三枚のおふだ まほろばの十二妖女

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&font(#6495ED){登録日}:2020/12/05 Sat 03:03:49 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(#F54738){白念よ。お帰り。} &color(#3B4EF0){・・・は、はい・・・ただいま・・・。} &color(#F54738){門限をきちんと守ったようだな。感心} &color(#F54738){だがまず弟子としてやるべきことがあるだろう。} &color(#3B4EF0){え・・・あ・・・申し訳ありません。夕飯の支度がまだ・・・} &color(#F54738){違う。そんな些事ではないわ。} &color(#3B4EF0){・・・・!} &color(#F54738){良いか。今後は忘れるなよ・・・} &color(#F54738){&bold(){ただいまの、ちゅ♪}}} 『三枚のおふだ』とはミンワ氏が作成した[[モンスター娘]]+[[おねショタ]]を主題にした同人ゲームである。 #contents() *<概要> 前作[[三枚のおふだ(無印)>三枚のおふだ(18禁ゲーム)]]の続編。 タイトル通り前作から倍以上に増えた合計12種類の妖魔が登場。 前作に引き続き涙あり笑いありの濃厚なシナリオと逆転要素皆無のおねショタで、前作を楽しめたユーザーならほぼ確実に楽しめること請け合い。 ゲームボリュームそのものが大きく膨れ上がったことで、流石に前作の衝撃価格100円は実現できなくなり、&bold(){&color(#F54738){500円}}にまで上昇している。 …明らかに本作のボリュームを考えたら500円どころではないのでコスパの良さは健在である。 *<前作からの変更点> 一方通行だった前作と違って拠点(白念の寝床)を中心に各エリアに自由に進行することができるようになった。 ファストトラベル地点も豊富なので移動に関して不便することは殆どない。 また各エリアごとにそこで起きたイベントをほぼすべて回想可能なので、見直したい会話やもう一度見たいイベントや敗北シーンを好きな時に見返すことができる。 戦闘が&bold(){『根競べ』}へと変更され、妖魔から物理的に逃げきることが目的ではなく、逃げることで誘惑に耐えてスタミナを削り、相手に負けを認めさせることで勝利となる。 平たく言えば全ての戦闘が前作のボス戦と似たような形式になった。 その代わり、前作におけるシンボルエンカウントの通常戦闘は廃止されており、敵シンボルに当たると意志力が削られて、0になると敗北シーンへ突入する。 また、話の進行と共に白念が成長し、探索や戦闘で使える特技が増えるので、それもうまく使っていきたい。 前作では負けたらその時点で妖魔の慰み者ENDだったが、本作では負けても拠点(ヤリ部屋)に戻されるだけで済む。シナリオ上、負けたら取り返しがつかないような状態で負けてしまうと夢落ちになる。 負けても進行状況はリセットされないため、一部のエリアでは一回で頑張って攻略するより、敗北上等で何度も負けながらギミックを解除して進むという体当たり戦法が要求されることもある。 また、前作は敗北したとき以外にHシーンはなかったが、本作はイベント上でHシーンも存在する他、一定条件を満たすと妖魔に夜這いされるようになった。 *<あらすじ> 晴れて長老マガツの元に妖術師として弟子入りした白念だったが、彼のことが可愛くて仕方ないマガツは彼を甘やかすばかり。 このままでは本当にお師匠様の情夫になってしまうと焦る彼の訴えを聞いて、マガツもようやく彼に本格的な修行を付ける。 しかし、修行の場でたまたま一人になってしまった彼の元に『三魔』と呼ばれる妖魔があらわれて… いくら長老のマガツに愛されてるとはいえ、山にとって新参の、ましてや人間の白念はまだまだ山の妖魔に受け入れられているとは言えなかったのだ。 一人前の妖術師を目指しながら、山に住む妖魔達に受け入れてもらうための白念の新たな戦い(逃亡)が始まる。 しかし山の妖魔達と関わって精を吸われるたびに、白念の身体は徐々に変化していって…? ●三魔 山の長老であるマガツと対立する&bold(){ツクモ・白羽・アズキ}の3人の妖魔。 ツクモはマガツに次ぐ地位を持つ副長老、白羽はマガツとも渡り合えるほどの強力な妖力の持ち主であり、マガツとて易々一喝できない相手。 マガツによって「一人の山の住民」として認められたはずの白念だったが、別勢力である彼女らには白念をどうしても認めたくない理由があり、そんな彼女らを納得させるのが本作の白念の目標である。 ●妖術師 『妖術』の使い手。マガツに弟子入りした白念の新たな目標。 作中で使われるのはもっぱら&bold(){妖魔による白念の誘惑}というどうにもスケールの小さな物が殆どであるが、妖術を極めた者は大火も大波のような天変地異を引き起こし、魂や精神といったスピリチュアルなものにまで干渉することが可能となる。 ただし「妖術の本質は相手の心を惑わし、思うままに変えること」であり、人間ととまぐわうためにあの手この手で誘惑、というのは妖術の正しい在り方らしい。 マガツ曰く「相手の心を惑わすのが本質である妖術において、自分を含めこんなにも妖魔の心を惑わせる白念には立派な才能がある」とのことだが、当の白念は本当に人間である自分に妖術が使えるようになるのが少し疑問視している。 *登場キャラクター **<前作から引き続き登場するキャラクター> ■&bold(){白念} 主人公。一人前の妖術師を目指す若き少年。 マガツに弟子入りして1か月間、一応妖術師としての修業をしていたが、師匠がスケベなせいでそれ以上に夜の修業の方に熱心になってしまっていたむっつりスケベな弟子。 本編冒頭でようやく本格的な修行が始まると思った矢先に、三魔の一人であるアズキに敗北。 前作の冒険で四人の妖魔を契りを結んだが、まだまだ山の中では新参もいい所だという事実を痛感し、マガツの元を離れて、三魔達に自分を認めさせるための冒険に出かける。 前作では負けたらそのまま妖魔の肉バイブにされてめでたしめでたしENDになってしまっていたが、本作ではマガツの後ろ盾((冒頭でも副長老のツクモがアズキに対し「彼を壊したらマガツに殺されるよ」語るシーンがある))のお陰か、妖魔に敗北しても拠点に戻されるだけで済む。 その結果、本作では&bold(){妖魔に犯される度に精を吸いつくされ、よれよれになって拠点に戻される、を何度も何度も繰り返す}羨ましくも可哀そうな主人公に。 前作から本作の冒頭までのおよそ1か月間&bold(){ほぼ毎日のようにマガツとまぐわっており}、おかげで童貞だった前作と違いちんぽが強くなった…&bold(){などということは全然なく}、相変わらず挿入まで持っていかれると確実に負けるクソザコちんぽである。 むしろマガツとのまぐわいのせいで、&bold(){甘やかされるような優しい腰使いをされると途端に身体が勝手に相手に甘えだしてしまう}という弱点を背負ってしまい、敗北シーンではそこを利用され逆NTRまがいなプレイを強いられることがある。 というわけで性技量で妖魔に勝つことは絶対不可能。気力と意志力を十分に持って妖魔から逃げ切ろう。 ■&bold(){マガツ} 晴れて白念を弟子にすることに成功した妖術師のお師匠様。 まほろば山の妖魔をまとめる長老だが、実は彼女と相互不干渉の契りを結んだ別勢力『三魔』がいたことが判明する。 前作のラストから一か月間、&color(#F54738){鬼のように厳しい修行が始まる}と覚悟していた白念を&color(#3B4EF0){鬼のように甘やかしていた}。 白念が三魔に襲われた際には「奴らとの和解もさらに遠のいた」「どんな手を使ってでも二度とお前に手出しさせないようにしてやる」とかなり立腹していたが、彼女らに人間である自分を認めてもらいたい、という白念の意志を汲み、彼の旅立ちを認める。 白念の成長を願って彼と妖魔の対立には基本的に干渉しないが、白念とやまちちではどうしようもない事態が起きた際にはテレポート染みた妖術で駆け付けてくれる。 相変わらず白念が他の妖魔に抱かれることに抵抗感はなく、むしろ&bold(){「今後の参考にするからだれがどう良かったのか教えろ」}ろ聞いてくる始末。 本作で前作以上に幅広い妖魔と関係を持つことになり、それぞれの妖魔に相応に好意を抱くようになった白念だがそれでもなお「私にとって一番なのはお師匠様」と面と向かって言うほどに仲睦まじい。 そんな彼女だが、実は白念が&bold(){最も恐れている女性}であることが判明する。 ■&bold(){やまちち} 白念の従者の爆乳忍者忠犬蝙蝠妖魔。 マガツの命を受け白念の旅に同行することになった。 所謂共闘系ヒロインのポジションであり、前作の4妖魔の中でも最も出番が多い。 画面内には映らないが、実際には姿を隠しながら常に白念に付いてきており、呼び出すと得意の飛行能力で白念を拠点まで運んでくれる。 また、&color(#3B4EF0){妖魔に敗北して(そのまま逆レされて)その場から動けなくなった白念を拠点に回収するのも彼女の役割}なので、呼び出しの有無に限らず何度も白念を抱えながら拠点と各地を行き来することになる苦労人である。 一つ屋根の下で過ごしてきたマガツや花嫁である花狐に比べると、白念に対して一歩踏み出せない面もあったのだが、実際には白念からも相棒としてのみならず、大切な女性として想われている。 何かと美味しいポジションではあるが、マガツの命令で白念の成長を阻害するような手助けはできず、妖魔との対決に関しては基本的には白念だけで立ち向かうことになる。 そのせいで敗北した白念が妖魔に犯されている間も何もできず&bold(){「拙者の主殿が…」}と言いながら激しく自慰にふけっているらしい。不憫。 ■&bold(){花狐} 晴れて正式に白念の嫁になった妖狐。本作では白念に「嫁狐さん」と呼ばれている。 前作で白念に振られた直後はかなり落ち込んでヤケ酒を煽っていたことが明らかになったが、念願叶った本作では白念の新たな旅路を応援するいい嫁さんである。 「自分の嫁にすら勝てないようじゃ三魔には到底勝てない」と白念の根競べの練習台になってくれる。 チュートリアルのアズキを除くと本作で初めて根競べをする相手となる。 妖狐の中でも高い実力を持ち、前作ではその強さの通り妖狐ステージのボスとして白念の前に立ちふさがったが、あくまでも練習ということで根競べの相手としては弱め。 ■&bold(){友達のあかなめ} 晴れて白念の友達になったあかなめ。白念からは「いつものあかなめさん」と呼ばれている。 顔グラが若干他のあかなめと異なっており、にこやかな笑顔が愛らしい。 白念が三魔に挑むと聞いて「自分でも修行相手になれればいいかな~」と親切心から精神修行に付き合ってくれる。 本人はあっけらかんとしているが白念から&bold(){「この方は動きが予想できない…!」「相変わらず扇情的なお姿」「身動きするたびに水音が響いて目にも耳にも毒すぎる」}と滅茶苦茶警戒していた。 ちなみに根競べのことを知らないので白念とは相撲の勝負を取るつもりだったらしいのだが、負けるとそのまま欲情してやっぱり逆レイプされる。 挑発コマンドを使った時の&color(#F54738){「っ…がーん!そいつは誤解だよー!あたしはカタツムリじゃないよー!ナメクジなのー!そこんとこ頼むぜめーん!」}が妙に印象に残ると評判。 ■色狐 花狐の姉。一人の妖狐代表キャラ。通常の妖狐と顔グラが若干異なる。 &bold(){前作で猛威を振るった神出鬼没の色仕掛けは健在}で、要所要所で現れては白念を堕としていくツワモノなお姉様。 白念に対する誘惑は一切の容赦がないが、過去回想で人間の少女には優しく接しており、誰彼構わず、というわけではないようだ。 ■大明海 前作のラスボス。超A級バストを誇る腕利きの退魔師。 麓の村人に「妖魔退治を頼んだはいいが依頼料がかなり高かった」と愚痴られてはいたが、その分責任感は強いようで、前作で敗れた後もなお打倒まほろば山を諦めていない。 正面から挑んで痛い目にあわされた前作の反省からなのか、妖魔との戦闘を極力避ける形で山を乗っ取る計画を建てている。 各所に妖魔の出入りのみを封じる結界を張って行動をしているが、人間である白念ならそのまま通過できる。 **<まほろば山の十二妖女初登場のキャラクター> ■&bold(){ざしき} 人間と殆ど同じ姿をした妖魔で、モチーフは座敷童。 白念と同年代の少女の見た目をしており、年齢自体も白念とそう変わりないというかなり若い妖魔である。 髪型こそ一般的な座敷童でイメージするおかっぱヘアーだが、妖魔の例にもれず高露出。おかっぱと独特の衣装のせいでちょっとエジプトチック。 妖魔として特別な技能は持たないが、巧みな踊りで人を誘惑する。 日本屈指の妖魔色町があるまほろば山で、一流妖魔として売れっ子になって故郷に錦を飾ることを夢見ているが、まほろば山に来てから日が浅く、白念と初めて出会った頃はまだまだ下積みの段階。 当初は毎晩開かれる妖狐の宴会の賑やかし程度の仕事しかできず、何かと有名な白念を堕として知名度を上げようと根競べを挑んでくる。 一度白念に敗れて以降は本業に専念するも、彼の冒険の裏で実力と実績をメキメキと付け、再会時には夢を叶えまほろば山の色町随一の人気踊り子となる。 夢を敵えた彼女だったが白念のことは「私の永遠の好敵手」と強く意識するようになっており、二度目の根競べの後も「私以外の誰かに負けるのは許さない」と高く評価している。 『コドクの妖己』の頃には白念とは良き友人関係を築けている様子。 ■&bold(){コダマ} 花の妖魔。 よくある「体が植物で構成されている人間」タイプのモン娘ではなく、人間の形をかたどった植物のような姿をしている。 パッと見では緑肌の美女のように見えるものの、よく見ると二本の茎が腕を成し、頭と下半身はそれぞれ二輪の花弁をから形成され、足のように見える部分は蕾…と、&color(#60EE3C){一つの独立した植物}だということがわかる秀逸なデザインである。 植物として根を張り巡らせている都合上、その場から簡単に動けず((移動が必要な場合妖狐たちに運んでもらうが、自力で移動しようとするとその場から退くだけでも2、3日かかるらしい))、自分から動いて獲物に性的に襲い掛かることはできないが その花弁から振りまく花粉には強力な催淫効果があり、吸い込んだ者は吸い寄せられるようにコダマに近づいて自分から性的に餌食になってしまう。 妖狐ほどではないが、かなり生息数が多い。 ■■&bold(){姫コダマ} コダマの中でも特に高い力を持つ種族としての代表キャラ。 コダマ達曰く&color(#60EE3C){「花サーの姫」}。 当初は他のコダマ同様高飛車な態度を取っていたが、一度白念に負けると素直に認識を改めてくれる物わかりのいい妖魔。 彼女との根競べに勝つことで山の中では新参だった白念がコダマ達全体に認められるようになる(要するに搾精対象になった)。 立ち位置的には花狐や友達のあかなめのような種族を代表するネームドキャラなのだが、&bold(){その場から動けない}という特性が災いしたのか出番は少ない。 『コドクの妖己』では「なんだか扱いが悪い気がする」とボヤいていた。 ■&bold(){のぶすま} やまちちの妹。 漢字で書くと野衾で、モチーフとなった妖怪は蝙蝠が年を取るとのぶすまに、さらに成長するとやまちちになるらしい。 やまちちと同じく蝙蝠のような姿をしているが、姉と違って触手やヒルを持たず、翼の被膜を服のように体にまとっている(かなりピチピチ)。姉同様爆乳。 獲物を被膜の中に取り込んで交わったり、催眠術や淫視によって精神を操作する事も可能。 性格そのものは白念に惚れる前の人間に対して意地悪な態度をとっていたやまちちに近いものがあるが、愚直でまっすぐなやまちちと違い、計算高く狡猾。 根競べで勝利すると白念のことを認めてはくれるものの「エサ扱いはやめるけどますます堕としたくなった」と全くデレる様子がない。 ざしきとは仲が良く、新参の彼女の成功を願って応援している。 やまちちとの姉妹仲は良好で、白念を介した竿姉妹になることにも抵抗はないものの&color(#F54738){「身内がまぐわっている様を見るのは気まずい」}と意外と常識的で、彼女との根競べ前にやまちちは退散してしまう。姉妹丼3Pはあきらめよう。 ■&bold(){ツクモ} 三魔の一人。マガツに次ぐ副長老の地位を持つ女郎蜘蛛の妖魔。ボクっ娘でバイセクシャル。同じ三魔の一人であるアズキのことは幼い頃から面倒を見ていた。 上半身は人間の美少女だが、腹から下が蜘蛛のそれになっている。長い蜘蛛の脚のせいで威圧感があるが、人間部分は意外と小柄。 マガツとは親しい間柄だったが、かつての事件で人間に対する姿勢で仲違いしてしまい勢力を二分。 白念のことは「迎え入れるのに足りうる人間か」を試すために勝負を挑んでくるが、勝負関係なく夜這いしたりしてくるあたり半分くらいはスケベ目的。 妖力自体はかなり弱く、妖術もほとんど使えない((最弱の妖魔と言われるあかなめの一員である『ともだちのあかなめ』ですら前作のラストで回復の術を使用できた為、殆ど妖術が使えないとなると山の妖魔の中でもワーストレベルということになる))のだが、それを補うための卓越した「技術」を持つ。 自分の縄張りに巨大な研究施設を構えており、自慢のカラクリ妖魔『アシメ』を始めとした現代日本のずっと先を行く時代設定ガン無視レベルの高度な研究や発明による強直な力によって副長老の地位を得ている。 性技量に関して劣るというわけではなく、粘着質な糸を飛ばして身動きが取れなくなった獲物を性的に捕食する。 また、蜘蛛の下半身に備わっている女陰は強烈な搾精器官となっている。 副長老として出した試練を次々と潜り抜け、とうとう自分との根競べにも勝利した白念に対し「自分にも立場がある」と意地を張り、強制命令を出したアシメ軍団による集団逆レイプで強硬手段に出ようとするも、南研究所のアシメの説得により敗北を認める。 それをきっかけにマガツとも関係を修復し、以後は白念の心強い味方となる。 副長老ではあるが生活態度はだらしなく、身の回りの世話はほとんどアシメに任せ。 研究所にこもりきりなので、100年間山に住んでいながら友人と言える妖魔は片手で数えるほどいない。 かつては&bold(){色街で遊び倒していたが、ツケをため込んだ挙句妖魔関係のもつれを散々引き起こした}ため出禁になっている…と、残念エピソードには事欠かない。 その一方でマガツ同様人間に対してはフラットな視点を持つ妖魔であり、白念に対して語っていた「立場」というのは「副長老」という地位によるもの以上に、アズキに対する配慮の面が大きい。 アズキのことは白羽同様、娘のように可愛がっており、それ故に半ば騙すような真似をして育ててきたことに申し訳なさを感じている優しい女性である。 ■&bold(){アシメ} ツクモが作ったカラクリ妖魔。どう見ても昔話の世界観に出てこないであろう非常にメカニカルなデザインで、球体関節で巧みに動く。 ツクモの周りに無数に無数に作られている他、人間と同等に会話が可能な高度なAIが搭載されていて、遠隔で他の個体とも意識や情報を共有することが可能というぶっ飛んだスペックを持つ。 カラクリらしく無表情で淡々とした口調だが、性格は妖魔らしくかなりスケベであり、&bold(){淡々とした調子でぶっ飛んだ下ネタを次々と言い放つクーデレでも素直クールでもない何か。} 機械であることを活かしたえげつない腰使いで精を搾る。 主人であるツクモよりも前に白念に根競べを挑んでくるが、梅雨払いを申し出たとかではなく&bold(){単に監視していた白念に欲情したからである。} 試作段階ではもっと無垢な性格をしていたのだが、AI学習のために妖狐たちの元で少し過ごさせると、あっという間に影響を受けてしまい、ツクモが「これはこれでいいか」と放置した結果こんな性格になってしまったらしい。 ちなみに白念は彼女を見て劣情の前に「&bold(){かっこいい}」という感想を抱いており、金属的な重量感や起動音に言いようのない興奮を覚えてしまったとのこと。 あまりにも時代が早いロボット燃えである。 ■■&bold(){南研究所のアシメ} 大明海のせいで出入りができなくなった南研究所に取り残されていたアシメ。アシメの中でも初期に作られた個体で、ツクモも思い入れがあるようだ。 大明海に酷い目に遭わされたらしく、損傷は酷く、他のアシメとの同期・共有ができなくなっている。 ツクモの依頼で南研究所で何が起きたのかを調べるために、白念によって回収される手はずだったが、損傷が激しく身動きも取れない有様だったので、手っ取り早い方法として「自分の頭を破壊して中にある記憶盤を回収してほしい」と頼む。 アシメの特性上、身体はあくまでも人形のようなもので、破壊されても記憶や人格には何ら問題はないのだが「たとえ人形だとしてもこんなにかっこいいんだから壊したくありません。きっと博士も気合を入れて作ったのでしょう」と他の方法はないかと白念に聞かれたことで、修理を頼んだ。 パーツ自体は白念によって収集されたものの、完全に復帰するためには妖魔同様人間の精力が必要だったので、白念を押し倒しやっぱり逆レイプ。 その後、ツクモのいる研究所に戻るも、自分を「かっこいい」と言ってくれて修理までしてくれた白念の恩に報いるため、研究所の妖力回路を切断し、アシメたちの動きを封じる。 ■&bold(){白羽} 三魔の一人。マガツに比肩しうる圧倒的妖力を持つ強大な妖魔。アズキの母親として幼い頃から彼女を育てていた。 &bold(){本シリーズに登場する妖魔の中で最も人からかけ離れた容姿}をしており、全身のいたるところから黒い人間の腕が生え、巨大で太い蛇のような下半身を持ち、その蛇の上顎の部分から十字架に掛けられた豊満な美女の上半身がケンタウロスのように屹立していて、肩の後ろから生えた腕が常にその両目を隠している…というなんとも形容し難く、禍々しくも神々しい秀逸なデザイン。 人間に対して歪んだ愛情を注ぎ、甘い快楽で自身に依存させ、自分の視点からの一方的な救済をしようとする、見た目にそぐわぬヤバい精神性を持つ。 彼女に纏わるイベントは全体的にホラーチックである。 元々はかつてまほろば山に存在した村の土地神のような存在で、村の住民が崇めていた人々の信仰心から生まれた。強い力を持つのも土地と一体であるが故に山の妖力を多大に引き出しているからである。 強大な妖術を操る他、普段隠している彼女の眼を見ると、殆どの者は呼吸すら出来なくなるほどの呪縛を受けてしまう。 しかし、あくまでも人の心から生まれた偶像が具現化しただけの偽物の神に過ぎず、本当に人々を救う神性のようなものは持っていない。 その出自故に時代に合わせて人々の信仰の形が変わるとともに姿形も変化していき、ある時は山に潜む蛇神、ある時は豊穣の女神、ある時は天災の象徴、と転々と姿を変えていくうちに、今のような異形の妖魔となった。((作者のツイッターには『女神』の頃と思われる彼女のイラストが投稿されており、当時は穏やかな面持ちの赤髪の美女だったようだ)) しかし本編時点では彼女を崇拝していた村は流行り病に滅んでおり、人々の信仰心を存在意義とする彼女は精神的に不安定な状況にある。 現在はかつて村があった所に縄張りを敷き、かつての自身が崇拝されていた村を再現・拡張させた『夢の世界』を作り上げることで精神を落ち着かせている。 マガツに比肩しうる実力者ということもあり、本来ならば白念が太刀打ちできる存在ではなく、夢の世界にいる彼女に、彼女を崇める『上級信徒』として認めてもらう算段だったのだが、大明海の『呪いの矢』の策によって暴走。 あわや山中の妖魔を巻き込んだ大惨事になりかけた所、駆け付けたマガツとツクモによって取り押さえられる。 その後、マガツの術によって「心の世界」に乗り込んだ白念とやまちちの手によって呪いは取り除かれて暴走は停止。 呪いによってバラバラに分かれた魂もマガツの「魂を縫い合わせる術」という高度な技によって一つになり、平静を取り戻した。 その後、もう暴走することはないとまでは言えないものの、しばらくは安定が続いているようで『コドクの妖己』のミニシナリオでは他の妖魔達と共に忘年会の歌合戦を見学していた(あまりにも巨体なので客席を遮ってしまっていたが)。 ■■&bold(){白羽の理性} 白羽の心の世界にいる彼女の精神の一つ。彼女の良心に当たる存在。 やまちちに「良心を自称する割には口が悪い」と言われるほどの皮肉屋だが、時代と共に姿形を変えた複数の白羽の精神を繋ぎ止め、安定を保とうとしてきた苦労人。 白念とやまちちによって暴走する白羽の人格を鎮めてもらうことで再び白羽の体の主導権取り戻すが、人々を救えなかった過去や、今もなお暴走して仲間の妖魔を傷付けてしまう自分の存在を嫌悪しており、このまま呪いによって死ぬことを望む。 しかし呪いの矢の念と懸命に戦う白念とやまちちの姿に心を動かされ、二人に自分の行く末を任せる。 無事白念たちが勝利したことでもう一度ちゃんと生きてみようと心を入れ替え、彼らに「自分では救えなかったあの子を救ってあげてください」と伝え、別れを告げる。 「心の世界」では彼女が幼いアズキに真っ当な愛情を注いで育てていた頃の記憶が残っており、本来の彼女の性格はこの「理性」の人格に近い優しい女性であったことが伺える。 ■■&bold(){呪いの矢の念} 白羽を蝕む呪いの矢の正体。大明海が白羽のことを研究し尽くして作り上げた。 矢じりに使われているのはかつて白羽を熱心に崇めていた女教徒の骨で、村を襲う流行り病を前に何もできなかった白羽を「村人を見殺しにしたニセモノ」と呪いながら死んでいった。 熱心な信仰心が転じて生じた怨みの程は凄まじく「白羽の理性」が呪いをどうにかしようと関与すればするほど白羽への恨みが強まり力を増すという悪循環に陥っていた。 人の弱さを知り尽くしており、出会った者が最も恐れる者へと姿を変える。 白念の目の前に現れたのは師匠のマガツの姿であり「妖術師になる夢なんて忘れて互いに溺れ合おう」「きっとお師匠様にとってお前は都合のいい情夫に過ぎないんだ」と揺さぶりをかけてくる。 ■&bold(){アズキ} 三魔の一人。まほろば山に住まう魔人の異名を持つ。 褐色肌で割れた腹筋が美しい筋肉質な身体をしており、白念好みの爆乳。額から一本角が生えており、左足が義足になっている。 妖力そのものはさほどではないが、ツクモ特製の妖力の弾を撃てる魔銃を使用する強敵。 妖力の弾に殺傷能力はない(実弾を込めることも可能)が、強い催淫効果があり、何発か撃たれると淫気に魅了されて倒れてしまい、身動きが取れなくなった獲物を性的に捕食するのが趣味。 射撃の腕はすさまじく、&bold(){照準で捉えられるとその瞬間にヒットが確定する。} 妖魔を『人間の上位種』、人間のことを『妖魔の餌としてのみ存在価値がある下等生物』として徹底的に見下しており((この一見過激ともいえる思想自体は妖魔の中で珍しいものではなく、前作の白念に出会ったばかりの頃のやまちちも同じようなことを言っていた))、三魔の中でも最も人間に対する敵対心が強い。 その一方自分の縄張りでは大きな花壇を作って花を育てたりするなど女性らしい一面もある((よく見ると花壇の中にコダマが混ざっており、話しかけると一発で意志力を持っていかれるので注意が必要))。 『十二妖魔』における「根競べ」の最初の相手としてチュートリアル戦を担当するのだが、白念が&bold(){縛手の札を使おうとした瞬間におふだを銃で撃ち抜いて無効化する}という荒業を披露して&bold(){白念を強制敗北させる。} 以後、リベンジを誓って自分のことを認めさせたい白念と、意地でも人間を認めようとしない彼女の間でライバル関係になるが、他の妖魔と違って「根競べ」に応じず、一方的に遠距離から魔銃による催淫弾を使って攻撃してくるため、当時の白念には対抗手段がなかった。 そして彼女との決着を付けあぐねている間に見つけた、ツクモの研究所に保管されていた映像には、10年以上昔の三魔の意外な過去が保管されており… #region(十二妖女の根幹につきネタバレ注意) かつてまほろば山が滅多にない大雪に覆われた頃、山の中に一人の人間の少女が迷い込んだ。家族とはぐれてしまったという。 保護したマガツとツクモはこんな所まで幼い少女が入り込んできたことを不審に思うが「きっと寒さで食糧に困り、山の中に何か食べるものを探しに来たのだろう」と考え、干し肉などのお土産を持たせ、色狐を使って村まで送り返すことにした。 しかし、それから間もなくしてまた少女は山の中までやってきた。 だが彼女の足は酷い怪我を負っており、とてもこんな所まで来れるような状態ではなかった。彼女曰く「おじさんに足をやられて、ここにいろと言われた」とのこと。 彼女は食べ物を探しに来たのではなく、&bold(){口減らしによって山に捨てられてしまった}のだった。 こうまでされた以上、少女を村に戻すわけにはいかないが、少女と言えど人間。女性であっても素行の悪い妖魔に襲われて精を吸われてしまう可能性がある。 副長老であるツクモが預かろうとするが、マガツは「ツクモの縄張りは洞窟の奥地。人間の少女にとってつらい環境だろう」と否定。 代わりにマガツが預かろうとするが「妖魔の長老である彼女が人間の少女と共にいるなんて他の妖魔にどう思われるか」とこっちも否定。 そうこう話し合っていると、少女の怪我の手当てをしていた色狐が悲鳴を上げる。 そこに現れたのは白羽、そして人ならざる身のこなしで動き回っている先ほどの少女だった。 白羽は少女に自身の妖力の一端を注ぎ込み&bold(){「あなたはもう脆弱な人間ではなく、妖魔へと生まれ変わったのです」}と語ったのだった。 自分を含め、人間という存在に絶望しきっていた少女は歓喜するが、これはとんでもない事態だった。 いくら妖力を生まれが違う人間が妖魔に変化することなどありえない。ただでさえ幼いのに、心身ともに傷つき、自己判断もまともにできない少女を騙すような真似をしたことにマガツは納得できなかった。 だが「嘘でもいい。人間に対して絶望しているこの子がこの山で生きていけるなら、妖魔として育てればいいだけ」と語る白羽と、それを「今はそれ以外にやりようがない」と同意するツクモとで意見が決裂。 妖魔として生きることになった少女を刺激しないよう、マガツは二度と二人の縄張りに近寄らない約束を結ぶ。 そして白羽は少女に新たに妖魔としての名前を付けたのだった。既に妖魔へと変化しつつあるその体の、その赤い肌からとって&color(#F54738){アズキ}と。 つまりアズキは人間だったのである。 実際の所、アズキも本当は自分が人間のままだということは内心気付いており、過度に人間を見下すことで「自分は妖魔なんだ」と言い聞かせているのであった。 そのため人間でありながらこの山に住むことを許された白念には強い対抗意識を抱いていた。 「自分は妖魔」という嘘でごまかしながら白羽とツクモに育てられた自分と違い、&bold(){白念は次々と人間として正面から山の妖魔に向き合う}ことで認められ、そしてついには自分が母と慕う白羽をも救い、この山に住む自分以外のほぼすべての妖魔に認められることとなった。 そんな彼の姿は、周りはおろか自分にも人間だと嘘をつき続けているアズキにはあまりにもまばゆい存在であった。 その一方で、ツクモや白羽にも認められたことで「山の妖魔の皆に認められる」という目的を果たし、もう無視しても問題のないはずの自分に対しても真っすぐに向かってくれる白念に対してどこか憎めない想いも抱くようになる。 ちなみに人間のお相手ということなので白念とまぐわっていると&bold(){妊娠}する可能性があるらしいのだが、彼女の縄張りステージはまず一発クリアは無理な初見殺し要素てんこ盛りであり、&bold(){何度も負けまくって}進行ギミックを解除しながら進行ルートを掴むしかないため、恐らく作中でもトップクラスに敗北回数が多くなる相手となる。 そのせいで&bold(){何度も何度も彼女のねぐらに身動きが取れないまま担ぎ込まれて一晩中犯される}、を繰り返すことになるのだが、事実を知った後だと色々と気になる所である。 #endregion 最終的に、散魂の術を身に着けた白念との壮絶な狙撃戦を繰り広げ「悔いのない戦い」の末に負けを認め、しばらくの間姿をくらますが… ■&bold(){巨大明海} 本作のラスボス。自称「超越法師」。 白羽の呪い騒動の後、マガツにコテンパンにされた後に色狐に身ぐるみはがされて牢屋にぶち込まれていた大明海だったが、奇跡的な偶然の重なりによって脱出することに成功。 そして白念と三魔の和解によって山の皆が浮かれている間に、白羽の研究によって作り上げた山の霊力を吸い上げる方陣を密かに完成させ、山の霊力を独占して大きくパワーアップした姿である。 &bold(){日頃のちんちくりんな少女から打って変わって、白念好みの高身長な巨乳女性へと様変わり。} 大きく増した霊力を駆使して、マガツを含む山の有力な妖魔達を巨大な対妖魔結界に封じ込めることで邪魔者を排除。そのまままほろば山の霊力を吸収することで、山に住む妖魔達をかつてない危機に陥れる。 …正確に言うと方陣から彼女を引きはがそうとした白念の&color(#F54738){色仕掛け}or挑発に乗っかって彼を犯すために変身した形態。 パワーアップした強力な法術を駆使して天変地異を引き起こし、あの手この手で白念を追いかけまわすが、その最中に対妖魔結界を気にせずに動ける存在であるアズキによって方陣を破壊され、元の姿に戻ってしまう。 ブーストされた霊力が失われたことで結界も消滅し、完全に勝機を逸してしまうも&bold(){「人間諦めが悪くてナンボよ!」}と啖呵を切って最後の足掻きを見せる。 最終的に白念とアズキのコンビと死闘の末に敗北し、再び捕らわれの身になる。 &color(#F54738){「術比べか。次は儂の出番だな大明海。」} &color(#3B4EF0){「・・・・・・ひっ・・・!嫌じゃ~~~~~~これからってところなのによ!!こんなあっけない終わり方があってたまるか!」} &color(#F54738){「・・・十分すぎるほど暴れたろ。呪いがいいか?燃えたいか?溺れたいか?どんな術で果てたいか・・・ご要望はあるかのぅ。」} &color(#3B4EF0){「い・・・いっ・・・!言わなきゃダメなのか・・・!?」} &color(#F54738){「・・・・。」} &color(#3B4EF0){「じゃ、じゃーアレがいい・・・!感度が千倍になる術で死にたいッ!」} &color(#F54738){「・・・。」} &color(#3B4EF0){「しょ、触手に犯されて死ぬのもいい!俺様が大勝利に終わる追記・修正をする術もいい!あ・・・巨乳になりすぎて死ぬ術でも・・・」} &color(#F54738){「そんな術はない」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=? コメント欄){ #areaedit() - 白羽様のデザインはマジですごい。 -- 名無しさん (2020-12-07 08:52:38) - 本能白羽様の所で命乞いしながら必死に腰振ってる白念君が可愛過ぎた -- 名無しさん (2020-12-21 15:23:56) - 三枚のおふだ無印の記事と分けなくてもよくないか?これだとコドクも分けることになりそうだけど… -- 名無しさん (2021-09-25 20:12:04) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/12/05 Sat 03:03:49 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(#F54738){白念よ。お帰り。} &color(#3B4EF0){・・・は、はい・・・ただいま・・・。} &color(#F54738){門限をきちんと守ったようだな。感心} &color(#F54738){だがまず弟子としてやるべきことがあるだろう。} &color(#3B4EF0){え・・・あ・・・申し訳ありません。夕飯の支度がまだ・・・} &color(#F54738){違う。そんな些事ではないわ。} &color(#3B4EF0){・・・・!} &color(#F54738){良いか。今後は忘れるなよ・・・} &color(#F54738){&bold(){ただいまの、ちゅ♪}}} 『三枚のおふだ』とはミンワ氏が作成した[[モンスター娘]]+[[おねショタ]]を主題にした同人ゲームである。 #contents() *<概要> 前作[[三枚のおふだ(無印)>三枚のおふだ(18禁ゲーム)]]の続編。 タイトル通り前作から倍以上に増えた合計12種類の妖魔が登場。 前作に引き続き涙あり笑いありの濃厚なシナリオと逆転要素皆無のおねショタで、前作を楽しめたユーザーならほぼ確実に楽しめること請け合い。 ゲームボリュームそのものが大きく膨れ上がったことで、流石に前作の衝撃価格100円は実現できなくなり、&bold(){&color(#F54738){500円}}にまで上昇している。 …明らかに本作のボリュームを考えたら500円どころではないのでコスパの良さは健在である。 *<前作からの変更点> 一方通行だった前作と違って拠点(白念の寝床)を中心に各エリアに自由に進行することができるようになった。 ファストトラベル地点も豊富なので移動に関して不便することは殆どない。 また各エリアごとにそこで起きたイベントをほぼすべて回想可能なので、見直したい会話やもう一度見たいイベントや敗北シーンを好きな時に見返すことができる。 戦闘が&bold(){『根競べ』}へと変更され、妖魔から物理的に逃げきることが目的ではなく、逃げることで誘惑に耐えてスタミナを削り、相手に負けを認めさせることで勝利となる。 平たく言えば全ての戦闘が前作のボス戦と似たような形式になった。 その代わり、前作におけるシンボルエンカウントの通常戦闘は廃止されており、敵シンボルに当たると意志力が削られて、0になると敗北シーンへ突入する。 また、話の進行と共に白念が成長し、探索や戦闘で使える特技が増えるので、それもうまく使っていきたい。 前作では負けたらその時点で妖魔の慰み者ENDだったが、本作では負けても拠点(ヤリ部屋)に戻されるだけで済む。シナリオ上、負けたら取り返しがつかないような状態で負けてしまうと夢落ちになる。 負けても進行状況はリセットされないため、一部のエリアでは一回で頑張って攻略するより、敗北上等で何度も負けながらギミックを解除して進むという体当たり戦法が要求されることもある。 また、前作は敗北したとき以外にHシーンはなかったが、本作はイベント上でHシーンも存在する他、一定条件を満たすと妖魔に夜這いされるようになった。 *<あらすじ> 晴れて長老マガツの元に妖術師として弟子入りした白念だったが、彼のことが可愛くて仕方ないマガツは彼を甘やかすばかり。 このままでは本当にお師匠様の情夫になってしまうと焦る彼の訴えを聞いて、マガツもようやく彼に本格的な修行を付ける。 しかし、修行の場でたまたま一人になってしまった彼の元に『三魔』と呼ばれる妖魔があらわれて… いくら長老のマガツに愛されてるとはいえ、山にとって新参の、ましてや人間の白念はまだまだ山の妖魔に受け入れられているとは言えなかったのだ。 一人前の妖術師を目指しながら、山に住む妖魔達に受け入れてもらうための白念の新たな戦い(逃亡)が始まる。 しかし山の妖魔達と関わって精を吸われるたびに、白念の身体は徐々に変化していって…? ●三魔 山の長老であるマガツと対立する&bold(){ツクモ・白羽・アズキ}の3人の妖魔。 ツクモはマガツに次ぐ地位を持つ副長老、白羽はマガツとも渡り合えるほどの強力な妖力の持ち主であり、マガツとて易々一喝できない相手。 マガツによって「一人の山の住民」として認められたはずの白念だったが、別勢力である彼女らには白念をどうしても認めたくない理由があり、そんな彼女らを納得させるのが本作の白念の目標である。 ●妖術師 『妖術』の使い手。マガツに弟子入りした白念の新たな目標。 作中で使われるのはもっぱら&bold(){妖魔による白念の誘惑}というどうにもスケールの小さな物が殆どであるが、妖術を極めた者は大火も大波のような天変地異を引き起こし、魂や精神といったスピリチュアルなものにまで干渉することが可能となる。 ただし「妖術の本質は相手の心を惑わし、思うままに変えること」であり、人間ととまぐわうためにあの手この手で誘惑、というのは妖術の正しい在り方らしい。 マガツ曰く「相手の心を惑わすのが本質である妖術において、自分を含めこんなにも妖魔の心を惑わせる白念には立派な才能がある」とのことだが、当の白念は本当に人間である自分に妖術が使えるようになるのが少し疑問視している。 *登場キャラクター **<前作から引き続き登場するキャラクター> ■&bold(){白念} 主人公。一人前の妖術師を目指す若き少年。 マガツに弟子入りして1か月間、一応妖術師としての修業をしていたが、師匠がスケベなせいでそれ以上に夜の修業の方に熱心になってしまっていたむっつりスケベな弟子。 本編冒頭でようやく本格的な修行が始まると思った矢先に、三魔の一人であるアズキに敗北。 前作の冒険で四人の妖魔を契りを結んだが、まだまだ山の中では新参もいい所だという事実を痛感し、マガツの元を離れて、三魔達に自分を認めさせるための冒険に出かける。 前作では負けたらそのまま妖魔の肉バイブにされてめでたしめでたしENDになってしまっていたが、本作ではマガツの後ろ盾((冒頭でも副長老のツクモがアズキに対し「彼を壊したらマガツに殺されるよ」語るシーンがある))のお陰か、妖魔に敗北しても拠点に戻されるだけで済む。 その結果、本作では&bold(){妖魔に犯される度に精を吸いつくされ、よれよれになって拠点に戻される、を何度も何度も繰り返す}羨ましくも可哀そうな主人公に。 前作から本作の冒頭までのおよそ1か月間&bold(){ほぼ毎日のようにマガツとまぐわっており}、おかげで童貞だった前作と違いちんぽが強くなった…&bold(){などということは全然なく}、相変わらず挿入まで持っていかれると確実に負けるクソザコちんぽである。 むしろマガツとのまぐわいのせいで、&bold(){甘やかされるような優しい腰使いをされると途端に身体が勝手に相手に甘えだしてしまう}という弱点を背負ってしまい、敗北シーンではそこを利用され逆NTRまがいなプレイを強いられることがある。 というわけで性技量で妖魔に勝つことは絶対不可能。気力と意志力を十分に持って妖魔から逃げ切ろう。 ■&bold(){マガツ} 晴れて白念を弟子にすることに成功した妖術師のお師匠様。 まほろば山の妖魔をまとめる長老だが、実は彼女と相互不干渉の契りを結んだ別勢力『三魔』がいたことが判明する。 前作のラストから一か月間、&color(#F54738){鬼のように厳しい修行が始まる}と覚悟していた白念を&color(#3B4EF0){鬼のように甘やかしていた}。 白念が三魔に襲われた際には「奴らとの和解もさらに遠のいた」「どんな手を使ってでも二度とお前に手出しさせないようにしてやる」とかなり立腹していたが、彼女らに人間である自分を認めてもらいたい、という白念の意志を汲み、彼の旅立ちを認める。 白念の成長を願って彼と妖魔の対立には基本的に干渉しないが、白念とやまちちではどうしようもない事態が起きた際にはテレポート染みた妖術で駆け付けてくれる。 相変わらず白念が他の妖魔に抱かれることに抵抗感はなく、むしろ&bold(){「今後の参考にするからだれがどう良かったのか教えろ」}ろ聞いてくる始末。 本作で前作以上に幅広い妖魔と関係を持つことになり、それぞれの妖魔に相応に好意を抱くようになった白念だがそれでもなお「私にとって一番なのはお師匠様」と面と向かって言うほどに仲睦まじい。 そんな彼女だが、実は白念が&bold(){最も恐れている女性}であることが判明する。 ■&bold(){やまちち} 白念の従者の爆乳忍者忠犬蝙蝠妖魔。 マガツの命を受け白念の旅に同行することになった。 所謂共闘系ヒロインのポジションであり、前作の4妖魔の中でも最も出番が多い。 画面内には映らないが、実際には姿を隠しながら常に白念に付いてきており、呼び出すと得意の飛行能力で白念を拠点まで運んでくれる。 また、&color(#3B4EF0){妖魔に敗北して(そのまま逆レされて)その場から動けなくなった白念を拠点に回収するのも彼女の役割}なので、呼び出しの有無に限らず何度も白念を抱えながら拠点と各地を行き来することになる苦労人である。 一つ屋根の下で過ごしてきたマガツや花嫁である花狐に比べると、白念に対して一歩踏み出せない面もあったのだが、実際には白念からも相棒としてのみならず、大切な女性として想われている。 何かと美味しいポジションではあるが、マガツの命令で白念の成長を阻害するような手助けはできず、妖魔との対決に関しては基本的には白念だけで立ち向かうことになる。 そのせいで敗北した白念が妖魔に犯されている間も何もできず&bold(){「拙者の主殿が…」}と言いながら激しく自慰にふけっているらしい。不憫。 ■&bold(){花狐} 晴れて正式に白念の嫁になった妖狐。本作では白念に「嫁狐さん」と呼ばれている。 前作で白念に振られた直後はかなり落ち込んでヤケ酒を煽っていたことが明らかになったが、念願叶った本作では白念の新たな旅路を応援するいい嫁さんである。 「自分の嫁にすら勝てないようじゃ三魔には到底勝てない」と白念の根競べの練習台になってくれる。 チュートリアルのアズキを除くと本作で初めて根競べをする相手となる。 妖狐の中でも高い実力を持ち、前作ではその強さの通り妖狐ステージのボスとして白念の前に立ちふさがったが、あくまでも練習ということで根競べの相手としては弱め。 ■&bold(){友達のあかなめ} 晴れて白念の友達になったあかなめ。白念からは「いつものあかなめさん」と呼ばれている。 顔グラが若干他のあかなめと異なっており、にこやかな笑顔が愛らしい。 白念が三魔に挑むと聞いて「自分でも修行相手になれればいいかな~」と親切心から精神修行に付き合ってくれる。 本人はあっけらかんとしているが白念から&bold(){「この方は動きが予想できない…!」「相変わらず扇情的なお姿」「身動きするたびに水音が響いて目にも耳にも毒すぎる」}と滅茶苦茶警戒していた。 ちなみに根競べのことを知らないので白念とは相撲の勝負を取るつもりだったらしいのだが、負けるとそのまま欲情してやっぱり逆レイプされる。 挑発コマンドを使った時の&color(#F54738){「っ…がーん!そいつは誤解だよー!あたしはカタツムリじゃないよー!ナメクジなのー!そこんとこ頼むぜめーん!」}が妙に印象に残ると評判。 ■色狐 花狐の姉。一人の妖狐代表キャラ。通常の妖狐と顔グラが若干異なる。 &bold(){前作で猛威を振るった神出鬼没の色仕掛けは健在}で、要所要所で現れては白念を堕としていくツワモノなお姉様。 白念に対する誘惑は一切の容赦がないが、過去回想で人間の少女には優しく接しており、誰彼構わず、というわけではないようだ。 ■大明海 前作のラスボス。超A級バストを誇る腕利きの退魔師。 麓の村人に「妖魔退治を頼んだはいいが依頼料がかなり高かった」と愚痴られてはいたが、その分責任感は強いようで、前作で敗れた後もなお打倒まほろば山を諦めていない。 正面から挑んで痛い目にあわされた前作の反省からなのか、妖魔との戦闘を極力避ける形で山を乗っ取る計画を建てている。 各所に妖魔の出入りのみを封じる結界を張って行動をしているが、人間である白念ならそのまま通過できる。 **<まほろば山の十二妖女初登場のキャラクター> ■&bold(){ざしき} 人間と殆ど同じ姿をした妖魔で、モチーフは座敷童。 白念と同年代の少女の見た目をしており、年齢自体も白念とそう変わりないというかなり若い妖魔である。 髪型こそ一般的な座敷童でイメージするおかっぱヘアーだが、妖魔の例にもれず高露出。おかっぱと独特の衣装のせいでちょっとエジプトチック。 妖魔として特別な技能は持たないが、巧みな踊りで人を誘惑する。 日本屈指の妖魔色町があるまほろば山で、一流妖魔として売れっ子になって故郷に錦を飾ることを夢見ているが、まほろば山に来てから日が浅く、白念と初めて出会った頃はまだまだ下積みの段階。 当初は毎晩開かれる妖狐の宴会の賑やかし程度の仕事しかできず、何かと有名な白念を堕として知名度を上げようと根競べを挑んでくる。 一度白念に敗れて以降は本業に専念するも、彼の冒険の裏で実力と実績をメキメキと付け、再会時には夢を叶えまほろば山の色町随一の人気踊り子となる。 夢を敵えた彼女だったが白念のことは「私の永遠の好敵手」と強く意識するようになっており、二度目の根競べの後も「私以外の誰かに負けるのは許さない」と高く評価している。 『コドクの妖己』の頃には白念とは良き友人関係を築けている様子。 ■&bold(){コダマ} 花の妖魔。 よくある「体が植物で構成されている人間」タイプのモン娘ではなく、人間の形をかたどった植物のような姿をしている。 パッと見では緑肌の美女のように見えるものの、よく見ると二本の茎が腕を成し、頭と下半身はそれぞれ二輪の花弁をから形成され、足のように見える部分は蕾…と、&color(#60EE3C){一つの独立した植物}だということがわかる秀逸なデザインである。 植物として根を張り巡らせている都合上、その場から簡単に動けず((移動が必要な場合妖狐たちに運んでもらうが、自力で移動しようとするとその場から退くだけでも2、3日かかるらしい))、自分から動いて獲物に性的に襲い掛かることはできないが その花弁から振りまく花粉には強力な催淫効果があり、吸い込んだ者は吸い寄せられるようにコダマに近づいて自分から性的に餌食になってしまう。 妖狐ほどではないが、かなり生息数が多い。 ■■&bold(){姫コダマ} コダマの中でも特に高い力を持つ種族としての代表キャラ。 コダマ達曰く&color(#60EE3C){「花サーの姫」}。 当初は他のコダマ同様高飛車な態度を取っていたが、一度白念に負けると素直に認識を改めてくれる物わかりのいい妖魔。 彼女との根競べに勝つことで山の中では新参だった白念がコダマ達全体に認められるようになる(要するに搾精対象になった)。 立ち位置的には花狐や友達のあかなめのような種族を代表するネームドキャラなのだが、&bold(){その場から動けない}という特性が災いしたのか出番は少ない。 『コドクの妖己』では「なんだか扱いが悪い気がする」とボヤいていた。 ■&bold(){のぶすま} やまちちの妹。 漢字で書くと野衾で、モチーフとなった妖怪は蝙蝠が年を取るとのぶすまに、さらに成長するとやまちちになるらしい。 やまちちと同じく蝙蝠のような姿をしているが、姉と違って触手やヒルを持たず、翼の被膜を服のように体にまとっている(かなりピチピチ)。姉同様爆乳。 獲物を被膜の中に取り込んで交わったり、催眠術や淫視によって精神を操作する事も可能。 性格そのものは白念に惚れる前の人間に対して意地悪な態度をとっていたやまちちに近いものがあるが、愚直でまっすぐなやまちちと違い、計算高く狡猾。 根競べで勝利すると白念のことを認めてはくれるものの「エサ扱いはやめるけどますます堕としたくなった」と全くデレる様子がない。 ざしきとは仲が良く、新参の彼女の成功を願って応援している。 やまちちとの姉妹仲は良好で、白念を介した竿姉妹になることにも抵抗はないものの&color(#F54738){「身内がまぐわっている様を見るのは気まずい」}と意外と常識的で、彼女との根競べ前にやまちちは退散してしまう。姉妹丼3Pはあきらめよう。 ■&bold(){ツクモ} 三魔の一人。マガツに次ぐ副長老の地位を持つ女郎蜘蛛の妖魔。ボクっ娘でバイセクシャル。同じ三魔の一人であるアズキのことは幼い頃から面倒を見ていた。 上半身は人間の美少女だが、腹から下が蜘蛛のそれになっている。長い蜘蛛の脚のせいで威圧感があるが、人間部分は意外と小柄。 マガツとは親しい間柄だったが、かつての事件で人間に対する姿勢で仲違いしてしまい勢力を二分。 白念のことは「迎え入れるのに足りうる人間か」を試すために勝負を挑んでくるが、勝負関係なく夜這いしたりしてくるあたり半分くらいはスケベ目的。 妖力自体はかなり弱く、妖術もほとんど使えない((最弱の妖魔と言われるあかなめの一員である『ともだちのあかなめ』ですら前作のラストで回復の術を使用できた為、殆ど妖術が使えないとなると山の妖魔の中でもワーストレベルということになる))のだが、それを補うための卓越した「技術」を持つ。 自分の縄張りに巨大な研究施設を構えており、自慢のカラクリ妖魔『アシメ』を始めとした現代日本のずっと先を行く時代設定ガン無視レベルの高度な研究や発明による強直な力によって副長老の地位を得ている。 性技量に関して劣るというわけではなく、粘着質な糸を飛ばして身動きが取れなくなった獲物を性的に捕食する。 また、蜘蛛の下半身に備わっている女陰は強烈な搾精器官となっている。 副長老として出した試練を次々と潜り抜け、とうとう自分との根競べにも勝利した白念に対し「自分にも立場がある」と意地を張り、強制命令を出したアシメ軍団による集団逆レイプで強硬手段に出ようとするも、南研究所のアシメの説得により敗北を認める。 それをきっかけにマガツとも関係を修復し、以後は白念の心強い味方となる。 副長老ではあるが生活態度はだらしなく、身の回りの世話はほとんどアシメに任せ。 研究所にこもりきりなので、100年間山に住んでいながら友人と言える妖魔は片手で数えるほどいない。 かつては&bold(){色街で遊び倒していたが、ツケをため込んだ挙句妖魔関係のもつれを散々引き起こした}ため出禁になっている…と、残念エピソードには事欠かない。 その一方でマガツ同様人間に対してはフラットな視点を持つ妖魔であり、白念に対して語っていた「立場」というのは「副長老」という地位によるもの以上に、アズキに対する配慮の面が大きい。 アズキのことは白羽同様、娘のように可愛がっており、それ故に半ば騙すような真似をして育ててきたことに申し訳なさを感じている優しい女性である。 ■&bold(){アシメ} ツクモが作ったカラクリ妖魔。どう見ても昔話の世界観に出てこないであろう非常にメカニカルなデザインで、球体関節で巧みに動く。 ツクモの周りに無数に無数に作られている他、人間と同等に会話が可能な高度なAIが搭載されていて、遠隔で他の個体とも意識や情報を共有することが可能というぶっ飛んだスペックを持つ。 カラクリらしく無表情で淡々とした口調だが、性格は妖魔らしくかなりスケベであり、&bold(){淡々とした調子でぶっ飛んだ下ネタを次々と言い放つクーデレでも素直クールでもない何か。} 機械であることを活かしたえげつない腰使いで精を搾る。 主人であるツクモよりも前に白念に根競べを挑んでくるが、梅雨払いを申し出たとかではなく&bold(){単に監視していた白念に欲情したからである。} 試作段階ではもっと無垢な性格をしていたのだが、AI学習のために妖狐たちの元で少し過ごさせると、あっという間に影響を受けてしまい、ツクモが「これはこれでいいか」と放置した結果こんな性格になってしまったらしい。 ちなみに白念は彼女を見て劣情の前に「&bold(){かっこいい}」という感想を抱いており、金属的な重量感や起動音に言いようのない興奮を覚えてしまったとのこと。 あまりにも時代が早いロボット燃えである。 ■■&bold(){南研究所のアシメ} 大明海のせいで出入りができなくなった南研究所に取り残されていたアシメ。アシメの中でも初期に作られた個体で、ツクモも思い入れがあるようだ。 大明海に酷い目に遭わされたらしく、損傷は酷く、他のアシメとの同期・共有ができなくなっている。 ツクモの依頼で南研究所で何が起きたのかを調べるために、白念によって回収される手はずだったが、損傷が激しく身動きも取れない有様だったので、手っ取り早い方法として「自分の頭を破壊して中にある記憶盤を回収してほしい」と頼む。 アシメの特性上、身体はあくまでも人形のようなもので、破壊されても記憶や人格には何ら問題はないのだが「たとえ人形だとしてもこんなにかっこいいんだから壊したくありません。きっと博士も気合を入れて作ったのでしょう」と他の方法はないかと白念に聞かれたことで、修理を頼んだ。 パーツ自体は白念によって収集されたものの、完全に復帰するためには妖魔同様人間の精力が必要だったので、白念を押し倒しやっぱり逆レイプ。 その後、ツクモのいる研究所に戻るも、自分を「かっこいい」と言ってくれて修理までしてくれた白念の恩に報いるため、研究所の妖力回路を切断し、アシメたちの動きを封じる。 ■&bold(){白羽} 三魔の一人。マガツに比肩しうる圧倒的妖力を持つ強大な妖魔。アズキの母親として幼い頃から彼女を育てていた。 &bold(){本シリーズに登場する妖魔の中で最も人からかけ離れた容姿}をしており、全身のいたるところから黒い人間の腕が生え、巨大で太い蛇のような下半身を持ち、その蛇の上顎の部分から十字架に掛けられた豊満な美女の上半身がケンタウロスのように屹立していて、肩の後ろから生えた腕が常にその両目を隠している…というなんとも形容し難く、禍々しくも神々しい秀逸なデザイン。 人間に対して歪んだ愛情を注ぎ、甘い快楽で自身に依存させ、自分の視点からの一方的な救済をしようとする、見た目にそぐわぬヤバい精神性を持つ。 彼女に纏わるイベントは全体的にホラーチックである。 元々はかつてまほろば山に存在した村の土地神のような存在で、村の住民が崇めていた人々の信仰心から生まれた。強い力を持つのも土地と一体であるが故に山の妖力を多大に引き出しているからである。 強大な妖術を操る他、普段隠している彼女の眼を見ると、殆どの者は呼吸すら出来なくなるほどの呪縛を受けてしまう。 しかし、あくまでも人の心から生まれた偶像が具現化しただけの偽物の神に過ぎず、本当に人々を救う神性のようなものは持っていない。 その出自故に時代に合わせて人々の信仰の形が変わるとともに姿形も変化していき、ある時は山に潜む蛇神、ある時は豊穣の女神、ある時は天災の象徴、と転々と姿を変えていくうちに、今のような異形の妖魔となった。((作者のツイッターには『女神』の頃と思われる彼女のイラストが投稿されており、当時は穏やかな面持ちの赤髪の美女だったようだ)) しかし本編時点では彼女を崇拝していた村は流行り病に滅んでおり、人々の信仰心を存在意義とする彼女は精神的に不安定な状況にある。 現在はかつて村があった所に縄張りを敷き、かつての自身が崇拝されていた村を再現・拡張させた『夢の世界』を作り上げることで精神を落ち着かせている。 マガツに比肩しうる実力者ということもあり、本来ならば白念が太刀打ちできる存在ではなく、夢の世界にいる彼女に、彼女を崇める『上級信徒』として認めてもらう算段だったのだが、大明海の『呪いの矢』の策によって暴走。 あわや山中の妖魔を巻き込んだ大惨事になりかけた所、駆け付けたマガツとツクモによって取り押さえられる。 その後、マガツの術によって「心の世界」に乗り込んだ白念とやまちちの手によって呪いは取り除かれて暴走は停止。 呪いによってバラバラに分かれた魂もマガツの「魂を縫い合わせる術」という高度な技によって一つになり、平静を取り戻した。 その後、もう暴走することはないとまでは言えないものの、しばらくは安定が続いているようで『コドクの妖己』のミニシナリオでは他の妖魔達と共に忘年会の歌合戦を見学していた(あまりにも巨体なので客席を遮ってしまっていたが)。 ■■&bold(){白羽の理性} 白羽の心の世界にいる彼女の精神の一つ。彼女の良心に当たる存在。 やまちちに「良心を自称する割には口が悪い」と言われるほどの皮肉屋だが、時代と共に姿形を変えた複数の白羽の精神を繋ぎ止め、安定を保とうとしてきた苦労人。 白念とやまちちによって暴走する白羽の人格を鎮めてもらうことで再び白羽の体の主導権取り戻すが、人々を救えなかった過去や、今もなお暴走して仲間の妖魔を傷付けてしまう自分の存在を嫌悪しており、このまま呪いによって死ぬことを望む。 しかし呪いの矢の念と懸命に戦う白念とやまちちの姿に心を動かされ、二人に自分の行く末を任せる。 無事白念たちが勝利したことでもう一度ちゃんと生きてみようと心を入れ替え、彼らに「自分では救えなかったあの子を救ってあげてください」と伝え、別れを告げる。 「心の世界」では彼女が幼いアズキに真っ当な愛情を注いで育てていた頃の記憶が残っており、本来の彼女の性格はこの「理性」の人格に近い優しい女性であったことがうかがえる。 ■■&bold(){呪いの矢の念} 白羽を蝕む呪いの矢の正体。大明海が白羽のことを研究し尽くして作り上げた。 矢じりに使われているのはかつて白羽を熱心に崇めていた女教徒の骨で、村を襲う流行り病を前に何もできなかった白羽を「村人を見殺しにしたニセモノ」と呪いながら死んでいった。 熱心な信仰心が転じて生じた怨みの程は凄まじく「白羽の理性」が呪いをどうにかしようと関与すればするほど白羽への恨みが強まり力を増すという悪循環に陥っていた。 人の弱さを知り尽くしており、出会った者が最も恐れる者へと姿を変える。 白念の目の前に現れたのは師匠のマガツの姿であり「妖術師になる夢なんて忘れて互いに溺れ合おう」「きっとお師匠様にとってお前は都合のいい情夫に過ぎないんだ」と揺さぶりをかけてくる。 ■&bold(){アズキ} 三魔の一人。まほろば山に住まう魔人の異名を持つ。 褐色肌で割れた腹筋が美しい筋肉質な身体をしており、白念好みの爆乳。額から一本角が生えており、左足が義足になっている。 妖力そのものはさほどではないが、ツクモ特製の妖力の弾を撃てる魔銃を使用する強敵。 妖力の弾に殺傷能力はない(実弾を込めることも可能)が、強い催淫効果があり、何発か撃たれると淫気に魅了されて倒れてしまい、身動きが取れなくなった獲物を性的に捕食するのが趣味。 射撃の腕はすさまじく、&bold(){照準で捉えられるとその瞬間にヒットが確定する。} 妖魔を『人間の上位種』、人間のことを『妖魔の餌としてのみ存在価値がある下等生物』として徹底的に見下しており((この一見過激ともいえる思想自体は妖魔の中で珍しいものではなく、前作の白念に出会ったばかりの頃のやまちちも同じようなことを言っていた))、三魔の中でも最も人間に対する敵対心が強い。 その一方自分の縄張りでは大きな花壇を作って花を育てたりするなど女性らしい一面もある((よく見ると花壇の中にコダマが混ざっており、話しかけると一発で意志力を持っていかれるので注意が必要))。 『十二妖魔』における「根競べ」の最初の相手としてチュートリアル戦を担当するのだが、白念が&bold(){縛手の札を使おうとした瞬間におふだを銃で撃ち抜いて無効化する}という荒業を披露して&bold(){白念を強制敗北させる。} 以後、リベンジを誓って自分のことを認めさせたい白念と、意地でも人間を認めようとしない彼女の間でライバル関係になるが、他の妖魔と違って「根競べ」に応じず、一方的に遠距離から魔銃による催淫弾を使って攻撃してくるため、当時の白念には対抗手段がなかった。 そして彼女との決着を付けあぐねている間に見つけた、ツクモの研究所に保管されていた映像には、10年以上昔の三魔の意外な過去が保管されており… #region(十二妖女の根幹につきネタバレ注意) かつてまほろば山が滅多にない大雪に覆われた頃、山の中に一人の人間の少女が迷い込んだ。家族とはぐれてしまったという。 保護したマガツとツクモはこんな所まで幼い少女が入り込んできたことを不審に思うが「きっと寒さで食糧に困り、山の中に何か食べるものを探しに来たのだろう」と考え、干し肉などのお土産を持たせ、色狐を使って村まで送り返すことにした。 しかし、それから間もなくしてまた少女は山の中までやってきた。 だが彼女の足は酷い怪我を負っており、とてもこんな所まで来れるような状態ではなかった。彼女曰く「おじさんに足をやられて、ここにいろと言われた」とのこと。 彼女は食べ物を探しに来たのではなく、&bold(){口減らしによって山に捨てられてしまった}のだった。 こうまでされた以上、少女を村に戻すわけにはいかないが、少女と言えど人間。女性であっても素行の悪い妖魔に襲われて精を吸われてしまう可能性がある。 副長老であるツクモが預かろうとするが、マガツは「ツクモの縄張りは洞窟の奥地。人間の少女にとってつらい環境だろう」と否定。 代わりにマガツが預かろうとするが「妖魔の長老である彼女が人間の少女と共にいるなんて他の妖魔にどう思われるか」とこっちも否定。 そうこう話し合っていると、少女の怪我の手当てをしていた色狐が悲鳴を上げる。 そこに現れたのは白羽、そして人ならざる身のこなしで動き回っている先ほどの少女だった。 白羽は少女に自身の妖力の一端を注ぎ込み&bold(){「あなたはもう脆弱な人間ではなく、妖魔へと生まれ変わったのです」}と語ったのだった。 自分を含め、人間という存在に絶望しきっていた少女は歓喜するが、これはとんでもない事態だった。 いくら妖力を生まれが違う人間が妖魔に変化することなどありえない。ただでさえ幼いのに、心身ともに傷つき、自己判断もまともにできない少女を騙すような真似をしたことにマガツは納得できなかった。 だが「嘘でもいい。人間に対して絶望しているこの子がこの山で生きていけるなら、妖魔として育てればいいだけ」と語る白羽と、それを「今はそれ以外にやりようがない」と同意するツクモとで意見が決裂。 妖魔として生きることになった少女を刺激しないよう、マガツは二度と二人の縄張りに近寄らない約束を結ぶ。 そして白羽は少女に新たに妖魔としての名前を付けたのだった。既に妖魔へと変化しつつあるその体の、その赤い肌からとって&color(#F54738){アズキ}と。 つまりアズキは人間だったのである。 実際の所、アズキも本当は自分が人間のままだということは内心気付いており、過度に人間を見下すことで「自分は妖魔なんだ」と言い聞かせているのであった。 そのため人間でありながらこの山に住むことを許された白念には強い対抗意識を抱いていた。 「自分は妖魔」という嘘でごまかしながら白羽とツクモに育てられた自分と違い、&bold(){白念は次々と人間として正面から山の妖魔に向き合う}ことで認められ、そしてついには自分が母と慕う白羽をも救い、この山に住む自分以外のほぼすべての妖魔に認められることとなった。 そんな彼の姿は、周りはおろか自分にも人間だと嘘をつき続けているアズキにはあまりにもまばゆい存在であった。 その一方で、ツクモや白羽にも認められたことで「山の妖魔の皆に認められる」という目的を果たし、もう無視しても問題のないはずの自分に対しても真っすぐに向かってくれる白念に対してどこか憎めない想いも抱くようになる。 ちなみに人間のお相手ということなので白念とまぐわっていると&bold(){妊娠}する可能性があるらしいのだが、彼女の縄張りステージはまず一発クリアは無理な初見殺し要素てんこ盛りであり、&bold(){何度も負けまくって}進行ギミックを解除しながら進行ルートを掴むしかないため、恐らく作中でもトップクラスに敗北回数が多くなる相手となる。 そのせいで&bold(){何度も何度も彼女のねぐらに身動きが取れないまま担ぎ込まれて一晩中犯される}、を繰り返すことになるのだが、事実を知った後だと色々と気になる所である。 #endregion 最終的に、散魂の術を身に着けた白念との壮絶な狙撃戦を繰り広げ「悔いのない戦い」の末に負けを認め、しばらくの間姿をくらますが… ■&bold(){巨大明海} 本作のラスボス。自称「超越法師」。 白羽の呪い騒動の後、マガツにコテンパンにされた後に色狐に身ぐるみはがされて牢屋にぶち込まれていた大明海だったが、奇跡的な偶然の重なりによって脱出することに成功。 そして白念と三魔の和解によって山の皆が浮かれている間に、白羽の研究によって作り上げた山の霊力を吸い上げる方陣を密かに完成させ、山の霊力を独占して大きくパワーアップした姿である。 &bold(){日頃のちんちくりんな少女から打って変わって、白念好みの高身長な巨乳女性へと様変わり。} 大きく増した霊力を駆使して、マガツを含む山の有力な妖魔達を巨大な対妖魔結界に封じ込めることで邪魔者を排除。そのまままほろば山の霊力を吸収することで、山に住む妖魔達をかつてない危機に陥れる。 …正確に言うと方陣から彼女を引きはがそうとした白念の&color(#F54738){色仕掛け}or挑発に乗っかって彼を犯すために変身した形態。 パワーアップした強力な法術を駆使して天変地異を引き起こし、あの手この手で白念を追いかけまわすが、その最中に対妖魔結界を気にせずに動ける存在であるアズキによって方陣を破壊され、元の姿に戻ってしまう。 ブーストされた霊力が失われたことで結界も消滅し、完全に勝機を逸してしまうも&bold(){「人間諦めが悪くてナンボよ!」}と啖呵を切って最後の足掻きを見せる。 最終的に白念とアズキのコンビと死闘の末に敗北し、再び捕らわれの身になる。 &color(#F54738){「術比べか。次は儂の出番だな大明海。」} &color(#3B4EF0){「・・・・・・ひっ・・・!嫌じゃ~~~~~~これからってところなのによ!!こんなあっけない終わり方があってたまるか!」} &color(#F54738){「・・・十分すぎるほど暴れたろ。呪いがいいか?燃えたいか?溺れたいか?どんな術で果てたいか・・・ご要望はあるかのぅ。」} &color(#3B4EF0){「い・・・いっ・・・!言わなきゃダメなのか・・・!?」} &color(#F54738){「・・・・。」} &color(#3B4EF0){「じゃ、じゃーアレがいい・・・!感度が千倍になる術で死にたいッ!」} &color(#F54738){「・・・。」} &color(#3B4EF0){「しょ、触手に犯されて死ぬのもいい!俺様が大勝利に終わる追記・修正をする術もいい!あ・・・巨乳になりすぎて死ぬ術でも・・・」} &color(#F54738){「そんな術はない」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=? コメント欄){ #areaedit() - 白羽様のデザインはマジですごい。 -- 名無しさん (2020-12-07 08:52:38) - 本能白羽様の所で命乞いしながら必死に腰振ってる白念君が可愛過ぎた -- 名無しさん (2020-12-21 15:23:56) - 三枚のおふだ無印の記事と分けなくてもよくないか?これだとコドクも分けることになりそうだけど… -- 名無しさん (2021-09-25 20:12:04) #comment(striction) #areaedit(end) }

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