冬月台地/Wintermoon Mesa(MtG)

登録日:2010/06/26(土) 17:48:54
更新日:2024/09/29 Sun 18:50:55
所要時間:約 2 分で読めます




冬月台地(とうげつだいち)はマジック・ザ・ギャザリングプロフェシーに収録された土地カード。レアリティはレア。


冬月台地/Wintermoon Mesa
土地
冬月台地はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2),(T),冬月台地を生け贄に捧げる:土地2つを対象とし、それらをタップする。

MtGにはフォールン・エンパイア、ホームランド、プロフェシーと所謂「弱い」エキスパンションが図らずも存在するが、プロフェシーに収録されたこのカードはその中でも屈指のカード。

勿論、駄目カードって意味で。

「能力は土地三枚使って土地を二枚タップする」の部分だけを切り取ると相手のマナ妨害カード、として強そうに見えるが…、

そのデメリットとしてタップ状態で場に出るくせに出せるマナは無色のみ。しかも能力起動コストに自身の生贄も含むため使用は一回こっきり。

単純計算でそのコスパの程は「土地一枚に4マナ*1:2マナタップ」になる。

…コスパが悪いにも程があるだろ!?。しかも無駄にレア。一体どうしろと…?。

噂では。
当時猛威を振るっていたリシャーダの港の調整版らしいが、だとしたらいくらなんでもやり過ぎである。
あちらの強みである最低限の土地としての働きはおろか複数回にわたる使い回しすらできねぇ。劣化どころかスクラップになったと言えるぐらい酷い。

そのあまりの弱性能から「マナを生む土地ではマジック史上最悪の土地」とまで言われた逸話を持つ。

一応使い道はない事もない。同ブロックに収録されていた「土地守」というクリーチャーの能力で使用後墓地に落ちた冬月台地を回収し、使い回す手が考えられた。
が、そのためには土地守の起動コストも含め、合計5枚の土地を常にキープしておかなければならず、冬月台地の効果が土地二枚しかタップしないので、状況的にはアドバンテージを大きく失っていると言わざるを得ない。
つか違うカードを使った方が早い。

ちなみにカードプールが狭いリミテッド環境でも活躍が見込めず紙レア扱い。
もはやフォローの仕様がない。

一応、タップインで無色であっても確実にマナが出るだけ《Sorrow's Path》と《リスティックの洞窟》よりはマシ。だったら基本土地なりダメージランド*2でも入れておいたほうが遥かに強いのだが。



以上の通り、微妙なカードだが、プロフェシーという微妙なエキスパンションに微妙なネタを与える事には成功していた。




追記・修正は土地1枚と4マナを支払って相手のマナ2枚をタップして満足できない方がお願いします。

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最終更新:2024年09月29日 18:50

*1 コストの土地一枚に3マナ、そしてタップインによる1マナ

*2 タップで無色マナ、さらにダメージを退化に2色の有色マナが出る