ワイルドボルト

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&font(#6495ED){登録日}:2018/03/24 Sat 10:37:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ffcc00){でんきを まとって あいてに ぶつかって こうげきする。} &font(#ffcc00){じぶんも すこし ダメージを うける。} } &bold(){&font(#ffcc00){ワイルドボルト}}とは、[[ポケットモンスター]]シリーズに[[第五世代>世代(ポケモン)]]([[ブラック・ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]])から登場した技。 &bold(){目次} #contents *■データ ---- タイプ:[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]] 分類:物理 [[威力>威力(ポケモン)]]:90 命中:100 PP:15 接触判定:あり 範囲:単体 効果:反動ダメージ1/4 *■習得方法 ---- レベルアップで覚える[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]はでんきタイプのみ、かつ種族もかなり限られている。 しかしほとんどの作品では[[わざマシン93>わざマシン/ひでんマシン]]に収録されており、 当該の作品ではあまり覚えるのに手間はかからない。 剣盾では消費型のわざレコード86に変更されているが、 それでも電気ポケモンの[[マックスレイドバトル]]で勝利すれば割と簡単に手に入る部類。 ダイパリメイクではわざマシンに収録されずわざレコードもないので覚える手段が少ない。 *■概要 ---- 第四世代([[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]])からタイプ毎ではなく技別に部類・特殊が設定されるようになった。 しかし当時の汎用でんき技の最高打点は「かみなりパンチ」の威力75。 さらに四足歩行となるとさらに威力が下の「スパーク」や「かみなりのキバ」に頼らざるを得なかった。 そこでBWから新たな物理でんき技として登場したのがこの技である。 威力はそれまでの汎用電気最高打点を15も更新した90! ……なのだが、何と追加効果は無く反動で1/4ダメージが返ってくる。 つまりでんきタイプ版「とっしん」だが、あちらとは違いこちらは命中100。 その仕様上、『[[きあいのタスキ]]』との噛み合いは悪い。 基本性能はお世辞にも恵まれているとは言い難く、でんきタイプ自体が物理寄りの能力の持ち主が少ないため使い所を選ぶ。 しかし第四世代では深刻な一致火力の無さ故に「スパーク」に頼るか特殊型にするかしか無かった[[レントラー]]がようやく種族値通りの物理型として戦えるようになった。 また、''汎用習得のでんき物理技''と言う点は意外と大きく、それまでは「かみなりのキバ」に相性補完を任せるしかなかった[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]や、''そもそもでんき技すら無かった''[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]も大幅に強化された。 物理アタッカーに対して恩恵を与えたと言う点では、少なくとも画期的な技であると言えるだろう。 少なくとも不遇な技ではあるが、弱い技と言うわけではないのである。 第七世代では「[[エレキフィールド>○○フィールド(ポケモンのわざ)]]」を自動で張れる[[カプ・コケコ]]が登場した。 この[[特性>特性(ポケモン)]]が存在する以上、そうそう電気技に威力を求めるのは難しいだろう。 なお、当のカプ・コケコは活かせそうな能力をしているにもかかわらずあまり採用しない(10%程度)。 他の物理技が[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]]技や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]技ではやはり動かしづらいようだ。 「じゃれつく」がないのが悔やまれる。 ちなみに反動技なので特性『すてみ』で威力108となるが、タイプ一致でその恩恵を受けられるポケモンはいない。 不一致ならば下記のエンブオーやバッフロンがいるが。 [[Zワザ]]にした場合の威力は、他の威力90技と同じ175。 火力不足と反動ダメージを解消できるので使い勝手が大きく向上する。 [[ダイマックス]]状態で使用すると「ダイサンダー」に変化。威力が130に上昇し、反動ダメージが無くなる。 Zワザと違って最大3回まで連発できる上に使用後にエレキフィールドを展開するため、更なる火力上昇が見込める。 第九世代では新たな電気物理アタッカーとしてテツノカイナ、テツノイバラが登場。このうちテツノカイナは非常に高性能でシングル・ダブル問わず対戦でよく見かける「ワイルドボルト」使いである。 SVのDLC第2弾『藍の円盤』では新たなでんき物理技「サンダーダイブ」が追加された。でんきタイプ版「とびげり」といった性能であり、外したときや無効にされたときのリスクがあまりに大きいものの威力は大台の&bold(){100}に乗っており、&s(){元から不安定だった}「ワイルドボルト」の立場を脅かしている。 *■主な使い手 ---- メインウェポンとして採用するポケモンは僅かであり、[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]として用いられることが多い。 『すてみ』持ちのエンブオーとバッフロンをはじめ、本家電気ポケモン達よりも有効に活用しているものが多い。 ・[[レントラー]]/[[エレキブル]]/[[ゼブライカ]] タイプ一致でこの技を活用しているポケモン。 特に一番この技を活用しているのはエレキブル。 豊富な物理サブウェポンを最大限生かしやすくなるのも大きい。 レントラーは特に『こんじょう』型だと特殊技を採用する必要性がないため、必然的にこの技を採用する必要が出てくる。 ちなみに''専用技持ち以外で一番「ワイルドボルト」の火力が出るのはレントラー''である(一致補正以外を除いた場合)。 サブウェポンもエレキブル程ではないが比較的豊富。 ゼブライカが採用する事も少なくないが、特性が[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]無効+攻撃UPの『[[そうしょく>そうしょく(ポケモン)]]』とでんき無効+特攻UPの『ひらいしん』故になかなか技構成に悩まされる。 さらにコイツの場合はまず使いやすいサブウェポンが不足としているという問題もある。 とは言えレートでの3匹の採用率はかなり低い。 ([[USM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]シーズン9における採用率はエレキブル:260位・レントラー:262位・ゼブライカ:386位) 「ワイルドボルト」が対戦でマイナーなのは性能の低さのみならず、この技を主力とするポケモンの不甲斐なさにも大きな原因があるのかもしれない。 タイプ一致では[[アローラゴローニャ>ゴローニャ]]もこの技を覚えることができるが、アローラゴローニャの場合は特性「[[がんじょう>がんじょう(ポケモン)]]」と相性が悪く、隠れ特性「エレキスキン」でより高威力のでんき技が使えるためまず採用されない。 &s(){よりにもよって「いしあたま」消えてるし} ・[[バチンウニ]] なぜか第8世代では覚えなかったが、第9世代で新規習得。 しかし、その使い方は火力用のメインウェポンではなく&bold(){ダメージを稼ぐついでの迅速な退場手段}としての採用。低種族値だが特性でエレキフィールドを発動するので火力そのものは高め。 第9世代では「じばく」を覚えなくなってしまったがための代替であり、「おきみやげ」とは選択。 ・[[テツノカイナ]] 驚異の攻撃種族値140を誇るでんきタイプの[[パラドックスポケモン]]。 上述のエレキブルを凌駕する攻撃範囲と耐久を持つ上に、非常に高いHPとタイプ一致の「ドレインパンチ」で反動ダメージを抑えられる独特の強みもある。 ただし無反動かつドレパンと共にパンチグローブによる強化を受けられる「かみなりパンチ」、ハイリスクハイリターンな「サンダーダイブ」も覚えるため技採用で悩みやすい。 ・[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]/[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]] [[みずタイプ>みずタイプ(ポケモン)]]のほか、[[メガリザードン>リザードン]]Y等[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]/ひこう[[複合>複合タイプ(ポケモン)]]対策として使える。 どちらもほのお単の中ではサブウェポンに恵まれており、攻撃範囲が広い部類に入る。 ・ヒスイウインディ 『アルセウス』で遂に登場した&bold(){「いしあたま」と両立できるポケモン}。 ほのお・いわ技との相性補完も良いため、自然と採用しやすい。 ・[[エンブオー]] 「もろはのずつき」「ふいうち」等と共に[[バシャーモ]]や[[ゴウカザル]]との差別化要素となる。 弱点であるみずやひこうの対策となるため相性補完として優秀。 [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]『すてみ』により「フレアドライブ」や「もろはのずつき」と共に強化もできる。 鈍足並耐久な種族値に加えて反動技が揃うので消耗がかなり激しいのが悩みか。 ・[[ギギギアル]] 片手の指で数えるほどしかないギギギアルのサブウェポンの中で最もまともな性能。 はがねを半減するみずに有効で、同じく半減するほのおやはがねに等倍で通る。 しかし[[ハガネール>イワーク/ハガネール]]や[[ドリュウズ]]、[[アローラダグトリオ>ダグトリオ]]、[[ガラルマッギョ>マッギョ]]らじめん/はがね複合組には有効打がない。 ・[[バッフロン]] 2倍弱点でも等倍「アフロブレイク」と同じダメージ量で、『すてみ』で強化される点や反動ダメージが1/4で済む点も同じ。 しかし、[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]耐性持ちかつでんき弱点のポケモンやでんき4倍のポケモンに対しては有効である。 [[ギャラドス]]・[[エアームド]]・[[ブルンゲル]]・[[テッカグヤ]]はいずれも耐久型として優秀なため、それらに強く出られるのは大きい。 またノーマル技とでんき技の組み合わせは単タイプに限れば全18タイプに等倍で通る組み合わせでもある。 これらの点から同じノーマルタイプの[[ラッタ]](原種)や[[メブキジカ]]、[[トリミアン]]等が使うことも。 ・[[ザシアン]] 攻撃種族値&bold(){170}に加えて特性『ふとうのけん』で攻撃が1段階上昇しているため、タイプ不一致にもかかわらず&s(){大半の電気ポケモンより}火力が高い。 一致技を両方半減してくる[[ドヒドイデ]]や[[ホウオウ]]等に対するメタとして採用される。 恐らく対戦環境で最も活躍した「ワイルドボルト」使いだろう。%%ただしフルアタ型ではない場合技スペの都合切られることも結構ある。%% *■[[Pokemon GO]]でのワイルドボルト ---- まさかの&bold(){電気スペシャル技最強}の座に君臨している。 小回りがきく2ゲージ技であるうえに威力も90と申し分ない。発生・発動時間はいずれも短めという、欠点らしい欠点がない優秀な性能である。 他の電気スペシャル技は「かみなり」「10まんボルト」「でんじほう」などがあるが、前者二つには火力効率で圧勝しており、電磁砲にはわずかに火力効率で劣るものの、あちらは1ゲージ技なうえに発生・発動時間が劣悪なので使い勝手に大きな差がある。 現在の電気タイプのポケモンはワイルドボルトを覚えるかどうかで評価が決まると言っても過言ではない。 ただし、トレーナーバトルでは仕様が異なる。 そちらでは威力100と更に強化されており、ゲージ量も若干減少しているが、 その代わりに反動の再現でか&bold(){自身の防御ががくっと下がってしまう}デメリットがある。 これは2020年4月に行われたバランス調整によるものであり、 それまでは上記(現在で言うジム&レイドバトル用)と共通の性能だった。 シールドで防がれてしまうと防御ダウンのみを受ける形になってしまうが、 相手の視点になって考えてみれば、そのまま受けるには痛く、防げば防御ダウンを与えられるため、 &bold(){シールドを消費させやすくなった}ということでもある。 これを覚えられるポケモンというだけでも高いプレッシャーを与えられるだろう。 ただし防御ダウン効果はやはり無視しがたいデメリットであるため、 選択肢を増やすために2つ目のスペシャルアタックを解放しておくとなおよい。 追記・修正は反動に耐えながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 覚える技故に特殊のほうが火力が出てしまうあたりが物理電気の問題やな 専用技はボルテッカー、らいげき、クロスサンダー、びりびりちくちくと割とあるんだが -- 名無しさん (2018-03-24 12:33:10) - 他の反動技と違って技マシン化してる=タイプ問わず習得者が多い、ということなので恐らく今後も強化されることはない -- 名無しさん (2018-03-24 13:28:48) - なんでこの建主は不遇なやつを率先して立てていくんだ? -- 名無しさん (2018-03-24 15:02:32) - ↑人にもよるだろうけど、優秀な技のほうが語ることって少なくない?かつては不遇だったとかならともかく -- 名無しさん (2018-03-24 15:19:01) - かえんほうしゃとかだと記事にするネタも少ないだろうしな -- 名無しさん (2018-03-24 18:27:14) - やるとするなら「三色○○」とかかね?三色ビーム・三色パンチ・三色牙 -- 名無しさん (2018-03-24 18:49:24) - ボルテッカーを威力125~130に強化して、 -- 名無しさん (2018-03-24 20:16:33) - ↑(途中送信申し訳ない)この技をフレドラや捨て身と同じ120にして威力90命中100で反動無しの汎用安定物理技を設ければよいと思う。らいげきの下位互換で「でんげき」とか。 -- 名無しさん (2018-03-24 20:20:07) - 突進より命中が高い地味にオンリーな性能。逆に考えるんだ、この性能だから技マシン化できたのだと… -- 名無しさん (2018-03-24 20:22:02) - ピカチュウというタブーがもたらした悲しい技 他のダメージ反動わざの威力は3桁あるもの多いのに… -- 名無しさん (2018-03-24 20:59:59) - 10万Vと比べると悲しくなってくる せめて麻痺の追加効果くらいあっても罰は当たらんだろうに -- 名無しさん (2018-03-24 21:12:11) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2018-03-25 02:05:22) - 反動が、反動さえなければまだね -- 名無しさん (2018-03-25 22:27:10) - ある程度以上の威力の物理技は何かしらデメリットがないといけないきまりでもあるのだろうか…ただでさえ対戦だと威嚇やゴツメだって影響するのに -- 名無しさん (2018-03-26 08:42:13) - 決まりというかシングルだけじゃなくダブルもあるし、腹太鼓だの正義袋叩きだのいばキー自己暗示だのリカバリー手段が豊富で、特殊以上の爆発力があるからな。安易にデメリットなしは与えられないよ -- 名無しさん (2018-03-26 15:54:43) - ↑上の人が言うように物理対策も多いけど、同様に物理サポートの手段もまた豊富にあるからね -- 名無しさん (2018-03-26 16:25:04) - スカイアッパーとかブレイズキックの電気版の方がまだ使いやすかったかな? -- 名無しさん (2018-03-26 17:11:12) - 本編では不遇だけど、GOだと2ゲージ技・高威力・速い発動と3拍子揃った優良技なんだよね -- 名無しさん (2018-05-20 21:12:55) - エレキブルのメジャー型よりはカプ・コケコのマイナー型の方が対戦で遭遇する機会は多いのではないだろうか -- 名無しさん (2018-05-24 23:54:27) - ↑これが言いたかったんだが -- 名無しさん (2018-05-25 00:50:38) - ↑臆病カミツルギはまだしも地震バシャは普通に警戒するだろ。1割を甘く見すぎだしマイナーポケモンに肩入れしすぎなきらいがある -- 名無しさん (2018-05-25 10:00:30) - エレキブル達が活躍するにはワイルドボルトの強化よりも、むしろメガシンカによる優秀な種族値や特性が必要な気がしないでもない -- 名無しさん (2018-05-26 17:01:39) - 違反コメとそれに触るコメント削除 -- 名無しさん (2018-05-26 20:39:11) - びりびりちくちくが電気汎用技としてだいたいの電気ポケモンに配られたらどっちが使われるだろう? -- 名無しさん (2018-09-21 13:53:56) - ↑反動ない上に三割怯みまであるびりびりちくちく一択だろ。対面性能に雲泥の差がある -- 名無しさん (2019-07-02 10:27:26) - 剣盾の物理電気アタッカーワイルドボルト採用0説。みんな見事にワイルドボルト以外の選択肢あるんだな -- 名無しさん (2020-03-11 11:54:10) - 特性捨て身の物理電気が出たら生かせるかもしれない -- 名無しさん (2022-07-30 15:17:23) - Goじゃあまりにも優秀過ぎて原作じゃまず使わんだろ!ってポケモンまでこの技をドカドカ使ってくる…ボルテッカーやクロスサンダーが来るまで電気最強技の座は揺るがなそうだ -- 名無しさん (2022-07-30 15:43:54) - タイプはワイルド……じゃなくて電気タイプ -- 名無しさん (2022-07-30 18:24:40) - 現状これを1番上手く使いこなせてるのってヒスイウインディなんじゃ…とか思ってしまったが流石に言い過ぎだろうか。 -- 名無しさん (2023-12-06 03:58:50) - SVで新たに登場した物理電気技のせいでますます立ち位置が揺らぎそうな予感が……… -- 名無しさん (2023-12-14 22:42:14) - ↑あっちはあっちで威力に対して守るや地面で無効化された時のデカい反動が重すぎるという…なんか一般電気物理技ってこんな難ありなのばかりじゃないか!? -- 名無しさん (2023-12-25 22:27:29) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/03/24 Sat 10:37:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ffcc00){でんきを まとって あいてに ぶつかって こうげきする。} &font(#ffcc00){じぶんも すこし ダメージを うける。} } &bold(){&font(#ffcc00){ワイルドボルト}}とは、[[ポケットモンスター]]シリーズに[[第五世代>世代(ポケモン)]]([[ブラック・ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]])から登場した技。 &bold(){目次} #contents *■データ ---- タイプ:[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]] 分類:物理 [[威力>威力(ポケモン)]]:90 命中:100 PP:15 接触判定:あり 範囲:単体 効果:反動ダメージ1/4 *■習得方法 ---- レベルアップで覚える[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]はでんきタイプのみ、かつ種族もかなり限られている。 しかしほとんどの作品では[[わざマシン93>わざマシン/ひでんマシン]]に収録されており、 当該の作品ではあまり覚えるのに手間はかからない。 剣盾では消費型のわざレコード86に変更されているが、 それでも電気ポケモンの[[マックスレイドバトル]]で勝利すれば割と簡単に手に入る部類。 ダイパリメイクではわざマシンに収録されずわざレコードもないので覚える手段が少ない。 *■概要 ---- 第四世代([[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]])からタイプ毎ではなく技別に部類・特殊が設定されるようになった。 しかし当時の汎用でんき技の最高打点は「かみなりパンチ」の威力75。 さらに四足歩行となるとさらに威力が下の「スパーク」や「かみなりのキバ」に頼らざるを得なかった。 そこでBWから新たな物理でんき技として登場したのがこの技である。 威力はそれまでの汎用電気最高打点を15も更新した90! ……なのだが、何と追加効果は無く反動で1/4ダメージが返ってくる。 つまりでんきタイプ版「とっしん」だが、あちらとは違いこちらは命中100。 その仕様上、『[[きあいのタスキ]]』との噛み合いは悪い。 基本性能はお世辞にも恵まれているとは言い難く、でんきタイプ自体が物理寄りの能力の持ち主が少ないため使い所を選ぶ。 しかし第四世代では深刻な一致火力の無さ故に「スパーク」に頼るか特殊型にするかしか無かった[[レントラー]]がようやく種族値通りの物理型として戦えるようになった。 また、''汎用習得のでんき物理技''と言う点は意外と大きく、それまでは「かみなりのキバ」に相性補完を任せるしかなかった[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]や、''そもそもでんき技すら無かった''[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]も大幅に強化された。 物理アタッカーに対して恩恵を与えたと言う点では、少なくとも画期的な技であると言えるだろう。 少なくとも不遇な技ではあるが、弱い技と言うわけではないのである。 第七世代では「[[エレキフィールド>○○フィールド(ポケモンのわざ)]]」を自動で張れる[[カプ・コケコ]]が登場した。 この[[特性>特性(ポケモン)]]が存在する以上、そうそう電気技に威力を求めるのは難しいだろう。 なお、当のカプ・コケコは活かせそうな能力をしているにもかかわらずあまり採用しない(10%程度)。 他の物理技が[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]]技や[[はがね>はがねタイプ(ポケモン)]]技ではやはり動かしづらいようだ。 「じゃれつく」がないのが悔やまれる。 ちなみに反動技なので特性『すてみ』で威力108となるが、タイプ一致でその恩恵を受けられるポケモンはいない。 不一致ならば下記のエンブオーやバッフロンがいるが。 [[Zワザ]]にした場合の威力は、他の威力90技と同じ175。 火力不足と反動ダメージを解消できるので使い勝手が大きく向上する。 [[ダイマックス]]状態で使用すると「ダイサンダー」に変化。威力が130に上昇し、反動ダメージが無くなる。 Zワザと違って最大3回まで連発できる上に使用後にエレキフィールドを展開するため、更なる火力上昇が見込める。 第九世代では新たな電気物理アタッカーとしてテツノカイナ、テツノイバラが登場。このうちテツノカイナは非常に高性能でシングル・ダブル問わず対戦でよく見かける「ワイルドボルト」使いである。 SVのDLC第2弾『藍の円盤』では新たなでんき物理技「サンダーダイブ」が追加された。でんきタイプ版「とびげり」といった性能であり、外したときや無効にされたときのリスクがあまりに大きいものの威力は大台の&bold(){100}に乗っており、&s(){元から不安定だった}「ワイルドボルト」の立場を脅かしている。 *■主な使い手 ---- メインウェポンとして採用するポケモンは僅かであり、[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]として用いられることが多い。 『すてみ』持ちのエンブオーとバッフロンをはじめ、本家電気ポケモン達よりも有効に活用しているものが多い。 ・[[レントラー]]/[[エレキブル]]/[[ゼブライカ]] タイプ一致でこの技を活用しているポケモン。 特に一番この技を活用しているのはエレキブル。 豊富な物理サブウェポンを最大限生かしやすくなるのも大きい。 レントラーは特に『こんじょう』型だと特殊技を採用する必要性がないため、必然的にこの技を採用する必要が出てくる。 ちなみに''専用技持ち以外で一番「ワイルドボルト」の火力が出るのはレントラー''である(一致補正以外を除いた場合)。 サブウェポンもエレキブル程ではないが比較的豊富。 ゼブライカが採用する事も少なくないが、特性が[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]無効+攻撃UPの『[[そうしょく>そうしょく(ポケモン)]]』とでんき無効+特攻UPの『ひらいしん』故になかなか技構成に悩まされる。 さらにコイツの場合はまず使いやすいサブウェポンが不足としているという問題もある。 とは言えレートでの3匹の採用率はかなり低い。 ([[USM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]シーズン9における採用率はエレキブル:260位・レントラー:262位・ゼブライカ:386位) 「ワイルドボルト」が対戦でマイナーなのは性能の低さのみならず、この技を主力とするポケモンの不甲斐なさにも大きな原因があるのかもしれない。 タイプ一致では[[アローラゴローニャ>ゴローニャ]]もこの技を覚えることができるが、アローラゴローニャの場合は特性「[[がんじょう>がんじょう(ポケモン)]]」と相性が悪く、隠れ特性「エレキスキン」でより高威力のでんき技が使えるためまず採用されない。 &s(){よりにもよって「いしあたま」消えてるし} ・[[バチンウニ]] なぜか第8世代では覚えなかったが、第9世代で新規習得。 しかし、その使い方は火力用のメインウェポンではなく&bold(){ダメージを稼ぐついでの迅速な退場手段}としての採用。低種族値だが特性でエレキフィールドを発動するので火力そのものは高め。 第9世代では「じばく」を覚えなくなってしまったがための代替であり、「おきみやげ」とは選択。 ・[[テツノカイナ]] 驚異の攻撃種族値140を誇るでんきタイプの[[パラドックスポケモン]]。 上述のエレキブルを凌駕する攻撃範囲と耐久を持つ上に、非常に高いHPとタイプ一致の「ドレインパンチ」で反動ダメージを抑えられる独特の強みもある。 ただし無反動かつドレパンと共にパンチグローブによる強化を受けられる「かみなりパンチ」、ハイリスクハイリターンな「サンダーダイブ」も覚えるため技採用で悩みやすい。 ・[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]/[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]] [[みずタイプ>みずタイプ(ポケモン)]]のほか、[[メガリザードン>リザードン]]Y等[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]/ひこう[[複合>複合タイプ(ポケモン)]]対策として使える。 どちらもほのお単の中ではサブウェポンに恵まれており、攻撃範囲が広い部類に入る。 ・ヒスイウインディ 『アルセウス』で遂に登場した&bold(){「いしあたま」と両立できるポケモン}。 ほのお・いわ技との相性補完も良いため、自然と採用しやすい。 ・[[エンブオー]] 「もろはのずつき」「ふいうち」等と共に[[バシャーモ]]や[[ゴウカザル]]との差別化要素となる。 弱点であるみずやひこうの対策となるため相性補完として優秀。 [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]『すてみ』により「フレアドライブ」や「もろはのずつき」と共に強化もできる。 鈍足並耐久な種族値に加えて反動技が揃うので消耗がかなり激しいのが悩みか。 ・[[ギギギアル]] 片手の指で数えるほどしかないギギギアルのサブウェポンの中で最もまともな性能。 はがねを半減するみずに有効で、同じく半減するほのおやはがねに等倍で通る。 しかし[[ハガネール>イワーク/ハガネール]]や[[ドリュウズ]]、[[アローラダグトリオ>ダグトリオ]]、[[ガラルマッギョ>マッギョ]]らじめん/はがね複合組には有効打がない。 ・[[バッフロン]] 2倍弱点でも等倍「アフロブレイク」と同じダメージ量で、『すてみ』で強化される点や反動ダメージが1/4で済む点も同じ。 しかし、[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]耐性持ちかつでんき弱点のポケモンやでんき4倍のポケモンに対しては有効である。 [[ギャラドス]]・[[エアームド]]・[[ブルンゲル]]・[[テッカグヤ]]はいずれも耐久型として優秀なため、それらに強く出られるのは大きい。 またノーマル技とでんき技の組み合わせは単タイプに限れば全18タイプに等倍で通る組み合わせでもある。 これらの点から同じノーマルタイプの[[ラッタ]](原種)や[[メブキジカ]]、[[トリミアン]]等が使うことも。 ・[[ザシアン]] 攻撃種族値&bold(){170}に加えて特性『ふとうのけん』で攻撃が1段階上昇しているため、タイプ不一致にもかかわらず&s(){大半の電気ポケモンより}火力が高い。 一致技を両方半減してくる[[ドヒドイデ]]や[[ホウオウ]]等に対するメタとして採用される。 恐らく対戦環境で最も活躍した「ワイルドボルト」使いだろう。%%ただしフルアタ型ではない場合技スペの都合切られることも結構ある。%% *■[[Pokemon GO]]でのワイルドボルト ---- まさかの&bold(){電気スペシャル技最強}の座に君臨している。 小回りがきく2ゲージ技であるうえに威力も90と申し分ない。発生・発動時間はいずれも短めという、欠点らしい欠点がない優秀な性能である。 他の電気スペシャル技は「かみなり」「10まんボルト」「でんじほう」などがあるが、前者二つには火力効率で圧勝しており、電磁砲にはわずかに火力効率で劣るものの、あちらは1ゲージ技なうえに発生・発動時間が劣悪なので使い勝手に大きな差がある。 現在の電気タイプのポケモンはワイルドボルトを覚えるかどうかで評価が決まると言っても過言ではない。 ただし、トレーナーバトルでは仕様が異なる。 それまでは上記(現在で言うジム&レイドバトル用)と共通の性能だったのだが、 これは2020年4月に行われたバランス調整によって性能が変化。 威力100と更に強化されて、ゲージ量も若干減少と攻撃面においては高い性能を誇る一方で、 その代わりに反動の再現で&bold(){自身の防御ががくっと下がってしまう}デメリットが付与された。 これによってトレーナーバトルにおいては「10まんボルト」が優先、 ジム&レイドバトルにおいてはこちらが優先、という形で差別化が図られる形になった。 トレーナーバトルでこちらを使うことを考える場合、 シールドで防がれてしまうと防御ダウンのみを受ける形になってしまうが、 相手の視点になって考えてみれば、そのまま受けるには痛く、防げば防御ダウンを与えられるため、 &bold(){シールドを消費させやすくなった}ということでもある。 これを覚えられるポケモンというだけでも高いプレッシャーを与えられるだろう。 ただし防御ダウン効果はやはり無視しがたいデメリットであるため、 選択肢を増やすために2つ目のスペシャルアタックを解放しておくとなおよい。 追記・修正は反動に耐えながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 覚える技故に特殊のほうが火力が出てしまうあたりが物理電気の問題やな 専用技はボルテッカー、らいげき、クロスサンダー、びりびりちくちくと割とあるんだが -- 名無しさん (2018-03-24 12:33:10) - 他の反動技と違って技マシン化してる=タイプ問わず習得者が多い、ということなので恐らく今後も強化されることはない -- 名無しさん (2018-03-24 13:28:48) - なんでこの建主は不遇なやつを率先して立てていくんだ? -- 名無しさん (2018-03-24 15:02:32) - ↑人にもよるだろうけど、優秀な技のほうが語ることって少なくない?かつては不遇だったとかならともかく -- 名無しさん (2018-03-24 15:19:01) - かえんほうしゃとかだと記事にするネタも少ないだろうしな -- 名無しさん (2018-03-24 18:27:14) - やるとするなら「三色○○」とかかね?三色ビーム・三色パンチ・三色牙 -- 名無しさん (2018-03-24 18:49:24) - ボルテッカーを威力125~130に強化して、 -- 名無しさん (2018-03-24 20:16:33) - ↑(途中送信申し訳ない)この技をフレドラや捨て身と同じ120にして威力90命中100で反動無しの汎用安定物理技を設ければよいと思う。らいげきの下位互換で「でんげき」とか。 -- 名無しさん (2018-03-24 20:20:07) - 突進より命中が高い地味にオンリーな性能。逆に考えるんだ、この性能だから技マシン化できたのだと… -- 名無しさん (2018-03-24 20:22:02) - ピカチュウというタブーがもたらした悲しい技 他のダメージ反動わざの威力は3桁あるもの多いのに… -- 名無しさん (2018-03-24 20:59:59) - 10万Vと比べると悲しくなってくる せめて麻痺の追加効果くらいあっても罰は当たらんだろうに -- 名無しさん (2018-03-24 21:12:11) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2018-03-25 02:05:22) - 反動が、反動さえなければまだね -- 名無しさん (2018-03-25 22:27:10) - ある程度以上の威力の物理技は何かしらデメリットがないといけないきまりでもあるのだろうか…ただでさえ対戦だと威嚇やゴツメだって影響するのに -- 名無しさん (2018-03-26 08:42:13) - 決まりというかシングルだけじゃなくダブルもあるし、腹太鼓だの正義袋叩きだのいばキー自己暗示だのリカバリー手段が豊富で、特殊以上の爆発力があるからな。安易にデメリットなしは与えられないよ -- 名無しさん (2018-03-26 15:54:43) - ↑上の人が言うように物理対策も多いけど、同様に物理サポートの手段もまた豊富にあるからね -- 名無しさん (2018-03-26 16:25:04) - スカイアッパーとかブレイズキックの電気版の方がまだ使いやすかったかな? -- 名無しさん (2018-03-26 17:11:12) - 本編では不遇だけど、GOだと2ゲージ技・高威力・速い発動と3拍子揃った優良技なんだよね -- 名無しさん (2018-05-20 21:12:55) - エレキブルのメジャー型よりはカプ・コケコのマイナー型の方が対戦で遭遇する機会は多いのではないだろうか -- 名無しさん (2018-05-24 23:54:27) - ↑これが言いたかったんだが -- 名無しさん (2018-05-25 00:50:38) - ↑臆病カミツルギはまだしも地震バシャは普通に警戒するだろ。1割を甘く見すぎだしマイナーポケモンに肩入れしすぎなきらいがある -- 名無しさん (2018-05-25 10:00:30) - エレキブル達が活躍するにはワイルドボルトの強化よりも、むしろメガシンカによる優秀な種族値や特性が必要な気がしないでもない -- 名無しさん (2018-05-26 17:01:39) - 違反コメとそれに触るコメント削除 -- 名無しさん (2018-05-26 20:39:11) - びりびりちくちくが電気汎用技としてだいたいの電気ポケモンに配られたらどっちが使われるだろう? -- 名無しさん (2018-09-21 13:53:56) - ↑反動ない上に三割怯みまであるびりびりちくちく一択だろ。対面性能に雲泥の差がある -- 名無しさん (2019-07-02 10:27:26) - 剣盾の物理電気アタッカーワイルドボルト採用0説。みんな見事にワイルドボルト以外の選択肢あるんだな -- 名無しさん (2020-03-11 11:54:10) - 特性捨て身の物理電気が出たら生かせるかもしれない -- 名無しさん (2022-07-30 15:17:23) - Goじゃあまりにも優秀過ぎて原作じゃまず使わんだろ!ってポケモンまでこの技をドカドカ使ってくる…ボルテッカーやクロスサンダーが来るまで電気最強技の座は揺るがなそうだ -- 名無しさん (2022-07-30 15:43:54) - タイプはワイルド……じゃなくて電気タイプ -- 名無しさん (2022-07-30 18:24:40) - 現状これを1番上手く使いこなせてるのってヒスイウインディなんじゃ…とか思ってしまったが流石に言い過ぎだろうか。 -- 名無しさん (2023-12-06 03:58:50) - SVで新たに登場した物理電気技のせいでますます立ち位置が揺らぎそうな予感が……… -- 名無しさん (2023-12-14 22:42:14) - ↑あっちはあっちで威力に対して守るや地面で無効化された時のデカい反動が重すぎるという…なんか一般電気物理技ってこんな難ありなのばかりじゃないか!? -- 名無しさん (2023-12-25 22:27:29) #comment #areaedit(end) }

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