくは項目にて。 *◆ステージ 各国にはオデッセイ号に搭乗して移動する他、絵のような装置を使ってワープすることも可能。 ・&b(){帽子の国 カブロン} 飛行船から吹き飛ばされたマリオが最初にたどり着いた国。キャッピーの故郷でもある。 モノクロな外観をしており、帽子を模した塔などデザイン性の高い建築の町が存在する。 また住居は船としての機能も兼ね備えており、飛行が可能。 詳しくは[[項目>帽子の国カブロン]]を参照。 ・&font(#994c00,b){滝の国 ダイナフォー} カブロンの隣に位置する、地上最後の秘境と呼ばれる国。 幾重もの大瀑布が存在するのが特徴で、[[ヨッシー>ヨッシー(マリオシリーズ)]]とは異なる太古の恐竜「ティラノサウルス」が生きたまま登場する。%%実写映画版のとは関係ない。%% &s(){ここでは眠っているため無害だが、この後至る所でこのティラノサウルスに追い回される羽目になる。} 帽子の国の船はすべてクッパに破壊されたため、この国で船を探すことになる。 ・&font(#ff7800,b){砂の国 アッチーニャ} カラフルな町と石造りの遺跡が点在している砂漠。 広大な砂漠の平均気温は40℃にも達する。遺跡の奥には巨大な結婚指輪が存在するらしい。 ところどころにバス停があり、ライドン・バスという石像に乗って移動することが可能。 ここの住人は見た目は怖いが陽気な性格揃い。[[スフィン・クイズ]]が登場するのもここから。 砂の色、住人、ローカルコインで買える服、ボスのアッチーニャ神、サボテンなど、メキシコタイプの砂漠だが、何故スフィンクスがいるのかは謎。 ・&font(#008cff,b){湖の国 ドレッシーバレー} カルデラの湖に築かれた国。 ギリシャ風の建築物に囲まれ、街の中心である水中広場は湖底のドームに覆われている。 ドッシーが生息しており、壁のところどころにはファスナーが付いている。 ここの住人は人魚のような見た目で、彼女たちが作るウエディングドレスは国宝級の価値を持つ。 ・&font(#008000,b){森の国 スチームガーデン} 植物と機械のユートピアとなっている森。 国そのものが温室ドームに覆われており、鬱蒼とした大森林にスチームパンクな機械が融合した感じで、背の高い樹木や鉄塔がそびえ立っている。 下層には太古の森が存在し、落下しても下層に移動するだけでミスにはならない。&font(l){&color(gray){恐竜から逃げ切ることが出来ればの話だが。}} 花の生育が主な産業で、特に「ブーケの花」が特産品となっている。 ここの住人は如雨露のロボットで熱心に草花を育てている。 ・&b(){&font(#ffffff,#000000){雲の国 グランドモック}} 雲海の上に存在する秘境。 巨大な雲のアーチなど文明の名残があるものの、住人や建物の姿は消えて久しい。 vsクッパ1戦目の舞台。 ・&font(#ff7800,b){失われた国 ロス島} 毒の海によって外界から隔絶された熱帯の島々。 固有の進化を遂げた動植物が多く生息し、不思議な遺跡群も存在している。 ジャンゴに注意。住民はいないが文明の名残としてローカルコインが存在する。 コロコロコミックだと森の国として紹介された。&s(){まぁクッパに撃墜されて到達なんてデカいネタバレは出来んが。} ・&b(){都市の国 ニュードンク・シティ} ポリーンが市長を務める大都市。 最先端の技術力を持った高層ビルが立ち並ぶ眠らない国で、パワームーンの力を使って発電している。 『ドンキーコング』をモチーフにしたネオン看板やコースが至る所に登場する。クレイジーキャップの本店があるのもこの国。 常に開発が続いているためか工事用の電線や剥き出しの鉄骨、ブルーシートなどがあちらこちらで目立つ。 リアルな頭身の人々は常に活気にあふれており、ミニカーや縄跳びに興じる人の姿も。映画館では初代マリオが大人気。 ポリーンが主導となり、不定期で伝統のフェスティバルを行っている。 1stトレーラーでマリオが大都市を巡る光景に驚いた人も多いのではないだろうか? ・&font(#0000ff,b){海の国 シュワシュワーナ} 透き通った美しい海が人気のリゾート地。 4つの噴水から吹きあがる「誓いの水」が中心のグラスタワーへと注がれている。 海水は炭酸でシュワシュワしており、HD振動で存分に感じることができる。 カタツムリ型の住人が住んでおり、ビーチバレーが国技。 ・&font(#008cff,b){雪の国 パウダーボウル} 吹雪吹き荒れる寒冷地。 万年雪に覆われており、[[海は長時間入っていると命に関わるほど水温が低い>スノーマンズランド]]。 冷水に適応した特殊なプクプクや突風を放つビューゴーなどがいるが、住人は地中に街を作り外に出ることも少ないようだ。 ここの住人は雪見だいふくのような見た目で、跳ね返る能力を活かした「バウンドボウルGP」と呼ばれる転がりレースは絶大な人気を誇る。 彼らが作るウエディングケーキは世界中から人気がある。 ・&font(#ff69b4,b){料理の国 ボルボーノ} 火山のふもとに作られた美食ツアーで人気No.1の国。 ''シリーズ&ACT終盤ステージ恒例の火山ステージだが、まさかのファンシー仕様''で初見からは山場とは思わせない第一印象。 カラフルでメルヘンチックな色彩が特徴で、フォーク型の住人が作る「祝福のシチュー」は「クッキングカーニバル」という祭典で出される程の人気メニュー。 一方で&bold(){ピンク色の溶岩に覆い尽くされた危険地帯}であり、溶岩の海にはバブルも生息しているなど、中々にホットな場所。 #openclose(show=他にも色々な国が存在し…){ ・&b(){奪われし国 ホロビア} 滅亡した文明の名残。中世風の高層建築がそびえ立ち、至る所に突き刺さった剣や爪痕が存在する。 かつて栄華を極めたという国だが、今では無残な廃墟と化してしまいその面影は微塵もない。 リアル調の巨大な[[黒い龍>ミラボレアス]]・ホロビアドラゴンが辺りを飛び回っており、&color(gray){本当にマリオの世界かと疑いたくなる}独特な雰囲気を醸し出している。 &s(){ああー 疲れた…} ・&font(#008000,b){クッパの国 クッパ城} クッパの本拠地である城。&font(l){大魔王だし確かに一国持っててもおかしくはなかった} ただし今回は元々あった「侍の国」を接収して造りかえた領地のためか、これまでとは打って変わって、異国の建築様式をこれでもかと使った豪華絢爛な天守となっている。 侍の国を接収してからかなりの年月が経っているのか、パンフレットでかろうじてその歴史に触れられる程度。 &font(l){マリオくん「風雲た○し城かい!!」} ・&font(#ffdc00,b){月の国 ハニークレーター} クッパが結婚式の会場に選んだ国。国…?一応教会はあるが。 重力が低い地上ではジャンプ力が大幅にアップする。 月が舞台となるのは『[[ペーパーマリオRPG]]』以来。月の裏側には何かあるようだが…? ローカルコインのデザインは何と『ギャラクシー』のスターピースである。 月の地下では、灼熱の溶岩とクッパ軍の先鋭、そしてあのボスが待ち構える。 ボルボーノとは違う正統派の火山ステージであり、最終戦に相応しい舞台となっている。 最奥の式場ではいよいよクッパとの決戦が始まる。 ・&font(#ff69b4,b){キノコ王国} クリア後に来ることが出来る&font(l){&color(gray){ボルボーノでネタバレくらった}}毎度お馴染みのマリオたちの国。 美しい姫と城が象徴である穏やかな地。全体的なレイアウトは『64』に似ているが城周辺は意外とかなり異なり、歴代作品の要素が組み込まれている。&font(l){ピーチサーキットに行けなくなった} ボスラッシュや隠しコースが多数存在する。この国ではパワースターっぽい見た目のパワームーンが手に入る。&font(l){逆なら成立しそうとか言ってはいけない} ローカルコインは『64』型、色的には『ギャラクシー』のパープルコインだが。 ヨッシーの自宅があり、本人はクリア後に登場する。今作では背中に乗るのではなく、クリボーやプクプク同様キャプチャーして操ることとなる。 以下更にネタバレ(反転) ・&font(#ffffff,b){月の国 裏 ラビットクレーター} &color(white){クリア後とある条件を満たすことで行けるようになる、ブルーダルズの本拠地。} &color(white){ボルボーノを彷彿とする野菜型の巨石が散在し住民はウサギ族だが、話しかけることが出来ない。} &color(white){ローカルコインも存在せず、トッパー達との再戦の後、激しく難易度の上がった各国のアスレチックステージ、&br()写真ミッションなどをこなしてパワームーンを集めていくことになる。} ・&font(#ffffff,b){月の国 もっと裏 ラストクレーター} &color(white){月のさらに奥にある巨大なクレーター。月にかつて存在した文明と何か関係があるようだ。} &color(white){ラビットクレーターと同じくクリア後に条件を満たしていくことが出来る。} &color(white){ステージは&font(l){いつもの}激ムズダンジョン一つのみとなっており、各国のみんなが出発を応援してくれる。} &color(white){この国に挑むころには、マリオとキャッピー、そしてあなたの旅も終わりに近づいていることだろう。} } &sizex(5){&font(#0080ff){I'm flipping the [[Switch>Nintendo Switch]]}} #right(){&sizex(5){&font(#ff0000){世界照らす}}} &sizex(5){&font(#18d7d7){Get ready for this, Ohh!}} #right(){&sizex(5){&font(#18d7d7){Super Star Ohh!}}} #center(){&sizex(7){&font(#ff0000){Let’s do the Odyssey!}}} 追記・修正はブラブラ旅しながらでお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 異議がなかったので、リセットしました。 -- 名無しさん (2022-12-22 13:10:30) - クリアだけなら歴代マリオでも最速で出来るけど、しゃぶり尽くそうとするととんでもないボリュームになるという印象。むしろクリアしてからが本番まである -- 名無しさん (2023-06-24 01:57:47) - おたすけモードじゃない通常モードが実質的な縛りプレイ用になってるかもしれない。 -- 名無しさん (2023-07-19 02:08:58) - クリアしてからそれぞれの国に他の国の人が来てるのもいい -- 名無しさん (2024-04-08 02:06:24) #comment #areaedit(end) }

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