(それぞれ「むくろ」と「みのり」と読む)
キグナ海南岸の農家の間で度々みられる信仰。所謂多神教的な信仰のうち一つの神を信仰するという形を取り、円環の諸宗教の一つ。教義は「万物は大地へと還り、我らを助ける恵となる」といもの。どんなものでも大地に還せば恵となるという信仰を持っており、人も獣も魔物も何でもかんでも地面に埋める。その性質上魔物に対する隔意が少ない。骸と実の神というのはかつて死して地へと還ったことにより多くの人々を助けたとある獣のことを指す。実際のところその獣は殺された魔物であったためある種の魔王崇拝に近くもあるのだが別に魔物を復活させるつもりも魔物を助けるつもりもさらさら無いため魔王教団的な実害はない。土葬の風習を持つため死霊の王全盛期には多くの数を減らしたが、どうにか滅ぶことは免れ現在へと続いている。