登録日:2026/05/31 Sun 14:57:45
更新日:2026/07/17 Fri 19:17:39
所要時間:約 5 分で読めます
■概要
『悪女矯正計画』とは『
小説家になろう』『カクヨム』にて連載されていた小説。
ブシロードノベルにより商業化されており、全2巻。
著者はさくたろう。
イラストは『
伝説の勇者の伝説』のとよた瑣織が担当。
コミカライズが2025年1月3日より『コミックグロウル』にて連載開始。
作画はおぎしろ。既刊2巻。
本作をおおまかにいえば、「悪役令嬢が逆行して破滅する未来を変える」という悪役令嬢モノの王道であるタイムリープもの。
しかし本作が他作品と違うところはタイムリープするのが悪役令嬢本人ではなく、悪役令嬢の被害者が過去に飛ばされるという点。
そして悪役令嬢の被害者である主人公が二度と被害を受けないように、幼い悪役令嬢をまっとうな善人に育てようとするところが本作の見どころ。
そのうえでどうしてヒロインは悪女に育ったのか、なぜ主人公は過去に飛ばされたのか、それらがストーリーに絡みだす。
■あらすじ
宮廷魔法使いアーヴェルは、政治的対立により敵対していた皇帝の愛人セラフィナに、ある日突然殺される。
そして次に目覚めた時、なんと13歳の自分に戻っていた。
戻ったのは、かつてアーヴェルの兄ショウと婚約していたセラフィナの、まさに婚約を告げる食事会の場面だった。
まだ悪女になる前の幼いセラフィナを見て、アーヴェルが思いついたのは、この少女を真っ当に育て上げ、自分の命を守ることだった。
(公式より引用)
■主な登場人物
本作の主人公。皇族の血を引く魔法使い。23歳→13歳。
父親が先代皇帝だが、その死の際に叔父に皇子の座を奪われ資源が貧しい土地に飛ばされた。
なので王都にいる皇帝一族との区別と軽蔑を込めて北壁のフェニクス家と呼ばれる。
彼の母親が兄ショウの母から皇帝を奪ったと考えており、ショウに恨まれているんじゃないかと思っており、それが負い目となり兄弟間が上手くいかなかった。
そのため実家にいることが苦痛で女遊びとギャンブルにハマり、女の家に泊まり歩くクズ男に成長した。
1回目の世界ではセラフィナと政治面で敵対した挙句、殺されてしまう。
2回目の世界ではセラフィナを淑女に成長させようと交流していき、そのうえで悪女に成長したきっかけはショウに先立たれたからだと考え、ショウとの接触を増やす。
その結果ショウとの関係は改善され、さらには成長したセラフィナに好意を抱くようになるが……。
本作のヒロイン。ショウの婚約者。9歳。
魔法使いの一族に生まれながら非魔法使いであったことから家族や使用人にいじめられる生活を送っている。
1回目ではショウの婚約者となっても政略結婚ということもありそこまで親密になることもなく、
そればかりか婚前に暴漢にレイプされたあげく、ショウは戦争に行って帰らぬ人となってしまう。
そして初恋の人であるアーヴェルの婚約者にはなれたものの、アーヴェルはセラフィナの相手をしないばかりか別の男に婚約者を押し付けて破談にしてしまう。
これらの境遇から人生に絶望していたところに魔法が目覚める。
結果「力こそが全て」と悟り、自分の容姿の良さを活かし皇帝の愛人になり自分の欲しいものはなんでも手に入れ、そして気に食わない者は処刑する悪女となってしまった。
2回目の人生ではアーヴェルの介入もあって正統派なの美少女に成長。
しかしショウの婚約者でありながら、自分に親身で環境を変えてくれたアーヴェルに心惹かれていく。
アーヴェルの兄。18歳。
先代皇帝の息子だが非魔法使い。そのかわり商才や統率に優れている。
そのため現皇帝ではなくショウに皇帝になってほしいという声が国中から聞こえているが、無視している。
アーヴェルは自分の母親がショウの母から夫を奪ったと考えているが、ショウとしてはあくまで両親は合意の上で娶ったと考えているので、弟が思うほど憎んではいない。
どちらかといえば両親を失い幼くして北部に追放されてきたため、唯一の肉親を守らねばならないという気持ちの方が強かったらしい。
1回目の世界では戦争に行き、2回目の世界では強盗に入られ殺されるなど、死の運命が迫る。
セラフィナの2番目の兄。妹をいじめている。
これは単に妹が非魔法使いだからというだけではなく、妹が生まれて間もなく母が死んだから妹のせいと考えているからである。
だが根は真面目で優しく、セラフィナに本当の危機が迫った時は助けている。
天才魔法使いの少年。
飛び級で魔法学園を卒業し、宮廷魔法使いになった天才。
アーヴェルのことを気に入っているようだ。
現皇帝の息子で、アーヴェルの従兄弟。
社交的な性格で人当たりがいいが、ショウをライバル視している。
■用語
本作の世界では魔法が使える人が生まれる条件が判明していない。
魔法使い同士の婚姻だと確率が上がるとされているが、それでも絶対ではないのだ。
しかしシャドウストーン家のみが例外で、産まれてくる子供は全員魔法使いという特殊な家系。その理由こそがこの呪いである。
実はシャドウストーン家には「魔力を貯めこみ、それを与える魔道具」が家宝として伝わっており、非魔法使いが生まれるとこれを使い魔力を与えてきた。
しかし与える魔力は貯めこむことは出来ても生み出すことは出来ない。そこでこの一族は魔法使いを秘密裏に殺害し魔力を奪ってきたのだ。
なのでこの魔道具には何百人分の魔力と同時に何百人分もの魔法使いの憎しみも貯めこんでしまっており、魔力を与えられると同時に呪われてしまう。
この呪いとは「精神を壊す」というもの。
セラフィナが悪女になってしまったのは境遇もあるが、この呪いをかけられて心が壊れてしまったのが大きい。
追記・修正お願いします。
最終更新:2026年07月17日 19:17