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パラレルワールドとは、今の世界とは全く別の世界、所謂「平行世界」のこと。
[[タイムトラベル]]と並ぶ[[SF]]作品の代名詞的な存在だが、歴史小説も多く出版されておりアニメや漫画でも人気のある要素である。
●目次
#contents
*■平行世界とは?
[[タイムトラベル]]の項目も合わせてご覧下さい。
私達人間は日常生活を送る上で様々な選択をしなければならない。
「今日のオカズはどうしよう……」
「見たいアニメが被ってる……」
「エロ本落ちてる……」
現実はゲームのようにセーブもロードもなく、一度決めた事は変えられない。
そして誰もが思うだろう。
「もし、あの時こうしていたら……」
その選択によって生じる複数の世界が、ここで言うパラレルワールドである。
*■多世界解釈
「[[シュレディンガーの猫]]」という有名な話がある。
半々の確率で毒ガスを噴出する箱の中に猫をぶち込み蓋をする。一定時間経過したら、その猫は生きているだろうか?
これは量子力学の確率的解釈では、
「猫は、観測者が観測しない(開けてみない)限り、生きてもいないし死んでもいない(生きている猫と死んでいる猫が重ね合わせで存在している)」という解釈となり、
「シュレディンガーの猫」の例えは、そんな確率的解釈への批判として挙げられたものである。
しかし、この例えに対して、ある解釈が生まれた。
&b(){果たして観測者は一人だけなのだろうか。}
観測者もまた、生きている猫を観測した観測者の世界と、死んだ猫を観測した観測者の重ね合わせ状態の二つの世界に分岐するのではないかという考えである。
例えば、2次元(紙)の世界に生きる人がいたとしても、高さがないため遠くを見渡したり紙の上から全体像を見たりできない。当然、他の紙に移動もできないし紙をコピーされても紙の外のことなので気づかない。
3次元人(観測者)も同様に、「同次元では1つの世界しか観測できない限界」があるだけで、高次元の観測者からすると3次元世界の多世界を認識できている可能性がある、というようなもの。
厳密には他(多)世界解釈は、パラレルワールドとは違うという話もあるが、下記のとおり一緒に取り上げられている作品も多い。
*■パラレルワールドの存在について
可能性の世界なので、中にはあなたが超絶イケメンでモテモテの世界もあるかもしれない。
中には二次元に入れる機械が存在してるかもしれない。
しかし現実は非情である。
二次元に入れる機械なんざこの世に存在しないし、自分の顔は自分が一番良く分かるだろう。
極論すればパラレルワールドとは現実逃避の妄☆想で、現代の科学では移動方法はおろか存在すら確認されていない。
大人しく配られたカードで勝負していこう。
だがちょっと待って欲しい。
あくまで現代の科学では解明出来ていないというだけである。
時代が進めばパラレルワールドの存在が確認されるかもしれないし、移動方法も確立されるかもしれない。
しかし、パラレルワールドから来たという証明は出来ない。(後述するが『地獄先生ぬ〜べ〜』ではくっついてきた妖怪の存在がパラレルワールドから来たという証明に繋がった)
そもそも、パラレルワールドに移動したかどうかの認識が出来ないのだ。
もしかすると、この項目を読むあなたこそがパラレルワールドからの来訪者かもしれない。
*■パラレルワールドの可能性
現代の科学ではパラレルワールドは確認されていない。
ベイビーユニバースとかブラックホールとか様々な説があるが、今のところは不明である。
だが、あると仮定してみよう。
すると現在[[人類>ヒト(生物)]]が抱えてる問題を全て解決出来るのではないか?
人口問題?
人類がいない[[地球]]に行けばいいじゃない
宗教問題?
人類がいない地球に行けば(ry
環境問題?
人類がいない地k(ry
エネルギー問題?
人類g(ry
個人が抱えているコンプレックスも、異なる世界では他人に誇れる長所かもしれない。
が、当然ながら問題点も沢山ある。
&bold(){・1つ目「移動方法」}
パラレルワールドは「平行世界」という名前のとおり、複数の世界が平行して存在する。
平行線は交わることがあるかと問われれば、答えはノーだ。
つまり、パラレルワールドには干渉できないと言われており、観測できない理由とされることもある。
&bold(){・2つ目「目的の世界への移動」}
平行世界を移動する際の最大の問題点。
これだけだと何処が? と思うかもしれないが考えてほしい。
冒頭で述べた通り、私達は常に選択をしている。
世界では人間だけでも60億を越えて存在し、動物や昆虫を含めれば膨大な数に及ぶ。
それが粛々と営みを続けるうちに、この瞬間でさえ何らかの選択が行われている。
それは我々が生活するこの世界に限ったことではなく、この世界に似た別の世界があるなら、そこでも選択が行われているであろう。
そんな膨大な世界から都合のよいものを見つけ出すなど、砂漠に落とされた針を探すような困難である。
このように繊細な平行宇宙で目的の世界に行くには0に近しい確率だ。
その中で移動を繰り返す内に自分の居た世界に戻れなくなって永遠に宇宙をさまようことになるかもしれない。
猿の惑星がそんな感じだ。
目的の世界に行くのは並大抵の苦労ではないのがお分かり頂けただろうか。
まあ、最近では「世界の強制力」なるものが働いて簡単には世界は変わらないというトレンドもあるのだが。
*■メタフィクション的に見る「パラレルワールド」
ここまでは実際の他世界解釈や創作作品におけるパラレルワールドの扱いを紹介してきたが、
それ以外にも創作作品の作品間の繋がりを指して「パラレルワールド」(そこから派生して「パラレル設定」)の用語が使われることもある。
例えるなら、宇宙世紀ガンダムシリーズのように、原作に相当するTVシリーズから派生したメディアミックスとして
漫画・小説・ゲーム等々の媒体で派生作品が山のように製作されている作品を例に挙げるとしよう。
当然ながら有象無象に発表されたそれら作品が必ずしも設定が全て同期されてるなんて訳はなく、
作品同士を照らし合わせれば必ず幾つかは齟齬が見つかるのが常となっている。
ガンダムシリーズであれば、顕著なのは[[特定の登場人物>ミネバ・ラオ・ザビ]]の扱いが丸々異なる『[[逆襲のギガンティス>機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]』『[[ムーンクライシス>機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]』『[[UC>機動戦士ガンダムUC]]』辺りだろう。
すり合わせることができればそれに越した事はないだろうが、物によっては全く合致することが叶わない作品同士が鉢合う事もあり、
そういう時にお互いの作品同士の世界観の繋がりを指して「パラレルワールドに位置する」という認識が取られることがある。
中には「繋がっているが、パラレル」という若干誤解を招く言い回しとなった作品もある。
例えば特撮番組『[[仮面ライダーアギト]]』は設定などの部分に前作『[[仮面ライダークウガ]]』の用語が登場している続編なのだが、
「アギト」の物語と「クウガ」の物語の間には時系列などの部分で明らかに矛盾させている点が存在する。
つまり「アギト」の世界でも「クウガ」の事件は発生したが、『仮面ライダークウガ』とは一部が異なっていたということになる。
この『アギト』と『クウガ』の関係のように、前作とよく似た出来事が起きた後の世界を描いた物語を「繋がっているが、パラレル」「パラレルな続編」と呼称することがある。
また、当初は原作となった作品と世界観を地続きにした派生作品として制作されながらも、
その後の展開の是非によって「結果的にパラレルワールドの物語になってしまった」ケースも創作作品にはままある。
例を挙げれば、小説『[[青の騎士ベルゼルガ物語]]』は当初、『[[装甲騎兵ボトムズ]]』のシリーズから派生した同一世界の物語として展開していたが、
物語の進行につれて次第に作風や世界観の描写が本家から逸脱してゆき、結果本作由縁の設定は本編では採用されることはなく、
また『[[装甲騎兵ボトムズ 幻影篇]]』との設定の齟齬もあってか、原作は「ボトムズシリーズから分岐したパラレル」という解釈が主流となっている。
同じく、作者自身は『[[ウルトラマンギンガS]]』の前日談として描いた節が見受けられながらも、実際は数多くの設定の齟齬に加え、
極端なまでの作風の逸脱により、現状は大多数の読者からTVシリーズ本編とは繋がらない&font(l){[[黒歴史]]}パラレル([[レベル3バース>マルチバース(ウルトラシリーズ)]])として看做されている
『[[マウンテンピーナッツ]]』辺りもその代表格といえよう。
ただし、悪く言うと「設定違いや矛盾に対する免罪符」になりかねない為、「パラレルワールドが重要な要素ではないのに『パラレルワールド』とは何なのか」と疑問に思う人も多い。
「繋がっているが、パラレル」「結果的にパラレルになった」パターンだと、元となった世界観が実質的に無かった事になってしまうので、それに愛着を持っているファンに非難されてしまう事もありえる。(その世界観が作り込まれていると特に)
その他、元ある作品を別媒体で展開する際、ストーリーラインや設定などを大幅に変更・改変して発表された作品に対しても、元の作品と対比して広義のパラレルワールド扱いがなされる場合もある。
例えば『[[機動戦士ガンダム]]』に対する『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』など。
そういう意味合いではリメイク作品はパラレルワールドと見ることが出来、実際リメイク前の作品をパラレルワールドだとする、ないし示唆する作品もある。
リブートまで行くとパラレルワールドというよりは別世界・別宇宙という扱いになる場合が多いが。
マーヴル・コミックスの作品は「パラレルワールドが物語の前提にある」という方針で作られていて、例えば漫画版「スパイダーマン」と映画版「スパイダーマン」はパラレルワールドの別人という事になっている。
更には映画版でも「サム・ライミ監督版」「マーク・ウェブ監督版(アメイジング・スパイダーマン)」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ以降版」の3人はパラレルの別人である。
普通パラレル世界にを行き来することは(メタ的な意味も含め)できない作品が多いが、マーヴル系の作品は「次元ポータル」なる便利な存在のために、様々なパラレルワールドを行き来することが可能。
これを利用したものとしては多数のパラレルスパイダーマンが一同に揃った[[スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]となる。
映画版ではなく元になったコミックス版では、元祖スパイダーマンである「本名がピーター・パーカー」というスパイダーマンすら数人被っているほど。
*■パラレルワールドを利用したフィクションの主な例
ここでは従来のパラレルワールドだけにあらず、上記の「設定・世界観の違いにおけるパラレル設定」についても述べる。
ちなみに「とある~」シリーズや「STEINS;GATE」シリーズのようにパラレルワールドはない、という設定の作品も存在する。
ただ、あくまでもその世界のパラレルワールドはない、という設定ではある((アニメと漫画という媒体の違いをパラレルとするのであればこれらの作品にも存在はすることになるため。))。
なお、本来「相対性理論」から生まれた言葉である「世界線」という言葉をパラレルワールドの意味で使うことがあるが、
これは『[[Steins;Gate]]』が元ネタである……というのは実はちょっと違い、
厳密にはSteins;Gateの[[世界線>世界線(STEINS;GATE)]]は、ジョン・タイターが持ち出した用語が元ネタとなる。
あちらではパラレルワールドの意味で「世界線(World line)」という単語を使用しており、
世界線をパラレルワールドの意味で使用するのであれば、意味合いが異なるSteins;Gateの世界線を元ネタとするのは間違いである((Steins;Gate内でのこちらの世界線の使い方はあくまでも元ネタのジョン・タイターに合わせた表記であり、作中では敵を欺くためのフェイク情報である。))。
**~ゲーム~
&bold(){・[[クロノ・クロス]]}
『[[クロノ・トリガー]]』の続編にあたる作品だが、前作とはかなり毛色が異なる事で有名。
主人公が暮らす「HOME」世界と主人公が過去に死んだ「ANOTHER」世界の二つを舞台とする。
前作におけるタイムトラベル要素も密接に絡んでいるため、かなり難解なストーリー展開と舞台設定となっている。
&bold(){・[[ゼルダの伝説 ムジュラの仮面]]}
前作『時のオカリナ』の登場人物が敵味方問わず現れる、どこか違う世界にリンクが飛ばされる。
現在ゼル伝シリーズの時間軸は3つがパラレルで動いているのが公式設定。
&bold(){・[[マブラヴ]]}
普通の学園モノエロゲと思いきや、終盤に異星人の侵略を受けて人類が存亡の危機に陥っているパラレルワールドにご招待。
超絶鬱展開&燃え展開の続編『[[マブラヴ オルタネイティヴ]]』はこのパラレルワールドが舞台となっている。
FD『マブラヴ ALTERED FABLE』も、オルタネイティヴともマブラヴ本編とも少し違ったパラレルワールドが舞台。
&bold(){・Fateシリーズ}
原点となる『[[Fate/stay night]]』で「並行世界を自在に渡り歩く魔術師」の存在が示唆されており、
『[[Fate/EXTELLA]]』や『[[Fate/Grand Order]]』で並行世界の詳細が語られ、(特に前者では)並行世界に関する事象がシナリオの根幹に関わっている。
詳しくは[[人理定礎/霊子記録固定帯]]・[[レイシフトAチーム/クリプター]]の項目を参照。
端的に言うと、Fateの世界では並行世界全てが一種の体のようなもので、その総量が定まっており、「絶対的支配者が君臨し、固定化された世界」など、
様々な要因で現在以上の発展の可能性がなくなった世界は「剪定事象」として、リソース確保のために消滅してしまう。
&bold(){・[[ひぐらしのなく頃に]]}
詳細は伏せるが、各編のそれらは全てパラレルワールドという設定。
しかし完全に独立はしておらず、意外な形で物語に作用してくる。
後発の『[[うみねこのなく頃に]]』も同様。
&bold(){・[[コズミックブレイク]]}
登場キャラクターの中には並行世界から来訪したロボが混ざっている。
というか本作の舞台となる『コズミックアーク』が平行世界・多重宇宙・別宇宙等様々な世界が存在するという設定になっている。
&bold(){・[[ポケットモンスター]]シリーズ}
ポケットモンスター本編シリーズにおいては、様々なパラレルワールドが描かれてきており、異次元空間に干渉するポケモンも存在する。
初代におけるゲームのバージョン違いも、同じように見えて微妙に違うパラレルワールドという設定が公式から説明されたことがある。
その他、詳細は[[こちらの項目>異世界/異次元(ポケモン)]]も参照。
&bold(){・[[スーパーロボット大戦シリーズ]]}
各作品は(直接の続編を除いて)パラレルワールドであるという設定。
これはスパロボ作品同士だけではなく、各原作世界とパラレルワールドという意味でもある。
本作に登場する版権キャラクターは唯一の例外を除き、全てパラレルワールドの存在であると言える。
[[ギリアム>ギリアム・イェーガー]]に関しては「パラレルワールドからOG世界に飛ばされてきた」と明言されている。
『[[30>スーパーロボット大戦30]]』の[[リュウセイ>リュウセイ・ダテ]]・[[マサキ>マサキ・アンドー]]も「[[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]と[[甲児>兜甲児]]に会ったことがある(ウッソと甲児は逆にリュウセイ・マサキを知らない)」と、パラレルワールドに飛ばされたという説明がされている((なおこの4人の絡みが成立して後にクスハもリュウセイ達と同時間軸の存在である事が判明したので、αの時間軸から飛ばされたと分かる。))。
また、作品内でパラレルワールドの概念に深く切り込む場合もあり、本格的にシナリオに取り入れるようになったのは『[[A>スーパーロボット大戦A]]』からである。
&bold(){・[[遙かなる時空の中で]]シリーズ}
コーエー制作の女性向け恋愛ゲーム「ネオロマンスシリーズ」作品群の2シリーズ目。
現実世界の少女が突然「日本に似た異世界」に時空移動するというのが定番になっており、
シリーズ中でも3は「源平合戦」・5は「幕末」に関する実在の人物が複数登場するが、彼らはあくまで「並行世界の別人」として扱われ、架空の設定を多く持ち込まれている。
&bold(){・恋姫シリーズ}
アダルトゲームブランドBasesonの「[[真・恋姫†無双〜乙女繚乱☆三国志演義〜]]」や「戦国†恋姫 ~乙女絢爛☆戦国絵巻~」は、
前者は三国志の英雄たちが、後者は日本の戦国武将たちが女性のパラレルワールド(劇中では「外史」と言われている)が舞台。
主人公である北郷一刀や新田剣丞は現実世界から、「外史」と言われるパラレルワールドにタイムスリップしたという設定。
&bold(){・[[この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO]]}
並列世界の概念を大きなテーマにしている。
&bold(){・[[SUMMON NIGHT6(サモンナイト6)]]}
サモンナイトシリーズのナンバリングタイトル(+エクステーゼ)のキャラクターたちが、シリーズの舞台である「リィンバウム」から一つの異世界に集まるが、
同じタイトルのキャラは全て同じ世界から来ている、というわけではなく別の時間軸や平行世界から来ていることもある、という設定。
『3』を例に挙げれば、[[アズリア・レヴィノス]]を『3』の主人公達は軍学校の同期として認識しているが、アズリア当人は男主人公の世界から来ているので女主人公のことは知らない。
また、『2』や『4』の男女主人公は「同じ生い立ちで性別(と性格)が違うだけ」という存在のため、作中では平行世界の同一人物として認識されている。
&bold(){・閃乱カグラシリーズ}
3DSで発売された[[『真影』>閃乱カグラ -少女達の真影-]]を起点に様々な作品が存在するが、この真影と直接繋がった続編は存在しない。
雪泉や雅緋等が初登場する『SINOVI VERSUS』は、『真影』とは微妙に異なる結末を迎えた『紅蓮』からの続編であり、
後に3DSで発売された『真紅』は、『紅蓮』や『SINOVI VERSUS』等の設定を加えられた『真影』に近い別世界での物語である。
&bold(){・[[ネプテューヌシリーズ>超次元ゲイム ネプテューヌ]]}
各作品ごとに次元が異なるパラレルワールドという設定になっていて、基本的に直接繋がった作品の方が少ない。(一応、本編作品となる『mk2』→『V』→『VII』→『Sisters vs Sisters』という時系列の繋がりは存在する)
そのため、作品ごとに同名の人物でも細かい部分で差異点が発生しているという事が多い。
『V』は別次元設定が強く物語に絡むことになり、『mk2』の次元の人物達とは似ているようで異なる平行世界の人物が次々と登場する。
また『Sisters vs Sisters』では、未来世界のグレイシスター(マホ)の回想で後述の『ドラゴンボール』の項で述べる「タイムトラベルがパラレルワールドを生み出す可能性((この作品では、ストーリー上でマホが3人(トゥルーエンド含めば4人)存在しているというややこしい状態となっており、正史となるはずだった時間軸の未来からやってきた未来マホ(作中では主に「グレイシスター」名義)、渋々とマジェコンヌに従う代わりに彼女に生かされている現代マホ、そして未来マホがマジェコンヌに時空の狭間に突き落とされ1万2千年前にタイムスリップし、本編の時間軸まで眠りについた記憶喪失のマホの3人が登場している。メインで登場するのは主に3人目のマホ。))」を[[未来イストワール>イストワール(超次元ゲイムネプテューヌ)]]が述べている他、トゥルーエンドのルートで意図的にタイムパラドックスを引き起こす事によって、最終的には改変後の世界を正史としていく事になる(=本来歩む事になっていた平行世界が無かった事になる)。((未来イストワール曰く、「タイムトラベルの前例が無い故にパラレルワールドが生まれるか、タイムパラドックスの影響で『現在生きている世界』を含んだ時間軸が融合していくかは分からない」との事だが、結果的には後者のケースに収まることになる。ただし、その事を知っているのはネプギアとトゥルーエンドのマホしか知らない状態となっている。))
ちなみにクロスオーバー作品となる『メガミラクルフォース』ではパラレル設定を活かしたシナリオとなっており、無印トゥルーエンドの[[ネプテューヌ>ネプテューヌ(超次元ゲイムネプテューヌ)]]や[[「救世の悲愴」ルート>皆殺しルート(ゲーム)]]の[[ネプギア>ネプギア(超次元ゲイムネプテューヌ)]]と言った、本編の正史から外れているキャラが同一のゲームに登場している。
&bold(){・[[アイドルマスターシリーズ>THE IDOLM@STER]]}
主に765プロが主体の作品に該当し(大抵はコンシューマ作品)、理屈は上記のネプテューヌシリーズと同じだが、こちらではパラレル設定を活かした描写はされていない。
『2』では「もしもプロデューサーが入社するタイミングが1年遅かったら」というコンセプトが明かされているが、以降の作品ではこれと言ったコンセプトが明示されずに単にパラレルワールド扱いする事が多い。
開発スタッフによれば[[「どのアイドルも同じ世界観に存在している」という認識>https://www.inside-games.jp/article/2018/02/23/112972.html]]らしいが、特に[[秋月涼]]((彼は『DS』本編において「オールド・ホイッスル」を通じて立派な男性アイドルに覚醒したが、同じく「オールド・ホイッスル」に出演した事のあるアイドルにして涼を導いてくれた如月千早が『SideM』で話題にされないことや、デレマスのコラボで女装アイドルとしての出演、『スターリットシーズン』でも315プロに未所属らしき彼がNPCとして登場するなど、「元女装アイドル」という根本的な設定に揺れが生じている。))や[[961プロ>黒井崇男]]((961プロに入っていた頃は「プロジェクト・フェアリー」として活躍していた美希&響&貴音がその設定を実質的に無かった事にされていたのは勿論、登場頻度の多いジュピター(冬馬&北斗&翔太)も後発の玲音&詩花&亜夜(加えて元961プロ所属の奥空心白)と共演ないし交流したことがない点も大きい。その玲音や詩花も、初登場当初では共演がされずミリシタでようやく「ZWEIGLANZ」として共演したかと思えば、『スターリットシーズン』で亜夜含めて「DIAMANT」として初めてユニットを組むなど一定していない。))絡みの設定で混乱しやすい。
また、[[アニマス>THE IDOLM@STER(アニメ)]]から続いているアニメシリーズは上記の「繋がっているが、パラレル」という要素を含み、[[劇場版>THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!]]&[[アニデレ>アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ)]]&[[アニエム>アイドルマスターSideM]]はちゃんと世界観が繋がっているものの(特に[[ジュ>天ヶ瀬冬馬]][[ピ>伊集院北斗]][[ター>御手洗翔太]]は世界観の繋がりを示すのに一役買っていた)、[[ミリアニ>アイドルマスター ミリオンライブ!(アニメ)]]は様々な媒体に基づいたパラレルである事が明言されている。
主に、劇中でプロデューサー業に専念している[[秋月律子]]や劇場版の終盤で海外に旅立った赤羽根Pにパラレルの要素が見られ、前者は彼女もステージに立っており、後者は海外におらず事務所に在籍したままになっているという大きな違いがある。
&bold(){・[[最悪なる災厄人間に捧ぐ]]}
ヒロインが5つの平行世界を移動し、各世界の主人公や自分自身と関わり合うことで物語が進んでいく。
&bold(){・[[艦隊これくしょん -艦これ-]]}
書籍などのメディアミックスは基本的にはパラレルワールド扱いになっている。
というより一致しているのは「深海棲艦という人類の敵の存在」と「それと戦う事ができるのが艦娘だけ」という設定くらいで、艦娘の正体についてはメディアミックスごとに異なる。
なので艦娘は実際の艦船が転生した生命体のこともあるし、普通の人間が武装した存在のこともあるし、人造人間になっていることもある。&font(l){特に説明がないこともある}
&bold(){・[[アズールレーン]]}
書籍などのメディアミックスは基本的にはパラレルワールド扱いとなっている。
また、スマホゲーの本編では共通の敵である「セイレーン」への対応方針の対立がきっかけとなり第二次世界大戦と同じ構造で各国をモチーフにした陣営が
それぞれアズールレーン((連合国モチーフの陣営が所属))とレッドアクシズ((枢軸国モチーフの陣営が所属))に分かれて対立している世界観となっているのだが、
コンシューマ版のクロスウェーブでは、分裂が発生せずに「セイレーン」と呼ばれる存在に協力して立ち向かっている世界観となっており(本筋と関係のないイベントを除いた)シナリオでは本来見られない組み合わせの絡みが見られたりする。
実はその「セイレーン」もまた&font(b){「セイレーンと人類が共に戦ってなお勝てなかった”脅威”に滅ぼされた平行世界の未来」}から送り込まれた存在であり、
未来の力を持つセイレーンによる「淘汰」とそれに対抗する「進化」の繰り返しを続けさせ、”脅威”に対抗できるだけの「可能性」を育てるために活動している。
&bold(){・[[マリオ&ルイージRPG]]シリーズ}
『2』において大人のマリオブラザーズと、ベビィのマリオブラザーズが時間を超えて共闘したのだが、
続編の『3』にて、前作の主要敵の[[ゲドンコ星人]]と戦うサブイベントの際に「赤ちゃんの時に戦った(逆にいえば大人になってから戦ってない)」と話すシーンがある。
そのため3以降は前作で過去の人物として登場したキャラたちが、成長したパラレルワールドの話となっている。
……と思われるが、このシリーズの[[マリオ]]の性格を考えると単に「タイムスリップして赤ちゃん時代の自分と大人の自分が共闘した」という説明を省いただけかもしれない。
&bold(){・エデンズリッターグレンツェ(同X)}
本作自体がアダルトゲームである『エデンズリッター』シリーズとは別の世界線であり、更に本編の世界線と、主人公が悪に堕ちた『Dark side』の二つの世界線がメインになっている他、所謂寝室シーンが&b(){「起こりえたifの物語」}として更に別のパラレルワールド扱いになり、他のパラレルワールドも登場している。
また同作の重要キャラ「ウリエル」は幾つものパラレルワールドを回っているという設定だったりと、パラレルワールドが存在する事が物語の重要な要素となっている。
余談だが上記の寝室シーンの設定のため、各コラボタイトルも寝室シーン用のパラレルワールドが生まれている。
**~アニメ・漫画~
&bold(){・[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]}
「あべこべ世界ミラー」「[[入りこみ鏡/逆世界入りこみオイル]]」など、パラレルワールド然とした別の世界に入れるひみつ道具がいくつか存在する。
後者はパラレルワールドと呼ぶにはやや微妙か。
また、「もしもボックス」による「もしも○○な世界だったら~」の改変後の世界もパラレルワールドの一種であり、
『[[ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~]]』の関連作品として放送された「魔法使いのび太」では、「[[もしもボックス]]」は世界を改変する道具やパラレルワールドを作り出す道具ではなく、
&b(){現実世界(科学世界)のドラえもん達とパラレルワールド(魔法世界)のドラえもん達を入れ替える道具}として描写されている((原作『ドラえもん のび太の魔界大冒険』でも、「魔法世界はパラレルワールドになる」旨のセリフがある。))。
&bold(){・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]}
本作では[[過去改変]]は「本来の歴史を改変すると歴史が違うパラレルワールドが発生する」という設定が採用されており、本来の歴史である未来世界からトランクスが過去である本編の時代に来たことが理由で、パラレルワールドが発生している。(本編世界以外の平行世界が最低3つほど存在する)
原作漫画の続編とされる『ドラゴンボール超』の「未来トランクス編」は、過去改変で発生するパラレルワールドが重要な要素となって物語に絡む。
原作漫画のアニメ版である『ドラゴンボールZ』の劇場版は、一部を除いてアニメ本編及び原作漫画とは異なるパラレルワールドとされており、本編の時系列とは明確な違いが発生した世界になっている。
ゲーム及びアニメ『スーパードラゴンボールヒーローズ』の『監獄惑星編』では、『ドラゴンボール超』の孫悟空とは異なる別世界出身の孫悟空(孫悟空:ゼノ)が、同じ惑星に収容されて対面する。
ちなみに上記とは趣が異なるが、時系列は異なるが矛盾点が多く存在している『[[GT>ドラゴンボールGT]]』と『[[超>ドラゴンボール超]]』との関係性をパラレル扱いしている作品も存在し、『スーパードラゴンボールヒーローズ』では悟空に対してその旨の事をハーツが話している。
&bold(){・[[魔法先生ネギま!]]、[[UQ HOLDER!]]}
上記の『ドラゴンボール』と似たようなケースであり、[[主人公・ネギ>ネギ・スプリングフィールド]]の子孫を自称する未来人・[[超鈴音]]が登場する。
「一般には認識されていない魔法の存在の隠蔽によるトラブル」を未然に防ぐために、彼女は魔法の存在を広めよう暗躍し、一度はネギ一行を鈴音の目的が果たした世界に飛ばすものの、彼らが元の時代に戻った上に鈴音の目的を阻止する。
その後は元いた未来に帰っていくが、物語の終盤となる352話にて再登場し、魔法世界(=火星)の復興のために130年間封印された[[神楽坂明日菜]]を元の年代に帰している。
続く353話では鈴音がパラレルワールドを自由に行き来できる機械「渡界機」を作ったことが判明し、同話で彼女が述べた台詞も含めると、「超鈴音が元いた世界」「明日菜が封印された世界」「明日菜が帰ってきた世界(『ネギま!』本編の世界)」「魔法の存在がバレた世界」に分かれている。
『UQ HOLDER!』では更に「明日菜が帰ってこなかった世界」を舞台としており、こちらではダーナ・アナンガ・ジャガンナータという吸血鬼の始祖がパラレルワールドを観測できる能力を持っている。
主人公の近衛刀太は彼女によって上記の「明日菜が帰ってきた世界」というパラレルワールドを目撃している。
ちなみに「明日菜が封印された世界」と「明日菜が帰ってこなかった世界」が同一世界である訳ではないようで、ネギの最期に対して前者は「満足して逝った(=老衰?)」と[[130年後の(雪姫ではない)未来エヴァ>エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル]]が語っているが、後者はネギが[[父親>ナギ・スプリングフィールド]]同様にヨルダ・バォト(始まりの魔法使い)に憑依された((ただし、墓石に書かれている亡くなられた日はどちらも2065年6月12日となっている。))のに加え雪姫(=エヴァ)までもがヨルダに憑依されてしまう結果となっている。
ちなみに「超鈴音が元いた世界」がどうなっているかは具体的には明かされておらず、『UQ HOLDER!』の描写から『ネギま!』の世界線ではネギの配偶者が[[長谷川千雨]]になっているのが判明しているが、鈴音が千雨の末裔でもあるかどうかも不明となっている。
ただし、彼女の住んでいた火星は、ネギの時代から後に魔法世界が崩壊してしまう運命であり、「超鈴音が元いた世界」でも世界が崩壊してしまう事が示唆されている。
&bold(){・[[クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王]]}
本作のアクション仮面は「もう一つの地球」からこちら側に仕事で訪れている、という設定。
物語の舞台も途中から「もう一つの地球」を舞台に進んでいく。
&bold(){・[[エンジェル・ハート]]}
前作『[[シティーハンター>シティーハンター(CITY HUNTER)]]』の登場人物と世界観を引き継いでいるが、
実際はそれを元に作者が「兼ねてよりやってみたかった」というパラレルストーリーになっている。
というか、パラレルではない続編としてしまうと、原作ファンを激怒させてしまいかねないある設定が存在する。
&bold(){・アベノ橋☆魔法商店街}
トラブルに巻き込まれた主人公とガールフレンドが毎回どこか異なる馴染みの街に飛ばされる。
顔見知りの人物達も役割こそ違えど個性は共通。
&bold(){・[[地獄先生ぬ~べ~]]}
枕返しが「就寝中の人間の枕を返し人の魂をパラレルワールドに飛ばす次元妖怪」として登場。
郷子が標的にされ「宏と破局で独身のまま」「復活したゆきめがそのままもどってこなかった」「ぬ~べ~が廃人化」と、
彼女にとってあらゆる意味で最悪な結末を辿った世界線へ飛ばされてしまう。
除霊失敗により廃人と化したこの世界線ぬ~べ~は、郷子の背後にいるこいつに気付き、
彼女が別の世界から飛ばされてきた存在であることを看破した。
&bold(){・[[ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]}
劇中に登場する架空のアメリカ合衆国大統領にして、第7部のボスである[[ファニー・ヴァレンタイン>ファニー・ヴァレンタイン(SBR)]]の[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]、[[D4C>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]は、
物体と物体の間に挟まったものを並行世界に飛ばせるという能力を持ち、銃弾などを挟んで防御したり、自分を挟んで並行世界に避難したりできる他、
並行世界の自分に(全並行世界で一体しか存在しないという)D4Cを乗り移らせることで、致命傷を負っていても(並行世界の自分と入れ替わる形で)戦線に復帰することが出来る。
また、本作では「並行世界の同じもの(人・物問わず)が接触すれば対消滅が起きる」とされているため、並行世界の同一人物を連れてきて接触させ、対消滅によって倒すというえげつない攻撃も可能だが、
ヴァレンタインはそのスタンド能力のためか、並行世界の自分と接触しても対消滅しない体質(?)になっている。
&bold(){・[[バトルスピリッツ]] 異界見聞録シリーズ}([[少年激覇ダン>バトルスピリッツ 少年激覇ダン]]・[[ブレイヴ>バトルスピリッツ ブレイヴ]]・[[サーガブレイヴ>バトルスピリッツ サーガブレイヴ]])
異界グラン・ロロには、ゲートを越えて一部の地球の人間が時空を超えて来訪可能。
そこにきていた未来人によれば、未来の地球は環境破壊により人類が滅亡する未来だった。
その後、グラン・ロロの支配者[[異界王]]が異界と現代の地球を一度融合させたことで、地球が辿る歴史が変化。未来は、「環境破壊による人類滅亡はないが、異界魔族と人類が戦う世界」となった。
更に『サーガブレイヴ』では、魔族が人類を蹂躙する未来を良しとしない現代の人間が、[[12宮Xレア>十二宮Xレア(Battle Spirits)]]の力で「自分が人々を導く第3の未来」(パラレルワールド)を創造している。
&bold(){・[[遊戯王]]}
媒体によっては若干異なるものの大きく分けると[[原作の時間軸で>遊戯王R]][[続く世界>遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]と[[アニメの>遊戯王デュエルモンスターズ]][[時間軸で>遊戯王デュエルモンスターズGX]][[続く世界である。>遊戯王5D's]]
この分岐の条件はいくつかあるものの最も大きいのは[[一人の男性の生死である。>ペガサス・J・クロフォード]]
その人物は主人公たちがバトルを繰り広げるカードの生みの親という重要人物であるが、事情があったとはいえ敵として立ちはだかった人物であり
元々世界に影響を及ぼす人物だったが、その後の世界の行く末にも大きく左右する存在となっている。
**~小説~
&bold(){・航時軍団(The Legion of Time)}
ジャック・ウィリアムスンによるこの手の概念の古典SF作品。なんと連載は1938年というから恐れ入った。
科学の恩恵を皆が授与する「ジョンバール」と圧政者だけが利益を独占している「ギロンチ」という二つの未来があり、
この2つはパラレルワールドになるためお互いの干渉ができないし、存在も知らなかった。
この2つの世界を分岐しているのは、「1921年にジョン・バールという少年が道端で何を拾うか?」というもので、
&bold(){「ジョンバール分岐点」}というSF用語の元になっている。
&bold(){・戦国自衛隊}
自衛隊が戦国時代にタイムスリップしちゃうという一見トンデモなSF作品。
しかし、実際は正史との間に微妙なズレが生じているパラレルワールドである。
&bold(){・紺碧の艦隊}
「昭和」の太平洋戦争で命を落とした人物が、生前と似た後世(パラレルワールド)「照和」に転生する[[仮想戦記]]。
&bold(){・五分後の世界}
主人公が元々住んでいた世界とは5分だけずれたパラレルワールドにワープする作品。
5分ずれた世界は、第二次世界大戦で無条件降伏を受け入れず、連合国相手に抵抗を続けていて人口が激減している日本が存在するパラレルワールドとなる。
ちなみに、これと同じく「太平洋戦争で無条件降伏を受け入れなかった世界」を描いた作品として『[[日本沈没>日本沈没(映画)]]』でお馴染みの小松左京氏が描いた&bold(){『地には平和を』}があるが、こちらは[[過去改変]]ものの要素もある作品である。
&bold(){・ボトルネック}
恋人を失った主人公が、自分が元々生まれていなかったパラレルワールドに迷い込む。
自分が生まれていなかった方が事態が好転しているという、パラレルワールドならではの残酷さが目立つ。
**~映画・ドラマ~
&bold(){・[[ザ・ワン>ザ・ワン(ULTRAMAN)]](映画)}
主人公(兼悪役)が全パラレルワールドの自分自身を殺して全能の存在になろうと企む。
&bold(){・FRINGE}
シュタインズ・ゲート方式のタイムトラベルとパラレルワールドの存在を共存させている。こちら側の世界と同じ顔、同じ名前の人間がいるが異なる歴史を歩んだパラレルワールドがたった一つだけ存在し、互いにもう一つの世界にいろいろな方法で干渉することができる。一方でタイムトラベルによって過去が改変されると、二つの世界の歴史がともに書き換えられる。
放送当時の現代アメリカを舞台にした刑事ドラマであり、パラレルワールド間の移動やタイムトラベルをはじめとした超常現象はそのほとんどが現代の科学技術によって実現されているという設定である。
&bold(){・[[ドクター・フー>DOCTOR WHO(イギリスドラマ)]]}
言葉としては、新シリーズのシリーズ2で取り上げられる。
並行世界の英国は大統領制になっていて、飛行船が旅客機になっている。サイバス工業なる大企業がイギリス経済を牛耳っており、全世界に工場を展開している。
このサイバス工業の最高責任者ジョン・ルーミックが病から逃れるため、脳を移植し金属の体に埋め込んだ『サイバーマン』を開発する。
主人公のドクターたちはこの世界に迷い込みサイバス工業の陰謀を阻止するが、生き残ったサイバーマンは後に基本世界へ侵攻してくることとなる。
作品の世界観では、ボイドと呼ばれる空間を挟んで基本世界と並行世界が存在している。
シリーズ4ではこのボイド空間が何者かによって破壊され、複数の宇宙が丸ごと消滅するという危機を迎えた。
『ドラゴンボール超』での[[全王]]が暴走した、と言えばわかりやすいだろうか。
&bold(){・[[西部警察>西部警察(刑事ドラマ)]]}
ご存じ、石原プロモーション制作のド派手なアクション刑事ドラマ。
PART-Ⅰ(放送当時は無印)とPART-Ⅱ・Ⅲは繋がりのないパラレルワールドという設定が半ば公式化されている。
一番の違いは主人公の渡哲也演じる団長こと大門圭介の扱いで、PART-Ⅲ最終回で殉職したものの2004年に制作された「SPECIAL」では捜査課長として再登場。
これは「SPECIAL」がPART-Ⅰの続編として製作されたことが理由。
他にも理由なしで退場した刑事や大門の妹の設定が大幅に変更されるなど、パラレルワールド扱いにしないと説明のつかない箇所も多々。
**~特撮~
&bold(){・[[仮面ライダーディケイド]]}
現代では有名なパラレルもの特撮の一つ。
主人公がこれまでの歴代仮面ライダー達の世界……&font(b){「の」}パラレルワールドを巡っていく。そのため各世界は原作と微妙に異なる部分がある。
また、ディケイドのサントラにも「パラレルワールド」という題がある。
『キバの世界』以降はたいていこのBGMが流れると『スーパー説教タイム』となる。
ちなみに、このディケイドそのものの更にパラレルに該当する作品として
『[[小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~]]』が存在。
&bold(){・[[仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー]]}
『[[仮面ライダーエグゼイド]]』(及びゲスト出演した[[オーズ>仮面ライダーOOO]]・[[フォーゼ>仮面ライダーフォーゼ]]・[[鎧武>仮面ライダー鎧武]]・[[ゴースト>仮面ライダーゴースト]])世界と『[[仮面ライダービルド]]』世界はパラレルワールドとされ、世界融合による世界の危機がテーマとなっている。
これはビルドサイドの世界観が明らかにこれまでの「ライダーがいる以外は普通の現代日本」とは異なっているためと思われる。
ちなみに同様の措置は『[[宇宙戦隊キュウレンジャー]]』でも行われ、キュウレンジャー18話並びにVシネマでは本編世界から『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』(及び[[宇宙刑事ギャバンtypeG>十文字撃/宇宙刑事ギャバンtypeG]])の世界へと迷い込む形で他戦隊とのクロスオーバーがされている。
&bold(){・ウルトラシリーズ}
近年ではウルトラシリーズも「多次元宇宙マルチバース」としてパラレルワールドの設定を採用している。
元々ウルトラシリーズはその長い歴史の中で様々な世界観が作られ、同じウルトラマンが違う設定で登場する事も珍しくなかった。
(例えば映画「ウルトラマン物語」では、ウルトラマンレオや80がタロウよりも前に地球に訪れていた設定になっている)
それらの世界全てを「別の宇宙」と設定する事で、各作品の世界観を保ったままウルトラマン達が共演する事を可能にした。
詳細は[[マルチバース(ウルトラシリーズ)]]を参照。
また、『[[ウルトラマンマックス]]』はTVシリーズのエピソードは全てパラレルワールドという設定であり、
登場キャラクターの性格や立ち位置は同じだが、前後編の話を除いて各話に連続性はない(繋がっていない)とされている。
&bold(){・[[忍風戦隊ハリケンジャー]]}
終盤、[[ある人物が殉職>天空忍者シュリケンジャー]]したのだが、その後『アバレンジャーVSハリケンジャー』で何事もなかったように再登場し、
それ以降は[[他>海賊戦隊ゴーカイジャー]][[作品>手裏剣戦隊ニンニンジャー]]とのコラボでは彼が生存している世界線、ハリケンジャー単独の世界線では死亡したままと、二つの世界線が存在している。
&bold(){・[[機界戦隊ゼンカイジャー]]}
本作の第1話冒頭で、敵組織である[[キカイトピア王朝トジテンド]]によって(たった一つを除いた)[[歴代スーパー戦隊>スーパー戦隊シリーズ]]の世界を含めた全ての並行世界は機械歯車「[[トジルギア>センタイギア/トジルギア(機界戦隊ゼンカイジャー)]]」に封印されてしまう。
主人公こと[[ゼンカイザー/五色田介人]]の両親は平行世界に関する研究をしており、スーパー戦隊の存在を知ったことで「センタイギア」を開発した。
**~その他~
・&bold(){[[神羅万象チョコ]]}
各章ごとに前章と同一世界観の場合もあれば完全な別次元だったりするが、基本的に様々な世界が創世されたり滅ぼされたりしている。
『九邪戦乱の章』や『天地神明の章』では、別世界の人物を召喚するという展開が発生している。
『流星の皇子』の世界は、遥か昔に作られたある「世界」から星の数ほど発生して分岐したパラレルワールドのうちの一つの話と言う設定になっている。
・&bold(){[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]}
[[エピソード1>エピソード1(デュエル・マスターズ)]]の背景ストーリーにおいて、[[超獣世界>超獣世界(デュエル・マスターズ)]]のパラレルワールドとして、異次元の奥の世界である[[パンドラ・スペース>パンドラ・スペース(デュエル・マスターズ)]]の存在が描かれる。
このパンドラ・スペースが爆発して消滅した余波によって、パンドラ・スペースと繋がりを持っていた超獣世界に似たパラレルワールド(通称「DS世界」)が独自の生態系を確立させ、そのパラレルワールドがドラゴン・サーガ以降のシリーズの背景ストーリーの舞台となる。
これらのパラレルワールド以外にも、超獣世界の[[ある種族>コスモ・ウォーカー(デュエル・マスターズ)]]が本来住んでいたとされるまだ語られていないパラレルワールドや、[[超獣世界やDS世界の完全支配に失敗した種族>オラクル(デュエル・マスターズ)]]が完全支配に成功したIFルート的なパラレルワールドの存在が明かされている。
[[革命ファイナル>革命ファイナル(デュエル・マスターズ)]]の背景ストーリーのラスボスである終焉の禁断 ドルマゲドンXは、そのようなパラレルワールドの存在を全て把握した上でそれら全ての侵略を試みていた。
・&bold(){[[ヴァニシング・スターライト]]}
[[Sound Horizon]]のシングル。
「似て非なる地平」(カントリーマアムや[[ESP>ESP(ギター)]]が存在しない並行世界の現代日本)に住む主人公ノエルが、並行世界からやって来た謎のグラサン男[[Revo]]に導かれ、
Revoが連れて来た現実世界のミュージシャン達(元[[SIAM SHADE]]のドラムス等)とバンドを組んでメジャーデビューするという話。
シングルラストでは発売後に行われるサンホラ10周年記念イベントへの出演告知がされ、その後実際にノエルが世界の壁を越えそのライブにゲスト出演した。
またその後のノエルが登場する『[[Nein>Nein(Sound Horizon)]]』でも「並行世界」という単語が登場している。
ちなみにノエル自体に関してもその容姿や声から「[[イヴェール>Roman]]の並行存在」・「Revoの並行存在」なんて解釈がファンサイドであったりするが、
公式サイドから何も語られていないため真相は謎に包まれている。
追記・修正はパラレルワールドに行ってからお願いします。
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&font(#6495ED){登録日}:2011/06/16 Thu 01:40:54
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&font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます
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パラレルワールドとは、今の世界とは全く別の世界、所謂「平行世界」のこと。
[[タイムトラベル]]と並ぶ[[SF]]作品の代名詞的な存在だが、歴史小説も多く出版されておりアニメや漫画でも人気のある要素である。
●目次
#contents
*■平行世界とは?
[[タイムトラベル]]の項目も合わせてご覧下さい。
私達人間は日常生活を送る上で様々な選択をしなければならない。
「今日のオカズはどうしよう……」
「見たいアニメが被ってる……」
「エロ本落ちてる……」
現実はゲームのようにセーブもロードもなく、一度決めた事は変えられない。
そして誰もが思うだろう。
「もし、あの時こうしていたら……」
その選択によって生じる複数の世界が、ここで言うパラレルワールドである。
*■多世界解釈
「[[シュレディンガーの猫]]」という有名な話がある。
半々の確率で毒ガスを噴出する箱の中に猫をぶち込み蓋をする。一定時間経過したら、その猫は生きているだろうか?
これは量子力学の確率的解釈では、
「猫は、観測者が観測しない(開けてみない)限り、生きてもいないし死んでもいない(生きている猫と死んでいる猫が重ね合わせで存在している)」という解釈となり、
「シュレディンガーの猫」の例えは、そんな確率的解釈への批判として挙げられたものである。
しかし、この例えに対して、ある解釈が生まれた。
&b(){果たして観測者は一人だけなのだろうか。}
観測者もまた、生きている猫を観測した観測者の世界と、死んだ猫を観測した観測者の重ね合わせ状態の二つの世界に分岐するのではないかという考えである。
例えば、2次元(紙)の世界に生きる人がいたとしても、高さがないため遠くを見渡したり紙の上から全体像を見たりできない。当然、他の紙に移動もできないし紙をコピーされても紙の外のことなので気づかない。
3次元人(観測者)も同様に、「同次元では1つの世界しか観測できない限界」があるだけで、高次元の観測者からすると3次元世界の多世界を認識できている可能性がある、というようなもの。
厳密には他(多)世界解釈は、パラレルワールドとは違うという話もあるが、下記のとおり一緒に取り上げられている作品も多い。
*■パラレルワールドの存在について
可能性の世界なので、中にはあなたが超絶イケメンでモテモテの世界もあるかもしれない。
中には二次元に入れる機械が存在してるかもしれない。
しかし現実は非情である。
二次元に入れる機械なんざこの世に存在しないし、自分の顔は自分が一番良く分かるだろう。
極論すればパラレルワールドとは現実逃避の妄☆想で、現代の科学では移動方法はおろか存在すら確認されていない。
大人しく配られたカードで勝負していこう。
だがちょっと待って欲しい。
あくまで現代の科学では解明出来ていないというだけである。
時代が進めばパラレルワールドの存在が確認されるかもしれないし、移動方法も確立されるかもしれない。
しかし、パラレルワールドから来たという証明は出来ない。(後述するが『地獄先生ぬ〜べ〜』ではくっついてきた妖怪の存在がパラレルワールドから来たという証明に繋がった)
そもそも、パラレルワールドに移動したかどうかの認識が出来ないのだ。
もしかすると、この項目を読むあなたこそがパラレルワールドからの来訪者かもしれない。
*■パラレルワールドの可能性
現代の科学ではパラレルワールドは確認されていない。
ベイビーユニバースとかブラックホールとか様々な説があるが、今のところは不明である。
だが、あると仮定してみよう。
すると現在[[人類>ヒト(生物)]]が抱えてる問題を全て解決出来るのではないか?
人口問題?
人類がいない[[地球]]に行けばいいじゃない
宗教問題?
人類がいない地球に行けば(ry
環境問題?
人類がいない地k(ry
エネルギー問題?
人類g(ry
個人が抱えているコンプレックスも、異なる世界では他人に誇れる長所かもしれない。
が、当然ながら問題点も沢山ある。
&bold(){・1つ目「移動方法」}
パラレルワールドは「平行世界」という名前のとおり、複数の世界が平行して存在する。
平行線は交わることがあるかと問われれば、答えはノーだ。
つまり、パラレルワールドには干渉できないと言われており、観測できない理由とされることもある。
&bold(){・2つ目「目的の世界への移動」}
平行世界を移動する際の最大の問題点。
これだけだと何処が? と思うかもしれないが考えてほしい。
冒頭で述べた通り、私達は常に選択をしている。
世界では人間だけでも60億を越えて存在し、動物や昆虫を含めれば膨大な数に及ぶ。
それが粛々と営みを続けるうちに、この瞬間でさえ何らかの選択が行われている。
それは我々が生活するこの世界に限ったことではなく、この世界に似た別の世界があるなら、そこでも選択が行われているであろう。
そんな膨大な世界から都合のよいものを見つけ出すなど、砂漠に落とされた針を探すような困難である。
このように繊細な平行宇宙で目的の世界に行くには0に近しい確率だ。
その中で移動を繰り返す内に自分の居た世界に戻れなくなって永遠に宇宙をさまようことになるかもしれない。
猿の惑星がそんな感じだ。
目的の世界に行くのは並大抵の苦労ではないのがお分かり頂けただろうか。
まあ、最近では「世界の強制力」なるものが働いて簡単には世界は変わらないというトレンドもあるのだが。
*■メタフィクション的に見る「パラレルワールド」
ここまでは実際の他世界解釈や創作作品におけるパラレルワールドの扱いを紹介してきたが、
それ以外にも創作作品の作品間の繋がりを指して「パラレルワールド」(そこから派生して「パラレル設定」)の用語が使われることもある。
例えるなら、宇宙世紀ガンダムシリーズのように、原作に相当するTVシリーズから派生したメディアミックスとして
漫画・小説・ゲーム等々の媒体で派生作品が山のように製作されている作品を例に挙げるとしよう。
当然ながら有象無象に発表されたそれら作品が必ずしも設定が全て同期されてるなんて訳はなく、
作品同士を照らし合わせれば必ず幾つかは齟齬が見つかるのが常となっている。
ガンダムシリーズであれば、顕著なのは[[特定の登場人物>ミネバ・ラオ・ザビ]]の扱いが丸々異なる『[[逆襲のギガンティス>機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]]』『[[ムーンクライシス>機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]』『[[UC>機動戦士ガンダムUC]]』辺りだろう。
すり合わせることができればそれに越した事はないだろうが、物によっては全く合致することが叶わない作品同士が鉢合う事もあり、
そういう時にお互いの作品同士の世界観の繋がりを指して「パラレルワールドに位置する」という認識が取られることがある。
中には「繋がっているが、パラレル」という若干誤解を招く言い回しとなった作品もある。
例えば特撮番組『[[仮面ライダーアギト]]』は設定などの部分に前作『[[仮面ライダークウガ]]』の用語が登場している続編なのだが、
「アギト」の物語と「クウガ」の物語の間には時系列などの部分で明らかに矛盾させている点が存在する。
つまり「アギト」の世界でも「クウガ」の事件は発生したが、『仮面ライダークウガ』とは一部が異なっていたということになる。
この『アギト』と『クウガ』の関係のように、前作とよく似た出来事が起きた後の世界を描いた物語を「繋がっているが、パラレル」「パラレルな続編」と呼称することがある。
また、当初は原作となった作品と世界観を地続きにした派生作品として制作されながらも、
その後の展開の是非によって「結果的にパラレルワールドの物語になってしまった」ケースも創作作品にはままある。
例を挙げれば、小説『[[青の騎士ベルゼルガ物語]]』は当初、『[[装甲騎兵ボトムズ]]』のシリーズから派生した同一世界の物語として展開していたが、
物語の進行につれて次第に作風や世界観の描写が本家から逸脱してゆき、結果本作由縁の設定は本編では採用されることはなく、
また『[[装甲騎兵ボトムズ 幻影篇]]』との設定の齟齬もあってか、原作は「ボトムズシリーズから分岐したパラレル」という解釈が主流となっている。
同じく、作者自身は『[[ウルトラマンギンガS]]』の前日談として描いた節が見受けられながらも、実際は数多くの設定の齟齬に加え、
極端なまでの作風の逸脱により、現状は大多数の読者からTVシリーズ本編とは繋がらない&font(l){[[黒歴史]]}パラレル([[レベル3バース>マルチバース(ウルトラシリーズ)]])として看做されている
『[[マウンテンピーナッツ]]』辺りもその代表格といえよう。
ただし、悪く言うと「設定違いや矛盾に対する免罪符」になりかねない為、「パラレルワールドが重要な要素ではないのに『パラレルワールド』とは何なのか」と疑問に思う人も多い。
「繋がっているが、パラレル」「結果的にパラレルになった」パターンだと、元となった世界観が実質的に無かった事になってしまうので、それに愛着を持っているファンに非難されてしまう事もありえる。(その世界観が作り込まれていると特に)
その他、元ある作品を別媒体で展開する際、ストーリーラインや設定などを大幅に変更・改変して発表された作品に対しても、元の作品と対比して広義のパラレルワールド扱いがなされる場合もある。
例えば『[[機動戦士ガンダム]]』に対する『[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]』など。
そういう意味合いではリメイク作品はパラレルワールドと見ることが出来、実際リメイク前の作品をパラレルワールドだとする、ないし示唆する作品もある。
リブートまで行くとパラレルワールドというよりは別世界・別宇宙という扱いになる場合が多いが。
マーヴル・コミックスの作品は「パラレルワールドが物語の前提にある」という方針で作られていて、例えば漫画版「スパイダーマン」と映画版「スパイダーマン」はパラレルワールドの別人という事になっている。
更には映画版でも「サム・ライミ監督版」「マーク・ウェブ監督版(アメイジング・スパイダーマン)」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ以降版」の3人はパラレルの別人である。
普通パラレル世界にを行き来することは(メタ的な意味も含め)できない作品が多いが、マーヴル系の作品は「次元ポータル」なる便利な存在のために、様々なパラレルワールドを行き来することが可能。
これを利用したものとしては多数のパラレルスパイダーマンが一同に揃った[[スパイダーバース>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]となる。
映画版ではなく元になったコミックス版では、元祖スパイダーマンである「本名がピーター・パーカー」というスパイダーマンすら数人被っているほど。
*■パラレルワールドを利用したフィクションの主な例
ここでは従来のパラレルワールドだけにあらず、上記の「設定・世界観の違いにおけるパラレル設定」についても述べる。
ちなみに「とある~」シリーズや「STEINS;GATE」シリーズのようにパラレルワールドはない、という設定の作品も存在する。
ただ、あくまでもその世界のパラレルワールドはない、という設定ではある((アニメと漫画という媒体の違いをパラレルとするのであればこれらの作品にも存在はすることになるため。))。
なお、本来「相対性理論」から生まれた言葉である「世界線」という言葉をパラレルワールドの意味で使うことがあるが、
これは『[[Steins;Gate]]』が元ネタである……というのは実はちょっと違い、
厳密にはSteins;Gateの[[世界線>世界線(STEINS;GATE)]]は、ジョン・タイターが持ち出した用語が元ネタとなる。
あちらではパラレルワールドの意味で「世界線(World line)」という単語を使用しており、
世界線をパラレルワールドの意味で使用するのであれば、意味合いが異なるSteins;Gateの世界線を元ネタとするのは間違いである((Steins;Gate内でのこちらの世界線の使い方はあくまでも元ネタのジョン・タイターに合わせた表記であり、作中では敵を欺くためのフェイク情報である。))。
**~ゲーム~
&bold(){・[[クロノ・クロス]]}
『[[クロノ・トリガー]]』の続編にあたる作品だが、前作とはかなり毛色が異なる事で有名。
主人公が暮らす「HOME」世界と主人公が過去に死んだ「ANOTHER」世界の二つを舞台とする。
前作におけるタイムトラベル要素も密接に絡んでいるため、かなり難解なストーリー展開と舞台設定となっている。
&bold(){・[[ゼルダの伝説 ムジュラの仮面]]}
前作『時のオカリナ』の登場人物が敵味方問わず現れる、どこか違う世界にリンクが飛ばされる。
現在ゼル伝シリーズの時間軸は3つがパラレルで動いているのが公式設定。
&bold(){・[[マブラヴ]]}
普通の学園モノエロゲと思いきや、終盤に異星人の侵略を受けて人類が存亡の危機に陥っているパラレルワールドにご招待。
超絶鬱展開&燃え展開の続編『[[マブラヴ オルタネイティヴ]]』はこのパラレルワールドが舞台となっている。
FD『マブラヴ ALTERED FABLE』も、オルタネイティヴともマブラヴ本編とも少し違ったパラレルワールドが舞台。
&bold(){・Fateシリーズ}
原点となる『[[Fate/stay night]]』で「並行世界を自在に渡り歩く魔術師」の存在が示唆されており、
『[[Fate/EXTELLA]]』や『[[Fate/Grand Order]]』で並行世界の詳細が語られ、(特に前者では)並行世界に関する事象がシナリオの根幹に関わっている。
詳しくは[[人理定礎/霊子記録固定帯]]・[[レイシフトAチーム/クリプター]]の項目を参照。
端的に言うと、Fateの世界では並行世界全てが一種の体のようなもので、その総量が定まっており、「絶対的支配者が君臨し、固定化された世界」など、
様々な要因で現在以上の発展の可能性がなくなった世界は「剪定事象」として、リソース確保のために消滅してしまう。
&bold(){・[[ひぐらしのなく頃に]]}
詳細は伏せるが、各編のそれらは全てパラレルワールドという設定。
しかし完全に独立はしておらず、意外な形で物語に作用してくる。
後発の『[[うみねこのなく頃に]]』も同様。
&bold(){・[[コズミックブレイク]]}
登場キャラクターの中には並行世界から来訪したロボが混ざっている。
というか本作の舞台となる『コズミックアーク』が平行世界・多重宇宙・別宇宙等様々な世界が存在するという設定になっている。
&bold(){・[[ポケットモンスター]]シリーズ}
ポケットモンスター本編シリーズにおいては、様々なパラレルワールドが描かれてきており、異次元空間に干渉するポケモンも存在する。
初代におけるゲームのバージョン違いも、同じように見えて微妙に違うパラレルワールドという設定が公式から説明されたことがある。
その他、詳細は[[こちらの項目>異世界/異次元(ポケモン)]]も参照。
&bold(){・[[スーパーロボット大戦シリーズ]]}
各作品は(直接の続編を除いて)パラレルワールドであるという設定。
これはスパロボ作品同士だけではなく、各原作世界とパラレルワールドという意味でもある。
本作に登場する版権キャラクターは唯一の例外を除き、全てパラレルワールドの存在であると言える。
[[ギリアム>ギリアム・イェーガー]]に関しては「パラレルワールドからOG世界に飛ばされてきた」と明言されている。
『[[30>スーパーロボット大戦30]]』の[[リュウセイ>リュウセイ・ダテ]]・[[マサキ>マサキ・アンドー]]も「[[ウッソ>ウッソ・エヴィン]]と[[甲児>兜甲児]]に会ったことがある(ウッソと甲児は逆にリュウセイ・マサキを知らない)」と、パラレルワールドに飛ばされたという説明がされている((なおこの4人の絡みが成立して後にクスハもリュウセイ達と同時間軸の存在である事が判明したので、αの時間軸から飛ばされたと分かる。))。
また、作品内でパラレルワールドの概念に深く切り込む場合もあり、本格的にシナリオに取り入れるようになったのは『[[A>スーパーロボット大戦A]]』からである。
&bold(){・[[遙かなる時空の中で]]シリーズ}
コーエー制作の女性向け恋愛ゲーム「ネオロマンスシリーズ」作品群の2シリーズ目。
現実世界の少女が突然「日本に似た異世界」に時空移動するというのが定番になっており、
シリーズ中でも3は「源平合戦」・5は「幕末」に関する実在の人物が複数登場するが、彼らはあくまで「並行世界の別人」として扱われ、架空の設定を多く持ち込まれている。
&bold(){・恋姫シリーズ}
アダルトゲームブランドBasesonの「[[真・恋姫†無双〜乙女繚乱☆三国志演義〜]]」や「戦国†恋姫 ~乙女絢爛☆戦国絵巻~」は、
前者は三国志の英雄たちが、後者は日本の戦国武将たちが女性のパラレルワールド(劇中では「外史」と言われている)が舞台。
主人公である北郷一刀や新田剣丞は現実世界から、「外史」と言われるパラレルワールドにタイムスリップしたという設定。
&bold(){・[[この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO]]}
並列世界の概念を大きなテーマにしている。
&bold(){・[[SUMMON NIGHT6(サモンナイト6)]]}
サモンナイトシリーズのナンバリングタイトル(+エクステーゼ)のキャラクターたちが、シリーズの舞台である「リィンバウム」から一つの異世界に集まるが、
同じタイトルのキャラは全て同じ世界から来ている、というわけではなく別の時間軸や平行世界から来ていることもある、という設定。
『3』を例に挙げれば、[[アズリア・レヴィノス]]を『3』の主人公達は軍学校の同期として認識しているが、アズリア当人は男主人公の世界から来ているので女主人公のことは知らない。
また、『2』や『4』の男女主人公は「同じ生い立ちで性別(と性格)が違うだけ」という存在のため、作中では平行世界の同一人物として認識されている。
&bold(){・閃乱カグラシリーズ}
3DSで発売された[[『真影』>閃乱カグラ -少女達の真影-]]を起点に様々な作品が存在するが、この真影と直接繋がった続編は存在しない。
雪泉や雅緋等が初登場する『SINOVI VERSUS』は、『真影』とは微妙に異なる結末を迎えた『紅蓮』からの続編であり、
後に3DSで発売された『真紅』は、『紅蓮』や『SINOVI VERSUS』等の設定を加えられた『真影』に近い別世界での物語である。
&bold(){・[[ネプテューヌシリーズ>超次元ゲイム ネプテューヌ]]}
各作品ごとに次元が異なるパラレルワールドという設定になっていて、基本的に直接繋がった作品の方が少ない。(一応、本編作品となる『mk2』→『V』→『VII』→『Sisters vs Sisters』という時系列の繋がりは存在する)
そのため、作品ごとに同名の人物でも細かい部分で差異点が発生しているという事が多い。
『V』は別次元設定が強く物語に絡むことになり、『mk2』の次元の人物達とは似ているようで異なる平行世界の人物が次々と登場する。
また『Sisters vs Sisters』では、未来世界のグレイシスター(マホ)の回想で後述の『ドラゴンボール』の項で述べる「タイムトラベルがパラレルワールドを生み出す可能性((この作品では、ストーリー上でマホが3人(トゥルーエンド含めば4人)存在しているというややこしい状態となっており、正史となるはずだった時間軸の未来からやってきた未来マホ(作中では主に「グレイシスター」名義)、渋々とマジェコンヌに従う代わりに彼女に生かされている現代マホ、そして未来マホがマジェコンヌに時空の狭間に突き落とされ1万2千年前にタイムスリップし、本編の時間軸まで眠りについた記憶喪失のマホの3人が登場している。メインで登場するのは主に3人目のマホ。))」を[[未来イストワール>イストワール(超次元ゲイムネプテューヌ)]]が述べている他、トゥルーエンドのルートで意図的にタイムパラドックスを引き起こす事によって、最終的には改変後の世界を正史としていく事になる(=本来歩む事になっていた平行世界が無かった事になる)。((未来イストワール曰く、「タイムトラベルの前例が無い故にパラレルワールドが生まれるか、タイムパラドックスの影響で『現在生きている世界』を含んだ時間軸が融合していくかは分からない」との事だが、結果的には後者のケースに収まることになる。ただし、その事を知っているのはネプギアとトゥルーエンドのマホしか知らない状態となっている。))
ちなみにクロスオーバー作品となる『メガミラクルフォース』ではパラレル設定を活かしたシナリオとなっており、無印トゥルーエンドの[[ネプテューヌ>ネプテューヌ(超次元ゲイムネプテューヌ)]]や[[「救世の悲愴」ルート>皆殺しルート(ゲーム)]]の[[ネプギア>ネプギア(超次元ゲイムネプテューヌ)]]と言った、本編の正史から外れているキャラが同一のゲームに登場している。
&bold(){・[[アイドルマスターシリーズ>THE IDOLM@STER]]}
主に765プロが主体の作品に該当し(大抵はコンシューマ作品)、理屈は上記のネプテューヌシリーズと同じだが、こちらではパラレル設定を活かした描写はされていない。
『2』では「もしもプロデューサーが入社するタイミングが1年遅かったら」というコンセプトが明かされているが、以降の作品ではこれと言ったコンセプトが明示されずに単にパラレルワールド扱いする事が多い。
開発スタッフによれば[[「どのアイドルも同じ世界観に存在している」という認識>https://www.inside-games.jp/article/2018/02/23/112972.html]]らしいが、特に[[秋月涼]]((彼は『DS』本編において「オールド・ホイッスル」を通じて立派な男性アイドルに覚醒したが、同じく「オールド・ホイッスル」に出演した事のあるアイドルにして涼を導いてくれた如月千早が『SideM』で話題にされないことや、デレマスのコラボで女装アイドルとしての出演、『スターリットシーズン』でも315プロに未所属らしき彼がNPCとして登場するなど、「元女装アイドル」という根本的な設定に揺れが生じている。))や[[961プロ>黒井崇男]]((961プロに入っていた頃は「プロジェクト・フェアリー」として活躍していた美希&響&貴音がその設定を実質的に無かった事にされていたのは勿論、登場頻度の多いジュピター(冬馬&北斗&翔太)も後発の玲音&詩花&亜夜(加えて元961プロ所属の奥空心白)と共演ないし交流したことがない点も大きい。その玲音や詩花も、初登場当初では共演がされずミリシタでようやく「ZWEIGLANZ」として共演したかと思えば、『スターリットシーズン』で亜夜含めて「DIAMANT」として初めてユニットを組むなど一定していない。))絡みの設定で混乱しやすい。
また、[[アニマス>THE IDOLM@STER(アニメ)]]から続いているアニメシリーズは上記の「繋がっているが、パラレル」という要素を含み、[[劇場版>THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!]]&[[アニデレ>アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ)]]&[[アニエム>アイドルマスターSideM]]はちゃんと世界観が繋がっているものの(特に[[ジュ>天ヶ瀬冬馬]][[ピ>伊集院北斗]][[ター>御手洗翔太]]は世界観の繋がりを示すのに一役買っていた)、[[ミリアニ>アイドルマスター ミリオンライブ!(アニメ)]]は様々な媒体に基づいたパラレルである事が明言されている。
主に、劇中でプロデューサー業に専念している[[秋月律子]]や劇場版の終盤で海外に旅立った赤羽根Pにパラレルの要素が見られ、前者は彼女もステージに立っており、後者は海外におらず事務所に在籍したままになっているという大きな違いがある。
&bold(){・[[最悪なる災厄人間に捧ぐ]]}
ヒロインが5つの平行世界を移動し、各世界の主人公や自分自身と関わり合うことで物語が進んでいく。
&bold(){・[[艦隊これくしょん -艦これ-]]}
書籍などのメディアミックスは基本的にはパラレルワールド扱いになっている。
というより一致しているのは「深海棲艦という人類の敵の存在」と「それと戦う事ができるのが艦娘だけ」という設定くらいで、艦娘の正体についてはメディアミックスごとに異なる。
なので艦娘は実際の艦船が転生した生命体のこともあるし、普通の人間が武装した存在のこともあるし、人造人間になっていることもある。&font(l){特に説明がないこともある}
&bold(){・[[アズールレーン]]}
書籍などのメディアミックスは基本的にはパラレルワールド扱いとなっている。
また、スマホゲーの本編では共通の敵である「セイレーン」への対応方針の対立がきっかけとなり第二次世界大戦と同じ構造で各国をモチーフにした陣営が
それぞれアズールレーン((連合国モチーフの陣営が所属))とレッドアクシズ((枢軸国モチーフの陣営が所属))に分かれて対立している世界観となっているのだが、
コンシューマ版のクロスウェーブでは、分裂が発生せずに「セイレーン」と呼ばれる存在に協力して立ち向かっている世界観となっており(本筋と関係のないイベントを除いた)シナリオでは本来見られない組み合わせの絡みが見られたりする。
実はその「セイレーン」もまた&font(b){「セイレーンと人類が共に戦ってなお勝てなかった”脅威”に滅ぼされた平行世界の未来」}から送り込まれた存在であり、
未来の力を持つセイレーンによる「淘汰」とそれに対抗する「進化」の繰り返しを続けさせ、”脅威”に対抗できるだけの「可能性」を育てるために活動している。
&bold(){・[[マリオ&ルイージRPG]]シリーズ}
『2』において大人のマリオブラザーズと、ベビィのマリオブラザーズが時間を超えて共闘したのだが、
続編の『3』にて、前作の主要敵の[[ゲドンコ星人]]と戦うサブイベントの際に「赤ちゃんの時に戦った(逆にいえば大人になってから戦ってない)」と話すシーンがある。
そのため3以降は前作で過去の人物として登場したキャラたちが、成長したパラレルワールドの話となっている。
……と思われるが、このシリーズの[[マリオ]]の性格を考えると単に「タイムスリップして赤ちゃん時代の自分と大人の自分が共闘した」という説明を省いただけかもしれない。
**~アニメ・漫画~
&bold(){・[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]}
「あべこべ世界ミラー」「[[入りこみ鏡/逆世界入りこみオイル]]」など、パラレルワールド然とした別の世界に入れるひみつ道具がいくつか存在する。
後者はパラレルワールドと呼ぶにはやや微妙か。
また、「もしもボックス」による「もしも○○な世界だったら~」の改変後の世界もパラレルワールドの一種であり、
『[[ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~]]』の関連作品として放送された「魔法使いのび太」では、「[[もしもボックス]]」は世界を改変する道具やパラレルワールドを作り出す道具ではなく、
&b(){現実世界(科学世界)のドラえもん達とパラレルワールド(魔法世界)のドラえもん達を入れ替える道具}として描写されている((原作『ドラえもん のび太の魔界大冒険』でも、「魔法世界はパラレルワールドになる」旨のセリフがある。))。
&bold(){・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]}
本作では[[過去改変]]は「本来の歴史を改変すると歴史が違うパラレルワールドが発生する」という設定が採用されており、本来の歴史である未来世界からトランクスが過去である本編の時代に来たことが理由で、パラレルワールドが発生している。(本編世界以外の平行世界が最低3つほど存在する)
原作漫画の続編とされる『ドラゴンボール超』の「未来トランクス編」は、過去改変で発生するパラレルワールドが重要な要素となって物語に絡む。
原作漫画のアニメ版である『ドラゴンボールZ』の劇場版は、一部を除いてアニメ本編及び原作漫画とは異なるパラレルワールドとされており、本編の時系列とは明確な違いが発生した世界になっている。
ゲーム及びアニメ『スーパードラゴンボールヒーローズ』の『監獄惑星編』では、『ドラゴンボール超』の孫悟空とは異なる別世界出身の孫悟空(孫悟空:ゼノ)が、同じ惑星に収容されて対面する。
ちなみに上記とは趣が異なるが、時系列は異なるが矛盾点が多く存在している『[[GT>ドラゴンボールGT]]』と『[[超>ドラゴンボール超]]』との関係性をパラレル扱いしている作品も存在し、『スーパードラゴンボールヒーローズ』では悟空に対してその旨の事をハーツが話している。
&bold(){・[[魔法先生ネギま!]]、[[UQ HOLDER!]]}
上記の『ドラゴンボール』と似たようなケースであり、[[主人公・ネギ>ネギ・スプリングフィールド]]の子孫を自称する未来人・[[超鈴音]]が登場する。
「一般には認識されていない魔法の存在の隠蔽によるトラブル」を未然に防ぐために、彼女は魔法の存在を広めよう暗躍し、一度はネギ一行を鈴音の目的が果たした世界に飛ばすものの、彼らが元の時代に戻った上に鈴音の目的を阻止する。
その後は元いた未来に帰っていくが、物語の終盤となる352話にて再登場し、魔法世界(=火星)の復興のために130年間封印された[[神楽坂明日菜]]を元の年代に帰している。
続く353話では鈴音がパラレルワールドを自由に行き来できる機械「渡界機」を作ったことが判明し、同話で彼女が述べた台詞も含めると、「超鈴音が元いた世界」「明日菜が封印された世界」「明日菜が帰ってきた世界(『ネギま!』本編の世界)」「魔法の存在がバレた世界」に分かれている。
『UQ HOLDER!』では更に「明日菜が帰ってこなかった世界」を舞台としており、こちらではダーナ・アナンガ・ジャガンナータという吸血鬼の始祖がパラレルワールドを観測できる能力を持っている。
主人公の近衛刀太は彼女によって上記の「明日菜が帰ってきた世界」というパラレルワールドを目撃している。
ちなみに「明日菜が封印された世界」と「明日菜が帰ってこなかった世界」が同一世界である訳ではないようで、ネギの最期に対して前者は「満足して逝った(=老衰?)」と[[130年後の(雪姫ではない)未来エヴァ>エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル]]が語っているが、後者はネギが[[父親>ナギ・スプリングフィールド]]同様にヨルダ・バォト(始まりの魔法使い)に憑依された((ただし、墓石に書かれている亡くなられた日はどちらも2065年6月12日となっている。))のに加え雪姫(=エヴァ)までもがヨルダに憑依されてしまう結果となっている。
ちなみに「超鈴音が元いた世界」がどうなっているかは具体的には明かされておらず、『UQ HOLDER!』の描写から『ネギま!』の世界線ではネギの配偶者が[[長谷川千雨]]になっているのが判明しているが、鈴音が千雨の末裔でもあるかどうかも不明となっている。
ただし、彼女の住んでいた火星は、ネギの時代から後に魔法世界が崩壊してしまう運命であり、「超鈴音が元いた世界」でも世界が崩壊してしまう事が示唆されている。
&bold(){・[[クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王]]}
本作のアクション仮面は「もう一つの地球」からこちら側に仕事で訪れている、という設定。
物語の舞台も途中から「もう一つの地球」を舞台に進んでいく。
&bold(){・[[エンジェル・ハート]]}
前作『[[シティーハンター>シティーハンター(CITY HUNTER)]]』の登場人物と世界観を引き継いでいるが、
実際はそれを元に作者が「兼ねてよりやってみたかった」というパラレルストーリーになっている。
というか、パラレルではない続編としてしまうと、原作ファンを激怒させてしまいかねないある設定が存在する。
&bold(){・アベノ橋☆魔法商店街}
トラブルに巻き込まれた主人公とガールフレンドが毎回どこか異なる馴染みの街に飛ばされる。
顔見知りの人物達も役割こそ違えど個性は共通。
&bold(){・[[地獄先生ぬ~べ~]]}
枕返しが「就寝中の人間の枕を返し人の魂をパラレルワールドに飛ばす次元妖怪」として登場。
郷子が標的にされ「宏と破局で独身のまま」「復活したゆきめがそのままもどってこなかった」「ぬ~べ~が廃人化」と、
彼女にとってあらゆる意味で最悪な結末を辿った世界線へ飛ばされてしまう。
除霊失敗により廃人と化したこの世界線ぬ~べ~は、郷子の背後にいるこいつに気付き、
彼女が別の世界から飛ばされてきた存在であることを看破した。
&bold(){・[[ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]}
劇中に登場する架空のアメリカ合衆国大統領にして、第7部のボスである[[ファニー・ヴァレンタイン>ファニー・ヴァレンタイン(SBR)]]の[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]、[[D4C>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]は、
物体と物体の間に挟まったものを並行世界に飛ばせるという能力を持ち、銃弾などを挟んで防御したり、自分を挟んで並行世界に避難したりできる他、
並行世界の自分に(全並行世界で一体しか存在しないという)D4Cを乗り移らせることで、致命傷を負っていても(並行世界の自分と入れ替わる形で)戦線に復帰することが出来る。
また、本作では「並行世界の同じもの(人・物問わず)が接触すれば対消滅が起きる」とされているため、並行世界の同一人物を連れてきて接触させ、対消滅によって倒すというえげつない攻撃も可能だが、
ヴァレンタインはそのスタンド能力のためか、並行世界の自分と接触しても対消滅しない体質(?)になっている。
&bold(){・[[バトルスピリッツ]] 異界見聞録シリーズ}([[少年激覇ダン>バトルスピリッツ 少年激覇ダン]]・[[ブレイヴ>バトルスピリッツ ブレイヴ]]・[[サーガブレイヴ>バトルスピリッツ サーガブレイヴ]])
異界グラン・ロロには、ゲートを越えて一部の地球の人間が時空を超えて来訪可能。
そこにきていた未来人によれば、未来の地球は環境破壊により人類が滅亡する未来だった。
その後、グラン・ロロの支配者[[異界王]]が異界と現代の地球を一度融合させたことで、地球が辿る歴史が変化。未来は、「環境破壊による人類滅亡はないが、異界魔族と人類が戦う世界」となった。
更に『サーガブレイヴ』では、魔族が人類を蹂躙する未来を良しとしない現代の人間が、[[12宮Xレア>十二宮Xレア(Battle Spirits)]]の力で「自分が人々を導く第3の未来」(パラレルワールド)を創造している。
&bold(){・[[遊戯王]]}
媒体によっては若干異なるものの大きく分けると[[原作の時間軸で>遊戯王R]][[続く世界>遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]と[[アニメの>遊戯王デュエルモンスターズ]][[時間軸で>遊戯王デュエルモンスターズGX]][[続く世界である。>遊戯王5D's]]
この分岐の条件はいくつかあるものの最も大きいのは[[一人の男性の生死である。>ペガサス・J・クロフォード]]
その人物は主人公たちがバトルを繰り広げるカードの生みの親という重要人物であるが、事情があったとはいえ敵として立ちはだかった人物であり
元々世界に影響を及ぼす人物だったが、その後の世界の行く末にも大きく左右する存在となっている。
**~小説~
&bold(){・航時軍団(The Legion of Time)}
ジャック・ウィリアムスンによるこの手の概念の古典SF作品。なんと連載は1938年というから恐れ入った。
科学の恩恵を皆が授与する「ジョンバール」と圧政者だけが利益を独占している「ギロンチ」という二つの未来があり、
この2つはパラレルワールドになるためお互いの干渉ができないし、存在も知らなかった。
この2つの世界を分岐しているのは、「1921年にジョン・バールという少年が道端で何を拾うか?」というもので、
&bold(){「ジョンバール分岐点」}というSF用語の元になっている。
&bold(){・戦国自衛隊}
自衛隊が戦国時代にタイムスリップしちゃうという一見トンデモなSF作品。
しかし、実際は正史との間に微妙なズレが生じているパラレルワールドである。
&bold(){・紺碧の艦隊}
「昭和」の太平洋戦争で命を落とした人物が、生前と似た後世(パラレルワールド)「照和」に転生する[[仮想戦記]]。
&bold(){・五分後の世界}
主人公が元々住んでいた世界とは5分だけずれたパラレルワールドにワープする作品。
5分ずれた世界は、第二次世界大戦で無条件降伏を受け入れず、連合国相手に抵抗を続けていて人口が激減している日本が存在するパラレルワールドとなる。
ちなみに、これと同じく「太平洋戦争で無条件降伏を受け入れなかった世界」を描いた作品として『[[日本沈没>日本沈没(映画)]]』でお馴染みの小松左京氏が描いた&bold(){『地には平和を』}があるが、こちらは[[過去改変]]ものの要素もある作品である。
&bold(){・ボトルネック}
恋人を失った主人公が、自分が元々生まれていなかったパラレルワールドに迷い込む。
自分が生まれていなかった方が事態が好転しているという、パラレルワールドならではの残酷さが目立つ。
**~映画・ドラマ~
&bold(){・[[ザ・ワン>ザ・ワン(ULTRAMAN)]](映画)}
主人公(兼悪役)が全パラレルワールドの自分自身を殺して全能の存在になろうと企む。
&bold(){・FRINGE}
シュタインズ・ゲート方式のタイムトラベルとパラレルワールドの存在を共存させている。こちら側の世界と同じ顔、同じ名前の人間がいるが異なる歴史を歩んだパラレルワールドがたった一つだけ存在し、互いにもう一つの世界にいろいろな方法で干渉することができる。一方でタイムトラベルによって過去が改変されると、二つの世界の歴史がともに書き換えられる。
放送当時の現代アメリカを舞台にした刑事ドラマであり、パラレルワールド間の移動やタイムトラベルをはじめとした超常現象はそのほとんどが現代の科学技術によって実現されているという設定である。
&bold(){・[[ドクター・フー>DOCTOR WHO(イギリスドラマ)]]}
言葉としては、新シリーズのシリーズ2で取り上げられる。
並行世界の英国は大統領制になっていて、飛行船が旅客機になっている。サイバス工業なる大企業がイギリス経済を牛耳っており、全世界に工場を展開している。
このサイバス工業の最高責任者ジョン・ルーミックが病から逃れるため、脳を移植し金属の体に埋め込んだ『サイバーマン』を開発する。
主人公のドクターたちはこの世界に迷い込みサイバス工業の陰謀を阻止するが、生き残ったサイバーマンは後に基本世界へ侵攻してくることとなる。
作品の世界観では、ボイドと呼ばれる空間を挟んで基本世界と並行世界が存在している。
シリーズ4ではこのボイド空間が何者かによって破壊され、複数の宇宙が丸ごと消滅するという危機を迎えた。
『ドラゴンボール超』での[[全王]]が暴走した、と言えばわかりやすいだろうか。
&bold(){・[[西部警察>西部警察(刑事ドラマ)]]}
ご存じ、石原プロモーション制作のド派手なアクション刑事ドラマ。
PART-Ⅰ(放送当時は無印)とPART-Ⅱ・Ⅲは繋がりのないパラレルワールドという設定が半ば公式化されている。
一番の違いは主人公の渡哲也演じる団長こと大門圭介の扱いで、PART-Ⅲ最終回で殉職したものの2004年に制作された「SPECIAL」では捜査課長として再登場。
これは「SPECIAL」がPART-Ⅰの続編として製作されたことが理由。
他にも理由なしで退場した刑事や大門の妹の設定が大幅に変更されるなど、パラレルワールド扱いにしないと説明のつかない箇所も多々。
**~特撮~
&bold(){・[[仮面ライダーディケイド]]}
現代では有名なパラレルもの特撮の一つ。
主人公がこれまでの歴代仮面ライダー達の世界……&font(b){「の」}パラレルワールドを巡っていく。そのため各世界は原作と微妙に異なる部分がある。
また、ディケイドのサントラにも「パラレルワールド」という題がある。
『キバの世界』以降はたいていこのBGMが流れると『スーパー説教タイム』となる。
ちなみに、このディケイドそのものの更にパラレルに該当する作品として
『[[小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~]]』が存在。
&bold(){・[[仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー]]}
『[[仮面ライダーエグゼイド]]』(及びゲスト出演した[[オーズ>仮面ライダーOOO]]・[[フォーゼ>仮面ライダーフォーゼ]]・[[鎧武>仮面ライダー鎧武]]・[[ゴースト>仮面ライダーゴースト]])世界と『[[仮面ライダービルド]]』世界はパラレルワールドとされ、世界融合による世界の危機がテーマとなっている。
これはビルドサイドの世界観が明らかにこれまでの「ライダーがいる以外は普通の現代日本」とは異なっているためと思われる。
ちなみに同様の措置は『[[宇宙戦隊キュウレンジャー]]』でも行われ、キュウレンジャー18話並びにVシネマでは本編世界から『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』(及び[[宇宙刑事ギャバンtypeG>十文字撃/宇宙刑事ギャバンtypeG]])の世界へと迷い込む形で他戦隊とのクロスオーバーがされている。
&bold(){・ウルトラシリーズ}
近年ではウルトラシリーズも「多次元宇宙マルチバース」としてパラレルワールドの設定を採用している。
元々ウルトラシリーズはその長い歴史の中で様々な世界観が作られ、同じウルトラマンが違う設定で登場する事も珍しくなかった。
(例えば映画「ウルトラマン物語」では、ウルトラマンレオや80がタロウよりも前に地球に訪れていた設定になっている)
それらの世界全てを「別の宇宙」と設定する事で、各作品の世界観を保ったままウルトラマン達が共演する事を可能にした。
詳細は[[マルチバース(ウルトラシリーズ)]]を参照。
また、『[[ウルトラマンマックス]]』はTVシリーズのエピソードは全てパラレルワールドという設定であり、
登場キャラクターの性格や立ち位置は同じだが、前後編の話を除いて各話に連続性はない(繋がっていない)とされている。
&bold(){・[[忍風戦隊ハリケンジャー]]}
終盤、[[ある人物が殉職>天空忍者シュリケンジャー]]したのだが、その後『アバレンジャーVSハリケンジャー』で何事もなかったように再登場し、
それ以降は[[他>海賊戦隊ゴーカイジャー]][[作品>手裏剣戦隊ニンニンジャー]]とのコラボでは彼が生存している世界線、ハリケンジャー単独の世界線では死亡したままと、二つの世界線が存在している。
&bold(){・[[機界戦隊ゼンカイジャー]]}
本作の第1話冒頭で、敵組織である[[キカイトピア王朝トジテンド]]によって(たった一つを除いた)[[歴代スーパー戦隊>スーパー戦隊シリーズ]]の世界を含めた全ての並行世界は機械歯車「[[トジルギア>センタイギア/トジルギア(機界戦隊ゼンカイジャー)]]」に封印されてしまう。
主人公こと[[ゼンカイザー/五色田介人]]の両親は平行世界に関する研究をしており、スーパー戦隊の存在を知ったことで「センタイギア」を開発した。
**~その他~
・&bold(){[[神羅万象チョコ]]}
各章ごとに前章と同一世界観の場合もあれば完全な別次元だったりするが、基本的に様々な世界が創世されたり滅ぼされたりしている。
『九邪戦乱の章』や『天地神明の章』では、別世界の人物を召喚するという展開が発生している。
『流星の皇子』の世界は、遥か昔に作られたある「世界」から星の数ほど発生して分岐したパラレルワールドのうちの一つの話と言う設定になっている。
・&bold(){[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]}
[[エピソード1>エピソード1(デュエル・マスターズ)]]の背景ストーリーにおいて、[[超獣世界>超獣世界(デュエル・マスターズ)]]のパラレルワールドとして、異次元の奥の世界である[[パンドラ・スペース>パンドラ・スペース(デュエル・マスターズ)]]の存在が描かれる。
このパンドラ・スペースが爆発して消滅した余波によって、パンドラ・スペースと繋がりを持っていた超獣世界に似たパラレルワールド(通称「DS世界」)が独自の生態系を確立させ、そのパラレルワールドがドラゴン・サーガ以降のシリーズの背景ストーリーの舞台となる。
これらのパラレルワールド以外にも、超獣世界の[[ある種族>コスモ・ウォーカー(デュエル・マスターズ)]]が本来住んでいたとされるまだ語られていないパラレルワールドや、[[超獣世界やDS世界の完全支配に失敗した種族>オラクル(デュエル・マスターズ)]]が完全支配に成功したIFルート的なパラレルワールドの存在が明かされている。
[[革命ファイナル>革命ファイナル(デュエル・マスターズ)]]の背景ストーリーのラスボスである終焉の禁断 ドルマゲドンXは、そのようなパラレルワールドの存在を全て把握した上でそれら全ての侵略を試みていた。
・&bold(){[[ヴァニシング・スターライト]]}
[[Sound Horizon]]のシングル。
「似て非なる地平」(カントリーマアムや[[ESP>ESP(ギター)]]が存在しない並行世界の現代日本)に住む主人公ノエルが、並行世界からやって来た謎のグラサン男[[Revo]]に導かれ、
Revoが連れて来た現実世界のミュージシャン達(元[[SIAM SHADE]]のドラムス等)とバンドを組んでメジャーデビューするという話。
シングルラストでは発売後に行われるサンホラ10周年記念イベントへの出演告知がされ、その後実際にノエルが世界の壁を越えそのライブにゲスト出演した。
またその後のノエルが登場する『[[Nein>Nein(Sound Horizon)]]』でも「並行世界」という単語が登場している。
ちなみにノエル自体に関してもその容姿や声から「[[イヴェール>Roman]]の並行存在」・「Revoの並行存在」なんて解釈がファンサイドであったりするが、
公式サイドから何も語られていないため真相は謎に包まれている。
追記・修正はパラレルワールドに行ってからお願いします。
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